シャドウガーデンと名乗る組織との出会い。
同時に彼女達の行動に関しても聞いた。
どうやら、同じくディアボロス教団に対抗する為に動いているのは分かる。
さらには、リリムと同じく悪魔憑きがメンバーの大半である事も。
「なるほどなぁ」
同時に、目の前にいるシャドウと名乗る人物との会話の最中で、少しだが分かったがある。
おそらくは、転生者である事は間違いないだろう。
シャドウが齎したという影の英知というのが、現代日本とあまりにも似すぎている。
だからこそ、おそらくは転生者である事は理解出来た。
「まさか、異世界の勇者がいるなんて、シャドウは」
「いても可笑しくはないだろう」(まぁ、僕も元を辿れば別の世界から来たから、別に来ても可笑しくないか。それにしても鍵での召喚。もしかして、あれか召喚系統の主人公かな?)
「そこまで察していたんですね、シャドウ様は!」
「・・・うぅん」
だが、転生者である事は分かったが、それ以上にシャドウの目的があまりにも分からない。
元康達を初めとした、この世界をゲームのように楽しんでいるように見える部分もある。
だが、同時にこの世界が現実である事を理解している点においては元康達とは違うだろう。
それと共に、この世界に転移する前に出会った別の転生者とは雰囲気は違う。
それらを統合しても、シャドウの行動原理はまるで分からない。
「リリムはどう思う?」
「ディアボロス教団と戦うという目的ならば共闘しても、だけど」
それと共に、俺の方へと見る。
おそらくは、俺が何をするのか。
「どちらにしても、俺はしばらくは協力できないからな」
「その理由を聞いても」
同時に、この中でリーダー格と思われる人物であるアルファが尋ねる。
「俺の世界では、もうすぐ鳳凰と呼ばれる存在が復活する。そいつを倒す為に、俺は一旦、元の世界へと戻る必要がある?」
「鳳凰?」
「四聖獣と呼ばれる存在の一角だったな」
「それもまた、影の英知で?」
「あぁ」(異世界と聞いたけど、まさかそんなのと戦うとはなぁ、異世界の設定、結構気になるなぁ!)
「元々は世界を守護する役割を持つ存在だけどな」
「ではなぜ」
「世界を守る為には、人間が死んでも関係ない。それが、奴らだからな」
それには、アルファ達は驚きを隠せなかった。
「だからこそ、俺は対抗する為に戻る。あの世界も俺が守りたい世界の一つだからな」
「では、その後は」
「滞在がどれぐらい出来るのか分からないけどな」
「それでも助かるわ、シャドウは」
それと共に、シャドウは頷いていた。
(聞いていた限りでも鍵の他にも、盾の勇者とか、かなり気になる内容があるなぁ)
シャドウの事に関しては、本当にこれから調べる必要がある。
未だに、俺は世界の脅威に関しては、まだ知らない事が多すぎるからな。
「いつ、旅立つのかしら?」
「数週間後だな」
「なら、私達が今、アジトをしている場所はどうかしら?提供するわ」
「・・・それじゃ、遠慮無く」