※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

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厄介事は早々に

扉の向こうで待ち受けていた世界。

それは、俺が先程までいた世界に比べたら、文明は大きく発達していた。

 

「見る限りだと、結構前の世界と似た感じに見えるけど、汽車もあるよな」

 

その先に見えた光景に対して、少し疑問に思いながらも、別の世界である事を自覚しながら、ゆっくりと歩き始める。

この世界にいられる期間は、それ程長くない事は既に知っている。

だからこそ、疑問に思いながら、探る。

 

「んっ」

 

同時に見えたのは、何かの影。

それが、何か分からない。

けど、逃げている事は分かる。

追っている奴らについては分からない。

それでも。

 

「・・・こういうの、あまり好きじゃないからな」

 

俺はそのまま、走り出す。

この世界に来たばかりなので、効果があるかどうか分からない。

見れば、以前の絆の世界と同様に、鍵の種類は変わっている。

未だに交流を持っていないので、どのような人物なのか分からない。

それでも。

 

「力を貸してくれよな」

 

それと共に、俺は一つの鍵を、降ろす。

すると、それと共に現れたのは、一人の女性。

その格好は、俺の世界の現代の若者が身に纏うよう格好であり、現代風のスポーティな衣装に身を包み、サングラスをかけている。

 

「ふぅん、あなたがマスターな訳」

「悪いけど、時間がない。追いかけられている人を助けたい」

「そっ、まぁ、マスターである以上は従うし、それに」

 

同時に、その人物は、その手に持った短剣を既に構えていた。

 

「心置きなく、やれそうだから」

 

それと共に、その行動は素早い。

否、見えなかった。

追いかけていた奴らを全て斬り刻んだ。

地面には血の池が出来ており、同時にこちらを見る。

 

「蛇の守護者、メデューサよ、よろしく」

 

そう、軽い挨拶で終わらせる。

その惨劇に対して、特に気にした様子もなかった。

俺はそのまま、追いかけられた人物を見る。

 

「・・・これは」

 

そこにいたのは、人間の形をした何かと言ったら良いんだろうか。

異形の肉塊になりかけており、暴走しかけていた。

同時に、この世界でも適応したのか、ステータス画面でも異常なのは、一目で分かった。

 

「それで、どうするの?怪物のようだけど、助けるの」

 

そう、メデューサは、そう問いかける。

 

「助けるよ、何よりも、勇者だからね」

 

そう名乗るのは可笑しいかもしれないけど、俺にも一応は勇者として、やるべき事がある。

 

「あなたは?」

「俺か?俺は鍵の勇者、まぁ別の世界から来た者だ。まずは」

 

それと共に、俺は鍵を手に取る。

 

「・・・なるほど、少し厄介だけど、やってみる価値はあるか」

 

それと共に、俺は、その身体に鍵を触れる。

すると、先程まで暴走していた肉塊が、ゆっくりと収まっていく。

 

「今のはっ」

「まぁ、封印かな、暴走している原因に関しては、まだまだ解決出来ていないけど、これで少しはなんとか出来るよ」

 

一時的であり、ゆっくりと慣らす必要はあるだろう。

だけど、今はこれで良いだろう。

 

「それじゃ、えっと、君の名前を聞きたいけど、良いかな?」

 

そう問いかけると、少し戸惑った様子ながら、頷く。

 

「・・・リリムです」

 

それが、この世界における初めての住人との出会いだった。




という事で別作品の世界、「陰の実力者になりたくて!」です。
といっても、原作開始前から既に改変しており、オリジナル展開となっております。
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