※この作品はR-18です。

かぐや様(洗脳済)を愛したい   作:早見 彼方

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四宮かぐや⑤

「ぁんっ、んぁあっ、ぁっ、はぁあっ!」

 

 俺が腰を前に突き出し、膨張した肉棒を深々と膣穴に埋めると、かぐやが艶声を上げる。ぎゅうぎゅうと強く締めつけ、中に溜まった俺の精液が絡みついてくる。滑りの良くなった穴の使い心地は最高で、引き戻す際にも勢いをつけてしまう。

 

「んぁぁあああっ!?」

 

 その際にエラが膣壁に引っ掛かってガリガリと擦る。それが再びかぐやに悦楽を与え、彼女の全身がブルブルと震える。その震えは俺のチンポに直接響いて、余計に興奮を煽られて腰遣いが速まった。

 

 パンッ! パンッ! と俺の股間とかぐやの尻が接触音を奏でる。白く魅惑的な尻が接触時に一時的に形を変え、俺の股間に柔らかさを伝えてくれる。それが心地よくて、俺はかぐやの尻を両手で掴んだ。

 

「ぁぁあっ……!」

 

 むぎゅうっと両手の指で握り、指が尻肉に軽く沈む。特別大きいわけではなく、絶妙な肉付きを備えた尻。それを確かめながらバックでハメる体験があまりにも最高で、腰が止まらなかった。

 

 こんなの、脳みそが蕩ける。

 

 口は開きっぱなしで、俺もまた声を垂れ流しにしながらかぐやを求める。

 

 誰が見ても、心の底から愛し合っている二人にしか見えないだろう。

 

「じー……」

 

 と実際に声に出して横から俺たちを眺め、手に持ったハンディカメラで撮影をしている愛。「羨ましい」という文字が彼女の背景に浮かんでいると錯覚するほどの集中具合で、俺たちの交尾を観察、保存していた。

 

 その映像を何のために撮っているのかは聞いていない。だが、俺も個人的にこのセックスは後で見直したい。客観的に見直すことで、かぐやが本当に俺の物になったのだという実感が深まると思った。

 

「んぉおほっ!?」

 

 興奮の波が押し寄せ、それに負けじと突きを放つ。子宮に亀頭がめり込んだ。衝撃がかぐやを襲い、俺の股間に響くオホ声を響かせる。そのとき、ちらりと横目で愛を見たようで、声を抑えようと我慢していた。

 

 だけど、そんな必要はない。もっとかぐやには素直にセックスを楽しんでほしい。

 

「っ、ぁ、ぁあっ、ぉおおおぉっ……!?」

 

 かぐやの細い腰をガッチリと掴み、ずぷぷっと肉棒を埋没させる。刺激が強すぎて俺の興奮も一気に引き上げる諸刃の剣だけど、それでいい。俺も我慢する必要はない。好きに腰を振って、好きに快楽に耽る。そうすれば、かぐやも一緒に気持ちよくなってくれる。

 

 最高だ。生きてて良かった。

 

 憧れの存在の内側を制圧し、自分用に開拓する。かぐやと繋がれるのは世界で俺だけ。他の男たちでは触れることさえできない。かぐやが別の男と結ばれていたかもしれないという未来は完全に潰えた。

 

 そして、かぐやという名前は俺の家系図に刻まれることになる。

 

 それを何度想像しても優越感を覚え、俺は衝動に突き動かされた。

 

 夫と妻。その関係になれば、子供がいるのは当然だ。

 

 俺とかぐやの子供。おれたち夫婦の営みの結晶。

 

 まだ学生なのに、子作りをするという背徳感。普通ならば先の人生が狂うような大胆な行為だけど、止められない。ますます盛った俺が、かぐやを求めて膣穴にチンポで掻き回し、鳴き声を上げさせる。

 

「ぉおおっ、んぉおおっ、だ、駄目っ、ぉっ、ぉっ、き、きもちっ、ぉおっ、ぉっほぉっ、ぉおっ、そこ、ぁああっ、好きっ、乱暴にされるのぉっ、ぉおっ、あなたのぉ、種付け交尾ぃ、大すきぃいいっ……!?」

