五つ子が全員オレの肉便器www #悪魔のアプリ#洗脳ハーレム 作:a-su
冬の夕方、映画スタジオの専用リハーサルルームは、聖域のような静寂に包まれていた。足音を抑える木製の床は台詞の声を明瞭にするもの。片側の壁に配置された大きなミラーは、自分の表情や動きを確認するためのものだ。
「ふーっ……」
一花が部屋の真ん中に立つと、彼女だけが切り取られたかのように浮き上がって見えた。Tシャツとスパッツの簡素な服装でも、真っ直ぐな立ち姿は空気に緊張感を生む。その目には、青い情熱が燃え上がっていた。
(けけっ。私は女優、監督に私の魅力を伝えられるなら、なんだってする……ってところかね)
しかし、壁に寄り掛かり彼女を見つめるカミナにとって、心情などはそれほど重要ではない。それはまるでステーキにふりかけるブラックペッパーのようなものだ。ちょっとした味付け程度の重要性しかない。
本当に価値があるのは、まず顔だ。顔立ちは庭園に整然と配置された花々のように美しい。青い瞳はきらきらと輝き、長いまつ毛は目を引く。小さな花びらのような唇は可憐で愛らしく、どんな言葉でも語るだけで耳に心地よいだろう。
肌もいい。ミルクが煮詰められたような自然な色合い。若さが生み出す自然な光沢がある。活発そうなショートヘアから見えるうなじは、大人への変わり目を感じさせる。少し赤みがさした肌が、どこか背徳的なのだ。
そして何より、カラダだ。
くびれたウエストから大胆に広がるヒップのラインが素晴らしい。スパッツの上からでもはっきりと分かるほどのふくよかさは、男を虜にする武器だろう。それでいて上向きに張った曲線美は、女らしさの象徴と言っていい。
それはバストも例外ではない。白いポリエステル生地を下から支える膨らみは、豊満さと優美さを同時に具現化している。自信に満ちた姿勢によって突き出された二つの果実は、柔らかさと弾力を同時に誇示しているかのようだ。
(Tシャツにピンクのブラが透けてるぜ? わかってやってるのかね?)
カミナの視線に気付いたのか、一花の頬にさっと赤みがさす。しかしそれも一瞬のことで、すぐにカミナの方へと歩き始めた。ほんのり漂うシトラス系の香水が、少女の清潔感を強調するようだ。
「さ、監督? 早く、台本をください」
「くくくっ、そう急かすなよ」
一花は自信溢れる態度で右手を差し出し、さあ台本を渡せと言わんばかりに手のひらを広げてみせる。彼女はこれからカミナが書いた台本を読み、演じ、まるで宝石を見せつけるように自身の輝きを放つつもりだ。
もっとも、それもカミナの罠だ。つぼみから開花し、今まさに白い花を開こうとしている美少女──その花芯から甘い蜜を吸い取り、カラカラに乾いた押し花にして、手元において死ぬまで楽しむための……。
「それじゃあ始めるぞ……タイトルは『ままごとの約束』だ」
◆◆◆
七歳の元気な少年カミナは、自分が遊び場とする公園で、五歳の少女一花と出会う。二人の出会いは偶然だが、一花の無邪気な笑顔とカミナの大胆な行動力がすぐに結びつき、深い友情が芽生えた。
『これが僕の王国だ!』
滑り台の上を山頂に見立て、自分の王国を見下ろすように公園を見下ろしている少年は、まさに王者と呼ぶにふさわしい貫禄があった。幼いながらもカリスマ性を感じさせる横顔に、周りの子供たちも羨望の眼差しを向けている。
その中に、幼い一花の姿もあった。まっすぐな瞳、小さな笑顔を携え、誰よりも熱を込めた視線で彼を見つめている。段ボールの剣を携えた王を、本物の勇者を見るような憧れのまなざしで見つめているのだ。
『うわぁ……すごいなぁ、カミナちゃん……』
一花は感動していた。カミナのもつ不思議な魅力にすっかり心を奪われてしまったのだ。自分もカミナのようになりたい、カミナと一緒に遊んだり冒険したりしたい、カミナの隣に並び立ちたい──そんな気持ちが次から次へと溢れ出してくる。
『僕たちは今から王と王妃だ! この滑り台は僕たちの城だよ!』
果たして、カミナは大勢の中から一花を見いだしてくれた。一花を滑り台の上に誘い、友達になることを申し出てくれたのだ。
それから二人は、毎日のように一緒に遊ぶようになった。二人だけの秘密基地を作ったり、近所の駄菓子屋でお菓子を買ったり、ゲームセンターに行ったり……。ときには喧嘩をして、仲直りのために時間をかけた。
