※この作品はR-18です。

原作崩壊のNTR小説   作:pace

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花言葉は「多産」〜熟年の美魔女メロンは若き少年の熱に溶かされる〜

 ガラル地方はシュートシティ。都市を三分する要素の一つであるシュートスタジアムには、ガラルだけでなく全国から観客が押し寄せていた。シュートスタジアムではガラルのスターであるジムリーダーや名のあるトレーナー達が参戦しタッグを組む、ガラルスタートーナメントが定期的に開催されるようになっていた。タッグバトルを主体にしたトーナメントは、観客を熱狂の渦に巻き込み今日も歓声がスタジアムを揺らさんばかりであった。

 

 そして何度目かのガラルスタートーナメント決勝戦で、観客の熱狂はピークに達していた。片や昨今まで無敵のチャンピオンとしてガラル以外にも名を馳せていた無敵のダンデと、ドラゴンと天候を操るダンデ最大のライバルであるキバナ。この二人のタッグはトップクラスに人気の組み合わせで、今日こそ彼等の勝利を望む声も少なくなかった。だが二人の前に立ち塞がるもう一組のタッグは、彼等にとって過去現在最大の難敵であった。

 

「バリコオル、“フリーズドライ”!!」

 

「ぐっ、翻弄しろフライゴン! “すなあらし”!!」

 

「ギルガルド、バリコオルを──「させないっ! バドレックス!!」──フッ、君相手によそ見はできないかッ!」

 

 四人の繰り出したポケモンが激突する。ダンデとキバナの前に立ち塞がる氷の美魔女と若き武者。氷の美魔女──彼女の名はメロン。水色のメッシュが入った銀髪を冷風でたなびかせ、白の襟巻とユニフォームでふくよかな体を包んだトレーナーである。二十代の頃からジムリーダーを務めるベテランのトレーナーで、氷タイプのポケモンを操る彼女はキバナのドラゴン軍団に無敗記録を伸ばし続けていた。

 

 そして氷の馬を駆る神秘的なポケモンを采配する若武者の名はマサル。彼こそデビュー年で無敵のダンデを破ったガラルの最も新しい英雄である。タイプに拘らず様々なポケモンを育て指示する彼の姿は、ガラルでも一躍人気になりファンの数はシビルドンのぼりであった。試合は終始、マサル・メロンのタッグが優位に進める。最初に追い詰められたのはキバナであった。

 

「クソッ、ダンデと連携する隙がねぇ! 噂に違わぬ名コンビネーションだ……だがッ! このまま引き下がれるかよっ! 聳え立て、ジュラルドン!! ヤツらに一矢報いるぞ!!」

 

「ジュララララララッッッッ!!!」

 

「きたね、キバナのエースポケモン! ならあたしのすべきことは──ヒヒダルマ! ドラパルトに“つららおとし”!!」

 

「──ザマゼンタ、“きょじゅうだん”!!」

 

「ッ!!? ここでスイッチするのかよ!?」

 

 キバナのエースポケモン、ジュラルドンが場に出ると共にダイマックスを行う。高層タワーが如き巨体が現れる刹那、マサルとメロンはアイコンタクトを交わすと、互いのポケモンが交差し戦況を変える。ダンデのゴーストドラゴンに対して燃える雪だるまが拳を振るい、鋼鉄の要塞竜に赤と黄金の大狼が突撃する。急所を捉えた大物狩りの弾丸はジュラルドンを一撃で瀕死状態にする。キバナのポケモンが全て倒れたことで、それからの戦いはさしもの無敵のダンデといえど一方的なものになった。割れんばかりの歓声を裂くように、MCの決着を告げる声がスタジアムに響き渡る。

 

「決着ゥゥゥゥッッッ!! 先代チャンピオン・ダンデ、ドラゴンストーム・キバナが辛くもここに敗れるッ!! 優勝は……マサル・メロンのタッグだぁぁぁぁっっっ!!」

「「「「「わぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」」」」」

「またチャンピオンとメロンジムリーダーの優勝だー!」

「ダンデ! キバナ! ナイスファイトー!」

 

 

 悲喜交々、様々な想いを乗せた声が天地を揺らする。メロンとマサルのタッグが優勝することはこれが初ではなかった。抜群のコンビネーションにダンデとキバナの最強タッグの勝利を望んでいた観客も少なくなかったが、結果は彼等の快勝であった。万雷の如き喝采の中、優勝したマサルとメロンはお互いの健闘を讃える。

 

「ナイスアシストだったよ、マサル! これで何回目の優勝かね? あんたと組むのがクセになっちまうよ……今じゃ、目を見るだけでお互いのやりたいことが分かるほどだもんね?」

 

「はい! 僕もメロンさんと組むのに慣れちゃって、他の人だと調子が狂っちゃいますよ! その……メロンさん! 今、僕の考えていること目を見て分かりますか?」

 

「んん? そうだね……この後、何か話があるって顔かい? まあ特に予定はないけどさ。あんたの方は友達やらを放っておいていいの?」

 

「どうしても、メロンさんに伝えたいことがあるんです」

 

「……わかったよ。って、ああ。あたし達もコートから降りようか。マキシマイザズを待たせちまっているよ」

 

「は、はい! ごめんよーマキシマイザズ!」

 

 最後は慌ただしくあったものの、この日のガラルスタートーナメントはこれで閉幕した。最もマサルとメロンの大一番はむしろこれからであったのだが。

 

 ロックバンド・マキシマイザズの演奏による閉会式後、マサルとメロンは人気のないワイルドエリアにいた。ここなら誰にも聞かれないだろうと、マサルはメロンを連れ出したのだ。初めてジムチャレンジで会ってから数ヶ月。ファイナルトーナメント、王族の末裔が起こした事件、エキシビションマッチ、そしてガラルスタートーナメントで彼と幾度も邂逅しメロンはマサルのことをよく知るようになった。それ故に彼が自分に寄せている想いについても、察しはついていたのだ。

 

「こんな所に連れてきてすみません。他の人に聞かれると、メロンさんに迷惑がかかると思っちゃって……」

 

「なんだい、そんなに思い詰めた顔をしちゃって……そうだね、好きなポケモンを十匹数えてみな。そしたら──」

 

「アイスブレイク、ですよね。もう百五十一匹は数えちゃっています」

 

「ありゃ、それはまた。チャンピオンらしくない緊張ぶりだね……あたしに話したいことってなんだい?」

 

 メロンの本題を探ろうとした言葉に、マサルはソワソワとした様子で口を噤む。やがて、唾を大きく飲み込むとようやくマサルは話し始めた。

 

「メロンさんには色々とお世話になりました。バトルのことや、チャンピオンになった後のこと、カレー作りのこととか。トーナメントの合間に話していて、すごくためになりました」

 

「あたしがどうこう言わなくても、あんたはしっかりしているから不要な助言だったかもだけどね。まあそう言ってくれると嬉しいもんだよ」

 

「僕、メロンさんとタッグを組んでからメロンさんのことが気になって仕方なくて。メロンさん、僕は貴方のことが──」

 

「それ以上、口にするのはおよし。無闇矢鱈に言うもんじゃないよ」

 

 マサルは口に出そうとした想いの吐露を、メロンは氷の如き冷徹な言葉で断ち切る。彼が自分に何を言おうとしているのかは理解していた。だが、それが彼の今後の未来に良いものにならないこともまた確信があったのだ。だから彼女は優しさを持ってそれ以上マサルに喋らせようとはせず、淡々と諭すように語り出す。

 

「そいつはさ……若気の至りってやつだよ。タマタマ触れ合う機会が多くて、あたしがベタベタ甘やかすもんだからそう思い込むようになってしまったんだ。だから、それが本当に愛だ恋だのってわけじゃない」

 

「そ、そんな……違いますよ……」

 

「そうかもね。けどそう思う方がお互いにとっていいんだよ。あんたはまだまだ若い。対してあたしは五児の母親だ。ふふ、もしあたしがあんたと同じ年頃なら違った未来があったかもしれないけどね……」

 

「……」

 

「そう落ち込むことはないよ。人生ってのは長い。今あんたがあたしに抱いている感情を、他の娘に抱く日がきっとくるさ。それでも……あんたがあたしを好きになってくれて嬉しいよ」

 

 マサルの想いを知って尚、メロンはやんわりとその想いを断った。それにショックを感じ俯くマサルに対しても、彼女なりの慈愛で諭そうと試みる。それが大人としてのマナーだからであった。そしてマサルもまた彼女の言葉を素直に受け取ろうとしていた。

 

「……分かりました。その、これからもメロンさんをトーナメントで誘ってもいいですか? メロンさんが迷惑ならやめますけど……」

 

「いいとも。あんたと組むと新しいバトルの発想が浮かんだり、自分がまだまだ成長できるって実感できて楽しいからね! これからよろしく頼むよ」

 

「ありがとう、ございます。街に戻ります……それじゃ」

 

「気をつけて帰りなよ! ん……ふぅー。まさかね。本当にこの年になって告白されるなんて。それも二回りは歳の差がある男の子にだなんて……夢みたいだよ」

 

 街の方に向かうマサルを見送り、彼の姿が見えなくなるとメロンは息を大きく吐いた。そして数十年ぶりに異性に好意を示されたことに驚きと、どこか心が浮つくような喜びが湧き出ていることに戸惑いを見せていた。

 

「あの子があたしのことをねぇ、ふふ。ほんと、あたしがもう少し若ければ……もしくは家庭がなかったら……なんてね」

 

 そんなはずはない、もしもの世界を脳裏に描くメロン。そうしていたのはほんの僅かな時間で、すぐさまメロンの中の母としての面持ちが顔を出す。彼女には五人の子供と愛する夫がいたからだ。

 

「さてあたしも帰らないと。きっとちび達が待ちかねている」

 

