※この作品はR-18です。

原作崩壊のNTR小説   作:pace

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絆Lv15の敏腕秘書クレオパトラ・マスター密着24時

 時刻は5:50。本来の起床時間である6:00より早くカルデアのマスターである藤丸立香は目を覚ます。以前の彼は寝起きが悪く目覚まし時計を使っても自力で起きるのが困難だったが、ある時を境に目覚まし時計に頼ることはなくなっていた。なぜなら、彼専属の秘書が毎日起こしてくれるようになったからである。

 

 かつては自分こそ彼女の秘書という扱いだったものだが、ある時に万能美人秘書(光)を名乗るサーヴァントが召喚されてから、彼女は対抗心を剥き出して秘書に立候補した日から継続していた。今日もまた彼女の熱を股座(・・)から強く感じていた。立香は寝惚け眼をこすりながら毛布をどかして、彼女と朝の挨拶を交わした。

 

「おはよう、パトラ。今日も朝からありがとうね」

 

「じゅるっ♡ ちゅぱぁっ♡ じゅぞぞぞっっ♡」

 

 毛布の下には生まれたままの姿をしたクレオパトラが立香の朝勃ちをフェラチオで抜いていた。世界で初めてフェラチオをした女性との俗説もある彼女の口淫は、神霊ですら敵わないであろうと立香は確信していた。布団を捲り立香は彼女と顔を合わせると、クレオパトラは彼の朝勃ちした肉棒から口を離し挨拶を返した。

 

「ジュルッ♡ ジュッゾォォッ──ちゅぷっ♡ おはよう、リツカ♡ まったく妾のフェラチオを目覚ましにするなんて、英雄英傑たる殿方にしか許されない、至上の奉仕でしてよ♡」

 

「うっ……! そ、そうだったんだ……パトラはオレが英雄英傑に相応しいって、認めくれてるんだ?」

 

「それは……♡ きゅ、及第点、甘く評価して及第点ですが! 妾でも認めざるおえない功績を貴方は残していますから……♡ で、ですが! 貴方は平凡で凡庸なマスター、これからも励むことですね!!」

 

「もちろん。今後もパトラの評価に相応しくあるため精進し続けるよ。だから、これからもよろしくね」

 

 クレオパトラの高慢な態度にも立香は慣れたもので、率直な意思を告げる。その言葉には誠実に進み続ける彼の思いが込められており、それはクレオパトラにとってまさしく理想の殿方に相応しい態度であった。そんな素敵な殿方に求められ、さしものクレオパトラも平静ではいられず比喩ではなく、光が溢れるほど輝いた微笑みを浮かべる。クレオパトラは喜怒哀楽、クレオパトラはどの顔でも際立っている絶世の美女だが、彼女の真骨頂はこの笑みだろうと立香は感じた。

 

「ッ~~♡♡♡ ま、まったく、仕方のないマスターですね♡ ええ、ええ! 当然です! これからも貴方の専属且つ、ただ一人の秘書である私(わたくし)が目覚めさせてあげます♡」

 

「よろしく──うぉっ! やっぱり、何度体験しても慣れないなぁ……ッ!」

 

「ちゅ♡ ちゅっ♡ じゅずずずぅっっ♡ じゅるっっ♡ ぐっぽぉっ♡」

 

 クレオパトラは愛おしい物に口付けるように立香の肉棒にキスの雨を降らせると、水音をわざと立てて咥え込んだ。彼女が召還され絆を深めてから何度も体感したフェラチオ。けれども立香は彼女のフェラチオには今でも腰が引けてしまい快楽に悶えていた。ともすれば自分に合わせてクレオパトラの口淫も進化を遂げていると立香は思ってしまう。

 

 クレオパトラの翡翠の髪糸を撫でながら、立香は絶世のフェラチオを堪能する。立香が知る限り、クレオパトラはとある事情からカエサルから距離を取られており、現カルデアでは立香のみがクレオパトラの口淫を堪能していた。この神業的なフェラチオを独り占めしている優越感は立香の快感を更に高めていた。

 

 数分の後、立香はぶるりと身震いをしてしまう。それは射精が近い証拠で、クレオパトラもマスターの兆候に気付くと更にストロークを素早くダイナミズムに行う。荒々しい吸引にと舌で肉棒を包むような献身、二種の超絶技巧は立香の射精感を限界まで引き上げると一気に射精させた。

 

「くッ! 搾り取られるっ……パトラ、全部飲んでっ!」

 

「ンッッ……♡♡」

 

 ぱんぱんに水で詰まったペットボトルを逆さまにしたように、流れ出る精液をクレオパトラはこくこくと喉を鳴らしながら飲み込む。口の端から溢れる様子からもその射精の多さが見て取れた。にも関わらず、マスターからのお願いを聞き入れ嫌な顔一つせず飲み干す彼女はまさしくトップレディの名に相応しい仕事人ぶりであった。

 

 ──────

 

 ────

 

 ──

 

 6:00。立香とクレオパトラは朝の恒例行事を終わらせると、共にシャワールームに入っていた。彼女の瑞々しい体で泡立てた石鹸を洗い流し、暖かいお湯を頭から被りながら立香はクレオパトラと抱き合い、彼女と口付けを交わしていた。立香はそのままいきり勃つ肉棒を彼女の秘所に挿入しようとするが、クレオパトラは立香のおでこをデコピンして制止する。

 

「不許可よ、リツカ♡ 今日は午前中から素材集め、遅れるわけにはいかないわ」

 

「分かってるけど……一回だけ、駄目?」

 

「だーめーよ♡ もう……♡ そんな雨の日に捨てられた子犬のような、見窄らしく厭らしい目をしても今日はダメでしてよ!」

 

 以前立香の一回だけという甘言に乗せられ結局その日の実務が全く進まないということがあったこともあり、クレオパトラは確固とした態度で行為を拒絶していた。そっぽを向くクレオパトラだが、立香はその程度で諦めるようなタマではなかった。立香は後ろからクレオパトラを抱きしめると彼女の小耳に内から湧き上がる熱情を囁いた。

 

「クレオパトラ……好き、大好きだ。怒ってキリッとしている目つきも可愛くて、もうクレオパトラ以外の女の人なんて目に入らないよ」

 

「ッ〜〜♡ そんな聞き慣れた世辞で妾が許すとでもっ……? ふ、不許可なものは、不許可よっ……♡ ぅぅっ……♡」

 

 立香はクレオパトラに愛の言葉を囁き続ける。それはクレオパトラにとって、幾度となく告げられたことのある言の葉。だが今の彼女は白く透き通った肌を赤らめ、目尻は潤み興奮で身体を震わせていた。世界三大美女と謳われる彼女も、今や年若い青年から愛の言葉を囁かれるだけでノックアウトされるほど魅力されていたのだ。しまいには体をすり寄る立香に対して我慢できず自分から体を擦り付けてしまってしまう程である。

 

「んもう、仕方のないマスターね♡ いいでしょう、一回だけですよ……♡」

 

「ぁ……! クレオパトラ!」

 

「ただ、やり方は私が決めます。リツカの秘書として、この後の予定に遅れるわけにはいかないので……よろしくて、マスター♡」

 

