※この作品はR-18です。

ストラトス・デザイア   作:夢現図書館

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 ビットゲームメーカーが面白すぎて投稿が遅れました。


耽溺 Ⅰ

 

 

 

 

 

 和奏はゲッソリした気分の中、目覚めた。

 

 

 

「あったま痛ぇ……‼︎」

 

——……。

 

「「……すー、すー……」」

 

 収監棟では無い何処かの部屋。キングサイズのベッドの上で和奏は目覚めた。

 両サイドから柔らかい上に暖かい感触を感じる。見やれば右側にはリデア、反対側にはフィウが腕を絡ませて抱き枕に抱き付く形で寝息を立てているのが見えた。

 

——……あ、脚の感覚が無い、つー事は寝ている間に脚をぶった斬られたな⁉︎

 

 膝から先の感覚が無い。となれば、知らぬ間に両脚を切断されたと言う事であった。かなり物騒な事ではあるが日頃から腕なり脚なり内臓なり吹っ飛ぶのが学院の日常。無論、和奏も例外では無い。

 

「ん? 書き置き?」

 

 シーツの上に複数の書き置きが置かれていた。置かれていると言うよりもばら撒いていると言った乱雑な置かれ方だった。

 

『ガイア様の命令でアンタには意地でも休んで貰うわよ‼︎ byユリエ』

 

「……昨日、メイド軍団が押し掛けて来たから察しとるわ……‼︎」

 

『あ、溜まっている書類案件とかは全部、私達で処理するから安心して良いよ、弟君ッ‼︎ by姫舞』

 

「1人1人、バラけて持って来ているのか?」

 

『気付いていると思われますが、ご主人様の右脚はリデア様、左脚はフィウ様がお持ちですので、休息が終わるまでお待ち下さい by廻空』

 

「そんな気がしとったわ‼︎」

 

『後、例の男性操縦者が何かやろうとしているみたい dy 蔡歌』

 

「……あぁ? 何企んでんだ? まぁ、大した事は出来」

 

『蔡姉、蔡姉。ドクターのトコにアレ(名前忘れた)が行ったよ? dyうにーっ』

 

「何で書き置きで会話が成立しているんだ……。と言うかコレは書き置きでも何でも無いだろ」

 

『はぁ⁉︎ 道理で面倒な仕事が追加された訳⁉︎ byユリエ』

 

「書き置き同士で会話を成立させんな⁉︎ つーか、レーキュ(あのクソヤロー)がまた何か企てていんのか⁉︎」

 

『大将は気にせんでもええでー。そんな事よりもボロ儲けの方でホクホクに期待しぃや〜 by乙音』

 

「この流れで出来るかッ‼︎ だから、どうして書き置きで会話が成立するんだよ⁉︎」

 

『そんなにツッコみを入れて大丈夫なのか? byシェニー』

 

「だから何故、書き置きで会話が成立するんだよ⁉︎ そんなに俺は分かり易いのか⁉︎」

 

『分かり易いわdyユリエ』

 

『分かり易いかなdy 陽炎』

 

『分かり易いよ〜dy姫舞』

 

『分かるなと言う方が無理がありますね dyレーキュ』

 

『(/・ω・)/ dyうにーっ』

 

「予想されてたよ⁉︎ あと、レーキュ。テメーは後でコロス」

 

 

 

 

 

 

◯

 

 

 

 

 

 

「確か、この区域の筈よ……」

 

「……此方の収監棟は使われていないみたいですわね。ならば心置きなく戦えますわ」

 

 鈴音とセシリアの2人は受付担当の囚徒から件のターゲットが最近目撃された収監棟に到着した。この区域の収監棟に収監されている囚徒は居らず空きの棟であった。つまる所、避難誘導(避難するとは言い難い)や二次被害(知った事では無い)の考慮はしなくて良いと言う事だ。

 コレがIS学園であればやれ避難だの教員部隊投入の為の時間稼ぎだのある意味、面倒な事になるのだが、その心配は無いだろう。

 

「さて、先に受注したって言う囚徒は誰かしらね?」

 

 もし戦闘が既に始まっているのであれば破壊音やら戦闘の余波による轟音等が響き渡る筈だ。それは今、聞こえない事からまだ接敵はしていないと言う事になる。

 

「IS学園側の生徒達もCPは欲しい事でしょう……しかし、この刑務作業の内容を考慮するとかなり限られますわね」

 

 この学院ではCPの残高で出来る事が変わって来る。花の女子高生だ、遊びたい者も多い。そしてこの学院での生活ではCPが多い程、良い。だから高額なモノを求めたい。

 しかし、このデザート?を排除する刑務作業の難易度を考えると自前のISを持たない一般生徒では危険だと思われる。何せ、ISの使用が無条件で許可される時点でかなり荒事が予想されるのだから。……デザート相手に其処まで事を構えなければならない事態に関して未だに疑問点は残るのだが、此方の常識は通じない事を知っている為、其処の点は突っ込むのは止めた。

 

