※この作品はR-18です。

仮面ライダーテテュス・レイトショー   作:黒井福

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どうも、黒井です。

今回はリクエストより、「14話のIFでオルカディーパーに飲み込まれて体内で触手凌辱される瑠璃と海羽」の話となります。

激しい凌辱描写がありますので苦手な方はご注意ください。


諦観と虚像の夫*

 やってしまった……海羽は1人自室のベッドの中で、罪悪感と興奮に眠れぬ夜を過ごしていた。今ベッドの中に居る海羽の腕の中には、ネイトの部屋から盗み出してしまったスピンドライバーが抱かれている。突然やってきては、瑠璃の過去を知る人物だからと彼女の隣に居座ってしまった男。彼と瑠璃が距離を縮めていくのを見た海羽は、自分の居場所が彼に取られてしまうという危機感に襲われていた。

 しかも彼はただ瑠璃の過去を知ると言うだけでなく、瑠璃同様仮面ライダーに変身して共に戦えてしまう。自分には出来ない事をして瑠璃の隣と言う地位を盤石にしてしまう彼に嫉妬した海羽は、ふとした出来心でスピンドライバーを盗むという行動に出てしまったのだ。

 

 もう、後戻りはできない。ここまでやってしまったら、瑠璃と共に戦い自分も彼女の隣に立てると言う事を証明してみせなければ。

 

(多分瑠璃姉ぇ、怒るかな……)

 

 興奮と期待、罪悪感を胸に、海羽はその日眠れぬ夜を過ごすのだった。

 

 そして、翌日…………

 

「あふ……」

「大丈夫、海羽ちゃん?」

「あ、うん……大丈夫大丈夫」

 

 夜に眠れなかったのに、朝日が昇るとやってきた眠気の所為で寝坊してしまった海羽。このままでは遅刻してしまうと言う事で、彼女は瑠璃にバイクで学校に送ってもらっているところであった。因みに今、彼女のカバンの中にはいうまでもなくスピンドライバーが隠されている。もしディーパーが出たとしても、瑠璃と共に戦えるようにする為だ。

 

(瑠璃姉ぇは私が守る……私が、瑠璃姉ぇの隣に立つんだ……!)

 

 そんな意気込みを欠伸を噛み殺しながら抱いていると、突然瑠璃がバイクを急ブレーキさせた。あまりにも突然止まったので、海羽は瑠璃の背中に思いっきり胸と顔を押し付けてしまう。瑠璃には及ばないながらも豊満な大きさの胸が押し潰され、肋骨が圧迫され息苦しさを感じる。

 

「うわっぷ!? な、何? どうしたの瑠璃姉ぇ?」

「……海羽ちゃん、離れて」

「え……?」

 

 何事かと問う海羽に瑠璃は正面を睨みながら答える。一体どうしたのかと瑠璃の向こう側を見ると、そこには白と黒のモノクロの体が特徴の常人より一回り大きな怪人が地面を破って出てきていた。ラバー素材の様な光沢を放つ表皮の腹は異様に大きく、人間が2~3人は余裕で入りそうなサイズがある。

 

「ディーパーッ!?」

「随分大きなお腹だこと。差し詰めオルカディーパーって所かしら?」

 

 瑠璃は目の前に出現したオルカディーパーを睨みながらバイクから降り、ヘルメットをハンドルに引っ掛けた。海羽もそれに合わせてバイクから降りると、瑠璃は彼女をこの場から離れさせた。

 

「海羽ちゃん、危ないから離れてて」

「え、でも……」

「早くッ!」

「う、うん!?」

 

 一瞬自分も瑠璃と共に戦えると言おうとした海羽だったが、ネイトから盗んだという事が知られた瞬間瑠璃が怒るのではと言う懸念が足を引っ張り口ごもってしまう。

 理由は分からないがこのままここでモタモタされては戦闘に巻き込んでしまうと、瑠璃は強めの口調で海羽を突き放す様に離れるよう告げた。その声に海羽も弾かれるように頷き慌てて物陰へと隠れる。

 

 海羽が離れた事に安堵した瑠璃は改めてオルカディーパーを睨み付けると、腰に装着したリールドライバーにブルーライフコインを投入してレバーを下ろした。

 

「変身ッ!」

〈Fever!〉

 

