頭上の数字は「経験人数」────大体の皆は、そんな結論を出している。俺だって、自身の数字が小さ過ぎる事を除けばその結論に到れるのだ。
だから俺は、頭上の数字が「0」の妖精を探し、とりあえずセックスして数字の推移を確認しようとしているのだが何故だろう、数字が「0」の妖精が少ない気がする。あまり見掛けない。だから妖精の見た目が好みだとか、好みじゃないのか、そういう選り好みはしていられないらしい。
「そこの妖精達、ちょっと遊んでかない?」
「あ、エスカルゴさん!おはよー!」
「ん……おはよう。今、暇か?」
「うん、暇だよー」
「やる事も無いしね!」
「仕事とか無いもんね!」
「あ、エスカルゴさんの数字は993?」
「よく分かんないけど凄いね!」
「なんの数字なんだろ?」
「私達は0だけど、大体の子は1だよね〜」
「ね。チルノとかー、大妖精さん達とか?」
「向日葵妖精さん達も1だったよ!」
5、6人程度なら大丈夫だ、一度で犯せる。まだ昼間だが、野外乱交といこう。
◆
「ふぃ〜っ……サンキュ、気持ち良かったよ」
「はっ♡ ……はっ♡ はぁ♡」
「はひっ♡ ひぃっ♡ ふひ……♡」
「あう……♡ うぁ……♡」
「1人につき何周したっけ?何人かは何回もハメた気がするが……まぁいいや。また会ったらヤろう」
「「「「「「はい……♡♡」」」」」」
運の良いことに、妖精達を犯した後に数字を確認すると、なんと、「999」になっていた。これは……ヤルしかない。誰か大物とヤッて桁が変わる瞬間を目撃しなくては。その為に調整されたかのような、あまりに都合の良すぎる数字。ヤルしかない。
今この場所は霧の湖のそば────となれば。
「姫〜、居る?居るよね?」
「……は、はぁい……///」
ちゃぷっ……と静かに顔を出したのはわかさぎ姫。頭上の数字は見事な「0」。顔を赤らめているのは俺と妖精達の乱交を目撃したからだろう。さっき、こちらを覗いているのは見えていた。
「姫ぇ、俺らのセックス覗き見てたろ?」
「ふえぇっ!?ご、ごめんなさいっ……!まさか私の視線に気付いてたなんて……」
「バレバレ。背中に穴があくかと思ったよ」
「うぅ〜……」
「前さ、娘達が異変起こした時、姫ってばおっぱい見せてくれたじゃん?」
「うっ」
何年前だったか、大悪魔エリスに唆された娘達、ここあ&シガレットが起こした淫霧異変────。あの時、俺はわかさぎ姫の綺麗なおっぱいを見た。それなのに、まだ俺は彼女を犯していない。
「いや〜綺麗なおっぱいだったねぇ」
「やめてよもうっ……思い出すだけで恥ずかしい……なんであんな事しちゃったんだろ……」
「
「そう言われたらおしまいだけどぉっ!それより、わざわざ私を呼ぶなんて……覗いた事を確認する為、だったりするの?」
「そんなんじゃないよ。ただ姫とエッチしたくて」
「いやダメだからねっ!?」
「えー?影狼ともヤッてるよ?」
「えッ!?い……いつの間に?」
「何年も前だよ。影狼から話とか聞いてないの?」
「え、ええ……」
「その様子だと赤蛮奇からも聞いてないようだね」
「ばんきちゃん!?ホントに!?やっとなのね!?んもーっ、何年待たせるのよあの子は〜!」
「へ?」
「今だから言っちゃうけどさ、あの子ねぇ、私とか影狼、あと霊夢さんに、あなたについての恋愛相談してたんだからね?本妻である霊夢さんにわざわざ聞くあたり、あの子の本気度が伺えるでしょ?」
「……可愛すぎかよ」
「ねー!ホントよね!」
