今回はリクエストより、「とある島で飲んだお茶で触手の異形となったネイトに犯される瑠璃」となります。字面があれですが一応純愛ものです。
本編から大きくかけ離れたトンデモ設定の話となりますので一応ご注意ください。
海都でのディーパーとの決戦を終え、瑠璃は過去を振り切り前に進む事が出来た。その証として、瑠璃はネイトと共に海都から出て旅に出た。自分のオリジナルであるセラ、そして自身の姉妹に等しい8号の分まで生き、広い世界を見て回る為に。
自由気まま、明確な当てもなく続く旅で2人は様々な所に立ち寄った。未開のジャングルに前人未到の砂漠や山岳。地図にも載っていない無人島にも立ち寄った。
この日も2人は、外部との交易のない島へと立ち寄った。最初無人島と思って島に立ち入った2人は、この島の原住民に囲まれ最初は慌てた。こういった外部と交流のない部族は排他的で、下手をすれば余所者を問答無用で排除しに来る場合もあったからだ。
島民に囲まれた際、2人は出来るだけ彼らを刺激しない様にと大人しくしていた。
すると意外な事に、島民は明らかにフレンドリーな様子で2人を歓迎してくれた。幸いだったのは、島民の言語が島から近い陸地の民族のそれと同じだった事だ。これで言語がこの島民独自の物だった場合、2人は意思疎通にも苦労しただろう。
話を聞くと、今この島はちょうどとある儀式の真っ最中。その儀式と言うのが新婚の夫婦や恋人同士が主役となるものだそうで、その条件さえ満たせば島民である必要はないとの事。今年は特に島民の中で新婚の夫婦や恋人同士となっている者が例年に比べて少ないので、瑠璃とネイトの様に新婚未満恋人以上の関係の男女の存在は歓迎なのだそうだ。
歓待してくれるのであれば無碍にする理由もないと言う事で、2人は旅の疲れを癒す目的で暫く島に滞在する事にし、見返りと言う訳でも無いが儀式に参加する事となった。
「で? その儀式って一体何なの?」
儀式と言われたが、詳しい内容に関しては瑠璃は聞かされていなかった。この儀式の主役は男の方であるらしく、女性はその相手として必要なのだとか。
「さぁ? 俺もそこまで詳しい事は。ただ話を聞く限りだと海の神に対する何たらって事らしい」
「海の神、ねぇ……」
神と儀式が関わるものとなると、瑠璃はどうしても生贄の儀式などを思い浮かべてしまった。だが島の雰囲気だとそう言う感じではないらしい。
色々と疑問を抱えながら、夜になるとネイトは儀式の準備と言う事で他の条件を満たした島民の男に混じって島の広場の大きな焚き火の周りに集められる。そこで彼は、島の女性が用意したお茶の様なものを渡された。
「これは……?」
渡されたお茶の様なものをネイトはじっくり観察する。色に特別おかしなところは無い。緑がかった茶色の液体からは、独特だが怪しいと言う程の匂いはしない。周りを見渡すと、他の男達は躊躇せずに茶を一息に飲み干しているのでネイトもそれに続く様に茶を口に含み喉に流し込む。味は不味くは無く、至って普通のお茶に思えた。今までに飲んだ事のない味ではあるが、お茶はお茶だと思えるものだった。
「これは、どう言う……?」
意味が分からず器を回収に来た女性に問い掛けるが、島の女性は意味深な笑みを浮かべるだけで答えてはくれなかった。悪意は感じられないので心配はいらないと思うのだが、どうにもスッキリしないものをネイトは感じていた。
(まさかこれ、遅効性の媚薬かなんかじゃねえだろうな?)
