今回はリクエストより、「弦二の店で助けてくれた従業員にお礼のセックス」となります。
一応純愛でありまたNTRと言う内容ではありませんが、瑠璃がネイト以外の男と交わるのでそう言うのが苦手な方はご注意ください。
休日の瑠璃の行動は大きく分けて3つ。
一つは海に出てのダイビング。二つ目が家に籠っての酒盛りだ。この二つは一日の内で続けて行われる場合もある。
そして三つ目は、カジノの梯子である。この街に辿り着いて少ししてから、ディーラーとしての手腕などを学ぶ目的もあって主だったカジノを荒して回った事も今となっては懐かしい。
この日瑠璃は、その三つ目の休日の潰し方を満喫していた。
「はい、ロイヤルストレートフラシュ。私の勝ちね」
適当に入ったカジノのカードゲームコーナーで、瑠璃はポーカーを楽しんでいた。同じテーブルにはディーラーの他に2人ほど挑戦者が居たが、瑠璃はぶっちぎりで勝ち続けていた。イカサマなど使っていない。今日はツキが回っているのか、良いカードばかりが入って来たのだ。
カジノ側もイカサマを疑ってか瑠璃の後ろに監視を付けていたが、彼女がイカサマでも何でもなく本気で運が向いているだけだと知り項垂れていた。
流石にこれ以上勝ち続けては店にも悪いと、瑠璃は勝負を切り上げて店を後にしようとした。そんな彼女に、聞き覚えのある声が掛けられた。
「あれ? あ! もしかして大梅さん!?」
「え? あ、あなた……!」
そこに居たのは、以前瑠璃が無理矢理ヘブンズゲートに身請けされた際に彼女を気にかけてくれた名も知らぬ従業員だった。無理矢理あの店で働かされた彼女を手助けしてくれていたので、覚えていた。
そう言えば彼はネイト達が助けに来た際にも協力してくれていたと言う事を思い出した。
「久し振りね。元気にしてた?」
「はい、おかげさまで……」
ヘブンズゲートは悪徳カジノとして知られていたので、その横暴さに迷惑していた店も多い。しかし金と暴力に物を言わせて周囲を黙らせる弦二のやり方により、周囲の店も何も言えなかったのだ。
その横暴さは彼の様な従業員にも及び、労働環境は最悪だったとか。あそこに比べれば、この真っ当なカジノは天国の様なところだろう。どちらが
あの後色々あって簡単に感謝する事しか出来なかったので、瑠璃はあの時の礼も含めてもう少し彼と話したいと思った。
「ねぇ、今日この後時間空いてるかしら?」
「今日、ですか? はい、仕事終われば……」
「それじゃ、このメモの店で待ってるから」
瑠璃はそう言ってその従業員の制服の胸ポケットにメモを捩じ込むと、笑みと共に小さく投げキッスをして店を後にした。
妖艶な彼女の雰囲気に、従業員は暫し呆然としていたが他の従業員に声を掛けられ我に返ると仕事に戻るのだった。
その日の夜、瑠璃は1人FUJINOとは違う店で飲んでいた。鉄平やネイト達には今夜は違う店で飲んでくると告げている。店は瑠璃の他に客が殆ど居ない。そう言う店を選んでいるからだ。
これからの事は、あまり他人に見られたい物ではない。
そんな事を考えながら、既に3杯目になるウィスキーの入ったグラスを傾けていると店のドアベルが鳴った。時計を見れば約束していた時間。顔だけをドアの方に向けると、そこにはあの従業員が私服姿で入って来ていた。
一足先に彼の来店に気付いた瑠璃が手を振ると、彼ははにかんだような笑みを返して近寄って来た。
「大梅さん!」
「いらっしゃい。まぁ座って」
瑠璃に促されて隣に座ると、その彼の前に店のマスターが氷の入ったグラスを置き瑠璃が飲んでいるのと同じ銘柄の酒を注いだ。
「ま、まずはこれで再開を祝して乾杯しましょう。あ、今更だけどお酒大丈夫?」
「は、はい! 大丈夫です!」
瑠璃に問われ、彼は緊張した様子で返した。
今の瑠璃は以前無理矢理働かされていた時に着ていたバニースーツとは違う。至って普通のブラウスとジーンズの組み合わせだ。特に色気を意識した服装ではない筈なのだが、妙な色気を感じる。それはきっと既に酔いが回って瑠璃の顔に赤みが差していると言うだけの話ではないだろう。
嫌々働いていた時には見せた事の無い妖艶さを感じさせる瑠璃の姿に、彼は股間に熱が集まるのを感じゴクリと喉を鳴らした。
