※この作品はR-18です。

吸血鬼人間の幻想生活 第2部   作:エスカルゴ・スカーレット

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式神の強さ

 次の日。俺は昼より少し前からずっと博麗神社で待機していた。そろそろ俺の式神が博麗神社に移動してくるはずだと、予定の時間帯が近付いてからは縁側にて待機していたが、どうも来る様子が無い。

 イライラする。まさか、怠け者な性格故に主人の俺の指示すら聞かないのかと、プログラムのミスを自分で責める。昼になっても来なかったら、流石にリセットして作り直してやろう。

 

「あれ、お父さん居ないと思ったら縁側(ここ)に居たの?てっきりお姉ちゃんとエッチしてるかと思ったよ。とりあえず、行ってくるね」

 

「もうそろそろ昼飯だぞ。どこ行くんだ?」

 

「見回り。今日は私が当番だから。昼ご飯の前に、今日のノルマは達成しとこうと思って」

 

「あれ、一昨日行ったばっか……あぁ、当番は霊愛と霊麗か休みの三択しか無いんだった」

 

「霊魔は引き籠もり、霊子は博麗の巫女関連の仕事やる気サラサラ無いもんね。じゃ、行ってきます」

 

「気を付けてな」

 

 霊麗を見送り、縁側には再び俺1人に。そして、式神はまだ来ない。あと数分で昼なのだし、昼前に来るようにとの指示を守らない式神はリセットし、再構築しなくては。

 プログラムのどこをどのように修正したものかと考えていると、土埃に汚れボロボロになった霊麗がフラフラと上下にブレながら鳥居をくぐって来た。

 

「お父さん……お昼間に合ってる……よね?イテテ……ちょっと風呂行ってくるね……洗濯もしなきゃだ」

 

「どうした、何があった!?」

 

「え?あぁ、別に怪我は大した事ないよ。ちょっと打撲がね。青タンになってるだけだから」

 

「何があったんだって!」

 

「変な……吸血鬼に近い気配の、何かに襲われた……気がする」

 

「『気がする』……?どういう事だ?」

 

「知らない気配だったから、見回りのついでに確認しておこうと思って近付いたら、背後に瞬間移動か何かで移動したのか、急に襲われて戦いになって。しかもお父さんが重力の能力で振り回すみたいに、まるで身体の自由が効かなくなって……」

 

「!!」

 

「……お父さん?」

 

「霊麗はそいつの事、ちゃんと見たか?どんな姿、どんな声……とかは?」

 

「ううん、全然。それどころか身体が振り回されて視界を一点に定めること自体が殆どできなかった。そんな中で弾幕なんか使われたって、回避なんて、できっこないよ」

 

「そこまでか」

 

「うん。だから夢想封印で敵を撒いて逃げてきた。でも……当たってる気がしないよ」

 

「!」

 

「お姉ちゃんと交代するね。お風呂行ってくる」

 

「おう」

 

 そうか。どうやら俺の式神は、霊麗を倒せるまで強くなっていたらしい。いや、霊麗のデータも全てインプットしているので、そりゃ勝てて当然かとも思うが、それでもだ。

 そして霊麗から事情を聞いた霊愛は顔色を変えて縁側に出てきて、そのまま外に飛び出そうとするが俺はそれを引き止める。

 

「霊愛、待て」

 

「お父さんっ?霊麗がやられてるってのに、黙ってスルーしろって?」

 

「違う。よーく気配を探ってみろ。『奴』はもう、博麗神社に来る」

 

「うっすい気配だけど……確かに何か(・・)居る……!!」

 

 11時59分。式神が鳥居の下を潜って、博麗神社へ到着した。狙いすましたような、昼「前」だった。瞬間移動で来ればいいものを、わざわざ徒歩で来るなんて。

 

「な、何なの、あのチンチクリンな妖怪……!?骨が剥き出しじゃん……いや、骨そのもの?」

 

「スケルトンだ。見ての通り、洋服に身を包んではいるが、骸骨の妖怪だわな」

 

「骸骨か。日本の妖怪だと、餓者髑髏(ガシャドクロ)に当たるの?ヤケに西洋風の格好だよね、アレ」

 