 そう言ってクレオパトラは立香を風呂椅子に座らせると、自らは彼の股の間に割り込み膝をつく。そしてメロンかと思わせるほどに豊満な美乳を立香の屹立した肉棒挟み込む。所謂パイズリの体勢が整った。瑞々しい二つの果実はこれまでに数十回以上立香を楽しませ、白濁とした精液を放たせていた。

 

「貴方に任せるとずっとヤり続けるでしょうから、妾が主導となれるこれで搾り取ります♡ 文句は……ないようね。結構、では早速──♡」

 

「くッ……!! あっ! ふっ、あぁぁっ……くッ、はぁぁっ!!」

 

 上目遣いで立香を見たクレオパトラは、彼の視線から文句はないと察する。そこからは慣れたもので、クレオパトラは胸を縦横無尽に動かし始める。乳圧は彼女の名器と同等で、幾度と彼女の肢体を味わった立香でも甲乙付け難かった。湯で濡れた美肌はもちもちとしていながら、肉棒を離さまいとねちねちと張り付き立香の肉棒から精を搾取しようとしていた。脂がどっしりと詰まった巨乳の圧力に、立香も我慢しきれず声を大にして快感に興じる。まさしくクレオパトラのもう一つ性器であり、彼女の秘所の名器に負けず劣らずの精液搾取器であった。

 

「ふふっ♡ いつもながらリツカの顔は正直ですね♡ 妾の“ぱいずり”で鼻を伸ばして、喜悦を洩らす……とっても私好みです♡」

 

「うっ……! ぱ、パトラっ!」

 

「ええ、ええ♡ まだまだいきますわよ♡」

 

 クレオパトラは今まで以上に両手を動かすと、自慢の双峰が鳴動し始める。並の男ならここまでで数度は達しているであろう快楽のチェインアタック。が、ここからがクレオパトラの本気であった。クレオパトラは勢いよく胸を振り落とすと、汗やお湯、我慢汁で潤んだ乳と太もものくぐもった音がシャワー室に鳴り響く。まるで生き物のように奔放する巨峰は、立香とその肉棒を全方位から責めていた。

 

 立香が快楽にくぐもった声を上げ、射精しまいと我慢汁を放出すれば更にパイズリの抽送は加速し快感を増加させる。上質な潤滑油で滑りを良くし、腕と脇を締め乳圧を更に強めたパイズリは、最早いかにして精液を搾り取ることしか考えられていない性具であった。さながら快楽の坩堝といったクレオパトラのパイズリに、立香も鼻息を荒くし、限界を迎えようとしていた。

 

「んんっ♡ 限界のようね、リツカ♡ よくてよ、私の胸の中で全部吐き出しなさい♡ 」

 

「うぁっ……!! 射精るっ、射精るッ……!」

 

 立香の限界を悟り、クレオパトラは挟み込む力を強くして立香の肉竿に更なる乳圧を強める。圧倒的な力を前にたまらず立香は、法悦とした声を絞り出し射精感を解放をしてしまう。

 

 牛の乳を搾り取るように圧を掛けられた肉棒の射精は、クレオパトラの谷間から噴き上がり彼女の上半身を白く染めあげるが、彼女は自身の体が汚れるのも構わず、溜まりに溜まった精液を全て搾り取ろうと乳圧を掛け続けた。精液の噴水も数瞬で終わり、全て射精しきったのを確認すると、クレオパトラはお掃除フェラを行い最後の一滴まで吸引すると呆れたように目を細め口を開いた。

 

「まったく。二度目なのにこんなに出すなんて♡ マスターというより種馬の方が相応しいのではなくて?」

 

「パトラの種馬なら望むところだよ……ね、もう一回──」

 

「ん……♡ これ以上は、遅刻しかねないから不許可よ♡ 妾は後始末しますので、リツカは先に出て今日の仕度をするように」

 

「えぇぇー! そんなー」

 

 立香の懇願にそれ見たことかとクレオパトラはほくそ笑みながら、立香をシャワー室から手早く締め出してしまう。クレオパトラの取り付く島もない態度に、立香は渋々と着替えをながら横目で彼女のシャワーを視界に入れてぼんやりと考える。今回のようにクレオパトラとは心身ともに親密になっていたが、彼女は最後の一線であるキスと中出しを立香に決してさせなかった。立香が穏やかに過ごせるように気配り何かと都合してくれる彼女だが、レポートの期限は原則させミッションやクエストに影響することは決して許さなかった。

 

 それは夜も同様で、クレオパトラと夜を共に過ごした数は今や指では数えきれないほどだったが、本番は必ずコンドームを付けて行っていた。一度だけゴムなしすることを望んだことがあったが、クレオパトラは決して許さず、その意思は堅く見えた。

 

(クレオパトラはカエサルに百年の恋が冷める言葉を投げ掛けられても気にしない、強い決意の持ち主だからなー。ワンチャン……無いよなぁ)

 

 シャワールームから響く、水音混じりの鼻歌を聴きながら、人知れず立香は肩ををがっくしと落としていた。

 

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 ──

 

 7:00〜11:00。シャワーを終えた立香とクレオパトラはすぐさま司令室に向かい、簡単なブリーフィングを行うと微小特異点にレイシフトしていた。今日のミッションは枯渇してきた素材の回収であった。

 

 レイシフトした先でーゲットである対象を捕捉すると、同行していたサーヴァント達は宝具を解放して一気に殲滅する。冥府の鏡から襲い掛かる死霊、血風舞う狂戦士の大回転、にじり寄るキョンシー軍団、それらが襲った場所は例外なく更地になると後には鈍く輝く紫の塵が残るのみであった。すかさず立香は跡地から塵を回収すると袋に詰め始める。人類最後のマスターになってから続く作業でもあって慣れたものだったが、朝からこの作業の繰り返しに立香の目は虚無そのものだった。立香が暫し呆然と塵の詰まった袋を見つめていると背後から玲瓏な声が響き渡る。

 

「ふむ……皆に伝達します! 暫し小休止を取ります故、各サーヴァント自由に過ごしてよくてよ! 集合10分前に通信を行うので端末は忘れないように!」

 

「休憩? 今日は取らないって話じゃ……」

 

 今回の素材集めで休憩を取るとは聞いていなかったので、立香はやや反応が遅れてしまう。そのためクレオパトラの号令でサーヴァント達は警戒態勢を解くと各々自由行動に移ってしまい、森の奥に散歩に行くと言ったり、霊体化する等して各々休憩に入ってしまった。立香はクレオパトラに突然の変更を問いただすような顔を向けると、彼女は笑みを崩さず口を開いた。

 

「そのつもりでしたが、今日のペースはなかなか悪くありません。これなら昼過ぎにはノルマを完了出来ると判断したので小休止を取りました……あくまで効率を考えて取ったに過ぎませんので、貴方の体調なんて関係ないのですけど!」

 

「あ、もしかしてオレの体調を心配してくれたの? まぁ単調作業でちょっと気が参ってた、かな? でも、この果実を食べたら元気出るから大丈夫だよ!」

 

「べ、べつに──んんッッ……!! 前々から言おうと思っていましたがその果実本当に食べていい物なのですか!? どこからどう見ても危ない色をしてなくて!? そんな物より妾が持ってきたマスカットを食べるべきです! さあ、それをこっちに!」

 

「わわっ! ちょっ、パトラ! あぶなっ──!」

 