 愛しい我が子が待っている。その想いでマサルのことを頭の片隅に置く。久方ぶりに男から好意を向けられたことで、メロンの体は火照りに近い興奮を見せてはいた。だがその火は一晩も寝れば消え去り忘れられていくだろうと、当時のメロンは楽観的に考えていた。

 

 ──────

 ────

 ──

 

「帰ったよちび達〜〜!」

 

「おかえりなさい、お母さん!」

 

「「「おかえりーかーちゃん!」」」

 

 ワイルドエリアからアーマーガアのそらとぶタクシーで自宅の前の到着する。メロンはドアを開けて子供達に声を投げかければ、愛する長女──モモルと三兄弟──コノモ、チト、イノが我先にと声の主に抱きついていく。

 

「ただいま、みんな! お留守番ありがとうねお姉ちゃん。ああ、こら。服に涎をつけないの。それにしても……パパの声がしなかったけど、どうしたんだい?」

 

「えっとね……パパは穴掘りに行くって言ってたよ。今日こそすごい物を掘るって」

 

「はぁ……またかい。パパにも困ったもんだよ。……昔はちゃんとしてたのにねぇ」

 

 メロンは思わずそう呟いてしまう。彼女の夫──ムスカリはかつて岩タイプを専門としたエリートトレーナーであった。若い頃に彼と切磋琢磨したことで、氷タイプという弱点の多いタイプでも勝ち上がる強さを得たと言っても過言じゃなかった。それほどまでに彼から得たものは大きかった。

 

 メロンとムスカリはポケモン勝負をするたびに惹かれあい、ついには彼から告白を受け結婚し家庭を築いた。だがメロンがメジャークラスに上がったのを堺に、幸せな時は終わりを迎える。彼はマイナークラスで燻ってしまい、いつしかメロンやポケモンから目を背向けるようになったのだ。それからというもの、時折昔の特技であった穴掘りをする以外は、ぐうたらに過ごすようになったのだ。

 

 メロンは時折今の夫と別れてはと言われることもあった。けれどかつての彼を知っているからこそ、また立ち上がってくれるのを夢見て彼と別れられないのが現状だった。メロンの考え込む姿に子供達は不安そうな表情を浮かべてメロンを心配する。

 

「かあちゃん、どうしたんだ?」

 

「どこか痛いの?」

 

「ああ大丈夫大丈夫。何ともないさ! それより夕食にしようか! お腹は空いてるだろう? 今日のカレーは腕によりをかけるから期待してなよ!」

 

「「「やったー!」」」

 

「お母さん、私手伝うよ!」

 

 不安な気持ちを隠して子供たちに明るく振る舞うメロン。そして家族と過ごした束の間の一時はあっという間に過ぎ去る。その日の夜、メロンは子供達を寝かしつけたので自身も就寝しようかと考えていた。そんな時にドアの開閉する音と、ドスドスとした足音が自宅に響く。夫であるイスカリが帰ってきたことをメロンは音で察した。

 

「おおう、帰ったぞー……ヒック!」

 

「あんた、やっと帰ってきて──」

 

 メロンは夫から強烈な酒と香水の臭いを嗅ぎ取った。彼は穴掘りなんかではなく、別のこと──夜のお店に行ってきたのだとメロンは察した。証拠に彼の頬には唇の跡がべっとりと残っていた。

 

「あんたいつも穴掘りとか言っていたけど……どこほっつき歩いていたんだい」

 

「え、いや、今日は……そのな? あれだ、昔のダチに会ってよぉ、そいつがしつこいもんだからつい飲んじまったんだよ。いつも行ってるわけじゃねーからな!? 本当だぞ! 信じてくれよぉ!」

 

「へぇ……」

 

 メロンはふらついているムスカリの懐から、スマホロトムを引っ手繰った。普段は彼が肌身離さず持っているので見られなかったが、今の彼はメロンの“どろぼう”に反応することすらできずただ混乱していた。そしてメロンは彼のメッセージの履歴を確認する。そこには嬢とのやり取りが、実に半年以上前から続いていた。そしてそれらの多くが卑猥で下劣なものであり、彼女と旅行に行った写真や動画等もあった。そしてもっともメロンの逆鱗に触れた事柄があった。相手の女の自分に対する誹謗中傷、それを諫めない夫のメッセージ。それを見たメロンのムスカリへの愛情は凍りつく。彼女は“いてつくしせん”で彼に詰め寄った。

 

「これを見てまだしらばっくれる気かい? あんたねぇ、子供達のお守りをお姉ちゃん一人に任せて遊びに行くってどういう了見だい!? 家の金を使って女と遊び回って……!! トレーナーとして修行するわけでもなく、トレーナー以外の道を模索するでもなく! あんた……あんたは、何がしたいのよ」

 

 メロンの怒りと憐れみが篭った声色にムスカリは居心地の悪そうに視線を逸らしていた。メロンの物言いに何を言うでもなく、彼はただ縮こまっていた。酔いの醒めた彼は自分が悪いことをよく知っていた。かつて岩のように頑強な体でポケモンと野山を走り回っていた姿はどこにも見えなかった。メロンは失望を隠そうともしないで溜息を吐き、男をその場に残して寝室に戻った。部屋に戻ったメロンは一人、涙をこぼす。

 

(挫折していただけならまだ、まだ大丈夫だった。けれど、愛されてないと分かったら、こうも冷めちまうんだね……)

 

 ムスカリが浮気しているような素振りには、メロンも薄々勘づいてはいたのだ。だが夫に期待していた彼女は、それでもと見て見ぬ振りをし続けたのだ。けれども自分が愛されていない証拠を目にしてしまい、メロンのムスカリへの想いは完全に尽き果てた。離婚という文字が脳裏を過る。だがあんな夫でも子供達にとっては父親だ。その選択を即決することはできなかった。

 

 結局、メロンはろくに睡眠を取らないまま朝を迎えたのであった。メロンが寝室からリビングに行くと、ムスカリは既に外に出掛けたのか姿は見当たらなかった。メロンは思う心はあれど、気にしないようにして子供達の朝食を作ることに。朝食作り始めて暫くすると、長女のモモルに起こされて子供達が起きてきた。

 

「おはよう、お母さん」

 

「おはようさん。さ、顔を洗ってきな。カビゴンみたいな眠気顔をしてるよ!」

 

「あれぇ……パパは?」

 

 食卓を見ると父親であるムスカリがいないのに不思議そうな声をコノモが上げる。三兄弟はそれに釣られて父親がいないのを自覚する。メロンは平静を装いつつ、彼がいない理由を問うた子供達に対して言葉を返す。

 

「パパは……また穴掘りに行ったみたいだね。なあに、そのうち帰ってくるよ。ささ、早く顔洗わないと飯が冷めちまうよ」

 

「「「は──ーい」」」

 

「お母さん……」

 

「モモルも顔洗ってきな。お母さんは大丈夫だから。ね?」

 

「うん……分かった」

 

 メロンのことを心配する長女に対して、大人の威厳を保ってメロンは笑って誤魔化した。そしてメロンが子供達と一緒にテーブルにつき朝食を食べている最中、メロンは昨晩考えていたことを子供達に話す。

 

「実はね。暫くの間、あたしも家を留守にしようかって考えてるんだ。だからモモル達にはお爺ちゃんの家でお留守番してほしいんだけど……我慢できるかい?」

 

「お母さん、どこに行くつもりなの? 遠いところ? いつまで行くの?」

 

「ヨロイ島って所だよ。ポケモン達の修行に一週間行ほどね。急な話で迷惑をかけてごめんよ」

 

 メロンは夫との関係をどうするかにあたって一人で考えたく、ヨロイ島に修行にいくという建前で一人になろうとしていた。突然の話に子供達の反応は様々だった。特に強い反応を示したのは長女モモルであった。

 

 モモルは普段下の子達を見守るお姉さんだが、母と父の関係悪化に薄々気付いていた。そのためメロンが家を空けると聞いて不安から質問を重ねたのだ。それを見越してメロンも安心させるよう、穏やかに明確に答えると僅かながら安心した表情を見せた。三兄弟達は母と父の確執などをあまり分かってないこともあり、新しい場所への楽しみや好奇心で盛り上がり喜々としていた。モモルは少し考え込んだ後、納得したのか頷いて笑みを浮かべる。

 

「……わかった。お母さんがチャンピオンを倒すための修行だもん、邪魔しちゃダメだよね。応援する! 頑張ってきてねお母さん!」

 

「アハハ! ヨロイ島から帰ってきたら、あたしとポケモン達は見違えるほど成長してくるからね。期待していておくれよ!」

 

「ぼくらも行きたーい!! 

