※この作品はR-18です。

Virtual Lovers   作:轟th

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どうも、約八カ月ぶりの私です。
先ず初めに投稿が大分遅れたことへ、皆様に謝罪させていただきます。
事情をお話しすると昨年まで勤めていた会社を年度末で退職することが6月頃に決まりまして、夏からは転職活動に勤しんでおりました。運のよいことに10月の終わりには再就職先が決定したのですが、そんな矢先にくも膜下出血で長いこと入院していた父親が亡くなってしまい、葬儀や相続の手続きなどで2月頃まで慌ただしくしておりました。

3月に入り、ようやく執筆を再開することが出来ました。
何だか久しぶり過ぎて、自分がどんな風にエロを書いていたか覚えてません。なので文章がおかしな点や誤字脱字等がありましたら教えて頂けると幸いです。(副題は、思いつきませんでした)

では、前置きが長くなりましたが、本編をどうぞ。


※注意。
こちらは私の勝手な妄想を形にしたものです。個人の主観が多分に含まれていますので、「この人はこんなことを言わない!」や「口調がおかしい」など感じる方が居られるかもしれません。
ですので、不快に感じた方はブラウザバックを推奨します。




C-1

 子供たちが眠りにつく頃。

 窓から月明りの差し込む薄暗い倉庫の中。

 積まれた木の樽に、木箱に収められた使われていない予備のシーツ。

 そんな倉庫の一角で、絡み合う一組の男女の姿があった。

 

「ふっ! ふっ!」

「あっ♡ ん、あんっ!」

 

 敷かれたシーツの上に押し倒された女性に向け、男性は一心不乱に腰を突き出す。

 パンパンッ、と肉と肉がぶつかり合う音が響くたび、女性の美しい肢体が浮かび揺れ動く。

 

「はぁっ、あっ! ふぁん♡ ああぁっ!!」

「く……っ!」

 

 絶え間な、女性の口からは艶やかな嬌声が漏れ、それだけで男性の興奮度は増していく。

 いつまでも味わい続けたいと思うのに反し、腹の底から込み上げてくる熱に限界寸前だった。

 そして――。

 

「ぐっ!」

「ああぁぁ~~~ッ♡♡♡」

 

 最奥まで腰を強く突き出すのと同時に、男性は限界を迎えた。

 ビュルルルッと聞こえそうな勢いで大量の精液が吐き出され、女性の膣内を満たしていく。

 女性もまた絶頂を迎え、ビクビクンッと身体を痙攣させながら受け止める。

 

「はぁっ……はあっ……」

「んっ……♡」

 

 気持ち良さに腰が抜けるような感覚になりながら、男性は呼吸を整える。

 恍惚とした表情を浮かべながら脱力する女性を、男性は信じられない面持ちでじっとみつめた。

 

(これ、夢じゃないんだよな…)

 

 男性が疑うのも無理はない。

 夫婦や肉体関係のある間柄ならいざ知らず、二人は決してそういう関係ではなかった。

 日常的に顔を合わせ、軽く会話する程度には親しいが、それだけ。

 

「クレアさん」

 

 男性は女性を労うように、汗で額に張り付いた前髪を払ってやる。

 女性はその手に顔をすり寄せるように目を細め、どちらからともなく顔を寄せてキスをする。

 

■

 

 遡ること二ヵ月前。

 テリーことテレンスは王都から馬車で丸七日は掛かる辺境の地にて、ギルドの依頼を受けては日々の生活費を稼ぎながら生活する冒険者だ。ランクとしてもCと、可もなく不可もなくといった具合だ。

 これでもかつては英雄に憧れて故郷を飛び出したりもしたが、それも一年も経てば嫌でも現実を理解できてしまう。それでも若かったテリーは自分を騙しながら王都に残り続けたが、流石に三十路を前にBランクへは昇任できないとギルドマスターから直々に言われてしまえばそこまで。

 そうして故郷へと帰ってきた彼は、しがない冒険者として日銭を稼いでいた。

 今日もまた、テリーはギルドの入る建物の一角で依頼を探していた。

 

「あー……どうすっかなぁ」

 

