今回はリクエストより「アナザーテテュスの力を得た弦二に敗北して凌辱される瑠璃」の話になります。
リクエスト段階では瑠璃が命乞いしたりしていたのですが、自分を脅かす相手に命乞いして助命を乞うような情けない瑠璃を書くのが嫌だったのでリクエスト主さんに断って敗北姦となりました。
海都は誕生してからまだ10年と経っていない、街としてはあまりにも若過ぎる街だ。何せ海上に人工的に作られた街なのだから、当然と言えば当然だろう。
そんな街だからか、色々な人が集まってくる。善人は勿論居るが、他の街に比べると悪人と言えるような輩も決して少なくない。
その街を代表する悪人として暗黙の有名人が、カジノ・ヘブンズゲートを経営する弦二と言う男である。この男は表向きは大手カジノの経営者でありながら、その裏ではカジノで不正をして破産させた者を奴隷同然に働かせるなどの悪事を働いていた。特に女性何かは、彼が裏で経営している娼館で働かせるなどをして富を貪っていた。
こんな男であるが、未だ警察の厄介になる事は逃れている。悪事に手を染めているだけあって、街の警察の一部や有力者を買収して自分の不正が明るみにならない様に手を回していた。故に、この男は未だにこの街で大手を振ってカジノの経営者に納まる事が出来ていたのだ。
そんな彼であるが、全てが順風満帆とはいかなかった。彼の専らの不満は、この街で一番の美人として有名な女性……BAR・FUJINOで働く女性である大梅 瑠璃を手中に収める事が出来ない事であった。
無論彼とて何度も彼女にアプローチは掛けた。時には街中で見かけた時に声を掛けたりし、また時には恫喝紛いに脅しをかけた事もあった。が、彼女は頑なに首を縦に振る事をしなかった。彼女が働くBARに圧力を掛けようとした事もあったが、彼女とその店が街の住民に愛されている事もあってそれも失敗。そして彼女自身は絶対に弦二の店に立ち寄ろうとはしないので、イカサマで負かせて借金を背負わせて引き込むと言う事も出来なかった。
何をやっても手に入らない瑠璃を思い、この日も彼は苛立ちを隠せない様子で街をブラブラと歩き回っていた。
「クソッ! 瑠璃の奴、調子に乗りやがって……」
つい先程も、彼は瑠璃に自分の物になれと声を掛けた所だったが結果は何時も通り。すげなく断られ、適当にあしらわれて彼はこれ以上ない程に不機嫌になっていた。
多くのゴロツキも従わせている彼ならその気になれば瑠璃を襲わせて無理矢理自分の物にする事も出来る。その場合騒ぐ警察などを黙らせる為に金を積まなければならないが、瑠璃程の美人をモノに出来ると考えれば安い物だと思えた。
だがそれも難しい理由があった。
瑠璃は、仮面ライダーなのだ。弦二はそれを偶然知ってしまった。瑠璃自身はその事をひた隠しにしつつ、この街に出現する怪物――ディーパー――と戦っているらしく、彼自身つい最近までその事を知らなかった。
彼女が仮面ライダーだと何が問題なのかと言えば、迂闊に力技と言う事も難しい事にある。あんな怪物に1人で立ち向かえるほどの力を持った彼女を相手に、ただ乱暴なだけのゴロツキでは束になっても敵うものではない。
実際には、生身の人間相手に瑠璃が変身する事など絶対にありえないので、ゴロツキを雇って瑠璃や海羽を襲わせると言うのは決して悪い手では無いのだが…………
「こうなったら、アイツが仮面ライダーだって証拠を写真に収めてそれをネタに脅すか……」
隠していると言う事は、広まると困ると言う事。この海都と言う周囲を海に囲まれたコミュニティでは、噂はあっという間に広まるだろう。そうなれば最後、今後瑠璃はこの街で動き辛くなること確実である。弦二の様に良からぬ事を考える者にも、付け入る隙を与えてしまう。それを嫌って瑠璃は自分が仮面ライダーである事を隠しているのだろうが、知られてしまった今彼女の命運は弦二が握っているにも等しい。
そうとなれば早速彼女を見張り、彼女が仮面ライダーに変身する決定的瞬間を写真か動画に収めようと行動に起こそうとした。
その時、彼の視界に奇妙なものが映った。
「あ?」
そこにあったのは一見すると黒い時計の様に見える物であった。ともすればただのゴミと見過ごして素通りしてしまいそうになる位の、手のひらサイズの大きさでしかない物だったが不思議と弦二の視線を引き付ける。
