敵地のど真ん中。
危機的状況で尚且つ、武器も無い状態で望まなければならない。それがどれ程の精神的負担を強いるかは本人しか分からない。だが、もう後には引けないのも実情だ。
「また変な場所に出たわね……」
今も稼働しているのかベルトコンベアと思わしき設備がある大部屋に辿り着いた。コンベアと言っても天井にあり、その下を金属のフレームが吊るされて運ばれる形式の様であり、ゆっくりとコンベアのレーンに沿って移動し続けている。
「……何、あのフレーム」
形状から枠を折り畳んで中に留めると言った用途に思える。もう此処まで来たらどう言う使い方か概ね予想出来るのが怖い所。
コンベアの経路はは部屋の中央付近で巡回した後、部屋の壁の天井付近にある横穴から別の部屋に運送される様だ。
「何はともあれ、趣味の悪い部屋ね。……用途を考えたくは無いわね」
「お嬢様、困った事になりました」
「虚ちゃん、どうしたの?って、げ……」
入って来た方の出入り口は普通であったが先へ進む為の別の出入り口はまた例の金属探知機のゲートになっていた。もう普通の金属探知機とは言えないのは先程の一件で分かった為に、潜りたくは無い。
今度はどんな物を装着されるか分かったモノでは無いからだ。
「あの金属探知機のゲートはこの組織の構成員以外が潜ると自動的に無力化させる装置みたいです。逆に戦闘員であれば何事もなく通過出来るみたいですね」
そう言いながら虚は金属探知機ゲートを往来して見せる。……特に何も起こらなかった。虚は実に変態的な格好をしているが一応、システムは構成員として認知している様だ。
「此処から先に進めないと言うのはそれはそれで問題ね……。最初は簡単に外せる拘束だったけど」
「素手で解けない、それこそ鍵やそもそも特殊な道具でなければ外せない類であると、大変危険です」
次も問題無く解放される拘束とは限らない。より複雑でそれこそ鍵が必要な類であれば確実にアウトだ。
「……と、なりますと」
虚はそう言い視線を向ける先には入って来た時に見えた大型のコンベア設備であった。アレを使えば金属探知機を使わずとも隣の部屋なりに移動出来る。
楯無は身体能力が高いとは言え、一息でこの高い天井近くまで跳び上がれる程の超人では無い。
「……アレ、よね」
部屋の中央には仕分け場の様な構造でコンベアの高度が下がっており巻き込み等の怪我防止の為かその箇所のコンベアの上の部分は迫り出した天井で覆われている。近くには据置端末があり、一時停止や運行再開と言った項目が並んでいる。
丁度、1つのフレームが降りて来た所でコンベアレーンに動きを一時停止させた。
「こうなれば、コレを使って進むしかありませんね……」
フレームはやはり折り畳み式で、形状から人間をこの中に留めて拘束する為の拘束フレームだ。進む為には此処で拘束されるしか無い。
フレームを開き手探り状態ではあるが腕や首、脚を通す場所に入れてフレームを閉じる。構造としては開脚された上に腕を頭の横に添える晒し台の様な姿勢で固定され、身動きを完全に封じられた。
「向こう側の部屋にも同様の構造になっている筈です。降りて来た所で外しますので、それまでご辛抱を」
「分かったわ……」
——コレ、思った以上に動けない。完全にオブジェクトにされてしまった気分ね……それに、脚も閉じられないし腕も動かせない。脇も締められないから、弱い所全部、隠せない……‼︎
再び稼働を開始して楯無を拘束したフレームもコンベアに流される形で移動を開始した。部屋の巡回するコースを辿った後、天井近くにまで高度を上げ、壁際の穴を介して隣の部屋に送られる。
「……な、なっ⁉︎」
隣の部屋に移動した時、まず最初に見えたのはピンク色の液体が満たされた水槽であった。経路からするとその水槽に首から下を浸しながら進む順路になっている様だ。
——あ、アレ……明らかに浸っちゃマズい奴なんじゃ……⁉︎
見た目からして危険だと感じて暴れるもフレームはガッチリと楯無を拘束して抵抗を封じている。そして運ばれる楯無はその水槽の中に足先が浸かり一気に首から下が液体に浸かる。