 クエストの張り出されたボードを前に、彼は頭を抱えていた。

 というのも、テリーの懐事情は心許ない――いや、懐には隙間風が吹いているのだった。

 別に食費や酒代、あるいは装備の修繕費に金がかかっている訳ではない。冒険者としてはそれらも金の掛かる要因であることは確かだったが、それ以外に金が掛かる理由があった。

 

「流石に、娼館に行き過ぎたなぁ」

 

 金欠の理由はただ一つ、性欲の発散だ。

 冒険者全員がそうだとは決して言わないが、やはりクエストにはピンキリながら危険が付きものだ。男性というのは命の危機に瀕すると子孫を残そうとして性欲高まるとされるが、テリーはそれが人よりも少しばかり強かった。初めて娼館に行った時にはあまりの気持ち良さに加減できず、相手の嬢を抱き潰してしまい、危うく出禁になりかけたのは若気の至りだ。

 兎も角、王都にいた頃は羽振りの良い依頼も多かったので資金難になることもなかった。

 ついその頃の感覚で娼館通いをしてしまった為に、こうしてテリーはお金に困っているのだ。

 

「どうするかねぇ?」

 

 彼が選べる選択肢は二つ。

 一つは、クエストボードに貼られた低額ながら簡単な依頼を複数こなすこと。こちらを選んだ場合には今日中には依頼をこなして街まで戻ってくることが出来るが、対価として得られる報酬は精々今日の夜と明日の朝飯分ぐらいだろう。

 もう一つは、冒険者の醍醐味たる迷宮に潜入して多くの魔物を討伐したり宝箱からアイテムを手に入れることだ。こちらは討伐した魔物の素材やアイテムをギルドに買い取ってもらうことで報酬を得るが、クエストを受けるよりも圧倒的に得られる報酬の額は多い。レアアイテムであれば一つで一週間は食うに困らない程の稼ぎが手に入るが、そこは実際の鑑定に掛けてからでないと保証はされない。

 

「考える間でもない、か」

 

 ボードの前から離れ、手早く手荷物の確認を行う。

 武器の状態確認は毎日行っており、2つあるベルトポーチにはナイフ・強壮薬・解毒薬・火打石・荒縄・軽食・エールといった最低限必要な物が揃っていることを確認する。このまま向かっても問題ないのを確かめ、テリーはギルドを後にした。

 

■

 

 結果から言って、迷宮の成果は可もなく不可もなくだった。

 討伐した魔獣の素材をギルドで買い取ってもらえば、テリーの懐具合はいくらか回復した。とはいっても数日後には再び潜る必要は出てくるだろうが、これはあくまで娼館に行かないことが前提の話だ。もし何も考えずに赴こうものなら、明日には迷宮に行かなければならなくなる。

 

「さて、これはどうしたものか」

 

 テリーは小瓶を手の内で転がしながら考える。

 これは迷宮で手に入れたものであり、中には薬とは到底思えない色の液体が入っている。

 これだけだったら特に気にせずに鑑定に出して買い取ってもらう所だが、今回は同封されていたメモを呼んだことでそれを止めて今も手元に置いてある。

 メモの内容はこうだった。

 

 

『これを飲んだ者の体液は異性を興奮させる媚薬となる』

 

 胡散臭い、とテリーはそう思った。

 これが怪しい商人が勧めてきた物なら紛い物と断ずることができたが、これが手に入ったの迷宮の宝箱。ここに用意されるアイテムは誰かが用意したものではなく、迷宮そのものが生み出す。一説によれば過去に迷宮内で命を落とした冒険者が呑み込まれ、その装備やアイテムが変質したものが宝箱に収められるとも。ただ、その真偽は定かではない。

 それを聞いたことがあったからこそ、テリーも半信半疑となっていた。

 ただ彼とて男、もしこの薬が本物だとしたら。

 

「……試してみる価値はあるか」

 

 欲望が理性に打ち勝つ。

 彼は小瓶の封を切って一気に中身を呷れば、何とも言えない味が口内に広がる。飲み干しても特にこれと言って身体の変化は感じられないが、これは実際に試してみないと判断できない。

