※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

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「ユキメ様、あの男をたった1人で向かわせて宜しいんでしょうか」
「何か問題でも?」
「正直に申しますと、あの男だけでは生き残れるとは到底思えません」
「えぇ、そうですねぇ」
「ならば」
「ですが、それは1人の場合です」
「というと?」
「あのお方を敵に回す必要はありません。何よりもあの方が敵となるような事をしなければ良いのですから」
「それは一体」
「悪行でしょうね、度を超した」


紅の塔の攻略

「さて、ここが紅の塔ね」

 

俺は、ユキメに促されるがままに紅の塔へと向かった。

出会っていない間に、彼女の身に何が起きたのかは、俺は知らない。

もしかしたら、この出来事自体も罠の可能性もある。

そう、理解しながらも、この塔には用がある。

 

「あぁ、まさか、こんな所で無謀な奴が出てくるとはなぁ」

 

そう、俺が紅の塔に入ろうとしたら、上から何か声をかけてきた。

見ると、そこには凶器染みた目でこちらを見つめる白髪の男がいた。

片手は失っており、その脚には鎖がある。

それだけでも門番にされており、囚われているのは一目で分かる。

 

「退け、悪いが、こっちは少し用事があるんだ」

「あぁ、退けって言う程に、お前が強いのかよぉ!!」

 

そう、白髪の男は、その手に持つ武器をこちらに向かって、襲い掛かろうとする。

だが、俺はそれに合わせるように鍵を一つ取りだし、そのまま発動する。

 

「現れろ、羊の守護者」

 

同時に、白髪の男は吹き飛ばされる。

それは、俺が召喚した守護者が放った鉄球によって、天高く、吹き飛ばされる。

そのあまりの威力に、その男の脚を拘束していた鎖は引き千切られてしまう。

 

「メイド、レム、ただいま参りました」

 

ふわりと、地上へと降り立つと同時に黒いメイド服を身に纏い、青髪にメカクレをした少女レムがそこに立っていた。

そう、レムは、そのまま俺の横で頭を下げる。

 

「おぅ、ありがとう。それで気になっていたけど、ラムさんは」

「ラムに何か用かしら」

 

すると、その正反対の場所にラムが現れた。

その見た目はレムとうり二つだが、その髪色はピンク色であり、一部がレムよりも小さい。

 

「どこを見て言ったのかしら」

「いいえ、何も。

それよりも手伝ってくれるかな、ちょっと、あの塔で調べ物をしたいんだけど」

「嫌よ、面倒くさい」

「えぇ」

 

その言葉に対して、俺はどうするべきか。

 

「レムはお手伝いします!」

「なんか、いつもありがとう」

「そもそも、この塔に行く必要があるのかしら?」

「まぁ、そう考えるのも仕方ないけどね、どちらにしても」

 

俺は、空を見つめる。

 

「なんだか、直感だけど嫌な予感がするんだよねぇ」

 

ユキメに言われた事がきっかけだけど、同時に俺自身も気になっていた。

なので、ある意味丁度良いと考えて、乗り込む事にした。

 

「本当に曖昧なのね、まぁ、良いわ。

塔を登っている間は、ラムの脚になっておきなさい」

「また、面倒な、まぁ良いけど」

 

この紅の塔での探索を行う際に、呼び出したのはラムを目的にしていた。

 

「それじゃ、レム、護衛をお願い出来るか?」

「はい、姉様とソラ様は、レムが守りますので」

 

そうしながら、速効で吸血鬼だと思われる存在をすぐに倒した。

幸い、今は昼。

吸血鬼の弱点である日を剥き出しにさせれば、問題ないだろう。

 

「それじゃ、行くとするか」

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