蜜に引き寄せられる虫の様にそれに近付いて行き、弦二は落ちている黒い時計のようなもの……ライドウォッチを手に取った。
「何だ、こりゃ?」
何故自分はこんな物に興味を引かれたのか分からず、手の中でライドウォッチをひっくり返したりと弄り回す。そうこうしていると、偶然かそれとも運命か、リングパーツ『ウェイクベゼル』が回り表面に何処かテテュスの面影を感じさせる異形の顔が浮かび上がる。それに弦二が更に興味を惹かれて徐に上部のスイッチ『ライドオンスターター』を押すと、禍々しさを感じさせるような音声がウォッチから響いた。
《テテュス》
「うぉっ!?」
突然音声を発した事に驚き、弦二はウォッチを落としてしまう。驚いた拍子に跳ねるように手から落ちたウォッチは、重力に従って落下し弦二の胸元にぶつかり……
「う゛っ!?」
そのまま弦二の体に吸い込まれるように消えていった。そしてウォッチが体に入ると、弦二の姿は異形の存在……アナザーテテュスへと変化していった。
その外見は美しさを感じさせ人魚を連想させるテテュスとは打って変わり、醜悪な半魚人を思わせる様な外見をしていた。ともすれば新手のディーパーと言われても信じてしまいそうだ。
弦二はアナザーテテュスに変化した自分の体に最初驚きを露にしたが、体の内側から湧き上がるような力に直ぐに困惑や驚愕も消え去り歓喜が胸中を占めた。
「す、スゲェ……! これなら、この力があれば……!」
本来ならこの世界に存在しないライドウォッチとアナザーライダー。悪意に塗れた勝負師の毒牙が、今瑠璃に襲い掛かろうとしていた。
***
その日の夜、瑠璃は1人夜の海で海水浴を楽しんでいた。小さなボートで海都を離れた沖合に向かい、男のみならず女までもが目を奪われるだろう完璧な肢体を黒いビキニで包んだ体を投げ出す様に海面に浮かべた。穏やかな波に揺られ、程良い冷たさの海水に身を委ねながら満点の星空と輝く月を見て瑠璃の顔にも笑みが浮かぶ。
「ん~……良い気持ち……」
誰の目も気にすることなく、誰に邪魔される事も無い海水浴を楽しんでいた瑠璃。そんな彼女の耳に、ボートのエンジン音が聞こえてきた。それだけなら別に気にする事も無いのだろうが、そのエンジン音が次第に自分の方に近付いて来るのに気付くと少し気になり音のする方に視線を向けた。月明りがあるとは言え、夜の海は暗い。もしボートの主がこちらに気付いていなかった場合、瑠璃が乗って来たボートと衝突したり彼女自身が轢かれてしまう危険性もあった。
視線を向ければライトをつけたプレジャーボートが近付いてきていた。瑠璃の存在に気付いているのかいないのか分からないが、真っ直ぐ向かってきているのは確かなようだ。
このままだと瑠璃が乗って来たボートとプレジャーボートが衝突する。そう思った瑠璃は泳いでボートに戻ると、濡れた体をタオルで拭くのもそこそこに発煙筒を焚いて自分の存在をプレジャーボートに知らせた。これで向こうはこちらに気付き、衝突を避ける為に進路を変える筈。
「……あれ?」
そう思っていたのだが、次第に瑠璃は違和感を感じた。プレジャーボートが進路を変更しないのだ。それどころか発煙筒を焚くと、更に速度を上げて向かってくる。
何だか嫌な予感を感じて瑠璃がボートのエンジンを入れプレジャーボートの進路から退いた。するとプレジャーボートの方も進路を変えてきた。明らかに瑠璃のボートに気付き、それに近付こうとしている・
その様子に違和感を感じた。街の人間……少なくとも港湾関係の人間であれば瑠璃の事はよく理解している筈なので、小さなボートが夜の海にポツンと浮かんでいればすぐに彼女だと気付いて態々近付いてくるような事はしない。可能性があるとすれば彼女が海に出る前後に同じく小さいボートで海に出て、そのまま行方が分からなくなった何者かを探して近付いて来たとも考えられるが…………
そんな事を考えながらぶつからないように気を付けつつプレジャーボートの動きに注目していると、件のボートが次第に速度を落とした。単に速度を落とすだけでなく、瑠璃のボートに横付けする様に動いている。警戒しながら相手方の動向を伺っていると、瑠璃のボートの横で停止したプレジャーボートの甲板から1人の男が顔を出した。あちらのボートの照明が逆光となって見え辛いが、薄っすらと見て取れる輪郭からそれが誰なのかに気付いて瑠璃は腹の底から呻き声を上げた。
