ポケモンSV二次エロ小説(タイトル仮) 作:火野荒シオンLv.X-ビリオン
一応97か98話ぐらいに100話目おめでとうございますって感想が来たのですが、個人的には序章と番外編は話数から省いてますね…なんでこの話が一応ちゃんとした100話目になります
なお、記念すべき100話目なのに今回はエロなしの模様←
次の日…二人は現在、ハルトがカラフシティのジム―――カラフジムに挑むために、その目的地であるカラフジムの前へと立っていた
既にジムの中にはトレーナーが集まっているのか賑やかな声が外からも聞こえており、その声を聞きながら二人は中へと入っていくと…案の定中にはかなりのトレーナーたちが談笑していた
「ここのジムもトレーナーがいっぱいだねー」
「聞く感じだとジムバトルまで終えた人もいるみたいだね。僕も受付済ませて、まずはジムテストをクリアしないと…あれ?」
自然と入ってくる会話を聞きつつ、ハルトが受付へと向かおうとするのだが、視線の先になにかがあったのか、彼はその場で立ち止まる
…彼の視線の先には受付があるのだが、その前には一人の男性が立っている…
しかしその姿は以前見かけた人物のものであり、その人物―――ハッサクも受付と話し終えた直後に二人の存在に気づいたのか、彼らの元へ歩み寄ってくる
「おや、ハルト君にアオイ君じゃありませんか」
「あっ、確か…ハッサク先生だっけ?」
「ボウルジム以来ですね。ここで何してたのですか?」
「リーグ運営の意向で各ジムの視察ですね。今月のトレーナー参加者の人数やジムテスト並びにジムバトルの合格人数を調べたり、ジムリーダーたちの振る舞いなどを確認するために訪れまして」
「へぇー、ジムリーダーまでそういうのチェックされるんだ」
「一応ジムリーダーは仕事でもありますからね。それはそうとお二人が午後に来た理由はもしや…」
ハッサクの問いかけに対し、ハルトははいと告げながらこくりと頷く
それを聞いたハッサクはというと満面の笑みを浮かべながら喜びの言葉を投げかける
「それは実に喜ばしいことですよ。それにリーグの報告ですと、ハルト君は良き調子でジムを巡っているようですね」
「いえいえ、僕なんてまだまだですよ…」
「ははっ、そう自身を卑下なさらずに…」
「―――ハッサクさん何してはるんですかい?」
すると突然ハッサクに向かって誰かが呼び掛けており、それに気付いた三人は声が聞こえた方向を見る
…声が聞こえた方向にはスーツを着た長身細身をした緑髪の人物がおり、アンダーポニーテールと呼ばれる結びをした髪を自然と靡かせながら三人の元へ歩み寄ってくる…
そしてその顔立ちは美麗であり、ハルトとアオイはその人物に軽く目を奪われていた
(誰…?ハッサク先生と知り合いみたいだけど…)
(わぁ、すっごいイケメン…)
「あぁすいません。生徒たちと会話してまして…」
「それは見たらわーてますがな…ん?そっちの嬢ちゃんはともかくこっちの坊っちゃんは確か噂の…」
どうやらハッサクの知り合いらしく、イケメンのような風貌をした人物はハルトの方をまじまじと見つめてくる
「え、えと…」
「へー…一見パッとせーへんけど、総大将が言うてたように確かに素質はアリやね…」
「…総大将?」
「あぁすまへんすまへん。トップのことやな」
不意に溢した言葉の疑問に答えるその人物に対し、ハルトとアオイはオモダカとも知り合いなのかと目の前の人物を見つめる
と、そんな二人に向けて割り込むようにハッサクがその人物の紹介を行い始める
「そういえばお二方は会ったことがありませんでしたね。彼女の名前はチリ。小生と同じくポケモンリーグの四天王です」
「まいどー、チリちゃんやでー」
「し、四天王!?」
「えぇ。少々ふざけておりますが…」
「いやふざけてへんけど…?」
イケメンの風貌をした女性―――チリは気さくな声を出しながら、ハッサクに続くように名乗りを上げる
その直後に彼から小言を言われ軽く睨むのだが、そんな二人を他所にハルトとアオイは驚きを隠せないと言わんばかりの表情をする
…と、そんな二人の方に突然チリが顔を向けると…何故かアオイの方に向かって話しかけていた
「…んで?そこの嬢ちゃんはなんか失礼そうなこと考えとるような気がしとるけども、さっきからウチに対し何思いながら見つめとるん?」
