※この作品はR-18です。

Virtual Lovers   作:轟th

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どうも、私です。
今回のお話ですが、頭を空っぽにしてください。


※注意。
こちらは私の勝手な妄想を形にしたものです。個人の主観が多分に含まれていますので、「この人はこんなことを言わない!」や「口調がおかしい」など感じる方が居られるかもしれません。
ですので、そうした方はブラウザバックを推奨します。


では、本編をどうぞ。


K-11:性交

「スゥ、スゥ……ん、あ?」

 

 朝、心地よい刺激で目が醒める。

 ぼんやりとした意識の中、枕元のスマホを確認すれば朝の七時を回ったばかりだった。今日は土曜日の休日だと言うのに、随分早起きしてしまったらしい。二度寝しようかとも考えたが、今日は恋人である戌亥とこさんが遊びに来ると言っていたから起きることにする。

 

(あれ? なんか、下半身が気持ちいいな……)

 

 それに耳を澄まさずとも、ヌプヌプッという鈍い水音が聞こえてくる気がする。

 仰向けのまま顎を引いて視線を足元の方へと向ければ、何やら下半身に掛けていたタオルケットが異様に膨らんでいるのが視界に入って来た。もしやと思いながらタオルケットをめくれば、そこには俺の股間に顔をうずめるとこさんの姿があった。彼女はその小さな口一杯にペニスを含み、美味しそうにしゃぶっていた。

 

「と、とこさん……?」

「ん? ぷはぁ……目、覚めたん?」

 

 とこさんは一旦口を離したが、手だけは止めずにペニスを扱く。

 突然すぎる状況と、下半身を襲う快楽に俺は混乱した。

 

「な、なにしてるんですか?」

「部屋に入ったら気持ちよさそうに眠っとったし、手持ち無沙汰になったから先に起きとったこっちに相手してもらっとったんや」

 

 そう言って、またフェラチオを再開する。

 先ほどまではこちらを起こさないよう配慮していたのか、今はジュルルルッと大きな音を立てて吸い付いてくる。時折、舌先でチロチロッと亀頭を舐めて来るのがたまらない。一度自覚してしまえば我慢できるはずもなく、俺は直ぐに限界を――。

 

「はい、おあずけ」

 

 ピタッ、と奉仕が止まった。

 あと一歩で射精できるところで止められてしまい、どうしてっと思わず彼女を見詰める。

 そんな俺の反応を見てとこさんはクスリと笑みを浮かべると、そのまま俺の跨ぐようにベッドの上に立ってきた。そしてスカートを捲ってその内側をまじまじと見せつけてきた。スカートの中には本来あるべきショーツがなく、溢れ出る愛液に濡れそぼっている秘所が丸見えだった。

 そして、ゆっくりと腰を下ろしていき、膣内に俺のモノを埋めていく。

 ズブブッと挿入っていく感覚はとても気持ちよく、俺は直ぐに射精しないよう歯を食いしばって耐える。

 

「アハァー↑ 中でビクビクしとるのが伝わってきとるで」

「あ、あんなじらされた後で射精しなかったのを、褒めてくださいよ」

「なら、もうちょっと我慢したってな」

 

 そう言うや否や、とこさんは腰を上下させ始めた。

 最初からトップギアで動くのでパンパンッと激しく肌同士がぶつかり合う音が響き、膣内は射精しようと絡みついて来る。俺は必死に耐えようとしたが、我慢すればするほど彼女の動きが激しくなり、より一層興奮が高まって精液が昇ってくるのを感じた。

 

「うっ、おっ……!」

「好きなときに、出してええんやで?」

「でも、それじゃ…」

「ほら、イキぃや♪」

「―――あああっ!!」

 

 腰が降りるのと同時に、俺は限界を迎えた。

 ビュルルルッと勢いよく射精し、吐き出される精液を子宮口に密着させたまま受け止めてもらう。その間もずっと搾り取るように締め付けてきて、俺は腰が抜けるような快楽に酔い痴れた。やがて長い吐精が終わると、とこさんは俺の上から退いた。ズルズルと音を立てながらペニスが引き抜かれ、同時に入りきらなかった精液が逆流してくる。