「な、何これ……⁉︎」
——か、身体が熱くなってきた……ま、まさか……噂に聞く、媚薬⁉︎
水槽の中を漬けられながら進む。開脚されている為に陰唇から液体が侵入する事を拒む事が出来ない。そして、身体が徐々に火照って疼き始めて来た。
「あ、熱い……こんなの、ううッ」
——薬の耐性はあると、思ったのに……こんな……♡
大部屋全体が媚薬プールの水槽内を巡回した後、次の部屋に輸送される楯無。
「あ、来た来た‼︎ 間抜けな侵入者が運ばれて来たわよ〜‼︎」
「皆〜、直ぐに準備して〜‼︎」
——な、なッ⁉︎
次の部屋も大部屋であった。白い照明に照らされた比較的、清潔な空間の印象がある中、楯無の耳に入って来たのは女子達の声。
コンベアの順路近くに列を成して立っている彼女達は虚と同じ黒を基調とした秘所丸出しのハイレグスーツにロンググローブ、サイハイブーツの戦闘員姿であった。
コンベアの動きが、彼女達の立つ場所の位置で急に低速となり、そのタイミングで戦闘員達は重い思いの道具、電動バイブと言った淫具を手に取り楯無の周りに集まる。
「ちょ、あ、貴方達⁉︎ な、何をするつもり⁉︎ ひぃん♡」
「アナルから始めるわ」
「ちょ⁉︎」
「私は乳首からね。媚薬プールのお陰で勃起が早いんじゃない?」
——止めッ⁉︎ っつっ♡
火照った体に電動バイブの振動が乳首と秘所に向かって当てられる。それだけで敏感になった肌に電流が走ったかの様に身体が反応した。
「あ、感じてる感じてる〜。ほらほら、こう言うのが好きなんでしょ〜?」
「ちょ⁉︎ 胸を、触らないで……♡」
先端が出て来た乳首をコリコリと弄られ始める。媚薬に浸された為、普通よりも感じ易い。
「くっ、こ、こんな事をしてっ♡」
——ち、乳首を触られて弄られただけで、こんな……ま、マズい。コレを続けられたら……♡
「はいはい、乳首ばっかり意識してちゃダメじゃない」
「んほおッ⁉︎」
情けない声が思わず出た。開脚された真下から大きなディルドが膣内へ向けて突っ込まれたからだ。同時に振動音と共に中でゴリゴリと拡張する様に畝り始める。
「ら、だめッ♡ ぬ、抜いてッ♡ 今すぐに、抜いてッ♡」
「ばいば〜い」
「次の方〜ってね」
コンベアは流れて行き、別の戦闘員が待つ場所に流される。
「いらっしゃあ〜い。それじゃあ、始めましょうか〜。本音〜、持って来て」
「てひひ、了解なのだ〜」
「えっ……?」
押し寄せる快感に沸騰しそうな頭を動かして視線を動かす。その先には戦闘員姿の布仏 本音の姿があった。着痩せするタイプであった為にその胸を惜しげもなく曝け出している。
楯無を見ても拘束されているのが楯無だと理解していない様子が見て取れた。
「ほ、本音ちゃん♡ 目を覚まして‼︎」
「それじゃあ、コレで一気にトドメを刺すのだ〜」
「い゛ッ⁉︎ちょ、これ♡ 止めて⁉︎ バカに、なりゅ♡」
楯無の声は全く届かない本音が楯無に取り付けたのはニップルドームと呼ばれる乳首を重点的に責める器具であった。シリコン状の毛細の様なヒダが絶えず責め続け、休む暇を与えない。
「胸ばっかりじゃあねぇ〜?」
「あっ、ぁんっ♡ あぁ、っ、あ、ぁぁんっ♡ んんっ、んはっ、とめ、ぁぁんっっ♡ あっ、ぅぅんっ……♡ や、め。れは……あぁ、ぁんっ♡」
更に追加でアナルの方にもディルドを突っ込まれる。敏感な場所を次々と快感の波が押し寄せて来て頭が真っ白になりそうであった。快感から逃れようとガタガタとフレームを揺らすが頑丈である為に壊れる事は無い。
その後、他の戦闘員達の居る場所を回って次の部屋へと送られた。
レーキュ「こう、すれば、労力は、軽減……」
ウィキ「流れ作業で終わるよ〜(・ω・)ノシ」
ユリエ「それは良いけど全体的に維持費が洒落にならないのだけど?」
和奏「コンベア装置なんて、故障しやすい上に安全性もクソも無いだろ」
姫舞「発想は面白いけど、場所をとるからね〜」
ウィキ「(´・ω・`)」ショボーン
レーキュ「……」