「んじゃ赤蛮奇に会いに行くかな。けどその前に、姫と交尾……セックスしたいからさせてもらうね」
「話の流れブチ壊さないでよぉ!って、キャーッ!なに脱いでるのよっ!」
話の流れなんぞを気にする俺ではない。犯したい女子が目の前にいるから犯す、ただそれだけの話。空中セックスもよくヤるんだ、水中セックスだって地霊殿の温水プールで経験済みである。
「水に入るんだぜ?全裸は基本だろ」
「やんっ、もう!逃げるからね!」
「俺の遊泳力は53万です」
「ワケのわからない事を!捕まえてご覧なさい!」
「はいよ。一閃『Mishap of Thunder』」
「……へ?」
湖の真上に雷を落とす魔法陣を出現させる。湖に雷を落とすと、耐性のないわかさぎ姫は身体を痙攣させて、プカァ……と浮き上がる。
「く……ぁ…………こ、この、痺れ……」
「脱がすよ」
「ビリビリ……っ…………うあぁっ、触んないでっ……」
「あー……おまんこのある部分まではギリ人間タイプだけど、そのすぐ下からは魚か……指1本しか入らんサイズで、拡張のしようも無い感じだな、こりゃ。ロリのケツ穴の方が、まだ拡張できるよ」
「そ、そうよ!そもそも私の性器は普通にセックスするようにできてないのよ……っ!」
「なら仕方ないかぁ」
「……ほっ……」
「……なんて言って、諦めるワケないだろ?姫は俺を知らなさすぎ。諦めるのは『俺』じゃないんだよ。姫とセックスすると決めたらセックスするんだよ、どんな手を使ってもな」
「ひっ……まさか無理矢理に挿入する気じゃっ……」
「や、それは無い。裂けて大怪我すると思うから。だから姫には、『人魚姫』みたいに、足を生やしてあげる。大丈夫、今の俺は魔術の神だから。代償も何も無いからね」
「足って……ええっ!?」
次の瞬間には姫に足が生えていた。勿論、彼女の尾びれは消え失せていて、耳以外はどう見ても人間でしかない。俺はゴクリと生唾を飲み込み、水中、しかも後ろから、彼女に抱きついた。
「ひゃんっ!も、もぉっ……。スペカ使って捕まえるなんてそんなズルいんだからぁ……♡」
「姫の泳ぎには勝てないから。それでも姫に勝ってセックスしたかったんだよ。俺の
「ん……でもいきなり挿入はダメ……雰囲気の欠片も無いじゃない……」
「どうしたい?」
「……キス……しましょ♡」
目を瞑り、口を窄ませる。可愛らしいキス顔で、胸と股間がキュンキュンするのが分かる。カチカチだった肉棒も、更にギンギンに硬くなる。
後ろから抱きついたまま、そして胸を揉みながら唇を奪う。言葉は知っていても、実際の知識は無いらしく、そのまま何回も、ちゅっ、ちゅっ♡と鳥が餌を啄むようなキスをしてくる。
「姫可愛いな、なんで今まで放置してたんだろ?」
「ホントよ、全く……いつもいつも妖精とのエッチ、私に見せつけてさ……?いつ襲われるのかしらって、いつもドキドキしながら見てたんだからね……♡」
「はは、そういやチルノや大ちゃんとヤる時は大体湖のほとりだもんね。そら声も聞こえるしヤッてる現場が見えもするわ」
「これからは定期的に来てくれる?」
「うーん、どうかなぁ?」
「……そういえばこの辺、たまーにだけど、釣り人が来るのよねぇ。ロクに魚も釣れないのにね。一体、何を狙ってこんな所まで来るのかしら?」
「よしOKだ、定期的にヤろう、セフレになろう」
「セフレ……って?なぁに?」
「えーと、セックスフレンド、ヤる友達だよ」
