※この作品はR-18です。

原作崩壊のNTR小説   作:pace

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薄幸の戦乙女は最も新しい英雄に救われる〜恩返し催眠子作りエッチ編〜

 サーヴァント。それは人類史において善悪問わず名を刻んだ強大な存在が、死後に英霊となって召喚された者を指す。サーヴァントはその大半が人智を超える力を持ち、今を生きる存在では立ち向かえないほどの強者であるのが道理である。が、しかしてサーヴァントにも欠点がないわけではない。それは生前の所業により呪いや弱点、患った病等を現界した際にも有することがある。故に聖杯戦争等ではその性が勝敗を別つこともあるとされている。

 

 とある戦乙女の英霊を例に上げると、その者は好ましき人物をただ一人の愛する者と誤認してしまう性質と、愛する者は殺さないといけないという炎の如き衝動に身を焦がしていた。忌まわしき性質は愛する者に寄り添うことを許さず、他者を愛した者と間違えてしまう非行を課す。その在り方はいかなる方法でも覆すことが出来ず、精々先延ばしが限界であった──だが彼女は召喚された先で例外へと邂逅する。

 

 人理修復の最前線。成り行きで最後のマスターとしてなってしまった凡庸な青年、藤丸立香が戦乙女の悲願を叶える例外であったのだ。

 

──────

────

──

 

「いやはや、マスター殿の隠された力には拙者も驚きを隠せませんな〜~!」

 

「………」

 

「まさしく主人公に相応しい力で……あ、主人公といってもエロゲーのですけどwww」

 

「ぅぐぐっ……!!」

 

「平凡なマスターが、エッチした相手のバッドステータスを治す力を隠し持っていた件について!! ぷっ、ワハハハッッ!! そこで戦闘能力でない辺り、マスターはとことん守られタイプですなwww」

 

「クソッ! バカにしやがってよぉっ! 自害しろ黒髭ェ!!」

 

「残念でしたぁ! カルデアの令呪にそんな強制力ありませんwww デュフフフwww」

 

 けたたましい黒髭の爆笑を前に、カルデアのマスター藤丸立香は顔を真っ赤にしなが地団駄を踏んでいた。どうしてこうなったのか、ことの発端は静謐のハサンと呼ばれる少女の暗殺者が立香を夜這いしにきたのが始まりだった立香は思い返す。

 

 彼女曰く連続して発生した微小特異点の解決で疲れきっていたマスターの疲れを癒そうとしたらしく、寝所に忍び込むと疲れマラを見てしまったそうだ。それを見た静謐のハサンはマスターの寝込みを襲い、フェラで発散させる。すると、彼女の止めることの出来ない猛毒の体質を一時的に中和してしまったのである。

 

 これを知ったダ・ヴィンチちゃん等は現象の究明をすべく、他のサーヴァントを召集し状況再現を試みることに。志願したサーヴァントの中から選ばれたのは病弱な剣士、特定の相手に殺意を抱いてしまうアマゾネスの女王、被虐体質の乙女の三人だった。彼女等に静謐のハサンと同じことを再現させると、三名ともやはり一時的にではあるがスキルの改善がもたらされたのである。このことは関係者以外には伏せされたのだが、耳ざとい者も多く黒髭のように何処から聞きつけて立香を訪ねる者も少なくなかった。そして現在、未だ爆笑を続ける黒髭の前で立香は項垂れていた。

 

「はぁ〜〜……オレだってマシュや皆を支えられるような、かっこいい特殊能力が欲しかったよ。なんだよ、エッチなことで治療とか……オレだけエロゲみたいな能力で恥ずかしいよ……」

 

「まあまあ、そう卑下するものではないと拙者思うわけでして。誰かを傷付けるのではなく、救けるための能力なんて実にマスターらしい能力で……感激のあまり涙が、うっ……ぷくく。マジカルチンポならぬ、ミラクルチンポに感じてますぞwww」

 

「慰めるのか、バカにするのかどっちかにしてくれ!! あーもう、今日は疲れたから帰った、帰った!」

 

「あぁん、酷ぅい。まあマスターをイジるのにも飽きたので、そろそろ帰りますかな。マスター、暇になったらまたゲームやろうず!」

 

 そう言って黒髭はニマニマとしながら退散していった。おそらく彼なりに様子を見に来てくれたのだろうと察するが、連日これ幸いと迫ってくるサーヴァント達の対応に疲れてたのもあり立香は一人になりたい気分だったので追い出してしまう。

 

「ふぅー……黒ひーなりの気遣いなんだろうけど──っと!」

 

 そう一息ついた所を見計らうようにマイルームには訪問者を知らせるチャイムが鳴った。用事なら後にしてもらおうかと立香は相手の顔を確認すると、どうにも無視することの出来ない相手だったのもあり立香は彼女を部屋に招いてしまう。

 

「こんばんは、マスター。ん……お疲れのようですが、日を改めましょうか?」

 

「ううん、大丈夫。ブリュンヒルデなら、構わないよ」

 

「ありがとうございます。少し……お時間、いただきますね?」

 

 羽を思わせるように長く伸びた銀糸の髪に、憂いを感じさせる瞳はアメジストを想起させる。宝石に等しく例えられる蒼光の淑女。身に纏う華奢な銀の鎧がなければ、どこぞの姫君かと考慮してしまう夜のごとき女。彼の訪問者こそ槍の戦乙女、ブリュンヒルデであった。

 

 立香が第五特異点の頃からお世話になった英霊の一人である。そして彼女もまた己ではどうしようもすることの出来ない、宿痾と呼ぶべき[[rb:炎>・]]に内を蝕まれていた。故に立香は彼女を追い返さず、こうして招き入れたのだ。

 

「ふぅ。マスターは、何時も私に優しくしてくださるので困ってしまいます……本当に」

 

「一緒に戦うことを約束したし、百人乗っても大丈夫ってね」

 

「まあ。ふふ……[[rb:アルテラ>アトリ姉]]さまと一緒に尋ねて来てくれた時の。そうでしたね、はい。実は、今日訪ねたのは噂を聞いたからなのです」

 

「ああ……うん。結論から言うと、本当ってことになるかな。ダ・ヴィンチちゃんに聞いたけど、ブリュンヒルデの[[rb:炎>・]]にも効果はある可能性が高いって」

 

「そう、ですか……そうですか。マスター、私は……」

 

 ブリュンヒルデは立香の言葉に花開くように明るくなったが、すぐに萎れたように暗く憂鬱なそれになる。彼女には二つの特異な性質があり、好ましき人物をただ一人の愛する者──シグルドと誤認してしまう性質と、最愛の夫シグルドは殺さないといけないという衝動に駆られる性質が霊基に刻まれてしまっているのだ。

 

 もしシグルドが召喚されていれば、彼と力を合わせることで少しの間だけ先延ばしすることも出来ただろうが、現在のカルデアには彼は召喚されていなかった。故にブリュンヒルデは何時も愛する者を殺せという[[rb:炎>・]]に身を焦がされていた。立香が特にそうだがジークフリートや異世界のアーサー王に時折襲いかかってしまうそうで、彼女自身は悪くないのだが非常に気に病んでいたのだ。

 

 ならば立香の特殊な力が見つかった今なら彼女の性質をどうにか出来るかもしれなかったが、ことはそう単純じゃないことは立香も理解していた。

 

「詳しく聞いているかは分からないけど、何も直接しないと駄目なわけじゃないから安心して……って言っても気になるよね」

 

「そう、なのですか? 私が聞いた噂では直接……すると聞き及んでいました」

 

「きっと伝言ゲームで変化しちゃったんだね。あくまでオレが出したものに効果があるから、一人で出したのをその……経口接種しても効果は有るから」

 

「なるほど……詳しく教えてくださり、ありがとうございますマスター」

 

「いやぁ、全然。ただブリュンヒルデはシグルド…さんのことが気になるんじゃないかな? やっぱり夫以外のアレを飲むのは嫌じゃないかなって」

 

 立香はブリュンヒルデに確信的な質問をする。伝承にも名高い通り、ブリュンヒルデは記憶を忘却したシグルドを殺し。彼を誑かした一族郎党を焼き払うほど愛情深い人である。それはサーヴァントとなった今でも変わらず。故に立香は夫以外の精を飲むことに躊躇があるだろうと判断していた。

 

 立香の問いを受けてブリュンヒルデは静かに首をコクリと振った後、顔を上げた。その紫水晶の瞳から立香は彼女の覚悟を感じた。

 

「確かにそうです。あのひと以外のものを我が内に入れるなんて、悍ましい気持ちでいっぱいです。ですが、このままマスターや彼の勇士達をあのひとに見間違うのは耐えられません……ですから」

 

「うん、分かった。ブリュンヒルデがそこまで言うならオレから言うことはないかな。全力で協力させてもらうよ」

 

「ありがとうございます、マスター。では……脱いでもらえますか?」

 

「え」

 

「はい? マスター、どうかなさいました?」

 

「いや、脱ぐって……その。オレが一人で出したものでも効果は有るからさ、ブリュンヒルデに手伝ってもらう必要はないよ……?」

 

 彼女が納得したなら自分がとやかく言うことではない、と立香は考えており彼女の意思を尊重する。故にこれからは定期的に精を用意する必要はあったが、苦とは感じず彼女への恩返しも込めて頑張ろうと決意を固めていたのだ。

 

 そんな立香の決意を知ってか知らずか、ブリュンヒルデは突然脱ぐようにお願いしたので立香は動揺から彼女から後退りしてしまう。

 

「はい。確かにそうでしょうが、マスターが頑張っていのに何もしないというのは、私の戦乙女としての矜持が許さないのです」

「ですから、マスター……どうか私にも手伝わせてくれませんか……?」

 

「それは、大丈夫なの? あまり無理はしてほしくないんだけど」

 

「はい。それを含めて覚悟を決めましたから。それに、マスター。あなただから良いのです」

 

 先程立香がブリュンヒルデの瞳から感じた覚悟は、これを含めてだということに今しがた気付いてしまう。加えて頬をほんのりと赤らめ自分を見る姿に、立香は彼女からの強い信頼を感じ考え方を改めた。ならばこそ彼女の覚悟と信頼に応えるべく、成すべきことを成そうと気合いを入れ直す立香。

 

「っ!! ブリュンヒルデにそこまで信頼されて嬉しいよ。なら、手伝ってもらおうかな……?」

 

「ええ、古くはヴァルハラで勇士達を歓待するために作られた存在です。極上の奉仕を、約束します」

 

 こうして戦乙女の長女はブリュンヒルデと立香は関係を結ぶこととなった。この選択は正しかったのか。その判断を彼女が判別することが出来ないほど、目の前の男の子にのめり込んでしまうとは、この時のブリュンヒルデは知る由もなかったのである。

