カルミラ島でのレベルアップ。
そこでのレベルアップを行う際に、俺が行うのは、主に守護者の特性をよく知る事だった。
俺自身がレベルアップする事で、魔力による提供量が多くなる。
それは、守護者の力も大きく上がり、様々な変化が起きる事だ。
その変化は、守護者によって変わっており、守護者の中でも一際変化の大きいのはスイが代表的だ。
彼女の場合、魔力量が少なければ、その姿も子供から大人へと成長している。
これが目に見えて分かるパターンであり、他の守護者達も様々な変化が起きる。
そして、容姿以外での大きな変更があるとしたら、目の前にいる守護者だ。
「というよりも、私の初戦闘が雑魚狩りって」
そう言いながらも、目の前にいる魔物を次々と倒していく守護者。
マントを着用した剣士のような凛々しい衣装で、本人から見て左側が長い斜めラインのスカートと肩出しスタイルが特徴である。
彼女は魚座の守護者であるさやか。
魚要素がどこにあるのかという疑問はあるが、彼女自身はそれをあまり言いたがらない。
そして、その戦闘能力は、他の守護者と比べたら、平均的だ。
あえて言えば、バランスが良いが、彼女の真骨頂は、戦闘能力ではなく。
「それにしても、まさか私の魔法で回復できるなんてねぇ」
そう言いながら、道中で、俺の怪我を治療を行っていた。
彼女は、他のメンバーにはない回復魔法を行う事ができる。
その回復量は提供した魔力によって違い、最大まで渡せば、身体が無事で、魂がそこにあれば蘇生させる事ができる程の回復が行える。
そういう意味では戦闘も行えるし、回復によるサポートも行えるから頼もしい。
「それにしても、ここら辺で合流予定だったんだけどな」
そう、レベルアップの合間に、俺は自分が回収した物を岩谷と見せ合うつもりだった。
俺自身、鍵の強化を行う事はできなかった。
それは、岩谷から教えて貰った信じれば他人のシステムを使える事。
だが、それは俺にはできなかった。
俺自身、岩谷の話を疑っている訳ではなく、彼の言うシステムというのを試しに行ってみた。
しかし、まるで反応はしなかった。
疑問が多く残っているが、とりあえず出た結論としては、俺の鍵と岩谷達が持つ武器は種類が違うからだ。
違うゲームのルールを無理矢理合わせるような感じだ。
そう、疑問に感じながら、散策していると、海から何かが出てきたのは。
「ペンギン!?」
ペンギンの着ぐるみ。
それも2人。
さやかは思わず声を出すが、こちらに気づいた様子。
「空か!」
「その声は、岩谷か?
どうしたんだ?」
「大変な事が分かった」
「大変な事?」
そう、疑問に首を傾げる。
「次の波までの刻限はあと48時間だと、分かった」
「本当に、どういう事?!」
俺はそれに、思わず声を出して、驚いてしまった。