あえる ヤれる アイドル『TRK26』まな板ショー 作:添牙いろは
高林霞が淫行で仕事を
とはいえ……アイツの酒癖の悪さだって相当なもんだがね。てか、呑む前と後でキャラ違いすぎるだろ。シラフんときはさも優等生かのような顔してやがんのに、ビール一杯で……アレだもんなぁ。
だが、俺はそんな霞が面白ぇと思って、気になって……それで、つき合ってくれなんて言い出したわけだが。酔いが回るのは早ぇけど、その後も結構強ぇ。何より、普通の男ならドン引きするレベルのオープンエロス。うちのサークルがヤリサー化したのは、むしろ霞が先陣を切って野郎どもを喰らい尽くしていったからじゃねーの。
そんな霞だったんで……つき合い始めてひと月くらい経った頃、呑みながら何でOKしてくれたのかと理由を訊いてみたら……いいチンポだから――だってよ! あと、カワイイから、だとさ。なので、俺は言葉の後半だけ受け取っておいたけど……そっちもそっちで褒められてんのか? といまとなっては疑問に思う。
で、霞は先輩らしく就活を始めたことでサークル活動から足を洗い……一方で残された俺たちはバカ騒ぎに拍車がかかり……結果として、俺たちゃ大卒ルートからハズレちまって、いまでもフリーターよ!
これで霞も俺たちの仲間入りか? ――とか思ってみたものの……ただでは起きねぇのはさすが霞というべきか。まさか、
それも、ただのストリッパーかと思ったら、しっかりファンクラブまで作りやがって。……俺らは別にファンってわけじゃねーけどよ。入会特典としてチケット優遇だけでなく動画も見放題だし、まな板ショー――ステージの上でアイドルと合体できるサービスがまでついてくるんだから仕方ねーっつーことで。俺たちは四人で金を出し合い――一応、名義は元カレの俺で――みんなで観に行ってやったぜ。あの、高林霞が裸踊りをしている様をな! ……俺以外は。何しろ当たるチケットはひとり分ってことで、その順番については公平にジャンケンで決めたところ……何で俺が最後なんだよ。名義人、俺なのに。
クラブ会員特典で観れるのは霞のパートだけだから、他のメンバーがどんな感じか俺は知らねぇ。ただ、先に現地で観てきたツレの話によると、これまでのストリップのイメージを覆された、とのこと。あとは、少なくとも盛り上がっていた、とも。まあ、実際に観てみないと始まらねぇ。
ということで、俺はやってきたわけだ。その、霞が出演するって劇場に。抽選だって毎回当たるわけじゃねぇことからもわかっていたが……しっかり満席かよ。まあ、ここはヤツだけの舞台じゃねぇ。他のメンバーのファンも多いんだろう……と思いたい。
その中でも、霞の出番はいつだって最後の方だ。まー……あのヤバさだからな。前半に持ってきたら、後半のステージが中止されかねねぇ。
そんなわけで……比較的穏やかなステージが続いていく。はー……なるほどねー……普通にカワイイじゃねーの。脱がなかったらそこらの地下アイドルと何ら変わらねぇ。知らねーけど。ただ、脱がなくても成立しそうな舞台だってのはわかる。つまり、霞のパートがあまりに異色だったということだ。何しろ、ベロンベロンに酔っ払って出てきて、他のメンバーに介抱されながら――介抱してくれる相手にさえ襲いかかって、無茶苦茶なキャットバトルを繰り広げるんだからマジヤベェ。知らない人は知らないと思うが、多分アレはガチだぞ。霞のヤツ、大学の頃からあんな感じで……気後れしてた女のコを無理矢理ひん剥いてたからな。まあ、そういうノリを承知で参加してくれたコだったし、その後も……警察沙汰になるまでつき合ってくれてたから、霞のお陰で一皮剥けた、ともいえるんだろうけど。ちなみに、いまでも呑みに行くし、その後は大抵ヤッてる。
今日、劇場に来るまでは動画で霞の痴態ばかり観ていたからか、他のコの舞台がすげぇ普通に見える。……だが、それもここまでだ。ついに、ヤツがやってくる……ッ! さあ、今日の犠牲者は誰だ? 霞以外のメンバーの名前まで覚えてねぇけど。
だが……幕が上がったその向こう側に……いねぇ!? 霞を取り押さえる役の女のコが……。まさか、今夜はひとりで……!?