寧ろそうと考えれば色々と合点が入った。新婚であれば子宝に恵まれるだろうし、恋人同士であれば最後の一押しとなり男女の仲を進められる。外部との交流が少ないこの島からすれば、子宝の存在はそのまま部族の存続に直結する。島民の人口を維持する為、男を発情させて女性と子作りさせようと考えるのは分からない話ではなかった。
まぁそうであれば別に構わない。瑠璃とネイトはとっくの昔に一線を超えているので、今更激しく愛し合う事に対して抵抗などある筈がない。旅の間だって機会があれば愛し合ったのだ。この島の技術だと防音性は皆無だろうが、自分と同じ境遇の者が複数いると考えれば我慢も出来る。それに一度始めてしまえば、そんなこと気にはならなくなるだろう。
等と考えながら、解放されたネイトは宛がわれた客人用の家屋へと戻る。そこでは退屈を持て余した瑠璃が寝床の上に寝ころんでおり、無防備な姿を晒していた。
「ん? あ、お帰りッ!」
草木で作られた寝床の上に、衣服を着た状態とは言え無防備に肢体を投げ出している瑠璃の姿にちょっとムラッとしたが、それ以上に何かを感じる事もなく彼は何時も通りに瑠璃と接した。
「おう、待たせたな」
「どうだった?」
「どうって言われてもな……」
正直、何とも言い難い内容だった。やった事と言えば茶を飲まされただけで、それ以上に何かをしたりはしなかった。島の長老の話だとこれは飽く迄準備段階であり、本番は明日に持ち越しなのだとか。茶を飲んでから一夜明けなければ儀式が始まらないと言うタイムラグも、ネイトがお茶を媚薬の類と疑った理由である。
仮にそうだった場合、もしかすると明日の朝目が覚めた時には自分は瑠璃の事を性欲に身を任せて犯しているかもしれない。そう思うとちょっぴり彼女に対して申し訳ない気持ちにもなった。
思わず、彼の口からはまだ何も起こっていないにも拘らず瑠璃への謝罪の言葉が零れ出ていた。当然全く心当たりのない瑠璃は、突然の謝罪の言葉に困惑した。
「え? 何が?」
「ん……いや、何でもない」
意識せず口から零してしまった謝罪の言葉に反応してしまった瑠璃を見て、ネイトは次に言うべき言葉が見つけられず適当にお茶を濁すだけに留めた。そんな彼の姿に首を傾げながら、瑠璃はまぁいいかと考え横になり目を瞑って眠りについた。
瑠璃から寝息が聞こえてくると、ネイトは寝ている瑠璃にそっと近づき彼女の頬に優しくキスをして自身も横になり眠りにつくのだった。
***
「――――ん?」
夜が明けて、瑠璃は目が覚めた。窓から差してくる朝日に意識を覚醒させられ、瞼の向こうに感じる光にゆっくりと目を開くと眠る前と変わらぬ景色が目に入る。普段の冒険であれば目覚ましをセットして目覚めの時間をある程度調整するが、この日は休暇の様なものと言う事でそんな無粋な事はせず自然に身を委ねて勝手に目が覚めるのを待った。その甲斐あってか、目覚めの不快感などは無く寧ろ爽やかな気分で目が覚めた。
「ぐか~……」
ふと横からネイトの寝息が聞こえてきたのでそちらを見ると、彼はまだ夢の中らしく無防備に眠りこけている。寝ている彼の姿は起きている時の精悍さは何処へ行ったのか、心なしか幼くも見える寝顔でそんな彼の様子に瑠璃は小さく微笑みながら背筋を弓なりに反らせて大きく伸びをした。
「ん~……!」
眠るに当たって余計な衣服を脱いでいる瑠璃は下着なしで薄めのTシャツとショーツだけで眠っていた。見ると寝汗を書いたのかTシャツが薄っすら湿っており、その濡れたシャツを押し上げる巨乳の先端の乳首が薄っすらと浮き上がっている。
「ん、ん……ふぅ」
体を伸ばして筋肉を収縮させ、寝ている間に一部滞った血液を一気に全身に行き渡らせる。それにより意識が完全に覚醒し、スッキリした頭で周囲を見ながら小さく満足そうに息を吐いた。
程良く意識が覚醒した瑠璃は、そろそろネイトも起こしてやった方が良いだろうと寝ている彼の肩に手を置き揺すった。