「(うげっ、バレてる…)…えーと、最初見たとき男性だと思ったけど、女性だったんだなぁーって…」
「アオイちゃん、普通に失礼だよ…(僕も一瞬だけ男の人だと思ってたけども…)」
「なはは!そんなことかいな。別にかまへんで。よく勘違いされとるのもあるしな。まぁ美人さんやけど、怖がらんといてーなー」
「は、はい…(なんか圧がかかった気がするのは気の所為、よね…?)」
どうやらアオイがチリの事を男性だと思っていたようで、それを聞いたチリは大笑いしながらアオイに話しかける
…のだが、その際彼女から何処となく圧のようなものを感じ取ったのか、アオイは内心軽く震えながら、返答をしていた
そんな彼女を見てチリが「ホンマに怖がらんくてもええのに…」とぼやくのだが、気を取り直すかのごとくハルトの方を見ながら彼に話しかけてくる
「にしても意外と根気はあるんやな。挑む順にもよるっちゃよるんやが、ジム巡るんは半分超えてからきっついねん」
「やっぱり大変なんですね…」
「えぇ。中間的な強さとして定められてるカラフシティ、並びにチャンプルタウン、この辺りで大半のトレーナーが脱落します」
チリの言葉に続くようにハッサクもジムチャレンジの難易度について語る
…二人が言うにはこのカラフジム…そしてチャンプルタウンと呼ばれる街にあるチャンプルジムはジムテスト、並びにジムチャレンジが難関とされており、特にジムテストの段階で脱落していく者たちが多いとのこと…
それを聞いたハルトは思わず生唾を呑み込むのだが…不意にチリから視線を向けられていることに気付き彼女の方を見る
…その目は幾度となく自身へ向けられた信頼とも取れる眼差しをしており、その視線を向けながら彼に語り掛けてくる
「…でも、自分は違うやろ?」
「え、っと…、…はい…」
「うん、その意気や。チャンピオンテストで待っとるさかい、ここや他のジムもせいぜい気張りやぁ」
「あ、ありがとうございま…あれ?チャンピオンテスト?」
チリから激励に近い言葉を貰い、礼を告げようとするハルト…なのだが、直後にチリが放った『チャンピオンテスト』という言葉に疑問を抱き、彼女の方を見る
「なんや、チャンピオンになるのにもテストがあると思うてなかったんかいな。言っとくけど、ジムテストよりめっちゃ厳しめやからな。今んうちに気張っときなぁ」
そんな彼に対し飄々と答えたチリは、再び彼に激励を送りながらその場を去っていく
そんな彼女の後を付いていくようにハッサクも「私もこれにて失礼しますね」と二人に告げ去っていき…二人を見送った後、ハルトはぽつりと言葉を漏らす
「…ジムテストより厳しいって、何させられるんだろ…」
「まぁ…がんば?」
~~~
「ジムテスト参加者の皆さん、準備できてますでしょうかー?」
「「「はーい」」」
(いよいよ、なんだけど…これって確か…)
それから暫くして…受付を済ませ、ジムテストを受けることになったハルトは現在、ジムの裏にある池の方へといた
周りにはジムテストを見に来た観客もいるようで、その中に交じるようにアオイもキョロキョロとあたりを見回している
…そしてハルトの手には何故か釣り竿を握っており、彼は自身の手に持つ釣竿をジロジロと眺める…
と、ジムの委員が準備ができたのか、ハルトを含めた複数の挑戦者に向けてジムテストの説明を行い始める
「それではまず、ジムチャレンジの説明に入りますね。カラフシティのジムテスト…それは『釣り』です!今からこの池にポケモンたちを放ちますのでジムチャレンジしに来たトレーナーたちは制限時間内にこの池にいるポケモンたちを釣り上げ、定められた基準までポイントを集めて貰う形になります」
…どうやらカラフジムのジムテストは今彼がいる池にポケモンたちが放たれるらしく、そのポケモンたちを釣り上げて点数を稼ぐというもの…
ジム委員の一人から点数表と釣れるポケモンごとのポイントが書かれた紙を手渡され、ハルトはどのポケモンが点数が高いのかを確認し始める
(えーっと…コイキングが1点、バスラオとサシカマスが3点、ハギギシリってポケモンとラブカスってポケモンが5点で、ケイコウオってポケモンが7点。そしてミガルーサってポケモンが10点かぁ…この30点ってあるシークレットってなんだろ…?)
