「ふぅん、なるほどねぇ」
猫猫は、そう気怠い目と共に眼前にある俺の肉棒を見つめながら、その経過観察を確認していた。
今回の1件の解決と共に、猫猫はとある毒に関する実験を行う為に、俺を実験台にさせた。
普段、実験台は彼女自身で行うのだが、その毒は女性ではなく、男性に効果がある物の為、その経過を詳しく見る為に今回の事件の1件の報酬として、俺を実験台に選んだ。
「にしても、毒って言われても」
「あぁ、そのままにしておいてくださいね」
俺は、そう猫猫に尋ねようとするが、それを遮るように手をこちらに制止を籠めるようにする。
同時に、もう片方の手は俺の肉棒に触れる。
ひんやりと、毒によって影響がどのように出ているのか。
それを確かめるように、玉袋を持ち上げる。
「へぇ、毒の影響もあってか、普段よりもずっしりと重くなっている。以前よりもずっと重くなっていますね」
猫猫は、そんな事を呟きながら、今度は金玉の中に入っている精子の量を確認するために、親指で亀頭部分をぐりぐりと弄る。
それと同時に、もう片方の手で尿道部分を開くようにして指を入れる。
当然の如く、尿道を弄られると言う行為はあまり行った事がなく、思わず体が反応してしまう。
だが、尿道部分の中までしっかりと確認できた猫猫は、ゆっくりと口角を上げる。
そして、そのまま俺の方を見るなり一言だけこう言うのだ。
その言葉は、とても冷たいものだった。
そうして、猫猫は再び作業に戻る。
まずは、亀頭の方から手を使ってぐっと握るようにする。
先程までは少しひんやりとしていた手が今は温かい。
そんな温かさを感じると同時に、自分の陰茎の熱さも感じてしまう。
それを確かめるかのように、猫猫は上下に手を動かす。
ただでさえ敏感な場所だと言うのに、さらに刺激を与えられるという事もあり、どうしても我慢ができない。
だが、ここで達してしまったらつまらないだろうと思い、必死になって堪えようとする。
しかし、どうにもできないものは仕方がない。
猫猫が上下に動かす度に、どんどん射精感が高まっていく。
このままでは、すぐにでも絶頂を迎えてしまいそうだと思った時だった。
しかし。
「すぐに出さないでくださいよ」
ぎゅっと、猫猫は射精しそうになった俺の肉棒を握り締めたのだ。
それにより、射精寸前の状態のまま止められてしまった事により、身体中に痺れるような感覚を覚えてしまう。
その快楽を感じながらも、どうにか耐えようと歯を食い縛った。
一方の猫猫は、そんな俺の反応を楽しむかのようにしながら、こちらをじっと見つめてくる。
その瞳には、嗜虐的な光が宿っており、獲物を甚振る事に興奮しているようであった。
「ねっ猫猫」
「……いえ、気にせず」
そう、言葉では言いながらも、その口元はどこか三日月を思わせるように歪んでおり、まるで新しい玩具を見つけた子どものような表情を浮かべていた。
「お前の普段の態度からは、本当に考えられないな」
「多くの女性と、関係を持っているお前には言われたくない。それに、こういうのも慣れているんだろ」
猫猫は、そう言うと俺を倒れさせる。
毒の影響で、身体には力は入らない。
それでも、まるで重力に逆らうようにピンッと真っ直ぐと立っている肉棒が視界に入る。
それは、明らかに勃起しており、先端から透明な汁が出ていた。
その様子を見た、猫猫はその手を自身の秘部をゆっくりと擦り始める。
その際に、指先に愛液が付いたのかぬちゃりと音が聞こえてきた。
「……んぅっ!」
それと同時に、猫猫の顔色が変わる。
声を抑えながら、その顔は徐々に赤く染まる。
亀頭から感じる熱なのか、それとも毒によって膨大になった肉棒による圧迫感によるものかわからないが、いつもより感じやすくなっているようだ。
そして、猫猫はそのまま俺の肉棒をゆっくりと膣内に挿入した。
(お、おい!)
思わず言葉を発しそうになる。
しかし、それよりも、俺の肉棒を締め付ける猫猫の膣肉の感触に目を見開く。
まるで、俺の身体の中にある毒を、隅々まで喰らい、堪能する為に動いているように思えた。
そして、そのまま俺の身体を引き寄せて抱きしめてくる。
ぐいっと胸が押し付けられ、その柔らかさに意識を持って行かれる。
すると、耳元で艶めいた吐息と共に甘い言葉が囁かれた。
「……気持ちいいですか?」
貧相でやせっぽちな体躯ではある。
だが、それがどこか安心させる。決して豊満ではなく健康的でもないだろう。
俺はその背中に手を回してぎゅっと抱き寄せながら答える。
「ああ」
「そうですか」
くすりと笑う声が聞こえた。
猫猫はそれ以上何も言わず、ただ俺を抱き寄せたまま腰を動かしてくる。
相変わらず無愛想で何を考えいるのかまったく分からない女だ。
そんな事を思いながらも、腕の中に収まるこの小さい身体の女が何とも言えない程可愛く見える。
普段あまり表情を変えない顔も今は赤らみ、潤んだ瞳で見つめられるだけで興奮した。
「もう我慢できないか? んっ!」
俺の言葉に反応し、猫猫はさらに激しく動き出す。
どうにも堪え性のない娘だ。だがそれは俺もまた同じであった。
「うん……! 私もう駄目だから早くして下さい」
情けないことに、あっけなく達してしまう。
肩を上下させ荒くなった息を整えていると、下から伸びてきた手に優しく頬に触れられた。
「今日は随分早いですね」
少しだけ意地悪そうな顔をする猫猫の頭を引き寄せて口づけをした。舌で歯列をなぞり、上顎を舐めると、猫猫もそれに応じてくる。
そのまましばらくお互いをむさぼるように口内を犯し合っていると、不意に猫猫が手を滑らせて指先が胸に触れた。そしてその手はそのままゆっくりと下におりてきて再び臍の下あたりまで撫でた所で止まった。
「まだ中に入ってますね」
「ああ」
俺は素直に返事をする。
「お前、そういうのは興味はなかったんじゃないのか?」
そう、猫猫に尋ねる。
「さぁ、どうでしょうね」
そう蠱惑的な笑みは何を意味するのか。
まるで、分からなかった。