 瑠璃が仮面ライダーテテュスに変身すると、それを待っていたかのようにオルカディーパーは彼女に襲い掛かる。鈍重そうな見た目に反して軽快に動き飛び掛かって来るディーパーに、テテュスは一瞬面食らいながらもスカートを大きく翻しながら横に跳び初撃を回避した。

 

「っとと!? あっぶな、案外すばしっこいのね」

 

 実際海洋生物のシャチも、大きな見た目に反して身体能力は高く多少海から離れただけでは逃げ切れない場合がある。見た目に騙されてはいけないとテテュスは仮面の下で冷や汗を流し、それを仮面の上から拭う仕草をしながら今度はこちらの番と言わんばかりに飛び掛かり蹴りを放つ。

 

「ヤァァァッ!」

 

 泳ぐ為に柔軟で強靭な筋力を持つ足で放たれる跳び蹴り。これまでに遭遇したディーパーはこの一撃に倒されはせずとも必ず怯まされ、ダメージにひっくり返る事も少なくなかった。

 だがオルカディーパーは今まで彼女が戦ってきたディーパーとは一線を画す強さがあった。何とオルカディーパーはテテュスの蹴りを正面から受け止めてしまったのだ。

 

「なっ!? くっ!」

 

 まさか得意の蹴りが簡単に受け止められるとは思っていなかったのでテテュスは一瞬驚愕に目を見開いてしまったが、直ぐに気を取り直して攻撃を受け止められた状態で体を捻り足裏を叩きつけるような蹴りをお見舞いする。相手を踏み台にするような蹴りでダメージを与えつつ距離を取るつもりだったのだが、オルカディーパーはそれを受けても微動だにせず、それどころか叩き付けられた足を掴むとその巨体とパワーに物を言わせて彼女を地面に叩き付けた。

 

「あぐぁっ!? がっ!?」

 

 一度叩き付けただけで終わる訳がなく、オルカディーパーは何度もテテュスを地面に叩き付ける。その度に彼女は全身がバラバラになるのではと言う程の衝撃を受け、叩き付けられる度にその口からは悲鳴が上がった。

 

「がはっ!? やべっ!? あがっ!? ぐっ!?」

 

 何度も何度も地面に叩き付けられ、次第に彼女の口から出てくる悲鳴が小さくなる。反応が鈍くなってきたのを見て、オルカディーパーが一度彼女を地面に叩き付けるのを止め掴んだ足を持ち上げると、彼女は手足をだらりとぶら下げた状態で呻き声を上げながら小さく揺れていた。

 

「う゛ぁ゛……ぁ゛ぁ゛……」

「あぁ、瑠璃姉ぇ……!?」

 

 何度も地面に叩き付けられ、見るも無残な姿になったテテュスに海羽は言葉を失う。人魚を彷彿とさせる美しいテテュスの姿は見る影もなく、スカートも鎧もボロボロとなっていた。

 そんな彼女をオルカディーパーはゴミを捨てるように放り、何度も叩き付けられたダメージで満足に動けない彼女は受け身も取れず地面に叩き付けられた。

 

「うぐっ!? が……は……ぐぅ……!」

 

 地面に放り捨てられ、呻き声と共に四肢を投げ出すテテュスではあったが、自由になったとみるや彼女は即座に立ち上がった。全身ボロボロになりながらも闘志は衰えていないのか、体を震わせ痛めた片腕をもう片方の手で押さえながら覚束ない足取りでオルカディーパーに迫る。

 そんな健気な彼女をオルカディーパーは嘲笑う様に叩きのめす。ゆっくりと迫ってきた彼女を殴りつけ、体勢を崩した彼女の片腕を掴んで持ち上げると殴る蹴るでサンドバックにし始めた。

 

「がふっ!? うげっ!? あがっ!? ぐ、あぁぁっ!? おごっ!? がは、ぁ゛ぁ゛……」

「あ、ぁぁぁ…………!?」

 

 暴風に揺られる人形の様に、オルカディーパーが振るう拳や蹴りに左右に揺れるテテュス。ぼろ雑巾の様になっていく彼女の姿に海羽が目尻に涙を浮かべていると、満足したのかそれとも疲れたのかオルカディーパーの攻撃が止んだ。

 

 オルカディーパーが攻撃を止めると、テテュスはただでさえ申し訳程度に最小限の大きさの鎧があちこち罅割れ、全身ズタボロで所々血が滲んだ状態で力無く揺られていた。

 

「はぁ……はぁ……」

「グルル……」

 

