ポケモンSV二次エロ小説(タイトル仮) 作:火野荒シオンLv.X-ビリオン
次の日の朝…ハルトとアオイはボウルタウンを東から出た先にある、東一番エリアと呼ばれる場所に立っていた
アオイは昨日と打って変わって元気そうに振舞うも、かつて似たようなことをしているのをハルトは知っているため、彼女を気にかける言葉を投げかける
「ん…はぁー…風がすっごい気持ちいいねー。いい冒険日和だよ」
「…アオイちゃん、また無理してる…」
「…仕方ないじゃん…こうでもしないと、自分の不甲斐なさの気持ちに押しつぶされそうなんだし…それに、ポケモンたちにいつまでも心配かけさせたくないんだから、こうして形だけでも元気なところ見せないと…」
彼の言葉に対しアオイは一瞬だけ暗い表情をしながらそう告げる
しかしすぐさま笑顔を作り直すと、彼女は明るく振舞いながら次の場所まで行こうとハルトに告げる
「…さっ、早く次の町まで行こうよ!私は今日もバトルが出来ないけどね!」
「…辛くなったら、何時でも言っていいからね…」
「…うん…」
明るく振舞う彼女に対し、ハルトは無理をしないようにと告げる
その言葉にアオイはただ、小さく返答していた
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それから時間が経過し、次の目的地である【ハッコウシティ】に…向かおうとした道中を少しだけ外れ、ハルトは辺り一面の草原でポケモンを鍛えながら次々にポケモンを捕まえていた
現在彼はシシコと呼ばれる黒い体に赤い鶏冠をした子獅子のようなポケモンを捕獲しようとしており、本日鍛えるポケモンの一体であるヤングースで挑んでいた
「ヤングース!〈しっぺがえし〉!!」
「ヤングー!」
「きゅー!!?」
「今だ!モンスターボール!!」
―――カポン………カチッ
「やった、シシコをゲットだよ!!」
「ヤン、グー!!」
無事にシシコをゲットしたハルトはボールを拾いに歩みだす
…その様子をアオイは静観しており、心の中で小さくため息を漏らしながら考え事をしていた
(…ハルト、満遍なくポケモンを鍛えているなぁ…私もポケモン、鍛えないといけないけど…昨日の件で、ポケモンたちを戦わせたくない、って感情が…どうしよう…)
昨日の出来事で身を挺して自身を守ろうとしたポケモンたちがボロボロになって行く様を見た影響か、アオイは更にバトルに対して恐怖心を抱いてしまっていた
既に植え付けられた『バトルを介して自身が襲われる』という恐怖心に加え『自身のポケモンたちが傷つく姿を見たくない』という心理的な傷を負ってしまった彼女はどうにかできないかと思い詰める
(一体どうすれば…立ち直れるのかな…考えようにも、その度に、また思い出して……)
「―――ゃん、アオイちゃん」
「!」
ふと、彼女を呼びかける声が聞こえ、アオイはハッとしながら前を見る
…目の前にはハルトが立っており、神妙な顔をしながらタオルを手渡す
「アオイちゃん、汗、凄いことなってるよ…ほら、これ使って」
「あ、ありがと…」
「…やっぱり、まだ辛そうだね…そろそろお昼にもなるし、この辺で少し休んでいこっか」
「うん…」
ハルトはアオイが未だに辛そうにしているのを見て、この辺で休むことに決めると、二人はテーブルと椅子をせっせと用意し始める
そして準備を終えると、二人はポケモンたちをボールから出していた
「みんなー、自由時間だよーわっぷ!?」
「にゃあぁぁ!!」
「ニ、ニャオハ…遊んであげるから一回顔からどいて…」
「ニャオハは相変わらずね…」
「ホゲ、ホンゲ!」
「!ホゲータ…」
ボールから出て来るや否やニャオハはハルトに甘えようと顔面に飛び掛かる
そんな彼らをアオイは微笑ましく見ていると、ホゲータを筆頭にアオイのポケモンたちが彼女に集まって来る
「ホンゲ、ホゲ、ホンゲー!」
「るーりるー!」
「…もしかしてみんな、私を励まそうとしてる…?」
「もっ!!」
「で、でも…私が、酷い目に遭わされたから、みんなも傷ついて…私が弱いのが…」
「…ホンゲッ!」
どうやら彼女を励まそうとしているのか、彼女のポケモンたちは肯定するように頷く
しかしアオイは自身が原因でポケモンたちに余計な迷惑を掛けたことに暗く呟いていた
そんな彼女を見たホゲータはというと…何を思ったのか、突然鳴き声を上げる
