あえる ヤれる アイドル『TRK26』まな板ショー 作:添牙いろは
正直なところ……この
そして、これが持ち歌だと言われても……うーん……?
【おっぱい体操ぼいんぼいん♪】
作詞:このきのこ
左のおっぱい 右おっぱい
おっぱいおっぱい
ぼいんぼいん♪
寄せ上げおっぱい 下げおっぱい
ぐるりと回してぼいんぼいん♪
ぽいんぽいん! ぽいんぽいん!
ぽいんぽいん! ぽいんぽいん!
ぽいんぽいん! ぽいんぽいん!
ぽいんぽいん! ぽいんぽいん!
ぽいんは正義 これ真理
ホウ素ホウ素の
イソフラボンボン
タンパクパクパク
ホルモンモン
大豆 豆乳
ビタミンEC
エストロゲンゲン
験担ぎ
あわせて牛乳5本分!?
おっぱいおっぱい ぽいんぽいん!
歌詞の方は……これ書いたヤツ頭大丈夫か? と不安にはなる。が、振り付けまで含めて――桃の巨乳を左右へ上下へ余すことなく魅せ尽くし……ストリップ劇場でならさぞ盛り上がることだろう。
それに……うん、確かに上手い。歌もダンスも、ちゃんと練習しましたって感じだ。それどころか……いや、まあ、飛んで跳ねるJカップだぞ。こんなの、エロくないはずがない。
しかし――
思い返せば、桃との出会いはほんの一ヶ月前。ちょうど渋谷をエロそうな女のコが歩いていたから声をかけて――見た目通りに遊び慣れていたようで、セフレならいいよ、と願ったり叶ったりな返答が。しかし、その理由を深掘ってみると――
『あたし、アイドルやってるから、カレシとか作れないんだよねー』
そもそも、アイドルがセフレなんて作ってていいのか? ……なんて都合の悪い疑問は押しやって……この桃ってコはとにかくエロい。見た目通りの超巨乳――本人の自称は一〇七センチのJカップ――! だが、そんな生まれ持ったものに甘んじることなく、本人が磨いてきたテクも……何より、セックスに対する貪欲さも……!
コイツは大当たり! なんて週に一・二度は会ってたわけで――時折、『今日はステージがあるから』なんて会う時間を深夜にズラされたりしたけれど――で、今日もソレだ。けど、様子が普段と段取りがちょっと違っていて――先にホテルの部屋で待っていてほしい、なんて言っていたが、部屋に現れた桃はキラッキラのピンクの衣装を着ていて――シンカブで会いたいと言っていたのは、衣装を着たまま劇場から直接来るつもりだったかららしい。
桃自身も、こんな関係でアイドルってのも説得力がないと自覚していたのだろう? その疑惑を払拭すべくここまでしてくれたわけだが――
「うー……モッくん、あたしがアイドルってのまだ信じてないでしょー」
袖袋やブーツだけ残しておっぱい丸出しの桃がむくれている。
「いや、信じてるって」
そんなものは劇場のホームページを見れば疑いようがない。
しっかしなぁ……ステージっていってもストリップ劇場だろ? まあ、うん、イメージとは違ったけれど。そもそも、ストリップに唄うイメージなかったし。ただ……唄いながら、曲が進むに連れて脱いでいく、って手法には、むしろ現実味があった。最初、トップスからスカートまで完全に衣装が揃った状態の桃が現れたときは、まだアイドルに固執してんのかー、とやんわり眺めていたけれど――うん、普通のアイドルは振り付けの中でブラを外したりパンツを下ろしたりしないからな。ストリップ・アイドルってのは本当なんだろう。
そこまで理解していながら……つまりは、こういうことだ。
「なら……モッくん、ストリップ・アイドルをナメてるな!?」
桃とて、プッとわかりやすくむくれているので本気で怒っているわけではない。けれど、不服ではあるのだろう。なので。
「よーし、そんなら……」
と自分のスマホを俺に手渡すと。
「ほいっ、モッくん撮って!」
アイドルっぽくポーズをキメる桃。もちろん、おっぱいはそのままで。よく分からんが、おっぱいを撮ってほしいというのなら喜んで、だ。
続いて、桃がギッチリと詰め込まれた自分のハンドバッグの中から取り出したのは――なんか四角い機器で――それをスマホに取り付けて――おお、すげ、それ、ポラ何とかってやつだろ。撮ったその場で写真として現像できる、っていう。
出てきた用紙は最初真っ黒だったが……徐々に桃の輪郭が顕になってきて……おおお……ッ、エロ衣装の桃が写し出されたぞ……!