「わたしも、わたしもー!!」

「しゅぎょーしたーい!」

 

「はいはい。その時がきたらみんな連れてくから……今回は我慢しておくれよ」

 

「「「むぅ……は──ーい」」」

 

 こうしてメロンは子供達を実家に預けると、ヨロイ島に一人赴いた。メロンは手持ちの水ポケモンを考慮し、みずのとうという建物が見えるチャレンジビーチで修行を開始する。またポケモン達のトレーニングと並行して夫との関係を考える。

 

 次第に初めて夫に会った日のこと。夫に初めて勝った日のこと。彼からプロポーズされた日のこと。長男、マクワが産まれた日のこと。夫ムスカリとの過去の出来事がいくつも思い起こされてきた。だが昨晩の夫の浮気相手との連絡も思い出してしまう。

 

『あの人、若作りがんばってるよね~~! 美人な奥様いるのに遊んでくれてありがとね、ムーちゃん❤️』

 

『いやいや、あいつもう良い歳したオバサンだよ。アーちゃんには全然敵わねぇよ!! またいっぱいラブラブしような❤️』

 

 夫のあまりにも下劣なメッセージを思い出し、メロンは空のモンスターボールをビーチの砂に向かって投げつけてしまう。チャレンジビーチに出していたラプラス達がメロンに気遣うような視線を向ける。彼女は自分がどれほど取り乱していたかに気づき、申し訳ない気持ちを覚えた。それからメロンが自虐の笑みを浮かべて溜息を吐こうとしていた、その矢先だった。背中に誰かが近づくような音が聞こえ、メロンが振り返る。そこにはつい先日、自分に告白した彼がいた。

 

「め、メロンさん! 奇遇ですね……あ。け、決してストーカーしたわけじゃないですからね! 本当ですよ!?」

 

「マサル……あんたがそんなことするような男だとは思ってないよ。奇遇だね。あんたも修行かい?」

 

「はい! ヨロイ島特有のポケモンの育成をしてました。リーグでもヨロイ島やカンムリ雪原のポケモンは、真新しいのか受けがいいので」

 

「へえそういうのにも気を付けているんだね。チャンピオンの知られざる一面ってわけだ」

 

「そういうことになりますかね。ああでも……この島で修行していたからこそ、メロンさんに出会えたんだと思いますからそれを考えるといいこと尽くしです」

 

「あんたって奴は……昨日も言ったけど、あたしみたいなオバサンをおちょくらないの」

 

 彼と言葉を交わすことで何故か、メロンの体は妙に火照るようになっていた。それは若い雄に告白されたことで、凍結していた情熱を思い出す切っ掛けになったからだろうかとメロンは考える。ふとマサルは訝しむような視線をメロンに向ける。

 

「あたしの顔になにかついているのかい? そんなに見つめないでおくれよ……」

 

「あ、すみません……メロンさん。昨日、あの後に何かありましたか? 僕もメロンさんとは、何度もパートナーとして戦ったから分かるんです。メロンさんの今思っていることとか」

 

「ぁ……まいったね。あんたには隠し事はもうできなそうだ」

 

「メロンさんの力になりたいです。何があったか、教えてください」

 

 マサルに問い詰められてメロンは言葉に詰まった。彼女にとってマサルの言葉は、老成して凍り付いた心を溶かすような熱を帯びていた。その熱は心地よく抗い難いもので、メロンは一人で抱え込もうとしていた夫との悩みを口にしてしまっていた。全て話したところ、最初のうちこそメロンの言葉を静聴していた彼は次第に怒気を纏い、表情が険しくなった。そして全てを話し終えると、マサルはムスカリにキレたのだ。

 

「それじゃムスカリさんは、メロンさんにおんぶに抱っこのまま、浮気しているってことですよね!? 僕、許せないです! メロンさんがムスカリさんの再起を期待してたっていのにそれを裏切るなんて! もっとメロンさんは怒って良かったと思いますよ!?」

 

「はは、そうかもね。ただ、この年になるとね。どうも怒るのにも疲れちまうだよ。いや、あたしの場合は心が凍えちまって動かなくなっているのかもね」

 

「メロンさん……」

 

「それにしてもあんた。随分と熱弁してくれて……ありがとうね。あたしの代わりに怒ってくれて」

 

「だって僕は……メロンさんのことが大好きだからですよ! メロンさんの夫っていう羨ましい立場にいながら、他の女にうつつを抜かすムカカリさんは僕にとって過去最大の怨敵ですから!」

 

「っ!! また、そんな……好きとか、そう軽々しく口にするもんじゃないよ……」

 

 マサルの純粋な感情を受けることに、メロンの体は慣れていなかった。メロンは彼の目が見れなくなるほどの眩さを覚え、思わず俯いてしまう。だがマサルは言葉だけで終わる気はさらさらないようであった。

 

「言葉だけだと信用できないのは分かります! 僕のことを見てください……僕達は言葉じゃなくても通じ合えますよね? だから分かるはずです。僕の本当の気持ちを」

 

「だ、ダメ……今は見られない。あんたの目を見ちまったら、イヤでも分からされちまうよ……」

 

「メロンさん!」

 

 突然、メロンはマサルに押し倒れた。未だ少年の彼より大きい彼女であったが、“ふいうち”だったのもあってマウントを取ることに成功したのだ。そしてメロンは目にする。見上げる先にいる少年の瞳に、炎々と燃え盛るような愛の熱を。メロンの凍り付いた心を溶かしてしまうような熱がマサルにはあった。メロンはその目を逸らして逃げ出そうにも逃げられなかった。彼女はその目を通じて彼の感情が自分を本気で想っていると確信したのだ。

 

(あぁぁ、これは、ダメね……。彼の炎の渦で逃げられないようにされて、あとは……お楽しみっ❤️)

 

 マサルの迷うような素振りを、瞳孔の動きからメロンは感じた。だが彼の覚悟はもう決まっていたのだろう。彼の顔がゆっくりとメロンの顔に近付く。メロンはマサルを押しのけようと思えば押し退けることはできた。だが、もう彼女の心はマサルの熱に溶かされていた。そして、メロンの唇とマサルの唇が重なる。もう後戻りはできなかった。

 

 ──────

 ────

 ──

 

 チャレンジビーチ付近でのキャンプはヨロイ島でも有名であり、観光に来た者達が張ったテントがいくつも並ぶことがあるスポットである。だが、この日は一つのテントが張られたきり他のテントが建つことはなかった。何故なら建てられた一つのテントの周囲を複数のポケモンが陣取り、観光客が寄り付かないよう警戒していたからだ。これにより、テントの主達による痴態が他にバレることはなかった。

 

 ポケモン達はやれやれと言うかのようにテントに目を向ける。テントは風もないのに時折大きく揺れたり、ポケモンのようなけたたましい声が響き、中で行われている行為がいかに激しく荒々しいのかを物語っていた。勘のいい者がビーチを通り過ぎたら気が付くであろう、テントの中で熱烈な性交をしているのだと。

 

「ちゅっ❤️……じゅるるるるるうっ、んはぁっ、ちゅぱちゅぱ❤️ あんたっ、こんなの隠しもってたんだねっ……❤️ ふぅ、ふぅ、まだまだ、元気いっぱいじゃないのっ……❤️」

 

「言わずもがなですよ。大好きな人とヤれるのに一、二回で瀕死にはなりませんよ!」

 

 テントの中。マサルとメロンは乱雑に脱ぎ捨てた服の上で、互いに体を触れ合いさせながら唇を何度も触れ合わせる。その口づけは長く、深く、互いの口内に粘膜の味を染み付いてしまいそうになるほど。“メロメロ”状態になったメロンは大人としてのメンツをかなぐり捨てて、自分よりもがっくと年下の男の肉剣に手を添えていた。マサルのそれは未成熟な少年に付いていてはならない雄々しいそれで、メロンは夫で培った手淫でマサルのモノをシゴいていた。メロンのムチムチとした“あついしぼう”がマサルに“まとわりつき”、肉剣を手で上下にしごかれるたび、脈打ちながら先走り汁でメロンの掌を白濁色に染めていく。

 

「ふ、ふふ❤️ 手じゃもう満足できないって感じだね。ならあんたがいつも見てた“これ”で攻めようか❤️」

 

「あっ、気付かれていたんですね……す、すみません」

 

「アハハ! まあそういうのはあんただけじゃないから、気にしてないけどね」

 

 メロンはマサルの拘束を解くと、その五人の子供を育てた豊満巨峰を両手で持ち上げて見せた。少し垂れているのも自然的な美を感じさせ、マサルの“せいなるつるぎ”が更に“かたくなる”。それを見てメロンはマサルに見せつけるようにして、ゆっくりと自らの胸をその亀頭へと近付ける。そしてメロンは豊かな乳肉の中へと、まだ成人の年齢にも至らないマサルのモノを飲み込んでいく。そして彼女は唇から一滴垂らすと、マサルの我慢汁と合わさって潤滑油となる。

 

「ぁっ、メロンさんっ!!」

 

「フフ……いい顔しているよ、ほおら❤️」

 

 マサルの情欲溢れる自分だけを見つめている姿に、メロンは久しく満たされていなかった雄からの情欲を感じて滾っていた。その思いに駆られるように氷山の如き巨峰を上下に動かし、胸のサイズはガラルチャンピオンクラスと称される乳圧でマサルのモノを押しつぶすような刺激を与え続ける。持続的に続くスリップダメージにマサルの息の荒さが加速していく。それを間近で見たメロンの征服心も昂り、次の段階へと進み始める。

 

「はぁ❤️、はぁっ、ちゅ❤️、ちゅるるるるぅ、はあっ、れろぉ❤️」

 

「うっぐ!?」

 

 突然の快感にマサルが抑えきれず声を上げる。メロンの“したでなめる”による痺れるような刺激がマサルの急所を捉えたのだ。メロンが唇を窄めて、乳房の谷間から少しだけ顔を出す亀頭の裏側を舌で舐めずり回してあげたのだ。その一撃による衝撃は強烈で、無敗の若きチャンピオンは追い詰められる。

 

「あっ、僕、もうっ……でっ出そうっ!」

 

「っふふ……ほらほらぁっ、あたしのことは気にせず出しなよっ❤️ あんたの青臭い“ふんか”! あたしにぶつけなっ❤️」

 

「めっ……メロンさんッ!!」

 

 瞬間、メロンは肉剣を咥えると強烈なバキュームフェラを繰り出す。マサルのモノの先っぽを思い切り吸い込んだことで、マサルの溜めに溜めた射精感は決壊した。本日数回目の射精だというのに、マサルの“ふんか”のPPは尽きることなく発射された。マグマの如き奔流は、メロンの口を、喉を蹂躙していく。口の中一面を白く染めあげ口からこぼれると思ったが、メロンはその白濁を吐き出すことなく飲み込み胃袋へと運ぶ。初心な女子にはできない大人の女のそれに、マサルは絶頂の余韻にひたりながらますますメロンへの愛をぐぐーんと高める。

 