するとアオイのポケモンたちと、何故かハルトのポケモンたちもホゲータの元に集まり、その場で話し合いのようなものを始めていた
「ど、どうしたのみんな…?」
「何か話し合っているみたいだけど…」
突然の出来事にハルトたちは戸惑っていると、話し合いが終わったのかホゲータが鳴き声を上げると同時にポケモンたちが動き出す
そして…現在ハルトのポケモンたちが何故かルリリを囲い、少し離れた場所でホゲータを含むアオイのポケモンたちが固まって何故か頭を塞ぐようなポーズを取りながら、身体を震わせていた
しかもルリリを囲っているハルトのポケモンたちをよく見ると、何故か悪ぶった顔をしたり、あえて外すように手足をルリリに振りかざし始める
「ヤングー…?」
「る、るりぃ…」
「カムカメッ!」
「マック!」
「る、るりぃ!るりぃぃぃ!!」
「な、何!?なんでハルトのポケモンたちが急にルリリをいじめ始めてるの!?」
「わ、分からないけど…止めないと…」
「アギャッス!」
「わわっ!?コライドン、なんで止め…?」
あまりにも突然始まった出来事に二人は困惑し、いじめが起きてると考え止めようとする
しかし突然コライドンが二人を阻むように割り込み、二人を止めていた
コライドンに止められたことにハルトは驚くも、ポケモンたちの方を見て何かに気付いたのか、彼はポツリツ呟く
「…もしかして、ホゲータたちみんな、昨日のアオイちゃんのやつを再現をしようとしてる…?」
「…え…?」
彼の言葉を聞いたアオイは、ポケモンたちの方を見る
先程同様ハルトのポケモンたちがアオイのルリリをまるでいじめてるかのようなことをしていると、先程までなぜか震えていたホゲータたちが今度はハルトのポケモンたちをどかすようにルリリとの間に割り込んでくる
そして今度はハルトたちとのポケモンと軽めに取っ組み合い、そのままホゲータとパピモッチ以外が倒れるかのように彼女のポケモンたちが地面に寝転がり始めていた
…それはまるで、昨日の出来事を再現したかのような状況であり、それを見たアオイは戸惑った表情でポケモンたちに尋ねる
「ジオジオ!」
「メェェー」
「ホ、ホゲ…」
「わ、わふもっ…」
「る、るりるぅ…」
「ほん、とだ…確かに、昨日の、私たちだ…でも、なんで…」
「…ホゲ、ホンゲ、ホンゲー…!」
アオイの言葉に、ホゲータは身体を色々動かしながら、必死に何かを告げようとする
そんなホゲータの意図をハルトは何とか読み取りながら、彼女に語り始める
「多分だけど、さっき震えてたのは、ルリリが…アオイちゃんが襲われていた時、じっと震えて見てただけってところで、その後の取っ組み合いみたいなのは、勇気を出して助けに入ったけど、結局返り討ちにされて、アオイちゃんを悲しませたことを再現してるんじゃないかな…」
「だとしたら、なんでそんな…」
「もしかしてホゲータたちは、『自分たちが弱かったのが悪い』、みたいなことを言ってるんじゃないかな…」
「ホンゲッ!」
ハルトの言葉に同意するかのようにホゲータは返事を行い、アオイのポケモンたちもその場で頷く
それを聞いたアオイは激しく動揺し、自身が悪いと言葉を漏らし始めるも、ハルトがそんな彼女をフォローするように再度語り始めていた
「そんな…ホゲータたちは悪くないのに…私のせいなのに…」
「でも、ホゲータたちの意図を汲んでみると、ホゲータたちもきっとそう思ってると思うよ」
「えっ…」
「みんなも、アオイちゃんと同じ気持ちだったんだと思う…大切なトレーナーが襲われて、酷い目に遭ってるのに、ただ見てるだけだったのが怖くて…勇気を出して助けようとしたのに、返り討ちにされて…それで自分たちは、なんて弱いんだって、思ったんじゃないかな…」
「……そう、なの…?」
ハルトの言葉を聞き、アオイは自身のポケモンたちの方を見る
…彼女のポケモンたちは彼の概ね言葉通りだと言わんばかりに頷きながら、彼女の元に集まり始める
そして…彼女に優し気な眼差しを向けながら、ひたすら見つめ始めていた
「「「…」」」
「…みんな、アオイちゃんにこれ以上、自分を責めないでって、きっとそう言ってるよ…」
「…みんな…ッ!」
ポケモンたちの温かい眼差しを見て、アオイは涙を流しながらポケモンたちを抱きしめる