「ネイト? ネイト、そろそろ起きて。朝よ」
「ん、んぁ~……?」
瑠璃に起こされたネイトだが、まだ頭の中は夢の中なのか反応が芳しくない。疲れているのかと思いこのまま寝かせてやるのも悪くないかと思った瑠璃が、ふと彼の右手の方を何気なく見やった。それに特に意味は無い。本当にただ何気なく視線をそちらに向けたら彼の右手がある所が目に入ったと言うだけの話だ。
だがそこで彼女が目にしたのはとんでもない光景だった。
「…………は?」
最初、瑠璃はそれを見ても正しく理解する事が出来なかった。何かの見間違え、若しくはまだ自分の頭の中が眠っていて、半分夢を見ているのではと思った。思いたかった。
だが何度か瞬きして、自分で自分の頬を引っ叩きその痛みが現実である事を確認してから目を擦って改めてネイトの右手のある所を見て、そこにある物に間違いはない事を確認すると目が覚めたのとは違う意味で意識がハッキリした。
そこにあったのはタコの様な赤黒い色をした触手。島の住民の誰かが朝一で捕まえたそれが逃げ出してネイトの傍に居るとかそんなレベルではなく、ネイトの右腕の肘から先が枝分かれしてまるで右肘から先がタコになっているかのように無数の触手になっているのだ。
ネイトの状態を正しく認識した瑠璃は、一気に顔を青褪めさせつつ慌てて彼を本気で揺すり叩き起こした。
「ネイトッ! ネイト、起きてッ! ネイトッ!!」
「んっ? ん、あ?」
思いっきり揺すられて漸く目覚めたネイトは、瑠璃の焦った叫び声にまだ半分寝ている脳を無理矢理叩き起こして起き上がった。起き上がりはしたが、しかしまだ完全に意識は覚醒していないのか瞼が半分落ちた状態で顔を瑠璃の方へと向けた。
「な、何だ? どうした瑠璃? 何があった?」
困惑した様子のネイトにただしい現状を理解してもらうべく、瑠璃は彼の頬を軽く叩きながら彼の右手を指差した。
「何かあったのはネイトの方でしょッ!?」
「は?」
「手ッ! 自分の右手見てッ!」
「みぎてぇ?」
朝っぱらからやたらと慌てた様子の瑠璃。だがそれに反して周囲は静かな事に、ネイトは危機感も無く彼女に促されるまま自身の右手を見た。
そして彼も漸く自分の右腕の肘から先が無数の触手になっている事を知る事となる。それを見た瞬間一気に覚醒し、訳の分からぬ状況に思わず叫び声を上げてしまった。
「な……な、な……何だこりゃぁぁぁぁぁぁぁッ!?!?」
島中に響き渡るのではと言う程の叫び声。元より防音性の皆無な家屋の外に彼の声は当然の様に響き渡り、それを聞きつけて部族の人間たちが何事かと集まった。
「何事で……おぉっ!」
「おいこれッ! これまさか昨日の茶の所為じゃねえだろうなッ!?」
まさかも何も、考えられるのはあれ以外に考えられない。この島に入ってから、唯一異質なのがあのお茶らしきものしかないのだ。それを疑うなと言う方が無理がある。
一体これはどういう事かと怒りを露わにして問い詰めるネイトだったが、彼の怒りに反して部族の者達の反応は予想外の物であった。
「おぉ、海神様……」
「海神様が宿られた……!」
「な、何これ?」
部族の者達は皆例外なくその場に座り込み、礼をしたり拝んだりしていた。中には感動のあまり咽び泣く者も居る。その異様な光景に瑠璃も理解が追い付かず唖然としながら周囲の部族たちを見渡す。
その間もネイトの体はどんどん変異が進み、遂にはタコかウミウシの様な軟体動物が人型になって体のあちこちから触手を生やした異形へと変異してしまった。それに気付いた瑠璃が悲鳴を上げながらネイトだった異形に触れた。
「きゃぁぁぁぁっ!? ね、ネイト大丈夫ッ!? 私の事分かる?」