 立香が掲げる青銅色の果実を見て、クレオパトラは慄いて手で口を覆った。確かに初見のインパクトは凄まじく自分も驚いたなぁと立香が他人事のように見ていると、彼女は果実を取り上げようとしていた。立香は抵抗しようと身じろぎをするも、そうこうしている内にバランスを崩してしまい二人は倒れ込んでしまう。

 

 幸い怪我はなかったが、体が密着してしまっていた。それだけならただの事故として終わっていたが、今回のクレオパトラは露出の激しい第三再臨であり、シースドレスから垣間見える艶かしい美脚、こだわりの勝負下着が立香の性欲を搔き立ててしまった。クレオパトラも自身を持ち上げるようにいきり勃つ突起物に気が付いたのか、頬が赤く染まり目尻は下がってしまっていた。

 

「ッ……! どうやら、疲れてないというのは本当だったようですねっ。またこんなに勃たせるなんて……♡ さながら発情した猿でなくて? 妾の肢体に発情し真っ赤にした顔なんてまさしくモンキーそのものねっ……♡」

 

「そりゃ、この黄金率のAクラスボディと密着すればこうなっちゃうよ……! パトラ、直ぐに済ませるから一回だけいいよねっ?」

 

「ああんっ♡ もうっ! 下からグリグリ押し付けながら言うなんて♡ 厭らしいマスター♡」

 

 立香は待ちきれないと言わんばかりにズボンに張ったテントをクレオパトラの蜜壺に突き立てていた。ねじ込むように押し付けるたびに蜜液が溢れ出しており、ショーツは濡れそぼっていた。蜜液によってショーツにシミが広がるのに比例して、クレオパトラ自ら

 腰を動かして立香の肉棒を求めてしまっていた。

 

 だが数時間前確信していたように、立香に好きにやらせると時間を守らないことはクレオパトラも十二分に理解していた。故にこちらで手綱を引く必要があるのだが、立香の執拗な焦らしはそんな冷静な思考力を確実に削いでいた。一分にも満たない押し合いの末、クレオパトラは観念したかのように唇を結解させる。

 

「あっ♡ くっ……♡ い、一回だけですからね! 妾の慈悲に感謝するように! まったく、美しすぎる秘書というのも考えものです♡ 常日頃、発情期のケダモノに襲われるのですから♡」

 

「やった! それじゃ早速──」

 

「あ、その前にこちらを着けてください。それと念のために少し移動しましょうか」

 

「あ……う、うん」

 

 観念したクレオパトラに立香はズボンを脱ぎ捨て迫るが、クレオパトラは一転して落ち着いた様子になりゴムの着用と場所の移動を求めた。このまま流れでいけるかとほのかに思っていたがやはり彼女は手強く、最後の一線は厳守していた。ここで言い合っても意味がないので素直に受け取るが、内心では後一歩だったと立香は地団駄を踏んでしまっていた。けれどもゴム越しとはいえクレオパトラの蜜壺は、そこらの玩具では得られない天上の名器であった。ならばと立香は残念だったという気持ちを切り替え、今この時を最大限満喫することにした。

 

 立香とクレオパトラは早足で移動すると、木々が生い茂り見つかりにくい場所に。二人は移動中も我慢できないと言わんばかりにペッティングを繰り返し、舌や指を絡め合っていた。一しきりペッティングと淫らなハンドシェイクを愉しむと、クレオパトラは一本の木に手を当てると尻を突き上げた。既に秘所は愛液を滲ませ獲物が掛かるのを今か今かと待ちわびていた。立香はクレオパトラの引き締まったウエストを鷲掴み、反り立った肉棒を秘所にあてがう。

 

「いくよ、パトラ!」

 

「よくってよ、リツカぁ──あっ♡ あぅ♡ あふぅ~~♡ 相変わらずっ、粗暴で、凶暴なモノねっ♡ 妾のことが好きで好きでたまらないと、暴れてるわっ♡」

 

「ふぅー……! まだまだっ……! 暴れるのは、ここからだよっ!」

 

「あぅ♡ あっ♡ もっとっ♡ おっ♡ あぅっ♡ もっと、ゆっくりっ……!」

 

 ゆっくりと精確に、立香は蜜壺切り開くように肉棒を挿入する。ミミズ千匹──否ヘビ千匹と言った方が正確なほど蜜壺は、立香の肉棒が侵入するとすかさず絡み付き牙を剥いた。牙を突き立てられたかの如き快感は立香の全身に回り、シビれるような快楽で全身が震えていた。

 

 一方でクレオパトラもまた、立香の肉棒に貫かれ霊基全体が快感で軋むような衝撃を感じていた。この快感はこれまで寄り添った二人の英雄との蜜月に引けを取らない域で、一突きごとに自信の霊核に立香という存在が刻まれているようであると感じていた。それを証明するかの如く子宮は下がり切って亀頭とキスを交わしおり、膣全体が彼の再来を待ちかねていたかのように収縮していた。

 

「ぁっ……! ゴム越しでもパトラの絡み付きを感じるよッ!」

 

「んっ♡ ふっ♡ はぁんッ♡ わ、私も♡ 立香の熱い肉竿を感じていてよっ♡」

 

 二人の感極まる言葉に比例するように、抽送の度に蜜液は溢れピンク色のゴムは白濁に染まっていた。クレオパトラも最初こそ声を抑えようと片手で口を覆っていたが、嬌声は抑えきれず森中に響いていた。目で耳で魅惑の女王の痴態を堪能し、立香の腰の動きも加速しラストスパートに向かっていた。

 

「ひゃぁっ♡ あっ♡ はやぁっ……♡ ダメ、ダメよッ♡ もう、イっちゃうぅぅッ♡」

 

「こっちもそろそろ……ッ! パトラッ!!」

 

「あっ、あァァッ~~♡♡♡」

 

 立香はこれまでに察知していたクレオパトラのGスポットを突き始める。致命的な弱点を攻め続けられたクレオパトラは、最早ファラオなりし女王の威厳を保つ余裕はなく快楽を耽溺していた。そしてとどめと言わんばかりに一突きすると、クレオパトラは絶頂の極みに到達し獣声を上げる。立香もまたクレオパトラの最奥にゼロ距離で射精を開始する。ゴム越し故に立香の精は一滴も彼女の胎の裡には入らなかったが、立香の熱い思いは確かにクレオパトラの中に充満していた。

 

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 ──

 

 時は過ぎ13:30。立香とクレオパトラは素材集めから帰って来ており、今は少し遅めの昼食にありつこうと食堂に移動していた。優美とした態度で歩くクレオパトラに反して立香はバツの悪い顔立ちで彼女後を歩いていた。

 

 立香が話しかけようとする度に、クレオパトラの鋭い視線が遮っていた。故に二人の間に会話はなく沈黙だけが流れていた。その空気もあってかすれ違うサーヴァント達も話しかけらることが出来ず見送るだけであった。だがこのままで良くないと立香はクレオパトラの石化の魔眼に等しき眼光を跳ね除け、口を開いた。

 

「いやぁー……他のサーヴァント達は気が付いて「気が付いているに決まってるでしょ!!? このたわけ&お猿男!」ですよねー……」

 