 

「あっ、もったいない」

 

 零れ出る精液を指で掬い、それをいやらしく舐めとる。

 俺も一息ついてベッドから起き上がろうとして、グイッとベッドに押されて再び寝転ぶことになる。見上げればとこさんが何やら妖艶な笑みを浮かべていて、俺を押し倒したのとは反対側の手には何処かで見たことあるような小瓶が握られていた。

 

「と、とこさん……?」

「はい、黙ってこれ飲んだってな」

 

 小瓶を口の中に突っ込まれる。

 仰向けだったこともあり、口に入った何かの液体はそのまま喉の奥へと流れ込んでいく。吐き出すことも出来ず、嚥下したのを確認して小瓶が引き抜かれる。

 

「うっ、げほ、ごほっ……」

「はーい、次はお手々を繋ごな」

 

 俺が咽込むのを尻目に、とこさんが俺の手首に何かをはめた。

 見ればそれは金属製の鉄の輪――手錠のような拘束具で、抵抗するより早く両腕を万歳する体制で固定されてしまった。手錠の鎖部分がパイプベッドの支柱に引っ掛けられているから、腕を動かしてもジャラジャラと金属音が響くだけ。

 

「あ、あの……とこさん?」

「ん? なんや?」

「いや、これ何ですか?」

「安心してほんまもんの手錠やないから」

「そうではなく、どうして拘束されてるんですか?」

「前に伝えたやろ? 搾り取るって」

 

 顔が引きつるのが分かった。

 確かに少し前にとこさんからそう言われたことはあったが、つまりこれから行われるのは愛のある恋人の営みではなく一方的な搾取。であるならば俺が先ほど飲まされた液体は、あの独特な苦みと甘みが混じった味は。

 

「ち、因みに俺が今飲んだのって……」

「はかちぇ特性の精力剤や」

 

 確定、例の暴走した薬だった。

 またあの時のように理性を失い、性欲のまま暴れるんじゃないかと戦々恐々していると。

 

「ああ、大丈夫や。今回はきちんと希釈しとるし、何より今回のは以前のより効果を弱めたもの」

「ち、因みにどんな感じですか?」

「んー? せやな……普段の三倍は出せるようになるお薬って聞いとる。ただ理性だけは飛ぶことはないって」

「さんばい……」

 

 その言葉に、俺は背筋が凍るような感覚を覚えた。

 現在の俺は人より強靭なったことから一回で五回の射精が出来るようになっている。それが三倍の量となると、単純に考えて十五回はヤリ続けることが出来るわけだ。幾ら肉体強度が上がっていると言っても、本物の獣人である彼女に敵うはずがないのだ。

 やばい、本当に枯れるかも……いや、下手したら腹上死もありえる。

 

「~~♪」

 

 そんな俺の考えを知ってか知らずか、とこさんは鼻歌を歌っている。

 今さら逃げられず、覚悟を決めるしかないかと思っていると、とこさんは勢いよくTシャツや黒のタンクトップを脱ぎ捨てた。理性はどうであれ、自然とおっぱいに目が惹きつけられてしまう。

 

「クスクスッ、そないにおっぱいがご所望なら、こないなのはどう?」

 

 そう言って、とこさんは俺のペニスを胸で挟んできた。

 まるで葛餅のようなプルプルと柔らかく、それでいてお餅のようにしっとりと吸い付いてくる感触が堪らない。一度は射精して力なく垂れていたペニスは、薬の影響もあってか瞬く間に硬度を増していき、収まりきらなかった亀頭が谷間から顔をのぞかせる。

 

「アハァー↑ 元気いっぱいやん」

「うぉっ、気持ちいいです」

「じゃあ、もっと気持ちよぉなってもらわんとな」

 