「制限時間は1時間、目標到達ポイントは50ポイントです。なお、ポイントの加点方法は陸まで一度釣り上げてからじゃないと入らないのでご注意ください!そして釣り上げたポケモンは得点が入り次第池へとリリースしてください!」
説明が終わると同時に周りの挑戦者たちが釣れそうな場所を探し始める
それに気付いたハルトも慌てて釣り竿を準備しながら場所を決めようと動き始める…
「それでは、ジムテスト…始め!!」
そして…丁度人気が少なそうな場所に立った瞬間、始まりの合図が出される
それと同時に周りの挑戦者たちは一斉に釣り竿を振りかざし、ルアーを池へと投げ込んでいた
周りの行動の速さにハルトは思わず関心をいだきつつ、自身も釣りを始めようと釣り竿を振るう
「とりあえずここで釣りをしてみよう…えいっ」
―――ぽちゃん
(釣りをするのは初めてだけど…きっと釣れるはず…)
自分は釣れる、そう言い聞かせるように自信を保ちながら、ハルトはただひたすら釣れるのを待ち続ける…
…それから10分が経過ほどした頃…
「…コ、コイキングしか釣れない…しかもまだ3匹だけ…!」
「おっしゃー!ハギギシリ釣ったぞー!」
「ケイコウオが釣れたわ!これで20点!この調子でどんどん釣っていくわよ!」
(まだ10分ちょっとしか経ってないのにもう20点も!?)
……ハルトはというとコイキングしか釣れておらず、周りが徐々に点数を稼いでいることに焦りを募らせていた
残り時間は50分を切っているのだが、合格のラインまでのポイントを考えるとこの時点でかなり厳しいものとなっており、ハルトはポイントが高いポケモンを釣り上げたい気持ちを抱きながら釣りを続ける…
と、そんな最中四度目の手応えがあり、ハルトは来たかと言わんばかりの表情をしながらポケモンを釣り上げる
「…またコイキングだぁ…!」
「ココココ…?」
…が、彼が釣り上げたポケモンはコイキングのようで、この結果も合わせて通算四匹目…つまるところ4ポイントとなっていた
再びコイキングが釣れたハルトは少々うんざりした顔をしており、一方で釣られたコイキングは頭にはてなを浮かべながら、自ら池へと戻っていく
そんなコイキングを見送った後再度釣りを行うハルト…その様子を眺めていたアオイはというと、カラフシティのジムテストが難しいと言われる理由をひしひしと感じ取っていた
「…これは確かに運が悪いと合格できないわね…後ハルトはもうちょっと場所変えなさいよ…」
そう呟きながら彼女は通算5匹目のコイキングを釣り上げるハルトの姿を見てため息をつく
彼の釣り上げるペースとポイントに不穏を懐きつつ、思ってた以上に時間が掛かるであろうとアオイは時間を見て考える
「…後40分ちょっとかぁ…お腹も空いたし、その間になんか食べ物でも買ってこよ」
そう呟いたアオイはジムテスト会場から離れると、そのまま小腹を満たせるものを探しに向かっていった…
~~~
それから少し時間が経過し…ハルトは焦りの表情を見せながらコイキングをリリースしていた
「も、もうすぐ30分なのに、まだ10ポイントしかない…ていうかコイキングしか釣れてない…」
「よっしゃー!50ポイント到達ー!これで合格だぜー!」
(あぁ、遂に合格者が…あれ、でも合格したら、もう釣りはしなくていいんじゃ…だとしたら釣る人が減って、高ポイントのポケモンも釣れやすくなるんじゃ…)
と、ここでジムテストの合格者が現れたようで、ハルトは自身のポイントも相まって意気消沈しかける
その財布と、合格者がでたのなら釣りを行う者も減ってポイントがより高いポケモンも釣れるのではとハルトは期待を巡らせる
…が、そんな淡い期待を打ち砕くかのごとく、彼の耳に合格者とジムテストのスタッフの会話が入ってくる
「…そういや合格って言っても、釣り終わっていいのか?あのー、合格ラインに辿り着いたけど、これ終わっていいんですかー?」
