あれから、俺は2人の、各々の料理を作り食べた。
食べている間、デルタもリリムも、互いに睨み合っていた。
だけど、デルタはなぜかそのまま寝てしまった。
「でっデルタ?」
「大丈夫、ワンちゃんは少し眠って貰っているだけだから」
「そうなのか、にしても、リリムが、ここまで成長したなんて」
「その事なんだけどさ、実は、今は別の名前なんだ」
「名前?」
俺がそう疑問に思っていると。
「ゼータ、それが今の私の名前なんだ」
「ゼータ」
それと共に、俺は首を傾げる。
「シャドウガーデンで活動する時の名前でね。リリムは本名だけど、それを隠しておかないといけないんだ。
ディアボロ教団と戦う為にも、だから」
「……そうか、だったら、俺と2人の時だけでもリリムって読んで良いかなぁ?」
「っあぁ、勿論だ! その」
そう言っている間にもリリムが俺の手を引いた。
すると、そのままリリムは耳元に近づく。
「ソラ様、ずっと待っていたから」
それと共に、リリムは俺に寄り添いながら頬を舐める。
ざらりとした猫独特の舌と共に唾液が俺の頬を濡らす。
濡れた頬からは、女性特有の独特の甘い香りがしている。その匂いはどこか甘く感じてしまうものであり、同時に、懐かしいものでもあった。
それは、かつて共に過ごした日々の中で、リリムと交わった際に嗅いだことのある匂いだ。
あの時はまだ少女だったリリムだが、今となってはその身体にはしっかりとした女性の証である胸があり、腰つきも大人びたものとなっていた。
そんなリリムが発情期のように求めてきている。
「だけど」
俺自身、リリムの事を娘か妹のように感じていた。
成長したとはいえ、そんな風に欲情の対象にするのはどうかと思ってしまうのだ。
しかし、そんな俺に対してリリムは言った。
「私、もう子供じゃないですよ?」
「えっ……?」
「ソラ様と離れている間、ずっと待っていた。その時間の長さはソラ様が考えている以上に」
リリムはそう言うと、ゆっくりと俺の手を引く。
先程まで食事していた場所からそう遠くないベッドへ。
そこで、リリムは俺を押し倒した。
そのまま、馬乗りになると、自分のスパッツの中に手を入れる。
そして、下着を脱ぐと、俺に見せつけるようにして指で割れ目を広げてきた。
そこは既に愛液によって湿っており、熱を帯びている。
そこから発せられるフェロモンのような何かに当てられた俺は思わず生唾を飲み込んでしまった。
「それに、ソラ様に抱かれることを想像して何度も慰めましたから」
「そ、そうなんだ……」
俺との再会を期待しながら自慰行為をしていたのかと思うと、少しだけ興奮してしまう自分がいる。
すると、リリムは妖艶な笑みを浮かべる。
獰猛な肉食動物を連想させながらも、どこか優しさを感じるような笑みだ。
そんな表情を見た瞬間、俺の理性は吹き飛んでしまいそうになる。
「だから、早くください」
「……わかったよ」
その言葉と同時だった。
リリムは笑みを浮かべ、身に纏っていた衣装は消える。
スライムスーツは、リリムの魔力で操作されており、彼女の意思で形を変える。
そして、リリムがその衣服を脱いだのは、そのままの意味であった。
リリムは、そのまま俺の方へと寄り添う。
先程までのスライムスーツ越しでは分からなかったリリム自身の肌。
それは、まだ幼かった頃の彼女とは違い、大人の色気を感じさせるようなものになっていた。
また、以前は成長途中の膨らみではあったそれは、今では豊満になっており、柔らかな乳房。
引き締まっているものの、決して細くはない腰回りや太股など、成熟した女性らしい肉付きをしている。
そんなリリムは、全裸のまま俺へとくっついてくる。
「ふぅ……」
その体温を感じ取った俺にリリムが息を漏らす。
それが合図となったかのように、俺達はお互いを求め合うようにして唇を重ねた。
リリムにとっても俺が初めての男性であった。
しかし、不思議とその事実は俺達の間で障害にはならず、むしろお互いに喜ばしい出来事として受け止めていた。
そのためか、キスも自然と深くなる。
互いに舌を絡め合い、口内を犯し合う。
それと同時に俺は右手でリリムの胸を揉みほぐし、左手で太股を撫で回す。
すると、リリムは気持ち良さそうに身を震わせ、吐息を漏らした。
「んん……ちゅ……ふぁ……はぁ……」
一度口を離すと、そこには淫靡な雰囲気を漂わせるリリムの顔がある。
既に身体からは力が抜けており、今にもベッドの上に倒れ込みそうだ。
そんなリリムに対し、俺は左手でお尻を触りながら右手で秘所を弄る。
