ポケモンSV二次エロ小説(タイトル仮) 作:火野荒シオンLv.X-ビリオン
果たしてハルトは勝てるのか…
ジャッジの合図とともに、ハルトは初手のポケモンとしてムックルと呼ばれるムクドリのような見た目をしたポケモンを繰り出す
「む、ムックル、行ってきて!!」
「ムック!」
「マメバッタちゃ~ん、出番ですよー!」
「マメッ!!」
対するカエデはマメバッタと呼ばれる、黒いバッタのようなポケモンを呼び出していた
ハルトはまだ自分が見知らぬポケモンと出会い、思わず図鑑を見て確認したくなるも、目の前のバトルに集中しないといけないと考えと、ムックルに指示を出していた
「ムックル!〈つばさでうつ〉で弱点をついて!!」
「ムック!!ムゥゥゥゥ…」
「マメバッタちゃん、バックステップで回避して~」
「マメッ!」
ムックルが自身の翼で攻撃をしようとするも、マメバッタは素早く後ろへ飛び跳ねて回避する
それを見たハルトは予想以上に速い動きに戸惑うも、その隙にカエデがマメバッタへ攻撃の指示をしていた
「は、早い…!」
「マメバッタちゃーん、自慢の脚力で飛び跳ねて〈にどげり〉よ~」
「マッ……メッ!」
「ムクゥゥゥ!?」
「ムックル!?だ、大丈夫!?」
マメバッタがムックルの懐へ一瞬にしてはいると、そのまま勢いよく二度蹴り上げる
わざのタイプ上格闘技として扱われるにどげりだが、マメバッタの一連の動きでパワーが増しているのか、タイプ相性では今一つとされる飛行タイプのムックルに手痛いダメージを与えていた
それを見たハルトは驚き、その一方でカエデは構わず攻撃を仕掛ける
「相性が悪いからって、油断してると倒しちゃいますわよ~。マメバッタちゃん、〈むしのていこう〉よ~!」
「マーメッマッ!!」
「ム、ムクゥゥゥゥ!?」
「ムックル…!あ、相性だとこっちが勝ってるはずなのに…強い…ムックル!どうにかそれを振り払って…」
「マメバッタちゃん。そのまま何もさせないで倒しちゃいなさ~い!」
マメバッタからエネルギーのようなものが空中を飛び交う虫の如くムックルの元へと飛んでくると、それらがムックルを襲う
こちらもタイプ相性ではムックルが有利とされているが、間髪入れずに攻撃を受けているためか、ムックルも思うように動けずダメージを受けていく…
ハルトはひとまずこの状況を打開しないといけないと考えムックルに攻撃を振り払うように指示するも、それより先にマメバッタの〈にどげり〉が再度命中していた
「マメバッ…!!」
「ムクゥゥゥ!!ム、クゥゥゥ…」
「む、ムックル…大丈夫…!?」
「トドメを刺すわよ~。マメバッタちゃん、〈にどげり〉!」
「で、〈でんこうせっか〉でかわして!!」
カエデがムックルにトドメを刺そうとマメバッタに指示するが、ハルトは慌てて〈でんこうせっか〉で攻撃を避けるようにムックルに指示し、間一髪のところでムックルは攻撃を避け、空中に逃げる
だが、攻撃をかわしたものの一向に展開は向こうが有利であるのには変わらず、ハルトはどうすればいいのかと考える
「あらあら~、逃げられちゃいましたぁ…」
(どうしよう…向こうも早いから、このままじゃムックルが落とされる…回復をさせたほうが…)
「マメバッタちゃん、相手は考え事で油断してるわ~。〈むしのていこう〉で打ち落としてあげなさ~い!」
「!む、ムックル、もう一度〈でんこうせっか〉で避けて…!」
ハルトの指示を受けたムックルは再度〈でんこうせっか〉でマメバッタの攻撃をかわし始める
しかしマメバッタ側は自身に攻撃が飛んでこないことに余裕を持っているからか攻撃を続けており、次第にムックルも避けるのが辛くなっていく
「ム、ムクゥゥゥ…!」
「うぅ、どうすれば…一か八か…ムックル!そのまま〈でんこうせっか〉を維持してマメバッタに近づいて!」
