※この作品はR-18です。

鍵の勇者の召喚記   作:ボルメテウスさん

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悪すぎる寝相

アルファ達、シャドウガーデンの面々からの支援を受けて、俺達はミドガル魔剣士学園で生活をしていた。

していたのだが。

 

「なんというか、気に食わないな」

「まぁまぁ、尚文」

 

そう、俺の隣で周囲からの視線に対して、苛ついた様子で言う尚文を納める。

この学園においては、魔剣士の実力と共に、貴族の家柄によって待遇も大きく変わる。

それに関して、ビッチの件もあって、そういうのが嫌いな尚文にとっては不愉快でしかないだろう。

 

「だけど、ラフタリア達は楽しそうで良かったじゃないか、こういうの向こうの世界では体験出来ないからな」

「・・・そうだな」

 

それを考えれば、刀の勇者として選ばれたラフタリアの実力ならば、問題ないだろう。

 

「剣術に関しては、期待は出来ないがな」

「あはははぁ」

 

この世界における剣術のほとんどは力技である。

そういう意味では、ラフタリアがこの学園でも既に特待生と言っても良いだろう。

 

「それに、お前が言っていたシドだったか。実際に会ったが、本当に」

 

尚文はそうしながら、実際にシドと会った際の事を思い出して、頭痛をしていた。

 

「本気で影の実力者になろうとしているとはな」

「まぁまぁ、けど、侮れないだろ、ある意味」

「あぁそうだな」

 

それと共に尚文が思い出したのはシドの会話であった。

これまでの経緯を聞いたシドはそれを設定だと思い、考えた。

その結果、俺達では分からない部分が予想出来た。

 

「はぁ、とりあえずは、俺は俺で動く、お前はどうするんだ?」

「シャドウガーデンに少し行かせて貰う。少し俺の方でも気になる事があったからな」

「そうか、気をつけろよ」

 

それと共に、俺と尚文はそのまま別れた。

尚文は、この学園においてはあまり目立たないようにして、同時にこの世界の独特の技術についてを学んでいる。

それは、これからの波での戦いで有利になる為だ。

そして、俺は。

 

「イータの奴はそろそろ研究から切り上げてくれるか?」

 

この数ヶ月の間、イータは何かの研究に没頭していた。

その事もあってか、あまり彼女と会話をする事が出来なかった。

 

「もしかしたら、奴らの対策になるかもしれないから、聞けたら良いけど」

 

そう、俺はシャドウガーデンの本部へと入る。

既にある程度、俺達の事は知られている事もあり、少し警戒されている程度だ。

 

「にしても、イータの奴はどこにってぶげぇ!?」

 

俺がそう呟いていると、頭にいきなり衝撃が走る。

何が起きているのか、分からず、なんとか振り向く。

そこには、イータがかなりデカいスパナを持っていた。

 

「また、寝ぼけてっ」

 

そう、俺は、そのままイータに引きづられて、移動されていく。

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