タクトの公開処刑を行う前に、俺達は奴から情報を少しでも取ろうとした。
だが、、自身の秘密を吐かせるために拷問にかけられ、自身の女達の掌返しを受けて自白しようとしたところを頭部に仕組まれていた機密防止機能が働き、頭が破裂して魂ごと死亡した。
それによって、シノンの言っていた情報を取る事は出来ない事実に対しても納得した。
「これはなんというか」
「あぁ、どうしたら良いか」
未だに情報が少ない。
シノンは、自分の口からその情報を教えてくれないだろう。
ならば、現状、俺達の所に残されている情報があるだろう場所は。
「絆の世界と鳳凰の扉の先の世界か」
「あぁ」
絆の世界に繋げる事は最近になって成功した。
それによって、何時でも絆達と会いに行く事が出来る。
だけど、今、やるべき事は。
「まずは鳳凰の扉の世界に行かないと。リリムとの約束を結構伸ばしてしまったからな」
「そう言えば、そうだったな」
向こうの世界で出会った少女との約束。
それを果たさなければならない。
「だったら、俺達も行くとするか」
「尚文もか」
その言葉に対して、俺は驚きを隠せなかった。
「まぁな、絆達の世界にも、似たような存在がいたと考えれば、その世界にも何か大きな関係を持った奴がいる可能性がある。
だったら、俺達も探るべきだ」
「でも、村は」
「幸い、村は元康達が守ってくれる。
波の対処も、今のあいつらだったら問題ないだろ」
それは以前にはなかった信頼。
思考はともかく、強さに関しては信頼出来るようになった元康。
思考は未だに少し危なげだが、戦闘では問題ない樹。
そして、少しずつだが戦闘力を上げており、思考はこの三人の中で最も信頼出来る練。
「・・・練の負担がものすごくでかいような気がするが」
「そこはクズ達に任せよう」
「確かに」
以前とは違い、クズも一緒に戦ってくれる。
その思考は頼りになる。
「それで、向こうの世界に渡るメンバーだけど」
「俺とラフタリアにフィーロ、それにキールもだな」
「良いのか?」
それに対して、尚文は頷く。
「向こうの世界で何が待ち受けているのか分からない。
だが、あいつも強くなりたいんだったら、その覚悟はあるはずだ」
「・・・分かった、向こうの世界ではおそらくはレベルリセットが起こっている。
素材に関しては、俺がある程度集めているから、それを使ってくれ」
「助かる」
同時に俺達は向こうの世界でやるべき事をある程度、決める事にした。
向こうの世界でのシステムの違い。
それは未だに分からないので慎重に事を進める必要がある。