「返り討ちにさせてあげますわ~!マメバッタちゃん、避ける準備をして~!」
ハルトの指示通りに、ムックルは〈でんこうせっか〉での移動状態を維持しつつ、マメバッタのところへ向かう
しかしカエデは素早くマメバッタに指示し、マメバッタは攻撃をやめ、何時でも引き付けてその場で避ける構えをする
そして…ムックルがマメバッタのところまで近づいた瞬間、ハルトが大声で指示する
「そこで止まって〈なきごえ〉!!」
「ムクッ!ムクククククッ!!」
「マメッ!?」
「(よし、一瞬怯んだ…!)ムックル、〈つばさでうつ〉で攻撃して!」
「ムゥゥクゥゥゥゥ!!」
「マメーッ!?」
「あぁっ、マメバッタちゃ~ん!?」
突然目の前でムックルから鳴き声を放たれたマメバッタは一瞬困惑し体勢が崩れる
その隙を見逃さずにハルトはムックルに指示を出し、素早く攻撃を叩き込んでいた
弱点に分類される攻撃を受けたマメバッタはそのまま軽く吹っ飛び、何とか着地するもダメージが大きいがゆえにふらついていた
ハルトは一瞬このままでんこうせっかで倒すべきかと考えるが、それよりも先に回復を優先すべきかと迷い始めてしまう
「ここはさっさと倒して…(いや…先に回復させた方がいいのかなこれ…向こうは回復できないし、出来るだけムックルは温存したいんだけど…)」
「マメバッタちゃん、〈むしのていこう〉よ~!」
「!しまっ…」
その一瞬の判断を見逃さなかったカエデが素早くマメバッタに指示をしてムックルを攻撃する…
ハルトは急いで指示を出そうとするも、彼の指示より先にムックルに攻撃が命中してしまう
先程からのダメージを蓄積していたのもあってか、ムックルは攻撃を受けた後ゆっくりと地面に落ち気絶してしまった
「ムクゥゥゥ…」
「ああっ、ムックル…!」
「またまた考え事に気を取られてましたねぇ~…駄目ですよぉ?勝負の時はそのこともちゃーんと頭に踏まえないと…」
「うっ…戻って、ムックル…イワンコ、お願い!!」
「ワンッ!!」
ハルトはムックルを出した後、予定通りに今度はイワンコをボールから出す
…イワンコの持つタイプは岩タイプと呼ばれており、基本的には虫タイプには強い…のだが、〈にどげり〉を持つマメバッタの相手をするとなると下手に攻撃を受けないようにしないといけないことになる
(一応少し前に覚えた技で誤魔化せるとは思うけど…あそこまで素早いときつそうだし、仕留められなかったらまずいかも…)
「あらあら~かわいいイワンコちゃんねぇ~。でも、だからと言って容赦はしないわよ~。マメバッタちゃん、〈にどげり〉で倒してあげなさ~い!!」
「マメッ!」
「(こうなったらやるしか…)イワンコ、〈かげぶんしん〉!からの〈すなかけ〉!!」
「ワンッ!」
ハルトに指示され、イワンコは周囲に残像で出来た分身を作りながら、様々な方位からマメバッタに目掛けて砂をかけまくる
周りから砂が飛んでくるのに対しマメバッタは思わず立ち止まり回避に専念するも、撒かれた砂の一部がマメバッタに入ってしまったのかマメバッタは目から涙を流しながらうなだれる
「「「ワワワワワワンッ!!」」」
「あら、これは…」
「マメッ!?マメッ…マ、マメェェェ…」
「!イワンコ、〈たいあたり〉!!」
「ワフッ!」
「マメェ!?」
イワンコの攻撃がマメバッタに直撃すると、マメバッタは大きく吹っ飛びながら地面に倒れる
先程のムックルによる弱点を突いた攻撃が効いていたからか、マメバッタはそのまま気絶してしまっていた
それを見たハルトは喜ぶも、カエデはマメバッタをボールに戻しながら次のポケモンを出そうとする
「やった…!」
「中々やりますわねぇ~…でも、私も負けませんわ~。行ってらっしゃい、タマンチュラちゃ~ん!」