 

──────

────

──

 

 ぼんやりとした明かりの下、立香はベッドに座るとブリュンヒルデの邪魔にならないように股座を開いて待機していた。彼女もまた準備すべく普段着けている手甲を消し、雪のように白嶺の手を露にする。到底それが100kgをゆうに超える豪槍を巧みに操り、魔獣を引き裂く英雄のそれとは考えられなかった。それ程までに可憐で美しく、戦士というより箱入り娘の指先だった。

 

 立香が生唾を飲む音が部屋に響く。実際そうなのか対面の彼女の機微からは判断出来なかったが、それ程までに息を呑んだのは事実であった。今からあの指先で自身の陰茎をイジってもらえる、そんなことを考えるだけで鈴口からは熱いものが滲むのを感じてしまう。ブリュンヒルデは立香の盛り上がったズボンを見て、彼女らしからぬ艶美な微笑を向けていた。

 

「まあ、まあ。マスターも、男の子なんですね。もうこんなにしてるなんて。多くの女性を見てきたマスターが、私で満足出来るか不安でしたが。杞憂で何よりです」

 

「俺が見てきた中でも、ブリュンヒルデはトップクラスだよ。宝石みたいに綺麗な髪や瞳。性格もお淑やかで愛情深いなんて理想の女性そのものだよ。それに……」

 

「ぁぁ……もう、もう。本当にマスターは私を困らせます。息をするように口説き落とそうとするなんて……❤️️ それに?」

 

「あー。いやなんでも。とにかくブリュンヒルデは最高の人だから卑下する必要なんてないから!」

 

「はい……そこまで言われて自分を貶めるのはマスターや私を愛してくれたあのひとにも申し訳ないですものね。これからは控えるようにします」

 

 ブリュンヒルデは立香の言葉に納得した様で、また彼女の嬉しそうな顔に立香もつられて笑みを浮かべてしまう。その裏ではいらないことを言いかけた己を嗜めつつだったが。

 

 まさか人妻の彼女に愛情よりの好意を抱いている等を気付かれでもしたら、ブリュンヒルデのことなので厄介なことになるのは目に見えていた。故に立香はこのことを決して漏らさまいと誓っていた。そうこう考えているとブリュンヒルデは膝をつき、立香の股の間に割り込んだ。いよいよ始まる前戯を前に立香の顔に興奮から汗が一雫垂れていた。

 

「脱がしますね──あ、ぁぁ……❤️️ とても、とっても、逞しい❤️️ 太陽の魔剣に劣らない鋭さ、大神の神槍を思わせる雄大さ。あぁ。これが、これがマスターの、男茎……❤️️」

 

「ぅ……褒めすぎ、じゃない? そんな大したものじゃないと思うけど」

 

「いいえ、いいえ。マスターは自覚するべきです。あなたの陰茎は大英雄のそれだと。並の者ではこれの衝撃に耐えられないでしょう。身に覚えはありませんか?」

 

「あー、それは、はい。つい先日実感しました」

 

 曰くマスターの精は濃すぎるそうで。件の始まりであるアサシンや実験に協力してくた英霊達が話す所によると、エグ味があり二度と口にはしたくないと思いつつ、日に日にまた飲みたくなってしまうそうで、四人はいつしか立香の精液の虜になってしまっていた。

 

 故にここ最近は立香の精を飲んだサーヴァント達に、代わる代わるに迫られ精を提供していた。流石にカルデアのスタッフ陣も由々しき問題だと認識し、四人をマスターから遠ざけることにしたのであった。

 

「そうでしょうね。私が言えることではないですが、マスターはこれから女人と付き合う時は注意する様に。ダ・ヴィンチ女史から既に聞いていると思いますが」

 

「うん。俺のこれや四人に関してもダ・ヴィンチちゃんの方で対策用の魔薬を研究してるらしいから、それを期待するよ。ブリュンヒルデは、大丈夫そう?」

 

「私は、はい。あのひと、シグルドへの思いを確かにすれば惑わされないかと。魅力の魔性というわけではないので、確かな芯さえあれば虜にはならないのでしょう」

 

「そっか、なら良かった。ブリュンヒルデまでああなったら……うん、良くないから」

 

 ブリュンヒルデが自分の虜になる。そんな甘美な響きに立香の心はぐらつきそうになるが、弱みに付け込むような形で彼女の心を奪うのは良くないことだと己を戒める。立香は己の中に芽生えた邪心を振り払うため、手早く済ませようとブリュンヒルデを促す。

 

「あー……もう夜も遅いし、さっさと済ませようか。明日も早いからさ」

 

「ん、はい。そうですね。では……触れますね」

 

「おぉぉっ! ッ……ぁ゛!?」

 

 ブリュンヒルデは優しく、ゆっくりと立香の屹立に指を立てた。繊細な触れ方は男の弱みを知るそれであり、しかと彼女が人妻であり自分でない男に操捧げた人なのだと改めて理解させられてしまう。

 

 一方でブリュンヒルデも立香の肉棒に触れて、内に秘めた熱さや天を貫かぬばかりの硬さを感じた。夫シグルドとはまた違う雄々しさを記憶させられ、今しがたしていることが不貞だとありありと突きつけられていた。だがここまできて止まるのはマスターに対する無礼に他ならないと、ブリュンヒルデ今一度大きく息を吐き、指を動かし始める。

 

「ふぅー……動きかします。痛かったら、言ってくださいね?」

 

「ぅ、ン! くっ、ぐぉ……! やばっ、ブリュンヒルデの手、気持ち良すぎる……!!」

 

 立香の返事とも呻き声とも取れる言葉を皮切りに、ブリュンヒルデの指が上に下にと移動を始める。彼女の指先は雪のように冷たいかと思えば、焔の如く熱を持つ。寒暖自在の五指は立香の肉棒を熱し、冷やし、弄んでいた。しかして指の動きはおざなりかと思えば、雁首でキュッと指を窄め精を搾り出すように刺激する小技も披露した。

 

 まさしく雄を悦ばせる技に長けており、これがヴァルハラにて勇士を持て成すワルキューレの手管かと立香は感服してしまう。なら全力でやればどうなるのか、立香は好奇心に流されるままブリュンヒルデに更なる段階を求める。

 

「くぁ、ァッ……!! ブリュンヒルデ、もっと、強くして、良いよ」

 

「っ……! 分かりました。もう少し、強くですね? ならワルキューレの長女として更なる手管をお見せします……❤️️」

 

 ブリュンヒルデは立香の求めに少々驚いてしまう。今の時点でも夫であるシグルドの我慢出来るギリギリのラインを攻めていたので、さしものマスターといえど直ぐに果ててしまうだろうと考えていたからだ。だが彼はこの段階は耐え切ってしまい、更なる段階を求めてきたのだ。これにブリュンヒルデはやはり夫と彼は違うと認識すると同時に、この雄を満足させたいという戦乙女の矜持がメラメラと燃え上がっていた。

 

 ブリュンヒルデは口から唾を肉棒に垂らし、立香の我慢汁と混ぜ合わせストロークを加速させる。二人の体液が混じり合う官能的な光景で視覚的にも興奮させ、もう片方の手で立香の陰嚢を揉みしだきながらこねくり回す。同時多発に起きる快感の連鎖は立香の快楽を高めて止まず、今にも射精してしまいそうな衝撃に襲われていた。立香はたまらず首を下げて歯を食い縛り、手を固く結び耐え忍ぼうとした。だがそれを見逃さず、ブリュンヒルデは彼の耳元で甘く囁いた。

 

「我慢、しないでください❤️️ マスターのかっこいい射精っ❤️️ 見てみたいです……❤️️」

 

「あぁっ、う、あぁぁっ……!」

 

 ブリュンヒルデのおねだりが決め手となり、立香の理性という名の防波堤は決壊してしまう。瞬間、亀頭の鈴口から精液が吹き出しブリュンヒルデは両手で受け止める。何秒続いたのか分からないほど、並々と注がれた精液にブリュンヒルデは畏敬とも恍惚とも取れる顔を浮かべる。

 

「たくさん、たくさん射精してくれて、ありがとうございますマスター❤️️ あぁぁ、とっても濃くて❤️️ 匂いも強く❤️️ 立派な子胤です❤️️」

 

「はぁはぁ。うん。その全部飲まなくても効果はあると思うから……」

 

「いいえ。全部、飲み干します。マスターが私のために射精してくだっさったのですもの。一滴も零さず

、残しません……んぅ、ンッ❤️️」

 

 立香の言葉をピシャリと跳ね除けると、ブリュンヒルデは手に溜まった精液に口をつけ吸い始める。ブリュンヒルデが白磁の喉を鳴らしながら自分の精を飲む姿に、立香は静まろうとしていた興奮が再度沸き上がるのを感じた。立香がじっと見つめる中、宣言通り一滴も零さず飲み切り手に付着した精液も舐め上げ飲み干してしまった。

 

「れろ、れぅ……❤️ マスターの、濃厚子胤❤️️ 確かにいただきました……❤️ 改めて、ありがとうございますマスター」

 

「いや、うん。こちらこそ良いものを見せてもらったというか……それでどうかな、具合の方は?」

 

「はい……特に、変化は──」

 

「ブリュンヒルデ? 大丈夫? 具合が悪くなったんだったら医療班に連絡を──わっ!?」

 

 ブリュンヒルデの謝意に立香もまた金輪際忘れられないであろう光景を見たのもあり、彼の方からも感謝の言葉を述べてしまう。しかしてこの行為の意図はブリュヒルデの性質への対処が目的で、それが成されなければわざわざ飲精してもらった意味がなく。立香はブリュンヒルデの様子を伺う。立香の問いにブリュンヒルデは目をつむり変化を感じ取ろうとしていた。だが変化は感じ取れなかったのか、ブリュンヒルデは目を開き変化がないことを口にする。その最中、彼女の全てが停止したかのように動かなくなる。

 

 立香は急停止したブリュンヒルデに肩を支えようとすると、彼女の方から抱き寄せられてしまう。

 

「ぶ、ブリュンヒルデ!? ちょ、どうしたの!?」

 

「あぁぁ……マスター! マスター! 私、マスターやあのひとを想っても……殺したいと思わない……! やっと、やっと私の裡から、[[rb:炎>・]]が消えたのです! う、うぅぅっ……!!」

 

「ぁ──うん。大丈夫、もう大丈夫だから……」

 

 慈悲深く、愛情豊かでちびっ子サーヴァント達を見守る賢母のような彼女。盾と見間違う長大な刀身を備えた槍を振るう戦士の彼女。そのどれとも違う彼女の姿に立香は何と言葉を掛けたらいいか分からず、ただ彼女を抱き返し震える背中をさすっていた。

