※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

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牢獄での会話

ラフタリアは、敵国に捕まり、牢屋へと連れてこられた。

 

その牢屋で同じく捕まっていたのは、かつて戦ったラルク達だった。

 

彼らもまた、キョウの罠に嵌まって、捕まっていた。

 

それと共に互いに状況を説明すると共に、グラスは驚きに目を見開く。

 

「まったくの盲点でした。その可能性も探るべきだった…」

 

「グラスさん」

「ま…出られたってんならよかったじゃねぇか」

「そして絆達は、あなたを残してシクールへ。ナオフミさんつらかったでしょうね」

「はい、もう許してもらえないかもしれません」

 

それと共にラフタリアは心配そうに呟く。

 

「あっ…そんなわけ」

「絆を助けてくれたこと…心から感謝します。今度は私たちが…ハァ…あなたをナオフミの元へ」

「絆さんの事、大切なんですね」

 

その様子を見て、ラフタリアは心配そうに見つめる。

 

「はい、私にとって、絆は大切な」

 

その言葉と共に、頬を赤くする。

 

「グラスさんにとって、絆さんは大切な人なんですね」

「まぁ、大切というか、むしろ愛していると言った方が良いのかなぁ」

「えっ、女性同士ですよね」

「まぁ、そこら辺はラフタリアの嬢ちゃんにはって」

 

それと共にラフタリアの顔が青くなっている事に気づく。

 

「まさか、絆の身に何があったのですか」

「えっ、いや、その絆さんは無事ですよ。

本当に、無事ですよ」

「その態度を見て、納得できないわ!

説明を!!」

「えっえっと、その、テリスさん、こっちに」

「えっ、私にですか?」

 

その言葉と共にテリスは疑問に思いながら、牢屋の隅へとラフタリアは誘う。

 

それと共に、ひそひそと、無限牢獄で再会した時の出来事についてを話す。

 

それは勿論、絆に子供が出来ており、空と恋人関係になっている事も含めて。

 

「えっえぇ、それは、確かに、ヤバいわね」

「テリス!絆の身に何が起きたんですか!!」

「えっ」

 

戻ってきたテリスに対して、グラスはすぐに詰め寄る。

 

それに対してテリスは目を泳がせる。

 

「えっと、その絆は無事なのは確実です。

それは安心して、本当に」

「目を泳がせながら、何を言っているんですか!!」

 

そう、テリスに対して、詰め寄るグラス。

 

そんな2人を余所にラルクにラフタリアは事情を説明した。

 

「えっ、マジかよ!絆の嬢ちゃんに子供が出来たのかよ!」

「らっラルクさん!!」

 

そのあまりの内容に、ラルクは思わず声を出してしまった。

 

それと同時だった。

 

「・・・子供?」

「あっ、やべぇ」

 

それと同時にギロリと、ラフタリアを睨むグラス。

 

「どういう事か、説明してくれますか、ラフタリアさん」

「えっえっと、そのぉ、無限牢獄に私達よりも先に空さんが閉じ込められていまして」

「そう言えば、あの時、鍵の勇者がいなかったけど、そういう訳だったのか」

「はい、それで、その時に絆さんに出会いましてぇ、丁度、結界と現実の間には時間のずれがありまして」

「えぇ、それは聞いた事がありますね」

「それで、長年、人と会っていない事もありまして、そのぉ、絆さんの方から告白したらしいです」

「・・・」

 

そう一通りの説明を言い終える。

 

だが、その間、グラスは動かなかった。

 

同時に、牢屋が揺れ動く。

 

「ぐっグラスさん」

「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」

「ひぃ」

 

同時にグラスの身体から黒いオーラが溢れ出ていた。

 

それに対して、幼いラフタリアは思わず悲鳴を出してしまう。

 

「なっなんていう迫力だ、これは波の時とは比べものにならない程の強さだ」

「まさか、ここまでなんて」

「なんだ、一体何が、ぐあわぁ!!」

「あっ」

 

そのグラスの様子は、外まで伝わり、中に入ってきた看守。

 

だが、それを見たグラスは一瞬で看守に近付き、その札を奪い取る。

 

そして、すぐに脱出する。

 

「とにかく、行きましょう。

急いで、絆の元に。

そして、鍵の勇者を殺す」

「えっえぇ」

 

その迫力にラフタリアは困惑を隠せなかった。

 

「えっと、どうする?

ついでに聞くと、鍵の坊主は」

「えっと、その、絆さんには悪い事をしたと思っており、本人の為にも責任を取るつもりです」

「仲は良いのね」

「それは、もぅ、かなりラブラブで」

「・・・殺す」

「迫力が増してしまいましたぁ!!」

「・・・これは、どうにかしないと、ヤバいわね」

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