※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

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今作では、クテンロウと三勇者の探索は省かせて貰います。
大変、申し訳ございません。


盗賊の末路

「なるほど、なんか聞いた事があると思ったら、ラフタリアさんの故郷だったのか」

 

あの後、状況の確認の為に、目の前にいる2人の兄弟。

フォウルとアトラから、この村の状況を教えてくれた。

どうやら、尚文達が村の外で、他の勇者達を探しに行っているらしく、その留守の間に襲われているらしい。

 

 

「呑気な事を言っている場合かよ、早く、皆を助けに行かないと」

「あぁ、たぶん大丈夫だと思うぞ」

「大丈夫って」

「お兄様、どうやら、その通りみたいですよ」

「えっ?」

 

同時に、見えてきた場所において、そこには捕まっていた村の住人と護衛を行っていた衛兵。

そして、この村を襲撃していた盗賊達を、2Bが捕らえてくれた。

 

「無事だったか」

「おぉ、ソラ様!という事はやはり守護者の」

「あぁ、ありがとうな、2B」

 

それと共に2Bもまた、すぐに帰って行った。

どうも、元の世界に帰ってきた影響で、疲れが残っている様子だ。

それと同時だった。

 

「皆は、無事のようだな」

「おぉ、ただいま、尚文、大変そうだな」

「こっちに大変な事を押しつけておいて、よく言う。

それに結構早かったじゃないか」

「えっ、早かった?」

 

それに対して、俺は首を傾げる。

 

「鳳凰まで結構僅かじゃないのか?」

「はぁ、何を言っているんだ?鳳凰が来るまで、まだ時間はあるぞ」

「いやいや、俺は向こうでギリギリまで、あれ?」

 

それと共に、俺はすぐに時計を見ると、鳳凰が来るまでの時間は、まだ余裕があった。

 

「どうなっているんだ?」

 

そんな俺の疑問を余所に、尚文はそのまま今回、襲撃してきた奴らを睨み付ける。

 

「私を殺したら、この村はそれこそおしまいだぞ。わかっているのか!」

「うるさい。すぐに処刑してやるから黙ってろ!」

 

未だに余裕な表情を見せる盗賊に対して、怒りを感じたのか、そのまま尚文は叫んだ。

その時だった。

遠くから何かが聞こえ、見るとどうやら騎士団だ。

 

「遅くなってすまない」

「ああ。ちょうどいいところに来た」

「今からこの悪党を処刑するところだ」

「そうか。援軍の意味がなかったな」

 

そう、彼女が言うと、盗賊の鎧を見て、何か驚いた様子だ。

 

「どうした?」

「この紋章は、国でも三勇教に信仰があつかった地域の貴族のものなのだ」

「三勇教って、あいつらか」

 

それは、俺にとっても因縁があり、そして未だに問題のある集団だ。

だが、一つの宗教として、この国には長く染みついている。

 

「はっ!まさか。貴族の反発を恐れて処刑できないなんていうんじゃないだろうな」

「残念だが…」

「くっ」

「ふ~ん…ふん」

 

だからこそ、奴は余裕な表情だったのか。

自分の命は確実に助かると分かっていて。

 

「命さえ取らなければいいんだよな?」

「ああ…しかし…」

「お前たちには奴隷になってもらう」

 

そう、尚文は盗賊を睨み付ける。

確かにこいつらは元々、この村の住人を奴隷にしようとしていたのだから、それもまた一つの手だが。

 

「私を売り飛ばすだと!?そんなことできるわけ…」

「安心しろ。行き先はシルトヴェルトだ」

「シルトヴェルト?」

 

まるで聞いた事のない国に俺は思わず首を傾げる。

 

「あっ!シルトヴェルト!?あ、あの…盾の悪魔を信仰する国にか!?」

「あぁ、つまりはこの国とは反対という訳か」

「他ならぬ盾の勇者様からの直々の奴隷の提供だ…きっとかわいがってもらえるさ。死んだほうがマシだと思うだろうがな」

 

それと共に盗賊は、そのまま尚文に縋り付く。

だが、尚文は、決して容赦しなかった。

 

「いやだぁ!やめてくれ!金ならいくらでも出す!奴隷になどなりたくない!」

「知ったことか!自分のやってきたことを死ぬまで後悔し続けるんだな!」

「うぅ…」

「助けてくれ~!みじめな奴隷になどなりたくない~!お、お願いします~!嫌だぁ~!」

 

そう、奴らは、そのまま転移していった。

 

「それで、お前の方で何があったんだ?」

「・・・色々と面倒な奴と会った」

「面倒って」

「おそらくはとんでもなく強いけど、とんでもないアホだ」

 

それを聞いた尚文が頭を抱える。

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