ポケモンSV二次エロ小説(タイトル仮) 作:火野荒シオンLv.X-ビリオン
因みにこの1話の時点でだいぶ長いです←
第1話 二人の出会い‐
それは遡ること1ヶ月とちょっと前…
「ハルトー!準備はできたの―?もうすぐ校長先生が来られるらしいわよー」
「もう少し待ってー…へへへっ…」
とある一軒家…その家に住まうハルトと呼ばれる少年は、自身の部屋に飾られた鏡に写る、自身の姿に見惚れていた
…その見た目は学生が着るような制服であり、その格好を見て心を踊らせていた
(遂に今日から、オレンジアカデミーに入学するんだ…!寮生活になっちゃうから大変だけど…それでも、夢へと近づけるんだ…!!)
「ハルトー!まだなのー!?」
「!もうそろそろそっち行くから待っててー!」
母親らしき人物に大きな声で返答しつつ、ハルトは机においてあるバッグと帽子を手に取ると、部屋から出て階段を駆け足で降りていく
そして1階に降りたと同時に、ピンポーンとチャイムが鳴り響いた
「あら、もしかしてちょうど来られたかしら?」
「!お母さんは準備してて!!は、はーい!今出ます!!」
ハルトは慌てて玄関の扉を開けると、そこには眼鏡をかけ、白い髭を伸ばした、ちょっと年老いた男性が立っていた
男性は彼を見や否や、優しく微笑むかのように笑いながら、ハルトに話し掛ける
「―――ははっ、なかなか元気な子ですね」
「あっ、あっ、あの…」
「緊張してるようですね。大丈夫です。リラックスしてください」
「は、はい!……と、とりあえず落ち着きました…」
「それはよかった…では自己紹介を。私の名はクラベル。オレンジアカデミーの校長を勤めています。貴方が我が校に入学するハルトさんですね」
「は、はい!存じ上げております!?」
クラベルと名乗った男性に、緊張のあまり裏返った声でハルトは返答してしまう
…それと同時に、どこからか軽く吹き出すような笑い声が聞こえ、彼は一瞬首をかしげる
「…?」
「校長先生、どうもこんにちわ。まさか校長先生自らが来られると聞いたときは驚きましたわ…」
「これはこれは、ハルトさんのお母様ですね。いえ、こちら側に入学に関しての手続きに色々不備がありましたので…」
「あら、そうなのですか?わざわざお手数をお掛けしてしまって…せっかくですので中へ上がってください」
「そうですね…話すことが少しばかり多いのでそうさせてもらいましょうか」
「あ、あの…僕も同伴した方が…」
母親とクラベルが手続きに関する話をするとき板ハルトは、自分も同伴した方がいいのかを尋ねる
それに関してクラベルは微笑みながら「大丈夫ですよ」と答えていた
「その件でしたら、ハルトさんは同伴しなくても構わないですよ。ハルトさんが知らなくても特に問題ないものばかりですし、最重要事項である渡すものも、外で待ってるもう一人の新入生の方と共に渡す予定なので…」
「あら、もう一人新入生の生徒さんがいらっしゃったのですか?放置していて大丈夫なのですか?」
「えぇ、ちょうどハルトさんと同い年の少女が一人…彼女も承知していたので大丈夫かと…そうですね、ハルトさん、せっかくですのでその方…アオイさんに挨拶しておいたらどうですか?」
「そうねぇ。校長先生もこのようにおっしゃられてるし、今のうちに打ち解けておいた方がいいと思うわよ」
「え、えっと…」
どうやら自分と同じで今日からアカデミーに入る少女がいるらしく、軽く挨拶をしたらどうだと言われる
ハルトは一瞬動揺し口ごもるも、少し考えた末に分かりましたと返答する
「わ、わかりまし、た…」
「アオイさんはお宅の正門前にいると思われますので、こちらの話が終わるまでゆっくり話されてて構いませんよ」
「は、はい…」
「あ、ハルト!先に今日のお昼のサンドイッチとスマホロトムを渡しておくわね」