 

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────

──

 

 藤丸立香がブリュヒルデに精の供給を行ってから、数週間が経とうとしていた。その間に立香は1945年の日本で聖杯戦争を繰り広げたり、波瀾万丈の生活を送っていた。そしてブリュヒルデはというと、自身の性質を抑えることに成功したのもあり、積極的に周囲を関わるようになっていた。特に厨房組と仲を深めており、元々料理上手であったが現代の料理等を教えてもらったりしていた。以前までは今風の料理を教わろうにも、厨房組であるエミヤにシグルドの影を重ねてしまうことがあり近づくことが難しかった。今はその心配がなくなったのもあり、彼の技を得ようと熱心に通っていた。もちろん戦闘での活躍も目覚ましく、今まで一緒に組むことが難しかったジークフリートとも難なく共闘をこなしカルデアへと貢献していた。

 

 後は[[rb:あのひと>シグルド]]や妹達が召喚されれば充足といったある日のこと。ブリュンヒルデは日頃のお礼として、マスターが好むと聞いたお菓子を作り彼の部屋まで運んでいた。あの一件より更に仲が深まった二人だが、立香は特異点の解決に勤しんでいたのもあり中々顔を合わせるタイミングがなかった。それもあり久しぶりにゆっくり会話したい、彼に喜んでもらいたいとお菓子を手にマイルームへと向かっていたのだ。そして立香の部屋の前に到着したブリュンヒルデだが、部屋の中の雰囲気から取り込み中だと察してしまう。

 

(マスター……どうやら興奮している様子。そっとしておくべきしょうか、もし私が考えている通りだったら──あぁ、やはり)

 

 ブリュンヒルデはルーンを用いて透視を行う。そこにいたのは、片手にフラスコを持ちながら自慰をしていたマスターであった。テーブルには彼の精が注がれたフラスコがいくつかあり、どうやら魔術的な道具らしく中の精液が飲みやすく変化しているブリュンヒルデは看破した。

 

 特異点から帰って来てまだ疲れは抜けきっていないだろうに、自分のような霊基に刻まれた性に翻弄されるサーヴァント達のため頑張る姿に。ブリュンヒルデの胸を熱くなっていた。あの日以来、マスターに対する好感度は最高潮に達しそれは際限なく高まっているようにブリュンヒルデは感じていた。そしてそうなっているのにも関わらず、殺意を抱いていないことにまた感謝の念を抱いてしまう。

 

 これ以上見るのは野暮だとブリュンヒルデは透視を解除しかけた際、マスターの口が動くのを見て透視を続けてしまう。鼻息荒く口にしたのは──。

 

『ふぅ、ふぅ……ブリュンヒルデ、ブリュンヒルデッ!!』

 

「へっ……!!?」

 

 思わず素っ頓狂な声をつい出してしまうブリュンヒルデ。聞き間違いでなく確かに己の声と共に、マスターがフラスコの中に射精したのだから無理もなかった。生娘ならば不可思議に思うだけだったかもしれないが、あいにくブリュンヒルデは一児の母であり夫がいたこともあるのだ。その呟きがどういう意味を持つのかブリュンヒルデはよく理解していた。

 

(マスター……! そう、だったのですね。私のことを、そんなに想ってくださっているとは……❤️ あぁぁ、ですが……)

 

 これが彼女以外のサーヴァント、特定の異性関係を持たないサーヴァントなら問題はなかった。だがブリュンヒルデには生前夫がおり、彼のシグルドに対する愛は今だ消えることなく燃えているのだから。ブリュンヒルデはマスターの想いに応えることは、決して出来なかった。

 

(本当に、困ってしまいます……とてもとても、嬉しいのに。私はそれに応えることが出来ない……けれど)

 

 ブリュンヒルデは決して彼の想いに応えられない。だが。ほんの少しだけ、今だけは彼に夢を見せてもいんじゃないか。そんな思いがブリュンヒルデの裡で燻っていた。彼はただの一般人だったというのに、人類史を背負わされ必死に歩んできた。それだけでなく、彼は神代のルーンですら完全に克服することが出来なかった、自身の霊基の在り方を変えてしまうほどの偉業を成し遂げたのだ。それに報いるためなら、多少の不義もやむなしなのではないかと。

 

 ブリュンヒルデはあの日の記録を呼び起こす。歓喜のあまり震え泣く自分を抱く、マスターの頼もしき御姿を。久しく感じなかった温もりを施してくれた慈しみを。瞬間、ブリュンヒルデの裡では感じたことのない[[rb:炎>・]]が燃え盛る。連れてマスターに対する想いはとめどなく溢れていた。

 

(そう、そうですよね。あのひとも同じことを思うはず。ここまで頑張ってるマスターに、多少の報奨はあるべきです)

 

 そうと決まれば早速準備をせねばと、ブリュンヒルデはその場を後にした。ブリュンヒルデの裡にはマスターへの想いが薪となり、彼女の裡で新たな[[rb:炎>・]]が燃え盛っていた。仄暗い[[rb:炎>・]]を胸に歩むブリュンヒルデの顔は、普段の憂いを帯びた彼女と打って変わり、妖しさを纏った魔性の女と呼ぶのに相応しい顔であった。

 

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──

 

 朝早くから藤丸立香は、だらけきった姿勢で目をつむり寝そべっていた。ここ最近は特異点の解決だったり、サーヴァントとの様々な交流で体を酷使したのもあり、疲労困憊で泥のように眠った後であった。意識はとうに覚醒していたが、まだ寝足りず横になっていたがふと違和感を抱いてしまう。何時もなら誰かしらがマイルームに来るものだが、珍しく今日は誰も来る気配がないのである。

 

 少なくとも食事を取らないでマイルームに引きこもっていると、マシュ等が食堂へ行こうと誘ってきたり。それこそフォウくんなんかはよく忍び込んで来るものだった。だが今日はマシュ含め他のサーヴァントも来訪せず、気が付いたら傍にいるフォウ君も見かけなかった。だがそういう日もあるかと一人で納得し、だが流石にそろそろ起きるかと立香は目を開き起き上がった。

 

「おはようございます。マスター。よく眠れましたか?」

 

「のわっ!!? え、は、ブリュンヒルデ!? 何時からいたの!? え、嘘。何故? ええっ??」

 

「マスター。どうか落ち着いてください。お水。用意したので、飲んでください」

 

「えぁ、あぁ、ありがとう? ん、んぐっ、んんっ……ぷっはぁ~~。ふぅ、キンキンに冷えてて生き返る感じがするよ……いや、そうじゃなくて。どうしてここに? 何か、あったの?」

 

 立香が目を開けると、そのすぐ横でブリュンヒルデは慈母の眼差しで立香を見ていたのだ。続けて驚く立香にまるで子を宥める母のように対応すると、ブリュンヒルデは手に持っていた水を立香に飲ませようとした。立香は有無を言わせぬ笑顔の圧に押され受け取ると、寝起きで渇いた喉にキンキンの水が通り過ぎ生を実感してしまう。だが、それで彼女がカルデア溶岩部のように侵入した事実を流すことは出来ず、立香は再度ブリュンヒルデに何故ここにいるのかを尋ねた。

 

 立香の問いにブリュンヒルデは微笑を浮かべる。まるでおかしなことを聞いた若輩を見るかのように。それだけなら怪訝に思うだけだが、ブリュンヒルデの笑みに立香は得体の知れぬ凄味を感じた。それは妖しい色香によって人を惑わす魔性の如きそれであった。ブリュンヒルデが問いに答えようと口を開く、そんな些細な動きにも立香は目が離せなかった。

 

「ふふ。ふふ。何か、とは? マスター……いえ、立香❤️ あなたが私を呼んだんですよ?」

 

「は」

 

「皆のために精を出している時に呼んだではありませんか。ブリュンヒルデ、ブリュンヒルデと」

 

「……あ」

 

 不気味に笑い、マスターではなく名で呼びながらブリュンヒルデはあなたに呼ばれたと答えた。突如として呼び方を変えたのもそうだが、自分が呼んだというがそんな覚えはまったくなかった。そも暫くブリュンヒルデとは顔を合わせてなかったというのに。だが困惑する立香にブリュンヒルデは再度口を開くと、誰にも知らせず、秘めていた事柄を彼女の口から明かされてしまう。

 

 確かに立香はダ・ヴィンチちゃんとキャスター組が作成した道具に精液の貯蔵を行っている際、ブリュンヒルデを想いながら彼女の名を口にして自慰をしていたのだ。知られていた。そのことを認識すると、立香は顔が青ざめるのを感じてしまう。

 

「え……あっ……き、聞いたの……?」

 

「はい、この耳で。しかと。立香の可愛らしい声で私の名を呼ぶのを……❤️」

 

 頬を紅潮させ、その時のことを夢想しているかのように恍惚とするブリュンヒルデ。だが立香にはその姿も声も目や耳に入っておらず混乱していた。立香にとってブリュンヒルデは第五特異点の頃に召喚したサーヴァントで、当初はネロ祭りのこともあり戸惑いながら接していた。しかし時折ちびっ子サーヴァント達に見せる、眩しげに愛おしく微笑む慈母の様な優しさ。虹の剣を持つ大英雄に迫られても揺るがぬ夫に対する愛の深さ。そして頼りない己に厳しくも穏やかに柔らかに導く姿に触れて、立香は心底彼女に惚れこんでしまったのだ。

 

 だが、前提として彼女は人妻であり今も尚その熱愛が消えることはなかった。故に立香はそのことを尊重し、せめてもとブリュンヒルデに迷惑を掛けないよう彼女には恋心を確かに秘めていたのだ。だが今しがた、それが無為と化したことで立香は心底ショックを受けていた。そんな彼を見てブリュンヒルデは思っていた反応と違うとでも言いたげな顔をしていた。

 

「立香? 何故、そんな悲しそうな顔を? 私、とっても嬉しかったのに……❤️」

 

「え……? 嘘、でしょ……」

 

「嘘じゃありません。私に声を掛けて、微笑みかけてくださる。あのひととは違う、あたたかな手で抱きしめてくれた。数多の英雄に引けを取らない逞しい心で、人々のために進むあなた。私はそんなあなたに、どうしようもなく惹かれているのです……❤️」

 

「そんな。ブリュンヒルデが、オレなんかにそんなこと……有り得ない」

 

 目の前の光景を、言葉を、信じられないと立香は拒絶してしまう。北欧神話に名高き伝説の戦乙女。夜の静寂が似合う、神秘が型を成した麗人。その苛烈な愛情は無理矢理娶った男だけでなく、彼の一族郎党全てを焼き殺したほど。「誰も、[[rb:彼>シグルド]]以外に触れて良い者はいない」そう叫びながら自刃した彼女が自分の告白を受ける筈がない。混迷する脳裏をおいても立香はそう結論付ける。