「……1組の四十院とボーデヴィッヒ、あと4組の更識 簪かしらね?」

 

 考えられるのはやはり専用機持ちの生徒。彼女達ならば普通に有り得る話だ。

 

「或いは……五稜監獄学院側の生徒達、ですわね」

 

「そっちの方が確率高いんじゃない? 比率差があり過ぎるし」

 

 合流しない限りは答えは出ない為、取り敢えず捜索を開始した。自分達が先にターゲットであるデザート?を発見し撃破してしまえば、その人には悪いがその分、自分達に上乗せされる。

 

「そもそもデザートが逃げるだなんて、正気を疑う内容よね」

 

「ええ、正直そんな馬鹿なと言いたいですわ。しかし、受付の人は慌てる様子もなく普通に答えていましたから……日常的な事なのでしょうか?」

 

 しかもISの使用を許可するだのと言い、かなり物騒な事である。どれほど、警戒しているのだろうか?

 

「……ん、セシリア。何か……音がするわよ?」

 

「ええ……そうですわね」

 

 静寂な収監棟に物音が聞こえて来る。

 

「構えておいて、損は無いわ。『甲龍』‼︎」

 

「『ブルー・ティアーズ』‼︎」

 

その音が徐々に大きく鮮明になって聞こえて来る中、2人は制限解除され完全展開出来る状態の自身の専用機を展開し戦闘姿勢を整える。その直後、何か重いモノが跳ねるような音が響き、壁の一部を倒壊させてソレは現れた。

 

 

 

 

『あま あまぁ?』

 

 

 

 

 

「何よ……アレ……?」

 

「ロールケーキ……?」

 

 輪切りされたロールケーキ。

 その一言に尽きた、が。問題はその大きさであった。輪切りされた断面図からはイチゴの果肉が見えるのだが、どう考えても人間大の大きさがあり鈴音もセシリアも其処まで巨大なイチゴを見た事が無いし、現実的に考えても有り得ない大きさだ。

 

『あまぁ すきぃ?』

 

 ボゴボゴと言う音を立てて、ドロドロのクリームが滴る腕と手の大きさがアンバランスな両腕が断面図から生えて来た。かなり奇怪な姿をしていると言えた。

 

「ねぇ、セシリア……まさかと思うけど、アレが……標的?」

 

「デザートが逃げたとは言いますが……これは常軌を逸していますわッ……‼︎」

 

『どう ぞぉ』

 

 然もロールケーキがどうやって喋っているのか理解が及ばない中、そのロールケーキは白いクリームの塊を放ち鈴音とセシリアへと向けて襲い掛かって来た。

 

 

 

 

 

 








『インドゥルジェンス』

 怪の災害類がL。
 輪切りされたロールケーキに飴細工の細身の腕にクリームが滴る指先の両腕が生え、ロールケーキの上に小さなウサギらしき生物が乗った姿をしている。
 赤ん坊の様な片言の口調をしている。見た目通り甘いモノを好んでいる様だ。

 進化適応すると巨大なカップケーキか三段重ねのチョコホールケーキを思わせる姿を取り2段目の段には黄色く光る2つの目と思われる物が覗いている。周囲にはフォーク、体にはポッキーらしきモノ、リボンが追加され宛らドレスを纏う淑女の様にも見える。
 1番上にはハットを被っているのが分かる。適応前姿のロールケーキだった部分は背中方面に移動しており、両腕を拡げる聳える姿勢から何処となくリスを思わせる。
 実は顔に見える部分は胴体で本当の顔は分かり難いが1番上の帽子の下に耳らしきモノを伸ばし赤い目を光らせているウサギらしき物体が顔である。(アイコンでもこのウサギ部分が映されている)
 此方ではハッキリとした口調で喋り災害類らしく『甘いモノ』以外、不要だと断言している。



 クエストは超ディザスター級のみ。
 メインギミックはワームとポイズン。
 ボスであるインドゥルジェンスは3ゲージしか無いが膨大なHPに加えて、ダメージ軽減や高い防御力、挙げ句の果てに激烈な効果のカラーゲイン(赤と緑のパネルを破壊するとHP回復)を備える不落の布陣となっている。
 指定されたギミックパネルを一定数破壊する事で、効果を解除出来るが、火力不足やカラーゲインに引っ掛かると即死行動までの猶予が足りなくなる。
 道中、ボス含めて全てが高威力の固定ダメージ(それでも超ディザスター級の中ではまだ控えめな部類)。
 防御力なんて意味が無いので耐久するならアビ、リーダー、バクマ込みで20万程のHPを確保するかダメージ軽減が欲しい所。(バリアと言う手もあるが、大半が連続攻撃なので割とあっさり剥がされる)

 とてもそうには見えないが種族がデーモンとUnknown。何処にデーモン要素があるのか分からないが、クラフィの登場人物の面々に種族云々を訊いても野暮な話か。

災害類(クラッシュフィーバーのユニットの1種)の紹介は?

  • 欲しい
  • クラファーなので不要
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