一花は楽しかった。今までの人生で一番楽しいと思える日々だった。
◆◆◆
「……あ、あれ?」
「どうした一花」
カミナは……七歳ではなく、二十歳のカミナは、ニタニタと笑いながら問いかける。一花の瞳は重たい雲が空を覆いつくすかのように暗く沈んでいた。大げさに言うなら、黒眼と白眼がぐるぐると渦を巻いているように見えるのだ。
「わ、わかんない……私……たち、昔、会ったことある、よね……?」
十八歳の一花は、虚ろな瞳でぶつぶつと呟く。その表情には恐怖と焦燥が見て取れた。無理もない、一花は今、記憶の一部を書き換えられているのだから。
(いいぞ~、順調に『台本の世界』へ入り始めてんな)
『ままごとの約束』は、〈悪魔のアプリ〉が生み出した台本だ。読めば描かれた物語の世界へと引きずり込まれ、自身が演じた役と少しずつ入れ替わってしまう。その力は、読む者の演技力が高ければ高いほど、より強烈に作用するのだ。
つまり、これは一花の心と記憶をいいように書き換えようという企みだ。それも、彼女の女優になりたいという夢を利用し、彼女自身の力で、自分の人格を捻じ曲げてもらおうという魂胆である。
「……うんっ! そうだよねっ、私たち友達だったよね!?」
「そうだったか?」
「え……そ、そうだよ、多分……あ、あれ、違っ……えっと、たしか……一緒に遊んでて……」
「ほら、続けるぞ。しっかりしろって」
「う、うんっ、ごめん! 頑張るねっ、カミナちゃん!」
「……けけっ。は は は」
◆◆◆
やがて春が訪れ、二人が出会ってから一年が経つ頃──カミナの家族が転居を決め、一花とも別れなければならなくなったとき、一花はカミナに言った。
『ずっと一緒にいたい。私、カミナちゃんと離れたくないよぉ……うぅ……ぐすっ……やだ……いやだぁ……っ』
涙をこらえて必死に懇願する一花に、カミナは言った。
『大丈夫、僕に任せて。約束しよう、またいつか会えるって……そうだ、最後におままごとで遊ぼう』
滑り台の城に登り、カミナが手を差し出す。
『ほら、おきさきさま……お手をどうぞ?』
彼の言葉を受けて、少女はゆっくりと手を伸ばす。彼の手をしっかりと握り、その柔らかさを感じる。一回り大きな手の力強さと暖かさは、心まで安心感で満たしてくれた。
ああ、やっぱりこの人は特別なんだ。自分にとっての王様はこの人しかいないんだ。この瞬間、一花は自分の心が奪われる音を聞いた。まだ恋という言葉も知らない幼い少女は、今感じている気持ちが神聖な何かだと無邪気に確信できた。
一花とカミナの視線が交わる。まだ子供で、大人の世界のことは何も知らない。だけどだからこそ、何も禁じられていなかった。その純粋な目には、ただお互いの姿が映っている。
『んっ……♡』
いつしか、どちらともなく口づけを交わしていた。唇と唇が触れ合うだけの、子供のキスだ。それでも、初めての行為に一花の体は火照った。胸がドキドキする、呼吸が苦しい、でもそれが嬉しい、幸せだ。
『いちかちゃん、大きくなったら結婚しよう』
『けっこん……? うん、いいよ! ぜったいだからね!』
子供たちの誓いは、脆くも美しい糸で二人を繋いだ。カミナは紙の王冠と指輪を一花に贈り、一花は彼に手作りの花束をプレゼントして、さよならを告げた。
◆◆◆
「カミナちゃん、カミナちゃん……!」
「おいおい、急に抱きついてくるなって。どうしたんだよ、台本はまだまだ残ってんだろ?」
鼻の下を伸ばしながら、カミナは言う。触れた肌はまるでもっちりとしたマシュマロのような柔らかさ。その甘えた態度は、純粋な愛情と尊敬を感じさせる。十八歳の女子高生が、五歳の幼女に変身したかのようだ。
「ごめんなさい……でも、すごく嬉しい……監督が、まさか」
「カミナちゃんだったってか?」
「そうだよぉ! だって、十三年ぶりだもん……! もう会えないと思ってたのに……それなのに、こんな奇跡みたいな再会があるなんて……」
一花の目からは大粒の涙がこぼれている。きらめく水滴は宝石のように美しく、拭ってやりたい衝動に駆られるが、ここは我慢しなくてはならない。
(あぁ~、泣いてるぜ? オレのことが大好きで大好きで仕方ないんだなぁ。くくっ、もっと泣かせてやりてえぜ)
「私、会いたかったんだよ? ねえカミナちゃん、どうして会いに来てくれなかったの? 私は毎日、カミナちゃんのことばかり考えてたのに……カミナちゃんはそうじゃなかったの? ねぇ、答えてよっ!」