「チュラララ!」
カエデはそう言いながら、今度は毛糸を背負った蜘蛛のようなポケモン―――タマンチュラを繰り出してくる
ハルトはアカデミー入学の時に自身もゲットしていたため、どういうポケモンかというのは既に頭の中に入っていた
「(タマンチュラは防御方面には強いけど、その分素早さは遅い…さっきみたいにかげぶんしんを利用して素早さで翻弄すれば…!)イワンコ、〈かげぶんしん〉でさっきみたいにかく乱して!!」
「ワンッ!」
「流石に二度も同じ轍は踏みませんわよ~?タマンチュラちゃん、回りながら〈いとをはく〉のよ~!」
「チュラ!チュララララー!!」
イワンコが先程同様〈かげぶんしん〉でタマンチュラを囲うも、カエデは既に見切ったと言わんばかりにタマンチュラに指示し、タマンチュラは遅いながらもその場で粘着性のある糸を吐き散らしながら回転する
イワンコは余裕をもってかわし続けるも…足元に吐き散らした糸が一瞬足に絡まってしまい、それに気付かず足元を取られていた
「ワフッ!?」
「イ、イワンコ!?」
「今よ!丁寧に糸で巻いてあげなさ~い!」
「チュラララー!!」
イワンコが体勢を崩したのを見たカエデはすかさずタマンチュラに糸を吐き、イワンコをより一層絡めとる
ハルトはそれを見てなんとか脱出するように指示するも、身動きができないままイワンコはタマンチュラからダメおしという技を受けていた
「あぁっ、イワンコ、どうにか脱出し…!」
「ワフッ、ワフゥゥゥ!?」
「タマンチュラちゃん、〈ダメおし〉よ~!」
「チューラッ!チュララララララララ!!」
「ワフッ!?ワフゥゥゥゥ!!」
「イ、イワンコー!」
動けないことをいいことに、タマンチュラはひたすらイワンコに攻撃を続けており、身動きできないイワンコは徐々に体力が減って元気をなくしていく…
そして…そのままイワンコは気絶してしまい、ハルトの手持ちは遂に残り一体になってしまっていた
追い詰められた彼はイワンコをボールに戻しながら、ニャオハのボールを取り出す
(うっ…今度のはダメージすら与えられなかった…ニャオハだとタイプの相性で厳しいけど…僕の今の手持ち、全然育ってないから勝てるかもわからない…やっぱりニャオハで行くしか…)
「あらあら~?もしかして降参ですかぁ~?」
「…降参はしません…!お願い、ニャオハ…!」
「はにゃーっ!!」
ハルトは苦渋の決断としてニャオハを出すことを決め、ボールを投げてニャオハを繰り出していた
ニャオハは気合十分と言わんばかりの鳴き声を上げるが、相性としては最悪であるのには変わらず、彼はニャオハの覚えている技を思い出しながらどう突破するかを必死に考える
(ニャオハが覚えてる技は〈ひっかく〉〈かみつく〉〈つめとぎ〉そしてジムテストの時に覚えた〈マジカルリーフ〉…攻撃が必ず当たるとはいえ、〈マジカルリーフ〉は虫タイプには効きづらい上に特殊攻撃に分類されてるから、つめとぎで能力を上げても意味がない…だとしたら…)
「何やらまた悩んでいるようですけど、それも隙だらけですわよ~。タマンチュラちゃん、〈むしくい〉!」
「チュラー!!」
「!ニャオハ、避けてから〈マジカルリーフ〉!」
「はにゃっ!はーにゃーー!!」
カエデの指示に従い、タマンチュラは口を開きながらニャオハに飛び掛かる
ハルトは慌ててニャオハに指示し、ニャオハは攻撃を避けながら自身の周りに不思議な力で葉っぱを浮かばせると、それをタマンチュラに向けて飛ばしていた
攻撃が必ず命中する技であるため攻撃はタマンチュラに当たるのだが、一応軽く怯んではいるものの、それでもダメージは低いのかピンピンしていた
それを見たハルトはやはりきついと感じたのか、ニャオハに次の指示を行う