敵意のような物は感じられないので外見はともかく中身はしっかりネイトである事は分かった。その証拠に異形は頭らしきところをコクコクと頷かせて瑠璃の事は分かると意思表示した。どうやら言葉を話す為の声帯の類を失っているらしい。言葉を口にする事は出来ないが、ネイトとしての意識はちゃんとしているのかボディーランゲージで意思疎通を図ってきた。
それによると、取り合えず変わったのは外見などだけで中身はしっかりネイトのまま。人間でなくなったと言う事以外に異変は無く、特に痛みの類もないらしい。それは不幸中の幸いなのだが、最大の問題はやはりネイトが人外となってしまった事。もうこのまま彼は人間に戻れないのかと瑠璃は悲しくなり、近くに居た部族に彼を元に戻す方法を訊ねようとした。
「ねぇこれってさ――」
未だネイトの事を拝んでいる部族に痺れを切らせた瑠璃だったが、そこで部族の者達を割る様に1人の老婆が瑠璃達の前にやって来た。大分歳を取っているのか、子供並みの身長で枯れ枝の様な手で杖をついて歩いて来る。
部族の者達の反応から、この老婆は部族の長老の類だろう。部族の誰もが長老の事を敬う様な反応をしている。ただの長老と言うよりは大長老、若しくは大婆とも言うべき存在だろう。
その大婆は、変異したネイトの姿を見て皺くちゃの顔で目を見開き感動したように目に涙を浮かべた。
「おぉっ! これは正しく海神様ッ! まさかこの目で見る事が出来るとは……ありがたやありがたや……」
杖で体を支えながら拝む大婆に、瑠璃はいい加減にしろと言わんばかりにネイトの戻し方を訊ねた。
「もう、いい加減にしてッ! これは一体どういう事? ネイトを元に戻してッ!」
怒りながらもネイトの事を心配して目尻に涙を浮かべる瑠璃。その姿にやっと大婆も2人を置き去りにしてしまっている事に気付き、事の詳細を2人に話した。
「まずそちらの御仁が昨夜お飲みになられた茶ですが、あれは海神様をその身に降ろす為の物ですじゃ。と言っても、普通は気持ちが昂り愛する者と激しく愛し合う程度の効果しかありませんがの」
つまり本来であれば、ネイトは彼自身の予想通り発情して瑠璃に襲い掛かっていた筈なのだ。とは言えそれだけであればまだ理解できる。外界と隔絶された空間の中で、子孫を絶やさず部族を反映させる為の知恵の一つであったのだろう。
分からないのはネイトは発情することなく、それどころか異形の姿へとなってしまった事。何故こんな事になってしまったのかと言えば、それもあの茶が関係しているらしい。
「あれはこの島で栽培されている特殊な茶葉を使っておりましてな。本当に極稀な話ですが、肉体が変異する事があるのですじゃ。それは海神様が宿られた証この島の者達にとってはとても名誉な事なのでございます」
だからさっきから部族の者達は例外なく拝んでいるのか。差し詰め今ここに居るネイトは、この島の守り神の様な存在が宿った状態なのだろう。それは確かに、彼らからすればありがたくめでたい事なのかもしれない。
だが実際に変異したのはこの島とは無縁の人間である。島民であればこのまま一生現人神か御神体として崇められるのだろうが、この島に骨を埋める気のないネイトはそんなの御免だった。瑠璃だって嫌だ。
「ねぇ、おめでたいのはいいけど、ネイトはちゃんと元に戻るの? 一生このままなんて冗談じゃないんだけど?」
ネイトも瑠璃と同じ考えなのか、全身の触手をワナワナと震わせている。そんな2人の姿に、大婆は安心させるように笑いながら答えてくれた。
「ご安心くだされ。この状態はそう長くは続きません。長くても明日の朝、朝日が昇る頃には元に戻っている筈ですじゃ」
そう言うと大婆は両手を広げて部族の者達に告げた。
「さぁ皆の者ッ! 今宵の儀式は盛大に行うぞッ! 降臨された海神様を皆で迎えるのじゃッ!」
大婆の言葉に部族の者達が歓声を上げた。瑠璃はネイトが元に戻ると聞いてとりあえず安心しつつ、周囲の騒ぎに圧倒されて思わずヒヤリとした触感の異形と化したネイトに寄り添ったのだった。