「うぇぇ……」
「よぉ、瑠璃。良い夜じゃないか」
プレジャーボートに乗ってやって来たのは弦二であった。どうやら彼は瑠璃を追って態々海の上に出てきたらしい。その執念深さには瑠璃も辟易した。
「……何の用? 盃さん?」
「おいおい、そんなつれない態度取るなよ。折角なんだ、一緒に夜の海で月見酒なんて洒落込まないか?」
酒は好きだが、こんな男と飲むなんて冗談じゃない。大体にして、この男がただ瑠璃との晩酌を愉しむ何てことする訳がない。絶対に何か裏がある。察するに、周囲を海に囲まれた海上でなら、誰の助けも呼ぶ事も出来ず場合によっては瑠璃を手籠めに出来るとでも考えているのだろう。ここでならどれだけ叫ぼうが助けなど絶対に来ない。
勿論瑠璃はあんな男に素手の腕っぷしでも負けるつもりは毛頭ない。ディーパーとの戦いで戦いの動きも大分慣れたのだ。今なら本職でもない限りは、瑠璃でも生身でゴロツキと戦う事は可能だった。
まぁそもそもあの男にいちいち付き合うのが面倒なので、端から彼の話に乗るつもりも無かったのだが。
「悪いけど、私もう帰るの。晩酌なら1人でしてください」
そう言って瑠璃は素っ気無く弦二から顔を背け、ボートを動かして海都に戻ろうとする。折角夜の海水浴を楽しんでいたと言うのに台無しだ。これは帰って一杯引っ掛けないと気が収まらない。
「おい! おい瑠璃ッ! お前、無視してんじゃねえよッ!」
弦二を相手にすることなく、さっさと帰ろうとボートを走らせる。すると背後から弦二の罵倒が飛んできた。その様子に瑠璃は違和感を感じた。彼女がこうして弦二を適当にあしらって立ち去るのはこれが初めてではない。場所を問わず、弦二が絡んできた際には適当にあしらうのが常となっていたのだ。その時も、憎らし気に瑠璃の事を睨んでくる事はあっても罵倒された覚えはなかった。流石に街中で騒ぎを起こせば警察も黙ってはいない。ある程度なら金の力で黙らせる事も出来たが、それでも自分が薄氷の上に立っていると言う事を自覚しているのだろう。これまで、瑠璃に対して本格的に手荒な手段に出る事は無かった。
(何だろう? 何時ものあの人に比べて何か……?)
違和感を感じながらも、瑠璃はボートを走らせてその場から離れようとする。そんな彼女の姿に、弦二は歯軋りするとライドウォッチを取り出した。
「そうやって澄ましていられるのも今の内だけだ……!」
《テテュス》
弦二はアナザーテテュスに変身すると、跳躍してボートに乗った瑠璃に襲い掛かった。頭上から迫るアナザーテテュスに、背筋に寒気を感じた瑠璃は咄嗟にボートを捨てて難を逃れた。
「ッ!? くッ!」
ギリギリのところで回避には成功した瑠璃だったが、その代償として借りていたボートが粉砕され海の藻屑となってしまった。
海に飛び込んでアナザーテテュスの攻撃を回避した瑠璃は、海面から顔を出し先程まで自分が居た場所に粉砕された船の残骸と浮かぶアナザーテテュスの姿に驚愕を隠せない。
「ぷはっ!? はぁ、はぁ……え、えぇっ!? な、何アンタッ!?」
半魚人の様な姿に一瞬新手のディーパーを疑ったが、しかし全体的な姿が何処となくテテュスにも見える事に気付き困惑してしまう。そんな彼女に、アナザーテテュスに変身した弦二が声を掛けてきた。
「瑠璃……今日こそは、今日こそはお前を俺の物にしてやるぜ……!」
「えっ!? まさか、アンタ盃さんッ!? 何よ、その姿……って、考えてる時間が惜しいか」
どう見ても相手はやる気満々なのだ。ここで躊躇していてはそれこそどうなるか分からない。瑠璃は海に飛び込む寸前咄嗟に手に取ったリールドライバーを腰に装着し、ブルーライフコインを投入してスロットを下ろした。
「ストレート0……変身ッ!」
〈Fever!〉
アナザーテテュスの前で変身する本家本元のテテュス。弦二の悪意がそのまま形となったかのような醜いアナザーテテュスと比べると、正に月とスッポンと言うべき程に美しいその姿。
テテュスは人間の悪意によって歪んだような見た目の、アナザーテテュスに向け海水を蹴った。海は彼女のフィールド、スカートを魚の尾の様にひらひらと動かしながら、アナザーテテュスに向け突撃した。
