「ここは、誰もいないのか」
そう言いながら、俺は周囲を見る。
そこは、かつてはあっただろう村。
しかし、そこには住人はいない。
今は無人になっているこの村だが、それは元々の住人がいなくなったからだ。
霊亀との戦い。
その影響もあって、この地で住む事が難しくなって、ここから村人が全員がいなくなったらしい。
「とりあえず、2Bと合流しないと」
そう、俺が見つめたのは教会。
この村にある教会だっただろう。
教会という事で、少しだけ嫌な事が思い出すが、同時にふと脳裏に思い浮かんだのは絆の花嫁衣装。
「……結婚式、出来るのかなぁ」
そうしながら、俺は、そのドアを開く。
本来ならば、人がいないはずの場所。
だが、そこには、花嫁衣装を身に纏っている人影が一つ。
「2B、その格好は」
その言葉と共に、俺は尋ねる。
この村に遺されていたと思われるウェディングドレス。
廃れた村に遺されていた事で、所々でボロボロになっているが、確かに白く、普段の黒い衣服とは雰囲気が違った。
だが、そのベールの下に、僅かに見える2Bの、これまで目隠しで隠れていたくすんだ青色が俺の目に入った。
そうか、と思わず呟く。
2Bはゴーレムだ。
だから本来であれば、人間である俺と結婚する事は無い筈だった。
「なんで」
「……人間で言う所の、結婚がどういうのか知りたかった」
そう、俺の方に近づく。
「あなたが、結婚していると聞いて、知りたくなった」
そう言いながら、ゆっくりと近づいてくる。
俺は、その様子にただ見惚れるしかなかった。
俺の前に立った2Bが手を伸ばしてくる。
そして、そのまま俺を抱きしめると、唇を重ねてきた。
それはとても優しくて、暖かくて、甘いキスだった。
まるで、2Bという存在そのものが、溶けてしまいそうなほど甘く感じられた。
長い口付けの後、そっと離れていく。
俺は、そんな2Bを見つめているしか出来なかった。
そんな俺を見て、微笑む。
少し照れくさそうにしながら、こう言った。
「だから」
「……あぁ、分かった」
その2Bの言葉を否定する事が出来なかった。
彼女に、俺はゆっくりとその唇を近づけていった。
そして、もう一度だけ、優しいキスをした。
今度はさっきよりも長く、互いの舌を絡ませるような深いものだった。
互いに互いを求め合うように求め合い、何度も何度も重ね合った。
やがて、どちらからともなく、顔を離す。
唾液が糸を引き、それがプツリと切れる。
お互いの顔には朱が差し、呼吸も荒いままだったが、不思議とその事に不快感は無かった。どちらからとも無く笑いあう。
何時の間にか、俺の手の中には2Bの指があった。
それを握り返すと、2Bも同じ様に返してきた。もう1度だけ、軽く触れるだけのキスをする。
そして、俺は2Bを抱き寄せ、耳元で囁いた。
「2B」
すると、2Bは小さくコクリとうなずき、俺の背中に手を回した。
それから、暫くの間、2人は抱き合っていた。
互いの体温を感じあいながら、ずっとそうしていたかった。
体温が徐々に熱くなっていく。
やがて、俺の手は、彼女の尻へと向かっていった。
それに気付いた2Bがビクッと震えたが、拒絶する事はなかった。
スカートの中へ手を入れ、下着越しに触れていく。
そこは、既に湿っていた。
「んっ…………」
2Bが小さく声を上げる。
しかし、抵抗することは無く、むしろ、自ら押し付けるように腰を動かしてくる。
「あっ…….ふぅっ……!」
次第に2Bの声が大きくなっていき、身体にも力が入っていく。
それでも俺はやめなかった。
ただひたすらに、愛撫を続ける。
やがて、限界を迎えたのか、大きく体を震わせた後、ぐったりと脱力してしまった。
どうやら絶頂に達したらしい。
肩で息をしながらこちらを見る2Bの目はトロンとしており、顔は真っ赤になっていた。
そして、その口からは艶やかな吐息が漏れていた。
その姿はとても扇情的で、思わず生唾を飲み込んでしまうほどだった。
「ここに、入れてくださぃ」
そう、俺に秘部をゆっくりと広げてくる。
そこはヒクヒクと動き、今すぐにでも欲しいと言っているようだった。
俺の方も我慢の限界だ。早くこの女を犯したい。
