※この作品はR-18です。

ポケモンSV二次エロ小説(タイトル仮)   作:火野荒シオンLv.X-ビリオン

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はい、というわけで今回はスター団回の前編(前編って言っていいのか…?)になります
なので今回と次回はエロ回はないですね…

あ、後アンケートの投票ありがとうございました
結果としてはこんな感じ

(12) アオイが襲われそうな子供を庇って犯される
(3) 道中不良たちに襲われ所持金も奪われる
(4) 進化アイテム値引き交渉売春
(5) デートっぽい雰囲気回(非エロパターン)
(6) ↑の派生で路地裏にいたおっさんに捕まる

といった形になりましたので、一番上のを最優先に、その次に路地裏レイプ回を書く予定となります
残り三つは出来る限り票数順にやりたいところですが、場合によっては順番を変えてくると思いますのでご了承ください(多分非エロのデートっぽい雰囲気回を何処かで入れ替える可能性あり)
…というか最初非エロパターンのデートっぽい雰囲気回が圧倒的に少なかったのに急に票が伸びてビビった…


第66話 突入!スター団~どく組~

次の日の朝…二人は昨日カシオペアに言われた通り、スター団のアジトに挑むために目的地まで向かっていた

場所はハルトが一昨日偶然見つけたので、現在彼らはゲートを探しながら森を歩き続ける…

 

「こんな森の中拠点にしてるってそれはそれで大変そー」

「確かに…迷ったりしないのかな…」

 

既に4日ほどここにいるものの、辺り一面似たような景色なため、ハルトはスター団が道に迷ったりしないのだろうかと暢気に呟きながら、二人は目的地に向かって歩いていく…

すると暫く歩き続けた先に、一人の男がぽつんと立っているのが見えてくる…

そしてその男―――ネルケであることに気付き、同時にネルケも二人に気付いたのか二人に話しかけていた

 

「む…ハルトとアオイか」

「こうちょ…ネルケさん、どうも…」

「校長先生も来てたんですね」

「…繰り返すが、今のオレはネルケ。そういうことにしておいてくれ…」

 

やはりネルケであることを通そうとしているのか、彼は以前と同じことを二人に頼み込む

そして二人に向かって、スターダスト大作戦に加えられたことに礼を告げていた

 

「二人には感謝するぜ。お陰でスターダスト大作戦に加わることが出来たからな」

「そ、そんなお礼を言われても…」

「でも、なんでわざわざそんなことをしてきたんです?」

「…それはスター団の問題と、その謎…それらを突き止めるためだ」

「問題、って…イジメの事ですか…?」

 

ネルケの言葉にハルトは言葉を詰まらせながら彼に問いかける

彼の言葉を聞いたネルケは驚いた表情をしながら、何処でその話を聞いたのかを尋ねていた

 

「驚いたな。どこでその話を…」

「この間のほのお組のメロコさんとバトルした後、色々あって…その時にメロコさんから教えてもらったんです。過去にイジメがあって…それでスター団を設立した、って…」

「そうか…ならこの話は知ってるか?スター団は現在、いじめで多くの生徒を退学に追い込んだ…アジトに籠ってアカデミーを襲撃する計画を立てている…そういったヤバい噂がいくつかあるってのを」

 

ネルケは二人に対し、この様な噂を聞いたことはあるかと尋ねてくる

それに対しハルトは知らないと答え、アオイもスター団が危ない連中という抽象的な部分しか聞いたことがないと答え、それを聞いたネルケは静かに頷きながら呟く

 

「いえ、全然…」

「なんかヤバい連中ってぐらいしか聞かなかったなぁ…後、アカデミー襲撃に関しては昔はやったけど今はそんな計画立ててないって言ってなかったっけ」

「…今あげた例みたいにヤバい噂はあるが、あくまで噂レベル…現にアオイが言った通り、メロコがアカデミー襲撃に関しては現在企ててないと証言したし、その言葉に嘘はないのは分かった。そしてハルトが言ったように本当は、過去にイジメがあって、いじめられていたのはスター団の方だったというのも改めて判明した…だが、それらを踏まえた上で、一番の問題がまた別にある」