 辛うじて変身は維持されているがもう指一本動かす事が出来ない様子のテテュスを見て、海羽はオルカディーパーが笑ったような気がした。このままではいけない。海羽は覚悟を決めるとカバンからスピンドライバーを取り出しテテュスを吊り下げているオルカディーパーの前に躍り出た。

 

「る、瑠璃姉ぇを離せッ!」

「グル?」

「み、海羽、ちゃん……!? だ、め……逃げ、て……」

 

 突然前に出た海羽にオルカディーパーは首を傾げ、意識が朦朧としたテテュスは海羽が腰にスピンドライバーを装着している事に気付かず逃げるように行った。しかし海羽は彼女の言葉を無視すると、チップケースからドロップチップを取り出しベルトのスロットに投入した。

 

「(お願い、上手くいって……!)変身ッ!」

「え……!?」

 

 成功する事を祈りレバーを下ろす海羽。ここでテテュスも漸く海羽がスピンドライバーを装着している事に気付いた。

 

「海羽ちゃん、何で……!?」

 

 テテュスの驚愕も今の海羽には気にしている余裕はない。何しろ今彼女の眼前では、絵柄の影を捉える事も出来ない程の高速でスロットが回っているからだ。彼女は今からこの3つのリールの絵柄を合わせなければならない。

 

「う、うぅ……!?」

 

 正直、どんな絵柄が流れているのかすら全く分からない。だが恐らくこのままでは変身する事も覚束ないと、海羽は意を決して殆ど直感に従ってリールを止めるスイッチを押した。

 

 その結果……彼女の目の前には数字の7が3つ並んだスロットがあった。それが意味する事を理解し、彼女の顔に思わず喜色が浮かんだ。

 

「やったッ!」

〈Fever!〉

 

 絵柄、それも数字の7が3つ揃えばオケアノスに変身できる。絵柄が揃った瞬間、3つのリールが海羽の体を包み彼女の姿をネイトが変身するのと同じ姿のオケアノスに変化させた。人魚姫を思わせるテテュスと違い美しさなどはないが、今の彼女に必要なのは美しさではなく戦う為の力なので何も問題は無かった。

 

「よし、瑠璃姉ぇッ!」

 

 奇跡的に変身出来た海羽は、拳を握りテテュスを助けるべくオルカディーパーに挑みかかる。自覚できるほどに体に満ちる力に、万能感すら感じながら海羽が変身したオケアノスはオルカディーパーに殴り掛かった。それを見てオルカディーパーも彼女を迎え撃とうとテテュスから手を離しオケアノスに対峙した。

 

「このぉぉぉっ!」

「海羽ちゃん、ダメ……!?」

 

 テテュスの制止も聞かず、オケアノスがオルカディーパーを殴りつける。渾身の力を込めてのパンチ、しかしそれをオルカディーパーは回避も防御もせずそのボディで受け止めてしまった。硬い壁を殴ったような、それでいて巨大なゴムを殴りつけたような感触にオケアノスは呆気に取られる。

 

「あ……え……?」

「逃げてッ!?」

 

 強靭な肉体を持つオルカディーパーに対して、無策な一撃は何の意味も持たない。ましてや海羽は戦いの素人なのだ。殴り方一つをとっても基礎すら出来ていないパンチでは、相手にダメージを負わせる事は難しい。それが強靭な肉体を持つ相手であれば尚更だ。

 

 唖然とするオケアノスにテテュスが警告するが、その時には全てが遅かった。徐にオルカディーパーはオケアノスの頭を掴むと、彼女を近くの壁に思いっきり叩き付けた。

 

「あ゛…………!?」

「海羽ちゃんっ!?」

 

 想像を絶する激痛。テテュスも味わった全身がバラバラになりそうなほどの衝撃に言葉を失うオケアノスに対し、オルカディーパーは一切容赦しなかった。壁にめり込むほどの威力で叩きつけたオケアノスを壁から引き抜くと、手を離して自由にした彼女を思いっ切り殴りつけた。

 

「あ゛ぁ゛ぁ゛ッ!? ぐ、んのぉっ!?」

 

 生まれて初めての殴られる痛みに悲鳴を上げながらも、オケアノスは我武者羅に反撃する。オケアノスはテテュスに比べて防御力が高い。その防御力に任せて反撃するオケアノスだったが、前述したように彼女は戦いの素人。今度は彼女の反撃をオルカディーパーも軽々と弾き、反撃の猛攻が彼女を襲った。

