『刻印を刻む作業は完了したけど、まだ全部の行程が終了したとは言っていないわよ? アンタ、海臨学校の時、物欲しそうに搾乳牢を見ていたでしょ? 本来ならば此処ではやらないけど、特別にやってやるわ』
「え……?」
その言葉の直後に今度はまた別のアームが視界に飛び込んで来た。また、別の注射器が装備されたアームだ。その注射器の針は立っている乳首へと注入される。
「ん♡」
——か、身体が熱くなって来た……♡
『仮に貧乳でも、一時的に母乳が出易くなる薬よ。副作用で感じ易くなる……まぁ、媚薬って奴ね。効果には個人差はあるけど、何故か私には効果が薄いのよね……』
そうこう言っている間に入れ替わる形で別のアーム……半透明のカップ状のモノが現れる。
かつて、遊獄館の地下で見た搾乳する為の器具、搾乳機だ。カップの先には管が伸びており天井へと続いているのが見えた。
「うっ、胸が張って来た……♡、」
——で、出ちゃう……この、ヒリヒリした感覚、も、もう少し……味わっていたい……けど、……♡
アームが簪の張った胸へと迫り搾乳機が取り付けられた。吸盤の様な吸い付く感触が敏感になって感じられる。カップ越しに見える乳首もフルフルと震えている。
『まぁ、最初は簡単には出ないから……』
そして、再び登場のハンドアーム。
ハンドアームは簪の胸を横から掴み力を込めて文字通り搾り始めた。最初のマッサージとは違い、文字通り力を込めて搾っている。
「ん゛♡ んんッ♡」
そして乳首から真っ白な母乳が滴り始めた。手で絞って母乳を出す。まるで牛の様だ。
——絞られて……き、気持ち良い♡ もっと、もっと……母乳が出るのがこんなに気持ち良いなんて……♡ 神楽や彼女達が悦んでいたのも分かる……♡
そのタイミングで搾乳機の吸引が始まった。風呂の栓を抜いて水を抜く様な勢いで吸引されて行くのが丸裸にされ敏感になった乳首に晒されている。
「あっ♡いッ……♡ んっ、んんっ♡ああ、乳首ッ‼︎ いっぱい、いっぱい出りゅうううう‼︎」
それに合わせて胸を交互にハンドアームで搾られ薬品の影響か乳首から母乳が噴出する。一気にカップ内に白い母乳が溜まり管を通って天井へと吸引されて行く。
『薬が効きやすい体質なのかしらね? 最初で此処まで出るとはね』
——乳首ッ‼︎ 嬲られて、イクっイクッ‼︎
「〜〜〜〜〜〜ッ‼︎」
言葉にならない絶頂の声を上げた。無論、この部屋も防音対策は取られているのでご近所さんに迷惑はかからないように対策されている。
交互に搾られ母乳を噴出するのを繰り返しどれくらいの時間が経過したか分からない程、続いた。
「ハァ……ハァ……♡」
搾乳機及び、胸を搾っていたアームも退却して行く。残されたのは絶叫しながら絶頂し母乳を搾り取られた簪であった。
『はーい、初めての搾乳体験。どうだったかしら? 最初はイッて気絶したみたいだけど、今じゃ意識は保っているわね。ま、かなりのお疲れの状態ね』
「…………」
『さてと、本来は無い教育を割り込ませたから時間を使ったけど、いよいよ最後の行程よ。と言っても、大変なのは私達の方だけどね。アンタはリラックスして寝ているだけで良いわ』
「…………?」
搾乳は受ける方としてはかなりの体力を使う。その為、今の簪には疲労故に聞き返す余力は残されていない。
次に現れたのは透明なマスク状の物体だ、口元を覆い尽くしマスクの先には管が伸びているのが分かる。それは酸素マスクと呼ばれる様な構造と言えた。説明も無くそのマスクが簪の顔に装着された。
『そのマスクから睡眠ガスを流し込む。悪いけど初日は此処で眠ってもらうわ。安心して、起きる時はアンタは……独房だったわね。此方側で運んでおくから安心して良いわ』
その言葉の直後、冷たい大気が口の周りに漂い始めた。ユリエが言う睡眠作用を誘発させるガスなのだろう。
睡眠ガスとは良く言ったモノで急激に眠気が襲って来た。身体の力は抜けて抵抗も出来ずに瞼が閉じられ、深い眠りへと落ちて行くのであった。
『メイド長。対象が寝付きました。さっきの噴乳と言い薬が効きやすい体質かも知れませんねー』
別の部屋のオペレーターの声が聞こえてくる。
「御託は良いわ。直ぐに『防腐処理』を始めるわよ。3人居る上に、『電脳空間フロア』のアプデに人手取られているんだから徹夜を覚悟しなさい』
『えー、メイド長。ただでさえ小っちゃいのに夜更かしすると背が伸びませんよ』
「うっさい。成長期は
その件はもはや見込みは無いと言って良かった。悔しいかな、色々試したが結局、骨折り損の草臥儲けに終わった。素直に自分の体質を恨んだ事もあった。
『でもでも、小さい身体なら庇護欲とか唆られません? 或いは支配欲とか』
「
普通に問題発言なのだが、指摘する者も居ない。常識と言うのは相対的なモノで曖昧な存在だ。
ぶっちゃけて言ってしまえば常識なんてモノはくだらない『レッテル張り』と大差ない概念に過ぎない。
『あー、ご主人様って変に意固地ですからねー』
「だからこそ、おちょくりがいってもんがあるのよ。無駄話は此処までよ。私もそっちに行くから、暇している医療係も全員駆り出す要請を掛けなさい」
『分かりました、メイド長〜』