「(やっぱり弱点じゃないからダメージが全然効かない…だったら…)ニャオハ、〈つめとぎ〉で攻撃力を上げていって!!」
「にゃっ!はにゃにゃにゃにゃにゃにゃ…!!」
「させませんよ~!タマンチュラちゃん、〈いとをはく〉で動きを止めなさーい!!」
「チュララー!!」
「!よ、避けながら爪を研いでいって…!」
ニャオハは指示通り、その場で爪を研ぎ始めるも、そうはさせないと言わんばかりにカエデはタマンチュラに糸で行動を制限するように指示する
ハルトは少々無茶振りなことを指示し、ニャオハは何とか避けながら少しずつ自身の爪を研いでいく
…が、先程のように周りに吐き捨てた糸が散らばっており、少し足を付けただけでも先程のイワンコのようになりかねない状態にまで追い詰められていた
「にゃ、にゃぁぁぁ…!」
「追い詰めましたわよ~。タマンチュラちゃん、あの子も糸で魔いて差し上げなさ~い!」
「チュラー!」
「にゃっ!?」
「ニャオハ!ッ…!」
「これでお終いです~。タマンチュラちゃん、〈むしくい〉してあげなさい!」
これ以上に避けようがないのもあり、ニャオハはその場で体を糸で巻かれてしまう
そしてカエデは弱点の技でトドメを刺そうと、タマンチュラに指示を行い、タマンチュラはじわじわとニャオハに近づいてくる
それに対しハルトは必死の抵抗と言わんばかりに〈マジカルリーフ〉を出すようにニャオハに指示をしていた
「二、ニャオハ!〈マジカルリーフ〉で…」
「今更抵抗しても無駄ですわよ~」
「えぇ、分かっています…〈マジカルリーフ〉で絡まってる糸を…」
「にゃっ!はぁぁぁ…」
「!させません!タマンチュラちゃん、急いで!」
ニャオハはハルトの指示通り、〈マジカルリーフ〉を放つ準備を行う
大方マジカルリーフの切れ味を利用して糸から脱出しようと考えたのであろう…それに気付いたカエデは急いでタマンチュラにトドメを刺すように指示を行う
それに対しタマンチュラは勢いよく飛び掛かり、開いた口でニャオハをかじろうとする
「―――切らずにタマンチュラにぶつけて!!」
「「!」」
「にゃあぁぁぁぁぁぁ!」」
「チュ、チュラッ…!?」
「!今だよ!今度は糸から抜け出すために自分に向かって撃って、そのまま〈かみつく〉攻撃!」
「はにゃっ!はにゃーーっ!!」
「チュラァァァァ!!?」
…その瞬間、ハルトは〈マジカルリーフ〉をタマンチュラにぶつけるように指示し、ニャオハは攻撃をタマンチュラにぶつけていた
直前まで攻撃するつもりだったタマンチュラは先程より大きく怯み、ハルトはすぐさま〈マジカルリーフ〉を撃たせ、今度はニャオハ自身に掛かってる糸を切るように指示する
そしてニャオハが糸を切り離すと同時に、ハルトの指示通りにニャオハはタマンチュラの胴体に全力で噛みついていた
タマンチュラはその一撃で大きなダメージを追ったのかそのまま気絶してしまい、それを見たハルトは喜んでいた
「チュラァ…」
「やった!やったよニャオハ!!」
「はにゃー!!」
「…油断しましたわ~…。まさかフェイクを掛けて、あえて近づかせるだなんて…中々やりますね~…」
「し、失敗したらどうなってたかと思いましたけど…でも、後一体倒せば…!」
「あらら、調子づいちゃったかしら…でも、私のラストのポケモンは、そう簡単には倒せませんわ~。いってらっしゃい、ヒメグマちゃん!」
「ひめくぅー!」
カエデはそう呟きながら、ラストの一体として子熊のようなポケモン―――ヒメグマを繰り出す
それを見たハルトは一瞬疑問に思い、過去にアカデミーで読んだ本んの記録を思い出す
(あれ、前に読んだ本だと、ヒメグマって確か…ノーマルタイプって書いてあったような…虫タイプのジムにノーマルタイプ…?)