「っはぁ……ご馳走さん❤️ ったく、あんたのザーメン喉に張り付いてしょうがないよっ❤️ 味は濃いし、苦みもすごいねぇ❤️ 旦那のとは比べものにならないよ。若さか……あんたが特別だからかねぇ❤️」

 

「ぜ、全部飲み干してくれるなんて……飲んでくれて嬉しいですけど、メロンさんはお腹を壊さないか心配です」

 

「ぷっ、アッハハハ!! マサルは優しいねぇ❤️ 大丈夫だよ、これくらいで体壊すほどやわな体じゃないさね。あたしゃ、五人も子供を産んだ健康体だよ」

 

「そ、そうですか……子供かぁ」

 

 メロンは思わず墓穴を掘ったと察した。マサルの瞳からメラメラと欲情が燃え上るのを認識したのだ。するとメロンにも彼が心に思い浮かべているであろう光景が思い浮かぶ。彼との間にできた子を抱く自分の姿を。その瞬間、メロンの全身が“ねっぷう”を受けたかのように体温が上がるのを感じた。それだけで済まなくなってきた。彼女の性器はマグマを吐き出すかの如く、熱く熱されてドロリとした潤滑油を垂らしていく。それに気が付いたのは自分だけでなかったのか、それとも目に見えて様子が変わってしまっただけなのか、マサルは初めの時のようにメロンのことを押し倒した。

 

「メロンさん……僕、メロンさんを孕ませたいです」

 

「な、なに言ってるんだい……だ、駄目だよ。あたしにはまだ夫がいるし、子供だっているんだよ? それに年齢も……ね? もうできるか分からならないよ」

 

「それでもっ! メロンさんが今まで産んだ子以上に僕の子供を産んでほしいです! メロンさんの今の夫には負けたくないんです! 僕の方がメロンさんを愛しているからッ!」

 

「っ~~❤️❤️ でも、あたしは……怖いよ。この先、あんたの心が離れちまったらと思うとさ。だから、遊びだけで済む関係で──ンッ❤️」

 

 夫に裏切られたメロンはこれから先で愛した男にまた裏切られうることを恐れていた。その誰にも明かせなかった本音を口にした時、マサルはメロンの口を己の口で塞いだ。熱く深く、言葉より雄弁に。彼が自分をどう見ており、どんな気持ちを抱いているかをメロンは感じ取り理解する。決して自分を裏切らないと。命尽き果てる時まで愛し抜くと。メロンにはマサルの意思がそう伝わった。

 

「っぷはぁ。メロンさん……いえメロン。愛しています。僕の妻になってください。メロンの残りの時間を僕にください」

 

「あんたってやつは……そんな、熱烈に愛されているって知ったらさ、もう、断れないじゃないのっ❤️ マリィって女の子やソニアって若い博士さんといっぱい仲良しだろうに。それでもあたしがいいんだね?」

 

「もちろん! 彼女達は友達として好ましいですが、恋人としても奥さんにしたいのはあなただけです!」

 

「フフ……アッハッハッ! それでもあたしなんだねぇ……わかった。あたしも覚悟決めたよ。マサル……あたしのマイディア❤️ あたしもあんたのことが大好きだよ❤️ あんたとの赤ちゃん、頑張ってみようか❤️」

 

「っ~~!! 嬉しいです……メロンっ!!」

 

 マサルの愛の告白によってメロンの凍り状態は完全に解除される。メロンは完全に夫のことを振り切り、マサルへの愛を彼に伝えた。そして彼の悲願である子供を作ることへも積極性を見せた。これにはマサルも感極まって涙ぐむ。そして二人の興奮は最高潮に達する。マサルはビクビクと震える肉棒をメロンにあてがう。初めての性交もあり上手く挿入できなかったが、それをメロンは優しく導く。

 

「落ち着いてゆっくり前へ、焦っちゃ いけないよ❤️ ふふ、あんたと初めて会った時を思い出すね」

 

「はい、自分を信じて突き進みます──ぅぁっ!!」

 

「んっ❤️ あぁっ❤️ き、たぁっ❤️ すごい……ビクビクしてるのがよく分かるよっ❤️ あんたのが熱すぎて溶けちゃいそうだよぉっ❤️」

 

 マサルが腰を突き出した刹那、メロンの体に電撃走る。それは彼女が忘れかけていた生殖行為における快楽によるものだ。メロンの膣内がマサルとの子供が欲しいと愛液を大量に分泌する。加えてマサルの“せいなるつるぎ”が進むたびにメロンの膣壁を抉ることで、彼のモノに形を合わせようと膣内が収縮を繰り返しフィットさせる。そしてマサルはその先にある彼女の子宮まで一息の間に進んでしまう。まるでそこにたどり着くのを知っているかのように。その結果メロンはマサルに与えられる快感に、嬌声混じりの声を上げていた。そしてマサルもまた、自分専用となる形状を変えたメロンに快楽を覚えつつも、未だかつて体験したことのなかった快感に吐息をこぼす。

 

「こ、これがメロンの中……! ふぅ、ふぅ、事前に出してなかったらもう出ちゃってたかもです」

 

「あはぁっ❤️ なら、まずはゆっくりだ。神経を研ぎすましてまずは快感にならしなっ❤️」

 

 メロンの言葉を受けてマサルはゆっくりと腰を動かし始める。やはり経験のなさからその腰使いはぎこちないものとなる。だが互いに愛し合う者と交わる感覚に酔いしれて、快楽で惚けた声をどちらともなく出し始めた。

 

「あっあっあっ❤️ あ、ぁぁっ❤️ い、いいよっ、あっ、あっ❤️」

 

「ふっ! んんっ!」

 

 互いの肌がぶつかりあうたび、パンパンと乾いた音と共に結合部から鳴るぐちゅりぐちゅりと濡れる音がテント中に鳴り響き、二人の性欲を全開まで高めていく。徐々にマサルはピストン運動を速めていくと、メロンは身体をよじらせ銀糸を乱れさせる。高速のピストンでもマサルは、肉棒を全て抜いてしまうような失敗は犯さず、ギリギリまで引っ張ってから突き出すのを意識する。性交の極意とでもいうような技術をこの短時間で身につけ始めたのだ。子宮から響く快感にたまらずメロンは喘ぎ声を上げる。

 

「んああああっ❤️ マサル、きもち、いいっ、よ❤️ 上手だよっ❤️ その、調子──ぃぃぃっっ❤️❤️」

 

「メロンさ、メロンっ! はぁ、はぁっ! もっと、もっとっ気持ち良くさせるっ!」

 

「あぁぁっ❤️ ひいっ❤️ ぁっ❤️ ンンッッ❤️ ア゛ァ゛ァ゛ッ゛ッ゛❤️」

 

 メロンの口から溢れ出る快楽に染まる嬌声は、マサルの耳を通じて性感と闘争心に火をつけた。そしてマサルの本気はこれからだったのか、彼の腰使いは更に巧みに進化を遂げる。マサルはメロンの最奥の手前、少し下の辺りを肉剣で抉った。瞬間、メロンからポケモンのような鳴き声が上がる。“とぎすます”したマサルの肉棒はメロンのGスポット──急所に命中したのだ。マサル自身無意識の行動だったが、これによりメロンの狙い所を把握した彼はそこを追撃し始めた。

 

「オ゛ッ❤️ オ゛ォ゛ォ゛ッ゛ッ゛ッ゛~~❤️❤️ そこはぁっ❤️ ダ、ダメだよぉっ❤️ イヒィッ❤️ あ゛ッ❤️ やっばぁ、い゛ぐッッ❤️❤️ い、ぎ、そぉっ❤️ ン゛ォォオ゛オ゛ォオ゛オ゛ォッ~~❤️❤️」

 

「はぁ! はぁっ! あぐぅっ、僕もっ……!!」

 

 メロンを押し倒し、マウントを取り、攻め続けるマサルの瞳孔は、野生のオスポケモンそのものの獰猛さを放っていた。その姿を見たメロンは体の奥底からマグマのような熱を、快楽の波濤として発散していた。そして彼女もまたメスポケモンのような雄叫びでオスを受け入れる。マサルがピストン運動に合わせてメロンの巨大な双房を乱雑に鷲掴む。そして指で彼女のピンと立っている乳首をねじる。それによってメロンの膣内は更なる収縮運動を激化させる。

 

「アァ、ン゛ッ゛ッ゛❤️ ひっぐ❤️ はっ、うっ❤️ イヒィ❤️ まっ、マサル、だ、だしてっ❤️❤️ だしで、ぇぇぇぇっ❤️❤️ あんたのザーメン❤️ 全部、あたしのなか、にっ❤️❤️」

 

「フゥゥゥッッッ!! 射精しますっ!! メロンっ!!」

 

 その瞬間、メロンはマサルの腰の動きが速まることを察して、両腕でマサルの体を抱え、両足も彼の腰へと巻きつける。そしてマサルの口元を吸うようにキスし、密着させる。“ノーガード”の愛情表現。マサルは全身でメロンの至福の乳肌布団に包まれながら彼女の中に子種を発射した。

 

「ン、オッ、ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛~~❤️❤️❤️」

 

 メロンの中に放たれたるは、マサルの“Vジェネレート”の如き灼熱の精液。絶対に目の前のメスを孕ませると誓った射精は限界を超え、これまで以上の量と粘度でメロンの膣内を染め上げ子袋を蹂躙する。一息でマサルの精液は子宮を埋め尽くすと、彼女の卵子は即座に陥落してマサルの精子と結びついた。二人は直感で察知する。マサルはメロンに自分の子供を孕ませたこと、メロンはマサルの子を孕んだことを。マサルはそのことを実感しながら、全身をメロンの豊満な体に預けながら、肉剣の切っ先で子宮を抉り続ける。それから数分の間、お互いに呼吸を繰り返すだけの肉袋となる。そして互いに落ち着き始めたところで、先ほどとは打って変わってゆっくりと体を離していく。マサルの肉棒がメロンの中から抜け落ちると、彼女の中からゆっくりとだが、ねっとりとした白濁の滝が流れ滴った。メロンは自身の中から流れる愛液と精液の混じった滝を見て笑みをこぼす。

