純白の長髪を揺らし、宝玉のような瞳で俺を見おろして。人形のように整った顔を僅かに紅潮させて、メリジューヌは笑う。
深夜の森の中、俺を見下ろすメリジューヌは、まさに捕食者を思わせる笑みで、俺を見つめる。
「メリジューヌ」
「僕、結構我慢していたんだよ、だから、もぅ、良いよね」
荒い息を吐きながら、メリジューヌは俺に覆いかぶさり、首筋に舌を這わせる。
くすぐったさに身体が震えた。
そのまま唇を合わせ、ねっとりとしたキスを交わしていく。
舌と唾液を交換するような濃密な接吻だ。
俺はメリジューヌの顔に手を当て、引き寄せると今度はこちらから口づけをする。
するとメリジューヌはびくりと身体を震わせ、すぐに積極的に舌を使い始めた。
しばらく濃厚なキスを続ける。
やがて満足したのか、メリジューヌはゆっくりと離れた。
そして自身のドレスを脱ぎ去り、白い肌を晒す。
俺は一瞬息を飲む。
だが、そんな様子を楽しむようにメリジューヌは妖艶に笑い、 ふわりと宙に浮かんだかと思うと、俺の目線の高さまで上昇し、向かい合った状態で静止する。
少しだけ見上げる形になる。
メリジューヌの視線は熱っぽく潤んでいるように見えた。
そして彼女はゆっくりと俺に近づき、その胸を押し当てるようにして抱きしめてくる。
柔らかさと温かさを感じ、思わず赤面してしまう。
メリジューヌはそのまま、耳元へ口を寄せて囁いた。
熱い吐息がくすぐったかった。
「そろそろいいかな?」
その言葉と共に、俺の勃起した肉棒はゆっくりと女性器に飲み込まれていった。
ずぶずぶと、メリジューヌの中に入っていく。
亀頭の先端が子宮口をノックした。
メリジューヌの中はとても暖かくて気持ちよかった。
そのまま奥まで挿入していく。
カリ部分が膣壁に引っかかる感覚を覚え、ぞくりと背筋が震えた。
根元まで挿入しきると、そこで動きを止める。
少しの間じっとしているとメリジューヌは小さく声を上げた。
「動いて」
そう言って目を閉じ、キスを求めるような仕草を見せる。
それに答えるように唇を重ねた後、ゆるやかに腰を動かし始めた。
最初は緩やかだったピストン運動は次第に速度を上げていき、それに伴って快感が高まっていく。
結合部から聞こえる水音が大きくなっていった。
周りには、水音を聞こえないように。
「良いじゃない、誰かに見つかっても」
そう、メリジューヌは言う。
「見つかったらどうなると思ってる?」
「別に何とも思わないわよ? だって――」
そう、そのまま肉棒を子宮口まで押しつける。
「その方が興奮するじゃないか♡」
淫らに笑いながら俺を見下ろしていた。
同時に膣肉の締め付けはより強くなる。
彼女の細い指先が、肉棒の付け根から先端に向けて優しく撫で上げた。
びくっと身体を震わせると、嬉しそうな顔になりさらに激しく責め立ててきた。
快楽に耐えきれず射精しそうになるが我慢をする。
しかしメリジューヌはさらにペースを上げて、搾り取るかのように動く。
限界が来る寸前に彼女の中から引き抜いた。
白濁液が勢いよく吹き出し、それは地面へと飛び散っていった。
「ふぅ……さて、続きをしたい所だけど」
「いや、駄目だからね」
そう言いながら、メリジューヌとの行為を、絆が止めてくれる。
「ぶぅ、仕方ないな。
僕も彼が愛する君とは、なるべく争いたくないからね」
「分かってくれると、オレも嬉しいよ」
そう、メリジューヌは大人しく引き下がった。
本来ならば、2人は争いを行う可能性はあった。
しかし、メリジューヌは、積極的には攻撃を行わなかった。
「リクは、マスターの子供でしょ。さすがに親を亡くさせるのは、可愛そうだからね」
「そう、それは理解してくれると、嬉しいねぇ」
そう、メリジューヌの譲歩だろう。
青龍の守護者である彼女は、騎士である。
だからこその考えであった。
「まぁ、これも一つの勝負だからね」
「まぁ、オレは負ける気はないけどね」
そう、2人は睨み合っていた。