「ハァァァァッ!」
握り締めたテテュスの拳がアナザーテテュスに突き刺さる。だが一撃殴った瞬間、彼女はその手ごたえに違和感を感じた。
「んん?」
「フンッ!」
「わっ!?」
彼女が感じた違和感、それはアナザーテテュスの異様な硬さだった。まるで見上げる程の岩を殴りつけた時のような感覚。硬すぎて逆に手ごたえが感じられない・
「こんなもんか、瑠璃?」
「はっ!?」
「だったらこっちから行くぜッ!」
テテュスの攻撃が大した事ないと分かると、アナザーテテュスの反撃が行われた。流れる様な動きのテテュスと違い、荒っぽい乱暴な攻撃。だがどうした事か、テテュスはアナザーテテュスの攻撃を前に手も足も出ないと言う状態に陥っていた。
「うぁっ!? あ、ぐっ!? ぐぅっ!?」
振るわれるアナザーテテュスの拳や蹴りが次々とテテュスに突き刺さる。まるでテテュスの力を吸われているかのように、彼女の攻撃は受け止められ代わりに相手の攻撃でダメージを受けていく。
「フンッ!」
「うぐぇっ!? あ゛……!?」
アナザーテテュスの拳がテテュスの腹に突き刺さる。足場の無い海中では無重力空間に居るように、殴られればその勢いで後ろに飛ばされる。だがアナザーテテュスは彼女が離れていくのを許さず、スカートを破く勢いで引っ張り自分の方に引き寄せると彼女の両腕ごと抱きしめて腕の力で彼女を締め付けた。
「あ、ぐっ!? うぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「はっはっはっ! どうした瑠璃? 何時もの余裕がないじゃないか? ほれほれっ!」
アナザーテテュスが更に締め付ける力を上げた。背骨が砕かれるのではという程の力で締め付けられ、テテュスは首や手足をバタつかせてこの苦痛から逃れようとする。
「あぁ、あぁぁぁぁっ!? うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
一頻りテテュスの悲鳴を愉しんだアナザーテテュスは、徐に彼女を解放したかと思うと豊満な胸元を守っている鎧を力任せに引き千切った。力任せに鎧が引き千切られ、ボディースーツも破かれ豊満な胸が露わになる。
アナザーテテュスがその胸に手を伸ばそうとしたところで、テテュスは渾身の力で蹴りを放ち彼を無理矢理引き剥がした。
「ぐっ!?」
「はぁ、はぁ、はぁ……くッ! こうなったら……!」
このままではジリ貧だと、テテュスは勝負に賭けるつもりでチップケースをドライバーに装着してジャックポットフィニッシュを発動しようとした。レバーを下ろすと、彼女の前でルーレットが回る。
「赤の14、オールインッ!」
何時も通り……そう、何時も通り彼女はルーレットの出目を読んで言い当てたつもりだった。何時もであれば、彼女がこの程度のルーレットを外す道理が無い。
しかし、この時入ったポケットは何と黒の20。そう、彼女はこの土壇場であり得ないミスをしてしまったのだ。
「あぁっ!?」
予想が外れれば、技は不発となりチップは文字通り水泡に帰す。あり得ない失敗をしてしまった事が信じられなくて、彼女は暫し呆然となってしまった。
それが彼女の命運を分けた。
「オラぁぁぁぁッ!」
「ぁ――――」
気付けば目の前まで来ていたアナザーテテュスが、腕に大量のチップを纏わせて殴りつけてきた。強烈な一撃は彼女の全身の鎧を砕きながら彼女を海中から押し出し、空中に投げ出された所で変身が解除されてしまった。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
テテュスがここまでアナザーテテュスに敗北を喫したのは、アナザーテテュスの能力が大きかった。アナザーライダーはその存在のルールとして、相対する同種の存在……即ちオリジナルのテテュス相手に特攻を持つ。これは相関関係にあるのでテテュスもアナザーテテュスに対して特攻を持っている筈なのだが、ここでアナザーテテュスが独自に持つ能力が勝負を分けた。
アナザーテテュスの能力、それは相手の運を奪い取ると言う能力。彼と戦う相手は運気を奪われ、戦いに於いて不利な状況へと追い込まれる。彼女が本来あり得ない失敗をしたのもこれが原因だった。