 

「ブリュンヒルデが俺の想いを受け入れるだなんて。悪い夢だ」

 

「ふふ……はい。夢ですよ」

 

「夢──え、本当に?」

 

「ええ。これは一時の泡沫の夢。ここにいるのは、あなたが望む夢想のブリュンヒルデなのです❤️」

 

 穏やかな笑みのまま、ブリュンヒルデは立香に近付き押し倒した。凄まじき早業。立香は咄嗟に反応出来ない。そのまま自身に覆い被さるブリュンヒルデの熱、吐息を肌に感じる。立香はこれが夢とはとうてい思えなかった。そして彼女は指先で頬をなでる直前、立香の目の前で指を惑わせた。まるで宙に文字を描くように。

 

 直後、立香の全身を心地よい浮遊感が包んだ。まさしく夢のような体感。それにつれて夢であるなら彼女と、どんなことをしても良いのだろうかと考えるようになっていた。

 

「はい。いいですよ。立香のしたいこと、私が全て受け止めます❤️️ まずは、何がしたいですか?」

 

「ッ!? 声、出してないのに! いや、夢に理屈を求めても仕方ないのか……? でも。もし、 もし出来るのなら。俺は、ブリュンヒルデとキスがしてみたい。無理だろうけど──」

 

「まあ。まあ。ふふ、可愛らしい願いですね。どうぞ、あなたが望むだけ私に熱い接吻を……❤️️」

 

 立香は夢見心地のようなふわふわとした気持ちのまま、ブリュンヒルデとしたいことを口にしていた。貞節な彼女が、こんな不埒なお願いを聞いてくれる筈がない。そう思っていた立香の予想を裏切り、ブリュンヒルデは立香がキスしやすいように顔を近付けた。

 

 キラキラと輝くアメジストの瞳が立香をじっと見つめており、ブリュンヒルデはその時をただ静かに待っていた。その時、立香は完全に理解する。ああ、これは夢なんだと。なら我慢しなくていいんだと。

 

「ブリュンヒルデ……ブリュンヒルデ!!」

 

「っ〜〜❤️️ んぅ、あむっ❤️️ んふ❤️️ んー❤️️ はぁぁっ……❤️️」

 

 立香は彼女の唇を貪らんばかりに吸い付いてしまう。初々しさが溢れたがっつくようなキスは歯に当てあってもおかしくなかったが、人妻として慣れたものでブリュンヒルデは立香に合わせて口を動かす。リードもあるが、立香は憧れの女性とキスをすることに成功した。

 

 だが立香は唇の熱を感じると、我に帰ったのか首を仰け反り離してしまう。だがブリュンヒルデは逃さまいと迫ると再び口付けをした。結果的にバードキスのような形になったそれは、時にして数分以上は繰り返されることに。だがその連鎖を断ち切るように立香は自身の手で唇を塞いだのである。

 

「ふぅ、ふぅー。ぁぁっ……ご、ごめんブリュンヒルデ。俺、ブリュンヒルデに何回もキスしちゃった……」

 

「まあ、まあ。謝る必要はありませんよ。ふふ。先にも言いましたが、これは夢なのですから。むしろとっても嬉しいです。久方感じていなかった温もりを感じられたのですから……❤️️」

 

「夢、夢……そんな風にはやっぱり思えないよ。あんなに暖かくて、柔らかい感触が夢だなんて」

 

「ふふ。あれだけで全てだと判断するのはいけませんよ。鳥のように口を合わせたのなら、次はより深く。熱い接吻を……❤️」

 

 立香は胡乱な雰囲気に流されないよう意識を保とうとするが、それが仇となりブリュンヒルデをつぶさに観察することでますます彼女の虜になっていた。己を見下ろす形故に顔に掛かる銀糸は頬をくすぐり、甘い果実のような香りが鼻腔をくすぐっていた。熱を孕んだように潤んだ紫水晶の瞳は、見ているだけで吸い込まれそうな感覚に陥ってしまう。困惑極まった立香に、ブリュンヒルデは妖しい色香を持って次なる世界へと誘おうとしていた。バードキスの先、ディープキスへと。

 

「もっと、深く?」

 

「はい。きっとあなたも気にいるかと」

 

「そっ、か。なら……したい、かな」

 

「はい❤️ なら私の方から、失礼しますね──ん❤️」

 

 ブリュンヒルデは片方の手で立香の頬を支えると、己の唇を彼の唇へと誘った。再度触れ合う唇。その感触を立香は生涯忘れることはないと確信する。だが直後、感じる感覚にその感動が圧倒されるとは到底思わなかった。ブリュンヒルデから伸ばされた舌は立香の閉じた唇を優しくノックする。それだけで立香は全身に歓喜の震えが走ってしまう。このまま唇を開けていいのか逡巡する立香。しかして至近距離で見合うブリュンヒルデの瞳から、早く開けてほしい。そんな感情を読み取ってしまった立香は、ゆっくりと唇を開けてしまう。

 

 開いた唇からぬるりと舌が入ってきたかと思うと、立香の口内を舐り始める。暫らくして立香の舌を感じ取るとすかさずブリュンヒルデの舌は絡み付く。さならが注連縄の如く二本の縄が捻じれ合わせるように、二人の舌は唾液を伴い交わり合った。

 

「「じゅるっ❤️ じゅっる、れろ❤️️ ちゅばっ……❤️️ ん゛っ❤️️ ん゛~~っ❤️️」」

 

 互いに息すら忘れ舌の性交を繰り返す。なるほどこれはハマってしまうと、立香は快楽の奔流に浸かった脳で考える。熱く、熱く、とろけるような舌を舐り、想い人と体を重ねるこの感覚を一度知ってしまうと知らなかった以前に戻る気などは消え失せてしまう。ぐちょぐちょと厭らしい音が耳に響き、ブリュンヒルデから伝わる熱を感じ、自然と立香の怒張もズボンの下で主張を始める。

 

 立香の酸欠に陥る寸前、ブリュンヒルデはそれを感じ取っていたのか大事に至らぬ前に唇を離す。唇を解放されて立香は、肩を上下させながら大きく息を吸ったり、吐いたりして息を整える。そんな時でも立香の視線はブリュンヒルデから逸らされず、唇を伝う銀の橋を指で絡めとる艶姿に目を奪われていた。

 

「ん❤️ ああ、ふふ。はしたない所を見らてしまいましたね。ディープキス、気に入ってもらたようで何よりです❤️」

 

「はぁ、はぁ……ブリュンヒルデ!!」

 

「はぁい。次はいかがなさいますか? 立香の望み、私に教えてください❤️」

 

「次、は。ブリュンヒルデの、裸が見たい……な」

 

「ええ、ええ。それがあなたの望みなら❤️ 少々、失礼しますね」

 

 立香の裸が見たいというお願いにブリュンヒルデは潔く頷くと、魔銀の鎧を消しセーラ服のような簡素な服だけになる。そしてベッドの上、立香が目を見開き見つめる中でブリュンヒルデは一枚、また一枚とストリップ劇場のダンサーのように服を脱いでいった。その度に立香の興奮は加速度的に増していき、バクバクと鳴っているかのように心臓は激しく脈を打っていた。そして最後の一枚が脱ぎ捨てられた時、そこには女神が存在した。

 

 黒点一つも存在しない白磁の体は、まさしく神が自ら造りたもうた至高の芸術品。乳房、臀部は果実のごとき丸みを帯びていながら、それ以外は流麗の如く研ぎ澄まされ女神像のような究極の彫刻を思わせる。美の具現と呼ぶに相応しい女体であった。それでいながら、恥じらいを完全には捨てきっておらず頬をほんのり紅潮させる姿は清い乙女のそれであった。この至宝を前に立香は、彼の大英雄と称される[[rb:竜殺し>シグルド]]が一目惚れしてしまうのは自明の理だと心で理解してしまった。言葉なく立香はブリュンヒルデの玉体を目に焼き付けていると、ブリュンヒルデはやや不安があるのか立香の様子を伺った。

 

「そんなに見つめられると、困りますっ……❤️️ 私の体は、お気に召しませんでしたか……?」

 

「は……? まさか!! ブリュンヒルデの艶姿を見て何も思わない男がいたとしたら、そいつは機械かなんかだよ!! その、あまりにも綺麗で見惚れちゃってた。とっても綺麗だ、ブリュンヒルデ……!」

 

「あぁぁっ……❤️ 嬉しい、です❤️ あなたにそう言ってもえると、裡側から燃えるように熱く、熱くなってしまいます……❤️ あなたになら、見るだけでなくそれ以上のことも。ええ、してほしいです❤️」

 

「ッ~~! そんなこと言われたら、もう我慢できないよっ……!」

 

 ブリュンヒルデの直球とも言える誘いに、立香は理性が切れたかのように彼女に迫り、震える手でブリュンヒルデのたわわと実った乳房に鷲掴んだ。手が触れたことで、熱っぽい吐息を吐き出したブリュンヒルデ。その息吹に立香は急かされるように、重力に逆らい形を保つ男好みの乳房を揉み始める。重力に逆らう様から固いように思えたが、立香が指を押し込むと吸い付くように沈み、確かな弾力で指を押し返し持て成す。

 

 ブリュンヒルデの母性に比例するようにたわわと実った巨峰。その中央にはぷっくりと立つ実が露わになっており、立香は興奮に突き動かされるまま実を口にしてしまう。コリコリとした実を立香は味わうように舌で転がし、時には甘噛みしてしまう。性感帯を攻められ、これにはブリュンヒルデも溜まらず喘ぎ声を上げてしまう。

 

「ん、ぁあンッ❤️ ふっ、んんぅ~~❤️ 赤子のようで、赤子でない。雄の咬みかた……❤️️ マスターの熱い咬合で私も……あぁぁっ❤️ 」

 

 ブリュンヒルデの喘ぎもスパイスに立香は更に舌を突き動かす。片方の胸は揉みしだき、片方の胸は乳首を口に含み弄る。対を同時に攻めることでブリュンヒルデは、それまで心の大半を占めていた立香への庇護欲が性欲に変化するのを感じていた。はち切れんばかりの怒張を擦り付ける動作も相まって、ブリュンヒルデは立香と更なる行為に進もうと、ズボン越しに彼の肉棒を指でなぞってしまう。

 

「んふっ❤️ 立香のここ❤️ はち切れそうで、とっても熱い……❤️ 次は、どうしたいですか?」

 

「どうって、それは。ブリュンヒルデと……したいよ」

 