「ヒメグマちゃん!蛹を破り、強く、大きく育ちましょう~!」
「えっ…?」
ハルトが疑問に思っていると、カエデが叫びながら、あるものを取り出す
…彼女が取り出したのは、ハルトも持っているテラスタルオーブであり、彼女はそれを起動させた後、ヒメグマをテラスタルさせる
そして…結晶が割れるとそこには、虫の触角のようなものを生やしたヒメグマが立っており、そのまま雄たけびを上げていた
「ひめくぅぅぅぅぅ!!」
「テ、テラスタル…!でも、ヒメグマの頭の結晶って確か、虫テラスタルの…(待って、他のタイプと違うテラスタイプを持っている個体がいるって、確かネモさんが…!後授業でも軽く触れられてたような…)」
ヒメグマのテラスタルが自身が思っていたのと違い、ハルトは一瞬困惑するも、直ぐに以前ネモが話していたことを思い出す
…本来ヒメグマはノーマルタイプであり、ノーマルテラスは頭の結晶は指輪のようなものが生えることが特徴である
だが、以前ネモに『稀に本来自身の持つタイプとは別のテラスタイプを持つ』と説明しており、その一例としてカエデのヒメグマがその個体という事だろう…
ハルトは初めてその例題を見て驚きを隠せずにいたものの、そんな彼に構わずカエデはヒメグマに指示を出す
「ヒメグマちゃん、〈れんぞくぎり〉よ~!」
「ひめっ!ひめぇぇぇぇぇ!!」
「!ニャオハ、避けて!!」
「にゃっ!?」
ヒメグマは頭のテラスタルを強く輝かせながら自身の爪を光らせて伸ばすと、勢いよくニャオハに振りかざす
ニャオハはハルトの指示に従いすぐさま回避し距離をとっていた
その一方でハルトは自身もテラスタルを使うべきかと考えるも、それでも相性が不利なのには代わりないと気づき、このままごり押すしかないかと考える
「(僕もテラスタルで応戦…駄目だ、ニャオハのテラスタルは草タイプのまま…そしてテラスタル中は頭の結晶のタイプであり続けるらしいからどのみち不利だ…このまま攻め続けるしかない…!)ニャオハ!早めに決着をつけよう!〈マジカルリーフを〉撒き散らしながら近づいて!」
「はにゃ!!」
ハルトはニャオハにそう指示すると、ニャオハがマジカルリーフを撒き散らしながらヒメグマに近づく
だが、カエデはそれを見てニコッと笑いながら、ヒメグマに〈マジカルリーフ〉の葉っぱを打ち落とすように指示していた
「ヒメグマちゃん、れんぞくぎりで全部撃ち落としてあげなさい~!」
「くぅぅぅぅぅ!!」
「はにゃっ!?」
「う、噓…たった一振りで…」
ヒメグマはテラスタルの力で威力が跳ね上がった〈れんぞくぎり〉で軽く一振りすると、一瞬風圧が起こり、〈マジカルリーフ〉を打ち落とす
それを見たハルトとニャオハはあまりにもの力に驚愕するが、その間にヒメグマがニャオハの目の前にまで迫る
それに気付いたハルトは急いで避けるように指示するが…それよりも早く、ヒメグマの〈れんぞくぎり〉が、ニャオハを切り裂いていた
「ひめ…くぅぅぅぅぅ!!」
「は、はにゃあぁぁぁぁぁぁ!?」
「二、ニャオハァー!!」
〈れんぞくぎり〉は虫タイプの技であり、使うと威力が上がると言われている技…それに加えて虫テラスタルで大幅に強化されているため、たった一撃を食らったニャオハはその場で気絶してしまう
これによりハルトは三体すべてを倒されたことになり…ジムバトルに敗北したことになっていた
決着がついたと同時にジャッジがバトルの勝者の名を高らかに告げる
「勝負あり!勝者、ジムリーダーカエデ!!」
「やりましたわ~!」
「だ、駄目だった…」
ハルトは膝を地面につきながら、気絶したニャオハをボールに戻してそのボールを見つめる
そんな彼に対してカエデがゆっくり歩いてくると、彼に激励を送っていた
