「「ただいま〜」」
「「おかえりー」」
「おかえりなさい」
相変わらず、男子部屋の朝は2人の帰還と3人の出迎えから始まる。今回は駆翔もそれなりには元気だったが、霊魔程のハツラツさは感じられない。
子供達は昨日のように2人の合流と共に着替えを開始する。
「霊魔お前、いつ寝てるんだ……?駆翔は昨日、昼寝してたみたいだけど」
「僕も昼寝してるよ。お姉ちゃんと一緒に……♡」
「あー、昼寝してんのか。昼間から
「……睡眠の必要あるのでしたっけ?」
「あるんじゃないかな。僕が寝付くまで見守っててくれるみたい。僕より先に起きるから、それまでは魔導書を読んだり……して待ってるって言ってた」
「……ふむ」
何か疑問に思ったらしい虔魔は、顎に指を当てて考え込む仕草を見せる。しかし霊魔はそれ以上特に彼に触れる事も無く、考え込む虔魔を放置する。
「あ。そういやぁさっき、パチュリーさんトコロに父様の分身?が来て『今日の昼間は紅魔館に行く』みてーな連絡もらってたみてーだぜ」
「ん、そういえば来てたね、分身」
「マジか、父上、紅魔館に来んのか」
「お父様にとって紅魔館は暇潰しに最適ですしね。メイド妖精以外は全員が嫁か彼女、メイド妖精すら全員手篭めにしている上に、それら全員が何かしら仕事をしていたとしても、お付きのメイドが居る。ましてやモルモーさんまで居ますから」
「けど、父上が暇潰しなんてする必要あんのか?」
「忘れたのですか?今夜は文さんの家に泊まる日。昼間は留守にしておられるそうですので、基本的にお父様は暇なのですよ」
「あー。ネタ集めしてんだっけ」
「ええ。穹お姉様はそれも休業しておられますが、文さんは通常営業でしょうしね」
◆
『えすかるご来たよー』
時計台にて外を監視していた緋月と駆翔は、父の姿を確認するなり周囲に知らせる。緋月は、波長の能力で声の波長を狂わせて声を届けようとするが、それを駆翔が能力で捻じ曲げて、紅魔館内の全体に届ける。
その声を聞き、興味がある者は集まり、無い者はいつも通り、のんびりした日常を楽しんでいた。
「エスカルゴ来たっ?どこっ?」
「
「
「おねーちゃん達、気ぃ早すぎ!えすかるご、まだ門のとこだよ!」
「「「ん?」」」
巫月や博麗姉妹は揃って身を乗り出し、よく目を凝らす。門の陰になっていて時々見え隠れしているようだったが、確かに時々チラチラと黒い服や頭が見え隠れしている。
「美鈴と喋ってんの?さっさと中に来なよね……」
「霊愛ステイ。ムラムラしてるのは分かるけどね」
「してないし!毎晩オナッてるもん!」
「だからこそでしょ。とりあえず昼間はダメ、夜になってからじゃないとメイド妖精達も起きてるし、家族以外にバレちゃうよ」
「けど夜になったら今日は文んとこ行くじゃん!」
「だから、明日まで我慢するんだってば。どうせ、もう少しでエスカルゴに会えるんだしさ。そしたら
『明日は早く来て』って言えばいいじゃん。それで察せないほど、エスカルゴは鈍感じゃないよ」
「〜〜〜〜〜〜ッ……エッチできないんだったら、顔見せないでほしいんだけど……」
「は?……霊愛……今、何て言ったの?」
「だからァ!どうせ何も出来ないってのに、顔だけ見せに来られても……虚しいだけでしょ!そんなの、逆に寂しいよ、私は……!」
「……私はそうは思わないけどなぁ。しばらくぶりに会えたら……顔が見れただけでも、嬉しいけどね」
全く異なる意見の巫月と霊愛。それぞれの妹は、まぁまぁと姉を宥める。
普段の霊愛ならば、巫月と大差無い答えだろう。しかし今はタイミングが悪かった。まるで生理中の女子がちょっとした事でもイラつくように、彼女に溜まった性欲が、制御できないでいた。制御不能なその性欲が彼女に苛立ちという形で現れている。
ぐぬぬと巫月と見合っていた霊愛は、チッと軽く舌を鳴らすと踵を返し、巫月達に背中を向ける。
「……もういい、もう私は中戻る。どうせお父さんと話せるのも、30分以上後の事だし。ここで待つだけ時間の無駄だよ」
「霊愛っ……」
巫月は止めようとするが、無駄だと感じその手を引っ込めてしまった。霊麗は小声で「私も行くね」と呟き霊愛に続いて戻って行ってしまった。後には駆翔と優曇華院姉妹だけが残された。