そして泣きながらポケモンたちに告げていた
「ごめんね…こんな駄目なトレーナーで…強く…なるから……今はまだ、無理だけど…いつか絶対、みんなに心配を掛けさせないぐらい、強くなって見せるからね……!」
「…ホゲッ、ホゲーッ…」
「…そうだね…みんなも、強くなりたいって…そう言ってるんだよね…一緒に強くなっていこうね……!!」
泣きながら強くなると告げるアオイに、ポケモンたちも釣られて涙を流し始める…
そんな彼女たちをハルトたちのポケモンやコライドンは心なしに嬉しそうにしながら見つめており、同じようにハルトも彼女たちを見つめていた
(…アオイちゃん、何とか立ち直れる、かな…でも…まだ、それが出来るまでの道のりはきっと険しいと思う…だからそれまで、また僕が頑張らなきゃ…)
彼女たちを見つめながらハルトは、心の中でひっそりと、そう決意していた…
最後の最後で不穏を漂わせる、そんな33話
前回の話から一日経過し、ようやく東一番エリアに突入した二人
アオイはなんとか元気に振る舞うものの、瞬時にハルトに無理をしていると見抜かれてしまうという
しかしポケモンたちの前ではせめて明るく振舞たいとアオイは告げ、無理してまで先に進むことになります
多分SVプレイしたことある人ならあるであろう寄り道
というか東一番エリア、二番エリア含めて寄り道できるような平原が広がりすぎなんよ…何ならパルデア地方全体的に寄り道できる場所多すぎなんだよ…
そんな漢字でハルトたちも大きく進路を外しながら探索しており、さらっとシシコをゲットするという
そんな彼を眺めながらアオイは更に深く刻まれてしまったトラウマに葛藤してました
まぁあんなことあったら戦わせることすら怖くなるのは無理もないね…
そんな彼女に気づいたのか、ハルトがタオルを手渡し、この辺で休もうと提案しました
そして一通り準備を終えてポケモンたちを出した瞬間、ハルトの顔面に飛びかかるニャオハである。こいつはこいつでブレなさすぎる
その一方でホゲータたちアオイのポケモンが、アオイを励まそうと彼女の元へやってきます
しかしメンタルをやられてしまってるアオイは卑屈になっており、それを見たホゲータがハルトのポケモンも巻き込んで何かを話し合い始めました
そして…話し合いを終えると同時に小芝居のようなものを始めました…ハルトのポケモンたちが悪役やってるのは配役の都合上です←
しかしそれが一瞬分からなかった二人はルリリが虐められてると思ったのか止めようとしますが、空気を読んだコライドンに阻まれます
唐突のことに二人は驚きますが、同時にポケモンたちをよく見たハルトが小芝居をやってることに気づきます
そして小芝居の内容はなんと、昨日のアオイに起きた出来事…それも自分たちがアオイを助けに入ろうとしてたときのやつ
ある程度再現し終えたのかホゲータがアオイに何かを伝えようと訴えます
その意図を汲み取ったハルトはアオイにホゲータたちの真意をアオイに説明します
ホゲータたちがアオイに伝えたいこと…それは自分たちも結局弱くて助けられなかった、だからアオイに自分だけを責めて抱え込まないでといったもの…
ホゲータたちも自分たちが弱かったせいでこうなったと感じているのに、アオイが自分だけが悪いと言って抱え込んでしまってるのが嫌だった模様
そのため自分たちもおんなじ気持ちだというのを伝え、なんとかアオイを慰めようとした…といった感じです
その気持ちを知ったアオイは涙を流しながらポケモンたちを抱きしめ、一緒に強くなろうとポケモンたちに告げます
その言葉を聞いたアオイのポケモンたちも涙を流し、それを見てたコライドンも何を思ったのか満足げにその光景を見て嬉しそうにします
…その一方でハルトは心の中で決意を固めており…といったところで次回に続きます
今回はハートフルな展開を心がけて書いてみました
…だっていっつも書いてて重てぇ話ばかりだもん…たまにはそういった話も書かねぇと…←
果たしてここからどこまでアオイが成長できるのか…それとも成長できずに終わってしまうのか…←←
というわけで次回、東一番エリアと言ったらあるポケモンの話、とついでに軽めのエロ回です
なお軽めとは言うものの内容はマニアックと言うか、人を選ぶっちゃ選ぶのが…一言でいうと『大』…ですねぇ…(分かる人はこれだけで分かると思う)