アナザーライダーと言うこの世界の外から流れてきた存在を相手に敗北を喫した瑠璃は、変身を解除され全身傷だらけの状態で海上に落下した。傷付き消耗した彼女は、朦朧とした意識の中波に身を任せて揺れているだけであった。
そんな彼女をアナザーテテュスが見逃す筈も無い。彼は傷付き漂流しつつあった瑠璃を掴んで自分が乗って来たプレジャーボートの上に放る様に乗せた。
「あぐっ!? うぅ……」
乱暴にボートの床の上に乗せられ、力無く四肢を投げ出す瑠璃。アナザーテテュスは倒れた瑠璃の全身を舐めるように見回すと、変身を解除し元の姿に戻り、そして滾る欲望を彼女にぶつけるべく手を出した。
「へへっ!」
まずは特に目を引くその豊満な胸。胸を包んでいる黒いビキニを引き千切ると、抑えられていた巨乳がブルンと跳ねるように揺れた。その光景に弦二は生唾を飲むと、居ても立っても居られず彼女の胸にしゃぶりついた。
「あっ!? うぅ、いや……!? いやぁっ!?」
弦二の指が瑠璃の巨乳を形が歪むほどの力で揉む。大柄な体格の弦二の手にも収まりきらない程の巨乳が、ビーズクッションの様に形を歪めその感触が彼を楽しませる。勿論胸を揉むだけで済む筈がなく、その先端で存在を主張している乳首も弄り始めた。指先で摘まむ様にコリコリと刺激し、絞る様に引っ張りしゃぶりついて舐め回す。ザラザラとしたが乳輪をなぞり、硬くなってきた乳首をベロベロと舐め歯で軽く噛み、強く吸い上げる。
じゅるじゅると音を立てながら自分の胸が弦二に弄ばれる感触に、瑠璃は否応なしに快楽を感じてしまい腰をビクビクと震わせた。
「ひ、ぐっ!? い、いやっ!? やめ、止めてぇぇッ!?」
「じゅるるっ! へへ、良いぜ。好きなだけ叫びな。どうせここは沖合だ、誰にも声なんて届きゃしねぇ。何時も澄ましてるお前がそんな風に泣き叫んでると思うとこっちも興奮してきちまうぜ」
初めて見る瑠璃の姿に弦二も興奮を抑えきれない。夢中になって胸をしゃぶり舐る彼に、瑠璃も抵抗して両手で彼を押し退けようとする。が、先程の戦いで消耗した体では満足に抵抗など出来るものではなく、逆に両手を頭の上で押さえつけられてしまった。
「あっ!?」
「へへっ、さぁて? こっちの具合はどんなもんかな?」
「あっ!? いや、ダメッ!? そこは止めてッ!?」
弦二の手が瑠璃の股間に伸びる。まだ水着に包まれたそこは、元々海水で濡れていたので最初からビショビショだ。だが弦二が水着の上から膣に触れると、指先が粘つく感触と共にグチュリと沈みこむ。膣口の中に指先が水着ごと沈むと、その瞬間瑠璃の腰が一際強くビクンと跳ねた。
「いひぃっ!?」
「ん~? 何だ? お前胸を無理矢理弄られて感じてんのか?」
「ち、違う、違うぅ……!? か、感じてなんか――」
必死に否定の言葉を口にする瑠璃だったが、弦二が水着の上から膣口を擦るとその度に瑠璃は腰をビクビクと跳ねさせ背筋を弓なりに反らした。その反応が面白くて、弦二は彼女の乳首をしゃぶりながら同時に指先で彼女の膣を擦っていた。
「ひぐっ!? い、いやっ!? やめ、いやぁっ!? だめっ!? そこはダメっ!? ダメぇぇぇッ!?」
乳首をしゃぶられながら水着越しに膣を弄られる。心の底から嫌悪する相手に体を弄ばれる事への悍ましさと、心に反して下腹部を中心に全身に広がる快楽に瑠璃は両手を頭上で押さえつけられながら体をくねらせ抵抗した。
「やだ、やめぇ……!? いや、くるっ!? キちゃうっ!? あっ!? うぁっ!? あぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
弦二の巧みな責めに遂に瑠璃の体が屈し、絶頂し股間から潮を噴いた。水着で大部分は堰き止められたが、それでも端の部分から受け止めきれなかった愛液が噴き出し快楽で瑠璃の腰がビクビク震える。
絶頂の快楽に目を見開き口の端から涎を垂らす瑠璃の姿に、弦二は得も言われぬ達成感を感じた。今まで自分をロクに歯牙にもかけなかった彼女が、自分の指先1つで翻弄され絶頂したのだ。言い様の無い興奮は、彼を更なる行動に移させた。
「どれ、挿入れる前に味も見ておくか」
「うぁ、ぁ……あっ!?」