「……え?どういう事?何で30分以上?」
「だな。なんか断言してたけどよく分かんねーな。まだ美鈴さんと立ち話すんのかな」
「分かってないなぁ、緋月、駆翔。エスカルゴは、あの場でエッチするんだよ」
「え゙っ!?」
「はぁ!?屋外だろ!?」
「うん。だから流石のエスカルゴも、そう何度もは続けないんだよ。だから『30分』って感じかな」
「いやいやいやいや……いやいや流石に外でセッ……セックスは……絶対にヤバいだろ……」
「……駆翔はマトモだねぇ」
「あー?」
「霊魔も屋外でセックスした事あるみたいだよ?」
「ハァ!?」
「時計台前の広場────つまりココで」
「「ウッソ!?」」
緋月と駆翔は、揃って声を上げてしまう。あの、誰から見ても引っ込み思案な彼が、普段は羞恥心にすぐ押し潰されているような彼が、羞恥の極みとも言えるであろう屋外の性交を経験しているという。2人の驚き様は言うまでもなかった。
「────いや待て、何で姉貴はそれを知ってる?まさか姉貴と兄貴が……」
「バカ言わないでよ。シガレットから聞いただけに決まってんじゃん。私、エスカルゴ以外の男なんてチンチンすら見たくないよ。ましてセックスなんか誰がするもんか」
「だ、だよな……」
「次そんな事言ったら────殺しはしなくとも、ただじゃおかないから。二度と『勁牙組若頭』とか名乗れないくらい、駆翔ですら死にたくなるような惨い目に遭わせてあげる」
「わ……悪かったよ……変な事言っちまって……」
「生まれてこの方、エスカルゴ一筋だからね。私は浮気も不倫もしないし、発情期になったとしても、エロ漫画のケモ耳の女みたいに誰彼構わずセックスするような尻軽女じゃないから。兎は一途だよ」
「分かった、分かったから……俺が悪かったから」
「いーや、そんな事言われても私のイライラは全く収まらないね。一閃『Mishap of Thunder』ッ!」
「うっ!?」
「いい駆翔?覚えておきな。誰に対しても、軽率な発言には気を付けるんだね!────ハァッ!!」
緋月は垂れた耳を更に垂れさせ、しゃがみながら耳と頭を抱え込む。駆翔は退避することも叶わず、巫月の雷に打たれてしまった。
◆
「ひゃあ!?すぐ近くに雷落ちましたね!?」
「今のは巫月かな」
「ですかね!いやぁ〜、子供達ってばホントに毎日凄いんですよ、ドンパチやりまくって!」
「そんなにかぁ」
「そんなにですよぅ。毎日少しずつ、リーグ戦とか進めてるみたいですよ?」
「へー……まぁ人数が人数だしな……1日じゃあ到底終わらせられねーよなぁ」
「全くですね。実はここだけの話、紅魔館の住人の一部は、誰が2番手になるか賭けをしてるんです♡勿論、お金じゃなくて『オヤツ』なんですけど️♡」
「2番?」
「だってぇ。1番なんて賭けるまでもなく分かってますもん。巫月ちゃんがわざと負けるような子ならまだ賭けようもありましたけどね〜」
「ハハッ、巫月の強さと負けず嫌いさは紅魔館でも有名か。まぁそりゃそうだよな、強さに誇りを持つ巫月だし、わざと負けるなんて、した事ないしな」
「ま、それだけ真摯に勝負に向き合ってるんです、可愛らしい以上にとても素晴らしい事ですよ」
「だね。俺もそう思うよ」
美鈴とそんな会話をしていると、ついさっきまで近くに感じられた子供達の気配が全く感じられなくなっている事に気が付いた。屋内に戻ったようだ。
そして近くにメイド達の気配も無い────が。
「ちょっと待ってて」
「え、あ、はい……?」
薄らとだが、霊愛の気配を感じたので、門の前に美鈴を置いてちょっぴり門をくぐると、壁を挟んで丁度美鈴の背後あたりに霊愛が立っていた。
巫女服の袖を噛んで声を押し殺して、くちゅっ、くちゅっ……と音を立てながらパンツの上から陰部を指で刺激していた。
「おー、居た。霊子かリサかと思ったら霊愛とは」
「おとっ……うそ、なんで……」
「ごめんな。流石に、今日はセックスはできないと思う」
「聞こえてたのっ?」
「……静かだからね。話してるのも美鈴とだけだし、今は近くに妖精も居ない。……俺は地獄耳だからね、雑音さえ無きゃ時計台くらいの距離の会話だったら聞こえる」