 

「うぁっ!? あがっ!? ひぃっ!? がっ!? うげっ!? ごぼっ!?」

 

 殴られ蹴られ、倒れては引っ張り上げられるように持ち上げられ無理矢理立たされて壁に叩き付けられる。繰り返される激痛にオケアノスの中からは先程抱いた闘志も消え去り、暴力と自身の死に対する恐怖が彼女の心を支配していた。

 

「はぁっ!? はぁ゛ッ!? ひ、ひぃ……!? や、やめ……!?」

 

 半分以上心が折れ、逃げ腰になるオケアノス。弱った心が影響しているのか、それとも度重なるダメージの影響か変身も解除される。それでも一目散に逃げようとしないのは、まだテテュスを助ける事を心の何処かで諦めていない事の証だった。

 その未練が命取りとなる。変身が解除されるほどのダメージで動けない海羽を、オルカディーパーは徐に両手で掴んで持ち上げた。

 

「うぁぁ……!? な、何するのよッ!? は、放して……!?」

 

 今度はどんな痛い目にあわされるのかと暴れる海羽。その彼女の前で、オルカディーパーは信じられない位口を大きく開けた。体が半分に裂けるのではと言う程の大きさに開かれた口。オルカディーパーはその口に海羽を近付けていく。それだけで彼女はコイツが何をしようとしているのかに気付き、己に待ち受ける運命を前に半狂乱になって暴れた。

 

「海羽ちゃん……!?」

「いやっ!? いやいやいやっ!? そんなのヤダッ!? 助けて誰かッ!? 瑠璃姉ぇッ!? 瑠璃――」

 

 海羽の悲痛な叫びに手を伸ばすテテュスだったが、その甲斐もなく海羽は頭からオルカディーパーに飲み込まれていく。頭が飲み込まれた瞬間、オルカディーパーの中から海羽のくぐもった悲鳴が響、まだ外に出ている足が狂ったように暴れるがそれもあっと言う間にオルカディーパーの腹の中へと納まってしまった。

 大切な妹分である海羽がオルカディーパーに飲み込まれてしまう光景を目の当たりにしたテテュスは、怒りに体の痛みも忘れて飛び掛かった。

 

「返せ……! 海羽ちゃんを、返せぇッ!?」

 

 まだオルカディーパーの中からは海羽の悲鳴が聞こえてくる。あのデカい腹の中で、海羽はまだ生きているのだ。ならばまだ助けられる見込みはある。

 

 だが悲しい事に、今のテテュスには戦えるだけの体力が殆ど残っていなかった。怒りで気力だけは持たせているが、体の方は満足に動かずノロノロとした動きで近付く彼女をオルカディーパーはあっさりと捕まえてしまう。

 そして、捕まえた彼女の前でオルカディーパーはまたしても大きく口を開いた。

 

「あっ!? く、あぁっ!?」

 

 必死に身を捩るテテュスだったが、抵抗も空しく彼女もオルカディーパーの腹の中へと消えていった。海羽とテテュスの2人を飲み込んだ事で、オルカディーパーの腹が先程より一回りも二回りも大きくなる。その大きく膨らんだ腹を満足そうに撫で、オルカディーパーは先程姿を現した際に開けた地面の穴の中へと入りその場から去っていったのだった。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 オルカディーパーが地面の下へと潜っていった事等、腹の中のテテュス達が知る由は無かった。

 幸いな事に、彼女達は飲み込まれて直ぐ消化される等と言う悲惨な事にはなっていない。ただ、言うまでもないがディーパーの腹の中は決して居心地のいい場所などではなく、暗い体内で2人は肉壁から出た触手により手足を広げた状態で拘束されていた。

 

「う、くぅっ……!? 海羽ちゃん、大丈夫?」

「う、うん……ゴメン、瑠璃姉ぇ……私……」

「そう言うのは後。今は兎に角、ここから出る方法を考えないと」

 

 とは言え、現状は絶望的と言う他ない。海羽はオルカディーパーに痛めつけられ変身を解除されてしまい、テテュスはまだ変身を維持できているがこの拘束から逃れられるだけの力はなかった。今彼女達に出来る事は、運に身を任せ助けが来るのを待つ事のみ。幸いな事に、即座に消化が始まらないと言う事はある程度の猶予があると言う事。

 