「あ、うん、ありがと…」
母親から昼食用のサンドイッチとスマホロトムと呼ばれるものを渡された後、クラベルに言われるままにハルトはバッグと帽子を抱き抱えながら、外へ向かう
そんな彼をクラベルは少々不安そうに見ていた
「…うーむ…あの様子だとちょっと無理矢理でしたかね…」
「いえいえ、そんなことはないですよ。うちの息子、人より臆病なだけでして…ある程度馴染めば、それなりにお話しすることもできるようにはなりますよ」
「ならいいのですが…」
~~~
クラベルたちに言われるままに外に出たハルトは、玄関の扉を閉めた同時に軽くため息をついていた
(はぁ…言われるままに返事しちゃったけど…同い年の女の子とお話ししてきたらって言われても…前住んでた場所でも女の子はおろか、男の子と話すことすらままならなかったんだけど…怖い子とかじゃないといいなぁ…)
「―――あれ、誰か出て来てる」
「ひゃい!?」
これから挨拶する予定の少女にたいして不安を感じてると、突然背後から声が聞こえる
ハルトはそれに対しビックリしたような声を出しながら後ろを向くと、そこには自分と同じ制服を着た、三つ編みの少女が立っていた
少女は彼の反応を見た瞬間、思わず「ぷっ」と噴き出しながら、彼の元へ歩み寄る
「ぷっ!い、今の声…ひゃいって、ひゃいって…」
「あ、あわわわわわわ…」
「っと、ごめんごめん。ちょっと反応が面白くてつい…あ、私はアオイ!今日からオレンジアカデミーに入学することになったんだ!」
「あ、え、えと」
「…その格好を見ると君が校長先生が言ってた…」
「ははははい!ハル、ハルルル、ハルトですっ!!」
「…えーっと、もしかして怖がられてる…?」
ハルトのあまりにも挙動不審っぷりを見た少女―――アオイは怪訝そうな顔をする
そんな彼女の反応を見たハルトは慌てて謝罪し出す
「あっ、その…ごめん、なさい…普段、人と話すの、苦手で…」
「あー、なんかこっちこそごめん…えーっと、それで…ハルト、だっけ?校長先生は?」
「(い、いきなり呼び捨て…!?)は、はい…母と、話があるから…それまで……えっと…ア、アオ…」
「アオイだよ。」
「…アオイ、ちゃん…に…挨拶をして来たら、って…言われて…」
「あっ、そうなんだ。校長先生から同い年の子が同じ日に入学するって聞いてたから驚いてたんだけど…ていうか割とご近所さんだったし…まぁとにもかくにも、これからよろしくね?」
ハルトの話を聞いたアオイはそう告げながら、彼に笑顔を向ける
その笑顔を見たハルトは、何故か胸がドキドキする感触に襲われていた
(あれ、なんか…胸が……ズキズキというか…ドキドキするような…なんだろ、この感覚…)
「おやおや、まさか玄関前で待たれていたとは…」
「わぁぁ!?」
「えっ、ちょ…ぎゃあぁぁぁぁ!?」
と、彼の自宅の玄関が開くと同時に、クラベルとハルトの母親が出て来る
唐突の出来事にハルトはビックリし、その勢いで体勢を崩し…アオイの方へと倒れ込んでしまう
「!?お二人とも大丈夫ですか!!?」
「す、すいません、なんと…か…?」
クラベルが驚いた様子で二人に近づき、ハルトは急いで起き上がろうとして、自身の手の部分を、ふと見てしまう
―――彼の右手は、アオイの胸に値する部分に触れており、アオイは顔を少しずつ赤くしながら、彼に静かに告げていた…
「……ちょっと…重い退いて…後…早く胸から手を退けてよ…!」
「!?!!?うわぁぁぁぁぁごごごごごめんなさぁぁぁぁぁいぃぃぃ!!!」
~~~
「…えーっと、お二人とも、そろそろ落ち着きましたか…?」
「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメ」
「…」
(き、気まずいですね…)