 立香とクレオパトラはあの後も、盛りのついた猿のようにヤリまくっていた。故に二人のプレイは加速的にヒートアップしてしまい、立香の愛の告白、クレオパトラの嬌声が森中にこだましていたのだ。二人は集合時間にはなんとか間に合ったものの、同行していたサーヴァントは立香とクレオパトラを生暖かい目で見ており、二人の間にナニがあったのかはお見通しのようであった。

 

「我が友ふーやー、ファラオニトクリスに今後どう顔向けすれば良いのやら。生暖かきあの視線! 座に退去しても忘れられそうにありません……」

 

「ん? それって、オレとの思い出を持って帰るってこと──痛たたっ!? 耳が取れちゃう!!」

 

「ッ〜〜!! 貴方は何故そこまで能天気な考えを口に出来るのかしら!! まるで……まるで妾が妾が平々凡々なマスターに夢中になっているなどとでも!? そ、そんなの……あり得ないわ!」

「美を持って国を統べ、美を持って名を残した妾が、このカルデアで愛してるのは……そう! カエサル様ただ一人!」

 

「痛てて……まあそうだろうね。クレオパトラがカエサルを何より愛しているのは、秘書になってからより一層分かったよ」

 

「そ、そうですか。ええ分かればいいのです、分かれば……むぅ」

 

 立香に言い聞かせるようにクレオパトラは、高らかとカルデアで愛しているのはカエサル一人と宣言する。先の森での青姦やシャワールームで前戯からも、クレオパトラが自分と一線を引いているのは自明であった。

 

 故に立香はクレオパトラがカエサルを愛しているのは、至極当然という風に肯定したのだが、クレオパトラの反応は芳しくなかった。どうやら立香の反応が思っていたのと違ったらしく、少し残念と言った感じだった。立香は今までにない反応に不思議に思いつつ、話を変えようとした。

 

(あれ? なんだか残念そうな顔に見えるな……んー今の会話にそんな要素あったかなぁー?)

「……ああ、そういえば食堂にカエサルいるかなぁ? 今日は一緒に食べれるといいね」

 

「ぁ……え、ええ! 是非とも一緒に食事をしたいものです! カエサル様は目を離すと体に悪いものばかり食べていますから! 妾が目を光らせていないと……!」

 

「ははは、さて件のカエサルは……あーいなそうかな?」

 

「むっ、そうでしたか。まあ昼時から少し過ぎてますから、仕方ありませんね……。マスター、今日の昼食はヘルシーなものでよろしくて? 妾が取ってきてあげましょう」

 

「そうだね、ちょっと最近甘いもの取りすぎたしそうするよ。なら、オレは席取っておくね」

 

 食堂についた二人は話題の人物を探すも比較的目立つ真紅の巨漢の姿はそこにあらず、クレオパトラは露骨に肩を落としていた。だがいないことも予想していたのかショックは少ないようで、立香の食事を取りに行くと秘書の仕事にすぐさま取り掛かった。残った立香は二人分の席を確保しておこうと移動を始めた。

 

 昼食時から少し経ったのもありサーヴァント達の姿は少なく、いたとしても人波を好まない者や寡黙な者がほとんどであった。彼等は立香を見かけても一言二言交わすだけであり、立香も必要以上に踏み込まなかった。そして立香は周囲から離れた空席を見つけたのでそこに座ると、クレオパトラを待つことにした。一息つこうと思った最中、立香は誰もいなかった後方から肩に手を置かれる。

 

「マスター、お疲れかな? 少し肩が凝っているぞ?」

 

「うぇっ!? か、カエサル!? なんでここに? 霊体化してたの?」

 

「ああ、まあ、な? 我が愛しき女の逆光が見えた故にな。少々、今の私には眩し過ぎたので姿を隠していたのだ。まさしく光と影といった所だな!」

 

「なる、ほど? いやそうかな。まあいいけど……あ、カエサルも一緒に食べない? もうすぐクレオパトラも帰ってくるけど」

 

「いや私は既に既に食事は終えてるから辞退させてもらおう。ただ少しだけ話をしたいので席には座らせてもらうぞ」

 

 立香の肩を揉みほぐすように手を置いていたのはあのカエサルであった。少し前に見た時より、心なしかデ……大柄になっており、サーヴァントに体の成長はない筈なのにそう思わる圧迫感があった。今までどこにいたんだと考え、霊体化していたかもしれないと立香は瞬時に推察した。続けて何故クレオパトラから隠れたのか問う、カエサルははぐらかしたいようでまともに取り合わなかった。ならばと立香はクレオパトラもカエサルと一緒に食事をしたいだろうと思い誘ってみるも、彼はキッパリと断ってしまう。だが立香に何やら用があるらしく、彼は立香の戸惑いを無視してどっしりと隣の席に座った。

 

「さて、我が妻がマスター……いやさ兄弟(・・)とでも言うべきかな? 貴様の秘書になってから幾月、仲睦まじくやっているようで何よりだ。ああそう身構えなくて良い。以前にも言ったではないか、共に輝けと。二人がどのように仲を深めようと許すとな」

 

「っ……! カエサルなら、気付いても不思議じゃないか。その、辞めさせるのが目的じゃないなら何を……?」

 

「そうさな、私が思うにマスターとクレオパトラ両者共に遠慮があると感じたので少々お節介をな。マスターも気付いているのではないか? 貴様の中で燃え盛る行き場のない情熱を! そしてクレオパトラの中で燻る愛の火種を!」

 

「そ、それは……!」

 

「良くない、良くないなぁ、良くないぞ! 押さえ込むのは!! それは戦場で敗北を招き、死して後悔を残す禍根になるやもしれん。我がマスターと我が妻にそんな思いは抱いてほしくない、私はそう思っているのだ……」

 

 カエサルは立香がクレオパトラと特別な関係を持っているのを見抜き、尚且つそれを許すと宣言し立香はあまりに急な話で目を見開き絶句してしまう。確かにカエサルは以前立香がまだクレオパトラの秘書であった時、彼女との絆を認める旨を言っていたのだ。だがその言葉が本心であるとしたら、この話題を切り出したカエサルは何が目的なんだと立香は尋ねると、彼は立香が押し殺している感情に見抜き踏み込んできたのだ。

 

 確かに立香はクレオパトラに愛慕しており、またクレオパトラも自惚れでなければ特別な感情を抱いていると立香は感じていた。だが立香もそしてクレオパトラ立場がある故に、その一線を超えることは出来ていなかった。だがカエサルはそれは間違っていると両断した。

 

「故にだ、マスターよ! 私のことなど気にするな! クレオパトラに貴様の思いを全てぶつけるのだ! 本気の愛を前にさえすれば、彼女も無碍には出来まいよ!」

 

「どうして、そこまで……カエサルはクレオパトラが本当にオレと愛し合うことになっても良いの……?」

 

「全て許す!! 私はマスターもクレオパトラも愛している。故に二人が幸せになるならそれで良いのだ。マスターよ、クレオパトラの心を射止め、彼女から私の存在を消すくらいに愛させてみせよ!」

 

「カエサル…………! ん、あれ? ちょっと待って。カエサル、もしかしてだけどさ、クレオパトラがカエサルを監視する目を緩和するためにオレとの浮気を奨めてる?」

 