 それまでは落ち着いて、体力を温存しよう……そう思っていた矢先、突如として2人の体を触手が這いまわり始めた。

 

「うっ!? いやっ!? この、触るなッ!?」

「いやぁっ!? いやぁぁぁっ!? 何これ、気持ち悪いッ!?」

 

 触手は何やら粘液を分泌しているのかヌルヌルベトベトしており、素肌を晒している海羽はその感触を諸に感じてしまい嫌悪感に顔を顰めた。

 粘液は触手からだけでなく頭上の肉壁からも分泌され、上からバケツをひっくり返したかのように大量の粘液が2人の体に降り注いだ。

 

「くっ!? 何、これ……」

「うぅぅ…………え? あ、あぁぁっ!? 嘘ッ!? ヤダヤダヤダッ!?」

「海羽ちゃん? なっ!?」

 

 このディーパーが特別なのか、それともディーパー全体がそうなのかは分からないが、体内であるにもかかわらず肉壁がほんの僅かにだが光を放っている為次第に目が暗さに慣れると互いの姿が見えるようになっていく。その暗さに慣れた目が、今自分達に何が起きているかを見せつけてくる。

 

 海羽もテテュスも、衣服や鎧などが解け始めているのだ。海羽の制服は既に殆どが溶け落ち全裸同然となり、テテュスも仮面や鎧が溶けて瑠璃の素顔や傷だらけとなった素肌が露わになり始めている。

 

 ここにきていきなり消化を始めたのかと焦る2人だったが、粘液が肌に付着しても痛みや熱さの様な者は感じない。にも拘らず瑠璃が身に着けているテテュスの鎧やボディースーツは溶けていく様子に、2人はこれが肉体には影響がなくとも衣服などは溶解させる特殊な成分の粘液である事を理解した。

 

 海羽に続き瑠璃も、体のあちらこちらに溶けて破れたボディースーツや鎧の残骸を身に着けるだけの全裸に近い姿となってしまう。2人揃って豊満な乳房や、誰の侵入も許した事のない閉じた秘裂を曝け出す姿となった事に羞恥を感じ頬を赤らめながら藻掻いた。

 

「くっ!? このッ!?」

「放してッ!? ここから出してぇッ!?」

 

 巨乳を大きく揺らしながら暴れる2人の体を、肉壁から伸びた触手が撫でまわす。粘液に濡れた触手が肌を這いまわる感触に、2人は嫌悪感と同時に得体のしれない快楽に近いものを感じて体を震わせた。

 

「うぅっ!? うぅぅ……やめっ!? 触るなッ!?」

「いやぁぁ、気持ち悪いッ!? 駄目ッ!? そこ、触らないでッ!?」

「海羽ちゃんッ!? 止めてッ!? 海羽ちゃんに酷い事しないでッ!?」

 

 海羽に伸びる凌辱の魔の手に、瑠璃が必死に身を捩り彼女を助けようとする。だが状況は彼女も同じ、彼女自身も今正に凌辱されようとしていた。

 

「うくっ!? う、あぁっ!? や、やめっ!?」

 

 暴れたからか、瑠璃の体に触手が殺到する。全身至る所を様々な形状の触手が撫でまわす。タコやイカの触手の様なイボや吸盤の付いた触手が瑠璃の腹や脇腹、豊満な乳房を撫で回し、先端にブラシの様な極細の触手を生やした触手が巨乳の先端のピンク色の乳首や快楽に僅かに開き愛液を垂らし始めた秘裂をなぞる。刷毛で敏感な部分をなぞられる感触に、瑠璃は背筋に甘い痺れを感じ体を震わせて仰け反った。

 

「ひ、ひぃ……!? いやぁ、そんな、ダメェ……!?」

「ひぐぅぅっ!? いや、いやぁぁぁぁっ!? そこ、ダメなのぉッ!?」

 

 同様の凌辱は海羽も受けていた。こちらも瑠璃には劣るが男を引き寄せる魅力的な肢体の持ち主。豊満な乳房にくびれた腰、そしてまだ誰の侵入も許した事のない膣口が、グロテスクな触手に撫でられ全身を粘液でドロドロに濡らしている。

 

 お互いに身動きが取れない状況で、相手の痴態を見せつけられながら自身も快楽によがる2人。暫くは2人の体を撫でるだけでそれ以上の事はしてこなかった触手だったが、2人の体をたっぷり撫でまわして彼女達が十分に発情したのを見てか触手の動きが変わった。