「自信を持ってください~。初回で私を追い込んだ人は早々いないんですから~。後少しポケモンちゃんたちを鍛えたら、勝てるかもしれませんよ~?」
「カエデさん…」
「後は…もうちょっと貴方自身の判断力を上げる事ねぇ~。フェイクの時はよかったけど、ちょっと考えることに集中しすぎてバトルに目が行ってなかったように見えたわ~」
「は、はい…!また近いうちに再戦をお願いします…!」
闘いには負けてしまったが、カエデの言葉を聞いた彼は、大きな声で礼を告げていた
~~~
バトルが終わった後、ポケモンを回復させようと思ったハルトは、近くのポケモンセンターへと向かう
「負けちゃった…とても強かったなぁ…でも、次は必ず…勝って見せる…!」
ハルトはそう意気込みながら歩いていると…彼の視線の少し先にアオイの姿が見える
…何やら彼女は辺りをきょろきょろしているようだが、おそらくハルトを探しているのだろうか…
彼はそれに気付くと、彼女に声を掛けながら走って駆け寄る
「!アオイちゃーん!」
「!?ハ、ハルト…!」
「もぉー…どこ行ってたの…?途中から何処かに行ってたみたいだけど…」
「あはは…ちょっとトイレとかに…それよりジムは…?」
「もう少しってところで負けちゃった…」
「あ、そ、そうなんだ…お疲れ…」
アオイは彼に話しかけられて驚きながら、彼の話を聞く
…その際彼女が妙にそわそわしているかのごとく体を揺らすが、彼はそれに気付かないまま話を続ける
「とりあえず、明日1日中ポケモンたちを鍛えてから明後日辺りに再挑戦するつもりでいるよ」
「そ、そうなんだ…てことは暫くこの町にいるってこと…?」
「そうなるかな…アオイちゃんはどうするの…?多分時間掛かるかもしれないから、アオイちゃんだけ学校戻って授業受けておくのもありだと思うけど…」
「わ、私も一応町に残っておこうかなー…なんて…」
「…?アオイちゃん、なんかそわそわしてるみたいだけど…もしかして…」
「!」
「…またお金無駄使いしちゃった…?」
「…あ、あははー…バレちゃった…ま、まぁあんまり支障はないほどだし…」
ハルトは彼女が妙にそわそわしたことにようやく気付くと、彼女にまたお金の無駄使いをしたのかを尋ねる
それを聞いたアオイは一瞬身震いするも、少し沈黙した後苦笑いしながら答える
それを聞いたハルトはうなだれながらその場で呟く
「トイレにしては長すぎると思ったし、トイレとかって言ってたから買い食いしたりしてるのかなって思ってたけど…当たってたんだ…」
「ご、ごめんってば…ついつい気になるのがあって…」
「いや、まぁ…別にいいんだけど…近いうちに本格的に金銭面管理の役割分担決めないとダメかな…とと、ポケモンたちを回復させないと…」
ハルトは思い出すようにそう呟くと、再びポケモンセンターの方へ向かって歩いていく
…その一方でアオイはそんな彼の後ろ姿を暗い顔で見つめており…その次の瞬間、彼女は突然前かがみになる
そして…彼女のズボンの足を通す穴から、白い何かが、ゆっくりと垂れ落ちていた……
こういうNTRものとかにありがちな意味深な描写っていいよね…そんな13話
早速飛行タイプで弱点を突こうとハルトはムックルを出しますが、生憎この小説はアニポケ風の戦闘描写でやっていくのでゲームみたいにさっくりと倒せるはずもなく、初手から相性不利のはずの技でぼこぼこにされるという
因みに戦闘描写を書く上で一部の技はYouTubeとかで技紹介みたいな動画をわざわざ調べたりして頑張って書きました(と言っても検索しても大抵古い世代のばかりだったけど)
