ユリエは目隠しを持ち、簪は素っ裸のままメインとなる調教部屋へと入る。其処に広がっていたのは壁も床も全てが真っ白で調教用の道具も機械も何一つ無い空間であった。
「え、えっと……何も、無い……?」
「忘れたとは言わせないわよ? この施設がIS技術を使って居ると言う事実に。バキュームベット装置の設置を要請するわ」
訝しむ簪の顔を見る傍らで部屋の中央に光の粒子が集約され大掛かりな装置が顕現される。廊下で見かけた窓ガラス先のバキュームベットの装置同様の黒い幕状の物と固定具の機械装置だ。
「粒子変換……‼︎」
「流石、日本代表候補。理解して当然ね。ISには登録した武装をISの拡張領域内に粒子変換し格納し、必要に応じて同様に変化して展開するでしょう?その理論の応用よ、1つの拡張領域に対して入れられる容量は決まって居るしISコア、言わば性格によって格納出来る物も異なるって知って居るかしら?」
「う、うん……射撃武器ばかり取り込める場合もあれば近接武器しか取り込もうとしないコアもあるって」
「そそ、特に専用機のコアに至っては該当者しか呼び出せない仕様になっている。コレも知って居るわよね」
「うん……」
登録武装は登録した本人の生体認証でのみ展開し使用出来る。武装の鹵獲対策と言う意味合いがある。
「それを踏まえ、この施設にて使用しているISコアは調教器具関連の設備を拡張領域に取り込み尚且つ、職員が施設内限定で尚且つ特定の部屋にて遠隔操作で展開出来る形に調整したモノを使用している。だから、手元にISコアが無くても展開出来るのよ」
——す、凄い最新技術の無駄遣い……。
つまる所、施設内かつ調教部屋内であれば職員は展開出来る構図を構築したと言う事。ISコアが手元に無くても拡張領域内にある装備等を展開出来ると言うのは未だ何処の国にも実現出来て居ない技術である。
そして国家機関のストラトス・デザイアはその技術をこんなアホみたいな目的で使用しており尚且つ、公表していない。
「さてと、講義は必要ないから始めましょうか。そのバキュームベットの中に入りなさい。ああ、完全に入っちゃダメよ。其処の穴から首を出して頂戴」
ユリエの命令に従い、いよいよバキュームベットの中へと入っていく簪。真空パック特有の匂いが鼻腔を擽り嫌でも自分がどうなるか妄想を掻き立てる。
「……こう?」
パックに開かれた首出し用の穴から頭を出す。首から下はパックに覆われる形になった。
「ええ、それで良いわ。その状態で腕を上に上げて股が開く様に脚を広げてそうじゃないと屈服感が出ないわよ? ええ、それを暫く維持して頂戴。真空状態にする為、中の空気を抜くわ」
脇と股が露出するポーズを取る。其処で掃除機の様な吸引機の音が鳴り始めパックの中の空気が抜けて行く。そして徐々にスペースが狭くなって行く、完全に空気が抜かれて真空状態となった時、簪のボディラインがくっきりと現れた。興奮して勃ってしまった乳首も丸見えである。
「さて、バキュームベットの拘束力は如何かしら?」
「う、動けない……指一本も……‼︎」
——アニメやゲームの凍結とか石化ってこんな感じなのかな……本当に動けない。どれだけ暴れても、固定されちゃっている……‼︎
自力で身動ぎすらも許されない。その上に、身体のラインは完全に浮き彫りとなっている。その股間部に指が添えられて撫でられる。
「んんっ‼︎」
「こう言う形で拘束されると敏感になるわ。今に甘い快楽に溺れるでしょうけど、まだダメよ?次に持ち上げるわよ」
装置が駆動を始め横倒しになっていた本体が起き上がり垂直の形となり、眼前にユリエの顔が見えた。そして、最後に目隠しを付けられ視界が奪われた。
「……ッ‼︎」
暗闇の中、何も見えない為に何されるか分からない。視覚を失うと他の感覚が研ぎ澄まされ敏感な部分が更に敏感になる。
「コレで準備は完了。今回は口枷とかは使わない形式よ。それから初めてだし、時間は大体1時間くらいかしらね? いきなり機械姦を選ぶのだからそれくらい耐えられるわよね?」
「い、1時間も……?」
——本当なら短い方かも知れないけど……コレから1時間、私は成す術も無く調教されちゃうんだ……。