「一番の、問題…?」

「…今直面している一番の問題…それはスター団の団員たちの殆どが、あまりにも長い無断欠席……平たく言えば不登校をしている状況なんだ」

 

ネルケはスター団に関して一番の問題として、長い不登校をしていることを深刻な表情を告げる

 

「不登校…」

「こと5名の生徒…スター団でボスと呼ばれている生徒たち…メロコ、ピーニャ、シュウメイ、オルティガ、ビワの5名は特に不登校の状況が酷く、1年以上学校に来てない…」

「「1年…!?」」

 

あまりにも不登校の期間の長さに、二人は思わず開いた口が塞がらなくなる

その上でネルケはここ最近のスター団の行動が目に見えて悪化しているのもあってか、過去に解散するように告げ、無視した場合は退学をさせることをスター団に要望したとクラベルの時の口調で告げる

 

「加えて最近は、下っ端たちがやんちゃを始め出してるようで…二人もどういうことをしてるか知ってるだろう」

「通路の封鎖、とか…今のここみたいに、森の一部を占領している、とか…ですよね?」

「あぁ。……だから私は、スター団に解散を要望しました…そして要望を無視するならば……退学してもらうほかない、と……」

 

しかしそう告げたネルケの表情は何処か暗く、その事に何も返答が帰ってこなかったことを続けて話す…

 

「しかし、スター団から返事はなかった。同時に解散か、退学か、どちらかを選択する期限も、少しずつ迫ってきている…」

「その期限ってのはいつまで…」

「…もって半年、ぐらいですかね…既に教師陣の半数が、早々に退学にさせた方がいいと意見する声も出ています。しかし…私としても彼らを見捨てるようなことを、したくないのです…」

 

そう話しながら、ネルケは神妙な顔つきをする

…ネルケとしては、アカデミーの校長であるのもあってか、生徒を大切にしたいという気持ちがあるのだろう…

しかし期限を設けてもスター団は何も答えようとせず、同時に他の教師たちに退学させた方が早いと進められていると言われているようで、それ故に期限が刻一刻と迫り続けていることに焦っているのであろう…

現に今のスター団は周囲に迷惑を掛けているのは事実であり、教師たちからしたら生徒の不良行為に頭を悩ませているのは確か…

しかし以前二人はメロコにイジメられていたことを聞かされ、そのイジメがなくなってもなお、何故かアカデミーに戻ろうとするつもりはないと答えていたことを二人は思い出す…

その為不登校をどうにかしようにも、本人たちが戻る気がないとなると、どうしようにもならないのであろう…

そんな教師としての苦労に二人が何とも言えない心情を抱いていると、ネルケがハルトに向けて話しかけてくる

 

「そんなところにふと、聞こえてきたんですよ…ハルト君、貴方がカシオペアとの電話をしていたのが」

「僕とカシオペアの…?」

「えぇ。入学初日の日、食堂でたまたま貴方方のやり取りが聞こえてきたのですよ」

「あー…そういえば確かにすっごいタイミングよく来てたわね…あれ、じゃああの時ぼそって聞こえてきたあれは…」

「そして貴方とカシオペアの話を聞いて、考えたんですよ…これは千載一遇ともいえるほどのチャンスなのではないか、とね」

 

そう答えるネルケは、まるで一筋の希望が見えたと言わんばかりにハルトの方を見つめる…

…その直後、突然ハルトのスマホロトムに突然通話が入り、ハルトは慌ててオンにすると、カシオペアの声が聞こえてきた

 

『こちら、カシオペア。ハルト、とアオイ、聞こえているか?』

「ッ!?」

「は、はい!聞こえてます…?」

 

ハルトは慌てて返事をすると、ネルケがちょんちょんと彼を突いてくる

そして唇に人差し指を添えながら、先程の話は別の機会にさせてくれと告げ、急いでその場から撤退していた

 

(すいません、話の続きはまたの機会に…それでは私は準備をするのでお気をつけて…!)