「何を、ですか……❤️」

 

 もごもごと口ごもる立香に、尚もブリュンヒルデは爪で肉棒をカリカリと引っかいていた。直接触れてほしいのに、触れられないもどかしさから立香は苦しげに唸っていた。だがじっと己を見るブリュンヒルデに、答えなければ終わらないと覚悟を決めた立香は彼女に本音を伝えた。

 

「っ~~! ブリュンヒルデと……セックスしたい……!!」

 

「ぁぁ……はいっ❤️ 立香の願い、私が叶えますね──あっ❤️ 以前より逞しく、鋭利……❤️」

 

 立香の願いを聞いたブリュンヒルデは、たちまち立香のズボンを脱がし肉棒を露出させる。勢いよく飛び出すそれは、以前より強く勃起しているとブリュンヒルデは感じていた。雄々しい肉棒を前に彼女の中の秘められていた戦乙女としての本能が目覚め、身を震わせつつ秘所からは雫がぽたぽたと落ちていた。

 

 立香もまた、いよいよ本番を迎えるにあたって鼻息荒くブリュンヒルデを見つめてしまう。意中の相手でありながら、叶わぬ恋を諦めていた彼女と交わることが出来ると考えると興奮は際限知らずに高まり、陰茎の先へと充血して硬さを増していた。ブリュンヒルデはそんな逞しい肉棒を自身の秘所にあてがうと、何時でも挿入できるように立香の上に跨った。

 

「立香……挿れますね❤️」

 

「ぁぁ、う、うん……! 何時でも、良いよ……!」

 

「はぁい❤️ いきます……んっ❤️ あっ、あ゛ぁ゛ぁ゛~~❤️ 挿って、ますっ❤️ 立香の神槍がっ❤️ 私の中に……ぁぁあっ❤️ これぇ❤️ あのひとのよりっ❤️ いいえ、いいえっ❤️ そんな筈ぅ──ッ~~❤️」

 

「くっ、ふっ、おぉぉぉっ!! これが、女性の、ブリュンヒルデの中……っ!!」

 

 ブリュンヒルデのぴっちりと閉じた秘裂を断ち切るように、突き進む立香の神槍。滴る蜜液と我慢汁で研ぎ澄まされながらじっくり秘所に侵入していた。立香が初めて味わう女体の神秘に獣声を上げている最中、ブリュンヒルデもまた久方味わっていなかった雄の熱情に浮かされ腹の奥から声を上げる。

 

 夫のそれと比べて引けを取らない豪槍の如き男茎。並みの雌や生娘であれば、挿れられてた時点で屈しても不思議でない男根。ブリュンヒルデは弩級の快楽に負けずと、今は遠き夫を想い耐えようとする。だが炎の館での思い出を塗りつぶすかのように、立香の肉棒は子宮を貫き意識を目の前の雄に引き戻されてしまう。恍惚に満ちた息を吐きながら、ブリュンヒルデは快楽に浮かされたまま立香に具合を尋ねてしまう。

 

「っか、はぁぁっっ……❤️ どう、ですか❤️ あなたの男根が、全部私の中にありますよ……❤️ とっても熱くて火傷してしまいそうです❤️」

 

「すっ、ごいよ……!! ブリュンヒルデの中こそ生きた炎というか、内部で熱せられて今にも射精しちゃいそうだっ! こんなの知ったら、もうやらないなんて考えられないよ!!」

 

「まあ、まあ❤️ ふふ❤️ 大丈夫ですよ。もしまたしたくなったら、私がいくらでも付き合います。ええ、はい❤️」

 

「ブリュンヒルデ……! 夢、次も見れるといいなぁ──あぐっ……!?」

 

「ぁぁァン❤️ あなたが望めば、何時でも見れますよ❤️ だから、今はこちらに集中してくださいっ❤️」

 

 立香の興奮を孕んだ褒め言葉にブリュンヒルデは益々浮かれる。だがこれが夢だという前提での行為であるので、立香は一瞬だけこの夢をまた見れるのか不安になり沈んだ顔をする。だがブリュンヒルデは彼の不安を掻き消すように腰をグラインドし、彼の肉棒に刺激を与える。突然の快感に立香が口を噤む中、ブリュンヒルデは立香が望めば何時でも見れると口にしてしまう。立香がその違和感に気付く前に、ブリュンヒルデは更に腰を揺れ動かす。

 

 Aランクの騎乗スキル持ち故か、その腰使いは並外れており立香から精を搾り取らんと蜘蛛のように腰を上下する。ブリュンヒルデの瑞々しい白磁の臀部と立香の股間部がぶつかると、玉汗を散らして水っぽい肌と肌がぶつかり合う淫音が響く。それだけでも射精を司る陰嚢に響く快感であったが、ブリュンヒルデの蜜壺には遠く及ばなかった。

 

 ブリュンヒルデの蜜壺は立香の男茎にフィットするように膣壁が伸縮し、彼の神槍を納める鞘へと変化していた。これはブリュンヒルデの持つ原初のルーンを使用した霊基調整で、立香のモノに相応しい蜜壺を生み出したのである。同時に彼女の保有するスキルの一つ、英雄の介添を使用することで立香の性交技の判定を強化していた。これにより立香とブリュンヒルデはお互いがお互いにとって最高の相性の異性となっており、今までにない快感が心身に刻まれていたのである。

 

「あぁぁっ❤️ いやぁっ❤️ これぇ、だめですっ❤️ あなたのぉ❤️ りつかのおちんぽにっ❤️ おちてしまいますぅぅっ❤️」

 

「ふッ、ふッ……!! ブリュンヒルデ、ブリュンヒルデ!! 好き、大好き……!! ブリュンヒルデッ!!」

 

「あっ❤️ あ゛ぁぁぁッ~~❤️❤️❤️ こまりますっ❤️ こまりますぅ❤️ あいしてる、なんてっ❤️ りつかのこと、もっとすきになってしまいますぅ❤️❤️」

 

「はぁ、はぁ、なってっ!! オレのこと、もっと好きになってよ!! ブリュンヒルデッ……!!」

 

 挿入したまま悶えるブリュンヒルデを、立香は煮え滾った熱い想いを口にしながら突き上げていた。夢が叶ったことで、抑圧されていた好意が口から溢れていたのだ。それはブリュンヒルデの裡で燃える[[rb:炎>・]]に薪をくべるようなもので、彼女の立香への好感度を際限なく高めてしまっていた。加えて彼女の夫であるシグルドとはまた違う情交なのも大きかった。情事の時は口数は少なく、精確無比な技術で愛情を示すシグルド。それに対し立香の場合は想いを口にしながら、若さ溢れるがむしゃらな突きで愛情を示す。生前満たしてくれた夫とはまた違う性交は、召喚されてから満たされなかった愛情や肉欲を満たしていた。

 

 故にブリュンヒルデはこれ以上は駄目だと口で言うものの、彼女の蜜壺は立香の肉棒に絡まると吸い付いて離さまいとしていた。立香も抑えきれない好意を伴って腰を突き上げ、せめて夢の中だけでもとブリュンヒルデを堕とそうとする。その愛欲に満ちた攻めは確かに効果があり、ブリュンヒルデの心を惑わしていた。

 

「あ゛ぁ❤️ ん゛ぅ❤️ りつかっ❤️ いったん、お゛ちついてぇ❤️ ふぐぅ❤️ もうっ❤️ おこりますよっ──ぁァン❤️」

 

「ふぅ、ふぅ、ブリュンヒルデの怒った声も、蕩けた声も、全部可愛い……! 好きだ。大好きだよ、ブリュンヒルデッ!」

 

「ッ、あ゛ぁ、ア゛ァァァァッ〜〜❤️️❤️️❤️️」

 

 立香の熱情が込められた告白と渾身の突き上げをポルチオに受け、ブリュンヒルデは久方ぶりの絶頂へと導かれてしまう。臍の奥から全身に広がる快楽の波動にブリュンヒルデは身を震わせ、ケダモノのそれと変わらぬ嬌声を上げてしまう。

 

 立香はブリュンヒルデを絶頂させたことに確かな満足感を得たのも束の間、絶頂に伴い彼女の膣壁が伸縮すると精を搾り取るべく肉竿を圧迫した。その圧は今までの快感とは桁違いの力で、たまらず立香はブリュンヒルデの中で精を噴射してしまう。

 

「あっ、ぐっ〜〜!!? もう、我慢出来ない!! 中で射精すよ、ブリュンヒルデっ!」

 

「ぁぁ──へぇっ? お゛ぉぉッ❤️️ らめぇ❤️️あ だめですぅ、おッ❤️️ またっ❤️️ また、ぁ❤️️ イッちゃいますぅぅッ〜〜❤️️」

 

 爆発的な呼気と共に立香はブリュンヒルデを突き上げると、絶頂の中で揺蕩っていたブリュンヒルデを一気に情交の場へと引き戻した。ブリュンヒルデはこれ以上はイクのは駄目だと立香に懇願するも、藤丸立香はもう止まれなかった。

 

 立香は最後の一刺しと子宮へのクリティカルアタックを決めると、溜めに溜めた射精感を解放してブリュンヒルデへと種付けを行う。爆発的な射精。それはブリュンヒルデの子宮を一瞬で染め上げ、入りきらない精は逆流して膣道を侵略する。これまで夫であるシグルド専用だったそれは、今や立香のものだと示すかのように粘ついた精が付着していた。

 

 またブリュンヒルデは本日二回目の絶頂に至り、彼女の霊基に藤丸立香は心身共に己のマスターだと刻んでしまっていた。その事実は彼女の裡の[[rb:炎>・]]を更に燃え盛らせ、極上の快楽によがる中で立香への想いはとめどなく溢れそうになっていた。

 

「はぁ、はぁ……ごめん、ブリュンヒルデ。もう自分でも止められなくて、無理にやっちゃった。大丈夫……?」

 

「ぁ──❤️️ あ、ふっ、ふぅー……ええ。もう、大丈夫です。ふふ。あなたが、ここまで獣とは思ってなかったです。満足、できましたか?」

 

「それは、もう! 十分堪能させて──んっ!?」

 

「嘘、ですね。あなたのはまだ硬く鋭いまま……❤️️ 夢なんですから、我慢しなくていいんですよ❤️️」

 

「ぶ、ブリュンヒルデ……! な、なら、もう一回だけ……いいかな?」

 

「はい❤️️ あなたが望むだけ、私に熱を……❤️️」

 

 その言葉を聞くや否や立香はブリュンヒルデを押し倒し、情熱が迸る性交を始めてしまう。立香は少しでもこの夢から覚めたくないと必死に腰を突き動かす。それは体感にして一日中、交わり続けたのであった。

 