 

「ア、アハハ……❤️ こりゃぁもう、とんでもないねぇ❤️ まだ中にいっぱい入ってて、子宮が重いよっ❤️」

 

「っはぁ……これで、僕との子供ができたような気がします。あくまで勘ですけど。メロンさん、僕嬉しいです」

 

「そうだね……ん。もう名前だけでは呼んでくれないのかい? それはちょっと寂しいねぇ、マイディア❤️」

 

「あ、そのぉ、興奮からつい呼び捨てにしちゃって……メロンさんがいいなら、名前だけで呼びたいです」

 

「あんたになら、構わないよ。まあ暫くは二人きりの時だけだけどね……❤️」

 

「それじゃあ、め、メロン……愛していますっ!」

 

 マサルの愛の叫びに、二人は抑えきれない愛情から再び唇を合わせる。既に一夜の夢を見終えてもまだ性欲が尽き果ててなどいなかった。そしてこのまま何度も何度も二人は交わりあった末、甘く法悦な時を過ごしたのであった。

 

 ──────

 ────

 ──

 

 ヨロイ島は鍋底砂漠で。男は穴掘りをしていた。彼──ムスカリは穴掘りの名人であり、岩肌や砂漠から普通は見つけることのできない道具やポケモンの化石を掘り出すことに長けていた。先日、ムスカリはメロンとの喧嘩を経て改めて自分の現状を見つめ直した。

 

 岩タイプを専門とするトレーナーとしてチャンピオンを目指して駆け抜けた日々を。そんな時に現在の妻──メロンと出会い、切磋琢磨し彼女に惹かれ合った日々を。そして彼女がメジャーリーグに上がり、自分はマイナーリーグから上がれず腐っていた日々を。これまでの人生を思い返し、このままじゃダメだと彼はようやく気が付いたのだ。彼はその思いに駆られてヨロイ島に渡った。一からトレーナーとして復帰するに辺り、心身ともに鍛え直そうと鍋底砂漠にたどり着いたのであった。そして彼は思いもよらぬ物を砂場から発見する。

 

「こりゃ、プテラの化石か!? いやぁ、鍛えるついでの穴掘りだったがいいもんが手に入ったなぁ……一から出直して、飛躍するって考えたら縁起が良いじゃねぇかよ」

 

「へへ、マクワとの話の種になるかもだなぁ。こいつを立派に育て上げたところを見せたら……メロンとも、また昔みたいに戻れるかもな」

 

 ムスカリはプテラの化石を掲げ、上機嫌だった。ここら辺じゃ見かけないポケモンの化石を見つけるというとてつもない幸運に恵まれて、何だか今後がのことが上手く行くような気がしたからに他ならなかったからだ。ムスカリはその勢いのまま、別の所でも穴掘りしてみようかと考える。

 

「次はビーチの方で掘ってみるか。化石もだが、おだんごしんじゅとか落ちてねーかなぁ。何時までもあいつの稼ぎにおんぶに抱っこは情けねぇよ……」

 

 こうしてムスカリは鍋底砂漠からチャレンジビーチへと移動を始めた。今までの怠惰な生活から新たな目的を明確にしたことで、ムスカリは不思議と周囲も生き生きとしているように見えていた。人生の新たな門出だと、ムスカリが喜んでいたそんな折にであった。チャレンジビーチが近付いてくるとムスカリの耳にとある音が入り込んできた。ポケモン達の声ではない。人間の雄叫びと雌の嬌声だ。ムスカリは思わず身を屈めてしまう。

 

(おいおい、こんな真っ昼間から盛ってるんじゃねぇーよ……いや、俺も人のこと言えた生活してきたわけじゃねぇけどよぉ。あっちの方角か……テントがあるな。あそこからか?)

 

 ムスカリはゆっくり、静かにそのテントのある方角へと歩み寄る。テントの周囲にはポケモンがおり、彼の目から見てポケモン達はかなり鍛えこまれていると感じた。またそうそう世間でお目にかかれないポケモンが多くいたのも彼の目を引いた。

 

(エースバーンにあの赤いポケモンは見たことねーな。はぁ、時代に置いてかれてるなぁ。他はヒヒダルマにバリコオル、それにラプラスか。なんつーか、まるであいつのパーティみたいじゃねぇか……コピーパーティか? それにしてもずいぶん鍛えられて……)

 

 そこに至ってムスカリはある一つの結論に達する。このテントの中にいるのは、もしや自分の愛する綱──メロンなのではないのかと。だが有り得ないと即座に自分で自分の思考を否定する。周囲には子供の気配はなかった。彼女が子供を放っておいてここまで来るとは考えづらかったのが一つ。彼女はまだ自分と婚約した人妻で彼女が不貞をするとは考えにくかったのが一つ。そして何より、視線の先にあるテントから聞こえる嬌声を自分の妻のものだと認めたくなかったのだ。

 

 だがここまで聞いてムスカリはテントにいる人物の顔を見なくては気がすまなかった。ムスカルはゆっくりとテントの開けられた方へと移動する。周囲のポケモン達に見つからないよう、ゆっくりと移動する。ここまでして見なくてもいいのじゃないか、もしテントの中に彼女がいたら、そう思うと足が止まりそうになるがそれでも彼は足を止めなかった。そうして彼はテントの入り口の影で隠れつつ中を見つめることができる距離まで近寄った。そしてテントの中の声を聞いた。

 

「ンッ❤️ アハァ❤️ そんな、がっつかないのっ❤️ あたしはどこにもいかないから、マイディア・マサル❤️」

 

 その声がムスカルは誰のものかを聞き間違いようもなかった。テントの中からメロンのくぐもった声が聞こえたのだ。それだけだったのなら、ムスカリの動揺もまだマシだったかもしれない。妻であるメロンの腰に抱き着き肉剣を刺し抜きしているのは、自分達よりがっくと年下の少年であったのだ。ムスカリは驚きのあまり腰を抜かしてしまう。

 

(なっ!? はぁっ? いや、嘘、だろ……浮気しているのは百歩譲って理解できる。俺だってしちまったからな。だが、それがあんな年端も行かないガキって……モモルと同じかそれよりちょっと上くらいだろ。メロン、お前……)

 

 ムスカリにとって妻メロンの浮気はショックだった。だがそれと以上に相手の選び方がショックであった。年齢だけならば己が子である長男より若く、長女と同じくらいだ。そんな相手に乗っかられて喘いでいる姿にムスカリはただ茫然と眺めてしまう。だが暫くして少年が年齢に見合わないテクニックを有しているのが見て取れた。まるで熟年のテクニシャンかと言わんばかりの腰の振りようでメロンを翻弄していたのだ。

 

「おお、んんぅっっ❤️ これ、これっ❤️ この、ぉっ❤️ イッヒッ❤️ いい、すごい、あっあっ❤️ イイよ、まひゃるぅ❤️」

 

「ふぅ、ふぅ、そろそろ射精すよっ! 今の子供の数を超えるまで、何度だってメロンを孕ますからっ!」

 

「ンオォッ❤️ ダッ、ダメっ! こんな、子作りセックスっ、病みつきなっちまうよぉっ❤️❤️ オォッ❤️ ヒィィィィィッッ❤️❤️」

 

(生でヤッてるのか、しかも孕ませるだってぇ!? マジで言っているのかよ──うぉ!? なんだよあの射精量……!)

 

 テント越しにはメロンの絶叫にも聞こえる嬌声をムスカリの鼓膜は震わされて、更に二人の結合部からは結合部からは大量の白濁した体液が滴っていた。それを見たムスカリは自分の妻が目の前にいる少年の子を宿す光景を想起してしまう。そうして数十秒という長い射精をしているのが少年の体の震えから理解できた。射精量にも驚いたが、彼が一度引き抜いた肉棒の全容を見てムスカリは目を見開く。少年のモノは自分のモノより遥かに逞しく、雄々しくそそり勃っているのだ。それにムスカリはショックを受けるしかない。

 

(何だよ、あれっ……ガキのモノじゃねぇだろ。ギャロップ並み、そんな錯覚をしちまうデカさだ。ガキなのは面だけじゃねぇか……)

 

「んっ、んっ……❤️ っぷはぁ、水分補給もちゃんとしないとね。ほらあんたも飲みな。続きはそれからだよ?」

 

「はい! んっ、んっ……はぁー、氷タイプのポケモンがいると何時でもキンキンの水が飲めていいですよねぇ。よし、そろそろ続きしましょうか!」

 

(ァ!? 今出したばっかだってのに、もう……!?)

 

 ムスカルが驚愕するのを見計らったわけではなかったのだろうが、驚愕しているムスカリに怒涛の追撃を行う少年。そして今度は少年を下にしてメロンが彼の上に跨った。二人の体格の差はそれこそ大人と子供の差があって、まるで少年を襲う魔女のようだとムスカリは感じてしまう。最も彼女の下にいるマサルの顔は快感に満たされた幸せそうで蕩け切ったものであったが。メロンは自分よりも小さい男の上で踊り狂っており、彼女の豊満な胸を“ひょうざんおろし”のように上下に荒ぶらせていた。

 

「ははぁ……❤️ いいねぇ、んふっ❤️ こうやって、上からマイディアを見下ろしてやるのもっ……オ゛ッ❤️❤️ あぁぁっ❤️ んんっ❤️ そんなに、突き上げないでおくれよぉっ❤️」

 

「くっ、ふっ、っあ!! 気持ちいいですかっ!? 僕の方が、ムスカリさんより気持ち良くさせらてますかっ!?」

 

(っ──!! め、メロン! まさか、言わねぇよな? 長年連れ添った俺じゃなく、そんな生まれて十数年のガキを選らばねぇよな……?)