 そう言うと、とこさんは自分の手で乳房を掴み上下に動かし始めた。

 タプタプッと音を立てながらおっぱいが擦り付けられる度に竿が刺激され、時には根元を締め付けるように強く圧迫される。先端から先走り汁が出てくると、チロチロッと舐めたり口に含んでジュルルルッと音を立てて吸われた。

 

「くぅ、あっ……」

「んちゅ、れろ……んむっ、はむ……んふっ、じゅるるる」

「おおぉぉっ!」

 

 舌先で尿道を穿るように亀頭をグリグリしたかと思えば、頬を窄めながらのバキュームに腰が抜けそうになる。出来るだけ長く我慢したい俺に対し、とこさんは早く出しちゃえと言わんばかりに激しく責め立ててくる。歯を食いしばり、丹田に力を入れて何とか我慢しようとする。

 しかし、俺の努力も空しく、限界を迎えた。

 

「うおおおっ!!」

「♡」

 

 間欠泉のように、ビュルルルッと精液が飛び出してきた。

 とこさんはペニスを咥えていたので顔射することになってしまったのだが、彼女は気にすることなく喉を鳴らして飲み込んでいく。それでも受け止めきれない分は口の端から零れる。やがて全てを飲み干すと、最後に鈴口をペロリと一舐めしてからようやく解放された。

 射精したばっかりだと言うのに、俺のペニスはギンギンに勃起したままだ。

 

「節操のない子やね」

 

 レロッと竿を舐め上げる。

 そして俺の上に跨ると、勃起したペニスを割れ目に宛がい、ゆっくりと腰を落として膣内へ挿入していく。ずぶずぶっと肉棒が飲み込まれ、最奥まで到達するとコツンと当たるような感触がする。幾度となく味わってきたとはいえ、飽きることのない感覚に背筋がゾクゾクする。

 

「くはっ……」

「んっ、あ♡ セツナはんは、んっ、好きなときに、出してええで」

 

 俺の腰の上に手をつき、しゃがみ込むような姿勢を取る。

 上下に弾むように腰を動かしているが、結合部が丸見えになっているから彼女が動くたびに俺のモノが出たり入ったりする光景がよく見える。俺の上で乱れる姿はとても淫靡で、思わず見惚れてしまうほど美しい。汗で張り付いた髪、上気した肌、荒い吐息。全てが愛おしくいのに、俺の手は彼女に届かない。

 

(くそっ、何とか外せないのか)

 

 何とか手錠を外そうとするが、やはりこんな程度では外せない。

 必死になる俺を見下ろしながら、とこさんは妖艶に微笑んだ。

 

「どないに足掻いても無理やで。簡単に壊せるわけがあれへん」

 

 パンパンッと腰が動く度、グチャヌポッと卑猥な水音が部屋に響き渡る。

 主導権は完全にとこさんのもので、まるで蜘蛛の巣に引っ掛かった獲物のように俺はただされるがまま。屈辱と快楽が入り混じる中、とこさんは俺を弄ぶように笑みを浮かべた。

 

「たまには、あっ……こういうのも、んっ、悪くないやろ?」

 

 そう言いながら、とこさんは俺の胸元へと手を伸ばしてきた。そして薄い乳首に人差し指を当てると、クリクリと転がすように触ってきた。味わったことのない感覚に、俺は思わず素っ頓狂な声を漏らしてしまう。

 

「ひゃうっ!?」

「アハァー↑ 可愛い反応やん。なら、こっちも可愛がったる」

 

 顔を胸元に近付けると、反対側の乳首をレロッと舐めてくる。

 ペニスをマンコで締め上げられながら、同時に両方の乳首を別の刺激が襲ってくる。その度に自然と体がビクンッと跳ねてしまい、そんな俺の反応にとこさんは楽し気に目を細める。少しして舌と指が止まったかと思いきや、今度は軽く甘嚙みされた。コリッコリッと歯で噛まれる度に快感が走る。

 