それから少し経過し、クラベルの目の前にはアオイに必死に謝るハルトと、そんなハルトに対しそっぽを向きながら無言を貫くアオイという光景が広がっていた
間接的に自分のせいというのもあり、気まずい感情を抱きながらもこのままだと埒が明かないと言うことで、クラベルは話を進めることにしていた
「…とりあえず話を進めます…ほら、ハルトさんも落ち着いて…」
「ハ、ハイ…」
「…それで、君たちはこれからオレンジアカデミーの生徒となるのですが、その際君たちはまだポケモンを持ってないと聞きましてね…」
「もしかして不備があったのって…」
「えぇ。それら以外にもあったのですが、一番重要なところがそれでしたので」
「…あの、それってつまり…?」
「まぁまずは彼らを実際に見てからにしましょう。皆さん、出て来てください」
クラベルはそう告げると、懐から三つの“モンスターボール“と呼ばれるものを取り出す
…モンスターボールとは、ポケモンと共にする上で必要不可欠なものであり、捕獲と言う形ではあれどこれらを用いることで、ポケモンと共に生活できるようになる…
そのモンスターボールを3つ取り出したクラベルは、それらを宙に放り投げる
…するとモンスターボールが開き、そこから何かが飛び出すかのような光が発せられる
そしてハルトたちの目の前に…三匹のポケモンが並んでいた
「はにゃあーん!」
「ホゲワー!」
「クワプルッ!」
「「うわぁぁぁぁぁ…!!」」
目の前に現れたポケモンたちを見て、二人は目を輝かせながらポケモンたちを見つめる
そんな彼らに説明するようにクラベルは話を続ける
「アカデミーでは基本的に入学生にはポケモンを渡す決まりとなってまして…お二人にはそれぞれ1匹ずつ、彼らの中から選んで渡すようになっているのですよ。お二人から見て左から、くさねこポケモンのニャオハさん、ほのおワニポケモンのホゲータさん、こがもポケモンのクワッスさんとなります」
「はにゃっ!」
「ホゲー!」
「クワワプルッ!」
「か、かわいぃぃぃぃぃ…!」
「えっ、と…確かこの三匹、結構珍しいって昔読んだ本で見たんですけど、もしかしてこの三匹からですか…?」
キラキラした目で三匹を見つめるアオイに対し、ハルトはこの三匹が珍しいポケモンではと恐る恐る尋ねる
「えぇ。本来なら公平性に欠けないよう彼らとは別のポケモンを渡すことになってたのですが、本来渡す用のポケモンが足りないのとこちらの不手際の数々にということで…特に彼らは私になついていたのですが、私と過ごすより生徒たちと共に過ごされた方がよいだろうと思いましてね」
「そ、そんな…本当にいいんですか…!?」
「構いませんよ。それに…三匹とも、既にお二人に興味津々みたいですし」
クラベルはニッコリと笑いながら、二人に告げる
そんな彼を見た二人はクラベルに対しお礼を告げていた
「「あ、ありがとうございます!!」」
「いえいえ、当然のことですよ…さて、お二人にポケモンをお渡しするつもりではいるのですが、お二人がどのポケモンをつれていくかまだ決まっていないでしょう。そこで提案なのですが……ちょうど向こうに建物があるのが見えますね?」
「は、はい」
「あれは…家、というか…豪邸…?」
「えぇ。そこへ君たちに合わせたい人がいるのですが、そこへたどり着くまでの間に、その子達を連れ歩いてみてください」
「えぇ!?い、いいんですか!!?」
「勿論です。一緒に行動すれば、この子達がどのような性格をしているか、どのような生態をしているのか等を学べますし、その上でどの子を連れていくかを決めれるでしょうからね」
「何から何までありがとうございます!!」
「フフッ、決まりですね。では私は先にあちらへ向かいますので…後、くれぐれも喧嘩をなさらないように…」
「アッ、ハイ…」
(ハルトさん、大丈夫でしょうか…)