***
その後、異形と化したネイトは部族の者達によりVIP扱いを受ける事となった。島の泉で数人の部族の女性により身を清められ、集落の中央の広場に誂えられた舞台の上に連れていかれそこでこれ以上ない程の歓待を受ける。まるで王様になったような扱いは人間の姿のままであれば悪い気はしなかっただろうが、体が異形と化した今ではあまりその気持ちも半減だ。嫌と言う訳ではないのだが、心から楽しめない。
何より瑠璃が居ない事がネイトは落ち着かなかった。儀式は夜が本番であり、ネイトのパートナーである瑠璃もそれに合わせて色々と準備する必要があると言う事で引き離されたのだ。別に邪推する訳ではないが、今のこの状態で瑠璃が居ないと言う状況は落ち着かない。
そうこうしていると、日が沈み空が赤と青、黒のコントラストで彩られ徐々に星が瞬き始める。それに合わせて部族の熱気も高まり、ネイトが居る舞台の周りでは部族の者達が神への感謝と祈りを表す踊りを踊っていた。
ネイトがそれをぼんやりと眺めていると、簡単な楽器で奏でられる音楽が徐々に盛り上がってきた。そして部族の熱気が最高潮に高まると、徐にネイトの前で部族の者達が左右に分かれて道を開けた。
その道の上を瑠璃がネイトに向けて歩いて来る。向かってくる瑠璃の姿に、異形と化しながらもネイトは息を飲み思わず身を乗り出した。
「え、えっと……どうかな?」
部族の女性に連れられてネイトの前へと立った瑠璃の姿は、この部族の巫女であり踊り子の姿となっていた。明確に体を隠しているのは胸と股間の部分だけであり、その部分も薄い布地のビキニ水着の様であり、凝った模様が刺繍されている。さらに腰には向こうが透けて見えるヒラヒラした布を巻き、両腕も同じ素材の布が巻かれ腕を上げると布が翼のように広がった。
その姿の瑠璃は普段は勿論、彼女の魅力が如実に表れる水着姿とはまた違う魅力に溢れていた。手足に金属製の装飾を身に着けた彼女の姿は、巫女や踊り子と言うよりも海の女神と言われても違和感が無い。実際部族の者達も今の瑠璃の姿に見惚れている者が何人もいた。
ネイトはそんな彼女に舞台の上から触手を伸ばし、優しく巻き付け持ち上げた。
「あ……」
部族の夫婦やカップルが見守る中、ネイトの触手が扇情的な姿の瑠璃の体を弄り始める。
「う、ぁ……♡ あ、あん……♡ うぁっ♡」
触手からは透明な粘液が分泌されており、瑠璃の体は触手に撫でられる度に粘液で濡れオイルを塗られた様に松明の光を反射する。扇情的な姿をした瑠璃が粘液で塗れ松明の光を反射する姿はそれだけで淫らであり、それでいて瑠璃の美しさを際立たせ単純に淫らと言うよりも神秘的な淫らさを感じさせた。
普段水着姿の瑠璃と交わる事はあっても、こんな姿の瑠璃と交わる事は無いのでネイトの触手の動きは次第に激しくなっていく。無数の触手が瑠璃の肢体を余すところなく撫で回し粘液を塗りたくり、それだけでは収まらず触手は瑠璃の巨乳に巻き付き服の上から揉みしだく。
「あぁっ♡ あんっ♡ ぁ、ぁぁ……♡ ね、ネイト……♡ んんっ♡ ネイトォ……♡」
触手は激しく瑠璃の体を弄ぶ。胸元の布はズラされ飛び出る様に姿を晒した乳房を触手が嬲り、先端の乳首が触手の先端で弾かれ舐める様に撫でられる。下半身もまたしっかり触手に嬲られ、ヤドリギが木の枝に巻き付く様に触手が瑠璃の美脚に巻き付き、股の間に入り込んだ触手が布の上から膣口を擦った。
「あぁっ♡ あっ♡ んぁっ♡ そ、そこぉ……♡ だ、だめぇ……♡ あ、あんっ♡」
触手に体を弄られ嬲られる等、本来であれば嫌悪感しかない体験だろう。だが相手がネイトだと分かっているからか、瑠璃はネイトの触手を受け入れされるがままに触手に嬲られる。寧ろ普段彼が人間の姿では得られない全身を同時に嬲られる快楽に身を委ね、股間を触手が擦る感触に瑠璃の口からは絶えず嬌声が零れ触手の動きに合わせて腰が前後に動く。
