※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

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記憶が混乱している。

 

この未知の場所に対して、俺とラフタリアとリーシアの三人がいる状況の中で、これまでの状況を整理する。

 

少し前に戦った霊亀という存在。

 

世界を救う役目を背負った守護獣と呼ばれる存在であるそいつとの戦い。

 

その戦いにおいて、俺以外の勇者はほとんど戦いには参加しなかった。

 

俺以外の四聖勇者の奴らの尻拭いを行う形になってしまう。

 

さらには、もう一人の勇者である空も、その戦いの前に行方不明になってしまった。

 

霊亀に関して、以前から調べるように頼まれていたらしく、俺達と別れた後には、それを行ってくれていたらしい。

 

その際に、今回の事件の黒幕であるキョウに襲撃された。

 

空の持つ鍵は、様々な守護者を呼び出す事以外にも、鍵を用いた封印術も行う事ができる。

 

それを使用すれば、暴走した霊亀を再度封印する事ができる為、キョウにとっては最初に始末するべき相手だった。

 

ただ、殺そうにも、それを行う攻撃ではバレてしまうという事で、とある場所に閉じ込めているという話を奴から直接聞いた。

 

半信半疑だったが、その時に共闘したグラス達からの話を聞けば、それもあり得ると教えられた。

 

本来だったら、多くの犠牲が起きる可能性があったこの戦い。

 

しかし、空が事前に調べてくれた霊亀に関する様々な情報のおかげで事前に対策を取る事ができた。

 

しかし、犠牲は確かにあった。

 

中でも、俺達の仲間であるオストの犠牲となった。

 

そのおかげで、確かに救われた。

 

だが、そのまま奴を放っておく事ができず、俺達はそのまま奴を追う形となって

 

そうして、辿り着いた場所において、レベル上げを行いながら、状況を確認していた。

 

そうする中で。

 

「あっ、起きていたんだ」

 

そう、俺に問いかける奴に、俺達は警戒するように睨む。

 

見た目からは少女だと思われるが、先程まで苦戦していた魔物を1人で倒した。

 

その事もあって、俺達は警戒しているが、思わず目を向けてしまうのは、その少女の後ろに抱えている子供だ。

 

おそらくは赤ん坊だと思われるが。

 

「お前は一体、何者」

 

「絆、風山絆。

君達とは違う四聖の狩道具の勇者だよ。」

 

「違うだと?

お前、何かを知っているのか」

 

「勿論だよ、君が岩谷、ラフタリア、リーシアだよね」

 

「私達の名前までも、一体」

 

「いやぁ、それはまぁ、私の旦那が知っていたからね。

まぁ、まだ結婚した訳じゃないけど」

 

「旦那だと?」

 

その言葉に、疑問に思っていると。

 

「おーい、絆」

 

聞こえてきた声、それには俺には聞き覚えがあった。

 

同時に俺は目を向ける。

 

そこにいたのは。

 

「空」

 

「おっ、岩谷、目が醒ましたか」

 

そこには、行方不明になっていた空がそこにいた。

 

「お前、今まで、いやここに閉じ込められていたのか」

 

「まぁ、そうだな。

その、すまなかった、お前達が戦っている間、俺は何も出来ずに」

 

「・・・気にする必要はない。

お前が厄介だからこそ、キョウの奴は最初に脱落させようとした。

そして、お前の情報のおかげで、霊亀にも勝てた」

 

「そうなのか、勝てたのか。

良かったと、言うべきかどうか」

 

「そうだな、だが」

 

「いや、分かっている。

というよりも、多くの人の犠牲が正しいなんて、決して思わない。

それでも、もしも、封印して、時間をかければ、もしかしたらと思ってな」

 

「・・・あぁ、そうだな」

 

霊亀自身、世界の防衛装置のような存在だ。

 

今回は、キョウの奴に操られていたが、味方として戦ってくれる時も考える。

 

「あの、その、空様」

 

「んっ、おぉ、懐かしいな。

ラフタリアさんのその姿は。

やっぱり、レベルリセットが起きたのか」

 

「この現象の事もやはり知っているのか。

ならば、説明もしてくれるか」

 

「あぁ、それは勿論だ」

 

そう、空も納得してくれた。

 

その中で、ラフタリアは、風山が抱えている赤ん坊が気になっている様子だった。

 

「あの、その子は一体?

まさか、巻き込まれたんですか?」

 

「えっ、いやぁ、巻き込まれていないよ。

この子は、ここで産まれたからね」

 

「うっ生まれたですか?」

 

「うっうん、そのオレと」

 

「俺の子供の、リクだ」

 

「「「・・・はぁ?!!」」」

 

その言葉に、俺達は思わず叫んでしまったのは、無理はないだろう。

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