それに、流れ始めたこの曲はこれまでの公演でも聴いたことねぇぞ!? だが、この曲は――
【酒を呑め!】
作詞:このきのこ
酒は地獄の片道切符
昨日は朝まで呑んでたぜ
明日は夜まで呑んでやる
酒だ酒だ酒だ 死ぬまで酒だ!
酒を呑め! 酒を呑め!
酒を呑め! 酒を呑め!
酒を呑め! 酒を呑め!
記憶など吐き棄てちまえ
アタイにゃティータイムなんていらねぇ
それは酒が呑めねぇから
アタイにゃ休肝日なんていらねぇ
それは酒が呑めねぇから
酒を呑め! 酒を呑め!
酒を呑め! 酒を呑め!
酒を呑め! 酒を呑め!
酒を呑め! 酒を呑め!
酒を呑め! 酒を呑め!
酒を呑め! 酒を呑め!
な……なんちゅー無茶苦茶な歌詞だ……。まあ、あの状態の霞にまともな歌を唄わせようというのが無理な相談かもしれないが。てか、『酒を呑め』しか言ってねーぞ。大丈夫か、作詞家の方も。ぶっちゃけハードロックな勢いだけで何とか成り立たせてる感が強い。それに、女子がデスボイスでシャウトすんなよ……。しかも全裸で。だが……だからこそワイルドに噛み合っているともいえる。いや、アウトローというべきか?
ストリップのイメージどころかここまでの可愛らしいショーをもひっくり返すような一発だったが……ともかくこれは間違いなく、霞のための一曲だろう。……ソロ曲用意してもらえるくらいの立場なのか、アレで。
会場も沸くには沸いたが、あんなんで舞台を締めるわけにもいかず……ラストは最近ストリッパーに転向したっていう水裏リリが実にライブらしい方向で盛り上げてくれた。しかし……懇意にしてた重役が更迭されたってのは憐れだねぇ。
カーテンコールは出演者勢ぞろいだ。一〇人以上の全裸の女が並ぶと圧巻だぜ。泥酔した霞は足元がおぼつかないのか、隣の小さい女のコにしがみついて……しっかり乳首にセクハラしてるところがやっぱ霞だ。酔うと男も女もねぇんだよアイツ。
まー、おもしれーもんが観れたわー、と俺は満足していた。が、照明の戻らない客席に響くドラムロールで思い出す。そーいや……肝心のイベントが残ってるじゃねーかよ。何のために……共同名義とはいえ、あんな高い金払ってきたんだ。
とはいえ、選ばれるのはひとりだけ――この会場の中にどんだけ霞のファンがいる? ここまでツレは三連敗だったが――しかし、大学時代はそれこそ飽きるほど抱いた霞がこんな立場になるなんてなぁ――とかいろんな記憶を巡らせていたが……俺の席が一際強く照らされて――どうやら、四度目の正直ってのはあるらしい。
***
それにしても――これまで誰も当たらなかったまな板ショーに俺が当たっちまうとはなぁ。てっきり、恣意的に顔見知りを外してたかと思ってたぜ。偶然か、それとも何らかの心変わりか――ともかく、自ら壇上に招待してくれるってゆーんだから、これはノッておくしかねーだろーよ。
案内されたのは幕が下りて暗い舞台。まー、流れくらいは承知してるよ。これは、ふたりきりで男を気持ちよく抜いてくれるための接待じゃねぇ。どっちかとゆーと、官能に喘ぐ踊り娘を魅せるためのイベントだ。だから……行くしかねーんだろーよ、俺もそっちに。恥ずかしがってるつもりはねぇ。けど……ちょっと感慨深いものがあるんだよ。動画で観てきた舞台上の霞が……大学生んときとノリが全然変わってねぇってこと。そんな霞を受け入れてくれる劇場があるってこと。……実際目の前に突きつけられても未だ現実味がねぇ。