すでに濡れきっているそこは、俺の指を飲み込むようにして受け入れていく。
「あ……あん……ソ……ラ……様……そこぉ……いいですぅ……」
俺はそれを肯定と捉え、更に激しく責め立てる。
それと同時に、今度は俺から唇を奪う。
舌を入れればリリムもそれに応じるように自分のものを絡ませてくる。
その間も、俺の手の動きは止まることはない。
その度にリリムの身体はビクビク震え、甘い声が口から漏れ出す。
そして──―
「あ……ダメ……もう……イっ……あああっ!」
絶頂に達した瞬間、俺の手を濡らす感覚がした。
どうやら、同時に果てたようだ。
そのまま俺達は余韻に浸るかのように抱き合ったまま動かなかった。
しばらく経つと落ち着いたのか、俺はゆっくりと顔を上げてリリムを見る。
リリムもまた、こちらを見つめ返してくる。
お互い見つめ合い、どちらからともなく唇を重ね合う。
軽く触れ合った後、顔を離してみるとそこにいるのは頬を紅潮させた可愛らしい女性だ。
先程までの激しい情事が嘘のように思えるほど、今は静かになった気がした。
だが、すぐにそんな空気は壊される。
それは他ならぬ、目の前にいるリリム自身によって。
「ねぇ、ソラ様……もっと欲しいわ……」
そう言って、まるで娼婦のような艶のある笑みを浮かべながら両手を広げる。
それと共に、リリムは秘部を露にさせてきた。
そこはまるで早く挿れて欲しいと言わんばかりに愛液を垂れ流しており、ヒクヒクと動いているのが分かる。
それを見た俺は興奮してしまい、すぐに挿入するが如く反応する。
そんな俺を見たリリムは俺の首に腕を回して抱きついてくる。
「ソラ様……いっぱい突いて?」
耳元で囁くように言うその声はとても甘美で蠱惑的だった。
リリムは腰に脚を絡める体勢となり、お互いの性器を合わせる形となった俺はそのまま腰を動かす。
「あっ! あん! すごぃ……奥まで来てる……!」
「あぁ……気持ちいい……」
リリムの膣内をゆっくりと肉棒を押し進む。ぐちゅりと音を立て、奥へ奥へと進む。
すると、子宮口に当たったようでリリムが小さな悲鳴を上げた。だが同時にキュッと締まったことで俺の限界も近づいていた。
そのまま互いに絶頂を迎えそうになる中、不意にリリムは振り向きキスをしてくる。舌を絡ませ合いお互いの唾液を交換するような濃厚で激しい口づけだ。その間も俺は抽挿運動を続けていてお互いの身体がドロドロに蕩けていくような錯覚さえ感じるほどの快楽を共有することになったのだ。
そう、奥へと進む度にリリムはどんどん積極的に求めてくるようになるのだ。それはまさに発情期の猫のようだった。
俺はそんなリリムの要求に答えるように更に動きを強めていく。
それと共に突き破る感覚。
「リリム」
「ソラ様に、処女を、んっ! 持ってかれちゃった」
その瞬間、リリムの秘部から処女の証である血が伝ってくる。
俺の初めての相手であることの証明に、喜びは隠しきれない。
更に奥へと押し込むと子宮口をこじ開ける感覚がしたと同時に熱い精液が大量に流れ込んでいくのが分かる。それはあまりにも濃厚で量が多かったためか膣内では収まり切らず逆流するほどであった。それでもなお俺は最後の一滴まで絞り出すように出し切るのだった。
「はぁはぁ……凄い量……お腹の中がソラ様でいっぱいになっちゃった。もう、どれだけ出せば気が済むんですかぁ」
リリムが何か言っているようだが、今の俺には聞いてられないほど頭がボーッとしていた。あまりの快楽で絶頂を迎えたことが、自分自身で理解出来なかったからだ。そんなことを考えていると、リリムは繋がったまま寝返りを打って対面座位のような体勢になる。そして自分の下腹部をさすり、優しく微笑みながら呟く。その姿はあまりにも淫靡的で俺は無意識のうちにまたすぐに固くなるのを感じるのだった。そこから、互いに絶頂を迎えるためにより一層激しく動き始めた。パンパンと肉を打つ音と共に二人の吐息と嬌声が混じり合う。そして最後に一際大きな突きを放った際、二人は同時に果てたのだった。そのまま倒れ込むようにリリムは身体を密着させ、キスをしたまま最後まで膣内で行為を続ける。
そしてやっと落ち着いたのかゆっくりと唇を離すと、リリムは微笑みながら俺を見上げてきた。
「ソラ様……」「ああ、分かっているよ」
俺はもう一度口付けをし、そのまま始めることにした。結局この日は一日中ヤッてしまい、終わった頃には二人とも疲労困憊状態になってしまうほどであった。しかしリリムにとっては至福の一時だったのかもしれない。