「餓者髑髏とは成り立ちから違うだろうが、まぁ、骸骨の怪物という意味でなら、そうかもしれんな」

 

 霊麗は霊愛にバトンタッチして自身はお風呂に。霊夢はキッチンで昼食の用意、霊魔は子供部屋にて漫画、霊子は月属性の魔導書を読んでる頃だろう。幸いにして、俺の式神は意識して気配を探らないといけないくらいには「薄い」気配をしているので、いつも通りの日常を過ごしている彼女らは、式神の侵入にすらも気付けないハズだ。

 

(*なるほど あの ガキンチョが じだいのみこだな。かてる あいて ではない かもしれんが しゅじんの しゅもくてきは またべつの ガキ。このガキに まけては いられん ということだ)

 

「そこのチビ骸骨!博麗神社に何の用!?」

 

「*べつに ようじ なんか ないさ。オイラは きょう ここに くるようにと いわれたのでね」

 

(ッ!?何、コイツの声……まるで、コイツ自身の声じゃないみたいな違和感が……いや待って、そもそも口が開いてない。腹話術か何か?それとも妖怪でも何でもなくて、体内(内側)にスピーカーを仕込んでる?)

 

「*オマエさん オイラを たおすんだろ。ならばさっさと かかってくるが いいさ」

 

「言われなくとも!その骸骨、叩き割ってやる!」

 

 縁側を踏み割るような勢いで飛び出す。そして、式神の頭から一刀両断するような勢いでお祓い棒を振り下ろす。しかし式神はそれを見ることすらせず瞬間移動にて横に移動し、回避してみせる。

 

「はっ……!?」

 

「*え? ……まさか おとなしく くらうとでも おもったか?」

 

「攻撃を続けろ」

 

「……朝飯前ならぬ、昼飯前に妖怪退治してやる!」

 

 瞬間移動なら、魔法を使って魔理沙や俺なんかも見せているし、咲夜さんをはじめ十六夜姉弟も時を止めて移動すれば、霊愛から見れば瞬間移動同然。

 だから、霊愛にとって瞬間移動は初見ではない。これまでの経験を活かせば、俺の式神の事を倒せるはずだ。

 

「*ほらほら どうした?」

 

「く、こ、このぉっ!ちょこまかと!!」

 

「霊愛、もっと動きを読め。先を予測しろ」

 

「分かってるっての!!」

 

(*やれやれだな。しゅじんも ひとがわるいな。オイラとの つながりをかくし わざと オイラにわかるように しじを してくるなんてな)

 

「くっ……!お祓い棒が当たらないんなら……これはどうっ!?霊符『夢想封印』ッ!!」

 

「*これはもう おぼえたぜ」

 

「!?」

 

 式神は自身の目の前の地面から大量の骨を出して壁を作り、霊愛の弾幕を全て受け止めてしまった。この夢想封印だけではなく、霊麗の夢想封印から、ホーミング性の弾幕そのものについて学習した、と言いたいのだ。

 

「*そろそろ オイラの ターンだな」

 

「!?」

 

 龍のような、または何かの動物のような頭蓋骨を両側に出現させ、オプション装備のように装備し、霊愛に向ける。弾幕が来ると身構えたが……。

 

「* く ら え」

 

「────ッ!?」

 

 ブラスターによる極太レーザーを受けて、霊愛は境内から神社へ叩き付けられる。しかしすぐに壁を蹴って再度式神へ立ち向かう────。

 

「*はやいな。すごいぜ オマエさん」

 

「ぐぁ……っ!?」

 

 やっと能力を使ったようだ。重力操作によって、霊愛を境内へ叩きつける。これには流石の霊愛でもそれなりにダメージを受けてしまったようで、彼が能力を解除されても、すぐには立ち上がれない様子だった。

 

「*これで おわりにしといてやる」

 

 今度はレーザーではなく重力操作にて神社の方へ吹っ飛ばされてしまう。そして先程のレーザーにて脆くなっていた壁は壊され、霊愛は奥の方へ叩きつけられた。

 神社の鳥居側が少々吹っ飛んでしまい、中に居た子供達、霊夢までが、ガヤガヤと飛んできた。

 

「何よもう、何の騒ぎ!?」

 

「お父さんと霊愛お姉ちゃんの弾幕ごっこ?」

 