「あぁ、伝え忘れてましたね。合格ラインを超えても、釣りは出来れば続けてください!最終的にポイントが高かった人から順にジムバトルを受けれるようにしてますので!」
…どうやら簡単に合格者を増やす訳にはいかない用で、スタッフは合格ラインに達したあとのことを大声で説明し始める
それを聞いたハルトは思わず落胆するも、直後に釣り竿に反応が入り慌てて釣り竿に力を込める
「うっ…そんな対策をされてるなんて…!来た…!」
―――ザブン
「コココココ!」
「またコイキングだぁぁぁ…!」
…が、釣れたのはやはりコイキングであり、通算11匹目のコイキングにハルトは嘆くような声を発していた
~~~
「ん~!おいしーい♪」
一方その頃、アオイはというと一人陽気に串肉のようなものを買い食いしていた
同時に彼女の周りは彼女のポケモンたちがボールからでており、同じく串肉を食している
「手頃な値段でこんなに美味しいって最高でしょ。…まぁ調子に乗ってポケモンたちの分まで買っちゃってお金一気に減っちゃったけど…ハルトが知ったら怒られそう…」
不意に余計な無駄遣いをしてしまったことを後々ハルトに知られたときのことを考えたのか、アオイは思わずバツの悪い表情をする
…のだが、「まぁその時は謝ればいっか!我慢できなかったんだし」と開き直るように叫びながら、串肉を再び口にしていた
そうして串肉を完食し終えたアオイはポケモンたちをボールに戻した後、時間を確認しながらハルトの元へ戻ろうと考える
「さて、そろそろ戻らないと…」
「―――おーい!あっちでバトルしようぜー!」
…と、そんな彼女の目の前をよぎるように、トレーナーたちが駆け抜けていく
恐らく向かっている場所にバトルコートがあるのであろう…そこへ向かっていくトレーナーたちを見て、アオイは未だにバトルで懸賞金を稼げない事が心の中で引っ掛かっているのか、ポツリと呟く
「バトル、かぁ…。…やっぱりバトルで勝たないとお金きついし、リハビリも兼ねて私も挑もうかなぁ…」
そう呟くアオイはバトルに挑戦するべきかと1分ほど悩み始める
「…私でも勝てる相手がいますように…!」
そして…一通り悩んだ結果、バトルに挑むことに決めたのか、アオイはそのままバトルコートに向かって走り出していた…
~~~
それから時間が経ち、ハルトはというと…
「あ、後10分…それまでに31ポイント溜めなきゃいけないのに…!」
「ココココココ!!」
「…さっきからコイキングしか釣れないよぉぉぉ…!」
残り時間が10分を切ってもなお、コイキングしか釣れずにいるのか、思わず大声で嘆いていた
既に周りのトレーナー全員は合格しているのかのんびりと釣りを続けており、刻一刻と時間が迫っているのもあってかハルトは焦りながら再び釣り糸を垂らし、ポイントが高いポケモンが釣れることを願う
…そんな彼の様子を眺めていたのか、ジムテストを見に来た観客たちが語り合う
「さっきからあの子コイキングしか釣れてないな…」
「まぁ中には全然釣れないチャレンジャーもいるし…流石にコイキングだけは珍しいけども」
「ふぉっふぉっふぉっ。コイキングに愛されとるということじゃな。じゃがここまでコイキングに好かれているとなると…」
「あ、もしかしておじいさんは釣れると思います?」
「可能性はあるのぉー」
観客の一人である老人がそう呟きながら、まるで何かに期待をしているかのような眼差しでハルトの方を見つめる
そんな視線を向けられていることを知らないハルトはというと、焦る気持ちがあるから釣れないのかもしれないと考え始める
(と、とりあえず心、一旦落ち着かせよう…きっと焦っているから、全然釣れないんだ…落ち着いて…落ち着いて…)
そう心の中で呟きながら、ハルトは深く深呼吸をしながら、まるで瞑想をするかの如く目を瞑る
(………)
―――ピクッ…
(!食いついた!)