瑠璃が乱れる姿を部族の夫婦やカップルも固唾を飲んでみている。乱れる瑠璃の姿は、淫らにして美しく、見ているだけで彼ら彼女らも自分の性欲が高まって来るのを感じた。
下から部族の者達が見ている前で、瑠璃は触手が数本顔に近付いてきているのに気付く。先端からは精液か粘液か分からない液体が垂れている。それを見た瑠璃は、迷わず数本の触手の内2本をそれぞれ両手で掴んで扱きながら別の1本を口に咥えてしゃぶり始めた。
「あむ♡ んむぅ♡ じゅるる♡ レロレロ♡ あ、はぁ……♡ んぁ、はむ♡ んんっ♡ レロォ♡」
一頻り目の前の触手をしゃぶり丹念に舌を絡ると、瑠璃はその触手から一度口を離し右手で扱いている触手に標的を変えた。まるで複数人の男の肉棒を順番にしゃぶり奉仕する様に、瑠璃は触手をとっかえひっかえしゃぶっては次に移るを繰り返す。全身を弄られ喘ぎながら肉棒を次々しゃぶる姿は恐ろしい程に淫らであり、美しさと淫らさが同居する彼女の姿からネイトだけでなく部族の男女も目が離せなくなっていた。
彼女の淫らな姿にネイトも興奮し、彼女が奉仕している触手が口の中や彼女の全身に精液を吐き出し彼女の体を白く染め上げる。
「んむぅぅぅぅぅぅっ♡ んっ♡ んんっ♡ んく、んく……♡ ん、んんんんんんんっ♡」
口の端から精液を溢しながら、射精された精液を飲み干す瑠璃。すると精液に媚薬的な効果があったのか、精液を飲んだ瞬間全身の感度が大幅に上がり全身が熱くなる。
「んんっ♡ んぁぁ……♡ あ、熱い……♡ 体、熱い……♡ ネイトォ♡ もっと、欲しい♡ ネイトのおチンチン、せーえき、もっと欲しいのぉ♡」
淫らに求めてくる瑠璃の声に応える様に、ネイトの触手が遂に瑠璃の濡れぼそった膣内に挿入された。彼が人間の姿の時に持つ肉棒に匹敵する太さ硬さの触手が、一気に瑠璃の膣奥までを突いた。
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡」
触手が膣奥を突くと、それまでの愛撫で性欲と感度が高まっていた瑠璃はそれだけで絶頂してしまった。触手に持ち上げられたまま空中で絶頂し、背筋を弓なりに反らせながら腰をビクビクと痙攣させ噴き出した潮が雨の様に降り注ぐ。
絶頂した瑠璃に構わずネイトは触手で何度も瑠璃の膣奥を突き膣内を穿った。グチュグチュと音を立てて触手が膣内で蠢く度に、瑠璃の口からは叫び声の様な嬌声が飛び出した。
「んくぁぁぁぁぁっ♡ お、奥ッ♡ 奥、当たってぇ……♡」
触手が膣奥を何度もノックする度に瑠璃の体はガクガクと揺れ、それに合わせて彼女の巨乳が大きく揺れる。その揺れる乳房も触手で嬲られ、先端の乳首をブラシの様な触手が撫で回す。細かいブラシの様な触手が固くなって敏感になった乳首を撫で回す快楽に、瑠璃は更に激しく喘ぎ舌を突き出しながら快楽に悦んだ。
「あんっ♡ あぁっ♡ はぁんっ♡ あはぁぁっ♡ うはぁっ♡ あ、そこっ♡ 奥、もっとぉ♡」
最初仰向けになって横抱きのような形で持ち上げられていた瑠璃は、気付けば体の向きが返られ触手で体を支えられた状態で直立するような形で下から突き上げられていた。自身の体重と触手の下からの突き上げが加わり、快楽のあまり瑠璃は突き上げられる度に軽く絶頂し膣口からは何度も潮を噴いていた。
「あくっ♡ んぁぁっ♡ は、激しッ♡」
触手が下から突き上げる度に下腹に触手の形が浮き上がる。それほどの勢いで突き上げられているにも拘らず、瑠璃の顔には微塵も嫌悪や苦痛はなくただ快楽に喘ぐ1人の女がそこに居た。
「んんっ♡ んぁっ♡ あはぁっ♡ 凄い、気持ちイイ♡ そこ♡ ネイト、もっと♡ もっと突いてっ♡ イクッ♡ 私、イキそう♡ んぁぁっ♡ もっと激しく♡ 激しく突いてぇッ♡ そこ、気持ちイイのぉ♡ あむ♡ じゅるる♡ じゅぽじゅぽ♡ んはぁ♡」