(は、はい…)

『アジトに近づいたようだから連絡を入れたのだが…誰かいたのか?』

「た、ただネルケさんと会って、今さっき別れたところなので…!」

『ネルケが…?……確かに彼のスマホらしきものも貴方たちより少し離れた場所にあるようだが…何か話して…』

「い、いえ!他愛もない世間話みたいなものをしていただけです!!」

(誤魔化し方が必死過ぎる…)

 

必死にネルケの会話内容を誤魔化すハルトにカシオペアは困惑しながら、自身の話を進め始める

その際アオイに以前酷い目に遭ったことをぼやかれ、カシオペアは言葉を詰まらせながらも次はそのようなことがないはずだと答えていた

 

『…ボスを一人倒したことで、スター団は警戒を強めている…アジトの攻略も厳しさを増すだろう…』

「…またあんな目に遭うとかないでしょうね…」

『それ、は……流石にボスたちもそこまでしないようにはしっかり告げているであろう…きっと大丈夫なはずだ。…では、また後程連絡を…』

「あ、ちょっと待って」

『…一体何の用…』

「あのー……ものすっごい圧がましいことをお願いするんだけど……そのー…」

 

カシオペアが通話を切ろうとした瞬間、アオイはカシオペアを呼び止める

そして一昨日の出来事を話し、その事でどうにかして貰えないかとカシオペアに尋ねる

その一方で彼女からの頼み事を聞いたカシオペアはというと…呆れたと言わんばかりのトーンで一言告げていた

 

『………君は馬鹿なのかい…?』

「ば…馬鹿って何よー!?」

「アオイちゃん落ち着いて!?」

『事実であろう…第一、仮に私がその件を承諾するにしても、その相手がどのような人物なのかを探すのにどれだけ労力を使うのか…同じ名前の生徒だっているだろうし、間違った方のデータを消失させる可能性だってあるだろう。現に貴方はその男の名前をうろ覚えなのだろう?』

「うぐっ、それは…」

『それに、そのAV…に関しては君の失態ではないか…調べたところ君を騙してきた相手はかなり面倒且つ危険なところだ。君を脅してきた相手のデータを消すなら百歩譲って考えてやるのだが、流石に私もその大元へは関わりたくない』

 

カシオペアから容赦なく正論を言われ、アオイは思わずたじろいでしまう

しかしアオイは諦めきれず、一昨日アオイを脅してきた男の名前と特徴を伝えれば消してくれるのかと必死に問いかけていた

 

「じ、じゃあその男の名前と特徴をしっかり覚えてくれたらやってくれる!?」

『声が煩い。…まぁこの間の侘びとしてならやってもいいのだが…そうなるとその男にまた抱かれることになるのだがいいのか?』

「してもらえるならそれぐらい我慢して…」

『それに、仮に脅しの材料を消したところでその男がまた脅してくる可能性もあるが、そっちの方はどうするのか考えているのか?流石に現実の方での脅しは私でもどうしようにもないぞ』

「………」

(あぁ、そっちの可能性もあるのか…)

 

…が、直後に男のデータを消しても現実で脅し続けてくる可能性を言われてしまい、アオイは思わず何も言えなくなってしまう

そんな彼女に対しカシオペアは頼み事を受けるかは考えはすると告げ、同時に自分より警察に頼んだほうが一番早いことを伝えて通話を終えていた

 

『…とにかく、一旦この件は保留にしておこう…正直私に頼むより警察に頼んだほうが早く済むと思うぞ…?教師陣に知られることに関しては…諦めてくれ…ではまた後で…』

「…」

「…アオイちゃん、やっぱり警察に相談した方が早いって…そこはほら、僕も頼み込んで先生たちに秘密にしてもらうからさ…」

 

カシオペアとの通話が切れた後も何も言わずに呆然とするアオイ…

そんな彼女にハルトはポンと肩を叩きながら、何とか彼女を慰めていた

 