「いや違う、境内に何か居る!……えっ?」

 

 霊魔の足が止まる。博麗神社のメンバーの中では霊魔だけはコイツ────この式神の「元ネタ」を知っているんだったか。

 

「もしかして……Sans!?」

 

「*ヘェ。うれしいことだな。オマエさん まさかオイラを しってんのかい」

 

「お父さん……お父さん!?どうしてSansが幻想郷に居るの!?ゲームの世界と幻想郷を繋げたの!?」

 

「「「「?」」」」

 

「俺がSansっぽい見た目にして、Sansっぽい性格にプログラムしただけのただの式神だ。俺もアンテは好きだからねぇ」

 

「「「式神ッ!?」」」

 

 霊魔、霊子と、奥から這い出てきた霊愛は揃って同じような驚いた顔をする。俺が分身ではなく式神なんぞを使うなんて、そりゃそういう反応にもなるだろう。

 

「エスカルゴが式神、ね。紫みたいな事するのね」

 

「あのっ!Sans……じゃなくて、えと、SansさんのMegalovania、僕、すんごい好きです!」

 

「*そいつは ほんにんに あって いってやれ」

 

「霊魔、式神って言ったろ。そもそも本人だとしてゲームキャラは自分の曲だと認識してないだろう」

 

「あ、そ、そっか……!式神……凄いなー……」

 

「そう、Sansの姿をした式神なのさ。コイツの名は

『スケルトン・モデルSans ver.1.13.0』」

 

「*りゃくして Sans(サンズ) とでも よんでくれよな。あらためて よろしくな」

 

「……バージョン?」

 

「ああ。1は『原作寄り』、13はコイツを作るのに掛かった試行錯誤の回数で、0はアプデの回数さ。つまり。コイツを完成させてから俺は一度もアプデしてない。……この意味が、果たして分かるかな?」

 

 子供達は揃って首を傾げ考え込むが、唯一、霊夢だけは冷静にSansを観察しては、俺の問い掛けに、冷静に考えて答えてくれた。

 

「……つまり、アップデートする必要も無いくらい、既に完成しきっている────そう言いたいのね」

 

「流石は霊夢、紫さんや藍との付き合いが長いだけあるね。まさにその通りなのさ。色々テスト運用をしてきたんだけどさ、アプデしてやる必要をまるで感じなくてね。しかも原作Sansと違って、コイツの持ち味は瞬間移動や重力の能力なんかじゃあない」

 

「はぁ!?『持ち味じゃない』!?それだけで私、ボロボロにされたんですけど!?」

 

「今の霊愛では、Sansに本気を出させるのには遠く及ばない────そういう事だ」

 

「ッ……!!」

 

 霊夢はSansの目を見て、何やら考え込んでいる。一方のSansは、相変わらずのニヤニヤ顔で子供達を順に見ていっては、得られるだけのデータを、全て採取している。

 

「霊麗、霊愛ときて……誰がSansを倒せる?」

 

「僕!僕だっ!僕が倒すっ!僕がSansと戦う!」

 

 霊夢と霊愛、霊子を押しのけるように飛び出す。声を聞いても分かる通りだが、かなりテンションが上がっているようだ。

 因みに霊魔はUNDERTALE原作及びSansを、知識としては知っているがプレイはしていない。まぁ、パソコンやその他デバイスが無いので仕方が無い。外の世界のゲームセンターに、剣術の特訓と称して親子でBeat Saberをプレイしに遊びに行った時に、ついでにアンテを息子に布教したからこそ知ってるのである。

 

「*いせいのいい ガキンチョだな。あいてするぜ かまわないよな しゅじんよ」

 

「あぁ。そもそもSansの試運転は、霊魔との対戦で締めとするつもりだった。丁度いい。境内(おもて)に出な、霊魔。俺のSansを倒してみてくれ。ただし、今回はルールを設ける。『3回被弾したら負け』だ」

 

「それは僕だけじゃないよね?」

 

「当然。『ルール』だからな、両者に適用するよ。構わないな、Sans?」

 

「*そういう めいれいなら そうしてやるさ」

 

「命令だ。ノーダメで、霊魔を倒せ」

 

「*うけたまわった」

 