媚薬精液の効果で全身が燃える様に熱くなった瑠璃を、ネイトの触手が下から激しく突き上げる。突き上げて持ち上げられた瑠璃の体が、落下するのに合わせて下から再び突き上げる動きはまるで彼女の体を触手で貫こうとしているかのようだ。
「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッ♡ ぁ゛ぁ゛っ♡ しゅご、あ゛ッ♡ おぐっ♡ お゛ぐッ、激しいッ♡ ひぎゅぅぅぅっ♡」
その暴力的な快楽に瑠璃は媚薬精液の効果もあって何度も絶頂し、気付けば瑠璃は絶えず絶頂し続け膣口からは何度も潮を噴く様になっていた。
「あぁっ♡ んぁぁっ♡ あっ♡ しゅごいっ♡ しゅごいのぉっ♡ もう、わたし、ずっとイってる♡ イクのとまらにゃい♡ あはっ♡ あははっ♡ しゅごい、きもちいいの、いっぱい♡ もっと♡ もっと、もっとぉ♡」
「あっ♡ あっ、あっ、あっ、あっ♡ イクイクッ♡ イクッ♡ イクゥゥゥゥゥッ♡」
「んぁぁっ♡ もがっ♡ もごっ♡ むぐぅぅぅぅっ♡ んっ♡ ん、ん、ん、ん、ん、んんんんんんん♡」
瑠璃の全身を余すことなく触手が嬲り、何本もの触手が捩じ込まれた膣は無数の触手に穿られ愛液が垂れ流しになり下腹部は膣内で蠢く触手の形が浮き上がる程であった。
一見すると凌辱とも見紛うような光景。しかし当の瑠璃本人は只管に悦び、絶頂する度に叫び声の様な嬌声を張り上げその美声が島中に響き渡る。
そんな中で、遂に膣内に挿入されている触手にも射精の時が来た。震えながら膨らむ触手の感触に、瑠璃も彼が膣内に射精されるのを察して淫らに彼を求めた。
「あっ♡ あっ♡ ネイト、あんっ♡ せーえき、出すの? わたしの中、出すのね♡ いいよ、出して♡ いっぱい、出してッ♡ 私の中、ネイトでいっぱいにしてぇ♡」
今までで一番の絶頂の瞬間が訪れるのを察して、瑠璃の膣が触手をギュッと締め付ける。膣内に挿入されている触手が締め付けられ、その瞬間限界に達し彼女の膣内に射精した。濁流の様な射精は瑠璃の腹を妊婦と見紛う程の大きさまでふくらまし、その圧迫感と精液が子宮の中を満たして腹を膨らませる感覚に、瑠璃はこの日一番の絶頂に背筋を仰け反らせて汗をはじめ様々な体液を月明りの下に飛び散らせた。
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡ イグイグッ♡ イグイグイグイグッ♡ イグゥゥゥゥゥゥゥッ♡♡」
月明りの下で激しく絶頂する瑠璃の姿は淫らでありながら美しく、まるで一枚の絵画の様な感動を見ている部族の者達に与えた。その感動は昂りへと繋がっていく。
「あっ……♡ あ、あ……♡ ぁぁ、ぁ……♡」
部族の者達の視線を受けながら、激しい射精と絶頂に放心する瑠璃はネイトに持ち上げられたまま体をビクビクと痙攣させる。ネイトはそんな彼女をゆっくりと下に降ろし、膣に挿入され栓になっている触手を引き抜いた。
その瞬間、お腹を膨らませる程に彼女の中を満たしていた精液が勢いよく噴き出した。
「んお゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ッ♡」
逆流する精液の感触にも快楽を感じ、ネイトに地面の上で抱えられながら腰を持ち上げビクビクと体を震わせる瑠璃。
するとそれを合図に、周囲の夫婦やカップルがまるで瑠璃とネイトの後に続く様に激しく愛し合い始めた。
瞬く間に儀式の場は夫婦やカップルが激しく愛し合う場と化した。部族の者達は瑠璃とネイトの愛し合う姿に触発され、自分達も愛し合いあわよくば強い子を孕もうと女性は特に躍起になって愛する者の精液を欲した。
「もっと♡ もっと出してぇッ♡」
「海神様の前で愛されるなんてっ♡」
「あっ♡ あ、あっ♡ そこっ♡ イクゥゥゥッ♡」