クラベルの提案に二人は喜ぶも、直後にクラベルの一言を聞いたハルトは先程の出来事を思い出し、片言な返答をする
それを見たクラベルは不安を感じながら、彼らより先へと目的地へと向かっていった
…クラベルが去った瞬間、二人は互いの顔をチラリと見る
「…」
「(ど、どうしよう…凄い気まずい…もう一度謝った方が…)あ、あの…」
「はにゃ!」
「うわっ!?」
アオイが無言のままこちらを見つめているのを見たハルトはもう一度謝るべきかと考えた矢先、突然ニャオハが彼に飛び掛かる
突然飛び掛かられたハルトはその場で尻もちをつくが、ニャオハは構わず彼の頬をぺろぺろと舐め始める
「ちょっ、何で急に舐めっ…ははっ、くすぐったいよ…!」
「はにゃーん♪」
「…なんか向こうに既に懐かれてる…しかもこっち眼中になさそうだし…」
ハルトをひたすらぺろぺろ舐めるニャオハを見て、アオイは見向きもされないことをぼそりと呟く
そんな彼女に気付いたハルトはニャオハを引き剝がして抱きかかえると、彼女へと差し出す
「え、っと…抱っこ…する…?」
「…する…」
先程の出来事で警戒されてるのかアオイは少しくぐもった声で返答する
そしてニャオハをハルトから受け渡し……される瞬間、突然ニャオハが顔色を変えず爪を立ててアオイの顔をシュッと引っ搔いていた
「はにゃっ」
「ぎゃーっ!?」
「!?!!?だ、大丈夫!?」
「!?なんで!!?今なんで引っ掻いたの!!?」
「にゃおはーん♪」
「わっ、ちょ…僕なんでこんなに懐かれてるの…?」
「知らないわよ!!?ええい、触らせてくれないなら無理矢理…」
「はにゃっ」
「ぎゃーっ!!?」
突然引っ掻かれたアオイは顔を抑えながらニャオハの方を見るも、ニャオハは彼女を無視してハルトにほっぺたをすりすりしはじめ、ハルトは困惑した表情で呟く
しかし当然それを誰も知るわけでなく、アオイはもう一度ニャオハに触れようとするも、ほぼノーモーションから繰り出されたニャオハの引っ掻き攻撃を避けれず、再度悲鳴を上げながらアオイはその場に倒れる
「ちょ、ニャオハ!?ひ、引っ掻いちゃ…ちょっ、また顔を舐めて…」
「はにゃにゃーん♪」
「もう…なんなのよぉぉぉぉぉぉ!!!」
「…ホゲェ…」
「クワワ、ワプッス…ワッスクワ…」
「ホゲホゲワー…」
ハルトはニャオハを叱るもニャオハは全く反省せずに再びハルトの顔を舐め始める
その一方でアオイはやるせない感情を大声にして叫び…それを傍らで見ていたクワッスとホゲータは二人で会話するように鳴いた後、ため息をついていた…
~~~
それから暫くして…ようやく目的地に到着した二人は、誰かと話しているクラベルを見つけると彼に声を掛ける
「あっ、校長先生ー!」
「おや、丁度到着しまし…アオイさん!?その顔はどうされたんですか!!?」
「に、ニャオハに顔を引っ掻かれまして…」
クラベルは驚いた表情でアオイの顔を見る
…あの後再度挑戦したのか更に顔の傷が増えており、ハルトは苦笑いをしながら彼にべったりと引っ付いてるニャオハをクラベルに見せる
「え、っと…なんかこのように僕にはべったりと懐いてるんですけど…アオイちゃんには何故か懐かなくて…」
「はにゃーん♪」
「なんでハルトの方にはそんなに懐いてるのに私には触らせようとしてすらくれないの…?」
「ええと…申し訳ないです…」
「あ、謝らなくていいですよ!?」
「---そうですよ校長先生!その子、多分彼の事を気に入ってるんですよ」
「わっ!?」
すると先程クラベルと話していた人物が話しかけてくる
…その人物は二人と同じ学生服を着ており、黒髪のポニーテールで前髪に緑のメッシュが入った、胸の大きい褐色の女性であり、二人は彼女の方へと振り向く
…その際アオイは、彼女の胸に目線が行ってしまったが…
(ふ、服の下からでもわかる…この人、めちゃくちゃ大きい…!)