けど……信じるしかねーんだろーな。俺はこれから……五年……六年……? ともかく、それくらいぶりに霞とセックスする。しかも、見世物として。だからといって、呑まれるのもシャクだからな。ここは俺も俺なりに気張らせてもらおう。アイツにちまちまとひん剥かれるのもカッコ
しかし……案外イチモツってのは
ということで、風呂屋の浴室に踏み込むように――だが、その視界が白むのは湯気ではなく眩い照明――アイツ、すげぇな、こんなとこでいつもあんなことしてんのかよ。
けど、ヤツの姿を
そんな俺を主役は仁王立ちで向かい受ける。
「おーおー、よくもまーアタイの前にそのツラ晒せたもんだなぁ?」
霞は――本当に変わっていない。大学の頃、みんなで大乱交していた頃のあのノリと。
それが嬉しくて――だが、だからこそ弱みは見せられなくて。
「うっせーよ。テメェだって似たようなもんじゃねーか」
遠慮なく乳を鷲掴みしてやると、霞もまた俺を握り返してくる。
「全然違ぇな。アンタのチンポで客が取れんのかよ」
シコる手つきは雑なようで――何気なく人差し指で裏筋を攻めてくるのが厭らしい。だったらこっちも――こいつが酒呑んでて乾いてんのは寝てるときくらいのもんだ。遠慮なくヌルリとヤツの股間に手をやると、しっかりと膨れ上がった突起に指がぶつかる。
「……んっ♡」
こんなとき、華奢な喘ぎのひとつでも漏らせば少しは可愛げがあるものの、ニヤリとした笑みを返してくるのが――それでもしっかりと腰をビクつかせているので、
お互い敏感なところを指で攻め合っていると……荒くなってきた息を塞ぐように、俺たちは唇を合わせていた。
「ん、ん、あん……んん……♡」
やっぱコイツの舌は……貪欲だぜ。まるで、舌で舌をねじ切ってくるような勢いだ。そこから逃れようとすればクチの中を探るように隅々まで舐め回してくる。
「ふぁ……あぁ……はぁ……♡」
鼻息も荒い。それさえも気にせず、ただただ官能を求め――それが高林霞って女の本性であり――俺が惚れたところでもある。
そんな女にシゴかれて……これ以上待てるかっての! そんなときは、コイツの方も欲しくさせてやればいい。このままクリで
「くっ、ふぅっ、あぁぅんっ……♡」
……フン、手が止まったな。ここが弱いのは知ってんだよ。そのまま引き寄せるように掻き回してやれば……ヤツの意識はソコにもっていかれちまう。
そうすれば、霞は勝手に手を放すんだ。そんで。
「……っオラァ! とっとと来いやァ!」
求めるのは、そのとき最も
「おっと、
相変わらずの憎まれ口だ。
「俺が間違えたことあるかよ」
というか、霞の
「ん、ん……んんん………っ♡」
だから、わりと勢いよく
「はぁっ……あぁ……っ、チンポ
やっぱコイツは……酔っていても弛緩することがねぇ。むしろ……くっ、こんなところまで変わってねぇとは!
「オラっ、オラァっ! もっと気合い入れて腰振りやがれぇッ!」
コイツの尻には
「おっ、おっ、おぉっ!?」
少しは見返してやったと思ったが。
「くくく……っ、昔はもっと激しかったぜぇ? 女
安っぽい軽口ではあるが……これで会場を沸かされたんじゃ、こっちとしても引き下がれねぇ。
「酔っ払いの癖に……もう手加減してやんねーからな」
「はっ、最初から頼んでねーっつーの!」
そこまで言うなら……こっちこそ、ヤリたい放題ヤッてやる!