「可愛いなぁ。まるで女の子みたいや」

「っ!」

 

 それは一人の漢として、決して許してはならない言葉。

 矜持を傷つけられたことに憤りを感じると同時に、このままではいけないと本能が叫ぶ。

 

「うおおおっ!!」

 

 両腕に渾身の力を込め、思いっきり左右へと引っ張った。

 手首に手錠が食い込んで皮膚が裂けたが、バキンッと音を立てて鎖が千切れた。

 

「へ?」

 

 自由となった両腕を、とこさんの細い腰へと回す。

 突然のことに驚いて反応が遅れている間に、体勢を逆転させて彼女をベッドへと押し付ける。

 

「あ、あれ? 何でなん?」

「手錠なら千切れましたよ」

「いやいや、幾らレプリカやからって、人間の力で千切れる訳あれへんやろ」

「そこは、火事場の馬鹿力って奴ですよ。それより、覚悟して下さいね」

「ちょ、ちょっと待ちい!」

「待ちません」

「きゃうん!」

 

 ズドンッと子宮を突きさす。

 とこさんの身体に抱き着きながら、まるで童貞を卒業したばかりの子供のように腰を我武者羅に振りたくる。自分でするよりも激しいペースのピストンに、とこさんの表情から先ほどまであった余裕が消えていく。

 

「んひぃっ! あ、あかん! そない、あっ♡ 激しくされたらぁ!!」

 

 肉同士がぶつかり合う音が部屋中に響き渡り、結合部からは愛液や精液が飛び散っている。

 刻み付けるように押し付けられるペニス、与えられる快楽にとこさんはいやいやと頭を振って逃げようとする。そんな彼女を愛おしく思うと同時に、更に追い詰めたいと嗜虐心が湧き上がってきた。

 

「よいしょっと」

 

 俺は一度身体を起こすと、とこさんの柔らかおっぱいに両手を添えた。そして真ん中に寄せるようにして、二つの膨らみをむぎゅぅ~っと押し込む。頂点にある乳首同士が寄り添ったところで、大きく口を開けて二つの乳首に同時にしゃぶりついた。

 

「ヂュッ! レロレロ…」

「あああっ!! あかっ、んあぁっ♡」

 

 とこさんは背中を大きく仰け反らせながら、一際大きな声で喘いだ。

 おっぱいから手と口を離し、とこさんの腰をしっかりとホールドしてラストスパートをかける。

 

「お゛ぐっ♡ あ゛ゔっ? あっ♡ ひぐ♡」

「おぉっ!」

 

 キューキューっとペニスが締め付けられる。

 膣全体で精子を搾り取ろうとしているようで、先ほどまであった余裕が完全に失せた。

 

「イクイク……ナカっ、射精すから!」

「あっ♡ あ゛~~~ッ!!」

 

 膣内が激しく痙攣し、俺も限界を迎えて射精する。

 精力剤の効果により三回目なのに、信じられないほどの量の精液が出ているのを感じる。ドクドクンッと脈打つたびに吐き出される精液は、子宮を満たしても収まりきらずに逆流してくるほどだった。それでもまだ出足りないのか、それでもペニスは萎えることなく硬度を保ったままだった。

 

「あ、はぁ…」

「大丈夫ですか?」

 

 見れば、俺の下で絶頂を迎えたばかりのとこさんは虚空を見詰めていた。

 俺が顔を覗き込むと、彼女はゆっくりと視線をこちらに向けてくれたが、蕩け切っているのが分かった。

 

「んぁ…」

「まだ時間はたっぷりあるんで、楽しみましょうか」

 

 俺たちはそのまま、三回戦へと突入した。

 

 

◆

 

 

「あ~……アチィ」

 

 スクーターを走らせながら、一人の男がぼやく。

 彼は某全国チェーンのピザ屋で働くアルバイトであり、商品を目的地に運ぶべく配達員として街を走り回っていた。スクーターとはいえ風を切って走るのは気持ちいいが、季節は夏ということもあって日差しは強く、ジリジリとした暑さに嫌でも汗が流れ落ちる。