「え、と…こんにちわ…」
「こんにちわ!私はネモ、二人よりは年上だけど二人と同じ1年生だよ!そんでもって生徒会長もやっているんだ!!何かあったらよろしくね!!えーっと…名前は…」
「は、はい…少し前に、向こうの家に引っ越してきた…ハルト、です…よろしく、お願い、します…」
「あ、君が最近向かいに引っ越してきたお隣さんだったんだ!あ、ここ私の家なんだよ!普段は学校の量で暮らしてるんだけどご近所さんが入学してくるって来たから見に来たんだ!よろしくねっ、ハルト!!…で、そっちの子は名前はなんていうの!?」
「あ、えっと…アオイです。よろしくお願いします…」
「うん!アオイもよろしくねっ!!」
元気な声で挨拶してくるネモに二人が気取られていると、クラベルがそろそろ話を進めたいと言わんばかりに遮る
「ネモさん、お気持ちはわかりますがそろそろ話を進めてもよろしいでしょうか…?」
「あっ、ごめんなさい校長先生」
「いえ、こちらこそ申し訳ないです…さて、お二人は連れていくポケモンを決めなければなりませんが、ハルトさん…はもう既に決まったようなものですね、これは…」
「はにゃ!」
「アハハ…他のポケモンとも触れ合いたかったけど…ニャオハにここまで懐かれてるんじゃあどうしようもないですね…」
「…本当なんで人の胸を触ったやつに懐いてるんだろ…」
「人の胸?」
「あっ、えと…」
「ではアオイさんは残りの二匹…ホゲータとクワッスのどちらを連れていきますか?」
既に決定事項ともいわんばかりに鳴くニャオハを見ながらハルトは苦笑いしながら答える
その一方でアオイは未だに納得いかない上に胸を触られたことを根に持った一言をぼそりと呟き、ネモがそれに首を傾げる
それに対してハルトは困惑するもクラベルが強引に話を進める
「あ、すいません…えーっと…どうしよう…ねぇ、どっちか私と冒険したい?」
「ホゲーッ…」
「クワッス…」
アオイは残った二匹に問いかけるように話しかけ、二匹は互いに相談するかのように見つめあう
そして…彼女に答えるようにホゲータが彼女の方に歩み寄ってきた
「…ホゲワッ!!」
「君が付いていきたいの?…なら…ホゲータに決めた!」
「ホゲッ!ホゲワーッ!!」
「そうですか…では、ハルトさんはニャオハさん、アオイさんはホゲータさんに決定でよろしかったですね?」
「「はい!!」」
互いにパートナーが決定し、二人は元気よく返事をする
そんな二人を見てクラベルが微笑んでいると、突然ネモが彼に話しかけてくる
「あの、校長先生、ちょっといいですか?」
「?どうされましたかネモさん」
「どうせなら私もまた一から始めたいと思ったので…よろしければそこのクワッス、私が引き取ることはできないですか?」
「クワッ!?」
突然の申し込みに何故かクワッスは驚き、クラベルも驚いた表情で彼女を見る
「クワッスさんを、ですか…?そういえば確かネモさんはポケモンを貰ってないと聞きましたが…」
「はい、あの時は別に育ててたポケモンもいたので…」
「そうですか…私としてはこの子にも旅をしてもらえるなら構いませんが…しかし一から始めたい、ですか…」
「いいんですか!?ありがとうございます!!よろしくね!クワッス!!」
「ク、クワワ…」
クラベルは彼女の申し込みを承諾し、ネモは喜びながらクワッスを抱きかかえる…肝心のクワッスはというと何故か困惑した表情をしていたが…
その一方で、ハルトはネモの言葉が気になり、二人に尋ねる
「あの、また一から始めたいって、どういう…」
「あぁ、そういえばお二人にはまだ伝えてませんでしたね。彼女は先程自身で申されたとおり、お二人と同じクラスで生徒会長をやっているのですが…同時にこのパルデア地方のチャンピオンランクの一人なのですよ」
「チャンピオン、ランク…!?」
「それって確かポケモンリーグをクリアした人が呼ばれるっていう…!?」
クラベルの言葉を聞いた二人は驚きながらネモの方を見る
