犯された√は後日、pixivにあげます。
「恥ずかしがることないんだよ、アタシに任せて」
そう言ってかえでちゃんが俺のスカートに手をかける。
……まさか、童貞より先に処女を失うことになるなんて。
さようなら、俺の純血。
こんなことになるなら、風俗にでも行っておけばよかった。
俺がそんな後悔を抱きながら、かえでちゃんのなすがままにされていると、
「何してるの、かえで!!」
みはりが勢いよくドアを開け、リビングに入ってくる。
そして、
「まひろちゃんから離れて、今すぐに」
そう叫びながら、俺の上にまたがっていたかえでちゃんを突き飛ばした。
「キャッ」と可愛い声を上げながら、床に叩き付けられるかえでちゃん。
みはりは、そんなかえでちゃんの様子に目もくれず、直ぐに俺の側に駆け寄る。
「大丈夫?まひろちゃん」
「うん、なんとか」
「そう、良かった……」
ホッとした表情を浮かべながら、ソファの横にしゃがみ込み、そっと俺の手を握るみはり。
……助かった。
本当に危ないところだったけど、俺の貞操は奪われずに済んだ。
そう思い、安堵していたのも束の間、
「もう、いったいなぁ」
頭を抑えながら、かえでちゃんが起き上がる。
「あ……、あぁ……」
恐怖の余り、震え出す俺。
そんな俺の状況を見て、みはりは、
「大丈夫、お兄ちゃんは私が守るから」
そう俺に微笑みかけた。
そして、かえでちゃんの方を振り向くみはり。
すると次の瞬間、
「みはり、生意気」
かえでちゃんが、真顔でみはりの顔面に蹴りを入れる。
「ガッ……」
鼻から血を吹出しながら、床に倒れ込むみはり。
かえでちゃんは、そんなみはりの胸ぐらを掴むと、何度も顔面を殴り始める。
ドスッ……、ドスッ……っと生々しい音が部屋中に響き渡り、茶色いフローリングにみはりの血が飛び散る。
―このままじゃ、みはりが死ぬ
かえでちゃんの暴力は、みはりが俺に振るっていたそれとは全く違う。
本気で相手を殺すための暴力だ。
実際、かえでちゃんは、もう殆ど意識のないみはりを加減せずに殴り続けている。
「もう、止めて!!」
―ここで俺が、かえでちゃんを止めなきゃ、たった一人の妹が、目の前で殺されてしまう。
そんなのは、嫌だ……。
そう思い、俺は必死に声を上げた。
「なぁに、まひろちゃん?」
不機嫌そうなかえでちゃんが、みはりを殴る手を止め、こちらに近づいてくる。
俺は小刻みに震えながら、
「みはり……お姉ちゃんを殴るのは……、もう止めて欲しい……です」
涙声でかえでちゃんに訴えかけた。
「そっか、そっか、まひろちゃんはみはりのことが大好きなんだね」
かえでちゃんが俺の前に立つ。
「は……、はい……」
「なら、みはりに手を出すのは止めようかな」
「ほんと!!」
その言葉を聞き、心の底から嬉しさが湧き上がってくる。
良かった、みはりがこれ以上傷付かなくて済む……。
そう思い、安心していると、かえでちゃんの口から耳を疑うような言葉が飛び出してきた。
「うん。みはりの代わりに、まひろちゃんに罰を受けてもらうからね」
「へ?ま……」
俺が言葉を返す前に、かえでちゃんのパンチが俺の脇腹に突き刺さった。
「……っあ、カハッ……」
想像を絶する痛みに、俺はその場で倒れ込む。
かえでちゃんはそんな俺を見下しながら、
「みはりに突き落とされたときさ、結構痛かったんだよね。なのにみはりは謝ってくれないんだもん。アタシ、傷ついちゃった!」
そう呟き、倒れ込んでいる俺に蹴りを入れる。
「アガッ……、ごめん、ごめんなさいぃぃ」
痛みに耐えかね、反射的に謝罪の言葉を口にする。
しかし、かえでちゃんは俺の言葉を気にも留めず、ドスッ、ドスッと何発も蹴りを入れてくる。
「ガハッ……、おえ、おぇぇぇぇ」
痛みに耐えきれず吐き出してしまう。
すると、かえでちゃんは、俺を蹴る足を止め、
「きったないなぁ」
と耳元で囁いた。
同時に、俺の顔が宙に浮く。
そして、
「自分で吐いたものは、自分で綺麗にしよっか!!」
俺は吐瀉物の中に顔を叩き込まれた。
「あ、ぁぁぁぁっっっっっっっっ!!」
痛みと衝撃で声にならない悲鳴をあげる。
しかし、そんな俺を気づかうことなく、かえでちゃんは俺の顔をグリグリと床に押しつける。
段々と目の前が暗くなり初め、意識が遠くなっていく。
あぁ、このまま殺されるのか。
そんな言葉が、脳裏に浮かび始めた時、
「もう……、止めて……」
意識を取り戻したみはりが、かえでちゃんの手を掴んだ。
「おはようみはり。けど、邪魔しないで欲しいかな」
「お願い、いつもみたいに……、謝るから……」
「へぇ、じゃあ、早く」
かえでちゃんの言葉に頷いたみはりは、素早く服を脱ぎ、かえでちゃんの前で土下座した。
その様子を、かえでちゃんは、満足そうに眺め、
「今回は特別に許してあげるけど、次は無いからね」
みはりの頭を踏み、写真を撮りながら、そう言った。
―それから程なくして
「そんじゃあ、そろそろ帰るね。今日のこと、誰かに言ったら、写真ばらまいちゃうから」
かえでちゃんはそう言い残し、帰って行った。
部屋に残されたボロボロの俺とみはり。
幸い、俺は顔の痛みを我慢すれば、何とか立ち上がれた。
―しかし、みはりは、
「みはり、おい、しっかりしろ、みはりぃ」
かえでちゃんが帰った後、直ぐに倒れて、しばらく目を覚まさなかった。
√αと、√βで別の話に繋がります。