そうして暫く心を無心にするかの如く気持ちを落ち着かせていると、釣り竿に反応が現れる
それに気付いたハルトは目を開くと同時に釣りあげようとするのだが…これまでと違い釣り糸が強く引っ張られる感触が腕に伝わってくる
―――グググッ…!
「!?い、今まで引きが強い…!もしかしてミガルーサ…!?」
―――ググググッ…!
「う、う…っあぁぁぁぁぁぁ!!」
―――ザブーン!
「よし!釣れ……んん?」
なんとか釣り上げようと必死に力を込め…無事力勝ち出来たのかハルトは勢いよくポケモンを釣りあげる
釣れたことに喜びを上げたハルトは喜びながら連れたポケモンを確認し…首を傾げる
…彼が釣り上げたのはコイキング……なのだが、彼の視界に映るコイキングの体表は金色…
本来コイキングの体の色は赤色なのだが、彼の釣り上げたコイキングは何処からどう見ても金色であり、ハルトは連続でコイキングを釣りあげたことよりも自分が知っているコイキングとは違う体色をしたコイキングにただただ困惑していた
「……コイ、キング…だよね…?でも、体の色が…」
「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」
「ふぇっ!?」
すると突然周りが歓声に近い声を上げ始め、ハルトは驚きながらハルトを見渡す
どうやらハルトに向けて歓声を上げているようで、それに混じるように観客同士の話し声が聞こえる
「あの少年、あの土壇場でマジで色違いのコイキングを釣りやがった!!」
「久々に見たわねぇ…確か前に釣れた姿が見えたの2ヶ月以上前じゃない?」
「えっ、と…色違い…?色違いって確か、体の一部の色が違うっていう、とっても珍しい…えぇ!?」
―――色違い…それはごく稀にポケモンたちが本来の体色とは異なる色をした個体を指す名称とされている
その数は現在確認されている割合で4096分の1ほどと世界に発表されており、中には見分けがつかないような色違いもいると言われているほどで、それも相まってかまず会うことが難しいと言われるほど非常に珍しい存在となっている
そんな色違いのコイキングがこのジムテストに意図的に紛れていたようで、金色のコイキングを見たスタッフも興奮しながら解説を行う
「おーっと!チャレンジャーの一人が、カラフジムが管理している金色のコイキングを釣りあげました!!その金色のコイキングは一匹しかいないポケモンで、しかも滅多に釣られようとしないので、シークレットとして判定してます!」
「シークレット…てことは…30点…これで合計が…50点……!」
どうやらシークレットとして設定されていたのはこの金色のコイキングのようで、それを聞いたハルトは自身の現在のポイントと金色のコイキングのポイントを合算させる
そして…ピッタリ50ポイントであることに気付いたハルトは無事合格ラインに届いたことに歓喜していた
「やったー!合格だー!!」
「ココココ!」
そんな彼を祝福するかの如く金色のコイキングは釣り竿から自力で抜け出し、元気よく跳ねながら池へと戻る
それを見てハルトは金色のコイキングに向かって「ありがとー!」と礼を叫び…それとほぼ同時に、スタッフからジムテスト終了の声が掛けられていた…
~~~
その後受付からジムバトルの日程を聞かされ、ハルトは疲れた表情をしながらジムから出ていた
「な、なんとか合格できてよかった…ジムバトルは明日になっちゃったけど…どのみちさっきので体力消耗しちゃったからよかったかもしれない…」
そう呟きながら疲労感を醸し出すハルト
…なのだが、ふとあることに気付き辺りを見回す
「…あれ、そういえばアオイちゃんの姿が…」