 テリーは拠点にしている部屋を後にすると、そのまま街の北東にある教会へと足を運ぶ。

 この城塞都市は領主の城を中心に、大きく四つの区画に分けることが出来る。

 南東は耕種や畜産を行う農業区、南西は商店や酒場が立ち並ぶ商業区、北西は住民たちが住まう住宅区、北東に教会や孤児院といった宗教的な施設が集められた区画になる。因みに娼館は商業区の表側から見えない奥側に建てられている。

 テリーが久しぶりに訪れた教会は、記憶に違わぬ姿でそこにあった。

 

(ヤバイ、どうしよう)

 

 衝動的にここまで来たが、何と言って彼女に会おうか考えていなかったのだ。

 そもそも、体液が媚薬になったとしたとして、それをどうやって相手に摂取させるというのか。

 そんな風に教会の扉を前に突っ立っていると、後ろから腰のあたりをドッと小突かれる。

 

「痛ッ、何だよいきなり……げっ、マザー」

「あら、わたしの顔を見るなり『げっ』とはご挨拶ね」

 

 振り返ると、そこに居たのは杖を手にした年老いたシスターだ。

 マザーはこの教会で修道院長を務める人物であり、同時にテリーの育ての親でもある。

 何を隠そうテリーは孤児であり、十五の時にこの街を飛び出すまでここに併設された孤児院で育った。実はこの街には彼と同じように孤児院で育った人も少なくはなく、中には街の外に出ても定期的に支援している人もいるくらいだ。

 テリーも街に戻ってきてからは、積極的でないながらも手伝いしに来てりしていた。

 マザーは既に八十を過ぎた高齢だが、今でも元気に子供たちに勉強や道徳を説いている。

 

「お久しぶりです、マザー」

「久しぶりね。貴方の活躍は風の噂で聞いているわ。それで? 今日はどんな御用?」

「あ、えぇと、その……偶々、私用で近くを通りかかったから顔を出しに……」

 

 苦しい言い訳に、マザーは目を細めてテリーを見る。

 戻ってきて半年以上経っているのに、一度も顔を見せに来ていない奴が、どの口で言うのやら。

 

「そう……なら丁度良かったわ」

「へ?」

「人手が欲しかったのだけど、貴方手伝ってくれないかしら?」

「はい?」

 

 マザーに連れてこられたのは、教会の裏手にある倉庫。

 そこには幾つかの木箱や木樽が積まれており、これから何と言われるのか容易に予想が付く。

 

「マザー、一応聞くけどこれは?」

「親切な人が援助してくれた物資ですよ。貴方には、これを倉庫に仕舞って欲しいのです」

「やっぱりか」

 

 はぁ、とため息を溢す。

 断ろうにも、老婆に重労働を強いるほどテリーは人でなしではない。

 

「分かりました。それで、俺一人でやるんですか?」

「本当ならわたしが手伝いたいけど、もう昔のようには身体が動かなくてねぇ」

「無理されても困るのは俺なんで止めてください」

「なら遠慮なく頼むわね。ああ、心配しないで。他に作業する人もいるから」

 

 誰、とテリーが思っていると。

 荷物の影から誰かが歩いてくるのが見えた。

 

「マザー、遅かったですね……あら?」

 

 それはこの教会で生活するシスターだった。

 赤みを抑えた透明感あふれるベージュ色の長い髪に、透き通った橙色の瞳。その顔立ちは整っており、美人というよりは可愛いといった印象だ。同時に簡単に手折れてしまいそうな儚さを感じさせながらも、実際には芯の強い女性だ。

 彼女はシスター・クレア。

 テリーが会いたいと考えていた女性であり、好意を抱いている相手だ。

 

「く、クレアさん」

「すまないね、クレア。頼りになる助っ人を連れてきたよ」

 

 ぐいぐいっ、とマザーはテリーの背中を押す。

 思わぬ形で顔を合わせることになり動揺しながらも、テリーはクレアの前に立つ。

 

「えっと……?」

「この子はテレンスと言ってな、気軽にテリーと呼んでやっておくれ。今では大分大人しくなったけど、これでも子供の頃は木剣を振り回すきかん坊だったんだよ。それが今は冒険者で、こうして教会の手伝いもしてくれているんだ。わたしとしてはいい人でも連れてきてくれると嬉しいんだけどねぇ」