 

 エロすぎる声と、雄として嬉しすぎる言葉。

 

 それをきっかけにして、肉棒が膨らむ。奥の奥で亀頭を膨らませて、エラが取っ掛かりになって膣壁に食い込む。簡単に抜けないようにした上で、俺はかぐやの背中に覆い被さって押し潰した。

 

「ぁ、ぁあああ~……」

 

 それはどちらの声だっただろうか。折り重なった俺たちは、愛し合った末に子作りを始めた。全身の力が抜け落ちるほどの快楽に包まれ、精液が尿道口から飛び出ていく。放たれたそれは子宮に貯まっていくはずだ。

 

「あなたの赤ちゃんの素が、こんなに、ん、ぁ、ぁああ……すごく、温かい……」

 

 かぐやもまた、脱力してベッドに身を沈める。ベッドと俺にサンドイッチされているはずなのだが、苦しむ様子はない。はっ、はっと口から漏れる声は喜びに染まっていて、膣肉はさらなる精液を取り込もうと肉棒を締め上げる。

 

 しばらくそうして精液を絞り出された後、俺たちは一度繋がりをほどいた。そうして今度はバックではなく、互いの顔が見える正常位へ。精液で濡れた肉棒を改めて挿入し、深いところで熱く抱擁させ、体も抱き寄せあった。

 

 二人だけの時間。それをカメラを通じて眺めていた愛もまた、ぼうっと顔を赤くしていた。

 

 静かになった部屋。愛し合う俺たちと、立会人の愛だけがいるその場所に、誰かが近づいてくる気配があった。誰かが何かを運んでいる? そんな風に感じる音が聞こえ、それに釣られて俺が視線を扉に向けた。

 

 そして、それはかぐやも同じだった。

 

「さすが。ちょうどいいタイミングね」

 

 かぐやが顔を横に向け、満足そうに微笑んでいる。

 

 いったいなんだ? 何が来るのだろうか。

 

 もしかして。

 

「もう察しはついていると思いますが、ご認識の通りです」

 

 ベッドに突いた俺の腕を愛おしそうに撫でる。そして、正面の俺を捉え、口の端を緩やかに持ち上げた。

 

「あなたへのプレゼントです」

 

 かぐやの声と同時に、扉がノックされる。

 

「入ってください」

 

 かぐやの許可を得て、向こう側にいる人物が扉を開いた。

 

 現れたのは、愛とお揃いのメイド服に包む奈央だった。俺たちに向かって恭しく頭を下げ、傍らにあったそれを部屋の中に移動させる。撮影をしていた愛も手伝って、それが俺たちのいるベッドの傍に設置された。

 

 それは車椅子。いや、より正確に表現すれば、拷問椅子と言えるだろうか。そこに、秀知院学園の黒い制服を着た、桃色の長い髪の少女が座らされている。肘置きに置かれた両手は縛られて拘束状態に。両足も同じだ。腰にもベルトが巻きつけられて、身動きが取れない。

 

 捕らわれた少女は意識があるようだが、声を上げることはなかった。

 

「~~っ!」

 

 いや、声は上げているようだ。だが、口を塞ぐボールギャグによって発声は妨げられている。そして、少女の頭には見覚えのある機械が被せられていた。俺が愛に渡していた洗脳ヘルメット。それが少女の頭部をすっぽりと覆っていた。

 

 まだバイザーの向こう側が見える状態になっていて、少女の目元が確認できた。

 

 少し幼げな容貌と大きな眼。見たこともないほどに動揺している様子だが、その顔を俺は知っていた。少女は俺のことを認識しているかは不明だから、知り合いと言えるような関係ではないが。

 

 少女は、藤原(ふじわら)千花(ちか)だ。かぐやと同じく二年生で生徒会に所属し、書記を務めている。その愛らしい外見と、幼い印象とは反対に母性を秘めた巨乳のおかげで、藤原は結構男子からの人気が高い。俺も彼女には興味を惹かれていたし、彼女をオカズに自慰をしたこともあった。

