「はぁぁあ~……」
吐き出された息が、チンポの表面を温める。こそばゆい刺激によってビクビクと震えるチンポを、息を吐いた張本人であるかぐやが興奮した様子で見つめている。目と鼻の先、少し唇を寄せれば亀頭と触れ合う距離にいるというのに、口で咥えてはくれない。
「はっ……、はっ……、はぁあぁぁあ~……」
ドギーブレスを交えて、何度も襲い来る吐息。気持ちいいのだが、刺激としては弱い部類だ。それをずっと食らっている俺は、勃起はできても絶頂することはできず、この焦らされた時間を過ごすことを余儀なくされている。
そろそろ射精させてもらいたいんだけど。
「……かぐや」
「駄目です」
名前を呼んだだけなのに、速攻で断られた。フェラしてもらいたいという俺の願望は、かぐやには筒抜けだった。俺も断られるとわかっていたはずだが、それでもこの生殺しの時間がまだ続くのだと理解して、少しため息を吐きたくなった。
椅子に座った俺は、裸のまま足元に跪くかぐやから愛撫を、もといお仕置きを受けている。直接的な接触は御法度で、至近距離からかぐやにチンポを観察されながら、吐息を吹きかけられるというお仕置き。興奮は昂るものの、それを発散するまでは当然至らない。
何故、俺がこんな目に遭っているのか。
一言で言えば、とばっちりだ。
俺をトイレに連れ込み、独り占めして大量の精子を搾取した千花に嫉妬したのだろう。しかも、その際に活用したのが豊かな胸ということもあって、どちらかと言えば胸元が慎ましいかぐやにとって当てつけと感じたのかもしれない。
その不満を俺にぶつけている。
俺は悪くないのに。千花にされるがままで受け入れたのは事実だけど。パイズリが気持ちよくて、たっぷりと精液を搾り取られるのを受け入れたのは俺だけど。求めてきたのだから、それを受け入れるのは男としてはごく普通のことだ。
「……俺はかぐやの胸も好きだけど?」
「はい?」
「あ、何でもないです……」
言葉通り褒めたつもりだったのに、笑顔で凄まれた。今のかぐやには胸に関する発言は、たとえ賛辞であっても駄目らしい。女心は難しい。だけど、少し勉強になった。
とりあえず、この場はお仕置きを甘んじて受け入れる他はない。もっとも、これがお仕置きと呼べるものかは微妙なところだが。確かに直接触ってもらえていないが、あのかぐやが惚れ惚れする程の美貌をチンポに寄せて、吐息を吹きかけている。この絵面を見られるということを考えれば、生じる優越感は凄まじい。
これは、俺だけが見ることを許された光景だ。
かぐやの行為に身を委ねていると、ベッドにいた二人が、俺たちの下へ近づいてきた。
愛と奈央だ。かぐやと同じく、まだ全裸のままだ。
「かぐや様、書記ちゃんへのお仕置き完了いたしました」
「正確には、まだお仕置き中ですけどね」
どこか達成感に満ちた表情で額の汗を拭う仕草を見せる愛と、穏やかに微笑む奈央。
二人の背後にあるベッドには、裸の千花が転がされていた。どこからか調達してきた拘束具によって、両手は背中側で縛られ、太股はM字に開脚したまま拘束されている。視界を黒い目隠しで塞がれ、発言はボールギャグによって封じられている。
そして、無防備になった千花の秘所には、極太バイブがずっぽりと挿入されており、激しい振動によって膣内を掻き回されているようだ。
「んぅぅうぅうぅう~!?」
という呻き声を漏らし、千花がベッドの上でのたうち回っている。
あれが、抜け駆けをした千花へのお仕置き。あれを見ると、俺へのお仕置きはご褒美だろう。俺は椅子に座らされているだけで拘束されていないし。我慢できなくなったのか、かぐやがたまに唇を亀頭に密着させたり、裏筋を人差し指でツ~となぞってくれたりしている。
「……千花へのお仕置きはいつまで?」
「……さあ? しばらく放っておいたらよいのでは?」
小首を傾げるかぐやが可愛くて、まあいいかと思ってしまう。
それはそれとして、こちらにやってきた愛と奈央が、かぐやを挟むようにして俺の足元に膝を突く。狭い空間で身を寄せ合って、触れていなくとも体温が感じられるほどの近い距離で一本をチンポを囲む三人の美貌。
右を見たら、奈央。左を見たら、愛。正面を見たら、かぐや。いずれも極上の美女。
「はぁぁぁああ~……」
「ふぅ~……ふぅ~……」
「ふぅぅううぅ~……はぁぁああ~……」
三方向からの同時吐息に襲われる。
これはやばい。直接触られているわけではないのに、興奮が鰻登り。
「ぅっ、おぉ……」
「ふぅ~……。たまにはこのような前戯も悪くはないのでは?」
かぐやがにっこりと笑う。さっきまでの不機嫌さはどこへやら、随分と楽しげだ。
左右を挟む愛と奈央も、かぐやに同調して俺を可愛がる。