 カエサルの扇動は続き、立香とクレオパトラの関係を応援すると言い放ちそれは二人を愛するが故だと語った。立香はカエサルの自分達をを強く後押しするような言葉に感銘を受け心底嬉しく力強く思ったが、カエサルの自分を忘れさせよという言葉に違和感を覚え、まさかとカエサルに問いただす。そしてそれはどうやら当たっていたようであった。

 

「……いやはや何のことやら。私はマスターと我が妻に健やかであってほしいだけで、クレオパトラにも私の浮気を許してほしい等とは思ってないぞ!」

 

「やっぱりそうじゃん! ああ、少しだけ告白しようと乗り気になっていた自分が怖い。これがEXクラスの扇動……!」

 

「はははっ! さて私はそろそろ商人会の会合があるので、これで失礼させてもらおう! さらばだ、マスター!」

 

「ちょっと待ってよカエサル! そんなに急がなくても──「カエサル様!! いらっしゃたのですね! なんと奇遇、なんという奇跡! 私とても嬉しいです! ええ、聞きたいことも沢山あるので……!」あ、間に合ったか」

 

 どうやら立香の推察したカエサルの目論見は当たっていたようで、ほんの少しだが本気で告白することを考えしまっていたので立香は改めてカエサルの扇動力を実感する。カエサルは目論見がバレてしまったからか、そそくさと帰ろうとするので立香はクレオパトラが戻ってくるまで引き止めようとしていた。だがカエサルの遁走は素早く、あわや霊体化をするタイミングだったがなんとかクレオパトラは間に合ったのだ。

 

「げぇ!! く、クレオパトラ!」

 

「げぇ……?」

 

「げ、げにも美しい輝きを感じたがやはりおまえだったか!! いやなに、私もこのような場所で運命的に会えてとても嬉しいのだが、この後商人会で用事が──「今日の会合は中止と、シバの女王から聞き及んでいますが?」あ、ああそうだったかもしれないな!」

 

 両の手で食事を乗せたプレートを持って帰ってきたクレオパトラは、カエサルと偶然会えたことに非常に嬉しいのか輝かんばかりの笑みを浮かべていた。しかし、その目には喜怒哀楽様々な感情が灯っているのに立香は気が付く。

 

 カエサルも目の前のクレオパトラから強い危機感を感じ取ったのか、先程と同様に用事があると言ってその場を去ろうとするが、彼女は瞬く間に看破し彼の腕を鷲掴みしていた。並の英霊を超えるBクラスの筋力で掴まれ、さしものカエサルも逃げるのを諦めたようであった。

 

「カエサル様。積もる話もありますので、どうぞ椅子に座り直してくださいませ。ああマスターは食事をしていてよくてよ」

 

「あ、うん。いただきます……」

 

「あー……ま、マスターのメニューには野菜がずいぶんと多いな。もう少し肉を入れて──「カエサル様のメニューのようにですか? 妾が見ていない間、ずいぶんと暴飲暴食していたそうですね? 今しがた我が友、ブーディカから聞きましてよ」あっ、いや、それは、な? 付き合いで仕方なかったのだ」

 

 笑みこそ普段通りだが、カエサルを見るクレオパトラの瞳は絶対零度の如く冷たい色を帯びており、蚊帳の外である立香をしても背筋がゾッとする気持ちであった。食事をするように言われてもそんな雰囲気では、喉を通っても味などはろくに分からず、二人を上目遣い伺ってしまう。

 

 そんな折にカエサルは場の雰囲気を変えるべく、立香の食事に口出しをするがそれこそがクレオパトラが静かに怒る理由であった。どうやらここ最近カエサルはクレオパトラの目を盗んで大食いをしていたらしく、彼を痩せることに執心しているクレオパトラとしては激怒してしまう案件だったのだ。

 

「カエサル様! あの日、私の前で痩せると言ったのは嘘だったのですか!? 食事の管理どころか妾が考案したシェイプアップもサボっていると聞き及んでいますが、どうなのですか!?」

 

「それは、だな……そう所謂チートデイというものでな? 私としても痩せる気は大いにあるのだ! だが常日頃気を張り続けては、弾けてしまうのも道理! たまには息抜きも必要であろう? 今がそれなのだ!!」

 

「な、なるほど……で、ですが!! シェイプアップの方は三日でサボり始めているそうではないですか! ふぅー……今までカエサル様の自主性を重んじて好きにさせていましたが、これではダメですね。カエサル様、私と一緒にシェイプアップをしましょう! 私、片時も目を離さずならサポートし続けますので!」 

 

 カエサルを信じて自主性に任せていたが、それではダメだと結論付けたクレオパトラは最終手段として拘束してでも痩せさせようと提案する。立香としてはクレオパトラが離れてしまうのは残念だが、夫より自分を優先して欲しいと言える筈もなかった。クレオパトラが付きっきりなど立香にはご褒美のような提案だったが、カエサルの方はまるで死刑宣告をされたように目を見開いて嗚咽を絞り出していた。

 

 何としても痩せさせようと鬼気迫る表情で迫るクレオパトラ。彼女の圧から背を反らすカエサルの表情からは筆舌し難い焦燥を感じ、誰の目から見ても絶体絶命の状況だと見立てられる悲惨な光景であった。だがカエサルには必殺たる弁舌がまだ残っていたのである。

 

「ぐっ……い、いやいや! 私が一緒だとマスターとおまえの逢瀬の邪魔になるのではないかな? 私も麗しきサーヴァント達から聞いているぞ、おまえがマスターの生活を完璧に管理していて話し掛ける隙がないと! 私としてもクレオパトラと共にシェイプアップしたいのは山々だが、仲睦まじいおまえ達の邪魔はしたくないな〜!」

 

「なっ! お、逢瀬などそのような想いはっ! マスターの予定を管理するのもマネージャーの勤めとしてであって──!」

 

「──ふっ……隙あり!」

 

 カエサルはクレオパトラが立香の秘書になってから、彼女が生活スタイルを完全に管理するようになったことで幾分か不満を抱くサーヴァントも少なくなかったのを知っていた。故にカエサルはその話とクレオパトラの想いを組み合わせて語ることで、クレオパトラに動揺する状況を発生させた。動揺による隙は一瞬であったが、カエサルにはそれで十分だった。クレオパトラは腕を掴む力が緩んだのを見逃さず、カエサルは脱出を果たしたのである。

 

「暫しさらばだマスター、クレオパトラ! 明日から本気を出す故、今日は許すが良い!」

 

「あぁっ! カエサル様!!」

 

「まじか。あの状況から逃げ切るなんて! 流石カエサルだぁ……」

 

「感心することじゃありません! ぐぬぬぬぬぬ!! またカエサル様に逃げられてしまうなんて!! くぅ……私のプランが良くないのでしょうか。はぁー……むつかしいわね」

 

 逃げ口上と共に霊体化したカエサル。会話に割り込む暇がなかった立香は率直にその逃げ足の早さに感心してしまう。だがクレオパトラとしてはやっとの思いで捕まえたと思えば、またしてもするりと逃げられたので悔しい思いでいっぱいだったようで、怒りを爆発させると、風船が萎んだかのように今度は落ち込んでしまう。どうやら自分の考えたプランが良くなかったのではと思い自責の念を抱いてしまったようであった。

 

