※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

78 / 138
湯船での二人

 タクトとの戦いが終わった後。

 

 少しの間の休息という事で、俺は屋敷で休んでいた。

 

 そして、風呂に入っていたのだが。

 

「えっと、ヒカリさん」

 

「……」

 

 なぜかヒカリが俺の風呂に入るのに合わせるように入っていた。

 

 なぜ、そのような事なのか疑問に思っているが、彼女は無言で俺と一緒に入っていた。

 

 温泉とは違う狭い湯船。

 

 その湯船の中で、人間が二人いれば、それだけで湯が溢れ出るのは必然だった。

 

「ヒカリ、その」「なに?」

 

 俺はそのまま、目の前にいるヒカリに問いかける。

 

 湯船の湿気は、そのままヒカリの身体を照らしている。

 

 金髪は水気を含み、煌めいた。

 

 そんなヒカリを見つめながら、俺は言葉を紡いだ。

 

 ヒカリは俺の言葉を待つように、ジッとこちらを見てくれていた。

 

「……いや、なんでもない」

 

 しかし俺は、何も言えなかった。

 

 何を言えばいいのか、わからなくなってしまったのだ。

 

「あのね、何もなしなのは、こっちでも嫌なんだけど」

 

 俺の様子を見て、ヒカリもそれ以上は何も言わなかった。

 

 そして沈黙が訪れた。

 

 ただ黙って、俺たちは向かい合っていた。

 

 お互いの顔しか見えないような距離感だ。

 

「ねえ」

 

 先に口を開いたのは、ヒカリの方だった。

 

「ホムラと、温泉ではやったんでしょ」

 

「それは」

 

 その言葉に、俺は頷くしかなかった。

 

「だったら、私がやって欲しい事、分かるよね」

 

 ヒカリはその言葉を告げて、そのまま俺の方に身体を押し込む。

 

 むにゅりと柔らかいものが押し当てられる感覚と共に、俺の腕は掴まれてしまった。

 

「私のこと、抱いてよ」

 

 ヒカリの身体は柔らかく、とても気持ちよかった。

 

 そのまま、俺はヒカリを抱き寄せた。

 

 お互いに裸だから、肌同士が触れ合う。

 

 しっとりとした、温かい肌。

 

 それを感じながらも、俺はヒカリを抱く腕に力を入れていく。

 

 柔らかさを感じると同時に、温かさを感じた。

 

 お湯に浸かっているからという理由だけではないだろう。

 

 ヒカリが発する熱が、直接伝わってくるようだった。

 

 それが嬉しくて、心地よくて、いつまでもこうしていたいと思えた。

 

 だがそうしてばかりはいられない。

 

 このままずっと抱き合っているわけにはいかない。

 

 俺はゆっくりと、ヒカリを抱きしめる力を弱めていった。

 

 ヒカリもそれに合わせてくれる。

 

 自然と二人の顔の距離が近くなり、そして唇を重ねた。

 

 軽く触れるだけのキスだったが、それでも十分に満足できるものだった。

 

「んっ……」

 

 少しの間だけキスをして、それから離す。

 

 離れた後、ヒカリは物足りなさそうな表情を浮かべていた。

 

 俺はそんなヒカリに再びキスをした。

 

 今度は舌を入れてみた。

 

 するとヒカリはすぐに受け入れてくれた。

 

 積極的に舌を動かしてくれる。

 

 絡み合ったり、吸ったり、歯茎の裏側まで舐めてくれる。

 

 そんなことをされてしまえば、俺も止まれない。

 

 もっと激しく求めてしまう。

 

 互いの唾液を交換し合いながら、俺はヒカリのことを強く求めた。

 

「んふぅ……ちゅぱぁ……ぷはぁ!」

 

 たっぷりと時間を使って濃厚なキスを交わした後、ようやく口を離した。

 

 息を整えてから、ヒカリは自分の胸を持ち上げるように揉み始めた。

 

 手の動きに合わせて形が変わる。

 

 それを見ているだけで興奮してくる。

 

「触っていいんだよ?」

 

 その言葉に誘われるように、俺はヒカリの胸に手を伸ばした。

 

 柔らかい。

 