 

 

~~~

 

 

 

それから暫くして、アオイが何とか気持ちを持ち直したのもあり、二人は再度スター団のアジトへと向かって歩いていた

そして…ようやくアジトのゲートが見えてきたのか、アオイがポツリと呟く

 

「…あ、見えてきた…」

「…あれ、なんか誰か既に入口にいない?」

 

…が、ゲートには門番をやっている下っ端の他にもう一人誰かがおり、それに気付いたハルトが指摘する

ゲートの前で門番と話しているのは、二人より年下の少年で、二人が近づくとどうやら揉めているような会話が聞こえてくる

 

「…いい加減帰ってくれない…?」

「やだ!どく組ボスのシュウメイ殿に会いたいんだ!!」

「だーかーらー!その本人から言われてるの!団員以外は通すなって!!」

「絶対会う!シュウメイ殿とお話しするんだ!!」

(な、なんか喧嘩してるみたいだけど…)

(あのちっちゃい男の子、スター団に入団したいってわけじゃなさそうだけど…止めた方がよくない?)

 

門番と少年の会話に二人は困惑しながら、ひとまず少年が危険な目に遭わないようにと声を掛けて止めに掛かろうとする

 

「あ、あのー…」

「あれ…また誰か来ちゃったよ…見るからに団員じゃないし…スター団の新人ってこんなにめんどくさいんだなぁ…」

「なら辞めたらいいんじゃない…?」

「いやいや、折角入ったのに辞めたらって…」

「…待って!ねぇ下っ端さん!この男の人、ハルトって人じゃない!?」

「「「えっ」」」

 

…が、ハルトを見た少年が突然彼の名前を言い出し、彼の言葉にハルトとアオイ、そして何故か門番までも戸惑いの声を上げていた

 

「ハルト、って…確かうちに今ケンカ売ってるっていうやつだっけ…?もしかして…ご本人様?」

「えー、と…不本意ながら……ていうか、そこの君はなんでその事を…」

「やはり!」

「マジかよやっべぇ!?昨日オールでゲームしてたし、団員のアジトのやつら絶対寝てるんだけど…!」

 

ハルトがカチコミしに来たことに門番はアジトの現状を思い出しながらどうするべきかを悩み始める

すると少年がハルトたちと門番の間に立ち…なんと門番に仲間を起こしに行けと言い出していた

 

「ここは僕に任せて、下っ端さんは仲間を起こしに行って!!」

「「「えっ」」」

「アジトが無防備だとシュウメイ殿も危ないんでしょ!?」

「いや、それは…うーん…」

「ね、ねぇアオイちゃん、なんかおかしなことになってるんだけど…」

「私の方が聞きたいんだけど…なんか下っ端の人も困惑してるし…」

 

想定外の事態にハルトたちは困惑するものの、少年はスター団どく組のボスであるシュウメイと呼ばれる人物を相当慕っているとも取れる言動を力強く叫ぶ

…その際少年の言葉選びが妙に古臭く、アオイは困惑しながらポツリと呟いていたが…

 

「シュウメイ殿は恩人であり、僕の同胞…危機には万難を排し、馳せ参じるのが道理なんだい!!」

「おん、じん…?」

「ちょっと何言ってるか分かんない…」

「俺もわかんねーけど…分かったぜ!急いでアジトのやつら起こしてくるぜ!」

 

少年の言葉を聞いた門番はそう告げると、その場を任せてアジトに入っていく

そして少年はボールを構えると、ボールを投げてゴクリンを繰り出してきた

 

「同胞を狙う好物めは僕が相手になるぞ!!いけぇゴクリン!!」

「ゴックン!!」

「わわっ!?なんかバトル挑んできた!?」

「しかもゴクリンって珍しいポケモン持ってるわね…」

「と、とにかくどうにかしないと…!コダック!お願い!!」

「コダァ!」

 

容赦なくバトルを仕掛けてきた少年を見て、ハルトは慌ててコダックを繰り出す

一方で少年はというと、奇声の様な声を発しながら、ゴクリンに攻撃を指示していた

 

「キェェェェイ!シュウメイ殿を狙う不届き千万な者は排除いたす!!ゴクリン!〈アシッドボム〉!!」

((何今の奇声!?))

「ゴクゴクン!!」

「コ、コダック!〈ねんりき〉で押し返して!!」

 

ハルトは少年の気迫に軽く気圧されながらも、すぐさまコダックに指示を行う

コダックは〈ねんりき〉で〈アシッドボム〉を捉えると、それをゴクリンに向けてぶつける

自身の攻撃が押し返されて命中したゴクリンは軽く怯み、その隙を狙ってコダックが〈ねんりき〉でゴクリンを浮かばせる…

そしてそのまま軽く宙に放り投げ、地面に衝突したゴクリンはそのダメージによって戦闘不能になっていた