「おおっ!? おおおおっ!?」
すげぇ……すげぇな……っ、マジで! こっちがどんなに勢いよく叩きつけても、肉厚がそれを弾き返して――もはや、尻の方さえ
「はぁっ、あぁっ、いいぞっ、いいぞ……っ!」
霞は全力で
「はははっ、ははははっ! いいぞいいぞ! やっぱアンタのチンポは……ははははっ!」
ぶるんぶるんと揺らす胸に後ろから掴みかかると、動きは小さくなったが霞の
「あはっ、あはぁっ、いいっ、いい……っ♡」
だが、こんな霞に包まれてたら……俺の方がもたねぇ……っ! 霞が
「
当然避妊はしているだろうが……孕ませる勢いで俺は宣言する。だが、それに怯む霞じゃない。
「当然だろっ? 最後の最後で逃げるようなフニャチンなんて……」
言い終わる前に――俺の中で決壊した。
びゅるっ! びゅるっ! びゅるっ!
「あああああああっ♡♡♡」
……チッ、こんなことなら昨日
だが。
「ふん、ふん……なるほど……女
どうやら量に関しては、カノジョとシた後だと受け取ってもらえたらしい。
それは正すことなく――コイツだってわかってんだろ。自分の股間がどんな状況になってるのか。
「……抜くからな」
「たりめーだろ。このままアタイのマンコに永久就職するつもりか?」
それもいいかもしれねぇ――などと一瞬思ってしまった自分が恨めしい。確かに、コイツは抱いていていい女ではあるが……決して唯一無二ってほどではねぇ。けれど……楽しかった。
……なんて浸っていられるのもいまのうちだけ。コイツは
ビジャァァァァァァ……ッ!
「……お前、そのクセ変わってねーのな」
酒呑んで大騒ぎした後はいつもこれである。だから、フローリングでのパーティーや野外乱交になりがちなんだよ。
そして、霞はまったく悪びれない。これもサービスの一環だと言わんばかりで。
「フ……アタイを
「俺の方が後輩だろーよ」
実際、恋人としてつき合っていた期間より、後輩として接してた方が長かったしな。不躾だったが、年齢について触れても霞が動じることはない。
「フン、じゃー……また劇場に来な。こっちの賞味期限はチンポほど長くねーぞ」
「そんな歳でもねーだろーが」
第一、コイツが衰えるところが想像できねぇ。確かに、酔えばこの通りではあるのだが。
「……とっとっ……」
先輩としての矜恃か、ここまでは気丈に振る舞っていたものの、それも長くはもたなかったらしい。霞もまた、
「ほれ」
と俺が腕を出すと、霞は倒れかかってくる勢いで俺にしがみつく。
まな板ショーが終わればこうして一緒に幕の向こうへ帰るものだが……なんだろうな。これは、懐かしさってやつとも少し違うかもしれない。だが俺は……そこらの風俗嬢ともどこか違うナニカを感じていた。
***
俺はどーも、あの公演からちょいと調子がおかしいらしい。もちろん、性病なんて半世紀前に根絶しちまってるし、そういう類のやつじゃねぇ。
けど……なんというか……自分でもよくわからん。ただ、共同名義のファンってのは何となく嫌になったので、ひとりで全額払って名実ともに俺が会員となった。
それと……本当に自分でもどうかしてると思うんだが――
『お待たせしました、TRK劇場事務所です』
電話応答ひとつあれば、声の主が霞だとすぐわかる。それで、俺は――彼女を喫茶店に呼び出していた。
しかし……本当に来てくれるとは思ってなかったぜ。何しろ、スマホ越しでは終始淡々とした他人行儀な応対だったから。けれど、俺たちはここにいる。新歌舞伎町の喫茶店に。
「こういうことは、最初で最後にさせてもらうけど」
その対応はかつてつき合っていた元カレに対するものとは思えないほど冷たい。
「それに、次の予定もあるから――」
「ああ、そんなに時間もかけねぇよ」
とはいえ――俺は一体何を話したいのか。勢いのままに呼び出しただけなので、切り出し方にさえ困っている。