「ああ、勿論。貴方の体調等も常にモニタリングしてあるから管制室の職員が危険と判断したら即座に調教中止するから其処の点は安心して良いわ。後、調教室は完全防音処理を施してあるから好きなだけ喘いでも音漏れしないから安心して絶頂しなさい」
「そ、それだと職員の人には見られてるって事……?」
「貴方からはその器具は見えないから、人目は気にしなくて大丈夫。そろそろ貴方の身体も我慢出来ないでしょうから、お邪魔になる私は退室するわね。それじゃあ……後はゆっくり調教されなさい?」
ユリエはそう告げて調教部屋の扉から外へと退室して行き、残るは白い空間でバキュームベットに囚われた簪1人となった。
「……」
無音の中、動けない身体。この状態でも、無力な自分が此処に居る。そんな時間も興奮の要因になったが、その時に機械の駆動音が鼓膜を叩いた。
「え、な、何ッ⁉︎」
——は、始まった……♡
簪は目隠しされて音の正体が分からない。その正体は天井の一部が開いて其処から降りて来たマジックアームであった。人の皮膚の感触を再現されたアームが簪の双丘のおっぱいを鷲掴みにしまるで揉みしだく様に動き始める。
「さ、触られ……揉まれ、て⁉︎ ううっ、乳首、乳首、コリコリされ、……ッ⁉︎」
暫く揉まれた後、マジックアームは乳首を指で摘み弄り始める。数分間、揉まれた後不意に感触が消えたと思えば今度は吸い付かれる様な感触を感じた。
「んんっ♡ こ、今度はな、に……⁉︎」
マジックアームの代わりに登場したのは吸盤が付いた器具。乳首を責める器具でありニップルドームと呼ばれる類の器具。動き出せば乳首付近に複数の振動が容赦なく襲い掛かる事になる。
——な、何か着けられた♡ 見えないから、何かは分から、ひゃう⁉︎
更に股間付近にも器具が装着される。此方はスタンダードな電動バイブ。クリトリスや股間を責める際に使われる責め具でポピュラーなモノだろう。乳首とクリトリス付近、その3箇所に器具を装着された姿は、コレからこの囚われの簪に与える拷問の前触れ、そしてそれは唐突に訪れた。
「ひ、ひゃううううんんんッ‼︎ ンンッあ⁉︎ ち、乳首ッいいい、お、まままんこッ‼︎ 同時にッ⁉︎」
乳首とクリトリスの器具が一斉に稼働を開始する。小刻みに震え始める器具は敏感な部位を刺激し始める。その内、一部は吸うかの様な動作があり真空パック越しでも冷たい感触と振動による責め。
——い、いきなりッ⁉︎ 見えないから、更に敏感にィィィィ⁉︎ い、いい、イク、イクッ‼︎
目隠しに完全拘束のバキュームベット。責め苦から逃れようと暴れるも真空パックに覆われた身体は全く動かせず、その快楽を一身に受けるしか無い。
「あ、あッ⁉︎ い、嫌ッ……イク、止め、止めッ‼︎ ンンッ、ダメ、まだ、くぅぅううう‼︎」
振動により齎される甘い刺激の快楽。予備なしの唐突な責めに簪は耐えられず叫ぶ。しかし、此処にヒロインを助けるヒーローは居ない。囚われたヒロインは無情にも教育される。
「あっ、ああ、んんっ⁉︎ あひゃあ、いぃぃぃい‼︎ イク、イッちゃう‼︎ た、耐えりゃれぇ♡ はううう、イひゅ、いふゥゥゥゥ‼︎⁉︎」
徐々に強くなる快楽への刺激。そして、初めての絶頂を迎えたのだった。絶頂したのを見計らってから一時、器具の動作が停止していた。
——イッた……イっちゃった……‼︎
「あは、は、ぁ……んんっ⁉︎」
停止したのも束の間、直ぐに動作を開始し休憩は終わりと言わんばかりに責め始める。見えない分、敏感となりクリトリス付近が濡れている感触もあって更に感じてしまう。
「あはぃぃ、あははッ⁉︎ イク、またッ‼︎ イッちゃう、イク‼︎ わらひ、また、ダメ、イクッ⁉︎ ふいい⁉︎ く、クリトリ♡♡ らめぇぇえぇえ⁉︎」
——振動だけ、で、こんな♡ こんな簡単に♡ 気持ちよくなれ、るなん、て⁉︎ 知らなかった♡ な、何も、あ゛ぁ⁉︎
「あぁぁぁあ⁉︎ らみぃ。しゅご。おおおい♡ 逃げられ、なりゅて、簡単に、イクぅぅう⁉︎ 無力、な、あぁぁあ゛ぁ⁉︎」
簪の初めての機械姦はまだ始まったばかりであった。