絶頂の余韻で放心状態の瑠璃を弦二は一時的に解放した。放心状態の瑠璃は彼の行動を気にする余裕が無かったが、彼の手が股間の水着を引き千切って剥ぎ取ったのに気付くと慌てて足を閉じようとした。が、一歩遅く彼は水着を剥ぎ取り露わとなった瑠璃の股間に両足を押さえながら顔を突っ込むと、愛液で濡れた膣にしゃぶりついた。濡れた膣口を舌で舐め回し、僅かに顔を覗かせたクリトリスを舌先で突っつき吸い付き転がした。
その瞬間瑠璃は今まで感じた事の無い快楽の電流に甲高い悲鳴を上げた。
「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃっ!? や、やめ、あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!? いやっ!? やだっ!? そんな、いやぁぁぁっ!? いぐっ!? また、いぐっ!? あぁぁぁぁぁぁっ!?」
弦二の舌先のテクニックで瑠璃は膣をしゃぶられ何度も絶頂した。その度に愛液が噴き出し、垂れ流される愛液を弦二は彼女の耳にも聞こえるように態とじゅるじゅると音を立てて飲んだ。
「ひぐぁぁぁっ!? や、やめっ!? やめてぇぇっ!? もう、もうやだっ!? これ以上、これ以上はっ!? ひぎぃぃっ!?」
何度も盛大に絶頂し、次第に意識も朦朧となって来る。さっきからずっと絶頂しっぱなしで、限界を超える程に叫び声を上げ続けているのだ。
日頃の鬱憤を晴らすかのように、弦二は瑠璃の膣を責め立て何度も何度も絶頂させた。そうしてたっぷり彼女を弄び、彼女が疲労で抵抗が弱くなってくると彼はいよいよ待ちに待った瞬間を迎える。
「へへっ! それじゃ、そろそろ頂くとするか。瑠璃、お前の処女をなッ!」
「はぁ、はぁ……う、や、いやぁ……それは、それだけは、止めて……おね、お願いだから……」
ここまでの瑠璃の反応と、膣を責めている時に膣奥を覗いた事で彼女が処女である事を確認した弦二は勃起した肉棒を取り出し彼女の膣口に当てがった。熱い肉棒の先端が膣口に触れる感触に、瑠璃は息も絶え絶えになりながら止めるよう懇願する。別に特別意中の相手が居る訳ではないが、それでも処女は愛する男に破ってほしい。断じてこんな下衆な男に奪われるのだけは御免だった。
だが彼女の懇願は寧ろ彼の欲情を掻き立てた。彼女が懇願してまで守ろうとする処女を、無理矢理奪ってやったらどれだけ爽快だろうと言う想像は、それだけで彼を突き動かすには十分だった。
本当はゆっくり焦らす様に挿入して、泣きながら懇願してくる瑠璃の姿を愉しもうと思っていたが止めた。弦二は肉棒の先端をクチュリと瑠璃の膣口に当て、彼女の顔が青ざめ引き攣るのを見た瞬間一気に奥まで挿入して間にあった処女膜をいともあっさりと引き裂いた。
その瞬間瑠璃は全身を雷に打たれた様に硬直させ痙攣させた。
「ひっ!? ぐ、ぁ、あぐぅぅぅぅぅぅぅっ!?」
弦二の肉棒が一気に膣奥まで挿入された瞬間、人体からは聞こえてはいけない様なブチンと言う音が響き遅れて体を引き裂かれる様な痛みが全身に広がった。それと同時に大切な何かが永遠に失われたような感触に、気付けば瑠璃は少女の様に泣き叫んでいた。
「いやっ!? いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!? 痛い痛い痛いッ!? いやいやっ!? 抜いてっ!? 抜いてぇぇぇッ!?」
大粒の涙をボロボロと流しながら顔を振る。彼女が顔を振る度に、それに引っ張られるように上半身も左右に揺れ押さえる物が無い乳房が大きく揺れる。その光景に弦二はどう海羽な肉食獣のような笑みを浮かべ、同時に彼女の膣内の感触に全身が蕩けそうになるほどの快楽を感じもっとそれを堪能しようと差塩から全力でしっちゃかめっちゃかに腰を動かした。瑠璃への気遣いなど皆無な、ただ自分が気持ち良くなるためだけの動きに当然ながら瑠璃は泣き叫んだ。
「ひぎゃっ!? あぁぁぁぁっ!? あぎぎぎぎぎぎぎっ!? いだいいだいいだいっ!? いやっ!? やめっ!? やめてぇぇぇっ!? 痛いッ!? 本当に痛いのッ!? 死ぬっ!? 死んじゃうぅぅぅぅッ!?」
弦二が腰を振る度に肉棒が膣内を擦り、結合部からは破瓜の血が流れ落ちる。太く逞しい肉棒が暴力的に瑠璃の膣内を抉り、執拗に膣奥を何度も何度も殴りつける。先程胸や膣を弄ばれたせいで性的なスイッチが入ってしまっている瑠璃の体は、彼の肉棒が腹を突き破るのではないかと言う程の勢いで突かれる度に絶頂してしまっていた。