あっさりとゴクリンを倒されてしまった少年はたじろぎながらも、諦めないと言わんばかりに次のポケモンを繰り出そうとする

 

「むむぅ!?中々やりおる…!しかし背水の陣で挑めば勝機はあらん!!」

「…あの子、時代劇でもハマってるの…?」

「さ、さぁ…?」

「シルシュルー!頼んだぜよ!!」

「シュルシュルー!」

「あ、コダック、もう一度〈ねんりき〉で…」

「コダァ!」

 

しかし少年が次に出してきたのはシルシュルー…そのタイプは毒タイプであり、ハルトは弱点である〈ねんりき〉を再度指示し、先程同様シルシュルーを軽く宙に放り投げさせていた

結果、シルシュルーも呆気なく戦闘不能となり、少年は一瞬にしてポケモンを倒されたことにショックを受けていた

 

「あ、あっさり倒されたでござる…」

「いやほんとにあっさり終わらせたわね…」

「毒タイプばっかりだったから、コダックの〈ねんりき〉通りやすくて…後、なんかこのままあのテンションのあの子とバトル続けたらおかしくなりそうで…」

「敗軍の将は兵を語らず、だよ…うぅ…シュウメイ殿…ごめんなさい…」

「あっ、泣きそうになってる…」

「え、えぇ…これ僕が悪いの…?」

 

手持ちのポケモンがもういないのか、少年は負けを認めると同時に涙目になり始める

今度は泣きそうになった少年を見てハルトが戸惑っていると…タイミングがいいのか悪いのか、ネルケが彼らの元へとやってきていた

 

「ハルト!大丈夫…いや本当に大丈夫か?これは一体どういう状況だ?」

「言っときますけど誤解ですからね!?」

「簡潔に説明するとかくかくしかじかで…」

「な、成程…準備を終えた後アジトの周囲を見てたんだが、急に騒がしくなってな…こっちで何かあったのかと思って来てみたのだが…」

 

アオイから事情を聴いたネルケは戸惑いながら少年の方を見る

少年の方はというとネルケを新手の敵と認識しているらしく、警戒した表情で彼を見つめる

 

「うぅ…ここで新手が現れるなんて…」

「…彼は……ウチの生徒?スター団ではなさそうだが…」

「なんか門番やってた人と揉めてたし、スター団じゃないっぽいですよ」

「うぅ…確かに僕はスター団ではないけど…シュウメイ殿は僕の同胞!なんとしてもあの人に会わなきゃいけないんだ…!!」

 

少年はそう語りながら、どうしてもシュウメイという人物に会いたいという意志を見せる

それを聞いたネルケは少年から事情を聴くべきだと判断したのか、二人に先にアジトへ乗り込むように告げていた

 

「…何やら訳ありのようだな…仕方ない、ここはオレが話を聞くから、二人はアジトを頼んでいいか?」

「は、はい…」

「さぁ…行こうぜアンタ。悪いようにはしないから安心しな」

「…それ、怪しい人が悪いことしようとする時の言い方ですよ…?」

「えっ、そうなんです…?」

 

その後ネルケから回復アイテムを受け取り、少年と話し合いに分かれた二人は、アジトのゲートに近づく

…どうやらネルケの言う通り、ハルトが挑みに来たことで慌てているのか、騒ぎ声が薄っすらと聞こえてくる…

と、それと同時にハルトのスマホロトムに通話が入り、先程同様カシオペアが話しかけていた

 

『さっきぶりだ。見張りの対処は済んだか?』

「え、えぇ、まぁ…あれって対処って言うのかな…?」

「私に聞かれても…」

『…また何かあったようだが…まぁいい。そのアジトに集まっているのはスター団どく組…チーム・シーだ。ボスのシュウメイは手先が器用な服飾担当…なのだが…ちょっと……一風変わった男だ…』

「すっごい言葉を選んだわね」

 

何故か言葉を選ぶような言い方でシュウメイがどのような人物かを伝えるカシオペアとそれにツッコミを入れるアオイ

が、カシオペアは気を取り直すように咳払いをすると、十分に警戒するように伝えていた

 

『彼の行動は予測不能…流石に貴方たちに危害を加えるようなことはしてこないとは思うが、十分に警戒してほしい。シュウメイを引きずり出すには前回同様団ラッシュで団のポケモンの数を減らせば出てくるはずだ』

「入り方も前回と一緒、ですよね」

『あぁ。期待しているぞ』

 

そう告げると同時にカシオペアは通話を切る

通話が切れたのを確認したハルトは意を決してゴングを鳴らした後、ゆっくりとゲートを開き、アオイと共に中へ入っていく…

そして…入口に入るや否や、スター団の下っ端たちが一斉に彼へと襲い掛かってきていた…

 

 

 