 立香はクレオパトラが食事や運動を試行錯誤してプランを作成しており、カエサルのシェイプアップを真剣に取り組んでいたのを知っていたのでその落ち込みが直に伝わってくるように理解出来た。なぜなら今立香が食べているものもカエサル用のメニューを流用したもので、痩せることだけではなく美味しく継続して食べ続けられることを考えて作られたものであるのを知っていたからである。なのでもせめて自分だけでも彼女のプランは間違いではないと思っていることを伝えようと立香は声を掛ける。

 

「んー、そんなことないと思うけどな。オレはパトラの考えてくれたプランのおかげで以前より健康的になってるし、凄く感謝してるよ!」

 

「リツカ……フッ、フフフ!! ええそうでしょう、そうでしょうとも!! 完璧、完成された女王たる妾にミスはないのですから!!」

 

「ふふ、そうだねー」

 

「そうでしてよ! で、ですが、今の言葉はとても嬉しくてよ。リツカ、ありがとう……♡」

 

 クレオパトラは立香の励ましを受けるとすぐさま立ち直り、笑みを浮かべ普段通りのファラオなりし女王としての威厳たっぷりの自負を口にする。輝かんばかりの笑顔につられて、立香も笑みを浮かべてしまう。やっぱりこうでなくちゃと立香が思った所で、頬を赤らめたクレオパトラは立香に顔を近付ける。

 

 虚を突かれ硬直した立香にクレオパトラは、小声で感謝を伝えるとキスをした。それは普段の情欲で交わされるものではなく、確かな愛を感じる熱さを伴っていた。クレオパトラは恥ずかしそうに立香から離れると、追及を逃れるために今後の予定を口にした。

 

「さ、さて! 食事の後は何時も通り勤務終了までトレーニングでしてよ! 今日はスパルタの王がトレーナーに付きます。私は、ちょっと準備があるので今日は席を外します。よろしくて?」

 

「あ、うん。あー準備って?」

 

「そ、それは。うぅぅ〜準備は、準備です! 貴方は期待せずトレーニングに励むことね!」

 

「りょ、了解……」

 

 心なしか先程より顔を真っ赤にしたクレオパトラの反応から、どうやら何か自分のために準備してくれるそうだと云うのが分かった立香はそれ以上聞き出そうとはしなかった。だが期待するなと言われるも、彼女のことだから悪いサプライズではないだろうと、立香は楽しみで仕方なかった。

 

 ──────

 

 ────

 

 ──

 

 18:00。カルデアでの勤務時間が終了し、立香はレオニダスブートキャンプを切り上げた。カルデアに来た当初は途中でへばってしまうことも多々あったが、今では完走出来ており

 心地良い汗を掛き心身共に充足感に包まれていた。立香はシャワーを浴びた後、食堂で夕飯を食べているとクレオパトラから連絡があり、食後は寄り道をせずマイルームに来るようにと書かれていた。先刻パトラがしていた準備の件から、マイルームに何か用意したのかなと立香は期待に胸を膨らませマイルームに向かった。

 

 時折すれ違うサーヴァントから遊び等に誘われるも、先にクレオパトラに誘われたということもありやむなく断りながら立香はマイルームに到着した。部屋の中にクレオパトラがいるかもと思いチャイムを鳴らすも反応はなかった。立香は首を傾げながら部屋に入ると、自分で焚いた覚えのないアロマの匂いが鼻腔をくすぐった。何時もと違う部屋の様子に視線を右往左往していると、ふと見た床には丸まった絨毯が転がっていた。何時の間にかマイルームに転がっている絨毯、立香はこの風景に見覚えがあった! 

 

「こ、これはまさか──!」

 

「ト──ゥ! ごきげんよう、日夜人理を取り戻さんと、凡庸ながら数をこなす殊勝なマスター♡ クレオパトラ七世・フィロパトル、貴方のためだけの特別衣装で参上しました♡」

 

 立香が絨毯に気が付くと、中に包まっていたクレオパトラは絨毯を華麗に脱ぎ捨てその姿を現した。バレンタインの時と同じ登場であったが、そのスタイルは髪型から服装も普段とは異なる装いであった。

 

 普段は風に波立つ翡翠の髪は三つ編みで纏められており、髪の各所には色鮮やかな花で飾られており甘い香りが漂っていた。胸元は透き通るレースで覆われており薄らと見える桃色の水着と、瑞々しい美肌とはち切れんばかりの巨峰は立香の劣情を狂おしいほど高めてしまっていた。

 

「おぉぉっ……! 何時もと違うヘアスタイルで花飾りもお洒落で綺麗だ……! 水着もシンプルなデザインながら、レースでアクセントを付けててすごく似合ってる!」

 

「っ……♡ 適確な感想、とても良いことです♡ ま、まあ妾の美貌を考えれば当然ですけど!」

 

「はは、そうだね! あ、さっき言っていた準備ってその衣装と部屋の香りのこと?」

 

「ええ、この格好もアロマも準備の一環よ……私は思ったのです、何時もたゆまず努力する貴方にはもっと報奨が必要ではないかと。そこで、私は貴方がもっとも望んでいるものであろう者(・)を用意したのです!」

 

「オレが一番望んでいる物(・)? ん~なんだろう? 素材はあれも欲しいし、これも欲しい……QP? いや、やっぱり聖晶石かな~!」

 

 得意げな顔で一番望んでいる者(・)を用意したと言うクレオパトラ。だが立香自身、自分が一番望んでいる物(・)が見当がつかずあれこれと口にして首を傾げ考え込んでしまう。その態度にクレオパトラは屈辱と言うべき表情を浮かべ、珍しく本気で恥ずかしそうに口を開いた。

 

「で、ですから! 貴方が一番望んでいる者です! むぅ……ま、まだ分からないのですか!!? そ、その……今日一日、私を自由にしてもいいってことですけど!! 本来なら貴方のような非才かつ凡骨な者では世界を七回救っても叶わぬ栄光ですが、特別に、と・く・べ・つに! 許可します! もう、女王たる私に言わせるなんて生意気でなくて!?」

 

「あっ、そ、そういうこと!? ごめん、気が付かなくて。確かにオレが一番望んでいる者ならそうだね! そっか、えっと、自由ってことは普段出来ないことをしてもいいってこと? そのキスとか……生でヤッたりとか……?」

 

「ええ……全てよろしくてよ♡」

 

「ッ~~!! クレオパトラっ!!」

 

 これまで立香とクレオパトラは性交こそしてたものの、最後の一線である口付けと中出しだけは決してさせなかった。だがその禁が他ならぬクレオパトラによって解禁されたのである。その意味を理解した立香は逸る気持ちを抑えきれぬまま彼女を抱き寄せた。翡翠の髪を彩る花と部屋中に香るアロマの匂いが混ざり、立香の興奮を更に高めているようで立香は一二もなく、彼女の唇を奪ってしまう。

 

「むぐぅっ♡ ちゅっ♡ んちゅ♡ はむっ♡ はぁっ♡ んんっ♡」

 