それを見届けると、広めの余白に向けて――お、そのサイン、アイドルっぽい。『もも』の下の曲線はおっぱいと掛けてるんだな。サイン入り写真をくれるなんてアイドルっぽいなー、とありがたく受け取ると――
「それ、劇場の受付で見せたらタダで入れるから」
「マジかよ」
まさかの招待券代わり――! なんかもう、至れり尽くせりって感じだ。しかし、桃からもそれなりの要求はあるわけで。
「んで、あたしのステージ観て、すごいなー、って思ったら……あたしのファンクラブに入ってよね!」
「あ、あぁ……?」
そのへんのことはよくわからないが、とりあえずいまはセックスがしたい。
***
あとで調べてみたところ……そのアイドルユニットには個人ファンクラブがあり、それに加入すると色々な特典があるらしい。
とはいえ……高ぇ! こんな月会費払えるか! だからといって、観に行かないのも悪いし。少なくとも観に行くだけならタダだし。
そんなわけで数日後、俺は早速劇場に行って……話にあった通り、タダで入れて……まあ、小ぢんまりとした劇場だから大したことないだろう、とタカを括っていたが……いやはや、音響や照明はちゃんとしていて、衣装や楽曲もちゃんとしていて――やっぱ、こないだのは桃専用の歌だったらしい。今日の桃はメイド三人組のひとりとしてご奉仕ソングを唄っている。そして、衣装を問わずちゃんと脱いでいる。ストリップ・アイドルってのは伊達じゃないらしい。
それにしても……桃と一緒に唄ってるふたり、やたらうめーなー……。何でこんな舞台に来てんだろ、と不思議になるくらいに。
こうして、本日の演目はすべて終了した。これは、まー……これは納得せざるを得ない。桃がしっかりアイドルやってたって。しかも、あの脱ぎっぷり……うん、普通のアイドルグループじゃあんなことは絶対にできない。桃とのつき合いは長くないが、その趣味は何となくわかる。エロいこと、好きだもんな。ああやっておっぱいを魅せられるアイドルなんて他にねぇ。だから、ここにいるんだろう。
とはいえ、あのファンクラブに入るほどか、というと……まだ決めかねてはいるが、ともかく満足はした。俺のムスコも張り切ってるし、この後早速ホテルで労ってやろう――とか考えていたのだが――どうやら舞台はまだ終わっていないらしい。全員揃って挨拶してたから、それで終わりかと思っていたが。
謎のドラムロールとスポットライト――そして、俺は照らされて――え? 何が起きてんだよ、コレ。
***
何というか……こう……照明の落ちたステージに呼ばれると関係者感がすごい。
「どうだった? あたしの舞台」
「ま、まー……正直、見直した」
親しき仲といっても、ここで変な意地を張るほど俺は失礼じゃない。桃はさっきの挨拶での全裸のままだ。何故俺をこんな場所に呼び出したのかはわからない。しかも、係員を通じて。
「えへへ、ありがとねー」
桃は嬉しそうにはにかむ。だが……礼を受け取るためにこんなところへ連れてくる意味はないだろう。そう、こんなところへ呼び出した目的は――
「嬉しいから……サービスしてあげる♡」
桃は俺の足元にしゃがみ込み――ベルトを緩めてズボンとパンツを下ろすと――
「……えへへ、モッくん、コレ好きだもんねー」
あぁ……俺のイチモツが桃の柔らかい胸に挟まれて……これを期待して桃に声をかけたようなもんだからな。
胸は桃の生来のものである。だが、この舌使いは――
「ん、ん……ちゅ、ちゅる……」
谷間から顔を出した先端を、蕾のような唇で吸い出すように……こんなの……マジたまらねぇ……。
桃に包まれる幸福感を満喫していると、俺の靴がポンポンと叩かれる。
「ズボン、全部脱いじゃって。動きにくいだろうから」
お、お……そうか。今日はどんな体位を欲しがっているのかは知らないが、とにかくそういうことなのだろう。俺は一旦靴を脱いでズボンを足から抜き……履き直した。両足とも。
パイズリは心地よいが、至らしめるには少々弱い。そろそろ……本番とイキたいところだ。
それも、桃も同じ気持ちで。
「そんじゃ、イコっか」
「おう」
桃は立ち上がると俺の手を引き、そして、俺は桃に導かれるまま――
ワァ――ッ
……え?
桃がすかさず俺の腕にしがみつくように胸を押し付けてくれなければ――驚いて俺の愚息は力を失っていたかもしれない。
桃の安らぎに夢心地になったまま暗い舞台から重い幕をふたりで潜ってみたが……お、おい……まだ観客いるじゃねーか! 桃はいいかもしれないけど……!
すっかり浮足立ってしまった俺は、もはや言いなりになるしかない。桃に引き返すつもりなど微塵もなく、客席中央の――丸い舞台へ――!