―――チャンピオンランク…それはこのパルデア地方に存在するポケモンリーグと呼ばれるものを制覇したものが得られるという称号のようなもの
そしてポケモンリーグとはポケモンを育て、強くなりたいトレーナーたちが挑む場所であり、そこを制覇することで最強のトレーナー…つまるところチャンピオンになれると言われており、チャンピオンになるというのは多くのトレーナーのあこがれとされるほどのものである…
そしてクラベルが言うには、二人の目の前にいるネモが、チャンピオンランクの一人とのこと…
あまりにもスケールが大きい話に二人は開いた口が塞がらずにいた
「あははっ、なんか驚かせちゃってごめんね…?」
「い、いえ…むしろすごいですよ…!」
「チャンピオンランクの人、初めて見た…」
「ははっ、褒めてくれてありがと…さて、それじゃあ二人もポケモンをゲットしたみたいだし…それじゃあ戦(や)ろうか!!」
「「…え?」」
突然ネモから放たれた一言に、二人はハモるように言葉を発する
しかしネモは構わず、自宅の裏にあるバトルコートに来るように言うと、颯爽と駆け抜けていった
「それじゃあ家の裏のビーチにバトルコートがあるから、そこで待ってるねー!!」
「…え、っと…アオイ、ちゃん…今、あの人…なんて言ってた…?」
「えー…っと…『二人ともポケモンをゲットしたみたいだしやろうか』って…やろうって…何を…?」
「……すいません、もう一つ言い忘れていたのですが…彼女、大のポケモンバトル好きなんですよ……」
クラベルの言葉を聞いた二人は、先程までネモがいた場所へと顔を向ける
そして先程チャンピオンランクだったという話を思い出し、二人は心の中でとある考えに至っていた…
((もしかしてこれ、初心者狩りってやつなのでは…!?))
「…なんとなくお二人が考えていることはわかりますが、別に彼女は初心者狩りをしてるわけではないです…ただ純粋なまでにポケモンバトルが大好き過ぎて、誰かれ構わずにバトルを申し込むのです…例え彼女が勝とうが負けようが、何度でも、何度でも…彼女が満足するまでバトルを申し込むという、悪い癖があるんですよ…」
((バ、バトルジャンキー…!!?))
「おーい!!二人ともまだー!?早く戦(や)ろうってば~!!!」
「「ひっ…!?」」
二人の考えていることが読み取れたのか、クラベルは精一杯のフォローをするも、なおさら二人を怖がらせてしまう
その一方でネモが大声で読んでる声が聞こえ、二人は思わず恐怖に震えていた…
さて、第1話、いかがだったでしょうか?
…前書きで書かれた通りに長くね?と思った方、正解です←
というのも、執筆する上でゲーム本編のプロローグの部分も組み込んで書いたほうがいいよなと思ったのですが…その結果がこれです←←
とりえあえず後書きで軽い設定とかを
・文に書かれている通りオレンジアカデミーがある=スカーレットベースでやっていく
・主人公が二人(女主人公はヒロイン扱いでも可)
・ハルトは引っ越してきたという設定。アオイはパルデア生まれだけど外は基本近所しか行ってない
・↑に合わせて微妙にゲームの時より土地が広がって自宅にそれなりの住宅街がある設定になった
・ハルト側はやや臆病気味、アオイ側は元気っ娘
・アオイは貧乳というか無乳レベル(人によっては割と大事)
・ネモは本編とあまり変わらずバトルジャンキー
・クラベルが御三家を持たない
…改変部分も含めるとこんな感じですかね…?
後渡すタイミングの問題があったので、出ていく前にスマホロトムとかを渡す形に改編してます
因みに今のところ執筆して書き溜めしてるやつには書いてないので先にここで書いとくと、ニャオハはメスで残りの二匹はオスですね
何処かでその辺が判明する話を書けるなら書きたいところ。それまで続くかは分からぬ←
とりあえず今回の後書きはここまでですかね…?
原作ありきだと改変部分とかの説明だけで済むから助k…ゲフン
次回はプレイしてる人なら知ってるあのポケモンの登場と原作本編のメインヒロイン登場です
…後その手の層に需要がありそうなやつも…