 待ち焦がれたクレオパトラとの初めてのキス、立香がもっと先を求めるかのように舌を突き出すと彼女は微笑ましいものを見つめるような顔で唇を開いて舌を受け入れる。ぐちょぐちょと鳴る厭らしい水音とはち切れそうなほど高鳴る心臓の音が立香の耳に犯す。息をするのも忘れクレオパトラの舌を舐っていると、ほのかに瑞々しい果実の味が立香の味蕾を刺激して何時までも舐りたくなる心地を触発させていた。だが酸欠を前にクレオパトラは立香を思いやり離れる。クレオパトラは立香の我を顧みない没頭具合に呆れていたものの、その瞳は蕩けており彼女もまた興奮冷めやらない様子であった。

 

「──ぷっはぁ……!! もう、自由にしてもいいと言いましたが節度があるでしょう! まったく妾とのキスを死因にするつもりですか♡」

 

「はぁ、はぁっ。いやーごめんごめん! でもパトラとキス出来るならそれが死因でも良いって人、結構多いと思うよ。もちろんオレもそうだけど」

 

「ぁぅ♡ ま、まったく貴方という人は! んんぅ……分かり切っていましたが、余程私が好きなのね♡ 目が爛々として血走り、興奮しているのが嫌でも分かるわ♡」

 

「パトラも普段の凛々しい瞳がとろんとしてるよ。続き、いいかな?」

 

「ええ……よくてよ♡」

 

 興奮が頂点に達した二人の瞳はついぞ目の前の異性にのみ注がれており、今だけは外にいる夫や後輩のことを忘却していた。本能に支配された二人はベッドに寄り添い歩き出した。アロマによってかクレオパトラの秘所は既に濡れに濡れそぼっており、立香の英雄にも引け取らない雄峰の如き巨根を待ちかねていた。ベッドの上に身を置いた二人の間に最早言葉はなく、立香はクレオパトラのくびれのあるウエストを掴み挿入を始める。

 

「ぁっ♡ ふっ、うぁ、あっ──ふっ、あ゛ぁぁぁ~~♡♡♡」

 

「う、あぁぁッ! パトラの中、滅茶苦茶暖かくて、絡み付いてくるっ……!」

 

 幾度となくゴム越しで感じていたクレオパトラの膣中。だが生で体感するそれはゴム越しで感じた快感とは段違いで、立香は堪えきれず先走り汁が射精のように打ち出され、クレオパトラの膣中にマーキングしてしまう。クレオパトラもまた立香の生肉棒が挿入されると、始まって間もなく喘ぎ声を抑えきれず漏らしてしまう。興奮からか何時も以上に硬く大きくなっている肉棒は膣内は押し広げ鋭い亀頭は深々と子宮にキスをしていた。

 

 途方もない快感に二人は熱い吐息を肺から絞り出しながら快感で身を震わす。その状態のまま動いては呆気なく射精してしまうと悟った立香は、繋がった状態のまま快感に打ち震える身体を慣らすためじっと辛抱していた。そして数分の後、息を整えた立香は目配せでクレオパトラに動くことを伝えると彼女も静かに頷き返した。立香はゆっくりと腰を動かし始めたにも関わらず、クレオパトラからは艶のある声が響き愛液と我慢汁が混じった淫猥な水音が響き渡っていた。

 

「ん゛ぁっ♡ う゛ぁ♡ あ゛ぁぁっ♡ りつかぁ♡ りつかぁっ♡♡」

 

「くァ……ッ!! パトラ! パトラッ! こんな最高のセックス知ったら、もうパトラ以外とヤることなんて考えられないよっ! 責任取ってもらうからねッ!!」

 

「あァンッ♡♡ ひょ、ひょんなこといわれてもぉ……♡ し、しりませんっ♡ わたくしのせいじゃ──お゛っ♡ ダメッ♡ イッちゃうぅ♡ りつかのでぇ♡ イッちゃうっ~~♡♡」

 

 立香がピストンする度にクレオパトラは嬌声を上げ、彼に相応しい雌として体が適応するように膣内はフィットしていった。前述していた通りクレオパトラの脳裏からは夫のことは今一時忘却されていたが、その玉体も過去の夫による性交を忘れ新たな雄専用へと作り変えられていた。これによってクレオパトラの感じる快感は更に研ぎ澄まされ、立香から齎される快感を最高感度で甘受していた。

 

 ますます激しくなるクレオパトラの喘ぎに比例するように性交は激しくなり、立香の抽送に連動して何度も甘イキしては噴き上がる愛液は抽送をサポートし、滑りの良くなったピストン運動にによってイかされるという快楽のループを繰り返していた。ここまでたった数分の性交であったが二人の感じた快感は過去最高のものであった。しかしてそれは他ならぬ立香のエクスタシーによっていとも簡単に上書きされてしまう程度のものだとは二人はまだ知らなかった。

 

「ッ~~! パトラ! そろそろ、射精するよッ!!」

 

「お゛っ♡ あ゛ぁッ♡ ふぐぅっっ♡ あ゛ぁぁン~~♡」

 

 既にファラオでありトップレディに相応しい女傑としての威厳はなく、喘ぎ続けるだけの肉袋となっていたクレオパトラは立香の言葉を受けて全身で立香の体をホールドすると離さまいとしていた。それを同意と見なした立香の熱交は更に激しさを増し、呼応するようにクレオパトラの翡翠の髪糸は乱れ玉のような汗が肌を濡らしていた。そしてクレオパトラの快感が最高潮に到達すると共に、立香の射精感も最高点に到達する。

 

「あ──あ゛♡ あ゛ぁぁッッッ~~♡♡♡」

 

「パトラ、パトラ……ッ!!」

 

 陰嚢が爆発するかと思う程に抑圧された精液は解放すると共にクレオパトラの最奥目掛けて発射され、一瞬で彼女の子袋を満タンにしてしまう。立香が射精の余韻で身体が打ち震えるのと共にして、クレオパトラもシビれるほどの快感が全身が駆け巡っているのを感じていた。その快感はクレオパトラの霊基が立香という色で塗りつぶされるほどの衝撃で、クレオパトラは全身で立香という新たな夫に歓迎を示すかのように、艶のある美麗な唇は立香の唇と交わり、四肢は立香を自分の番だと証明するように絡み付き、肉壺は収縮を繰り返し尚も立香の雄峰から子種を求めていた。外に溢れるほどの射精の後、口と口を離した二人の間には銀の橋が掛かる。それすら気にも留めず熱い息を何度も吐き出して、息を整えると二人は意図せず顔を見合わせる。

 

「はぁはぁ。パトラ、気持ち良かった?」

 

「ふぅふぅ。そ、そうね、及第点──いえそれでは嘘になりますね。とても、とてもよくてよ……リツカ♡ むぅぅぅ~~私にここまで言わせるなんて貴方には勿体ない栄光でしてよ! 理解していて!?」

 

「もちろん! パトラが満足したなんて言ってくれるの初めてだからね、忘れられない思い出として胸に刻み込むよ!」

 

「あぅぅ……♡ もう、もう! 私の高慢な態度に一言くらい文句がおかしくないでしょうに……♡ これでは私が愚者を通り越してピエロでなくて?」

 

 立香の満足できたかという問いにクレオパトラは最初こそいいように何度もイかされてしまった屈辱から、普段のように及第点と誤魔化そうとしたが幾度も絶頂させられ満足してしまった自分の気持ちに嘘はつけず、気持ち良かったと初めて言葉で示した。だがクレオパトラのそんなしおらしい態度も束の間、何時もの女王然とした言動で立香に詰め寄ると、彼はそれを素直に認め一生忘れないと誓う。これにはクレオパトラも立香の素直さに圧倒され自身を恥じらむ。