「ッ……ごめん、なさい。会えるだけでいいのに……それでもいいのに……どうしても……私……っ」
「後でちゃんと巫月に謝りなさい。分かったね」
「……分かった」
「いい子だ」
霊愛を抱き寄せると、薄らと涙を浮かべながら、きゅっと可愛らしく抱き締めてくれる。こういう、どこか甘えたがりな所は昔から変わっていない。
「えっちの代わりね」
「っ────!!」
あまりに寂しそうな顔をするので、軽くキスだけしてやった。勿論この後は美鈴と交わる予定なので舌は絡めず、唇だけの、普通の親子もヤるような、本当に普通のキスだ。
それなのに霊愛は、まるで手マンでもされながらキスをしているかのように喘ぎ声にも似た呻き声を上げたと思うと、ジョロジョロと、薄黄色の透明な液体を漏らし始めた。
「あぅぅ……️♡」
「……嬉ション?」
「んふふ……キスだけでイッちゃった……おもらしも止まんない♡……はぅ〜……」
ブルルッと身体を震わせてやると、残った分も、チョロッと排出し終わり、うっとりと蕩けた視線でこっちを見上げてくる。ムラッと娘をハメ倒したい欲望に襲われるが、今はダメだ。今は我慢し明日のお楽しみにしておかねば。
「────明日、朝ご飯の後。俺と
「……私からエッチしてくれるなら……皆に声掛けてあげても、イイ、けど……?」
チラチラと様子を見るように上目遣いでこちらを見てくるのがあまりに可愛すぎて、俺はただ頷いて答えてやり、霊愛がそれに反応を見せる前に、また唇を押し付けてやった。
そして霊愛がウットリと目を閉じて、唇の緊張が解けた頃を見計らい、ちょっぴり強引に舌を挿入。すると「んっ!?」と声を漏らすが、すぐに順応し可愛らしく、しかしそれでいてこちらを貪るように舌をチロチロと動かす。
「ん゙っ️♡️♡」
「……お」
イッてしまったようだ。どれだけ性欲が溜まればこんな簡単にイッてしまうのやら。────いや、小悪魔とのキスだけでイカされた事もある俺などが言えた事ではないか。
「はぁ……はぁ……️♡」
「霊愛……明日まで我慢できる?」
「……で……でき……るっ!我慢するっ……だから明日は子供達の中で一番最初にエッチして?ねっ?」
もし我慢できないようなら、ヤリ部屋か紅魔館の適当な空き部屋でセックスしようと企んでいたが、霊愛が我慢できるようなら……俺も我慢するか。
ちょっと残念だが、明日の楽しみに後回しすると考えれば、それもまた、必ずしも悪い事ではない。ショートケーキのイチゴは最後に食べる派だ。
「いい子だね。もし他の子だったら我慢できてないかもしれない場面だよ。やっぱり霊愛は凄い子だ。明日は一番最初にセックスしようね」
「絶対だよ?」
「うん、絶対。巫月より緋月より霊麗より霊子よりリサより……誰よりも先に霊愛を犯すよ。だから今の約束の通り、とりあえず皆に声を掛けるんだ。誰が来るかは分からないけど。分かったね」
「分かった️♡」
いつか霊夢含め母親達との親子丼を食べる為にももう少し、霊愛達には複数人とのセックスに慣れてもらわなくてはならない。
だから、どう言いくるめてでも堕とさなくては。まぁ尤も霊愛はとうに堕ちているし、巫月との3Pなどの経験もあるので、他の子よりずっとその辺のアドバンテージがあると言ってもいい。
────だからこれは、ご褒美だ。決して俺が、目の前でお漏らしした愛しい幼女に触れたくてするワケじゃない。
「ご褒美あげる。スカート持ち上げて足開いて」
「え……こ、こう……?」
「霊愛は確か、クリと膣内、どっちもかなり感度が良かったね」
「そ、そうだけど、何……ひゃっ!?ちょっ、と……お父さん!?あんっ️♡️ らめぇっ♡️ いまっ、イッた、ばっかりなのォッ♡ オ゙ッ️♡ ンオ゙ォ゙ッ️♡」
中指と薬指を膣内に挿入し、手のひらで勃起したクリを押し潰すようにグリグリと動かしてやると、若干のアヘ顔を晒し、勢い良く潮吹き。ガクガクと足を震わせてその場にヘタり込んでしまったので、仕方なくヤリ部屋にスキマで移動する。
「わっ!?ちょ、何!?うわっ幼女連れ込んでる!ていうかそれ娘じゃないの!?」