 相変わらずポケットに手を入れたままで、霊魔と向き合う。霊魔以外の子供達、霊夢は縁側で観戦、俺はSansの後ろで霊魔との戦いを至近距離で観戦。

 

「────始めッ!!」

 

「卍解『安穏遊戯』ッ!!」

 

「*へへ……あたらんぜ」

 

 俺の開始の合図と共に卍解しては、Sansに居合を仕掛ける霊魔。しかし瞬間移動で回避してしまう。目にも留まらぬ速さだというのに、瞬間移動などで対応出来てしまうのかと思ったが、霊魔の居合速度なんかもデータとしてインプットしてある。だから式神Sans本人が実際に目にしなくても知識としては知ってるんだろう。かと言って対応できるのか、と問われたら疑問しかないが。

 

「……卍解『安穏遊戯・曇電兌死(どんでんがえし)』ッ!!」

 

 一度の居合でダメならば何度でも。霊魔は攻撃を切り替え、連続での居合を仕掛ける。5連、12連、20連、29連……速度は上がっていき、対応も難しくなるだろうと思いきや、Sansはそれら全てを回避。

 

「*あたらないのが わからないか?」

 

「……勝って、みせる!!」

 

「*たんちょうだ ならば オイラの こうげきをうけてみるがいいさ」

 

「!!」

 

 左右に1個ずつガスターブラスターを出現させ、それを同時に放つ。しかし霊魔は居合の要領で彼の攻撃を回避、再度突撃するが、今度はSansが霊魔の背後へと瞬間移動────。

 

「*ほらよ」

 

「がぁッ……!」

 

 背中にブラスターを受けた彼は神社を囲むように生えている木々の方へ吹っ飛ばされた。これにて、まずは1回目の被弾。あと2回で彼の敗北となる。

 居合が通じないと判断した霊魔は、境内に戻ると同時に卍解を解除。けん玉の状態に戻すと懐かしのあのスペカを使用。

 

「権化『けん玉の化身』」

 

「*きょだいな けんだま?……なるほど てもとのそのけんだまと リンク させているワケだ」

 

「児戯『壊れた扇風機』」

 

 けんを縦に持ち、その軸をブラさず、平面に円を描くように振り回す。たまに、紐がけんの先や皿に引っ掛かると、紐の軌道がブレる事により先の玉も不規則に動くので、それが不意討ちとなる。

 雷エネルギーで構成されたけん玉の玉は、強風を起こす程の速度でグルングルンと動き、たまに弾幕なども放つが、Sansには当たりやしない。

 

「*ユニークな こうげきだな。オイラの ホネもくらってみるかい?」

 

「!?」

 

 そう言うと、左眼を青と黄に輝かせながら霊魔を囲むように細くて赤い線が出現する。すると、その赤い線の範囲を埋め尽くすようにして何本もの骨が地面を突き破って生えてきた。

 

「ギャッ」

 

「*おいおい よこく しておいたのにな」

 

「霊魔ァ、今ので分かったろ?赤い線は────」

 

「予告線(・・・)だね……魔理沙さんも、マスパを出す直前にその方向に細い線が出る」

 

 魔理沙と霊魔は戦った事が無いはずだ。どうしてマスパのその特性を知っているのか、と思ったが、そういえばこの前の可視化異変は、霊魔が魔理沙と組んで異変解決に出向いたのだったか。

 恐らくは、その時に見て覚えたのだろう。流石は俺と霊夢の息子だ、学習能力は高い方だと見える。

 

「そゆこと。さぁ霊魔、もう2回も被弾した。次で霊魔の負けだぞ」

 

「ッ……」

 

「*しゅじんよ もうすこし あそんでいいか?」

 

「好きにしろ。ただし、神社はこれ以上壊すなよ。俺が霊夢に怒られる」

 

「*りょうかいだ」

 

 今度は、霊魔を囲むようにして天まで続くような長さの、不可避のオレンジ色の骨が出現。しかし、不可能弾幕は弾幕ごっこにおいてタブー。霊魔は、段々と縮まるオレンジ色の骨の壁から身を守る為に彼の持ち味である「超強力な結界」を発動した。

 

「自己『スフェリカルバリア』ッ!!」

 

「お。身を縮めて発動とは抜け目の無いヤツだな。流石は霊魔だ」

 