~~~

 

 

 

 

「攻め込めー!相手は一人だー!!」

「全力で止めろぉー!!」

「わぁぁぁぁ!?」

(…またこの間みたいに追い回されてる…)

 

それから5分ほど経過し…ハルトは前回同様、下っ端たちの猛攻に襲われていた

一応下っ端たちを倒してはいるものの、それでも数が相当多いのは確からしく、ハルトは激しく息を切らしながらアオイに水を求めていた

 

「……大丈夫?」

「み、みず…」

「…じゃ、なさそうね……はい」

「あ、ありが、と……」

 

アオイから水を受け取ったハルトは、勢いよく飲み干しながら辺りを見回す

…一通り下っ端たちは倒せて入るのか、後はボスであるシュウメイが出てくるのを待つだけで済むかもしれないと、ポケモンたちを回復させてるアオイに告げていた

 

「い、一応一通り倒したと思うから…もうすぐボスが出てくるはず…」

「毒タイプの対策は大丈夫…?」

「一応は…ただ、メロコさんが強かったし、多分ここのボスも…」

 

そうハルトが告げた瞬間だった…ひと際大きなテントの入口がバサッと開くと同時に、前回同様巨大な車―――否、魔改造されたブロロロームが走り出しながら現れる

…その上には紫と緑を強調したコートとマスクを身に纏った、何処となく忍者っぽい風貌の奇抜な格好をした人物が正座をしており、ブロロロームが停止すると同時に、ポツリと呟いていた

 

「……シュウメイ、推参…」

「…なんかすっごい格好の人が出てきた…」

「アオイちゃん、失礼だよ…」

「…そこのユーがハルトか?」

 

二人がぼそぼそと話していると、忍者の恰好をした人物―――シュウメイがハルトに話しかけてくる

それに対しハルトは小さく頷きながら、バトルがしやすい場所までゆっくりと歩く…

そしてある程度広さを確保できたのをシュウメイも確認したのか、彼は立ち上がりながらモンスターボールに黄色いラインと黒い丸が入ったデザインのボールを懐から取り出し、彼に向かって構えるよう叫んでいた

 

「スター団に仇なす不届き者…我がのポイズンにて蝕んでくれよう…!さぁ、ボールを構えよ!!」

「は、はい…!」

「我が来たからには、不届き者は成敗するのみ!!シュウメイ、推して参るぞよ!!」

 