「スマン愉于奈、少し風呂場借りてく」
「来てから言われても拒否しようがないでしょ!?バッカじゃないの、全く……」
霊愛にシャワーを浴びさせている間、俺は彼女の巫女服や下着類なんかをひたすら手洗いし、魔法で乾燥させていく。霊愛の服の手洗いをするなんて、まだ彼女が赤ん坊だった頃か、それくらいか……。
「お゙っ️♡ お゙ぉっ️♡️♡ おごっ、んお゙ぉっ️♡️♡」
「我慢だ俺、我慢しろ……明日の楽しみにとっとけ。風呂場でオナッていようと我慢しろ……何か別の事を考えるんだ俺……映姫の説教を思い出せ……幻想郷においてあれほど興奮しない時間は無ェ……」
「……ははーん。あんたってひょっとして、近親交配シテんの?ヤバくない?一部の……神とかの、上位に君臨してる種族にしか許されない禁忌じゃないの」
「うっせ、良いんだよ俺は。吸血鬼でありながらも神格持ちだぜ?その辺の妖怪よりは上位の存在だと断言してもイイだろう?」
「うわウッザ……初めてあんたに殺意が沸いたよ」
「あぁん?文句言うならまた地底に派遣しようか?それでもイイぜ?俺のこのヤリ部屋が、久しぶりに空き部屋になるからなぁ」
「うっ、地底は……無理だわ、ごめんなさい……」
「勇儀の酒盛りに付き合うのは並大抵の妖怪じゃ……いや、鬼でもキツイ事だからなぁ。しゃーないさ。あ、とりあえず明日の朝は地底に行ってな」
「ハァ!?なんでよ!?」
「
「おっ……横暴よぉ!てか、どこに行けってのよ!?人間なら何代も世代交代しちゃうくらいの期間封印されてたお陰で知り合いとか居ないんですけど!?居たけどあんたらに殺されたんですけど!?」
「んー。勇儀んとこ行く?」
「だから何でそーなるのよォ!!」
「冗談冗談。でも地底には行ってもらうぜ」
「はぁ!?」
「そろそろ愉于奈にもちゃんとした住処が必要だと思ってな。話はつけといた」
「話……って……またそんな勝手に……!」
「断るかどうかは愉于奈次第だ。あっちに住むかの強制はしない。とりあえず見るだけでも見て来い。その上でもまだこのヤリ部屋に住みたいって言ってくれるんなら、その時は俺が新しくヤリ部屋を用意すればいいから。とはいえ、俺とてそこまで労力を使いたくないから……まぁ、愉于奈に任せるよ」
「……やだ」
「ここの主は俺だぜ」
「……ここに居ないと……定期的に会えないじゃん」
「!」
「もしそっちに移り住んでも……あんたに会えるの?ちゃんとエッチとか……できるの?」
「そりゃモチロン。定期的に行くよ。具体的には、19日、もしくは20日に1回かな」
「……やっぱここがいい。そんな期間が空いちゃ……寂しくなるもん……」
「愉于奈……」
「あんたが悪いのよ。あの時、あんたが私をレイプしなきゃ……こんな事にはならなかったのにさ」
「……」
「あんたも貧乏クジ引いたねぇ?思いつきでレイプしたせいで私に好かれて。あーあこりゃ残念ねぇ、可哀想️ったらありゃしないわ♡」
「勝手に快楽堕ちした愉于奈には言われたくねえ」
「ウッザ!殺すわよ!?」
「その前にお前をハメ殺してやるよ……っ」
「ウフフフッ、娘の前で私のこと押し倒すなんて、ダイタンね️ぇ♡」
「え」
愉于奈の太い太ももに足を入れて押し倒したが、愉于奈のその言葉に気付かされ振り返ってみると、冷たいジト目で俺を見やる霊愛が居た。乾燥させた巫女服を纏っている所を見ると、割と前から浴室は出ていたらしい。
愉于奈とヤイヤイ言い合っていたせいで、そんな事にすら全く気が付けなかった。
「……相変わらず仲良しだねぇ。でもいいもん。私、明日の朝イチで
「私を嘲笑うつもりィ!?ハンッ、じゃあいいわ、明日の分も射精させきってやる!ほらエスカルゴ、ヤるわよ!!」
「いやこの後は美鈴とヤるので……」
「あー!?めぇりん!?誰よソイツはァ!」
「この前の宴会にも居たぜ。紅魔館の門番だよ」
「……知らないっ!今度、ツラを拝みに行ってやろうかしら!コテンパンにしてやるわ!」
「……。まぁ……頑張れ」
「なんで憐れむような目で見るのよぉーーっ!!」