 ピザを配達し、代金を受け取って帰るという言葉にすれば簡単な仕事に思えるが、実際には色々と大変なことがある。例えば注文をした客の家までスマホのナビを頼りに運ぶのだが、交通状況により時間通りにいかない場合も少なくはない。お客さんによってはそれを理解して労いや感謝の言葉をくれる人もいるが、中には罵声を飛ばしてくる客も当然いる。『タダにしろや!』と、意訳すればこういったものもある。

 

「っと、ここが目的の住所か」

 

 到着したのは、東京の某区の高層マンションだった。

 自分の給料でここの家賃が払えるのだろうか、と思いながら彼は商品を手に入り口の端末にて指定された部屋の番号を呼び出す。

 

『は、はーい……』

 

 くぐもった声が端末から返ってきた。

 女性の声だとは思うが、少し聞き取りづらいのが気になった。もしかしたら機械の調子が良くないのかもしれないが、まるで口元を手で押さえながら会話しているように感じられる。しかし、そんなことはないかと男は直ぐにその疑念を捨てた。

 

「〇×ピザ屋です。ご注文の品をお届けに参りました」

『い、今開けまーす』

 

 オートロックの開錠を確認し、中に入ってエレベーターに乗り込む。

 上層階へと上りながら、こんなマンションにいつか住めたらいいなぁと思っているとチンッと音を立てて到着する。部屋の前まで歩き、部屋番号を確認してから扉脇のインターホンを鳴らす。

 

「あっ、到着しました。代金引き換えでお願いします」

『わ、分かりました……チョッ、アカンテ』

『バレナイカラ』

 

 誰かと話しているのか、揉めているようだ。

 こちらとしては暑いからさっさと仕事を終わらせてエアコンの効いた空間に帰りたいと思っていると、ガチャリと音を立てドアノブが回されて扉が開かれた。

 

「お、お待たせしてん」

「こちら、4700円になり……ま、す」

 

 扉の向こうにいた女性をみて、男は言葉をなくした。

 何故なら、現れたのがあまりに煽情的な女性だったからだ。頭部には獣人特有の獣耳が生え、顔立ちは愛らしい風貌をしている。だが、男がなによりも惹かれたのは彼女の全身から漏れ出すムンムンとした色気であった。額には大量の汗が浮かんでいて、髪の毛などが額や頬にへばりついていて、それが艶めかしさを際立たせる。

 着ている衣服も簡素なTシャツのみで、胸部を大きく盛り上げている。汗で濡れた生地がその形を鮮明に浮かび上がらせていて、胸の先端が主張しているのが分かる。少し前のめりな姿勢を取っているので、胸元の谷間がより強調されていて思わず唾を飲み込む。下半身はショートパンツを履いていると思うが、明らかに男物のシャツは彼女の身体ではダボダボに余裕があり、そのせいで太もものあたりまで隠せてしまっているので、まるで彼女がシャツだけを着た痴女のように見えてしまうのである。

 よく見れば真っ白な女性の肌には幾つもの赤い跡がついているのが見える。状況的にそれが何を意味しているのかは一目瞭然で、男の心臓が激しく高鳴っていく。

 ゴクリと喉を鳴らして見つめ続けると、彼女は恥ずかしそうにモジモジとしだした。

 

「あ、あの……お金」

 

 そこでハッとすれば、女性は5000円紙幣を差し出していた。

 お金を差し出しているのに、それを受取ろうとせずに呆然とこちらを見つめてくる男に困惑している様子だった。しかし、それでも男はドキドキと胸を高鳴らせ、代金を受け取ることが出来ず彼女のことで頭がいっぱいになる。