──────

────

──

 

 ことの真相はブリュンヒルデのルーン魔術によるものであった。彼女は立香の秘めた恋心を知り、どうにかそれを満たしてあげたかったのである。だが自分は夫もいる身であり、その想いを受け止めることは出来ない。そこでブリュンヒルデは、せめてそれが叶った夢を見せてあげようと思いルーンを使うことを決心したのである。

 

 最初は文字通りの夢を見せようと思っていたのだが、それだけでは足らないと彼女の裡から悪魔が囁いた。するとブリュンヒルデは立香にルーンを用いて催眠を掛け、夢だと認識した状態で交わるというアイディアが閃いたのである。あくまで夢の中の出来事だと一線を敷くことで、ブリュンヒルデは夫以外が己の体に触れることを許したのだ。

 

 ブリュンヒルデも当初は一回だけと心に決めていたのだが、立香の情熱が込められた精を何度も受けたことで戒めが緩んでしまう。彼女の裡の[[rb:炎>・]]は抑え切れぬほどに燃え上がっており、制御出来なくなっていたのだ。故にブリュンヒルデは立香のはもちろん、自身の記憶も封じていたのだが。立香に疲労が見えると、癒してあげたいと記憶が自然と再起してしまい、幾度もこれは夢だと暗示して交わるようになってしまっていた。

 

 そして今回も立香への恩返しと己の裡で燃え盛る[[rb:炎>・]]を少しでも鎮めるため、ブリュンヒルデは彼に跨り腰を振り回していた。そこには立香のためという建前で己の思いの丈を解放する妖婦がいた。

 

「ぁン❤️️ が、頑張れ、頑張れ、り・つ・か❤️️ ぁぅ❤️️ やっぱり、恥ずかしいですっ❤️️ こんな、若い娘が着るような衣装似合いっこないのに❤️️」

 

「いやいや……! めちゃくちゃ可愛いよっ! 瞳に合わせた紫がベースの衣装は最高に似合ってるし、若さなんてブリュンヒルデが気にするものじゃないよっ! オレ、ブリュンヒルデにチアガール衣装着てもらえて、ほんっとに嬉しい!! ありがとうブリュンヒルデ……ッ!!」

 

「ッ〜〜❤️️ ぁぁ、また❤️️ そういう私をくすぐる言葉をっ❤️️ ほんとうに、困りますぅっ❤️️  んっ❤️ あッ❤️ 弱いとこばかりっ❤️ 攻められるのも困りますぅっ❤️❤️」

 

 ブリュンヒルデはかつて開催された、ネロ祭の時に着ていたチアガール衣装を着ていた。手にはポンポン持ち、立香を応援しながら腰を動かす。普段着とは比べるまでもない露出且つ若々しさを感じさせる衣装は、ブリュンヒルデの羞恥をこれ以上ないくらい煽っていた。だが立香はブリュンヒルデにこれ以上ないくらい似合っていると豪語し、彼女を褒めちぎった。その言葉はブリュンヒルデの劣情を煽り、羞恥感はとうに消えてしまっていた。

 

 加えて、立香は腰をリズミカルに突き上げブリュンヒルドの性感を刺激する。これにはポンポンを振りながら、おしとやかに腰を動かしていたブリュンヒルデはもはやおらず。彼女は立香の脚を掴みでんぐり返しのようにすると、その状態の立香に騎乗し力強く腰を上下を始める。もはや立香の夢を叶えるためという建前は消え、ブリュンヒルデは己の熱情のまま立香を犯していた。

 

「ふぅ~~❤️ 私の弱いとこばっかりせめてっ❤️ 困らせるようなことを言う子には、こうですっ❤️ もう許しませんから──ねッ!!」

 

「ぉッ!? この、体勢は……!! めっちゃ響くっ……! ぐっ、くっ、ぁぁっ!!」

 

「お゛っ❤️ ほっ、ぉぉっ~~❤️ これっ❤️ おくッ❤️ こぶくろに、ひびいてッ~~❤️ こし、とまらないですぅっ❤️❤️」

 

 一直線に立つ杭に打ち付けるように美尻を振り下ろすブリュンヒルデ。その度に両者の体の内に途方もない刺激が走り、快感で身を震わせると力が入り性器は伸縮したり硬くなっていた。ブリュンヒルデが立香の男茎に絡み付く媚肉を振り切るように抜き差しすれば、尻肉は大きく波打ちながら玉汗が流れていた。蜜液と我慢汁のミックスジュースが抽送の度に飛沫上がるのもあり、部屋中には厭らしい音が響き渡り二人の交尾の激しさを物語っていた。

 

 ブリュンヒルデの顔は、普段の憂いを帯びた顔からは考えられない若い男との性に溺れた情婦のそれであった。何時もの彼女しか知らない者が見たとすれば、舌を突き出し喘ぎ声を上げ続ける彼女を同一人物とは思えぬほどである。その凄艶な彼女の姿に、立香の射精感も急速に高まっていた。

 

「ふっ! はっ! ブリュン、ヒルデッ……! もう、射精そう……!」

 

「あ゛っ❤️ はっ、いぃ❤️ わたしも、イキそうですぅ❤️ ん゛ん゛っ❤️ い゛っ❤️ いっしょにっ❤️ イキましょうっ……❤️ りつか──ぁ゛❤️ ぁぁぁッッッ~~❤️❤️❤️」

 

「ぐッッッ!! ブリュンヒルデッ!!」

 

 ブリュンヒルデは立香の宣告を受け、共に頂へと至らんと膣奥に潜むポルチオに亀頭を突き刺していた。神速のピストン運動に二人の裡の[[rb:炎>・]]は身を焦がしながら、外に広がらんと生殖器へと集い始めた。連続的に響く性交のラッシュ音。幾度目かの抽送の後。子宮口に捻じ込むように突き刺さった亀頭の快感で、ブリュンヒルデは絶頂へと登り詰める。膣内が伸縮し肉竿を捕らえると、立香もまた極限の性感と共に射精感を解放してしまう。これにより両者共に絶頂へと到達し、裡を焦がす[[rb:炎>・]]の如き熱は精液と潮吹きという形で外へと噴射された。

 

 潮吹きのように噴射された蜜液は立香の体にマーキングするように降り注ぎ、マグマの如き白濁流はブリュンヒルデの子宮を侵し尽くした。Aランクの最高級精液が魔力として吸収され、ブリュンヒルデは多幸感に包まれると肩で息をする立香の隣で寝転がってしまう。二人は暫し息を整えるのに時間を使うと、隣にいるパートナーと顔を見合わせる。両者は相手の瞳から己への一言では言い表せぬ想いを感じ取ると、手を繋ぎ心身で熱を伝え合う。

 

「ふぅー……満足、できたみたいですね❤️ とっても善い顔をしてます」

 

「そっか。でもまあ、もう後悔ないくらい気持ち良かったよ。ありがとう、ブリュンヒルデ……ぁ」

 

「ん? あ、ぁぁ……❤️ ふふ。まだ、[[rb:こちら>・・・]]の方は満足できてないんですね❤️」

 

「我ながら利かん坊だなぁ……んっ」

 

「あっ❤️ 立香……んちゅっ❤️ 」

 

 立香はブリュンヒルデに顔を近付けキスをしようとした。ブリュンヒルデは嫌がる素振りすらせず、彼を受け入れる口を合わせる。それは彼の想いを受け入れたことに他ならず、彼の情動を最後まで受け入れる覚悟も秘められていた。この日も立香とブリュンヒルデの夢の一時は、体感時間にして数日以上続いた。

 

 その後も立香の疲れを察知して封印した記憶が蘇ると、ブリュンヒルデは立香を癒すべく体を許した。ブリュンヒルデ自身、立香との逢瀬を愉しんでしまっている気持ちがどこかあるのに気が付いてはいた。だが裡で燃える[[rb:炎>・]]をもはや鎮火することなどは出来ず、ブリュンヒルデは彼の最新の英雄が抱く燃ゆるような愛で身を悶えさせていた。

 

──────

────

──

 

 七つの特異点を修復し、四つの断片を乗り越えたカルデア一同。藤丸立香は魔術協会と国際連合から派遣されたゴルドルム・ムジークに全権の委任が終了次第、役目を終え解放されるはずであった。だがゴルドルフと共にカルデアに侵入した女狐と神父、黒衣の兵隊を率いる氷の皇女にカルデアは瞬く間に制圧されてしまう。絶体絶命の中、長く共に戦ってきた技術顧問の犠牲により窮地から脱出した残カルデアスタッフと藤丸立香。道中Aチームリーダーであるキリシュタリアの宣戦布告を受け、藤丸立香は汎人類史を取り戻すため再び戦いに身を投ずることになったのであった。

 

 汎人類史を取り戻すための戦いは、異聞帯と呼ばれる剪定された世界との闘いであった。獣人が闊歩す永久凍土の帝国、女神によって生殺与奪が管理される北欧の地、不死不老なる真人によって統一された理想国家、創世と滅亡が繰り返され悪を根絶する唯一神の箱庭、今だ神秘が衰えぬ大海、希臘神話に名立たる神々が支配する星間都市。いずれも汎人類史から隔絶された世界での闘争であり、人理修復とは異なる生存競争であった。だがそれでも藤丸立香と新生されたノウム・カルデアの面々は縁を結んだ現地の協力者やサーヴァントと共に戦い抜いたのであった。

 

 本題としては異聞帯で縁を繋いだサーヴァントはカルデアにも召喚されることがあるということで。それは女神が支配する北欧の異聞帯で出会った彼も例外でなく。蒼炎を纏う戦乙女の夫──シグルドがカルデアに召喚されたのであった。

 

「サーヴァント、セイバー。貴殿がマスターだな? 我が真名を──」

 

「あぁ……! あぁぁっ……!! その、氷の彫像のように整った容貌。野卑を良しとせず礼を重んじる気品。そして。双眸を覆う、竜の心臓を口にして得た叡智の結晶……! 貴方、なんですね。私が愛するただ一人の英雄。シグルド、なんですね……?」

 

「──肯定する。当方はフラクランドの王シグムンドとエイリミ王の娘ヒョルディースの間に生まれし者。当方の真名、シグルド。おまえの愛を得た、唯一の男である」

 

「ぁぁ、シグルド! 愛しい人、また貴方に会えるなんて……!!」

 

「当方もこうして穏やかに再開できるとは思っていなかった。これもカルデアの力なのか」

 