 手で握れるほどの大きさではないけれど、それでも十分すぎるくらい大きい。

 

 指で摘める大きさでもないけど、だからこそ余計に興奮してしまう。

 

 さらには、湯船によって滑りが良くなっている影響なのか、手に吸い付いてくるような感覚がある。

 

 これがヒカリのおっぱいか……。

 

 想像以上のボリュームだ。

 

 それにしても、なんて綺麗なんだろう。

 

 白い肌が上気しているせいもあって、さらに美しく見える。

 

「んっ、あっ、そんなに触れられたら♡」

 

 それと共に普段はツンとした態度を崩さないヒカリが、こんなにも可愛らしく乱れている姿を見ると……。

 

「えっちぃ気分になるね」

 

「そうだな。でも、それはお前も同じじゃないか?」

 

「うん、そうだよ。私だって同じ気持ちだよ」

 

 お互い様だと確認し合ってから、再び唇を重ねる。

 

 そしてまた身体を求め合うように愛撫を再開する。

 

 さっきよりも激しくなった影響なのか、湯船のお湯はバシャバシャと波打ち始めた。

 

 それでもお互いに気にする余裕はなく、ひたすらに快楽を求めて行為を続けるのであった。

 

「はぁはぁ、ソラっ、もぅ私は」

 

 それと共に、互いに行った行為によって、既に俺の肉棒は限界まで勃起していた。

 

 同時にヒカリの、その秘部もまた、それに触れていた。なのでこのまま一気に貫きたい衝動を抑えながら、俺は最後の質問をする。

 

「良いんだよな」

 

 それに対して、ヒカリは頷く。

 

 俺はそのままヒカリの膣内に向かって、肉棒を挿入する。「あぁっ! ……んんっ!」

 

「ぐっ、うわっ、凄い締め付けだ」

 

 これまで何度もしてきたセックスの中で一番と言っても良い程に、ヒカリの中がキツくなっている。

 

 それだけ興奮しているということだろうけど、流石にこれはヤバイかも。

 

 そう思った矢先、ヒカリの方からも腰を動かし始めた。

 

「んあっ、ああぁっ!!」

 

 ヒカリの動きに合わせて、更に強くなった刺激に思わず声が出る。

 

 そしてそれはヒカリも同じようで、「ふぁっ、んんっ!」と甘い声で鳴いている。

 

 だけどすぐにヒカリの方が動きを止めて、再び口を開いた。どうやら今度は俺から攻めて欲しいらしい。

 

 なので俺は、まず胸を揉みしだいてから、乳首を摘まむ。

 

 するとまたもやヒカリは身体を大きく震わせて、大きな喘ぎ声を出した。

 

 それからヒカリは再び腰を振り始めて、俺もそれに合わせるように動く。

 

 お互い激しく動いているせいで、お湯が激しく波打ち始める。

 

「ああん! ひゃうぅ!! すごぉいぃ!!!」

 

 さっきよりも気持ち良くなっているのか、先程よりも大きく反応するヒカリ。

 

 その姿があまりにも可愛くて、ついついもっと感じさせたくなってしまう。

 

 だから俺は更に激しい愛撫をして、更なる快感を与え続ける。

 

 そして遂に限界を迎えたのか、大きく背中を仰け反らせて、甲高い声で叫んだ。

 

「んああぁっ!!! イクッ!! イッちゃうぅぅ──ーっ!!!」

 

 ビクンと一際大きく跳ねたあと、ぐったりとして俺にもたれかかってきた。

 

 その瞬間に、俺のモノからも熱いものが吐き出された。

 

 それを感じ取ったのか、ヒカリもまた絶頂を迎える。

 

「ああっ……出てるぅ……熱いのがいっぱい……」

 

 蕩けた表情のままそう呟いた後、ゆっくりと顔を上げて俺を見つめてきた。

 

「嬉しいです」

 

 嬉しそうな笑顔を浮かべながら、俺の唇へとキスをする。

 

 そのまま舌を入れてくる。

 

 湯船によってか、それとも性行為のせいなのか。

 

 互いの体温が未だに熱く感じる中、舌で口内を犯し合う。

 

 暫くの間そうしていた俺たちは、やがて口を離して微笑み合った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。