学園を占拠したディアボロス教団。
その教団を率いていたのは、ルスラン・バーネット。
つまりは、この学園の副学園長である。
「尚文は、それを知っていたのか」
事件が終わり、俺はマグロナルドで食べながらそれを聞く。
シャドウガーデンが経営している店であり、外にはその声を聞こえないようにしている。
「状況的に一番可能性がある奴を怪しんだだけだ。
最も、シェリーは奴が目の前に現れても、最後まで信じたくなかった様子だけどな」
それは俺と別行動しており、強欲の瞳を奪った後の出来事。
隠し通路を通って、戻ってきたルスラン副学園長と対面していた。
彼は全ての証拠を隠滅する為に、学園を爆破させようと既に行動していた。
その時に尚文達に会うと共に、既に自分の姿を見た、尚文達を生かす気はなく、そこで殺す為に戦い始める。
「まぁ、奴自身の目的もその時に聞いたけどな」
苦労して上り詰めた栄光は一瞬で終わり、病のせいで戦力外になってしまいました。
「頂点への渇望」を抱いていて、ブシン祭で優勝した時の高揚感が忘れられず、再びラウンズの頂点に立つことを夢見ていた。
だからこそ、強欲の瞳に目を付けた。
「シェリーの母親も奴に殺されていた。自分の障害になると。そして、シェリーも道具としか見ていなかった」
「今は、彼女は」
「部屋で引きこもっているよ。今は俺達ではどうする事もできないからな」
そう、尚文はそのまま呟く。
「勇者と言っても、俺達に出来ることなんて限られているからな」
俺達が出来る事なんて、あまりにも少ない。
例え伝説の武器でも、それは変わらない。
「ルスラン副学園長の最後は?」
「突然、入ったシドの奴に一瞬で殺されたよ。強敵を一瞬で倒した影の実力者を振る舞う為にな」
「そうか」
死んで解決なのかは、分からない。
だけど、シェリーの心は未だに癒えていないだろう。
「そういう事も含めて、シェリーを元気にさせる為に、アイリスの奴がリンドブルムにおける女神の試練だったか、それを見に行く為のチケットをくれた」
「そうなのか、リンドブルム」
それを聞いて、面倒な事を思い出した。
「どうしたんだ?」
それに対して尚文が、こちらに問いかける。
「シャドウガーデンも、今度行くことになるんだ」
それを聞いた尚文は。
「また、ディアボロス教団関係か」
「そうとも言えるけど」
同時に俺には、別の問題がある。
「なんだ?」
「デルタのお目付け役」
それを聞いた尚文は微妙な顔をした。
なぜならば、デルタの性格を知っており、彼女が起こすだろう問題をすぐに察したからだ。
「まぁ、なんだ、頑張れ」