 

「うぁっ!? な、何を……!?」

 

 徐に触手が瑠璃の乳房に巻き付いた。巻き付いた触手は彼女の乳房を絞り母乳を出そうとしているかのように蠢く。手には収まりきらない程の巨乳が触手に巻き付かれ形を変える快楽に、瑠璃の膣からは愛液がプシプシと噴き出し始める。

 

「んくっ!? やめ、何……!?」

 

 乳房を解す様な触手の動きに、瑠璃が触手の動向を見守っていると肉壁から新たな触手が伸びてきた。先程乳首を撫で回してきた刷毛の様な触手とは違う。先端に吸盤のような物が付き、その内側に無数の極細の触手が生えたものであった。

 触手は2人にそれぞれ3本ずつ伸びていく。その触手が向かう先にあるのは、散々に全身を撫で回されて硬く敏感になった乳首と、膣口で存在を主張し始めたクリトリス。ここまでくれば2人は次に何をされるのかに気付き、必死に身を捩って触手から逃れようとした。

 

「いやっ!? 近付かないでッ!? そんなの、ダメッ!?」

「やだやだっ!? 助けてッ!? 誰かッ!? 瑠璃姉ぇッ!?」

 

 先端に吸盤を付けた触手は、2人の慌てる様を嘲笑うかのようにそれぞれの敏感な箇所に吸い付き、そして想像を絶する快楽による凌辱を2人に与えた。

 

「くひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?!?」

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?」

 

 乳首に吸い付いた瞬間、内部の無数の極細触手が2人の乳首を全方位から嬲った。補足も先端の硬い極細触手が乳首を余すことなく撫でまわし、まだ母乳の出る事のない先端を穿る。

 

「きひぃぃぃっ!? やめ、あぁぁぁぁっ!? 乳首、ダメぇぇぇッ!?」

 

 ジュルジュルと音を立てて吸われながら、人間では決して成し得る事の出来ない刺激の仕方で快楽を与えてくる触手に、瑠璃が全身をビクビクと痙攣させた。まるで電流を流されているかのような痙攣に、乳首に触手が吸い付いた乳房が上下左右に大きく揺れる。

 

「はひっ!? はひぃぃぃっ!? らめ、らめぇぇぇぇっ!? そこらめっ!? 感じ過ぎて、ひぎぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 瑠璃でさえこの快楽の前には悲鳴を上げて体を痙攣させるしかないのだから、この手のものに限らず過剰な刺激に耐性の低い海羽の有様はもっと悲惨だった。乳首だけでなくクリトリスすら弄ばれる快楽は、齢17歳の少女が受けるには刺激が強すぎる。細く硬い歯ブラシの様な触手に敏感なクリトリスを穿り出され嬲られまくる快楽に、海羽はまだ処女だというのに何度も絶頂し、その度に膣から噴き出す愛液が彼女の下で粘液と混じった水溜りを作っていた。

 

「ひぃっ!? ひぃっ!? ら、らめぇ……もう、許し……ひぎっ!? イグッ!? またイグッ!? いぎぃぃぃぃぃっ!?!?」

「み、海羽ちゃ、いぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 海羽が絶頂すれば、その後を追わされるように瑠璃も絶頂させられる。そしてその次はまた海羽が絶頂させられてと、終わりのない絶頂地獄に次第に2人は快楽と疲労で思考能力が落ち始めた。

 

「ひぐっ!? あ、あぁ……!?」

「うぁぁ……はひっ!? はひぃっ!? た、たしゅけ……ゆるひへ……ひぐっ!?」

 

 次第に反応が鈍くなってきた2人の足元から、それまでとはまた形状の異なる触手が伸びてくる。度重なる快楽と絶頂に意識が朦朧となりつつある2人はその存在に気付いていなかったが、その触手は先端が男根の様な形状をしていた。もしこの時2人がこの存在に気付いていれば、次に起こる事を予想して再び暴れていた事だろう。

 

 だが幸か不幸か、2人は足元から伸びて真っ直ぐ膣へと向かってくる触手の存在に気付く事は無かった。2人に気付かれる事無く上って来た触手は、そのまま無遠慮にそれぞれの膣口を割り開き内部へと侵入を果たした。触手が一気に2人の膣奥まで貫き、間にあった処女膜を突き破る。

 