 もしこのまま玄関に踏み入って押し倒せば、おそらく簡単に女性を犯せるだろう。服を剥ぎ取り、その豊満な乳を揉みしだき、ペニスを突き入れて欲望のままに犯して犯して犯しまくることが出来たら、どれだけ気持ちいいだろうか。そんな光景を思い描くだけで、ズボンの中でペニスがムクムクと膨らみだす。自分でも目がギラギラと光って雄の顔をしているのが分かった。

 

「どうかしましたか?」

 

 彼女の奥から、男の人ががやってきた。

 年齢は二十代後半から三十代前半といったところ、背丈はアルバイトの男性と大して変わらなそうだ。ただ細身ではあるが腹筋も割れていて引き締まった肉体を惜しげもなく晒しており、下は短パンを履いているだけ。

 顔としては決して女性に見合う程の美形ではなかったが、何か一般人とは違うオーラのようなものが感じられた。だが、男性が何よりも驚いたのは彼の股間――短パン越しでもはっきりと分かるほどに膨張し盛り上がっているのが分かった。

 

(で、でかい……俺よりも)

 

 もし比べようものなら、自信を失くして二度と立ち直れそうにない。

 アルバイトが黙り込んでいると、男性は女性の肩に手を置いてグイッと自分の方へと引き寄せた。その際、彼の胸板に当たった女性の巨乳が明らかにポヨンと揺れたのが見て取れた。まるで守るように、この女は俺のものだと見せつけられているような気がした。

 

「5000円でお釣りが出せませんか?」

「え、あ……すみません。ただいま!」

 

 紙幣を受け取り、慌ててお釣りを返す。

 それからピザを渡せば男性はお礼を言って扉を閉めようとし、配達員も帰ろうとする。その際、男性が女性の臀部を揉みしだいているのが扉の隙間から見えた。最後の瞬間、やはり女性はTシャツの下に何も着ていなかったのか、その真っ白なお尻が目に焼き付いていた。

 

(ああ、またセックスをするんだろうなぁ)

 

 妬ましさと羨ましさを感じながら、彼はスクーターを走らせてお店へと戻っていった。

 配達員の彼が帰った後、ネチャネチャという水音とガタガタと玄関の扉が振動する音が聞こえてきた。

 

 

◆

 

 

 夕方、俺は風呂に入っていた

 先ほどまで食事もそこそこに汗だくになるまでセックスを続けていたが、流石に朝から夕方まで盛った動物のようにヤりまくれば流石に疲れて一息つきたくもなる。普通の人間なら疲労困憊と脱水症状にクタクタになっているところだが、とこさんも俺も普通とは少し違うからか倒れずに済んでいた。

 小休止を挟もうという話になり、汗を流そうということで入浴することになった。ただ先に入って欲しいと言われたので、俺は頭だけ先に洗って湯船に浸かることにした。ぬるま湯程度の温度ではあったが、火照った体には丁度良く感じられる。

 

「湯加減はどうや~?」

「良いですよ」

 

 脱衣所の方から声を掛けられ、そちらを向いて返事をする。

 ガラス戸の向こうでガサゴソと何かしているのが分かったが、二人とも全裸だったのだから衣服を脱ぐ必要はない。などと考えていると、ガラリと音を立てて浴室のドアが開かれた。そこにはバスタオルを身体に巻いただけのとこさんの姿があった。

 

「流したるから、ここに座りいや」

 

 ポンッとバスチェアを叩かれ、浴槽から出た俺はそこに座った。

 とこさんは背後で洗面器でボディソープを泡立てると、それを手に取って背中に伸ばすように広げてくる。

 

「どう? 気持ちええ?」

「はい、気持ちいいですよ」

「なら、もっと気持ちよくしたるからな」

 

 何やら含みのある言い方をされる。

 どうするつもりだろうかと考えていると、ふにょんと何か柔らかいものが押し付けられる。それはとこさんの手とも、身体洗いのスポンジとも明らかに感触が違う。なんだこれと思っていると、ボディソープでヌルついたそれがゆっくりと上下に動き始めた。こんな柔らかくも弾力があり、それでいて張りのあるものを俺は知っている。

 