彼が欲情しつつあるのを察したからか、瑠璃は笑みを深めつつその事には触れないでグラスを掲げた。
「それじゃ、はい……乾杯!」
瑠璃と彼は互いの持つグラスを軽くぶつけ合わせ、軽く乾杯するとグラスの中の酒を口の中に流し込む。強い酒精が口の中と喉を焼く感触に酔いしれ、2人は口から酒精の混じった息を吐く。
「ん、ん……はぁ~、ふふっ。良い飲みっぷりね?」
「えぇ、まぁ。家でもそれなりに飲みますから」
感心したような瑠璃の言葉に答えはするが、正直今の彼はそれどころではなかった。とにかく瑠璃から感じる色香が半端ではないのだ。まるで彼を誘っているかのような瑠璃の様子に、理性を保つだけで精一杯であった。
彼が己の理性と戦っているのに気付いたからか、瑠璃は敢えて彼の劣情を煽る様な仕草をした。
「この間は、ありがとうね。あなたのお陰で助かったわ」
そう言って瑠璃は彼の方に寄りかかった。その瞬間瑠璃の放つ牝の匂いが彼の鼻腔を突き理性を削り取る。
あと一押し……そう感じ取った瑠璃は、トドメとなる様な一言を彼に告げた。
「あなたもこの街の人間だから知ってるだろうけど……この近く、ホテルあるのよね」
「え……」
「お礼……させてくれない?」
そのお礼がどのような意味を持つのか、分からないほど彼も子供ではない。
そして上目遣いになりながら妖艶に見つめてくる、瑠璃の色香にそれ以上抗えるほど彼の精神は我慢強くも無かった。
気付いた時、彼は既に近くのホテル……それも、恋人などが一夜を過ごす為のラブホテルの一室で瑠璃と対面していた。
瑠璃は既にブラウスとジーンズを脱いでおり、黒い下着姿でベッドの上に腰掛けた彼の前に佇んでいた。
豊満で起伏に富んだ瑠璃の肢体が黒い下着だけに包まれている姿に、彼は興奮を抑えきれない。
「ウフフ……そう言えば前に、私があの店で働いてた時……うっかり胸見せちゃったことあったわね」
「あ! いや、あれは……」
あれはそう、瑠璃が弦二の店に連れていかれてすぐの頃。あまり着慣れないバニースーツに豊満な胸が納まりきらず、零れる様に下着に包まれた胸が曝け出されてしまった事があった。その時瑠璃の目の前に居たのが彼であり、目の前で突然(下着に包まれていたとはいえ)瑠璃の胸を直に見てしまった事で、彼は軽くパニックを起こしてしまった。
尤も当の瑠璃はその程度で狼狽える様な事も無く、その場で胸をバニースーツの中に改めて納めると一度更衣室に戻って着直してから戻ると言う胆力を見せたのだが。
一瞬の出来事だったが、あの時の鮮明な様子は今でも彼の脳裏に焼き付いていた。
「あの時は一瞬見るだけだったけどさ、今なら触り放題よ?」
そう言って瑠璃は胸を自分の手で寄せて上げて、ただでさえ豊満な胸をさらにアピールしながら彼に見せつけた。そんな風にされて、黙っていられるほど彼の理性にはもう余裕は無い。
まるで手だけが引き寄せられるように瑠璃の胸に伸びると、そのまま黒いブラジャー越しに瑠璃の胸を鷲掴んだ。
「んんっ♡」
「うわ……! すご……!」
見ただけで分かる事だが、瑠璃の胸は大きさに見合うだけの張りと柔らかさを持っていた。決して下品な大きさではなく、瑠璃の身長に見合うだけの大きさの胸は程良い弾力と張り、滑らかさを持っており、下着越しだと言うのに極上の揉み心地だった。肉まんの様に温かく、しっとりと肌に吸い付くようで、それでいて指が沈むほど柔らかいのに力を抜くとしっかりと押し返してくる。もうこの胸だけで十分に楽しめそうだ。
彼は気付けば夢中になって瑠璃の胸を下着越しに揉みしだいていた。
「んんっ♡ あんっ♡ んふ、そんなに胸ばっかり……♡」
「あっ! ご、ごめんなさいッ!?」
「いいのよ。それに、こっちもこんなになってるしね♡」
瑠璃が視線を下に向ければ、そこでは彼の股間が逸物により押し上げられてテントを作っていた。彼自身も何時の間にか自分の息子がズボンに押さえつけられて痛い位勃起している事に気付かず、瑠璃の視線を追って自分の股間を見て驚いた。今までの人生で、ここまで勃起した事など無かったのだ。
「うわっ!? あの、これは……」
「うふふ……♡」
「あっ!?」