や、やべぇ……ここ、前後左右を人に囲まれてやがるぞ……? こんなところで桃は……あんなことやこんなことをやってたのかよ……! そしていまもなお、空いている方の手を余裕綽々で客席に向けて振ってみたりして……隣に立ってみると……アイドルってすげぇなぁ……。
そして、桃は、俺から離れ――けれど、置き去りにすることはなく――背を向けて――お尻を向けて――!
『それじゃあ……シよ♪』
桃の声が傍から、そして場内のスピーカーから聞こえてくる。こ、これは……もしや……!
俺はようやく理解した。これはショーなのである。桃は裸体を魅せるだけに留まらず、その先の行為まで――そして、それにはパートナーが必要で――俺が選ばれたのだ。
いきなりこんなところに連れてこられて恥ずかしくないはずがない。だが……桃から求められて尻込みしている方が恥ずかしい。何より……ずっと裸の女のコを鑑賞していて……しかも、さっきに至っては直接愛でられていて……! そんな
俺は桃の割れ目に向けて――桃は背が低いからな。目一杯膝を曲げて高さを合わせて、そして――リレーのバトンを待つような桃の手を、左右ともに握り締める。
『あっ、はぁん……♡』
聞き慣れた桃の嬌声――セフレという立場でこれを独占したいだなんて思わない。他の男がいることも知っているしな。けれど――これは、初めてのことで――何しろ――身体中で桃の甘い呻きを浴びているのだから。
『あぁんっ、はぁんっ、いいっ、いいのぉっ』
桃は懸命に背を反らしている。会場中にその胸を見てもらうために。丸い舞台は回転を始めている。俺たちを乗せて――すべてに向けて。
『いいよっ、いいよぉ……っ、もっと、もっとシてぇ……っ♡』
実のところ、桃とのバックはあまり覚えがない。この巨乳を拝まずつながり合うなんてもったいないからな。けれど――
「で……
つい吐いてしまった弱音――桃のことを
……ビュルッ!
「あはぁっ、
何度も桃を抱いてきたからわかる。桃はビクンビクンと身を震わせているが……
『……えっ?』
俺の
『ああああっ、すすすっ、すごっ、すごっ、すご……っ♡』
俺は桃のセフレとして……桃と一緒に楽しむセフレとして……やはり、桃を……
『はぁぁぁぁっ、いっ、いっ、
何かの拍子に中折れしないよう、俺は桃の胸を思い出す。大きくて、綺麗で、可愛くて……だから……今度は向き合ってヤろうな……ッ!
『
ビクビクッ! ビクンッ、ビクンッ!!
どうやら……間に合ったらしい。その安堵から、こっちもついに力尽きた。ぬるりと這い出す俺のように――桃もまた、脱力して膝を崩す。俺はそれを支えながら、ふたりでゆっくりと床へと座り込んだ。
『えへへ……最後の、すごかったよ……♡』
こちらに身を捩って……軽いキスを交わす。まるでピロートークのようだが……これ、公開ピロートークなんだよなぁ。さすがに恥ずかしくなってきて……俺は桃を両腕で担ぎ上げる。いわゆる、お姫様抱っこというやつだ。
「わぉ、元気残ってるねぇ」
ぶっちゃけ、全精力
***
約束通り、俺は桃のファンクラブに入った。安くない出費ではあるが、本来桃とこのようなことをするには、あの程度の金額では収まらないだろう。
「あぁぅんっ、はぁん……いいっ、気持ちいい……っ♪」
ラブホのベッドで――正常位。うん、正面から見下ろす桃は最高だ。そして、最後はその胸をこの胸に抱きしめながら――
「あぅぅぅぅん……♡♡♡」
やっぱり、会場では過剰にサービスしていたらしい。派手派手しい嬌声もエロかったが――自然な桃からもエロスを感じる。
迸りを受け渡しながら、唇を合わせ――うっとりと満足そうに桃を目を開ける。
「ファンクラブ入ってくれて、ありがとね」
「構わねーよ。桃の動画も観れるしな」
「ふぅん、こうして直接エッチできるのに、動画の方も観たいんだ?」
それは女としての純粋な疑問で。まあ、俺たちはセフレだ。ヤれればそれでいい。それ以上踏み込むのはマナー違反とさえいえる。
だが。
「俺は、ストリップアイドル・宮條桃のファン、だからな」
こうしてベッドを共にするだけでは観られない桃の姿がある。俺はそのために会費を払おう。その価値が、桃の舞台にはあるのだから。
そんな俺の決意に、桃は嬉しそうに下から抱き寄せようとする。
「んじゃ、また一緒にステージで……ヤる?」
「そ、そーだな……」
桃は可愛いけれど、俺は……ははは。まあ、機会があったらな。