「ひぎっ!? あぐっ!? あがっ!? や゛ぁ゛ぁ゛っ!? やだっ!? も、もうやめでっ!? ひぐっ!? いぎっ!? あ゛ぁ゛ぁ゛ッ!?」
「くぅっ! 思ってた通り、お前の膣内は最高だッ! 俺の店のどの女よりも最高の抱き心地、もう出しちまいそうだッ!」
「えっ? あぐっ!? だ、出すって……い゛っ!?」
嫌な予感に瑠璃は快楽と苦痛に喘ぎながら何をするつもりなのかと問い掛ける。だが答え自体は分かりきっていた。
今まで瑠璃が自分に見せた事も無い様な怯えた表情に、弦二は嗜虐心が擽られるのを感じ彼女にとって絶望となる言葉を口にした。
「お前の子宮にッ! 俺の精液をたっぷり流し込んでやるって言ってんだよッ!」
「ヒッ!?」
その弦二の言葉に、遂に瑠璃の心が折れた。
「いやっ!? いやぁぁぁぁぁぁぁっ!? 止めて止めて止めてッ!? いやいやいやいやっ!? 精液ヤダッ!? 射精しないでッ!? 外にッ!? 外に出してッ!? お願いッ!? お願いだからッ!?」
泣き叫び暴れる瑠璃は自由になっている両手で必死に弦二を押し退けようとする。だが彼はそんな彼女の両手を逆に押さえ付け、甲板上に彼女の体を押し付けると耳元に口を近付け小さな声で呟いた。
「お前は俺の物だ、瑠璃」
「ぁ、ぁぁ……い、いや……やめて……」
「その証、受け取れッ!」
次の瞬間、瑠璃の膣奥で弦二が欲望を解き放つ。熱い精液が膣内を通り過ぎ、子宮の中に流れ込む感触を感じた瞬間、瑠璃は心を絶望に塗りつぶされるような感覚を味わった。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
あらん限りの叫び声が海の上に響き渡る。弦二は彼女の悲鳴を愉しむ様に、射精しながら更に腰を振り最後の一滴まで出し切る勢いで彼女の膣内に射精した。
程無くして射精が収まると、彼は瑠璃の膣から肉棒を引き抜いた。やっと凌辱から解放された瑠璃は、虚ろな目を星空に向けてポロポロと涙を零していた。
「いや……いやぁ…………私の、私の初めて……こんな……こんなの……」
記憶が無いながら海都で暮らしてきて、時折不安を感じながらも幸せに暮らしてきたと言う自覚はあった。きっと何時か、記憶が戻ろうが戻るまいが、何時かは愛する誰かと添い遂げる事になるのかもと、そんな事を夢想する事もあった。
それが何故こんな目に遭わねばならないのかと、瑠璃は己の運命を呪わずにはいられない。
だが彼女への受難はまだまだこれからであった。弦二は放心している彼女の両手を掴んで持ち上げると、何時の間に持っていたのか鎖の付いた手錠を彼女の両手につけそれを船と繋いだ。これで彼女はこの船から逃げられない。
まだ放心している彼女は自分が両手を船に繋がれている事に気付いていない。弦二はそんな彼女に現実を教えるように、彼女の上半身を起き上がらせて持ち上げると自分の上に座らせるようにして膣に肉棒を挿入した。自分の体重で膣内に肉棒が入り込む感触に、瑠璃は無理矢理意識をハッキリとさせられた。
「いぎっ!?」
「まだまだ、こんなもんじゃ終わらねえぞ。お前は俺のペットだ。それをこれからしっかりと叩き込んでやる」
「いや……いやぁ……もう、もう止めて……帰して……家に帰らせて……」
こんなのがまだまだ続くと聞かされ、瑠璃は子供の様に泣きながら懇願する。そんな彼女の唇を弦二は無理矢理塞ぎ、同時に巨乳を揉みしだきながら腰を上下に動かし下から彼女を突き上げた。
「んぶっ!? んぐっ!? んごぉっ!?」
「じゅるるっ、はっ! 帰す訳ねえだろ。この船にはたっぷり数日間は暮らせるだけの備えを用意しておいた。暫くの間、2人っきりのクルーズを楽しもうぜ」
「あ、ぁぁぁ……!? や、やだ……いやぁ…………いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
それからの数日間、瑠璃は徹底的に弦二により全身を弄ばれた。
時には犬の様に四つん這いにさせられ後ろから何度も突かれ…………
「ひぐっ!? うぁぁっ!? いや、やだぁぁっ!? やめてっ!? もうやめてぇぇっ!?」
別の日はデッキの端で押さえつけられ、上半身が海の中に入った状態で犯され…………