「マザー!」

 

 余計なことを言うな、という意味を込めてマザーのことを呼ぶ。

 だがマザーは悪びれた様子もなく、むしろ楽しそうに笑うだけだ。

 

「はじめまして、テレンスさん。今日は宜しくお願いします」

「……こちらこそ」

 

 クレアは柔らかい笑みを浮かべながら軽く会釈する。

 その拍子に黒い修道服に隠された膨らみがふるりと揺れ、思わず視線が釘付けになりそうになるのを堪える。

 

「それじゃあわたしは子供たちの面倒を見てるから、頼んだよ」

 

 そう言い残し、マザーは孤児院の方へと歩いていく。

 それからテリーはクレアの指示のもと、倉庫に荷物を運びこむ作業を始めた。

 

■

 

「これで、最後っと」

 

 最後の荷物を運び終え、テリーは頬を伝う汗を拭う。

 Cランクと云えど現役冒険者なので体力自体はまだ有り余っているが、地面に置いてある荷物を屈んで持ち上げてから倉庫内に運んで指定の場所に置くというシンプルだが中々に重労働な作業だ。まだ夏の気配を感じられる時期だというのに、噴き出した汗でシャツが肌に張り付く。

 昼過ぎから始めた作業だったが、気が付けば夕方になっていた。

 

「お疲れ様です、テレンスさん」

「クレアさんもお疲れ様でした」

「宜しかったら、こちらをどうぞ」

 

 そう言いながら、クレアは手に持ったタオルを差し出す。

 受け取ったタオルで汗を拭えば、肌に触れる生地の感触は決して良いとは言い難いが、それでも汗を吸った身体を拭いていくうちに気持ちもさっぱりしてくる。そのまま近くにある木箱に軽く腰掛ける。

 

「あー、生き返る……」

「ふふ、大袈裟ですよ」

「いやいや本当なんですよ。そうだ、エール持ってるんですけど、クレアさん飲みませんか?」

「宜しいんですか?」

「はい。あっ、コップか何かありますすかね?」

「それなら向こうの棚に予備があったような…」

「俺がやりますから、クレアさんは休んでいてください」

 

 テリーは立ち上がると、クレアが示した棚へと近付く。

 棚に収められた木箱から木製のグラスを二つ取り出し、そしてポーチの中からエールの入ったボトルを取り出してそれぞれに注ぐ。

 後は戻ってクレアに渡せばよかったが、そこでテリーのある悪い考えが頭をよぎる。

 

(今なら、出来るんじゃないか?)

 

 彼女の分のグラスに自分の体液を混ぜられる。

 もし本当に体液が媚薬になっているなら、その後の展開を期待してもいいんじゃないか。

 気が付けばテリーはエールの瓶をポーチに戻す際に、わざとナイフの先で指先を傷付け、そこから滴る血をクレアのグラスに垂らす。そして自分の血液の入ったグラスを何食わぬ顔でクレアへと差し出せば、彼女も疑問に思うことなく受け取ってくれる。

 

「はい、クレアさん」

「ありがとうございます」

 

 受け取ったクレアはグラスを口元に寄せれば、そのまま中身を呷る。

 白い喉がこくりこくりと動き、テリーの血が混ざったエールが彼女の体内へと消えていく。

 

「ふうっ」

 

 空になったグラスを木箱の上に戻す。

 テリーはクレアの反応を待ったが、彼女は特に変わった様子はなく首を傾げる。

 

「どうかしましたか?」

「いえ、何でもありません」

 

 そう返し、自分の分のエールを呷る。

 クレアはテリーの不自然な行動に気付くことなく、ただ不思議そうに首を傾げるだけだ。

 幾ら迷宮のお宝とはいえ、あんな怪しい物を信じること自体ばかばかしかったのだ。

 それから諦めて他愛のない話に華を咲かせていると、テリーはクレアの様子が変わってきたのに気が付いた。

 彼女の頬は赤みをさしており、瞳も熱で浮かされたかのように潤んでいる。

 

「クレアさん、大丈夫ですか?」

「えっ……だいじょ、ぶですよ?」

 

