※この作品はR-18です。

人生がおしまい!?   作:柊 蕾

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かえでちゃんにまひろが犯されなかった√です。
犯された√は後日、pixivにあげます。


【5話】ふくじゅうのはじまり √α ☆☆ 

「恥ずかしがることないんだよ、アタシに任せて」

 

そう言ってかえでちゃんが俺のスカートに手をかける。

 

……まさか、童貞より先に処女を失うことになるなんて。

さようなら、俺の純血。

こんなことになるなら、風俗にでも行っておけばよかった。

 

俺がそんな後悔を抱きながら、かえでちゃんのなすがままにされていると、

 

「何してるの、かえで!!」

 

みはりが勢いよくドアを開け、リビングに入ってくる。

 

そして、

 

「まひろちゃんから離れて、今すぐに」

 

そう叫びながら、俺の上にまたがっていたかえでちゃんを突き飛ばした。

「キャッ」と可愛い声を上げながら、床に叩き付けられるかえでちゃん。

 

みはりは、そんなかえでちゃんの様子に目もくれず、直ぐに俺の側に駆け寄る。

 

「大丈夫?まひろちゃん」

「うん、なんとか」

「そう、良かった……」

 

ホッとした表情を浮かべながら、ソファの横にしゃがみ込み、そっと俺の手を握るみはり。

……助かった。

本当に危ないところだったけど、俺の貞操は奪われずに済んだ。

そう思い、安堵していたのも束の間、

 

「もう、いったいなぁ」

 

頭を抑えながら、かえでちゃんが起き上がる。

 

「あ……、あぁ……」

 

恐怖の余り、震え出す俺。

そんな俺の状況を見て、みはりは、

 

「大丈夫、お兄ちゃんは私が守るから」

 

そう俺に微笑みかけた。

そして、かえでちゃんの方を振り向くみはり。

 

すると次の瞬間、

 

「みはり、生意気」

 

かえでちゃんが、真顔でみはりの顔面に蹴りを入れる。

 

「ガッ……」

 

鼻から血を吹出しながら、床に倒れ込むみはり。

かえでちゃんは、そんなみはりの胸ぐらを掴むと、何度も顔面を殴り始める。

 

ドスッ……、ドスッ……っと生々しい音が部屋中に響き渡り、茶色いフローリングにみはりの血が飛び散る。

 

―このままじゃ、みはりが死ぬ

かえでちゃんの暴力は、みはりが俺に振るっていたそれとは全く違う。

本気で相手を殺すための暴力だ。

実際、かえでちゃんは、もう殆ど意識のないみはりを加減せずに殴り続けている。

 

「もう、止めて!!」

 

―ここで俺が、かえでちゃんを止めなきゃ、たった一人の妹が、目の前で殺されてしまう。

そんなのは、嫌だ……。

そう思い、俺は必死に声を上げた。

 

「なぁに、まひろちゃん?」

 

不機嫌そうなかえでちゃんが、みはりを殴る手を止め、こちらに近づいてくる。

俺は小刻みに震えながら、

 

「みはり……お姉ちゃんを殴るのは……、もう止めて欲しい……です」

 

涙声でかえでちゃんに訴えかけた。

 

「そっか、そっか、まひろちゃんはみはりのことが大好きなんだね」

 

かえでちゃんが俺の前に立つ。

 

「は……、はい……」

「なら、みはりに手を出すのは止めようかな」

「ほんと!!」

 

その言葉を聞き、心の底から嬉しさが湧き上がってくる。

良かった、みはりがこれ以上傷付かなくて済む……。

そう思い、安心していると、かえでちゃんの口から耳を疑うような言葉が飛び出してきた。

 

「うん。みはりの代わりに、まひろちゃんに罰を受けてもらうからね」

 

「へ?ま……」

 

俺が言葉を返す前に、かえでちゃんのパンチが俺の脇腹に突き刺さった。

 

「……っあ、カハッ……」

 

想像を絶する痛みに、俺はその場で倒れ込む。

 

かえでちゃんはそんな俺を見下しながら、

 

「みはりに突き落とされたときさ、結構痛かったんだよね。なのにみはりは謝ってくれないんだもん。アタシ、傷ついちゃった!」

 

そう呟き、倒れ込んでいる俺に蹴りを入れる。

 

「アガッ……、ごめん、ごめんなさいぃぃ」

 

痛みに耐えかね、反射的に謝罪の言葉を口にする。

しかし、かえでちゃんは俺の言葉を気にも留めず、ドスッ、ドスッと何発も蹴りを入れてくる。

 

「ガハッ……、おえ、おぇぇぇぇ」

 

痛みに耐えきれず吐き出してしまう。

すると、かえでちゃんは、俺を蹴る足を止め、

 

「きったないなぁ」

 

と耳元で囁いた。

同時に、俺の顔が宙に浮く。

そして、

 

「自分で吐いたものは、自分で綺麗にしよっか!!」

 

俺は吐瀉物の中に顔を叩き込まれた。

 

「あ、ぁぁぁぁっっっっっっっっ!!」

 

痛みと衝撃で声にならない悲鳴をあげる。

しかし、そんな俺を気づかうことなく、かえでちゃんは俺の顔をグリグリと床に押しつける。

段々と目の前が暗くなり初め、意識が遠くなっていく。

あぁ、このまま殺されるのか。

そんな言葉が、脳裏に浮かび始めた時、

 

「もう……、止めて……」

 

意識を取り戻したみはりが、かえでちゃんの手を掴んだ。

 

「おはようみはり。けど、邪魔しないで欲しいかな」

 

「お願い、いつもみたいに……、謝るから……」

 

「へぇ、じゃあ、早く」

 

かえでちゃんの言葉に頷いたみはりは、素早く服を脱ぎ、かえでちゃんの前で土下座した。

 

その様子を、かえでちゃんは、満足そうに眺め、

 

「今回は特別に許してあげるけど、次は無いからね」

 

みはりの頭を踏み、写真を撮りながら、そう言った。

 

―それから程なくして

 

「そんじゃあ、そろそろ帰るね。今日のこと、誰かに言ったら、写真ばらまいちゃうから」

 

かえでちゃんはそう言い残し、帰って行った。

部屋に残されたボロボロの俺とみはり。

幸い、俺は顔の痛みを我慢すれば、何とか立ち上がれた。

 

―しかし、みはりは、

 

「みはり、おい、しっかりしろ、みはりぃ」

 

かえでちゃんが帰った後、直ぐに倒れて、しばらく目を覚まさなかった。




√αと、√βで別の話に繋がります。
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