「えぇ〜?私のコトは独り占めしてくれないのぉ?じゃあ適当な釣り人のこと襲っちゃ……」
「分かった、分かったよ。姫も俺専用だから。ね?それでいい?」
「あとあと、どうせなら影狼ちゃんもね♡」
「えぇ……分かった、聞いてみるよ」
「エスカルゴさんならOKしてくれるわ、大丈夫♡発情期の度にエッチしてるんでしょ?」
「……3人組、互いのことよく分かってるんだな」
「そりゃもう!ばんきちゃん草の根に加入してから一層盛り上がるようになったからね!」
「そ、そう……ならよかったよ……」
苦笑いしていると、くるっと向き直り、ギュッと抱き締めてくれた。姫の豊満すぎる程に大きな胸がムニッと押し付けられた事で思わず息子がビクンと跳ねる。
それを腹で感じ取った姫はクスリと笑い、再度、キス待ち顔に。俺も姫を抱き返し唇を重ね、今度は舌をゆっくり忍ばせてみる。
「んっ……ふ……んちゅ…………んんっ♡♡」
「ッ……」
「ぷあっ……えへへ……スゴいキスしちゃった……♡」
「姫……もうトロトロじゃん」
「んもう……おまんこ、勝手に触っちゃってぇ……。私も勝手に触っちゃお♡」
「んっ……」
水中で、スリスリと、肉棒を撫でるように触る。その手つきはお世辞にも上手いとは言えないがまだ経験が無いのだから仕方ない。というかぎこちないこの感じが最高に興奮を高めているとさえ言える。
キスも混じえつつ互いの性器を愛撫し合い、息も荒くなってきた所で、姫は両手で大陰唇を広げて、挿入をねだる。
「もう……おちんちん、挿れて♡」
「勿論、言われるまでもなく……っ」
「あっ♡ 熱いのが当たって……んああぁっ♡」
「く……温度差で風邪引きそーなくらい熱い……っ」
ピコン!と、音は鳴らないが挿入と同時に俺達の数字がそれぞれ変わった。わかさぎ姫は0から1、そして俺は999から0に────。
「あぁ、なんだ。この数字、『経験人数』だけど、少し違うわ。……『経験人数の下3桁』だわ……」
「なんの……ことっ?この数字が、なに……?」
「ううん、なんでも。動くよ、姫」
「うん、きて♡」
わかさぎ姫を犯した事で、数千か数万か分からぬ大台を突破した。どうでもいい事だが、この数字は
「下3桁」のみ表しているようだ。果たしてこれに気付けた者は何人居るだろう。恐らくは、俺本人と永遠亭で俺の数字を見て数字に疑問を抱いた永琳、サグメくらいのものだろう。霊夢でも、この数字を目にした所で「下3桁」と気付けやしないはずだ。
「っ……姫さぁ、人の足に興味はない?」
「んっ♡ ある、よっ♡ 人化の術、あるしっ♡」
「あんのかい!じゃあ次からは姫が自分でその術を使ってくれ」
「えぇ〜?もう、私に魔法、掛けてくれないの……?あなたとエッチする為だけの、ま・ほ・う♡」
「ッッッッッッ」
唇が触れるか触れないかくらいの距離でゆっくり囁く。吐息が唇に掛かり、背筋がゾクゾク震える。小悪魔に魅了を掛けられたように理性というものが蕩け落ちてくような気さえする。
俺は何も言えず、悦びを噛み締めながら姫を強く抱き締め、大して動かないうちに射精する。
「んあぁあっ♡ 熱いの射精てるっ……♡」
「……姫、続き……ベッドでヤろう?」
「うん♡」
キスしながら、紅魔館の空き部屋へと瞬間移動。全身がズブ濡れだが気にしない。どうせ、汗や潮、それぞれの体液で濡れるんだから。
そして俺は、姫を夕方近くまで犯し続け、色んな意味で2人の繋がりを確固たるものとした。
わかさぎ姫、人足だとエロさ数割増しですね。