「ごぼぼっ!? ごぼぁっ!? がぼがぼっ!? がはっ!? げほげほっ!? お、おねが……やめ、ゆるし……がぼっ!?」
また別の日は自分から寝そべった弦二の上で腰を振らされていた。
「う、うぁ……ぁぁぁっ!? ひっ!? うぐっ!? うあ゛ぁ゛……」
瑠璃の豊満な胸は時に弦二の肉棒を扱くのに使わされたし…………
「んぶっ、じゅるる……おぐっ、んごっ……んんんんんっ!?」
何よりも昼夜問わず、弦二が望む限り休みなく犯され続ける日々は確実に瑠璃から体力だけでなく精神も削り取っていた。
「あぐっ!? うぁっ!? ぁぁっ!? や、やめ……おねがい、すこし、休ませ、て……あぁ、あぁぁぁぁぁっ!?」
「いぎっ!? あがぁっ!? ゆるし、ゆるして……!? もう、やめてぇ……!?」
「なんでもする、何でもするから……お願い、もう、膣内には出さないでぇ……」
「あぁ、あぁぁぁぁぁっ!? うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
そして…………
「ん……ぐじゅ……じゅるる……れろ……」
数日に渡って弦二に犯され続けた瑠璃は、全身のあちこちに精液をこびり付けた状態で懸命に彼の肉棒に奉仕していた。最早彼女に手錠はつけられていない。そんなものが必要無い程、彼女は心が折れ既に弦二に従順になってしまっていた。
そんな瑠璃の姿に満足した弦二は、一度奉仕を止めさせ改めて瑠璃に問い掛けた。
「おい、瑠璃。お前は俺の何だ?」
「ん、ちゅぱ……わ、わたしは……ごしゅじんさまの、いやしいどれいです……このからだ、すみずみまで、ごしゅじんさまにささげます……」
もしこの場に海羽が居れば信じられない物を見る目をしただろう。瑠璃がここまでこの男に従順に媚を売る姿など、きっと想像する事も出来ないに違いない。
弦二はすっかり従順になった瑠璃の姿に満足そうに頷くと、彼女の頭を掴んで一気に喉奥まで肉棒を捩じ込み、そこで彼女の口内に射精した。
「よく言えたな。それじゃご褒美だッ! たっぷり飲めッ!」
「んぐっ!? んぶぅぅぅぅぅぅっ!? ん、んん……んく、んく……ん、ぶはっ!? あ、ありがと、ございます……」
口の端から精液を垂らしながら、虚ろな目をして頭を下げてくる瑠璃に弦二は笑いを堪える事が出来なかった。
「くっくっくっくっくっ、はぁっはっはっはっはっはっはっ!!」
***
それから数日後、瑠璃をすっかり調教し終えた弦二は海都に戻るとアナザーテテュスの能力をフルに活用し、宝くじや株を当てて大儲け。カジノの経営など目ではない富を手に入れた彼は、海都の一等地に豪邸を建てそこで贅沢の限りを尽くした生活を送っていた。
その傍らにはメイド服姿の瑠璃が居り、彼女は常に彼につき従い身の回りの世話をしていた。
勿論その世話の中には、彼の性欲の発散も含まれており、彼女は何時でも彼が求める時にその身を差し出し犯されていた。
「あんっ♡ あんっ♡ あぁっ♡ あっ♡ ご、ご主人様っ♡ あんっ♡ は、はげしっ♡ あぁぁぁっ♡」
この日も弦二は自室で瑠璃を立ちバックで犯しながら、その手には1枚の写真が握られていた。写真に写るのは、瑠璃と姉妹同然に仲良く暮らしていたBAR・FUJINOの看板娘の海羽の姿。
「クククッ! 次は、コイツにするか」
「あっ♡ あんっ♡ あぁぁっ♡ イクッ♡ ご主人様っ♡ 私、私、もうっ♡ あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡」
弦二が次の獲物に狙いを定めながら瑠璃の膣内に射精し、瑠璃は膣内に射精された快楽で絶頂し顔を蕩けさせながら背筋を仰け反らせる。
その目から一筋の涙が零れ落ちるが、それが何を意味しているかは彼女自身理解できなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
因みに続きがあるようなラストでしたが、続きはありません。リクエストでは続きもありましたが、本編瑠璃のイメージにあまりにも合わないと感じたので続きの方は没となりましたのでご了承ください。
執筆の糧となりますので、感想評価その他よろしくお願いします!
次回の更新もお楽しみに!それでは。