「ふぅぅ~……」
「はぁぁぁ~……」
敏感なカリ首を意図的に狙った母娘の吐息。
いや、やっぱりこれはご褒美だ。気分が良すぎる。
「……気持ちいいですか? 旦那様」
「ご主人様、顔が蕩けていますよ?」
「うふふ。どうぞ思う存分お楽しみください。お坊ちゃま」
ベッドでバイブに苛められている千花には悪いけど、俺はこの時間を満喫していた。
容姿も、才能も、あらゆる面で俺よりも優れた美女を従える優越感はいつ味わっても飽きることはない。かぐやたちだけでなく、もっといろいろな美女を洗脳し、俺の女にしたらどうなるのだろうか。大勢の女を妻にして、好きなときに、好きな相手と、好きなプレイをしまくれる生活に、いよいよ強い興味を抱いてきた。
「お坊ちゃま。リラックスしたままで構いませんので、私からの提案を聞いていただけますか?」
こういうとき、俺の心を見透かしたように唆してくるのが奈央だった。
俺が頷いて許可を出すと、奈央がその提案とやらを話し始めた。
「今よりもお坊ちゃまにより良い環境をご提供するにあたり、本格的にハーレムの拡大が必要だと感じます。今いる四人だけでも物足りているのかもしれませんが、お坊ちゃまはこの程度のハーレムで満足してよい器ではございません。もっと大胆に、無責任に女性を食いまくるべきです」
本当に俺の心を読んでいるのではないだろうか。そう思ってしまう内容だった。
奈央に言われて、俺は考え込む。
そんな俺の脳内に膨らむのは、とある妄想。
俺が通う秀知院には、まだ手をつけていない美少女がたくさんいる。これまでは密かに自慰のオカズにすることしかできなかった彼女たち。けれど、他人を洗脳できる手段を手に入れた今となっては、俺はいつでも彼女たちを堕とせる。
やろうと思えば何でもできる。俺にやる気があれば。
躊躇いの気持ちがないと言えば嘘になる。当たり前だ。洗脳するということは、その人の人生を狂わせることになるのだから。かぐやたちを洗脳しておいて今さらだとは思うが、それでもこの罪悪感は完全に消えることはないだろう。
しかし、罪悪感を抱くからこそ、背徳感も味わえる。少女たちが歩むはずだった明るい未来をぐちゃぐちゃにし、俺専用の人生に改変する。そんなどす黒い背徳感を。
「どなたかハーレムに加えたい方がいらっしゃれば、親族もろとも容赦なく洗脳してしまいましょう」
「校内であれば交友関係はそれなりに広いので、私もお役に立てるかと」
校内へ手を広げていくにあたって、かぐやと愛、それに千花の手を借りるのが適切だろう。俺には好みの女子生徒へのツテなどない。話したことのない俺からいきなり接触して、洗脳ヘルメットを被ってもらうように誘導するのは怪しすぎる。
ただそれは、今所有している洗脳ヘルメットだけを使うという前提の話だ。
まだ実物を見ていないけど、母さんが新しく作ったという洗脳機器もある。今さら母さんの技術力を疑う余地もなく、とんでもない道具であることは間違いない。それの性能次第では、攻略の仕方を再検討することになるだろうけど。
いずれにしても、計画を始動することに変わりはない。
「……わかった。やってみようと思う」
他者からすれば最悪な計画を。俺からすれば最高の計画を。
「俺は、秀知院を攻略したい」
秀知院に在籍する女子生徒の中から、俺の下半身に従って選抜した生徒を堕とす。それが彼氏持ちだろうが、好きな相手がいようが関係ない。俺が欲しいと思った。そして、俺にはそれを成し遂げる手段がある。だから洗脳して、今後の人生を全て投げ捨てさせ、俺だけのために生きてもらう。
酷く自分勝手で異常な考えだと自分でも思うが、もう歯止めが利くような段階じゃない。
「ハーレム拡大のために手を貸してくれ」
だけど、俺の女たちは、この最低な発言にも笑顔で応えてくれる。
「愛する旦那様のためならば、何でもいたします。ええ、言葉通り、何でも」
「ご主人様の仰せのままに。頂いたご命令は何であれ、確実に達成してみせます」
「私にもできることをさせていただきますね。たとえば、お坊ちゃまの子孫繫栄など」
「んんぅううぅう~!」
一名、返事かどうかは怪しいが、賛同を得た。
「皆で協力して、秀知院を攻め落としましょう」
かぐやはそう言うと、亀頭の尿道口にキスを放った。
それに同調して、愛と奈央もチンポへキスを開始する。
そこからようやく始まった愛撫。三人から同時にチンポを舐められ、吸われ、しゃぶられながら、俺は悪巧みを開始する。手始めに洗脳する女を決めようと、自分で挙げた候補と、かぐやたちが挙げた候補を混ぜ、相談して絞っていく。
そうして最初に白羽の矢が立ったのは、割と手を出しやすい、かぐやたちの身近な存在だった。