そう思いながらも、まだその時ではないと思い直し、再び優しく口づけを交わした。
そのままの状態で、俺は2Bを押し倒した。
「ひゃうっ!?」
突然の行動に驚いたようだが、嫌がる素振りを見せる事は無い。
俺は2Bの上に覆いかぶさり、服を脱ぎ捨てていった。
2Bも同様に上着を剥ぎ取り、ブラジャーを外す。
露わになった乳房に手を伸ばし、揉みしだいていく。
張りのある肌触りと柔らかさが伝わってきた。
「あぁっ! あんっ♡」
時折乳首を摘まむと、2Bは可愛い声で鳴いた。その声を聞く度に俺の下半身には熱が集まり、硬くなっていく。
もっと聞きたい、喘ぐ姿が見たいと欲望が高まっていき、次第に手が下へと伸びていった。
そして遂にショーツの中へ手を突っ込み、直接触れたのだ。
「あっ……!」
既に湿っているソコからは蜜が溢れ出し、指先に絡みついていた。
それを確認すると、俺は更に奥深くまで手を差し込んでいく。
やがて行き止まりに辿り着くと、そこを押し込むように刺激した。
すると2Bは体をビクンッと跳ねさせ、今まで以上に甲高い声を上げた。
どうやらここが良いらしい。俺はその場所を重点的に責め始めた。
「んっ……ふぅっ……」
しかし、これだけでは足りないだろうと思い、空いている方の手を胸元へと伸ばしてみた。
2Bはそれに気付くと慌てて止めようとしたが、構わずに揉みしだいていく。
柔らかな感触と共に形を変える乳房を見て興奮を覚えつつ、そのまま乳首にも手を伸ばす。
軽く摘まんでみると、やはりこちらもコリコリとした硬さを持っていた。
それを人差し指と親指を使って優しく擦ってやる。
「ひゃぁっ! あっ、ダメです! そんなところ弄らないで下さい!」
そう言いつつも、体は正直に反応しているようで、秘所から愛液の分泌量が増した気がする。
俺の手の動きに合わせて腰も動き始めており、もっと強い快感を求めているようだ。
ならば望み通りにしてやろうと、準備が出来た肉棒を膣内への挿入を再開する。
今度は最初から激しくピストンを繰り返し、子宮口を責め立てる。
亀頭が最奥まで届く度に、子宮口が吸い付いてくるような感覚を覚える。
その気持ち良さに思わず射精してしまいそうになるが、まだ早いと堪える。
絶頂を迎えそうなのか、ビクビクと痙攣し始める2Bだが、それを無視して更にペースを上げる。パンッ、パンッという肌同士がぶつかり合う音に混じってグチュッグチャッといった水音が聞こえてくる。
2Bはもう限界が近いのか、声にならない悲鳴を上げ始める。
「ん"あ"あ"ああ"ぁ"ぁ"!! イくぅううう!!」
獣のような叫びと共に全身を大きく仰け反らせながら絶頂を迎える2B。しかし、それでも腰の動きを止める事はしない。むしろ更にペースを上げて責め立てていく。
絶頂を迎えたばかりの敏感な身体にはあまりにも強すぎる刺激で、2Bの口からはもはや意味のある言葉が出て来ない。ただ喘ぎ声だけが響き渡るだけだ。
「おほぉおおっ! イッたばっかなのにぃいい! またイクゥウ!」
連続で絶頂を迎え続け、身体も心もボロボロになった2Bを見て満足した俺はようやく動きを止めて、肉棒を引き抜く。すると栓を失った膣からは愛液と精液が混ざり合った液体が大量に流れ出てくる。その光景を見ているだけで射精したばかりの俺は再び勃起してしまう。
そしてそのまま今度は正常位で挿入する。絶頂直後だからか、膣内は先程よりもキツい締め付けだ。
そのまま激しくピストン運動を行う。何度もイったせいなのか、それとも媚薬の効果が残っているのかは分からないが、結合部からは絶えず愛液が流れ出してくる。そのおかげでスムーズに抽挿を行える。
「あっ……あぁああぁっ! 奥ぅうう! ごちゅってぇえ! 突いてるぅうう!」
2Bの子宮口まで届くように強く腰を打ち付ける。パンッという音と共に2Bは喘ぎ声を上げる。既に呂律すら回っていない状態だが、それでも俺の動きに合わせて自らも腰を動かしている。もう快楽を求めるだけの人形のように。
「イクゥウウッ!! またイッちゃううう!!」
そうしてまたすぐに絶頂を迎える2B。
誰もいない教会。
そこで、俺はいずれ来るだろう結婚式に対して、どこか思いを馳せる。