 

 メロンと交わりながら少年は、夫と自分のどちらの方が気持ちよくさせられているかを尋ねた。その問いを聞きムスカリは、彼女の口から否定の言葉が飛び出てくるのを切に願った。これまで彼女と過ごしてきた日々を否定され、自分よりも少年の方が上だと言われたら、ムスカリの心は完膚なきまでにへし折れ兼ねなかった。ムスカリは二人の情交を固唾を飲んで見守る。メロンは快感に翻弄される中、少年の問いに答えを返した。

 

「口で言うまでもないと思うけど……あたしの口から言ってほしいんだね❤️ いいさ、何度でも言ってあげるよ……あいつよりあんたの方がイイっ❤️ ずぅっと、ずぅ──っと気持ちイイよっ❤️❤️」

 

(ぁ──)

 

 メロンの返事が聞こえた瞬間、ムスカリの心臓は握り絞られたかのような痛みを覚えた。メロンは自らも腰を上下させながら、下から突き上げられる快感に身を震わせ悶えながらも愛を告げ続ける。時折、腰を反らして脊髄まで快感で震えているのが見て取れた。メロンが心底マサルを愛おしく思っているのがムスカリに伝わっていた。そんな彼の心の痛みを知らずに、メロンは尚も少年への愛を語り続ける。

 

「トレーナーとして、女として、あんたのことを一番愛しているよ❤️ あいつとの思い出を全部塗りつぶすくらい、めちゃくちゃにしておくれよっ、マイディア❤️」

 

「はい、メロンさんからムスカリさんの存在を全部消してみせます! 大好きです、愛しています!」

 

 二人の愛の告白を聞いて、ムスカリは震える足取りでその場を後にした。ポケモン勝負で負けた時のような、目の前が真っ暗になる感覚を味わいながら駆け出した。ムスカリは今更ながら気付いてしまったのだ。メロンとはもう元の関係には戻れないんだと。自分が挫折した時、浮気をしてしまった時、彼女に浮気がバレた時、その時に違う選択ができたのなら違う未来はあったのかもしれない。だが時を巻き戻すことは人では不可能だ。ムスカリは深い絶望を抱えたまま走り出した。もう振り返ることはしなかった。

 

 その後、ムスカリがメロンの前に現れることはなかった。彼は記入済みの離婚届けを家に置いた後、失踪したのである。後にメロンは風の噂でプテラをエースにし、遅咲きで岩タイプのジムリーダーとなった男の話を知った。だが彼女はその男を詳しく知ろうとはしなかった。

 

 ──────

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 ──

 

 無敵のチャンピオン・ダンデがジムチャレンジ初心者のトレーナー・マサルに代替わりしてから半年経った。当初こそ模範的なチャンピオンとしてガラルを大いに盛り上げた彼だが、突如としてジムリーダー・メロンとの婚約を発表すると、ガラルだけでなく他の地方にも伝わるほどの大騒ぎを起こした。10歳で成人となるこの世界では、マサルも当然結婚することが可能であった。とはいえ10歳そこらで結婚する者は極少数ではあるので反応が賛否両論であったのだが。

 

 賛否の理由としてはチャンピオンとジムリーダーの年齢差が一つ、ジムリーダーの方が元既婚者で婚約したチャンピオンと同年代の子供がいたことが一つ、そして婚約発表と共に妊娠を報告したことが最も大きな要因だった。加えて六つ子という異例の発表もあって、世間は彼ら二人の将来を心配する声も多かった。マサルの友達ではホップやマリィはお祝いしてくれたが、実の親やソニアといった親しい仲の人でも反対する人がいなかったわけではなかった。そしてそれはメロンの子供達も同様である。下三人の子供達はまだ婚約に対する理解が薄いこともありよく分かっておらず、マサルのことも年の離れた兄ができたくらいにしか認識していなかった。そのため今日も三人はメロンの家の裏、バトルコートも兼ねた庭でポケモン勝負をマサルに挑もうとしていた。

 

「マサル兄ちゃん、今度はオレと勝負しようぜー! ダルマッカが新しい技覚えたんだ!」

「ずるいよコノモ~~! 次はアタシの番!」

「ボクもボクも!」

 

「ならトリプルバトルで勝負しようか! これなら皆と一気にバトルできるよ!」

 

「もう皆……マサルくんだって大会明けで疲れてるんだからね? ほどほどにしとかないと……」

 

「大丈夫だよ、モモル。ガラルチャンピオンは誰の挑戦も断らないっ! なんならモモルも次参加する?」

 

「あ、あはは……私は遠慮しておこうかな」 

 

 三兄弟と違い長女であるモモルは、マサルと同年代でありこの世界では既に成人している娘であった。彼女は母メロンが父ムスカリと離婚し、自分と同じ年頃の少年と再婚した事実をしかと理解していた。故に彼女の心境は複雑怪奇極まっていた。

 

 母と父の確執はモモル自身もよく察しており、どうにかできないかと苦心していた。だが結局は父はどこぞに消えてしまい、母は新しい夫を迎えた。モモルはマサルが家に来てからの短い付き合いだが、彼が悪人ではないことと母であるメロンを深く愛しているのはしかと伝わっていた。だからといって彼を新しい父と認めることはまだできず、彼とはどこか壁があるような付き合いになっていた。

 

「「「負けた~~!!」」」

 

「ふっふふ! まだまだチャンピオンの座は渡せないなー! でも皆初めてバトルした時から強くなっているよ! コノモのダルマッカ、わざマシン使ったでしょ? “いわなだれ”の奇襲は驚いたよ!」

「へへっ、だろー!? ホテルの人に貰ったんだー!」

 

「チトはユキハミと息ピッタリだったね! この調子で頑張り続ければ進化も近いよ!」

「ほんと!? ユキハミってモスノウになるんだよね? 楽しみっ」

 

「イノはリフレクターの援護といい、複数のバトルが上手だねぇ! ダブルバトルとか向いてそうな気がするよ!」

「うん、お母さんもバリヤードとイノならダブルバトルで一番になれるって言ってたよー!」

 

 モモルは兄弟達に囲まれているマサルを見つめる。自分と違って下の子達は彼と本当の兄弟のようになっていた。自分も下の弟妹を見習い、無理にでも彼と仲良くなった方がいいかと考えていると。ふと後ろに気配を感じた。振り返るとそこには、旅行バッグを手に持ってサングラスをかけた恰幅の良い男がいた。

 

「久しぶりですね我が妹よ。少々、お邪魔しますよ……母は今いないのですね」

 

「ま、マクワ兄さん! 母さんは今──」

 

「「「マクワ兄ちゃん~~!」」」

 

 そこにいたのはメロンとムスカリの長男・マクワだった。マクワは庭を見渡し母の姿が見えないことを口にしたので、モモルは彼に母の所在を伝えようとしたタイミングで、下の兄弟達が一斉にマクワに抱きついた。彼はその大柄なフィジカルで三人とも見事に受け止める。マクワは一しきり弟と妹達を構うとマサルに向き直った。マサルもマクワの腰に付けたモンスターボールから、トレーナーであろうことを察してか興味津々そうな様子でマクワの目の前まで移動していた。最初に口を開いたのはマサルであった。

 

「マクワさんですよね? 初めまして、マサルです。あなたのことはメロンさんから聞いています。凄腕の岩タイプ使いだと。お会いできて嬉しいです!」

 

「……自己紹介はいらないようですね。なら、チャンピオン。不躾で申し訳ありませんが、ぼくとの勝負を受けてもらえますか。トレーナー同士、言葉であれこれ言うよりこっちの方が伝わるでしょう」

 

「えっ!? ちょ、マクワ兄さん!?」

 

「なるほど、良いアイディアですね。僕もマクワさんと、目が合った時からバトルしたくて仕方なかったんですよ! やりましょう、今すぐに!」

 

 モモルは兄が突如としてマサルにバトルを申し込んだことに困惑する中、マサルは一、二もなくバトルの申し出を了承した。三人の子供達は歓声を上げつつポケモン勝負の邪魔にならないよう、モモルのように庭の隅に下がった。そして始まるガラルチャンピオンとジムリーダー候補のバトル。モモルはバトルの見聞が狭く浅かったが、二人のバトルは高レベルの技術と集中力、そして熱意に包まれているとだけは理解できた。一方的ではなく、マクワのポケモン達もマサルの手持ちを追いつめているのが見て取れた。

 

「これがマクワさんの戦術ッ! バンギラス、ツボツボ、ガメノデス、砂嵐を主軸にした耐久はまさしく岩山のような険しさっ!」

 

「こちらこそ驚きですよ……! タイプに拘りなく、加えて以前までのバトルがまるで参考にならない手持ちの豊富さ! これが無敵のダンデを下した今のチャンピオンの力……だからこそ挑む甲斐があるというもの!」

 

「っ……!! ふ、二人とも頑張って!」

「「「頑張れーマクワ兄ちゃん! 頑張れーマサル兄ちゃん!」」」

 

 バトルの熱気に当てられたモモルは、両手に汗を握って応援し始める。だが勝負の天秤は徐々にマサルへと傾く。マクワの手持ちポケモンが残り一体となった。彼は懐からハイパーボールを取り出す。そしてボールから石炭が積み重なったようなポケモン──セキタンザンを繰り出した。彼が父から受け継いだ自慢のポケモンである。本来ならここからダイマックスによってキョダイセキタンザンと化して、マサルを更に苦しめただろうが、今回のバトルコートではダイマックスが利用できなかった。砂嵐とダイマックスによる耐久戦法を今回は使用できない、それを知ってか知らずかマサルの繰り出していたポケモンが勝利を確信した“しろのいななき”を発する。セキタンザンを襲う氷馬──ブリザポスの“インファイト”がセキタンザンを蹴り砕いた。

 

「クラッシュ! 硬さが自慢な岩タイプが砕かれるとは……お見事です。チャンピオン、その称号は今暫し預けておきましょう」

 