己の醜態を見られてしまった言い訳を口にしようとしている彼に構わず、瑠璃は彼のズボンに手を掛けるとそれを下着ごと一気にズリ下ろした。するとその瞬間、押さえ付けられていた逸物が束縛から解き放たれて勢いよく屹立した。
「あぁ……♡」
彼の見た目にそぐわぬ、赤黒くカチカチに勃起したペニス。恋人であるネイトのそれに勝るとも劣らぬ立派な肉棒に、それから放たれる牡の匂いに瑠璃は頬を赤く染めた。膣内が疼き、愛液が滲み出るのを感じる。
「すっかり準備万端ね。それじゃ…………あむ♡」
「ッ!!」
瑠璃は予告なしで彼のペニスを口に含み、同時にブラジャーを外して豊満な胸で包み込んだ。手で触る時とは違う、温かく柔らかな胸が己の分身を優しく包み込む感触と、先端で先走り汁を滲ませる亀頭に感じる瑠璃の口内と舌の感触に彼は言葉も失い迸る快楽に身を震わせていた。
「んん♡ じゅるる♡ れろれろ♡ ピチャ、ん……んん♡」
巨根と言って差し支えない肉棒を口に含みながら胸で奉仕するのは大変なのか、瑠璃の口から時折苦しそうな声が漏れる。しかし彼女は彼への奉仕を止めず、胸と口を使って彼のペニスを満足させようとしていた。
並の男性である彼が、その快楽に抗える筈もなく…………
「あぁ、大梅さん! 俺、もうダメです! で、出るぅっ!!」
限界に達し、肉棒の先端から濃く粘っこい白濁液が吐き出された。瑠璃はそれを口で受け止め、喉に絡まる精液を唾液と混ぜながら何とか飲み下した。
「んんっ♡! んぶっ♡ ん……んく、んく……くちゅくちゅ。んぐっ♡ んっ♡ んっ♡…………はぁっ!」
たっぷり時間をかけて、瑠璃は彼の精液を全て飲み干した。ご丁寧に尿道に残った精液もしっかり吸出し、飲み残しが無いようにと言う徹底ぶり。
瑠璃程の美人が、自分の精液を頑張って飲み干してくれたと言う事実に彼は得も言われぬ高揚感を感じずにはいられなかった。
「はぁ、はぁ、はぁ……!」
興奮冷めやらぬと言った様子の彼を前に、瑠璃はチロリと舌なめずりをするとブラジャーとショーツを脱ぎ去り壁に手をつき片手で膣を広げながら振り返る。
「まだまだ行けるでしょ? さ、どうぞ♡」
淫らに誘ってくる瑠璃に、彼の理性の糸が音を立てて切れた。
「大梅さんッ!」
「あん♡」
後ろから抱き着き、腰を掴んだ彼は瑠璃の膣に狙いを定めるとその太い肉棒を既に愛液でしっとり濡れた膣に捻じ込んだ。膣肉が押し広げられる感触に、瑠璃が背を弓なりに反らせて快楽に嬌声を上げる。
「んあぁぁぁぁぁぁっ♡! す、ご……♡ 太いぃ♡」
ネイトのそれには僅かに及ばないが、十分な大きさのペニスが膣内を抉り子宮口をノックする感触に瑠璃は早くも絶頂寸前にまで昂った。
以前店に瑠璃が居た時には見せた事の無い妖艶で淫らな姿に、彼は狂ったように腰を振った。
「くっ! はぁっ! あ、あぁっ!」
「んあっ♡! あんっ♡! んひっ♡! イイッ♡! イイわぁっ♡!」
瑠璃は知らない事だったが、彼はこれが初めての体験であった。今までロクに女性を抱いた事も無い彼は、瑠璃と言う極上の女性で童貞を捨て最高の快楽を感じていた。今まで生きてきた中でこんな快楽を感じた事は無く、彼はあっという間にその快楽に憑りつかれがっしり瑠璃の腰を掴み、肉棒で彼女の膣内を抉る様に腰を叩きつけた。
「アァァッ♡! んあぁぁぁっ♡! んぎ、あぁっ♡!」
喘ぎながら、立ちバックの姿勢で後ろから犯される瑠璃。快楽に頬を紅潮させ、舌を突き出し涎を垂らす。後ろから激しく突かれている関係で、大きく揺れる瑠璃の胸が時々背中越しにちらちらと見える。彼はそれを見ると、後ろから手を伸ばして腰を叩きつけながら揺れる胸を鷲掴みにして滅茶苦茶に揉みしだいた。
「あぁっ♡! んんっ♡! 胸、そんな乱暴にしちゃ、ダメェ♡!」
口ではそう言いつつも、胸を揉まれ乳首を摘ままれる度に瑠璃の膣は快楽に反応し彼のペニスをきゅうきゅうと締め付ける。頭ではなく体で、本能でそれを理解した彼は、そのまま瑠璃の胸を弄びながら一心不乱に腰を振り続けた。
テクニックも何もない、獣の様な交わり。しかしそんなセックスでも、瑠璃は快楽を感じ絶頂に達しようとしていた。
「あぁ、もうだめっ♡! 私、イクッ! イっちゃうッ!」
「大梅さん! も、もう、もう……!」
「あはっ♡ あなたもイクのね? いいわよ、膣内に一杯出しちゃって♡」