「んっ、あ♡」

 

 動く度に、とこさんが小さく喘ぐ。

 先ず間違いなく、俺の背中を滑っているのは彼女の乳房だ。あのいつまでも揉んでいたくなる豊満な胸で、それを惜しげもなく使って彼女は俺の背中を擦ってくる。柔らかな肉が押し付けられ、形を変えながらもその表面を滑っていく。時折先端が当たってコリっとした感触を伝えてきて、落ち着いていたペニスが勃起し始める。

 

「他も確りと洗わんとな」

 

 ひとしきり背中を洗うと、今度は別の場所も洗い始める。

 後ろから前へと回り込んで前も同じように洗ってくれるが、そのあまりに煽情的な様子に固くなったペニスが彼女が動く度にお腹にグイッと当たる。しかしとこさんは決してペニスに触れようとはせず、前が終わると次は腕も抱きかかえるようにして洗ってくれて、悪戯におっぱいを掴もうとしたが、手の甲を軽く抓られて阻止された。

 全てが洗い終わると、シャワーで全身を流してもらう。

 

「はい、これで終わり。先にお風呂、入り」

「あっ、はい」

 

 拍子抜けしながらも、浴槽のぬるま湯に浸かる。

 とこさんも身体についた泡をシャワーで流すと、浴槽の中に入って来た。

 

「ちょっと寄ってもろてええ?」

「ああ、すみません」

 

 わざと足を開いてスペースを開ける。

 すると、とこさんは何の迷いもなく股の間に座ると、俺の胸板に背中を預けてくる。

 先ほどまで激しくセックスしていたのもあり、落ち着いた時間を過ごしながらゆっくりしたかったが、目の前には恋人の背中越しにお湯に浮く

大きな胸があった。同じボディソープしか使っていないはずなのに、どういう訳か甘い香りが漂ってきて鼻孔をくすぐる。

 気が付けば、下から掬い上げるようにおっぱいを持ち上げる。

 

「んっ……あかんで」

 

 軽く腕を掴んだが、本気で抵抗されなかったので遠慮なく両手を使ってムニムニと揉む。

 とはいえセックスの時のように激しいものではなく、壊れやすい物を触るかのように優しく撫で回す。

 

「こら、あっ……玩具やないんやで」

「目の前にあったので、つい」

 

 

 人差し指を乳首に当て、クリクリと軽く動かす。ゲームのコントローラーのように上下左右に動かしたり、後は押し込んだりして楽しむ。俺の指の動きに合わせて、とこさんの短く甘い吐息をBGMにしながら目の前の白い項にも舌を這わせる。

 

「ひゃぅ!?」

 

 とこさんがビクッと身体を震わせて驚く。

 そうして楽しんでいると、不意に勃起していたペニスを掴まれた。

 

「うぉっ」

「仕返しや」

 

 見れば、とこさんが竿に触れていた。

 お互いに相手の弱いところを熟知しているからか、裏筋やカリ首を的確に責めてくる。手慣れた動きでシコシコと扱き上げ、射精を促すように陰嚢をフニフニと揉みほぐしてくる。しかし絶頂を迎えるほど激しくはなく、絶妙な力加減で弄ばれている。もどかしさを感じながらも触り合っていたが、気付けば手を止めて互いに見つめ合っていた。

 

「とこさん……ん」

「んちゅ」

 

 どちらともなく、キスをする。

 舌を絡ませるような激しいものではなく、触れ合う程度の優しいもの。

 

「とこさん、ちょっと立ち上がってくれる?」

「……ぇん」

 

 とこさんと一緒に立ち上がり、彼女の両手を風呂場の壁につかせる。

 こちらに向けられて臀部をモミモミと何回か揉み解し、それから手を下に降ろして割れ目をなぞればお湯とは別の粘性のある液体で濡れているのが分かった。十分な潤滑油を俺のペニスに何回か擦り付けてから、狙いを定めて膣内へと侵入させる。

