※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

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一瞬の救出

ラフタリアとフィーロを探す為に、岩谷達と共に行動を始めていた。

 

「それで、聞きたいけど」

 

「なんだ?」

 

「お前の残りの守護者には、問題児はいないのか?」

 

その岩谷の一言に対して、俺はどう答えれば良いのか、迷った。

 

「問題があるのか、ないのかと言われると、分からないな」

 

俺はその事に対して、あえて答えを濁らせる。

 

ある意味、個性の塊と言える彼女達に対して、問題はないのかと言われると、疑問もあった。

 

だからこそ、俺はあえて、それに対して答えなかった。

 

そうして、俺達が辿り着いた街。

 

そこは敵国という事もあって、未だにどこにいるのか分からない。

 

だが、そんな中で、岩谷が何かを聞いたように、向かった先。

 

そこで行われていたのは、天より舞い降りし幼き天女という謎の講演だった。

 

疑問に思いながら、見た先では、泣いているフィーロの姿だった。

 

その姿をわざわざ見せている商人に対して、周りの客は不愉快な思いをしている様子だった。

 

「フィーロっ」

 

その様子を見ていた岩谷は、すぐに取り戻そうと、行動していた。

 

「ダメです尚文さん!」

 

そう、岩谷をリーシアさんが止める。

 

「そうだよ!今騒ぎを起こすとヤバいって!」

 

「放せ。あのクソ野郎をぶち殺す!」

 

「そうしたいのは私も同じです!でもここは抑えてください!闇夜に乗じて忍び込んでからどうにかしましょう!」

 

そう、リーシアさんは冷静に言う。

 

「・・・闇夜に乗じる必要はない」

 

「何か、方法はあるのか」

 

「少しな、周りから少し目立たない所に隠れたいが」

 

そう言いながら、俺は周りを見つめながら、少し離れた所へと向かう。

 

それに対して、絆もすぐについてくる。

 

「何か、方法があるんだね」

「まぁ、守護者の力を借りる。

この状況ではある意味、一瞬でどうにかできるけど」

 

そう言いながら、絆の方へと目を向ける。

 

「もしかして、ゼロツーみたいなタイプ?」

「まぁ、そんな感じかな」

「・・・まぁ、仕方ないね、今はあの子を助ける事が最優先だから」

 

そう、絆は多少納得したように言う。

 

同時に、俺は周りからは見えない所に飛ぶ込む。

 

「という事で、頼む」

 

その言葉と共に、俺は手に持った鍵で、青龍の守護者を呼び出す。

 

それと同時だった。

 

「うん、了解。

まぁ、状況は見えていたから、すぐに分かったよ」

 

同時に聞こえたのは、透き通るような銀髪の少女。

 

その身体には鎧を身に纏っており、一見、重そうに見える。

 

だが、それは見た目だけだった。

 

彼女は、そのまま俺達の前から消えると同時に、フィーロを縛っていた鎖を一瞬で斬り裂く。

 

同時に、そのままフィーロを抱えて、少女は一瞬で、空を飛ぶ。

 

「・・・あれ」

「よしっ、逃げるぞ!!」

「あいつ、色々と無茶苦茶だろ!!」

 

そう、その救出劇を見た岩谷は思わず叫んでしまう。

 

ついでに、俺は召喚した際の魔力の消費量が多かった為、現在は岩谷に抱えた状態で、そのまま走って貰っている。

 

「なんというか、悪い」

「別に気にするな。

それよりも、あれが青龍の守護者か」

「あぁ、実力はかなりあるけど、その分魔力の消費量がかなり大きい。

けど、スピードに関しては、かなり凄まじい」

「それは、見ていて分かった。

正直に言うと、敵に回したくないけどな。

というよりも、フィーロは無事なんだろうな!!」

 

岩谷は思わず心配そうに、俺に言うが。

 

「大丈夫だと、思う、仕事はきっちりとしているから」

 

そう言いながら、俺は、この場を任せている少女、メリュジーヌを見つめながら言う。

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