「本当に、あなたは油断し過ぎよ」
そう言いながら、目の前にいるひたぎさんは俺をベットの上に寝転がせながら、呟く。
俺は抵抗することも出来ずに、彼女のなされるがままになっていた。
ここは、港町の近くの宿だ。
窓の外には海が見えており、波の音が響いている。
部屋の中には俺と彼女しかいない。
「えっと、これは」
「まあ、いいじゃない」
俺の言葉に対して、ひたぎさんは答える。
そもそも、この状況で俺が何か出来るはずもないのだ。
俺は無防備な格好をしており、彼女は下着姿である。
ひたぎさんの肌の色は白くて綺麗だった。
普段は、制服の下に隠されている肌が今は見えている。
そんな彼女に今から何をされるのか、想像もつかないほど初心ではない。
「いやでも」
「何よ、まだ私に不満があるっていうの?」
不満はない。
だが、不安はある。
「戦場ヶ原さんは、その、ドSだから」
「えぇ、そうね」
その言葉と共に戦場ケ原さんの指は俺の乳首を摘まむ。優しく、撫でるように、しかし強めに引っ張る。
痛いような気持ち良いような感覚に身体が震える。
思わず声が漏れそうになるが、唇を噛んで堪えた。戦場ケ原さんはそれに満足したのか、指を離す。そして、今度は俺の胸に顔を近づけると、舌を出して舐めた。
その感触に背中がゾクッとする。
そのまま、彼女は胸の周りだけを丹念に舐める。
「どう? 気持ちいいかしら」
「っ……!」
気持ちいいなんてものじゃなかった。ただ、声を出すわけにもいかないので、必死に耐えるしかない。
「あら、だんまり?」
「いやだって、変な声が出るかもしれないし」
「大丈夫よ、出しても。ほら、もっと」
彼女が、俺の右の乳首を口に含む。口の中で弄ばれ、唾液まみれになったそれは、部屋の空気に触れて冷たい感覚がする。
その冷たい感覚が逆に、刺激になっているようで身体中が熱くなる。
「んぅ……あっ」
耐え切れずに漏れ出た吐息のような声を聞いて、ひたぎさんは笑う。まるで悪戯っ子のような笑顔を浮かべていた。
「ふふっ、可愛いわね」
そんなことを言われても嬉しくない。
しかし、そんな俺の感情とは裏腹に、下半身のモノは既に硬くなり始めていた。それを見て、また笑われる。恥ずかしくて死にそうだ。
「もぅ、ここはこんなに大きくてなっているわね」彼女は俺のズボンに手をかけると、それを脱がせる。下着姿になってしまった俺の下半身を凝視して、戦場ケ原さんは再び笑う。
それから彼女は俺のモノに手を触れると、ゆっくり上下にしごき始めた。それだけで俺は限界を迎えそうになる。しかし、絶頂に達する前に手を止められてしまう。
焦らすようにゆっくりと動かされ、俺は無意識のうちに腰を動かしていた。そんな俺の反応を楽しむかのように、戦場ケ原さんはじっくり時間をかけて攻めてくる。
「ふふっ、もう出そうなの? ダメよ」
戦場ケ原さんはそう言うと、今度は両手を使って愛撫を始めた。片手では先端部分を握りながらもう片方の手で擦り上げ、もう一方の手は根元を扱く。
二つの異なった快感を同時に与えられ、もはや我慢の限界だった。
「そろそろ、良さそうね」
「え……!? あぁぁ!!」
射精しそうになった瞬間、再び手を止められてしまった。射精直前で寸止めを食らい、頭がおかしくなりそうだ。
「そんな顔しないでちょうだい。すぐにイカせてあげるから」
戦場ケ原さんはそう言って、自分の服を脱いでいく。上着を脱ぐだけで、彼女の豊満なバストが露になる。スカートを脱げば、ショーツが見えるか見えないかというくらいの際どいラインまでずり落ちている状態だった。そして最後に残ったブラジャーを外すと、そこには大きな乳房があった。先ほどまでの胸への愛撫で既に硬くなっていたのか、彼女の乳首は完全に勃起しているようだった。
戦場ケ原さんはその胸を俺の顔に押し当てる。柔らかく温かいそれに興奮してしまう。さらに、舌先で舐めてみるととても甘く感じられた。その甘さに脳髄が痺れていくような感覚に陥る。
彼女はそのまま俺を押し倒すと、馬乗りになった。
「じゃあ、挿れるわね」
戦場ケ原さんはそう言い、ゆっくりと腰を落としていく。俺のモノの先端が、戦場ケ原さんの秘部に触れる。その柔らかい感触に、俺は一瞬で果ててしまいそうになってしまう。
「んっ……」
戦場ケ原さんが小さく喘いだと同時に、一気に奥深くまで挿入された。その瞬間、今まで味わったことのない感覚に襲われる。熱い膣内に包まれ、溶けてしまうのではないかと思うほど気持ち良かった。
戦場ケ原さんが身体を動かす度に快感が押し寄せる。気を抜けば意識を失いそうになるほどの快楽に、どうにか堪えることしか出来ない。少しでも動けば達してしまいそうだった。
「どうしたの?」
そんな俺を見下ろしながら、戦場ケ原さんは妖艶な笑みを浮かべた。そして、更に激しく動き始める。「あっ、はぁっ……!」
「ふふっ、気持ちいいかしら」
「んっ……! 気持ちいい……!」
正直に答えると、彼女は満足したように笑う。それが何だか悔しくて、俺も反撃する。右手を伸ばして彼女の胸を掴む。少し力を入れるだけで指の間からは肉が溢れた。
「あんっ……!」
戦場ケ原さんの動きが止まる。しかし、それも一瞬で、すぐにまた激しい上下運動が再開される。
俺の下半身は、もう限界だった。あと数回擦られれば確実にイッてしまっていただろう。
しかし、戦場ケ原さんはそれを許さない。
「ねぇ、そろそろ出しちゃいそう?」
「いや、その」
「いいのよ、出しなさい」
そう言うと、戦場ケ原さんはより一層早く動いた。「ああぁっ!! もう無理っ!!」
耐え切れずに、俺は絶頂に達してしまった。ドクンドクンと脈打ちながら、精液を吐き出す。それと同時に、全身の力が抜ける。
「あら、早かったわね」
「はぁ……はぁ……はぁ……すいません」
「謝らなくてもいいのよ。むしろ、嬉しいわ」
戦場ヶ原さんはそう言うと、俺にキスをした。それから、ゆっくりと俺から離れる。名残惜しそうな表情を浮かべながらも、身体を起こした。
「ふふっ、いっぱい出たわね」
そう言って、俺の下腹部を手でなぞると、その白濁とした液体に視線を向ける。
そして、それを口に含んだ。
「うわっ、ちょっと」
「んっ、濃いわね」
ごくりと喉を鳴らして、それを飲み込む。それからもう一度、今度は俺に見せつけるように口を大きく開けて、空っぽになったことを見せつけてきた。
それを見て、俺の下半身は再び熱くなる。その様子を見て、彼女はクスリと笑う。
「じゃあ、続きをしましょっか」
「えぇ!?」
「まだまだ足りないのよね? 大丈夫、私に任せてくれればいいから」
それから、俺は何度も射精させられた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」「凄いわね、もう十回以上出したのにまだこんなに出るなんて」