今回の1件は最終的には、とんでもない結末を迎えた。
突然、乱入してきたシャドウによって、ドエムと、それに仕えていたディアボロス教団は半殺しされた。
さすがに、ディアボロス教団の手掛かりを消させない為に、アイリス女王がシャドウと戦ったのだが、その結果は敗北となった。
それは、王国中が大騒ぎになった。
「それでは、シド、何か言う事は」
そう、俺と尚文は、シドに対して仁王立ちをしながら問いかける。
それに対して、シドは不敵な笑みを浮かべると共に。
「反省はしているが後悔はしていない」
「はい、アウト!」
「ぐぇ!」
俺と尚文は、そのまま同時に、シドに拳骨をする。
それに対して、大きなリアクションを取ったシドは、そのまま頭を抑える。
「だって、あそこは陰の実力者とっして、威厳を発揮する必要があった。
だからこそ、僕はその事に何の後悔はない」
「そうか、ならば、あの後の俺の苦労も知らないんだろうなぁ」
「ついでに、お前が起こした爆発による被害総額も払って貰うぞ」
「今後は気をつけさせて貰います」
俺達からの言葉を聞くと共に、シドはそのまま土下座をする。
シドを相手にする時には、動かす時には陰の実力者のようにする。
そして、止める時には金。
俺達の中では、それが確定していた。
「それにしても、ローズ先輩は結局はいなくなっちゃったね」
「悪魔憑きとして、認識されてしまったのが要因だろうな。シャドウガーデンで保護されているけど、これからどうするかだな」
今回の事件の一番の被害者であるローズ先輩は、既にここにはいない。
既にシャドウガーデンの本拠地へと向かっている。
「それで、お前はこれからどうするつもりなんだ?」
そう、俺に問いかけてくる。
「ドエムの奴が、この馬鹿のせいで喋れる状態じゃないからな。
奴がこれまで、怪しい行動をしていたか調べる為に、面倒な所へ行く」
「面倒な、そこは一体?」
「無法都市」
「無法都市!」
俺の言葉を聞いて、シドは反応した。
まさかとは思うが。
「・・・一応聞くが、どっちの意味でだ?」
「・・・金儲け」
「「・・・」」
「はい、反省します」
そう、俺達からの圧力に対して、シドはそのまま諦める事にした。
「まぁ、どっちにしても多分だけど、僕も行く事になると思う」
「理由は?」
「姉さんに連れて行かれるかもしれないから」
「あぁなるほど」
だから、結構面倒くさそうな反応をしていたのか。
「というよりも、むしろソラが無法都市に知り合いがいるのに驚いたよ」
「お前と会う前に会ったんだよ、こっちでの情報源でも主にそこからだ」
「お前もお前で、結構過激な事をしているんだなぁ」
「自覚している。という訳で、もしも向こうで会ったら、よろしく」
「よろしくぅ」
そう、俺達は今回の出来事を振り返りながら、次に備えた話し合いを終える。