その後、キーキー暴れる愉于奈を宥めつつ放置、すっかりスッキリした様子の霊愛を伴って紅魔館へ帰宅し、待たせていた美鈴と、数分遅れの交わりを楽しむ事にした。
ただし今回は、美鈴からのお願いで、ゴムを装着しながら……。
そしてその後。美鈴がシャワーを終えて、今度は俺がシャワーを浴びる為に交代して紅魔館内を移動していた時のこと────。
「お父様。1つ疑問があるのですが……」
「何だ?久しぶりだな、虔魔から質問されるとは。で、時を止めてまで、俺に何を聞きたい?」
「ここあお姉様達についてです」
「!」
「僕は、幼少期のレミリアお嬢様からの教育の際、こう教わりました。『小悪魔は種族として小悪魔、ここあ達は魔力体*1であり両者に種族的繋がり及び血縁関係は無い』と」
「そうだな」
「そして魔力体なる存在についても教わりました。つまり、ここあお姉様達は『魔力が主体』ではなく
『魔力そのものからなる存在』なのですよね?」
「……そうだな」
「ならば、霊魔お兄様は────」
この先はヤバいと察し咄嗟に手で彼の口を塞ぐ。全く、この十六夜虔魔という息子は、中々どうしてこう鋭い目線や考え方を持っている。
「お前、それ、霊魔に言ってねえよな?」
「……言うワケないではありませんか。だからこそ、こうして時を止めてお父様に聞きに来たのですよ。少しでも、お兄様に聞かれる可能性を消す為に」
「ん。ならいい」
「それで、どうなのですか?」
「────虔魔の思っている通りだ。あの2人は、およそ生命体と呼べる存在ではない。だからそんな存在である姉とセックスした所で、霊魔が童貞卒業したとは、厳密には定義できないだろう」
「……ふむ。睡眠や食事についてはどうです?」
「どちらも必要無い。だから────シガレットは霊魔より後に寝て、霊魔より先に起きているように装っているハズだ。彼女らの『睡眠』というのは、所謂『省エネの為に動作を停止している』だけだ。俺ら普通の生命体での『身体を休め疲労を癒す為の睡眠』ではない。根本的に睡眠の意味が違うんだ」
「では生理機能は?例えばセックスには愛液が必要でしょう。キスには唾液が必要でしょう」
「俺は魔力体じゃねぇからな……断言までは出来んが一応の説明はできる。どちらも魔法で再現可能だ」
「むぅ……なるほど……?」
「……そんな2人だが、俺はあの2人も娘として認知しているし、生命体として、カウントしてもいる。これは譲らん」
「ええ、存じております」
「だから霊魔は『童貞卒業済み』、これに尽きる」
「ですよね。ありがとうございました」
「そんな事を聞いてどうするつもりだ?」
「……」
「レイプは許さないからな」
「お父様ではありませんから、シませんよ」
「む。なら何故、そんな事を聞いた?」
「
「……フン。言いやがる」
「では、僕はこれで」
「おう。くれぐれもトラブルは起こすなよ」
「分かっています。────また弟妹が増えると、紅魔館も更に賑やかになりそうですね」
「……!オメー、まさか見てたのか?」
「僕だけではありませんがね」
今回は気付かなかった。いつも霊夢との交わりは霊愛達、鈴仙との交わりは巫月達に見られてるとは知っていたが、今回は気付けなかった。
虔魔だけではないという事は、霊愛らも参加して結界か何かで気配を遮断したという所だろうか。
やはり、子供の宿泊中の野外セックスは少しだけ控えた方が良さそうだと、俺の目の前から去る彼の背中を見つめ、しみじみ思う。
「あと虔魔。
「えっ。────あっ」
「1つ、お勉強になった……ネ♡」
「は……は、はいっ…………!」
本気も本気の
そしてその頃、女子部屋では────。
◆
「はいもしもし、射命丸ですが」
『よう穹ちゃん!こちらいつもの印刷所だぜ!』
「あ、どもです!連絡下さったって事はつまり?」
『おうよ!やっと準備できたぜ!刷りまくったから配りまくってくんな!』
「了解!今すぐ向かいます!」
『待ってるぜ!』
トランシーバーにて印刷所から連絡を受け取った穹は、近くの者達にだけ外出の旨を伝え、窓から、幻想郷の空へ飛び立って行った────。
4月29日現在、やっと、原作書籍コンプしました。
白三月精、ゲット。普通に絵とか好きですねぇ。