タクトとの戦いが終わった後。
少しの間の休息という事で、俺は屋敷で休んでいた。
そして、風呂に入っていたのだが。
「えっと、ヒカリさん」
「……」
なぜかヒカリが俺の風呂に入るのに合わせるように入っていた。
なぜ、そのような事なのか疑問に思っているが、彼女は無言で俺と一緒に入っていた。
温泉とは違う狭い湯船。
その湯船の中で、人間が二人いれば、それだけで湯が溢れ出るのは必然だった。
「ヒカリ、その」「なに?」
俺はそのまま、目の前にいるヒカリに問いかける。
湯船の湿気は、そのままヒカリの身体を照らしている。
金髪は水気を含み、煌めいた。
そんなヒカリを見つめながら、俺は言葉を紡いだ。
ヒカリは俺の言葉を待つように、ジッとこちらを見てくれていた。
「……いや、なんでもない」
しかし俺は、何も言えなかった。
何を言えばいいのか、わからなくなってしまったのだ。
「あのね、何もなしなのは、こっちでも嫌なんだけど」
俺の様子を見て、ヒカリもそれ以上は何も言わなかった。
そして沈黙が訪れた。
ただ黙って、俺たちは向かい合っていた。
お互いの顔しか見えないような距離感だ。
「ねえ」
先に口を開いたのは、ヒカリの方だった。
「ホムラと、温泉ではやったんでしょ」
「それは」
その言葉に、俺は頷くしかなかった。
「だったら、私がやって欲しい事、分かるよね」
ヒカリはその言葉を告げて、そのまま俺の方に身体を押し込む。
むにゅりと柔らかいものが押し当てられる感覚と共に、俺の腕は掴まれてしまった。
「私のこと、抱いてよ」
ヒカリの身体は柔らかく、とても気持ちよかった。
そのまま、俺はヒカリを抱き寄せた。
お互いに裸だから、肌同士が触れ合う。
しっとりとした、温かい肌。
それを感じながらも、俺はヒカリを抱く腕に力を入れていく。
柔らかさを感じると同時に、温かさを感じた。
お湯に浸かっているからという理由だけではないだろう。
ヒカリが発する熱が、直接伝わってくるようだった。
それが嬉しくて、心地よくて、いつまでもこうしていたいと思えた。
だがそうしてばかりはいられない。
このままずっと抱き合っているわけにはいかない。
俺はゆっくりと、ヒカリを抱きしめる力を弱めていった。
ヒカリもそれに合わせてくれる。
自然と二人の顔の距離が近くなり、そして唇を重ねた。
軽く触れるだけのキスだったが、それでも十分に満足できるものだった。
「んっ……」
少しの間だけキスをして、それから離す。
離れた後、ヒカリは物足りなさそうな表情を浮かべていた。
俺はそんなヒカリに再びキスをした。
今度は舌を入れてみた。
するとヒカリはすぐに受け入れてくれた。
積極的に舌を動かしてくれる。
絡み合ったり、吸ったり、歯茎の裏側まで舐めてくれる。
そんなことをされてしまえば、俺も止まれない。
もっと激しく求めてしまう。
互いの唾液を交換し合いながら、俺はヒカリのことを強く求めた。
「んふぅ……ちゅぱぁ……ぷはぁ!」
たっぷりと時間を使って濃厚なキスを交わした後、ようやく口を離した。
息を整えてから、ヒカリは自分の胸を持ち上げるように揉み始めた。
手の動きに合わせて形が変わる。
それを見ているだけで興奮してくる。
「触っていいんだよ?」
その言葉に誘われるように、俺はヒカリの胸に手を伸ばした。
柔らかい。
手で握れるほどの大きさではないけれど、それでも十分すぎるくらい大きい。
指で摘める大きさでもないけど、だからこそ余計に興奮してしまう。
さらには、湯船によって滑りが良くなっている影響なのか、手に吸い付いてくるような感覚がある。
これがヒカリのおっぱいか……。
想像以上のボリュームだ。
それにしても、なんて綺麗なんだろう。
白い肌が上気しているせいもあって、さらに美しく見える。
「んっ、あっ、そんなに触れられたら♡」
それと共に普段はツンとした態度を崩さないヒカリが、こんなにも可愛らしく乱れている姿を見ると……。
「えっちぃ気分になるね」
「そうだな。でも、それはお前も同じじゃないか?」
「うん、そうだよ。私だって同じ気持ちだよ」
お互い様だと確認し合ってから、再び唇を重ねる。
そしてまた身体を求め合うように愛撫を再開する。
さっきよりも激しくなった影響なのか、湯船のお湯はバシャバシャと波打ち始めた。
それでもお互いに気にする余裕はなく、ひたすらに快楽を求めて行為を続けるのであった。
「はぁはぁ、ソラっ、もぅ私は」
それと共に、互いに行った行為によって、既に俺の肉棒は限界まで勃起していた。
同時にヒカリの、その秘部もまた、それに触れていた。なのでこのまま一気に貫きたい衝動を抑えながら、俺は最後の質問をする。
「良いんだよな」
それに対して、ヒカリは頷く。
俺はそのままヒカリの膣内に向かって、肉棒を挿入する。「あぁっ! ……んんっ!」
「ぐっ、うわっ、凄い締め付けだ」
これまで何度もしてきたセックスの中で一番と言っても良い程に、ヒカリの中がキツくなっている。
それだけ興奮しているということだろうけど、流石にこれはヤバイかも。
そう思った矢先、ヒカリの方からも腰を動かし始めた。
「んあっ、ああぁっ!!」
ヒカリの動きに合わせて、更に強くなった刺激に思わず声が出る。
そしてそれはヒカリも同じようで、「ふぁっ、んんっ!」と甘い声で鳴いている。
だけどすぐにヒカリの方が動きを止めて、再び口を開いた。どうやら今度は俺から攻めて欲しいらしい。
なので俺は、まず胸を揉みしだいてから、乳首を摘まむ。
するとまたもやヒカリは身体を大きく震わせて、大きな喘ぎ声を出した。
それからヒカリは再び腰を振り始めて、俺もそれに合わせるように動く。
お互い激しく動いているせいで、お湯が激しく波打ち始める。
「ああん! ひゃうぅ!! すごぉいぃ!!!」
さっきよりも気持ち良くなっているのか、先程よりも大きく反応するヒカリ。
その姿があまりにも可愛くて、ついついもっと感じさせたくなってしまう。
だから俺は更に激しい愛撫をして、更なる快感を与え続ける。
そして遂に限界を迎えたのか、大きく背中を仰け反らせて、甲高い声で叫んだ。
「んああぁっ!!! イクッ!! イッちゃうぅぅ──ーっ!!!」
ビクンと一際大きく跳ねたあと、ぐったりとして俺にもたれかかってきた。
その瞬間に、俺のモノからも熱いものが吐き出された。
それを感じ取ったのか、ヒカリもまた絶頂を迎える。
「ああっ……出てるぅ……熱いのがいっぱい……」
蕩けた表情のままそう呟いた後、ゆっくりと顔を上げて俺を見つめてきた。
「嬉しいです」
嬉しそうな笑顔を浮かべながら、俺の唇へとキスをする。
そのまま舌を入れてくる。
湯船によってか、それとも性行為のせいなのか。
互いの体温が未だに熱く感じる中、舌で口内を犯し合う。
暫くの間そうしていた俺たちは、やがて口を離して微笑み合った。