アオイがいないことに気付いたのかハルトはスマホロトムで何かメッセージが来てないかを確認しつつ、辺りを探してみる
…が、一向に彼女の姿を見つけられず、普段の出来事も相まってかまた何かに巻き込まれたのではとハルトは考え始めていた
「…これ、絶対また何かに巻き込まれてる予感がする…とりあえず連絡を…」
一度連絡を取ってみようとハルトはスマホロトムで通話を行う
数回ほどコールがなり、中々でない事にハルトがより不安を抱き始めた…その直後、通話がオンになったのか、アオイの声が聞こえてくる
『も、もしもし…』
「繋がった!アオイちゃん今無事!?」
『あー、うん、無事、ではあるというか…けど巻き込まれてはいる、というか…これなんて言えばいいんだろ…』
通話に出た彼女の声色はというと、何処となく言葉に困ったような困惑じみた声をしており、ハルトにどう説明するかと呟く声が聞こえてくる
やはり何かあったのかとハルトは尋ねようとするのだが、そんな彼を心配させたくないのか、急いで戻るから待っててほしいとアオイが通話越しに叫ぶ
『と、とりあえず戻ったら話すから、10分…いや5分ぐらい待ってて!』
「あ、ちょっと…!…切れちゃった…」
慌ただしく彼に告げ終えると同時に、アオイから連絡が途絶える
何かがあったのは間違いないようではあるものの、彼女の言葉通りなら少ししたら戻ってくるであろう…
不安を抱きつつもハルトは戻ってくるという言葉を信用し、彼女の帰りを待つことにしていた…
また一人で行動して問題起こしてる…そんな100話
前回から一日が経過し、朝からジムチャレンジを受けに来たハルトたち
そんな彼らの前に偶然ジムの視察をしに来たハッサク先生がいました
彼と話をしていると突然のイケメンが現れます
そのイケメンこと夢女子製造機で有名な女、チリちゃんはハルトたちに気さくな挨拶をしながら話しかけてきます
少々圧がかかってる(なお本人はマジで普通に接してる)チリちゃんにハルトたちは軽く気圧されつつ、ジムチャレンジの話を聞く限りだとこの辺でリタイアしてくる人達が多いとのこと
それを聞いたハルトは更に気圧されるも、不意にチリちゃんから向けられた期待の眼差しで気が引き締まったようで、しっかりと彼女の問いかけに返答します
…直後にチャンピオンテストなる存在を聞かされ、しかもかなり厳しい内容だと告げら、二人が去ったあとハルトは内心震え上がることに…
因みにゲームではチャンピオン戦前のテストの話とかは特にされません
なんならゲームではこの段階でチャンピオンロードに『行くこと自体は』可能だったりします。なお色んな意味であまりにも初見殺しな模様
そうして受付も済ませ、ジムテストを受けることになったハルトですが……その内容はなんと『釣り』
そう、ゲームではSVから削除されてしまった釣りがジムテストです
本来ならゲームだとジムに入ろうとした瞬間にとあるイベントが発生、そのイベントをクリアすることで特別にジムテストをクリアした扱いになります
んでもってそのせいでゲーム内ではカラフシティのジムテストの詳細が一切明かされないので、この小説ではオリジナルのジムテストとして釣りをすることになりました
…というかアニメとかの媒体でもカラフシティのジムテストが何なのか判明してないんですよねぇ…難しいって情報だけしかねぇ
因みに釣りにした理由はというとカラフジムの後ろに池みたいな水溜りがあったからです。いやあの池なんなんだよ
そんなこんなでまさかの釣りをやることになったハルト
当然初めての釣りもあり、緊張しながらも釣りを始める…のですが、何故かコイキングしか釣れてないようで…
そんなコイキングしか釣れず叫ぶハルトを見ていたアオイは先が思いやられると言わんばかりにため息をつきつつ、制限時間ギリギリまでかかるだろうと踏んで小腹を満たしに買い物に行くことになります