彼のペニスが先程よりも膨らんできている事に気付いた瑠璃は、彼も絶頂が近付いている事を察し射精を促す様に思いっきり膣肉を締め付けた。名器と言っても過言ではない瑠璃の膣肉に締めあげられ、彼のペニスは忽ち絶頂を迎え瑠璃の膣内に射精した。
「あぁぁーーーーッ!!」
勢いよく瑠璃の膣内に射精され、精液が子宮を満たしていく。熱い精液が子宮内部を嘗め回す感触に、瑠璃も限界を超え絶頂に達した。
「あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡♡!!」
体を弓なりに反らせ絶頂する瑠璃の後ろから彼が抱き着き、胸を強く掴んでくる。その痛みすら快楽に代わり、瑠璃は体をビクビクと痙攣させた。
一方瑠璃を後ろから犯していた彼は、絶頂の余韻が納まるとそのままずるりと崩れ落ちて床の上に倒れた。初めてのセックスで瑠璃と言う極上の女体を堪能してしまった為、体力の配分を間違えて力を使い果たしてしまったらしい。
彼が倒れたことでそのままペニスが抜け、栓をするものが無くなった事で瑠璃の膣からは彼が吐き出した精液が零れ落ちた。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
体力を使い果たした彼はそのまま意識を失い、心地よい眠りへと落ちていく。
瑠璃はそんな彼に寄り添うと、頬にそっと口付けをした。
「…………ん?」
気付いた時、彼は部屋のベッドの上に寝ていた。体を起き上がらせると、昨夜倒れてそのままだったのか生まれたままの姿をしている。ふと窓の方に目をやれば、カーテンの向こうが白く染まっている。どうやらあのまま眠って今は朝になってしまったらしい。
そこでふと気づいた。部屋を見渡しても瑠璃の姿が見当たらない。一足先に起きてシャワーでも浴びているのかとも思ったが、瑠璃は部屋の何処にもいなかった。
一瞬昨夜の事は酔って見た夢なのかとも思ったが、鮮明に思い出せる瑠璃の極上の肢体の快楽とまだ体に残る気怠さは、あれが夢ではなく現実なのだと訴えていた。
では瑠璃は何処に行ったのだろう。首を傾げていると、サイドテーブルに置かれたメモ用紙に何か書かれているのに気が付いた。
近付いてメモを取ると、そこには次のような事が書かれていた。
『この間は本当にありがとう。今回の事は、私からのささやかなお礼よ。こんな事でしかお礼出来ない、Hな私でゴメンね? それと、勘違いされちゃう前に言っておくけど、私はもう付き合ってる人がいるの。だから、もし今回の事であなたが私の事を好きになっちゃってもそれに応える事は出来ないわ。ごめんなさい。
あなたの純情を弄ぶような形になっちゃったけど、感謝してるのは本当よ。だからって訳じゃないけど、これからの人生で、あなたが理想のパートナーと出会える事を願ってるわ。
それじゃ、元気でね。
瑠璃より』
「大梅さん……」
メモに書かれた内容を最後まで読み、彼は少し肩を落とした。薄々予想はしていたが、やはり瑠璃には付き合っている男が居たのだ。もしまだ彼女が1人身なのであれば、思い切って告白してみようと思っていたのだが、その目論見は早々に崩れ去った。
だが思っていたほど悲しくはなかった。昨夜の一時で、思いっきり欲を吐き出したからだろうか。不思議と心がすっきりとしている。
瑠璃との関係がこれっきりと言うのは残念だが、何時までもうじうじしていても仕方ないと彼は立ち上がり、シャワーを浴びて身形を整えるとホテルを後にした。
昨夜の事は、心の奥の大切な思い出として処理し、未来へと進む。
それから数日後、彼は今働いている店を止めて海都から旅立つのだが、それはまた別の話。
ホテルを出て歩き去る彼の背を、彼からは死角になる場所から見ていた瑠璃は優しく見つめていた。
「……じゃあね」
そう言って瑠璃は彼の背に投げキッスをすると、踵を返して店へと帰る。
その道中、今回の事の詫びと言う訳では無いが、ネイトには思いっきりサービスしてやろうと心に誓うのだった。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
執筆の糧となりますので、感想評価その他よろしくお願いします!
次回の更新もお楽しみに!それでは。