 

 立香としては立香としてはクレオパトラの夫であるカエサルやアントニウスに勝ててると思っていなかったので素直に受け止めていたのだが、彼女としては先程の性交は夫のそれを遥かに超えていたのに関わらず誤魔化そうとしてしまった自分への羞恥と高慢な態度を取る自分をここまで好いてくれる彼への愛しさで感情がぐちゃぐちゃになっていた。

 

 そんなピロートークを繰り広げていると、立香の肉棒は再び勃ち上がる。一発、ニ発射精しても萎えることをしらない巨砲だったが今日の立香ソレは何時も以上に利かん坊であった。クレオパトラはそれを認識すると、熱っぽい視線を雄峰に向ける。

 

「あっ……ご、ごめん。パトラ、もう一回……いいかなぁ?」

 

「んぅ……♡ 発情した狒々や種馬に勝る貴方が一回で済むと? よくてよ♡ 今日は特別です……許可します♡ 貴方が満足するまで好きにしてよくてよ♡」

 

「ありがとう、パトラ! パトラがもっと満足できるよう、頑張るよ!!」

 

「あっ、けれどさっきより激しくするのはダメ──お゛ぉンッ♡♡♡」

 

 クレオパトラの制止は時既に遅く、立香が彼女の中に肉竿を突き立てると彼女の口からはケダモノ染みた声と汗やら何やらで濡れに濡れた肌と肌が奏でる打擲音がマイルームに響き渡る。

 

 18:30。二人の夜はまだまだ始まったばかりであった。

 

 ──────

 

 ────

 

 ──

 

 20:00。正常位から一転、クレオパトラは騎乗位で立香から精液を搾り取っていた。その顔には何時もの大胆不敵で凛とした相貌はなく、雄に跨り吸精する伝承上のサキュバスのような淫靡とした様相であった。翡翠の髪は乱れ、彼女の形良し、大きさ良しの巨峰もまたグラインドに呼応して宙を舞っていた。古代ローマ最大の英雄にのみ見ることの許された舞、それを今や立香だけが独占していた。彼女と繋いだ手は熱く、固く結ばれており二人の関係はより一層深まっているのをありありと表れていた。

 

「はぐっ! うっ、ふっ、はぁぅ……! パトラの騎乗位は何度も味わっても最高すぎる……ッ!」

 

「ンッ♡ んんっ♡ はぁ──ンッ♡ よくっってよッ♡ わたくしのなかでぇ、ぜんぶだしきりなさないっ──あ゛ぁぁン♡♡♡」

 

 絡み合った恋人繋ぎをより強くし、立香は本日何度目かの射精を行う。幾度となく中出しされ充満した子宮には精液が納まりきらず外に溢れベッドシーツに精液たまりがまた一箇所形成されていた。

 

 22:00。この時間になると立香とクレオパトラに理性の鎖は当に砕け散っており、ただ貪欲に性を求める二匹の番が交尾をしているだけであった。ベッドを軋ませるほどにその後背位は苛烈さを極め、二人の口からは言葉にならない言葉と歯を剥き出しに荒い息遣いを吐くだけの部位に成り果てていた。

 

「ふッ! ふッ! ふぅッッ!!」

 

「オ゛ッ♡ ホッ♡ アァァッ♡ オ゛──オ゛ォォッ~~♡♡♡」

 

 雄の本能からか立香はクレオパトラに覆いかぶさり、彼女の手を上から抑え込み種付けを行う。普通の人であれば孕んでもおかしくない射精の奔流、当霊基において立香専用となったクレオパトラの肉壺は彼の精液を余すことなく吸収し、更に効率よく立香を気持ちよく射精させるため変化する。彼女の膣壁はミミズや蛇を超え搾精生物とも言うべきものになっており、立香の亀頭と肉棒にぴったりとくっ付き搾精をしていた。これより立香もクレオパトラ以外では満足することが出来なくなってしまっていたのは当然のことであった。

 

 23:50。立香とクレオパトラは対面座位で一つになりながら、互いの愛を確かめ合うような熱い接吻を交わしながらゆっくりと動いていた。本日最後の射精になるであろうものを前に、二人は改めて口にするまでもなく理解している事ではあったが声にして伝えるべく名残惜しそうに唇と唇を離した

 

「ちゅっ♡ はむっ♡ じゅるっ♡ ちゅっぱっ♡ ちゅ♡ ちゅ♡ んんっ♡ ぷっはぁー……リツカ♡」

 

「パトラ……大好きだ、愛してる。何時もオレが健やかに過ごせるように気を配ってくれて、本当にありがとう。クレオパトラが傍で見守ってくれるから、オレここまでこれた気もするよ。平凡で頼りないマスターかもしれないけどこれからもよろしくね」

 

「んんっ♡ 私も……リツカのことが大好き、いいえそれ以上……愛しているわ♡ 私の完璧主義過ぎる予定にもしっかりと付き合ってくれて本当に嬉しいです♡ ええ確かに貴方は非才かつ不運ですが、これからも私が寄り添いサポートするので問題なくてよ♡ 私、もう貴方から離れる気はないのでそのつもりで♡」

 

「ああ……すっごく嬉しいよ!」

 

 立香とクレオパトラは互いの積もりに積もった想いを告白しあい、再び唇を重ね合わせる。奇しくもカエサルが促した通り立香はクレオパトラに告白をする。だが、それに応えるクレオパトラの恋心、愛情は彼の予想を超えるものであったのは軍略家でもある彼をしても完全には予想しきれていなかったのである。だが彼がこの事実を知るのは遠い未来であった。そんなことは露知らず唇を重ね、舌を交わらせ、互いの体を抱擁し、心さえも一つになった立香とクレオパトラ。そして何十回目の射精がクレオパトラの中に注がれ、二人は今世の契りを誓い合うかのように深く深く全身で絶頂を享受する。

 

 そして立香の射精の後、二人にとって長い一日は終わり新しい日が始まる。それは立香とクレオパトラが絆の限界値(15)を超え新しい関係を結んだ記念すべき日、その初日である。それ故なのかアロマが効きすぎているのか立香の性欲は収まる気配がなく、クレオパトラは己の裡から熱く主張する怒張に呆れながらも笑みを浮かべる。

 

「いくら私が美し過ぎるからといって、普通は枯れ果ててもおかしくないのでは!? このアロマ今後は使用を控えるべき……?」

 

「いやぁアロマってすごいね……我ながら自分の精力に引くよ。それで、そのーパトラ? も、もう一回だけ……いいかなぁ?」

 

「はぁー……ええ、ええよくてよ♡ 他の娘に襲い掛かるかもしれないケダモノを野に放つわけにはいきませんもの。マスターの精魂、全て専属秘書の私が搾り取ってみせましょう♡」

 

 0:00。時計は頂点を差し示しているも。24時を過ぎてなお立香とクレオパトラの夜はまだまだ終わる気配はなく、むしろ加熱する一方で二人の瞳は愛する番を前に燃えに燃えていた。これがカルデア最後のマスターとその秘書にしてファラオなりし女王の熱く激しい愛の一日であった。

 




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