 召喚されたシグルドに一、二もなく駆け寄るブリュンヒルデ。彼女は立香達がシグルドと出会った記録を見てから、カルデアでの召喚には必ず立ち合うようにしていた。彼──シグルドがもしかしたら召喚されるかもと淡い期待を持ちながら。そして幾ばくかの月日が経った現在、ようやく彼が召喚されたのである。やっとの思いで再開した二人の時を邪魔することは出来ず、マスターである立香を含めスタッフ達は二人を見守っていた。暫しの抱擁の後、シグルドはブリュンヒルデを伴いマスターの前に立った。ブリュンヒルデは何故ここまで穏やかなのかを説明する。

 

「貴方。彼が私のマスターです。そして私の霊基を正常にしてくれた恩人でもあります。私が、貴方を殺そうとしないのはこの子のおかげなのです」

 

「なるほど。マスター、挨拶が遅れて申し訳ない。改めて、当方はセイバーで召喚されしサーヴァント。太陽の魔剣と我が愛に授けられしルーンを操る戦士シグルドである。元よりそうであるが、より一層マスターの力としてこの剣とルーンを振るいたい。よろしく頼む」

 

「こちらこそ! シグルドの強さは、北欧では身に染みてるよ。俺は藤丸立香、これからよろしくね! ブリュンヒルデと話したいこともあるだろうし、詳しいことはまた今度にしようか。ブリュンヒルデ……これからは二人の部屋か。そこに案内するね」

 

「感謝する。ふむ、どうやら当方の幸運も捨てたものではないらしい。善きマスターに巡り合えたようだ。北欧での話も含めて後日、改めて語り合いたいものだ」

 

「ええ。ええ。本当に。その時は私も同席しますね。あなたと私が活躍したお話ですから」

 

 立香、ブリュンヒルデ、シグルドの三人の会話は穏やかに進む。その声色には再開を祝す喜び以外はなく、その在りようには一切のやましいことがないように見えた。故に立香とブリュンヒルデ、彼等が不貞を重ねているとはシグルドの脳裏には欠片もなかったのであった。

 

──────

────

──

 

 シグルドが召喚されてから一月が経とうとしていた。夏真っ盛りの昨今、またしても微小特異点が観測される。今回は日本の山奥で中心には大きな湖が広がるキャンプ場であった。寂れたキャンプ地を舞台に立香達は昼にはカレー作りをしたり、夏を満喫しようとした。しかして夜になると襲い掛かるホラー映画そのものの恐怖体験。必ず殺される虞美人。いくつものトラブルが頻発したが、最終的には黒幕である徐福を倒すことで騒動を終結させたのであった。そして今回の調査にはブリュンヒルデとシグルドも参加しており、立香とは徐福の策により別行動であったが、二人の洞察やルーンの助力が徐福の打倒に貢献したのは疑いようもなかった。

 

 そして徐福が消失したことで暫しの間、立香達は特異点で満喫できなかった夏を楽しむことにしたのであった。そんなある日のこと。立香はブリュンヒルデに内密に呼び出されたので、人目を憚り彼女の滞在するコテージへと向かっていた。

 

「しかし、手紙で呼び出すなんてどうしたんだろう? うーむ。ワルキューレ達の相談とかかなぁ?」

 

 立香はブリュンヒルデに呼び出される理由は全く分からず、彼女の妹でありシグルドと同時期に召喚されたワルキューレ達のことを思い浮かべる。召喚された当初は機械的な娘達だと思っていたが、最近は感情を露わにするように見えることも多くなっていた。もしかしたら同じ戦乙女には分かる危機等があったのかもしれず、それについての相談かもと立香は考えた。だがそれなら、カルデアに帰還してからでも良いのではとも考えられた。

 

 そうこう考えながら歩いている内に、立香はブリュンヒルデやシグルド達が滞在するコテージの前に到着してしまう。シグルドはこの呼び出しの件を知っているのだろうか、立香はそんなことを考えながら戸を控えめにノックした。数瞬の後、中からブリュンヒルデの声が聞こえたので立香は気兼ねなくコテージに足を踏み入れた。

 

「ブリュンヒルデ〜〜! 来たよ──ぁ?」

 

「ええ❤️️ 待ってましたよ、立香❤️️ 此度も貴重な休暇だというのにお疲れ様でした。疲れや鬱憤、色々と溜まってますよね……? 全部。私が受け止めますよ❤️️」

 

「あー……そっか。なら、お言葉に甘えて……」

 

「はい。来てください、立香っ❤️️」

 

 立香はブリュンヒルデ達のコテージに入った瞬間認識する。自分はまた[[rb:夢>・]]を見ているんだと。ならば好きにしていいかと、シグルドが召喚され現実では諦めざるを得ないことでも何でも。

 

 そう思うと行動は早く、立香はブリュンヒルデが受け入れる様に腕を広げた彼女と抱き合った。白と黒のビキニに身を包む彼女と抱き合うと、より肌と肌が触れ合い彼女の極上の肉感が心身に刻まれる。そのまま二人は口を交わらせる。はしたなく舌を突き出し、絡ませる本気のキスを。

 

「「んぅ❤️ ふっ❤️ れぅ❤️ れろっ❤️ ちゅるっ❤️ じゅるっ❤️ んんっ~~❤️」」

 

 幾度となく[[rb:夢>・]]で行った経験により先走って歯をぶつからせることもなく、立香とブリュンヒルデは熱い抱擁と共に情熱の口付けを交わらせ続ける。シグルドに似た眼鏡を掛けた彼女はとても理智的に見え、何時にも増して大人のエロスが溢れていた。たまらず立香は抱き寄せていた手を空け、ブリュンヒルデのビキニをまさぐり始める。純白の布地を黒い紐で繋いだそれは一目見た時から立香は煩悩が掻き立てていた。彼女が夫のいる身でなかったら、ビーチに出没するナンパ男の如くアプローチをかけても不思議でないほどであった。もちろんそんな不埒な輩は彼女の傍を守る氷の騎士に阻まれるだろうが。

 

 ならば彼の騎士がいない今こそチャンスだと立香は奮い立ち、唇を離すと彼女の巨峰を我が物顔で揉み始める。これまで夢の中とはいえ、幾たびも己の精を吐き出した魅惑の二房。立香が巨峰に指を強く押し込むと、指にフィットするかのように沈み一定を超えると固く強く反発する。乳房ですら英雄の触覚を愉しませる、戦乙女の気質か表れた魔性の美乳に立香は酔い痴れる。そのまま立香はキスをした時点でぷっくりとビキニ越しに主張していた実を摘まむ。

 

「んふぅ❤️ あぁっ❤️ りつ、かぁ……❤️ ゃあン❤️ そこぉ❤️ だめ、ですぅ❤️ りつかにさわられると、とってもこまりますぅぅ❤️」

 

「そう言われるたら、もっと困らせたくなっちゃうな……! ブリュンヒルデの可愛い声、もっと聴かせてよっ!」

 

「あぁぁン❤️ りつかぁ──ぁンンンッ~~❤️」

 

 ブリュンヒルデは声を出さまいと口を塞ごとするが、立香の周波数を合わせるように動かす指先に嬌声を持って応答をしてしまう。一度コツを掴んでしまえば後はお手の物で、立香は巨峰を鷲掴みながら実をいじりブリュンヒルデを鳴かせた。そのまま立香は片方の手でブリュンヒルデのショーツに手を入れまさぐった。

 

 既に巨峰とその実を弄られたことで蜜液はぬらぬらと滴っており、立香の指をふやけるかと思うほどに濡らした。立香は巨峰に立つ実を弄りながら、同時に弄ってほしいと主張する豆も弄り始める。上と下、同時に行われる快楽の二重の快感にブリュンヒルデはまた一段と甲高く喘ぎ声を大きくしてしまう。また豆だけでなく、夫とは違う長さと硬さの指が秘裂の中を撫で上げる。この快感にブリュンヒルデは声にならない声を上げると、本日初めての絶頂を潮吹きでもって周知する。

 

「ンッ❤️ ふぅ、あぁ❤️ んひッ──あ、あぁぁぁ~~❤️❤️❤️」

 

「あれ、もうイッちゃった? 最近、早いような。[[rb:夢>・]]だから、都合が良いのかな?」

 

「ぁっ──❤️❤️❤️ そ、それは、立香が上手になってるからですっ❤️ 本当に、本当に困ってしまいます……❤️」

 

「そっかぁ……! ブリュンヒルデを気持ちよくさせるくらい上手くなってるの、夢であっても嬉しいなー!」

 

「っ❤️ 本当に、私の心をくすぐるのが上手ですね❤️ あぁ、立香──ちゅっ❤️」

 

「んむっ……ブリュンヒルデこそ、いきなりキスだなんて。オレの心を掻き乱しすぎだよ……!! 続きは、部屋でしようか」

 

「はいっ❤️ 今日は思いっきりしましょうねっ❤️」

 

 ブリュンヒルデは裡から迸る[[rb:炎>・]]の赴くまま立香へとキスをする。あくまで恩返し兼彼へのリラクゼーションという目的での行為。だがその中には新しい英雄になりうる存在への好意だけでなく、立香個人への慕情が確かにあった。最も立香はこのことを夢だと思っているので深くは追及しなかったが、彼女への想いは彼も人一倍である。故にキスによって二人の興奮は最高潮を迎えていた。そんな熱に浮かされた二人は続きをするため、手を取り合い部屋へと移動するのであった。

 

 部屋に入りベッドで横になると、立香はブリュンヒルデの匂いと共にシグルドの匂いが香った気がした。夫婦が一緒に眠っているベッドでヤれると思うと、背徳感から立香の屹立は更に険しく聳え立ってしまう。ブリュンヒルデは立香をよく見ていたことからその変化にも気付いており、くすりと笑みをこぼす。

 

「まあ……ふふ。あのひとが残り香でこんなになるなんて。ちょっとだけ。女性として遺憾です」

 

「いや、これはそのぉ……不可抗力というか。むしろブリュンヒルデの魅力というか」

 

「なら──他の人のことなんて気にしないくらい私で埋め尽くしてあげますね……❤️」

 

「っ!! むしろ、とっくにそうなってるよ……!!」

 

 ブリュンヒルデは自身の魅力でより夫との関係でやる気を出した立香をちくりと刺した。それを受け立香はしどろもどろに言い訳をするさまを見て、ブリュンヒルデは満足すると。彼女は立香を引き寄せ、正常位で抱き合うような形になる。そのままキスをすると確かに立香の視界をブリュンヒルデだけで覆い尽くされてしまう。

 

 だが立香からすれば彼女は召喚してから良くも悪く注目している存在であり、立香への性癖は間違いなくブリュンヒルデに侵されていた。その溢れんばかりの愛欲のまま立香は彼女と触れ合うようなキスを何度もしながら、彼の濡れに濡れた秘裂に亀頭を押し付ける。そして互いに頷きあうと、秘所を裂く様に一気に挿入する。

