岩谷の奇策によって、無事に脱出する事ができた。
バグのような小さな亀裂に対して、岩谷はとある一件で手に入れた植物の種を改良し、脱出に使用した。
そうして、無事に久し振りに外の世界へと戻ってくる事ができたが、その光景に俺は驚く。
「これはなんというか、江戸だな」
「あぁ、分かる?
オレもこっちに来た時には、結構驚いたよ」
その言葉からして、この世界が絆が活躍している世界だと言う事はすぐに分かった。
それと共に、これからの事についてを話し始めた。
現在、俺達がいるこの場所は絆を無限牢獄に閉じ込めた敵国。
その敵国からの脱出する為には、この世界の龍刻の砂時計へ向かう必要がある。
その場所までには、3日と時間がかかるらしい。
「それまでには色々と、そうだ」
そうしていると、岩谷が何か気づいた様子で俺を見る。
「この世界での守護者はどうなんだ」
「えっ?」
「もう、無限牢獄じゃない。
それだったら、お前の守護者で、この場で頼りになる奴はいないか?」
「頼りになる奴と言われてもな、ここに脱出して、本当に俺は知らないからな」
そう言っている間にも、一つの鍵が光輝くのに気づく。
「この守護者か?
とりあえず、試してみるか」
その言葉と共に、俺は扉を開く動作で行う。
その動作と共に、俺達の目の前が巨大な光と共に、現れた影。
白銀の獅子。
その言葉が似合う存在である。
だが、あえて言えば、それは俺達の元の世界でも、俺達が転移した世界でもまるで見覚えはない。
それは絆も同じなのか、見上げていた。
「・・・ねぇ、空。
守護者って、こんな感じなのか」
「全然違う。
というよりも、まさか」
「巨大ロボットの守護者だとは」
「というよりも、これのどこが白虎なんだ」
そう、岩谷も驚きを隠せなかった。
困惑する俺達を余所に、その獅子は、そのまま大きな口を開く。
「「「「えっ」」」」
俺達がそう、驚いている間にも、そのまま食われてしまった。
驚きを隠せない間に、そのままごろごろと内部に転がっていく。
「ぷはぁ、びっくりした!
リクは、大丈夫だよね」
「あぁ、ここは一体」
「ここかい?
ここはストレイチアの内部だよ、ダーリン」
そう、問いかけてきたのは桜色の髪に宝石のような赤いツノが生えた少女で、ツノに髪飾りのような人物だった。
「・・・ダーリンって、俺の事か」
そう、問いかけると、笑みを浮かべる。
「こうして初めて会うね、私は白虎の守護者のゼロツーだ。
よろしく頼むよ」
そう、ゼロツーが言う。
「なるほどなるほど。
空からは、事情は事前に聞いていたけどね」
「んっ、君は?」
そう、絆が前に出る。
「これからもよろしくね、私は絆、空の奥さんだよ」
「へぇ、奥さんか。
それは少し興味深いねぇ」
そう、何やら火花を散らしている様子。
「これが、修羅場でしょうか」
「えぇ、これは参考になるでしょうか」