 今日何度目かとなる性行為、とこさんの膣は既に俺の形へと馴染んでおり、すんなりと根元まで飲み込む。しかし決して緩い訳ではなく、適度な締め付けがあって心地よい。このままいつまでも入れておきたいと思うが、そういう訳にもいかないので腰を動かす。

 

「んっ、あん♡」

「ふっ、ふっ、ふっ」

 

 腰を動かす度に、パシャリとお湯の跳ねる音が響く。

 こちらに背を向けているから顔を見ることは出来なかったけど、彼女の洗い呼吸音と漏れ出る声に興奮が高まっていく。浴室という閉鎖空間ということもあって、肌を打ち付ける度にパンッと乾いた音が普段以上に鳴り響くのが分かる。

 視線を下に向ければ、振動に合わせて前後に揺れる胸が目に入る。とこさんに覆い被さるように身体を寄せると、俺は後ろからその豊満な乳房を掴む。両手に収まりきらずに溢れ出すそれを、下からも持ち上げては離しを繰り返して楽しむ。その間も腰を動かすのを止めず、絶え間なく快楽を叩き込む。

 

「あっ、はん♡ あん♡ ひぅっ」

「はぁ、はっ、はっ」

「あかんっ…いく、イってまう!」

 

 とこさんの言葉を聞いてラストスパートをかける。

 子宮口を何度もノックしながら、同時に乳首を引っ張ったりクリクリと刺激する。

 

「とこさん、イクぞ」

「あっ♡ うん……きてっ!」

「出るっ!」

 

 びゅるるっと精液が飛び出した。

 ただ、流石に出る量は最初に比べて大分少なくなっていたが、それでも心地よい脱力感が身体を支配する。そしてとこさんも身体を震わせながら絶頂を迎えていて、俺は彼女に抱き着いたまま暫くは余韻に浸っていた。

 

「また、汗かいちゃいましたね」

「……そう、やね」

「流石にのぼせるから、続きは部屋に戻ってからにしようか」

「……」

 

 返事はなかったが、代わりに膣内がきゅーっと締まってきた。

 それから俺たちは風呂から上がり、互いに身体を拭いたり髪をドライヤーで乾かし合ってからベッドに戻った。

 

 

◆

 

 

「今日は一日楽しかったで」

「俺もですよ……まぁ、流石に疲れましたけど」

 

 風呂から上がった後、俺たちは食事もそこそこにまたセックスを始めた。

 あの精力剤の所為と言えばそうなのだが、セックスを覚えたての中学生かと我ながら呆れてしまった。そして最高記録を大幅に更新する十五回を出し終えると流石に打ち止めといった感じで、現在は二人でベッドに横になってピロートークをしていた。

 

「ねぇ、とこさん……今日で受精したかな?」

「どやろう。獣人は基本的に発情期に入らへんと妊娠せえへんからな……」

「そっか」

「そないに子供が欲しいの?」

「とこさんとの子供なら喜んで……けど」

 

 隣で横になるとこさんを抱き寄せる。

 

「今は、まだいいです」

「そうなん?」

「今はもう少し、とこさんを独占しておきたい」

「ふふっ、欲張りやなぁ」

 

 そう言いつつも嬉しそうにしているとこさんの頭を撫でる。

 こうして幸せな時間をかみしめながら、俺の意識は静かに闇の中に沈んでいった。

 




今回の内容は如何だったでしょうか?
ラブラブな話をと思って書き始めたのに、気付いたら只管にS●Xしているだけの話になってしまった。まぁ、R-18だから間違ってはいないけど、イチャイチャする予定だったんですよ?

お気に入り件数が間もなく400人に到達しそうです。
投稿を始めて二か月ほどですが、それだけの方に気に入って頂けて何よりです。
これからも投稿を続けますので、応援していただけると嬉しいです。


最後に今回は私の作品を読んでいただきありがとうございます。
もし縁があったのなら、また私の作品を読んでいただけたら幸いです。

では、クリック? クラック!

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