 

「ん゛っ❤️ あ゛っ、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~~❤️ はいってっ❤️ きてますぅ❤️ あなたのするどいっ❤️ おちんぽっ❤️ ん゛んんっ~~❤️」

 

「くッ……! 今日は一段とキツいような……!! ふぅ、ふぅ、ごめん動くよ。ブリュンヒルデ!!」

 

「あ゛ッ❤️ お゛ッ❤️ ほぉッ❤️ あついっ❤️ りつかのおちんぽ❤️ とっても、きもちいいですぅ❤️」

 

 ブリュンヒルデは久しく感じていなかった立香の肉棒によがり狂う。夫であるシグルドとはこの特異点に来るまで、健全な夫婦として何度か体を合わせることもあった。だが立香の大神の豪槍が如き肉竿に対してシグルドのそれは太陽の魔剣という感じである。ブリュンヒルデとしてはどちらも優れた雄の武具として評価していたが、カルデアに召喚された彼女に限っては立香のそれこそが自身に最も合うと確信していた。

 

 故にブリュンヒルデは立香の神槍をもって最奥を攻められると、戦乙女に非ず魔獣染みた喘ぎを上げてしまう。次第にその声は大きくなっており、溢れきった蜜液と我慢汁の水音で淫靡極まる音色が奏でられていた。

 

 そんな立香とブリュンヒルデの交響が数分続いた頃、コテージに人の気配を感じ動きを止める両者。コテージには簡易的な人払いの結界をしていたが易々と乗り越えられていた。ブリュンヒルデは咄嗟に扉へと原初のルーンを施すと控えめなノックがされる。

 

「我が愛。具合はどうだろうか? マスターを釣りに誘う道すがら戻ったのだが。ルーンを使ってまで厳重に防犯するとは抜かりないな」

 

「あっ、あなた……ええ。大丈夫ですよ──お゛ッ❤️️」

 

「我が愛? 今のは……? ここを開けては──」

 

「それはなりません……ッ!! あっ❤️️ ほ、本当に、なんでもないですから……ッ❤️️ 少し咳き込んだだけで、ンッ、ふッ❤️️」

 

 ルーンにより容易に入れないとはいえ、不審なことがあれば扉を叩き斬ってでも入りかねないのがシグルドという男であった。故にブリュンヒルデは穏便にことを進めようとしたのだが、立香はシグルドがいることを気にしていないかのように性交を再開したのだ。

 

 豪槍に突かれまくる中、ブリュンヒルデは喘ぎ声を必死に我慢して立香を押し返そうとする。しかし彼女の心体もこの状況を望んでいるのか、言うことを聞かず身じろぎするだけの結果となり。ただひたすらブリュンヒルデの二房の巨峰を、立香の胸板に擦り付けるだけのプレイと化してしまう。何故このような蛮行に及ぶのかは、立香の視点とブリュンヒルデの視点の違いが大きかった。立香はこれを夢として認識しているので、見つかっても夢から醒めるだけで大したことはないと高を括っているのだ。しかし実際の所はルーンにより催眠であり、ブリュンヒルデはその誤解を解こうと小声で耳打ちする。

 

「まっ❤️️ 待ってください、立香ッ❤️️ あぁンッ❤️️ あのひとが、部屋の前にいるのですからっ❤️️ 少しっ、止まってぇ──ンンッ❤️️❤️️」

 

「そうだよね。まさに正論……だけどさ。夢なんだから、好きにやってもいいよねっ! ブリュンヒルデが見つからないように必死に堪える姿、見て見たかったんだ。だから止まれないよっ!」

 

「ち、ちがっ❤️️ ゆ、ゆめじゃ──あ゛ッ❤️️❤️️❤️️」

 

「ッ!? すまないが、扉を壊させてもらうぞ!」

 

 立香もヒソヒソと話しながらも、腰は大胆に動かしブリュンヒルデを悩ませた。ブリュンヒルデの反論もむなしく、尚も腰を突き動かすのを止めない立香にブリュンヒルデは一際大きな嬌声を上げてしまう。部屋から響く彼女の異様な声に、シグルドは緊急事態だと判断。即座に魔剣を抜刀すると、扉を破壊して突入することを決意する。

 

 絶体絶命の状況の中、ブリュンヒルデにこの状況を切り抜ける天啓を授かる。ブリュンヒルデは咄嗟に当特異点の性質を利用した結界を構築する。ホラー映画特有の何故か開かない扉をここに再現したのだ。それはシグルドの魔剣と[[rb:魔銀>ミスリル]]すら斬り裂く剣技を持ってしても開けられぬ絶対の理であった。

 

「ぬぅっっ!? これは、概念的な防御魔術か! ならば! 我が宝具を真に解放すれば或いは──」

 

「ま、まってくだひゃいっ❤️️ あ、あなたが思うようなっ、危機的状況ではないのです……ぁぅ❤️️ 少し体調を崩しているだけなのでっ、休めば回復しますからぁ❤️️」

 

 受け答えしている間も続くピストン。ブリュンヒルデはシグルドが来てから何度、甘イキしたか分からないほどだった。夫との寝所で夫以外と交わる背徳感。立香から漏れる嫉妬心と独占欲と言った仄暗い情動。それが混ざりブリュンヒルデもまた、この状況が生み出す言いしれぬ快楽に酩酊してしまう。

 

「むぅっ……その言葉が本当だとして。何故、顔を見せてくれないのか。当方が出来ることはないとしても、我が愛を直接勇気付けたい──」

 

「ほんとうにっ❤️️  大丈夫、ですから……ッ❤️️ みなさんの所に戻って、くださいっ❤️️」

 

「う、む……分かった。疲れているだろうに問答してすまなかった。当方はマスターを探し次第、皆と合流するとしよう。では、ゆっくり休んでくれ我が愛」

 

「はいぃぃっ……❤️️ ゆ、っくりぃ❤️️ 休ませてもらいます──ンッ❤️️」

 

「ブリュンヒルデ! 孕んでっ! オレの子供、孕んでよっ!!」

 

「ぁっ❤️ ぁ゛、あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛~~❤️❤️❤️」

 

 ブリュンヒルデの断固とした拒否に、シグルドは渋々と諦め踵を返す。瞬間、立香は今まで以上のピストンでブリュンヒルデの子宮に渾身の一撃を下す。その破壊的な快感は腹の奥底から全身へと走り、ブリュンヒルデを絶頂へと導いた。同時に最奥に深々と突き刺さった立香の豪槍から、捻じ込むように精液が発射される。慕情を抱く雄からの爆炎の如き熱を受け取り、最奥から蜜壺全体が歓喜で震えてしまう。それは大神に造られた戦乙女の本能からか、ブリュンヒルデの個人的な感情からか。彼女には判断出来なかった。

 

 だが立香の言葉が影響してか、濁流の如き射精であるにも関わらずブリュンヒルデの子袋は一滴も逃さまいと吸収していた。それにより裡の炎は鎮火するどころか更に燃え上り、立香への情が心を大きくしめていった。とはいえシグルドが間近にいるにも関わらず強行したのには一言言わねば気が済まない心地であった。

 

「はぁ❤️ はぁ❤️ もう、困りますっ。あのひとがあんなに近くにいたのに止めないなんてっ。発情した魔獣ですか……もう❤️」

 

「ふぅー……。いやでもさ、ブリュンヒルデも結構乗り気じゃなかった? いやなら無理やりにでも押しのければいいし、何よりブリュンヒルデの中はむしろ滅茶苦茶締め付けてきたよ。オレもブリュンヒルデも、結構すきものだよねー」

 

「ッ~~!! わ、私はそんなんじゃ……うぅぅっ❤️ そ、それに私にっ。こ、子供を孕んでほしいだなんてっ! い、いけませんっ。その言葉は私のような夫のいる女じゃなく、他の娘に言うべきで……!」

 

 ブリュンヒルデの苦言に立香は息を整えると、むしろブリュンヒルデも乗り気だったと語る。ブリュンヒルデ自身その言葉は否定しがたく、言葉で反論できない代わりに枕を顔に放り投げた。枕が顔面に命中し倒れた立香に、ブリュンヒルデはそのままお小言を続ける。これ以上、自分が勘違いしないように。だが枕を払いのけた立香は彼女の硝子越しの目をしかと見つめ答えた。

 

「他の人になんて言わないよ。ブリュンヒルデだから、オレは言ったんだ。シグルドには敵わないだろうけど、オレだってブリュンヒルデが大好きなんだから」

 

「ぁ。ぁぁ……もう❤️ あなたという子は……❤️ どこまでも、私のことを困らせてっ❤️ そんなこと言われたらっ! あなたの御子❤️ 孕みたくなってしまいます……❤️❤️❤️」

 

「ッ~~!! 同意ってことで、いいよね?! ブリュンヒルデ……!!」

 

 立香の裡の[[rb:炎>・]]が白濁液とした発射され引火してしまったのか、彼の言葉にブリュンヒルデは全身が歓喜で打ち震え彼のことしか考えらなくなっていた。立香の炎と裡で燃ゆる炎が合わさり、もはやブリュンヒルデの意思すら捻じ曲げるような熱い激情が身を焦がす。それ故にブリュンヒルデ頭で考えるより先に本能の赴くまま雄への告白をしてしまう。

 

 立香はその言葉に理性が切れたかのように彼女へとダイブしてしまう。ブリュンヒルデと立香はまたしても正常位の体勢になると、喰らい合うかのようにキスを何度も行い体液を交換する。息が詰まり、意識が瞬くような中でブリュンヒルデは三人の愛おしい人を意識する。

 

(あぁ、ごめんなさいシグルド。愛おしい人。でも、カルデアの私は。あなたより[[rb:この子>りつか]]の方が愛おしいのです……❤️)

(あぁ、ごめんなさいアウスラグ。愛しい娘。私は彼との間にあなたの弟か妹を孕んでしまいます……❤️)

(あぁぁ、愛しいマスター❤️ 我が最愛の人❤️ 私は常にあなたという最も新しきの英雄のお傍に❤️ 愛してます立香……❤️)

 

 戦乙女の長女、ブリュンヒルデ。彼女は今最も新しい英雄へとその心を奪われてしまっていた。だが神話において、夫を誑かした一族郎党を焼き払うほど愛情深い彼女がこうも簡単に堕ちてしまったのは何故か。彼女自らルーン魔術を教わったシグルドでもマスターやブリュンヒルデの催眠に気付かなかったのは何故か。それを証明することの出来るものは北欧の大神以外には存在せず、現状で明らかにすることは不可能であった。

 

 だが確かなことは一つあった。人類最後のマスターと戦乙女の長女。死がふたりを分断つまで。離れることがないということだけであった。

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