シュウメイは名乗りを上げながら、ボールを放り投げ、同時にハルトもボールを投げる

ハルトの方はコダックを繰り出し、シュウメイのボールからは紫と白の体毛をしたスカンクのような大きなポケモンを繰り出しており、戦いの火蓋が今、切って落とされていた…




次回、VSシュウメイ。そんな66話

前回のラストでそろそろカチコミしてくれとカシオペアにせがまられたハルトたちは、約束通りスター団のアジトへ向かうことに
その道中ネルケに変装したクラベルと合流、同時に彼にそもそも何故スターダスト大作戦に加わったのかを尋ねると、彼はスター団の抱えてる問題を知りたいからと答えます
イジメに関する話は以前メロコに聞いていたものの、それとは別にスター団側が問題を起こそうとしてる連中であるという噂が大量にあること…そしてスター団のボスたちの不登校があまりにも問題視されていることを二人は聞かされます
特に不登校に関してはネルケもかなり気にかけているようで、どうにかして学校に登校させようと可能な限り呼びかけたようですが…
そんなときにたまたまハルトが食堂でカシオペアに絡まれてるのを聞いたらしく、その時にスターダスト大作戦に交じることができればと思い、参加したとのこと

そんな話をした直後、カシオペアから連絡が入り、これ以上話を聞かれるとまずいと考えたのか、ネルケはその場をあとにします
その結果ハルトがなんとか誤魔化そうとしますが…誤魔化し方が下手過ぎる…
彼の誤魔化しに疑問を生じるもカシオペアは話を進めることにし、より防衛が過激になるであろうことを伝え終わると、そのまま通話を切ろうとするカシオペア
それに対しアオイは待ったを掛け、一昨日の出来事をどうにかしてもらえないかと尋ねますが…帰ってきた返答は至極当然ともいえる正論ばかり
特に脅迫材料を消したとしても大元が残っているのもあり、なんならAVに出演した事実はどうあがいても消えないためその場しのぎでしかないというね…
その事を指摘されたアオイは思わず何も言えなくなってしまい、ハルトに慰められるという…でも実際警察に相談した方が解決するの早いというね…

それから暫く歩き、ようやくアジトに辿り着いた二人…なのですが、何やら目の前で先客がいたようで
しかもどこか揉めているようで、止めるべきだとハルトが話しかけた…その瞬間、見張りをしていた下っ端と言い争いしていたはずの学生の男の子がハルトがカチコミに来た人物なのではと下っ端に告げてきます
あまりにも突然すぎてハルトたちはおろか下っ端も困惑…どころか男の子が食い止めると下っ端に告げ、まさかの男の子とバトルすることに
一応ピンポイントで弱点を突けるコダックを連れてきていたのもあり、難なく男の子を撃退するのですが、男の子は負けてしまったことに意気消沈してしまい気まずい空気になってしまいます…そして凄いタイミングで現れるネルケェ…

一通り事情を知り、男の子に詳しく話を聞きたいとネルケは合流早々別行動をすることに
その瞬間再びカシオペアから連絡が掛かり、ボスの詳細を聞かされます
そしてカシオペアから期待の言葉を投げかけられ、二人がアジトに入ると…物凄い勢いで下っ端たちが襲い掛かってきました…

そして前回同様追いかけまわされるほどに下っ端たちの相手を行い、既にヘロヘロのハルト
しかし一通り倒すことは出来たのか、無事にスター団どく組のボスであるシュウメイを引きずり出すことに成功します
そしてシュウメイがハルトに狙いを定めると、ボールを構え、それに釣られてハルトもボールを構えると互いにポケモンを呼び出し、遂に戦いが始まる…といったところで次回へ続きます

というわけで今回はシュウメイ戦前のイベント回でした。後アオイに関してはドンマイとしか…
前回のスター団関係でちょくちょく改変を入れていたのでそれも踏まえて今回もより導入を円滑にしてみました

というわけで次回、シュウメイとのバトルをお楽しみに
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