瞬く間に女性の嬌声が響き渡る儀式の場。その姿に中てられ、ネイトは再び触手を瑠璃に巻き付け持ち上げた。無数の触手が瑠璃に巻き付き、その姿は触手で瑠璃がネイトの体に取り込まれている様であった。
その気配に、瑠璃は淫靡な笑みを浮かべる。
「あ……あは♡ キてぇ♡ もっと……♡」
瑠璃の答えにネイトは自らの触手を総動員して瑠璃の事を愛し始める。瑠璃の体が触手でネイトに取り込まれた様に彼女の全身を触手が嬲り、膣にも口にも触手が捩じ込まれ、突き上げられる度に大きく揺れる巨乳は触手が巻き付き撫でられ揉みしだかれ、乳首はブラシの様な触手で撫でられ吸い上げられる。
「んぐっ♡ もごっ♡ んっ♡ むぅぅぅっ♡ むがっ♡ はひゅっ♡ ぷはっ♡ あ、あ、あ、あっ♡ そこっ♡ あっ♡ もっと、奥♡ 奥、一杯突いてぇッ♡」
「れろ♡ じゅるる♡ あはぁ♡ イイッ♡ 気持ちイイ♡」
「あぁぁっ♡ 出してッ♡ もっと、一杯出してッ♡」
「あっ♡ これ、凄いっ♡ 凄いのぉッ♡ これ♡ 私、おかしくなるっ♡ あぁ、壊れるっ♡ 壊れちゃうぅぅッ♡」
「イグッ♡ イグイグイグッ♡ またイグッ♡ イグの止まらないっ♡ 止まらないのぉッ♡」
「気持ちイイ気持ちイイ気持ちイイッ♡ 気持ちいッ♡ イクッ♡ 触手に撫でられて、一杯射精されてイくぅぅぅぅぅぅぅぅっ♡」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡」
その後も、儀式の場では瑠璃を始めとした女性達の嬌声が夜通し響き渡るのだった。
そして、翌日…………
淫らな儀式が行われた場所で、瑠璃は顔に差す朝日の光で目を覚ました。
「……ん、んん……」
目が覚めてまず最初に瑠璃が感じたのは、体を動かすのも億劫な程の気怠さであった。その原因は、昨夜異形と化したネイトの触手で散々に犯されたからに他ならない。普通の人間では絶対に出来ない全身の性感帯を余すことなく嬲り続ける行為は、瑠璃の体力を根こそぎ持って行った。もう暫くはこうして惰眠を貪っていたい。
「ん?」
そこで瑠璃はふと顔を上げると、自分の隣で元の姿に戻ったネイトが寝ているのを見た。いや、彼だけではない。見渡せば周囲には自分と同じように衣服を淫らに肌けさせて胸や膣を曝け出して眠っている女性と、そんな女性と抱き合って寝ている男性達。かく言う自分もネイトに抱かれており、彼の手足が触手の様に瑠璃の四肢に絡みつき動く事が出来ない。
どちらにせよ動けない事に、瑠璃は観念したようにネイトに身を委ねた。少し体を身動ぎさせると、昨夜溢れるほど出された精液が膣からゴポッと音を立てて零れ落ちる。
その感触に僅かに身を震わせながら、瑠璃は昨夜の出来事に思いを馳せる。
(結局、あの海神って一体何だったのかな……?)
その昔、ムー大陸人が生み出したディーパーの中に突然変異の様に知能が高い個体が現れた。その個体は人知れず大陸を逃れると、大海原を彷徨った挙句この島へと漂着。元々この島で生活していた人々は、異形のディーパーを快く迎え入れてくれた。元々ディーパーとしての本能が希薄だったその古代ディーパーは、古代の島民達の優しさに報いる様に守護・共存の形で暮らしていく。
時が経ちディーパーとしても寿命を終えた古代ディーパーは、この島全体に溶けこむ形で最期を迎えこの島の一部となった。
つまり、ディーパーがこの島の一部となったのだ。その結果、島全体がディーパーの因子を持つ事となり、ネイトが飲んだお茶はこの島で採れた様々な果実を濃縮したものであり、子授けの儀式の際に飲まれるものとなっていた。
そんな背景を瑠璃達は知る事無く、恥部を露出させた姿で朝日に照らされながら愛する者の温もりに包まれて微睡の中へと沈んでいくのだった。
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