「ひぎっ!?」

「お゛……い゛……!?」

 

 2人にとって初めてとなる処女喪失。しかしその瞬間2人が感じたのは、身を引き裂かれる様な破瓜の激痛ではなく全身を焼け焦がす様な快楽であった。

 膣奥まで挿入された瞬間、2人は全身を駆け巡るあまりにも強すぎる快楽に一瞬意識が飛びかけ体を引き攣らせる。呼吸すら忘れて体を小さく振るわせるだけであったが、遅れて脳が快楽を認識すると次の瞬間2人は絶叫を上げて激しく絶頂した。

 

「ひぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「あぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 2人が激しく絶頂する中、触手は構わず2人の膣奥を何度も先端で殴りつけた。下腹部に触手の形が浮き出る程の激しいストローク。下腹部が内側からボコんと膨れ上がる度に、2人の膣からは破瓜の血が混じった愛液が噴き出していた。

 

「はぎっ!? ひぎっ!? や゛、め゛ぇっ!? あがっ!? んぐ、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!?」

「ひぃっ!? ひぃぃっ!? じぬ゛っ!? じんじゃ、ひぁぁっ!? だ、だれが、だずげでっ!? る゛り゛ね゛ぇ゛っ!? ひぎぁっ!?」

 

 最早耐えるとかそう言う次元ではない。命の危機すら感じる程の快楽に、2人は突かれる度に甲高い悲鳴を上げていた。

 

 2人がここまで激しい快楽を感じるのは、言うまでもないがオルカディーパーの仕業である。これまでにディーパーが塗りたくってきた粘液には媚薬の効果があり、それが時間をかけてゆっくりと2人の全身に染み渡ったのである。その結果、2人は破瓜の痛みすら快楽として感じてしまう程に体が敏感になってしまっていた。

 

「イグッ!? イグイグイグッ!? イっちゃ、あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!?」

「ひぎっ!? ひぎぁぁっ!? も、もうやめ、ゆるし……あ、あぁぁぁっ!? やだやだっ!? も、もうイきたくな、ひぎぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

 

 最早何度絶頂したかすら分からない。あまりにも絶頂し過ぎるあまり、心臓が破裂しそうなほど早鐘を打ち、脳は神経が焼き切れるのではと言う程の激痛を訴える。それでいて感じるのは視界が明滅する程の快楽なのだから、2人の心身は情報を処理しきれず絶頂と失神、そして覚醒を何度も繰り返した。

 

「ひぃっ!? ひぃっ!? ひ、ぁぁぁっ!? もう止めてッ!? 許し、むぐぅっ!?」

「お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ゛!? だずげ、だれが……もがっ!?」

 

 悲鳴を上げる2人に更に追い打ちをかけるように、別の触手が2人の口の中へと潜り込む。そして喉奥と膣奥に向けて特濃の媚薬粘液をたっぷりと流し込んだ。

 

「むぐっ!? むがぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

「むぐぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」

 

 媚薬は口と膣内だけでなく、乳首やクリトリスにも針を突き刺して注入される。全身を媚薬で満たされ、更に2人の体がオルカディーパーの母体として改造されていく。

 

「んぐっ!? んぉ゛ぉ゛ぉ゛っ゛!? あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!?」

「ぐぶっ!? お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ゛!?」

 

 体が内側から作り替えられていく感覚すら、今の2人にとっては快楽でしかない。そのまま2人はオルカディーパーの体内で、触手に凌辱され終わる事のない快楽地獄を味合わされながら海都の地下深くまで連れ去られていった。

 

 程無くして、2人は誰の邪魔も入らないオルカディーパーが密かに作り上げた巣へと連れて来られる。巣に辿り着いたオルカディーパーは、邪魔者が居ない事を確認すると2人を口から吐き出した。

 

「ぶはっ!」

「げほっ!」

 

 やっと肉壁と触手から解放された2人は、全裸で硬い地面の上に横たわる。男であれば誰もが欲情するだろう豊満な肢体は余すことなく粘液に塗れ、壁に存在する小さな電灯の明かりに照らされ淫らな輝きを放っていた。

 

「うぅ……ぁ゛……ぁ゛ぁ゛」

「ひ、ぃ…………ぅ゛……ぉ゛」

 

 常軌を逸した快楽を味合わされ続けた2人は、解放されると同時に失神してしまったがそれでも体は時折絶頂しているのか粘液に濡れた体を痙攣させ、膣からは断続的に潮を噴いていた。