 答える声も、どこか覚束ない。

 更に観察してみれば、木箱に座って休んでいるのに呼吸音が聞こえる程には荒くなっている。身体もモジモジとさせたり、落ち着きなく手を膝の上で組み替えたりと忙しない。

 

(あれって、本物だったのか……)

 

 明らかにクレアは発情している。

 その事実に、テリーは思わず生唾を呑み込んだ。

 ここで女性経験のない童貞や聖人のように善意の塊のような人ならば彼女を心配するか、あるいは理由を付けてこの場を立ち去ったかもしれない。だが、テリーは善人でもなければ素人でもない。目の前で好意を抱いている相手が興奮している状況で、手を出さずにいられる訳がなかった。

 

「クレアさん」

 

 テリーは心配するように、クレアの隣に腰掛ける。

 そのまま添えるように肩に手を回して、自然なように身体を密着させる。

 服越しに女性特有の柔らかな感触と体温が伝わり、彼女の甘い香りが鼻孔をくすぐる。

 

「大丈夫ですか? 何だか、息が荒いようだけど」

「えっ、あ……」

「苦しそうだから、ジッパーを緩めようか」

 

 そう言うが早いか、クレアの着る修道服の胸元にあるジッパーを下ろす。

 胸元を緩く開けば、黒のインナーに覆われた膨らみが呼吸の度に上下しているのが見える。

 

「だ、駄目ですよ……」

「これは人命救助だから心配しないで」

 

 クレアは弱々しく抵抗するが、テリーは構わず続ける。

 肩に回していた手をそのまま下ろし、インナーの上から豊満な胸を掴む。

 

「んっ」

 

 クレアの口から艶めかしい吐息が漏れる。

 それに対しテリーは、ある種の感動を覚えていた。

 

(た、たまらねぇ…!)

 

 大きいとは思っていたが、これ程とは思っていなかった。

 修道服の上からでも分かるほどに大きな胸は指を食い込ませれば簡単に形を変え、マシュマロのような柔らかさを持ちながらも確かな弾力を返してくる。そのまま両手で二度三度と繰り返し揉んでいけば、手の平に固くなってきた乳首が主張し始めるのを指先に感じた。

 

「やっ、あっ……」

「ほら、乳首も固くなってきてますよ」

「だ、駄目……んっ」

 

 弱弱しくながら抵抗するクレア。

 テリーは駄目押しに彼女の唇を奪うと、そのまま舌を伸ばして口内へと侵入させる。

 

「んぅっ!?」

 

 驚くクレアだったが、背中に回されていた腕により逃れられない。

 それでも何とか歯を閉ざして抵抗してきたので、テリーは舌で歯茎をを優しくなぞったり口内に舌を這わせる。歯列こじ開けるさせようと、舌先で歯茎や歯の一本一本まで丁寧になぞっていく。やがて僅かに開いた歯の隙間から舌を差し込み、それでも逃げる舌先を追いかけ、追い込んだところで彼女の舌に自らの舌を絡める。

 テリーはクレアの口内を味わうように、思うままに貪る。

 吐息まで飲み込むような口づけ、舌を絡めて深く触れ合う。

 駄目押しに唾液を流し込んで嚥下させ、クレアの喉が上下するのを確認してから唇を放す。

 

「はっ……はぁっ……」

 

 唾液が橋となって互いの唇を繋ぎ、やがて切れる。

 クレアは熱に浮かされたように顔を赤くし、荒く呼吸を繰り返す。

 彼女の注意が散漫になっている隙に、テリーはトゥニカ――ゆったりとした袖の付いたくるぶし丈のワンピースの裾を掴むとゆっくりと持ち上げて行く。

 

「……あっ、駄目です」

 

 気付いたクレアがテリーの腕を掴むが、構わず捲り上げる。

 パンプス、黒のソックスと順番に露わになっていき、ガーターベルトに続いて黒いショーツが晒される。

 

「おっ、下着は黒なんですね」

「い、言わないで下さい」

 

 か細く抗議の声を上げるクレア。

 高まる興奮を堪えながらショーツのクロッチ部分に手を這わせれば、その下に隠された秘所から溢れてきた愛液で僅かに濡れているのが指先の感触で伝わってくる。

 