普段そこまで細かく技のアニメーション見てないからそういう意味ではこういった資料を見るのが楽で助かるっすね…一応自分でSV起動して調べることもできるけどそのままゲームの方を適当にやってしまいそうなのが…
〈でんこうせっか〉って聞くと大抵サトシのピカチュウが移動とかで使うイメージがあるのはなんでだろうなと後書き書いてて思った今日この頃
とまぁそれはさておき、何とか機転を利かせてマメバッタにダメージを与えるものの、一瞬の判断の遅さでまさかのムックル戦闘不能というやらかしをしてしまうハルト
俗にいう『判断が遅い! 』ってやつですね。鬼滅ネタで聞くだけ聞いて全然見たことないけども←
今度はイワンコを出したハルトですが、一応この段階では岩技は覚えてないレベルで挑んでる設定でやってます(ポケ撤調べで12レべで〈いわおとし〉覚える)
なのでアニポケでありそうな〈かげぶんしん〉やら〈すなかけ〉やらで小細工を仕掛けて手負いのマメバッタを突破するという
しかし同じ戦法は流石に二度通用するわけでもなく、今度は出て来たタマンチュラに搦め手を使われてボコボコにされる始末…
あ、因みにゲームではカエデのタマンチュラは〈いとをはく〉を覚えないらしいので二次創作の権限で使えるようにしました←
まぁ一応タグに『原作改変あり』って書いてるし、これぐらい平気でしょ…多分…
何処となく某作品みたいなラッシュ攻撃を受けてのイワンコ戦闘不能、ハルトは他のメンツがあまり育ってないのもあり仕方なく相性不利のニャオハを出します
そして抵抗するように何とか攻撃を回避したりしながら一撃を狙おうとするも糸で絡めとられて一気にピンチに…
しかしそこも何とか機転を利かせてフェイクを利かせてタマンチュラを撃破、カエデのポケモンは残り一体となります
そしてハルトは初めて見るそのポケモンが本来持つタイプとは違うテラスタイプを行うポケモンのヒメグマを見て驚愕するも、主にネモの言葉を思い出して何とかすぐに順応できました。ネモはバトルの時に思い出してもらってよかったね(色々違う)
しかしそんな隙すらも見逃さないと言わんばかりにカエデのヒメグマによる猛攻が飛び交います
因みにヒメグマって攻撃の種族値80もあるらしいので油断してるとゲームでも普通に壊滅しかねないとかなんとか
そしてその攻撃種族値の高いヒメグマから弱点且つテラスタルで強化されてる+〈マジカルリーフ〉を振り払って無理矢理上げた威力から放たれる〈れんぞくぎり〉でニャオハが切り裂かれて戦闘不能、初めてのジム戦は敗北で終わりました
まぁ初めてのジム戦ですぐに勝つのも味気ないので…ね?←
そして負けたことに落ち込むハルトに励ましながらアドバイスを与えるカエデ…因みに前回の後書きにも書きましたが、どういうセリフを書くかとかみたいなのでそれなりに悩みながら書いたのでマージで面倒くさかったです。一応次回も短めとはいえジム戦を書くけども
さて、流石にこの作品読んでて忘れてる人がいないとは思いますが(むしろ読んでくれてありがとうございます)、今回終盤まで欠片の気配もなかったアオイがようやく登場
何やら挙動不審でありますがハルトは構わずジムの結果を報告します
その際一通りの目標を決めたあたりでアオイの様子がおかしいことに気付きますが…タンにアオイが買い食いしていただけだと判明するという
そのことに溜め息をつきながらもハルトはポケモンセンターにポケモンを回復させに行きます
そして…何やら不穏な表情をしながら彼を見つめるアオイはというと、制服のズボンから白い何かが……一体なんなのでしょうねぇ…?(すっとぼけ)
そういうわけで次回、ジム戦リベンジ回を予定してます。その前にちょっとだけ探索してレベル上げしてるシーンとかも一応書いてます
果たして次回こそ勝てるのか…