 球状の結界が霊魔を包み込む。これは小さければ小さい程に強固となる結界で、サイズによっては、霊魔のA.T.フィールドよりも強い結界となる。

 所謂「カリスマガード」のように身を縮めた彼はその結界にて「オレンジ攻撃」を受けようとしたがその判断が良くなかった。

 

「がッ……!?」

 

 オレンジの骨は結界を貫通し、霊魔にダメージを与えたのだ。原作Sansはオレンジ攻撃を使わないがこれは俺の式神である。俺が知っているなら、彼の攻撃としてそれを組み込める。それだけの話。*1

 

「*リミットだ ガキンチョ オマエの まけだ」

 

「く、そぉ……っ…………どうして……」

 

 ────ふとSansを見ると、彼の額に汗が滲んでいるように見えた。そろそろ、Sansもリミットか。

 データ収集も出来たし、今日はこれで霊夢からの評価を聞いて博麗神社を出て、今日の宿泊先である紅魔館に移動しようと思ったが、なんとここで俺の予想外の人物が動き出した。

 

「エスカルゴ。そいつと一戦、戦わせてくれる?」

 

「……霊夢!?」

 

「あんたはやらないでしょ?霊子?」

 

「うん。霊魔お兄ちゃんが勝つって思ってたのに……負けるとは思わなかったしね。データが足りない。私はお母さんを犠牲にしてデータ集めに徹するよ」

 

「データ集めができるくらい、戦闘が長引けばいいけどね」

 

 ニヤリと口角を釣り上げて、お祓い棒を肩に乗せ黒翼を広げながら、ザッザッと迫ってくる霊夢は、まさに鬼。まさに吸血鬼巫女。相対するだけで彼の主人である俺が「あ、これ負けたわ」と、ニッコリしてしまうような威圧感。まさに俺の嫁。

 

「*ハァ…… ハァ…… マジか…… このてんかい」

 

「……イケるか、Sans?」

 

「*やるべきなら めいれいすれば いいだけだ。オイラは どうすればいい?」

 

「……」

 

「*オイオイ しっかりしてくれよ しゅじんよ。そんなんでも オイラの しゅじんなら トンと けんとうがつかん なんて いわせないぜ」

 

「スケルトン(・・)だけに?」

 

「*オイラの セリフを とるんじゃない」

 

「やるのやらないの、どっち?」

 

「*しゅじん めいれいしろ はやく」

 

 霊夢、Sansの両者から急かされた俺は、負ける事なども視野に入れた上で、「もしかしたら始めてのアップデートの必要性が出てくるかもしれない」、などという、ある意味での彼の強化フラグを密かに見出し、結論を告げた。

 

「……戦え、Sans」

*1:
オレンジ攻撃:「動いている」と被弾判定にならない特殊な攻撃




Gルートは2周目から不死身のアンダインを1回で倒せるくらいにはそれなりにやり込みました。
下手したら妖々夢、萃夢想、緋想天(非想天則)、憑依華、鬼形獣、虹龍洞を除く東方の原作よりも、アンテの方がやり込んでるかも……。
まさかの紅魔郷よりもやり込んでるのは確定です。
以下、式神Sansの大まかな設定を出しておきます。

ジョジョみたいなステータスの表示もありますが、何故このステータスなのかも考えてみてください。
S:理想的   A:殆ど不自由しない
B:子供レベル C:赤子レベル

名前:スケルトン・モデルSans(ver.1.13.0)
種族:スケルトン(式神)
能力:重力を操る程度の能力
特技:瞬間移動(精度S〜C)←疲労度による
言語能力:B
運動性:S
能力使用性:B+(実際はA)
学習能力:A
強度:S

3頭身(少年)程度の身長。
骨の肉体は「創造魔法によるもの」とエスカルゴは言っているのだが……?
眼は何かしらの色に光る事がある。
怠け者で、何かにつけてサボる理由を見つけようとするが、もし彼がその気になればかなり有能。
当然ながら、計算能力などは八雲藍未満。
術者(エスカルゴ)が八雲紫未満なので、これは仕方ない。
ただしそんな彼の戦闘能力はかなりのもので術者のエスカルゴさえ弱点を突かなければ瞬殺は不可能。
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