そんな俺に――コイツは、何だかんだで優秀だ。ただ、酒癖が致命的に悪いだけで。
おそらく、早く用件を済ませてとっとと帰りたいのだろう。だからこそ、言いにくいことを臆さず言ってのける。
「まさか、私とヨリを戻したい、なんて言うんじゃないでしょうね?」
その一言で――俺の股間が膨れ上がっていくのを感じた。とはいえ、頭と身体はきちんと切り離している。
「ははっ、まさか」
その気がまったくない……というわけではない。だが。
「――お前はもう……アイドルだもんな」
それを聞いて……意外なことに、霞は少し驚いた素振りを見せた。しかし、すぐにいつもの澄まし顔に戻って。
「……あのコたちの面倒を見ていると、自分もまたアイドルだっていうことを忘れてしまいそうになるけれど」
そう言う霞だったが……どこか嬉しそうで、照れくさそうで……こんな顔、つき合っていたときには見たことがなかった。だから思う。コイツは……こんな性格で、あんな芸風ではあるものの、一応アイドルとして求められ、そして、それを誇りに思っているのだろうな。
「……ところでよ」
確かに、霞とヨリを戻したいなんて思えねぇ。大学の頃は面白半分でつき合ってみたが……コイツは俺には荷が重すぎる。
それでも……俺はコイツを追いかけていきたい。
「お前の劇場、何というか……」
もちろん、アイドルとしてステージにも上がるし動画も配信している。けれど、それだけでは物足りねぇ。もっと近くで……霞とも浅からぬ縁のある俺だからこそ。
「――男の従業員は募集してねぇのか?」
仕事はいくつか掛け持ちしていて困ってはいない。だが、俺はもっと劇場に……いや、この
これに、霞は意外そうな顔をしない。どうやら想定の範囲内だったようだ。だが、煮え切らない表情で。
「……ないこともないけれど」
おそらく男手に困ってはいないのだろう。それでも、昔のよしみで。
「ただし、福利厚生には期待しないことね」
真顔でそんなことを付け加える。
「そりゃー残念だ」
いくら相手がストリッパーだからって――何しろ、ソレでメシ食ってる職業だもんな。都合よく求めるわけにもいかねぇだろーよ。
とはいえ、期待はしちまうけどな。
***
そんなわけで、劇場でバイトを始めたわけだが……ああ、なるほど、確かに福利厚生どころじゃねーな。こんなの……福利厚生ってより、追加業務だろ!
最初は調子に乗って求められるままに相手してたけど……もう無理だ! こんな立ち代わり入れ替わりで三人四人……どんだけなんだよ、ここの女子! さすがにヤバくなって……思わず逃げてきちまった。下半裸で。パンツは確保してるけど、穿いてる隙もありゃしねぇ。どっか隠れられそうな場所を探していると……こんなときに一番会いたくねぇ相手に会っちまった。
「……はぁ」
お偉い秘書様は掃除用具入れのロッカーを指差す。……仕方ねぇ。背に腹は変えられねぇか。
狭い用具入れに……局部を保護しながら入ってみたところで、可愛らしい声が聞こえてくる。
「ねーねー霞さん、あのバイトのお兄ちゃん知らない?」
「……逃げていったわよ、フルチンで」
た、助かった……。ここの女子らは、酔ってもねぇのに酔った霞みてぇな性欲してやがる。それがあの人数……どんな逸材集めてきたんだ、ここのプロデューサーはよ。
それを霞もよく知っているがゆえに――物足りないなーなどと愚痴る女のコの声が遠退いていったところで。
「……ひとりでも相手したら次々と寄ってくるんだから……男を見せるつもりなら覚悟を決めなさい」
鉄板の向こう側から一声だけかけて……足音は聞こえない。けれど、立ち去っていったのだろう。アイツは忙しいヤツだから。
しかし……くぅ、こんなに可愛くてエロい女のコがひしめいてんのに、うっかり手を出したら……というより誘われたらあの有様か!
やれやれ……案外大変なもんだぜ。ストリップアイドルのファンをやっていくってのはよ。