「嫌がってる割に、濡れてるじゃないですか」

「ち、ちがっ……んぁっ!」

 

 ショーツの上から割れ目をなぞれば、クレアの口から艶めかしい喘ぎ声が上がる。

 そのまま二度三度と擦り上げればショーツがどんどんと湿り気を帯びていき、それに合わせてクチャクチャという水音が倉庫内に響く。更にテリーは放置していた左手も動かし、インナー越しに先ほどよりも強く胸を揉みしだく。

 

「んっ、はぁ……あ、あぁっ」

「どうです? もっと気持ちよくなりますから」

 

 テリーはショーツを横にずらすと、直接クレアの秘所へと指を伸ばす。

 恐らく何人の侵略を受けてこなかった処女の聖域はぴったりと閉ざされてはいたが、ショーツがびしょ濡れになるほどの愛液のおかげで指一本なら入り込むことが出来た。侵入者に対して膣内が拒むように締め付けてきて、これでは肉棒はまだ挿入できないので膣を解すように指を動かす。

 

「あぁっ、んんっ! はぁっ、あ♡」

 

 与えらえる刺激に、クレアは切なげに腰を揺らせる。

 自分が指を動かす度に彼女の嬌声が音色を変え、まるでクレアという楽器を演奏しているかのようだ。

 もっと淫らせるべく指の本数を増やし、更には指の動きを激しくする。

 

「あっ、駄目っ―――ああぁぁっっ♡」

 

 ビクンッと激しく身体を跳ねさせ、クレアは絶頂に達した。

 秘所から噴水のように噴き出す愛液に、テリーの指どころか彼女の服や地面をも濡らしていく。

 

「はあっ、はあっ……」

「イっちゃいましたね」

 

 指を抜けば、ちゅぽんっと水音が響く。

 絶頂に達したことでクレアの身体からは完全に力が抜けており、テリーに寄り掛かるように身体を預けている。

 

「んっ……あ…」

「本番はこれからですよ」

 

 脱力するクレアの身体を動かし、半脱ぎ状態のトゥニカを腕から引き抜く。皺にならないよう近くの木箱の上に置き、続いて身体を覆っていた黒のインナーも取っ払えば黒の下着姿となる。黒いショーツは先ほどの絶頂によって溢れた愛液で濡れて肌に貼り付き、ブラジャーの生地の薄さから乳首が勃起しているのが分かる。

 乙女の秘密を守る最後の一枚すら奪い去れば、クレアの裸体が露わになる。

 服の上からでも分かっていた豊満な胸は、衣服という拘束から解放されたことでより大きく見える。重力に逆らうように上を向いた乳房の頂点には固くなった乳首が存在を主張し、彼女が身動きをするたびにこちらを誘うように揺れる。

 そして指で解してなお、ぴったりと閉じられた一本の筋。それでも秘所から溢れて零れて行く愛液が、そのまま白いふとももを伝い流れ、灰色の床に染みを作っている。

 淫靡な姿だというのに、何処か神々しさすら感じられる光景。

 もう二度と拝むことが叶わぬかもしれない絶景を目に焼き付けながら、テリーは口を開く。

 

「クレアさん、とても綺麗です。こんな時に言うセリフじゃないかもしれないけど」

「そんな……こと……」

「お世辞じゃありません。その証拠に、ほら見てください」

 

 テリーは衣服を脱ぎ去ると、大きく屹立した一物をクレアへと見せつける。

 雄のシンボルたる肉棒は、まるで早く雌を犯させろと言わんばかりにビクビクと脈打っている。

 

「あっ……」

「どうです? 俺のも結構な大きさだと思うんですが」

「……わ、分かりません。その、孤児院の男の子のしか見たことがないので」

 

 顔を赤くしながらも、クレアの視線は肉棒へと注がれていた。

 テリーは彼女を木箱の上に押し倒すと、秘所へと肉棒を宛がう。

 

「やっ、あの……」

「怖いですか?」

「その……は、初めてなので」

 

 その言葉に、テリーは心の中で歓喜した。

 自分よりも年下の、それも清廉潔白と称される女性の初めての相手になれるのだ。

 