「対戦、ありがとうございました! マクワさんもとても強かったです。メジャーリーグに上がって、勝つために努力をしているのがよく分かりました。またバトルしましょう」

 

「ええ、おそらくは来期からそうなるでしょう。首を洗って待っていてください」

 

 マサルとマクワはお互いの健闘を称えると、どちらともなく歩み寄り固く握手をした。その光景からマクワがマサルのことを認めているのがよく分かった。だがモモルからすると、結局マクワは何がしたかったのか分からなかった。そのことが顔に出ていたのか、モモルの所に来たマクワが口を開いた。

 

「不思議そうですね。何故僕が彼と勝負したのか分からないといった顔です」

 

「う、うん。兄さんは、その……もう気にしていないの?」

 

「父と母は元より不仲でした。ならば彼がいなくてもいずれは別れる定めだったでしょう。そのことについて元より僕が何か言うべきことはないかと。彼と戦った理由ですが、ポケモントレーナー同士ならば、勝負すれば相手の人柄というのは得てして分かるものだからです」

 

「……マサルさんは兄さんの目から見てどんな人なの?」

 

 モモルの質問を受けたマクワは三兄弟と戯れるマサルを一瞥し、少し考える素振りを見せてからこう告げる。

 

「彼はポケモンが大好きな人です。勝負もですが、毛づくろいやコーディネート、ありとあらゆる面でポケモンが好きなのでしょうね。そして……母のことが大好きなのが伝わってきました」

 

「母さんのことが……やっぱり、そうだよね」

 

「ええ。だからこそ母の大事なあなた達とも信頼しあいたいと思っているのでしょう。けれどモモル、我が妹よ。いいのですよ、無理して今すぐ彼と仲良くしようと思わなくても。彼も自分の行いが、万人に受け入れられるわけではないとよく理解しています。もしここに居づらいというのでしたら、ぼくの所で住むというのも一つの手ですよ」

 

「兄さんと……? 私は……」

 

 兄からの提案にモモルは悩む。マサルのことを心から好きになれたわけじゃない。だからといってマサルのことが嫌いなのかと言われると首を捻る。短い付き合いでも彼がポケモン勝負に真剣なこと、チャンピオンとしての業務から帰ってきた後に弟妹達に付き合う人の良さをモモルは知っていた。確かに兄の元に行くのもいいかもしれないと思ったが、モモル自身はマサルのことをもっとよく知りたいと思っていた。

 

「兄さん、私は……」

 

「フッ、最後まで言わずともいいです。ゆっくりと、仲を深めていくといいでしょう。大丈夫、我々の母が選んだ人です。悪い人ではないことはぼくも保証しますから」

 

「うん……ありがとう兄さん!」

 

 モモルは少しずつマサルのこと知っていくことにした。その答えにマクワは満足そうに頷き、モモルの頭を優しく撫でた。久しぶりに感じる兄の手の感触に、こそばゆくなるモモル。そしてマクワはバトルのために置いた旅行カバンを再び手に持つと、モモルに母の所在を尋ねるのであった。

 

「さて。妹よぼくはそろそろ行きます。最後に……母の入院先を聞いても?」

 

「ぁっ……兄さん、お母さんのお見舞いに行ってくれるんだ! うん、いいよ!」

 

 マクワもまた父親ほどではないが母との仲はあまり良くはなかった。メロンはマクワを氷タイプのジムの後継者にしたかったが、マクワは父の影響から岩タイプに興味を持ちこれを極めたかった。そのタイプの違いから二人は衝突し、街を二つに分けるほどの大喧嘩の末にマクワは家を飛び出したのであった。そんな彼が母の入院先を聞いてきたので、モモルはマクワが母のお見舞いに行くのだと喜び入院先を教えた。そうしていると、マサルと三兄弟がマクワの元に詰め寄る。

 

「マクワ兄ちゃん、もう行っちゃうの?」

「ええっ、まだ行かないでー」

「ボクともバトルしようよ、バトル!」

 

「また来ますよ。バトルはその時にしましょう」

 

「マクワさん、これ僕のリーグカードです。リーグで勝負できるの、楽しみにしています」

 

「ああ、どうも。ではぼくのリーグカードもどうぞ。次会う時はもっと強くなりますよ」

 

 三兄弟達がバトルの申し込みと別れに対して不満の声を上げると、マクワは弟と妹の頭を撫でてまた来ると約束した。そしてマサルからリーグカードを受け取ると、彼もリーグカードを差し出し再戦の約束を交わした。そしてメロンの見舞いに行くマクワをその場にいる全員で見送ると、モモルはマサルに声をかけた。

 

「マサルくん……私、まだマサルくんのこと受け入れられてないの」

 

「うん、分かっている。モモルには嫌な思いをさせてごめん。けど……」

 

「お母さんのこと大好きなんだよね。私もそう。同じだね……なら、きっと私達も仲良くなれるよね? 下の子みたいにすぐにとはいかないと思うけど……いいかな?」

 

「もちろん! 少しずつお互いのことをもっと知っていって仲良くなろう! これから、よろしくねモモル」

 

「うん。改めてよろしく、マサルさん」

 

 こうしてモモルはマサルのことを、徐々に知って仲を深めることにした。去ってしまった父のことを忘れることはないだろうが、新しい家族になった彼と笑顔で過ごせるよう未来を祈りながら、二人は握手を交わすのであった。

 

 ──────

 ────

 ──

 

 マクワとマサルが出会ってから数日経った。ガラル地方はとある病院で。病室にはふくよかな体系と膨らみを帯びたお腹を大事そうに抱えた女性がいた。彼女──メロンはポケモン勝負の観戦をしていた。傍にはバドレックスという大昔ガラルを統べたというポケモンが傍に控えていた。バドレックスの存在により、メロンは今までにない心身への癒しと、生命力が高まるのを感じていた。

 

 テレビにはガラルチャンピオンとカロスチャンピオンの対決が繰り広げられていた。マサルは手持ちを巨大化させ、カロスチャンピオンはポケモンを更なる進化──メガシンカを行使し、戦況は一進一退であった。メロンは愛しい夫の勝利を願いテレビの前で祈っていた。

 

「そこ、そこだよ! 押せ! あんたならやれるよ!」

 

「カムゥ!!」

 

 メロンとバドレックスが画面に向かってパンチを繰り出すような素振りをしていると、病室の扉をノックする音がメロンの耳に入る。定期巡回にはまだ早いようなとメロンが思いつつ、扉の外に入ってもいいと答えた。病室の扉を開け入って来たのはサングラスをかけた恰幅の良い男だった。メロンはよく知っていた顔だが、久しく直接会っていなかった彼に驚きを隠せなかった。

 

「ま、マクワじゃないか! 元気、だったかい?」

 

「お久しぶりです……まあまあです。ニュース見ましたよ。離婚に、再婚。そして妊娠と母の方は話題にかかないですね」

 

 メロンを尋ねて来たのは彼女の息子、長男・マクワだった。今の今まで連絡の寄越さなかった息子が、わざわざ顔を出したことにメロンは疑問が湧いた。そしてすぐに自分がマサルとの婚約を発表したことで、彼に何か良くない影響があったから非難しにきたのかもしれないと考えた。そんなメロンの思考をそっちのけに、マクワはベッドに備えつけられていた机にお土産の入ったビニール袋を置くと椅子に座り黙り込んだ。メロンも何と話しかけていいか分からず、暫くの間病室に沈黙が流れていた。先に話しかけたにはメロンの方だった。

 

「あたしの発表で、あんたにも迷惑かけただろう? すまないね……」

 

「……別に。最初こそ陰口はありましたが、チャンピオンの無法な強さですぐに話題が塗り替わってしまいましたよ。強いですね、彼は」

 

「ふふ、自慢のパートナーだよ……最近、どうなんだい? ファンクラブの情報だと他の地方の岩ジムに遠征したりしていたそうだね?」

 

「……ええ、おかげでぼくもポケモンも一段と成長しました。今年こそガラルのメジャーリーグに岩ジムが上がりますよ。本当ならあなたに勝ってメジャーリーグに上がりたかったのですが」

 

「今のあたしは身重だからねぇ。なんなら今すぐにでもあんたとポケモン勝負したいのだけど」

 

「子供を産んですぐ復帰は難しいでしょう。勝負するのはもっと後の話ですかね」

 

 徐々にメロンとマクワの間のわだかまりが溶けていくのを彼女は感じた。メロンもマサルとの関係性を世間に報告したことで、長男であるマクワにも多大な影響が出るのを覚悟していた。そのことをメロンが謝ると、マクワはそのことについて怒りを感じていないことを告げる。メロンはてっきりそのことで自分を攻め立てに来たと思ったのだ。では何を求めてここへやって来のかを聞いた。

 

「お見舞いに来てくれて嬉しいけど、それだけじゃないだろう? どうしたんだい?」

 

「……あなたが父のことで気を揉んでいたのをぼくは知っています。だから離婚したのにとやかく言うつもりはありません。チャンピオンと婚約して妹弟達を蔑ろにしているなら一言言おうと思いました。けれど先程会って話をしてきましたが、皆何不自由なく幸せそうだと感じましたよ。モモルはまだ蟠りがあるようですが、それもその内なくなるでしょう」

 

「ああ、マサルはあの子たちにも良くしてくれてるよ。時間のある時はポケモンのことを教えてあげたりね。きっとマクワとも仲良くなれると思うよあたしは」

 

「ぼくとしては、ライバルとして接したいですね……今日ここに来たのは聞きたいことがあったからです。母よ、あなたは今幸せですか? 父ムスカリと過ごしていた時より幸福ですか?」

 

