※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

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強奪の瞳

俺とシドの2人は行動していた。

シドは、こちらの言葉に乗せられる形で今回の1件に大きく関わると思われる人物の元まで同行してくれた。

その際に、無駄にスタイリッシュに行っていたが、まぁ、それは良いだろう。

 

「にしても、あの鎧の持つ奴がねぇ」

「あぁ、周囲の魔力を吸収しているようだけど」

「・・・なるほど、それは確かに厄介だねぇ」

 

そうしながらも、シドはポンポンとそれを弄っていた。

 

「・・・何時、盗ったんだ」

「ついさっき」

 

どうやら、あの鎧の奴に気づかれるよりも前に、スライムを紐のようにして瞬時に盗ったようだ。

無駄に高いスキルを持っている奴とは思っていたけど、まさかここまで一瞬で行うとは。

そんな考えをしていた時だった。

 

「なっ、どこにっ!」

「なんか、面倒だな」

 

そうして、鎧の奴は、ようやくアーティファクトが無くなった事に気づいたようだ。

 

「まぁ、別にこういうのは、これで解決出来るけどな」

 

そのまま、俺は鍵を取りだし、そのままアーティファクトを封印した。

すると、アーティファクトは、その機能を停止させた。

 

「えぇ、そんなあっさりと」

「それが、鍵だから、まぁこれですぐに対抗出来るしな」

 

そのまま、俺は懐から鍵を取りだし、そのまま構える。

 

「この状況では、頼みますよセルティさん!」

 

同時に、俺は、そのままセルティさんを呼び出す。

それと共にセルティさんは、周囲の状況を見る。

 

『なかなかに厄介な状況のようだな』

「頼めますか」

『なんとかしておこう』

 

セルティさんは、それと同時に、愛馬の姿が変わる。

それは馬ではなく、なんとバイク。

同時にバイクに乗り込んだセルティさんは、そのまま校舎の中に入る。

 

「なっ、何が!」

 

突然の出来事。

それに対して、校舎の中にいた彼らは驚きを隠せなかった。

それは、ディアボロス教団の奴らも同じだった。

しかし、その隙を、セルティさんは逃さなかった。

その手には影で造りだした鎌であり、それで周囲にいたディアボロス教団の団員を一瞬で片付けた。

だが、あの鎧の男だけは違った。

 

「ちっ、厄介な奴が現れたようだな」

 

それと共に、男はその手にある剣を構え、襲い掛かる。

対して、セルティさんは瞬時に鎌を構えた。

男の、その手にある剣による斬撃。

目で追う事が難しい。

本来、セルティさんは戦闘に特化している訳ではない。

 

「チェンジ、蛇の守護者」

 

だからこそ、一瞬で俺は鍵を切り替える。

それと共に、セルティさんは光の粒子になり、消える。

同時にその場に代わりに現れたのはメドゥーサだった。

 

「なっ」

「面倒な事をしますね」

 

それと共にメドゥーサは、その手に持つ剣で鎧の男を蹴り飛ばす。

 

「あなたは、一体っ」

「・・・蛇の怪物かな、それよりもさっさと逃げたら」

「逃げるって」

「私って、周りに考慮した戦い方は苦手だから」

 

そうしている間にも、鎧の男は吹き飛ばされてしまう。

 

「えぇ、これじゃ、僕の出番ないじゃないの」

「だったら、先回りしたら」

「仕方ないなぁ」

 

そう、ぶつぶつと言いながらも、シドはそのまま鎧の男が吹き飛ばされた方向へと向かっていく。

その間にも、俺は強欲の瞳を手にしながら、ため息を吐く。

 

「本当に、面倒な事件ばかりが周りで起こるな」

 

そうして、人斬りの事件は静かに終わる。

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