 

 そんな2人を前にオルカディーパーは舌なめずりをすると、まだ意識を失っている2人に向け股間から触手を伸ばし覆い被さるのだった。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 それからどれ程の時間が流れただろう。この日、オルカディーパーの巣では海羽の淫らな悲鳴が響き渡っていた。

 

「あっ♡ あっ♡ あぁぁぁぁっ♡ 産まれるッ♡ あ、あ♡ また産まれるッ♡ 赤ちゃん産みながら、イッちゃうぅぅぅッ♡」

 

 あれから2人は、昼夜関係なくオルカディーパーに本格的な凌辱を受け続けていた。今度は体を淫らに作り変える為の物ではない、本気の子作りの為の凌辱である。

 

 最初こそ瑠璃も海羽も僅かながら残っていた理性で抵抗していたが、ここが逃げ場のない地下深くである事。そして妊娠させられ、幼体を産み落としてしまった事で心が完全に壊れてしまった。更にはオルカディーパーが母体として認めた2人を意外な程優しく扱った事も相まって、2人はストックホルム症候群となりオルカディーパーと産み落とした幼体に対して愛情を抱く様になってしまっていたのだ。

 

 新たな幼体を産み落とした海羽を、オルカディーパーの股間から伸びた触手が労う様に優しく撫でる。

 

「あはぁぁぁん♡ 嬉しいです、旦那様♡ また元気な赤ちゃん一杯生めました♡」

 

 すっかりオルカディーパーを夫として認識してしまっている瑠璃は、自らの体を撫でる触手を愛おしそうに掴み頬擦りしてしゃぶり始める。

 

 一方瑠璃も当然オルカディーパーの幼体を何度も産み落としており、今はその生まれた幼体に一回り以上大きくなった乳房で母乳を与えているところであった。

 

「んん♡ あぁぁっ♡ そう、そうよ♡ あんっ♡ 一杯ミルク飲んで、早く大きくなってね♡ んぁっ♡」

 

 2体のオルカディーパーの幼体がそれぞれ瑠璃の乳首に吸い付き、胸を押しながら母乳をちゅうちゅうと吸い上げる。胸を揉まれる感触と乳首を吸われる感触、そして母乳が乳首から噴き出る感触に快楽を感じた瑠璃が甘い声を上げていた。

 

「あぁ♡ あはぁぁっ♡ ん、あぁぁぁ♡……ん?」

 

 ふと、我が子に母乳を与える瑠璃の視界に一緒に吐き出された二つのドライバーが映った。他の衣服と違いこれだけはまだ形を残していたが、それでも大部分はドロドロに溶けてしまっている。瑠璃は幼体に授乳しながらリールドライバーに手を伸ばすと、それを腰につけてみた。だが普段であれば自動的に巻かれるはずのベルトは出て来ず、ドライバーはうんともすんとも言わない。中枢部まで溶解して完全に機能を停止させていたのだ。

 

「…………はぁ」

 

 それは本当に僅かな、か細い希望であった。もしここでまた変身する事が出来たのなら、彼女は残された理性で変身しこの場を逃れようとも思えただろう。だが現実には、最早彼女に抗う術はない。完全に諦め溜め息と共に壊れたドライバーを放り捨てると、瑠璃は海羽を労っていたオルカディーパーに近付き目の前で愛液を垂らす割れ目を開き夫となった怪物に種付けを強請り始めた。

 

「ねぇ、シよ? また種付けして、元気な赤ちゃん一杯産ませて♡」

 

 瑠璃からの誘いに、オルカディーパーも股間から触手を伸ばして立ち上がる。そして手を広げる瑠璃に覆い被さると、すっかり濡れた膣がオルカディーパーの触手を受け入れた。

 

「んぁぁぁぁぁぁぁぁ♡ あぁ、イイ♡ イイの♡ もっと♡ もっと奥掻き回して♡ 一杯種付けして、一杯赤ちゃん生ませてぇ♡」

 

 薄暗い地下深くで、今日も瑠璃と海羽と言う2人の美しい女性の嬌声が響き渡る。その頃外がどんな状況になっているかは、2人には最早何の興味もない事であった。




ここまで読んでいただきありがとうございました!

執筆の糧となりますので、感想評価その他よろしくお願いします!

次回の更新もお楽しみに!それでは。
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