 マクワはサングラスを取りメロンに向き合った。マサルだけでなく子供達に対してもメロンは彼等の心意を読み取ることに長けていた。それによりマクワの本当に聞きたかったこととはこのことだと理解する。母である自分を苦しめ、傷付け、消えてしまった父親。そして自分よりも年若い相手と再婚したことから、メロンが今どのような心境なのかを直に知りたかったのだろう。仲たがいしていたとしても自分の身を案じて訪ねて来てくれたマクワの想いに、メロンは答えない訳にはいかなかった。そしてメロンの答えに迷いなどなかった。自分のお腹に手を置いて優しく撫で回して言う。

 

「──今、とっても幸せだよ。あたしか彼が死ぬその時まで、愛してくれて愛せる男と結ばれて。子供達にもその選択を受け入れてもらえてね。まあ六つ子ができちまったのは今でも困惑しているけどねぇ!」

 

「笑いごとじゃないでしょうに……ですが、そうですか。ならいいのです。聞きたいことは聞けました、ぼくはもう帰ります」

 

「マクワ……! 心配してくれてありがとうね! 何時でも帰ってきていいからね! 待ってるよ!」

 

 マクワは早口でそう言った後に席を立った。そんな彼にメロンが声をかけると、マクワは足を一瞬ピタリと止めると、すぐにまた歩き出す。その耳と鼻元が微かに紅くなっていたのをメロンは確かに見たのであった。

 

「ふふ。優しい子だよまったく。あたしの子は皆良い子ばっかりだねぇ」

 

 メロンは自分のお腹の子供を撫でるようにお腹をさする。その後、メロンはバドレックスの神秘の力もあってか、高齢且つ六つ子の出産という前代未聞な事例であるのにもかかわらず、健康そのものの状態で無事に子供を産むことに成功したのであった。

 

 ──────

 ────

 ──

 

 ガラルチャンピオンの日常は忙しいものである。時には朝から取材を受け深夜に解放される日もあれば、ワイルドエリアやカンムリ雪原にあるマックスダイ巣穴で一日中トレーニングをする日もあった。そしてこの日は昨晩から他地方に遠征し、帰ってきた翌日の深夜であった。家には愛しい妻と六人の我が子、そしてメロンの前夫との子供達が住んでいた。もう皆寝ている頃かとマサルが思いながら家に入る。するとパッと電気が付くとそこにはメロンが微笑みをたたえながら立っていた。

 

「おかえりなさい、マイディア❤️ 試合、皆で応援していたよ」

 

「ただいま、メロン! エースバーンが耐えなかったら危なかったよ。というか、出迎えくれて嬉しいけど大丈夫? 子育てほとんど任せちゃっているのに疲れてない?」

 

「アッハハ! なーに言っているの。子供を育てるのなんて、もう慣れたもんさ。心配してくれてありがとマイディア❤️」

 

「敵わないなぁ。もっとメロンのことが好きになっちゃうな」

 

 二人はどちらともなく抱き合うと、熱烈なキスを交わす。メロンとのキスが好きなマサルと同じく、彼女もまたマサルのキスが好きで、二人はそれから十秒ほどキスをし続けた。

 

「っぷはぁ❤️ バドレックスのおかげかねぇ。日に日に心も体も若返っているような気がしているよ。あたしもあんたのことが好きで好きでたまらなくなって、子袋が寂しいって泣いちまっているよっ❤️」

 

「ッ!! だったら、寂しくないようにしてあげないとね……!」

 

 メロンの挑発的な物言いにマサルの肉剣も鎧を打ち砕くが如き勢いでズボンの内側から突き上げる。その時にはもう二人は寝室に向かっていた。初めてメロンと会った時から数年。マサルの肉体は大きく成長しており、今ではメロンお姫様抱っこしてベッドに向かうことくらいわけなかった。

 

「あんた……❤️ もう子供とは言えなくなっちまったねぇ……ちょっと寂しい気持ちもあるよ❤️ まあ、こうやって体を預けられるようになったのはまた違う嬉しさがあるけどさっ❤️」

 

「そうでしょうとも。成長した僕の方が昔の僕より優れているってこと、メロンさんにも改めて刻み付けますよ!」

 

 寝室についたマサルはゆっくりと彼女の体をベッドに横たえると、おもむろに彼女の服を脱がしにかかった。メロンの豊満な胸が露わとなり、白い果実がプルンと弾けマサルの目は釘付けになっていた。彼の愛撫によってその果実は熟し、果汁──母乳が滲むのをマサルは見逃さなかった。

 

「あぁんっ❤️ そんなに吸い付いちゃっ❤️ チビ共の分がなくなっちまうだろっ❤️ 悪いパパだねぇ❤️」

 

「は、ふっ、ごめんなさい。メロンのおっぱいで出たミルクの匂いが嗅ぐとつい吸いついちゃうんです……❤️ ぢゅるるるっ!!」

 

「アァんッ! そういうところは、まだまだ子供っぽいねぇ❤️」

 

 マサルは赤子のような無邪気な笑みを見せる。その時の顔はまるで昔と変わらないと、メロンは笑みを浮かべて彼の頭を撫でる。マサルはそのまま母乳を飲んでいるだけで絶頂しそうなほどに昂ってしまった。彼はすぐさまズボンを下着ごと脱ぎ捨て、そそりたつ肉剣を曝け出す。メロンもまたマサルの肉剣を見ただけでも興奮しているのか、足が自然にM字開脚したまま腰をカクカクと揺れ始めた。

 

「はやく、あんたのソレがほしいよっ……❤️ あたしの子宮に、また種をおくれ❤️」

 

「メロンのためなら、いくらでも射精ますよっ!」

 

 マサルが挿入した瞬間から二人の交わる時間が始まる。もはやかつての夫より交わった回数が多くなっていたマサルは、“テクニシャン”な技と絶倫の体力をもってして、メロンを攻めたてる。腰のくびれを掴みながら、一切の逃げ道をなくした“早業”の抽送。メロンの熟しに熟した最奥に熱烈な接吻を繰り返し、彼女の“なきごえ”を“アンコール”する。

 

「あっあっあっあっ❤️❤️ そこっ、ああっ❤️ 気持ちいいッ、ひぃぃっ❤️ イッ、くッッ❤️ ンァッ❤️」

 

「僕、メロンとの子供のこと考たらっ……! もう、興奮して、腰が止まりませんっ! あと三人っ……いや五人欲しいですね!」

 

「ンォッ❤️ それは多すぎ、よぉ❤️ あっ、でもッ❤️ いい、よ❤️ マイディアの、子供なら……❤️ いくらでも産んじゃうよぉっ❤️」

 

「メロン、メロンッ! 好きっ! 大好きです、愛しています! ずっと子供作りましょうねっ!」

 

「ア、アハハ❤️ こんなに熱烈に、子供ねだられたんじゃ、孕まないわけにはいかなねっ……ンッ❤️ オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ン゛❤️❤️」

 

 マサルはメロンに覆い被さり、その柔らかな肉体に溺れる。そのまま体重を預けるように、“ロックブラスト”の如きピストン運動を繰り返す。脚を抱え、まんぐり返しと呼ばれる体勢で数分の攻防を行うと、マサルはメロンの子宮に精液を叩きつけた。

 

「ッア~~~~~~❤️❤️ イグッ❤️ イッ……デるっ❤️ お゛っおっおっ❤️ アアァァァァッッッ~~❤️ ンォォォォォッ~~~~❤️❤️」

 

「ふぅぅっっ〜〜!! ま、まだ……! まだヤりたいっ!」

 

「アンッ❤️ あ、あ、あん❤️ こんな、こんな夜遅くにっ❤️ 何回戦、するきだいっ❤️❤️」

 

 マサルは続けざまにメロンのヒクヒクと物欲しげに反応を示す菊門に目をつけた。マサルは腰を引いて肉剣を引き抜くと、すぐさま菊門へとその切っ先を突き立てるように挿入した。初めてした時に比べて、今ではメロンの尻穴もマサルに肉剣に“メロメロ”状態で、媚びるように肉癖が密着する。

 

「メロンのアナル……僕だけが知る場所。こっちでも、いっぱい射精させていただきますよ!」

 

「お、おおぅぅぅ❤️❤️ はっ❤️ ひぐっ、ぐっ❤️ ンォォォォォッッ❤️ また、そっちに挿れてぇっ❤️ ガバガバになったらどうするんだいっ❤️」

 

 以前メロンが妊娠していた時のこと。マサルは以前の夫にもしていなかったことをしたかったのもあり、メロンにアナルセックスの許しを乞うたのだ。メロンは暫く本番をしていないのもあり、マサルの性欲が溜まっているのだろうと考えアナルでの行為を許したのであった。その時からというもの、時々マサルとメロンはアナルセックスを行っている。既にマサルの巨大なモノで何十回以上も開発された彼女のアナルは彼専用となっていた。

 

「ハァッハッ、メロンのアナルの具合が良くてっ、もう出そうですっ! こっちでも中出ししますよっ!」

 

「あんっ❤️ ああっ❤️ いいっ、いいよぉっ❤️ あんたの好きな所で、全部射精ちゃいなっ❤️❤️」

 

 メロンの呼び声と共に、マサルは彼女の中へ子種を注ぐ。メロンの二つの穴はマサル専用に調整され尽くしており、彼の射精に合わせて収縮を繰り返すように調教されていた。子を作るためでなく、ただ己と相手の快楽のための射精。マサルが肉剣を引き抜くと、二つの穴と道から重厚な白濁液がシーツを汚した。メロンはベッドに全身を預け、肩で息をしていた。だがマサルの性欲は、ムゲンダイマックスしたムゲンダイナの体力に等しかった。マサルの肉剣は今だ健在であった。

 

 こうして二人はその晩だけで二桁近く交わったのであった。やがて日が昇ってからも二人の行為が止まることはなく、翌日長女が二人を呼ぶまで行為は続いたのであった。こうしてチャンピオンとなった少年は、一人のジムリーダー・メロンの全てを奪い去ったのであった。

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