それから更に時間が経過し、残り30分を切り始めたのですが…コイキングに好かれてるのか、ずっとコイキングしか釣り上げてないハルト…
そうこうしている間に早速合格者が現れるのですが、逆に合格者が出たことでよりポイントが高いポケモンを釣れるのではと淡い期待を抱きます
…が、ジム側もその点をしっかり意識してるようで、無慈悲にも合格者がさらにやる気を出すようなルールを説明
希望の芽を潰され、11匹目のコイキングを釣り上げと散々な状況に、ハルトは思わず泣き叫びます…
一方でアオイはというと、ポケモンたちと仲良く串肉を堪能していたという。ハルトは泣いていい
しかしポケモンたちの分まで購入したのもあり、また所持金が底をついてしまった模様
この後ハルトに怒られるんだろうなとアオイは考えながら戻ろうとするのですが、不意にバトルをしに行こうとするトレーナーたちを見て、流石にリハビリも兼ねてバトルすべきかと軽く悩みます
そして…軽く悩んだ末、アオイはバトルすることを決め、彼女もバトルコートへと向かうことに…
そして視点は戻りハルトの方はというと…やはりコイキングしか釣れない模様。いくらなんでも偏りすぎだろ…
しかも時折ジムチャレンジを見に来る観客からもコイキングだけってのが珍しいようで、軽く注目の的になってるという…
が、中には彼に何かを期待している人達もいるようで、ハルトの方も心をなんとか落ち着かせながら、再度釣り糸を投入
そして…強い勢いで糸が引っ張られ、その勢いになんとか食いつき釣り上げると…通常のコイキングと違い体が金色のコイキングが彼の目に映ります
眼の前の金色のコイキングに困惑するハルト…と、そのコイキングを釣り上げたのを見て大盛り上がりする観客一同
どうやらこのコイキングは色違いと呼ばれる個体で、カラフジムでは釣れにくいのもあって色違いコイキングをジムテストのシークレットポイントに設定しているとのこと
土壇場でシークレット枠を釣り上げ、その結果ポイントはぴったり合格ラインに到達
その事実にハルトは大喜びし、自力で池に戻る金色のコイキングに礼を叫びます
こうしてなんとかジムテストに合格したハルト…と言っても結果は参加者の中で最下位であるため、ジムリーダーに挑めるのは次の日になってしまいます
しかし釣りで神経使った影響で疲弊しているのもあり、立て続けで行うよりはマシだと前向きに考えます
…と、そう考えつつ辺りを見回し、アオイの姿が一切見えないことに気付くハルト
辺りを散策しても見つからず、また何かに巻き込まれたのではと思い、彼女に連絡を入れてみることに
中々通話に出ようとせず不安を抱くハルトですが、それと同じタイミングでようやくアオイが通話を繋ぎます
しかし一応無事ではあるものの何かありもしたと言わんばかりの口ぶりをしており、急いで戻ると言って通話を切ってしまいます
一体何があったのかとハルトは不安に思いつつ、大人しく彼女が戻ってくるのを待つことに…と言ったところで次回へ続きます
というわけで今回はジムテストで釣りをする回となりました
いやホント公式で一切明かされない+本来の手順だとなんか面倒そうだなーって…一人行動だったらコライドン全力疾走させてそのイベントを無理矢理起こすーみたいなこともできたでしょうが…
因みにそうなると本来起こる予定だったイベントはどうなるのかというと…そこは秘密で…←
そしてまたも何か問題が起きてるアオイェ…
ここまで来るとハルトはそろそろアオイの所持金管理とかをしても許されそうではある
さて次回、ハルトが釣りに奮闘していた間アオイに何があったかの話となります