ラフタリアとフィーロを探す為に、岩谷達と共に行動を始めていた。
「それで、聞きたいけど」
「なんだ?」
「お前の残りの守護者には、問題児はいないのか?」
その岩谷の一言に対して、俺はどう答えれば良いのか、迷った。
「問題があるのか、ないのかと言われると、分からないな」
俺はその事に対して、あえて答えを濁らせる。
ある意味、個性の塊と言える彼女達に対して、問題はないのかと言われると、疑問もあった。
だからこそ、俺はあえて、それに対して答えなかった。
そうして、俺達が辿り着いた街。
そこは敵国という事もあって、未だにどこにいるのか分からない。
だが、そんな中で、岩谷が何かを聞いたように、向かった先。
そこで行われていたのは、天より舞い降りし幼き天女という謎の講演だった。
疑問に思いながら、見た先では、泣いているフィーロの姿だった。
その姿をわざわざ見せている商人に対して、周りの客は不愉快な思いをしている様子だった。
「フィーロっ」
その様子を見ていた岩谷は、すぐに取り戻そうと、行動していた。
「ダメです尚文さん!」
そう、岩谷をリーシアさんが止める。
「そうだよ!今騒ぎを起こすとヤバいって!」
「放せ。あのクソ野郎をぶち殺す!」
「そうしたいのは私も同じです!でもここは抑えてください!闇夜に乗じて忍び込んでからどうにかしましょう!」
そう、リーシアさんは冷静に言う。
「・・・闇夜に乗じる必要はない」
「何か、方法はあるのか」
「少しな、周りから少し目立たない所に隠れたいが」
そう言いながら、俺は周りを見つめながら、少し離れた所へと向かう。
それに対して、絆もすぐについてくる。
「何か、方法があるんだね」
「まぁ、守護者の力を借りる。
この状況ではある意味、一瞬でどうにかできるけど」
そう言いながら、絆の方へと目を向ける。
「もしかして、ゼロツーみたいなタイプ?」
「まぁ、そんな感じかな」
「・・・まぁ、仕方ないね、今はあの子を助ける事が最優先だから」
そう、絆は多少納得したように言う。
同時に、俺は周りからは見えない所に飛ぶ込む。
「という事で、頼む」
その言葉と共に、俺は手に持った鍵で、青龍の守護者を呼び出す。
それと同時だった。
「うん、了解。
まぁ、状況は見えていたから、すぐに分かったよ」
同時に聞こえたのは、透き通るような銀髪の少女。
その身体には鎧を身に纏っており、一見、重そうに見える。
だが、それは見た目だけだった。
彼女は、そのまま俺達の前から消えると同時に、フィーロを縛っていた鎖を一瞬で斬り裂く。
同時に、そのままフィーロを抱えて、少女は一瞬で、空を飛ぶ。
「・・・あれ」
「よしっ、逃げるぞ!!」
「あいつ、色々と無茶苦茶だろ!!」
そう、その救出劇を見た岩谷は思わず叫んでしまう。
ついでに、俺は召喚した際の魔力の消費量が多かった為、現在は岩谷に抱えた状態で、そのまま走って貰っている。
「なんというか、悪い」
「別に気にするな。
それよりも、あれが青龍の守護者か」
「あぁ、実力はかなりあるけど、その分魔力の消費量がかなり大きい。
けど、スピードに関しては、かなり凄まじい」
「それは、見ていて分かった。
正直に言うと、敵に回したくないけどな。
というよりも、フィーロは無事なんだろうな!!」
岩谷は思わず心配そうに、俺に言うが。
「大丈夫だと、思う、仕事はきっちりとしているから」
そう言いながら、俺は、この場を任せている少女、メリュジーヌを見つめながら言う。