 

「かぐや……」

 

「はい。彼女が、私のお友達の藤原さんが、プレゼントです」

 

 事もなげに言ってのけるかぐや。

 

 俺のためとはいえ、友達を売るというかぐや。藤原を見つめるかぐやの横顔は至って穏やかで、罪悪感など微塵もない。それは愛と奈央も同じだ。柔らかい微笑みを浮かべ、俺の反応を見守っている。

 

 俺はそんな彼女たちを順繰りに見回した後、藤原を見た。

 

 これから自分に何が起こるのかと、酷く怯えていた。そして、自分の目の前で繋がっている俺とかぐやを見て驚愕してもいるようだった。

 

 まだ洗脳されていない。ヘルメットを被せられているのは、これから処置が行われるからのようだ。

 

「お坊ちゃま、こちらを」

 

 体を起こして奈央から受け取ったのは、タブレットだった。これは? と思って画面を見てみると、そこには制服姿の藤原のバストアップ写真と、藤原の個人情報が横に列挙されていた。身体情報や家族構成、個人の趣味趣向、これまで学歴や経験など。その中には、ピアノコンペティションで全国大会金賞を受賞する輝かしい記載もあった。

 

 れっきとした才女だ。その彼女がこうして囚われ、かぐやによって売られようとしている。

 

「もしも気に入りましたら、画面下部にある『洗脳』ボタンをクリックしてください」

 

 奈央の案内で画面をスクロールすると、確かに『洗脳』ボタンがあった。なんだ、このシステム。いつの間に作ったのだろう。このボタンを押すと、洗脳ヘルメットが連動するように作ったのだろうか。

 

 ボタン一つで人を洗脳する……。その事実に、俺は躊躇いを抱いた。

 

 かぐやたちを洗脳しておいて、今さらだとは思う。だけど、まるで商品を買うような気安さで他人の人生を滅茶苦茶にしているのだと自覚させられて、考えさせられてしまった。

 

「旦那様、そう悩まなくても大丈夫ですよ?」

 

「っ……」

 

 かぐやが、膣肉をぎゅうぅっと締めつけながら話しかけてきた。挿入したままの肉棒に快楽が駆け巡る。たった今臆していた心が欲望に侵食される。そして、そのままかぐやに背を押される。

 

「ここまで来て、今さら後戻りするのですか? もう旦那様は後には引けないんですよ? 自分の欲望に任せて好きな女性を洗脳して、自分のお嫁さんにして。この期に及んで罪悪感を抱くこともないでしょう。私のときは、そんな風に躊躇いましたか?」

 

「か、かぐや……?」

 

 母さんに最初から洗脳奴隷として調整された奈央はともかく、どうしてかぐやがそれを?

 

 最初からバレていたのか? いや、普通に考えて、俺が洗脳ヘルメットを渡したからか。こんなものを俺が持っていると知って、それを自分にも使われたのだと察した? まずい、とんでもない馬鹿をやらかしていた。そうなると、愛も正気を取り戻しているんじゃ。

 

「まさか、愛も洗脳が……?」

 

「……洗脳ですか? 私は掛かっていませんよ? 私は心からご主人様のことを愛していますので。そもそも洗脳をする理由がありません」

 

「え……?」

 

 思ってもみなかった反応が愛から返ってきて、俺は首を傾げた。

 

 愛は自分のことを、洗脳に掛かっていないと認識している? だとすれば、かぐやは何故。

 

 再びかぐやを見ると、彼女は口元に手を当て、目を細めた。

 

「お可愛いこと……」

 

 ひやりとした冷たさすら感じさせるその微笑み。

 

 最初から洗脳が掛かっていなかったのか? 自然と思い浮かんだその疑問を、そのままぶつけようと思った。

 