一花は、涙ながらにカミナを問い詰める。カミナに会えて嬉しくて、それでいて、悲しくて仕方がない、複雑な感情を抑えきれないといった様子だ。
「まあ待てって。十三年ぶりじゃないだろ?」
「え?」
カミナは台本を突きつける。〈悪魔のアプリ〉で生み出した魔法の台本だ。そこにはこう書かれていた。
◆◆◆
『ままごとの約束』第二幕
別れから七年。十二歳になった一花は、カミナとの約束を胸に日々を過ごしている。その胸中には、幼い頃とは違う別の感情が渦巻いていた。
『ん……♡ あっ、ふぅ……♡♡』
第二次性徴期を迎え、一花のカラダは急速に女らしくなっていった。小学生にしては発育の良い乳房が服の上から存在を主張し始め、腰のくびれは緩やかな曲線を描きながら尻へと続く。
『は、ぁ……カミナちゃん……わたし……もう大人なんだよ……』
そして何よりも顕著なのが、クマさんパンツの下に潜む秘所の変化だった。見せてはいけない部分の肉が発達し、長く伸びた頭髪と同じ色の毛が、秘所を守るように生え始める。不安になって指で探った時、そこから広がる快楽を知った。
初めて自分を慰めたのはいつの頃だったか? もう覚えていない。だが、最近はその回数が増えている気がする。毎日ではないが週に二、三回は確実にしているだろう。そのたびに頭に浮かぶのは、愛しいあの人のことだ。
『カミナちゃん……私のおうさま……ちゅっ♡』
一花は彼の写真すら持っていない。だから星空に願いをかけるように、彼から授かった紙の王冠にキスをする。そうすれば、おうさまがそばにいるかのような、暖かい気持ちになれるから。
『あぁんっ……♡ ふぁ……カミナちゃぁん……♡』
今日も今日とて、一花は自らの指先で昂ぶりを鎮めていく。布団の中に隠れて、こっそりと声を押し殺しながら。悲しいのは、脳裏のカミナがいつまでも七歳のままでいることだ。自分と同じく、彼も成長しているはずなのに。
『……っ、はっ……んぅ……っ』
中指と薬指が割れ目をなぞり、陰核を擦り上げる。びくん、と背筋が震えると同時に、どろりとした液体が溢れ出したのがわかった。
(早く会いたいよ……カミナちゃん……)
背は伸びただろうか。筋肉もついているかもしれない。顔つきも凛々しくなっているに違いない。彼はどんな服を着ていて、どんな髪型をしているんだろう。おひげだって生えているかも。
『んっ……ふぁっ、んぅうっ……!』
それで……それで、おちんちんも大きくなっているんだろうか……♡ ああ、だめだめ……想像しただけで……こんなに濡れちゃうなんて……♡
『あんっ、ふぁぁ……カミナちゃん……カミナさまぁっ……』
私の王様。おちんちんは長くなりましたか? 周りに毛がいっぱい生えましたか? 赤ちゃんの素を作る袋は重くなっていますか?
『んぅッ♡ くッ♡ はぁ……♡ んんぅっ……!』
いま誰を想っていますか? 私のことを考えてくれていますか? あなただけを想って恥ずかしいところをいじっている私を、軽蔑しますか? 嫌いになりますか? それとも……少しは興奮してくれますか?
『あッ♡♡ ──んッ、────ッ、────ッ」
枕に顔をうずめて声を殺す。瞳がうるうると濡れる。指の動きに合わせて体が跳ねる。腰ががくがく揺れる。足の指がきゅうっと丸まる。
『────ッ♡ あ────~~~~~~♡♡♡♡」
まだイクという言葉も知らない、いたいけな少女が快楽信号で脳内を塗りつぶされる。いつかカミナに愛してもらうことを夢見て、一生懸命アクメの練習をする小学六年生の中野一花。ちいさな頭の中で繰り広げられる淫靡な妄想劇場。
『あぅ……♡♡ あ……はぁ……はぁ……♡』
荒い呼吸を繰り返し、絶頂の余韻に浸る。幸せ。お腹の中がぽかぽかする感覚が好きだ。お布団の中にこもった自分のいやらしい匂いに包まれて、大好きな人のことを考えながらオナニーするのは最高に気持ちいい。
『だいすきだよ、カミナちゃん』
そう呟いて、一花は幸せな眠りについた。
◆◆◆
さて、こうして一花の記憶は書き換わっていく。実際の過去では、一花はまだ自慰など覚えていない。しかしカミナは彼女の記憶を絵の具のように混ぜ合わせ、自分を崇拝するように愛する淫らな乙女に変えていく。
台本は、まだまだ続いている。カミナが意図した通り、それは上杉風太郎との出会いを塗りつぶすために進行していくのだ。
(続く)