「できるだけ、優しくします」

「お、お願いします」

 

 テリーはクレアの唇へと口付けをする。

 それと同時に腰をゆっくりと前へと突き出せば、亀頭が膣口を押し広げる。膣内は予想以上に狭く、指とは大きく質量と熱量が大きく違う肉棒に対して侵入を拒むように抵抗をする。未だ先端部しか挿入できていないと云うのに、強烈な締め付けにより気を抜けば射精してしまいそうになりながら、牛歩のような速度で腰を突き出していく。

 普段の倍以上の時間を費やし、ようやく亀頭が処女膜へと到達する。

 

「クレアさん、わかる? 俺のものが、処女膜に触れてるの」

「はぁ、はぁ……わ、分かります」

「一気に行くから」

「は、はい……」

 

 テリーは腰に力を入れると一気に肉棒を秘所へと押し込んだ。

 ぶちっという何かが破れた感覚に、クレアは歯を食いしばって堪える。

 

「クレアさん!」

 

 破瓜の痛みに涙を流すクレア。

 そんな彼女の痛みを少しでも紛らわそうと、テリーは唇を重ねて舌を絡ませる。

 

「んっ、ちゅっ」

「んむっ……れろぉ」

 

 舌と舌が絡み合い、手持無沙汰の手で乳房を揉む。

 必死に腰を動かしたい衝動を抑えながら、テリーはクレアの痛みが和らぐのを待った。

 

「テリーさん、もう……大丈夫です」

「分かった」

 

 テリーはゆっくりと腰を動かし始める。

 両手で乳房を揉みしだきながら慣らすようにゆっくりと、しかし覚えさせるように強く子宮口に亀頭を押し込む。

 

「んっ、は…」

「ぐっ……おっ」

 

 クレアも徐々に慣れてきたのか、表情に少し余裕が出て着ていた。

 対してテリーはあまりの極上の快楽に、限界を迎えそうになるのを堪えていた。というのも彼女の膣内は確かに初めてであるが故に固さはあったが、それを差し引いても余りある名器だったからだ。膣肉は肉棒を決して放すまいと絡みつきながら、まるで別の生き物のように竿と亀頭を包み込んでくる。

 それでも漢の維持で、彼女より先にイクまいと腰を動かす。

 

「はぁ、はぁ…クレアさん!」

「あっ、んっ、テリーさん!」

 

 互いに名前を呼び合いながら、腰を動かす。

 クレアも痛みよりも快楽が上回ってきたのか、口からは喘ぎ声が漏れ出る。

 

「あんっ、あぁっ♡ んぁっ!」

 

 クレアの腰を確りと掴み、激しく前後させる。

 やがて射精が終わり、テリーはゆっくりと肉棒を引き抜く。すると栓を失った秘所からは収まりきらなかった精液が零れだし、白と赤が混ざった液体が木箱の上へと垂れる。

 

「あ……あぁ……」

 

 ぐったりと仰向けに横たわるクレア。

 そんな彼女の姿に、射精して脱力した筈の肉棒が硬さを取り戻す。

 

「クレアさん、ごめん。俺、まだ出し足りない」

「うぇ……あっ」

 

 テリーは再び肉棒を膣内へと挿入する。

 結局、クレアが解放されたのは日付が変わる頃だった。

 




今回の内容は如何だったでしょうか?
実を言うと、今回の内容は書いたものが納得できず全て書き直しました。
当初、主人公は「辺境の領主であり、過去に勇者と共に魔王を打ち倒した英雄の一人」という設定で書いていたのですが、何か現実的(そもそもフィクション)じゃないと思ったので消しました。

それと内容としてもう少し長くしようとしましたが、文字数が一万字を超えそうになったので我慢して一度切り上げました。本当はこの後に様子を見にマザーが来てしまい、全裸だった二人は棚の裏に隠れるが我慢できずに致してしまうシーンを書こうと思っていました。
これは前振りが長くなりすぎたな、と反省しております。


最後に今回は私の作品を読んでいただきありがとうございます。
もし縁があったのなら、また私の作品を読んでいただけたら幸いです。

では、クリック? クラック!

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