「まさか、最初は掛かっていましたよ。自分が洗脳されているのではと気がついたのは、途中からですね。どうにも違和感があったんですよ。あなたのことを愛する旦那様だと認識していて、そうなるに至った記憶もあるのに、それが自分の物だと断言できない、本当に微かな違和感。考えれば考えるほどに綻びが生じて、違和感の向こう側に隠されていた自分の本心を見つけることができたんです」

 

 かぐやは自力で洗脳を解いたのか。

 

 では、なぜ。洗脳が解けたのならどうして今日、俺と繋がったのか。

 

 どうして、そんなに嬉しそうな表情をしているのか。

 

「確かに、洗脳は解けました。でも、この身に受けた幸福は消えていません。あなたに注がれた歪みきった愛情は今も、私の心に侵食しているんです。そういう意味では洗脳は続いていると言えなくもないですが、私はそれでもはっきりと申し上げられます」

 

 かぐやが一呼吸おいて、ゆっくりと俺に告げた。

 

「洗脳を経て、溺れてしまいそうなほどの幸福と快楽をあなたに刻まれて、思い知ったんです。あなたの傍で女として生きることが、何よりも幸せなのだと。あなたの下を離れて元の生活に戻るよりも、あなたの傍にいたほうが、この世界の嫌な部分を見ずに済む、と」

 

 かぐやは正気に戻った上で、俺を選んだ?

 

 でも、そう思わせておいて、実はこれ自体が洗脳によるものという可能性もある。母さんのことだから、こうなるように細工を仕込んでいてもおかしくはない。

 

 けれど、もしも本当にかぐやの洗脳が解けているのだとしたら?

 

 正気のかぐやと、同意の上で愛し合えるのだとしたら?

 

「かぐや……」

 

「ふふっ、また大きくなってきましたね。ですが、これ以上お待たせするのも藤原さんに悪いですから」

 

 かぐやが指差した先にある、俺の手元のタブレット。無操作が続いて一時消灯していた画面に触れると、藤原の情報が表示された。

 

 この『洗脳』ボタンを押せば、引き返せなくなる。改めてそう思っても、さっきほどの抵抗感はなくなった。かぐやの言う通り、今さらだと思い知ったから。ここまで女を弄んでおいて、躊躇う必要なんてなかった。

 

 俺は指をボタンに近づけた。俺がしようとしていることが何なのか藤原にはわからない。だが、俺を見つめる藤原は本能で身の危険を察したのか、首を振っている。体を暴れさせて拘束から逃れようとするが、拘束は緩まず、念のために肩を押さえた愛によって封殺された。

 

「さあ、旦那様」

 

 かぐやが優しく囁いてくる。

 

「藤原さんも、仲間に入れてしまいましょう。彼女の歩むはずだった未来を、人生をぐちゃぐちゃにして、あなた専用のお嫁さんにしてあげてください。そうしてあげることが、女にとっての一番の幸せなのですから」

 

 その声に甘えて、俺は『洗脳』ボタンに触れた。

 

 直後、それが始まった。

 

 藤原千花を俺の嫁にするための洗脳処置。藤原の目元が見えていたバイザーが曇って、藤原に何かの映像を見せ始めたようだ。ヘッドホンのスピーカー部分から音が流れ、藤原の脳を犯し始める。

 

 また一人、嫁が増える。俺が好きに抱いていい女が。

 

「っ!? っ~~!?」

 

「これで、いいんだ……」

 

 藤原の微かな悲鳴を聞きながら、俺は肉棒を興奮で勃起させた。それはかぐやの膣内を塞いでいく。それに応じるようにかぐやは膣内を引き締め、密着してくる。それが心地よくて、俺は腰を動かした。

 

 かぐやが売った友達の藤原が洗脳される横で、かぐやを抱く。かぐやもまた、嬉しそうに俺を両手で抱いて耳元で喘ぎを漏らし、囁いてくる。

 

「洗脳されても、洗脳が解けても、変わらず愛していますよ。あなたを、噓偽りのない本心から」

 

 俺の欲しい言葉をくれる。そんなかぐやを、俺はまた欲望に身を委ねて抱いた。

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