ポケモンSV二次エロ小説(タイトル仮) 作:火野荒シオンLv.X-ビリオン
だいぶ詰め込んだので今回は長くなってるのでご注意ください
「コダック!〈ねんりき〉!」
「コダッ!コダァァァァ…」
シュウメイとの戦いが始まり、先手必勝と言わんばかりにハルトはコダックに攻撃を指示し、コダックは〈ねんりき〉を行う
…が、シュウメイが繰り出したスカンクのようなポケモンは微動だにしておらず、全く攻撃が効いてないことにハルトたちは困惑する
「コ、コダァ…?」
「効いてない…!?」
「フフフ…浅はかな知識で我のスカタンクを倒せるなどと思うなでござるよ…〈ベノムショック〉でござる!」
「ブピピピーッ!!」
彼の同様の隙を突くようにシュウメイがスカンクのようなポケモン―――スカタンクに攻撃を指示し、スカタンクは毒々しい液体のようなものをコダックに向けて放つ
その攻撃はコダックに命中し、攻撃の余波で吹っ飛ばされたコダックを見てハルトは叫びながらコダックの元へ駆け寄る
「コダック、大丈夫!?…〈ねんりき〉が通じなかったってことは、もしかして…」
「ハルトー!!」
「!アオイちゃん!」
「図鑑によるとそのスカタンクってポケモン、毒タイプと一緒に悪タイプを持ってるってー!」
「やっぱり…!」
ハルトが攻撃が通じなかったことに疑問を抱いていると、アオイがハルトに向かってスカタンクのタイプを伝えてくる
…ポケモンにはタイプ相性と呼ばれるものが存在しており、それらに存在する弱点を突くことで大きなダメージを与えることがある
が、中には攻撃が全く効かないものもあり、例えば地面タイプの技は飛行タイプのような常に浮いてる存在には攻撃を与えられず、電気の技は地面には効かない…といった形でそのタイプの攻撃自体を無力化することもある
彼が今戦っているスカタンクは毒と悪タイプであり、毒タイプはエスパーが弱点であるものの、悪タイプは不思議なことにエスパーの攻撃を無効にすることが出来る…
そして複数タイプを持っていた場合、一つでも無効できるタイプがあれば、そのタイプの攻撃を無力化が優先されてしまい攻撃が通らなくなってしまう…
スカタンクのタイプを先に把握してなかったのもありハルトは逆に一撃を叩き込まれたことに悔いるも、そんな彼に容赦なくシュウメイは襲い掛かる
「フフフ…知り得たところで今更遅いでござるよ…スカタンク!〈ふいうち〉でござる!!」
「ブピーッ!」
「コダック!受け切ってから〈みずのはどう〉!」
「コダッ…コダッ…!?」
「コダック!?」
スカタンクの攻撃に避けるのは間に合わないと判断したのか、あえて受けた上で反撃を行おうとコダックに指示を行う
…が、攻撃を受けたコダックは何故か異様なほどに怯んでしまい、スカタンクの攻撃の威力を加味しても怯むほどではないはずとハルトは更に困惑していた
「今の攻撃、そんなに怯むほどじゃ…」
「ハルト!そのスカタンクの特性、多分【あくしゅう】ってやつだよ!強烈な臭いで相手を怯ませることがあるんだって!!」
「左様、毒と言っても種類は多種存在する…そして悪臭もまた毒となりうるもの。故に掠っただけでもどくる技もあるゆえ、様々な毒に怯えるでござるよ…!」
「くっ…コダック、まだ頑張れる?」
「コ、コダァ…!」
アオイの言葉に追従するように、シュウメイが肯定しながら彼を揺さぶるように告げる
それを聞いたハルトは唇を噛み締めながらコダックにまだ戦えるかを尋ねると、コダックは何とか立ち上がり、戦える意思を見せていた
「よし、コダック!〈いやなおと〉!!」
「コダッ!コダァァァァァァァァァァァァック!!」
「ブピッ!?」
「よし、怯んだ!〈みずのはどう〉!!」
「コダァ!!」
コダックの〈いやなおと〉でスカタンクは一瞬怯み、その隙を見て〈みずのはどう〉を叩き込む
攻撃が命中したのを確認したハルトはそのままコダックを突っ込ませるが、追撃を許さないと言わんばかりにシュウメイが攻撃の指示を行う
「近づいて〈アクアテール〉!」
「コダッ!」
「それ以上の狼藉は許せぬ!スカタンク、〈どくどく〉でござるよ!」
「ブピッ!ブピーーッ!!」
「!?コダァ!?」
〈ベノムショック〉とはまた違った毒々しい色をした液体がコダックに命中し、コダックは思わずその場で倒れ込む
…それと同時にコダックの顔色が次第に悪くなり、ハルトはコダックが【毒】状態になっていることに気付き、慌てて毒消しを取り出そうとする
「コダック、しっかり!」
「コ、コダダダ…」
「顔色が悪い…毒状態だと思うけど…急いで毒消しを…」
「コダ、ダダダ…コダァ……」
「!?コダック!?」
…が、毒消しを行うよりも先にコダックがより苦しみだし…コダックは毒のダメージによりそのまま戦闘不能へとなっていた
それを見たハルトは毒の周りがあまりにも早すぎることに気付き、どういうことなのかと呟く
「た、確かにダメージを受けてたとはいえ、いくら毒でもここまで早く戦闘不能には…」
「ユーのコダックが食らうてしまった毒は、ただの毒にあらず…その毒は、普通の毒状態よりも更に上の状態異常…」
「毒より更に上の状態異常…まさか【猛毒】…!」
猛毒…それはポケモンの状態異常の中で極めて厄介な状態異常…
通常の毒とは違い、猛毒状態は毒の力がどんどん強まり始め、通常の毒より凄まじい速さで体力を削っていくという非情に厄介な性質をしている
一応解毒することもできるが、解毒が間に合わなかった場合コダックのようにすぐに倒れてしまうことがある…それほど危険な状態異常とされていた
コダックをボールに戻したハルトは相手が猛毒状態にしてくる技を持っていることを知り、毒を無力化できる鋼タイプを持つゾウドウと呼ばれるポケモンを繰り出す
「(くっ…まだ対抗策として出したくなかったけど…)…ゾウドウ!お願い!!」
「パォーン!」
「む、確かゾウドウは鋼タイプでござったか…以前は〈かえんほうしゃ〉を覚えさせていたが、別の技に変えてしまった故に対抗策が〈ふいうち〉しかないでござるが…」
「(!炎技も覚えるの!?いやでも、今は覚えてないっぽい…なら倒せるはず…!)ゾウドウ!〈じならし〉!!」
相手が弱点を付ける技を持ってないと呟いてるのを聞いたハルトはチャンスだと言わんばかりに攻撃を指示する
ゾウドウは地面を地ならしするように激しく揺らし、攻撃を受けたスカタンクは苦しそうな表情をし始めていた
それを見たハルトはこのまま押し切ろうと攻撃を再度指示しようとする
「よし、このまま続けて…「〈かえんほうしゃ〉でござる!」…え!?」
「ブピーッ!」
「パ、パォーン!?」
「ゾウドウ!?」
…その瞬間、シュウメイが先程覚えさせていないと告げたはずの〈かえんほうしゃ〉を指示しており、同時にスカタンクの口から炎が噴き出される
突然の事にハルトは思わず驚愕してしまい…その結果ゾウドウに〈かえんほうしゃ〉が命中してしまっていた
弱点を突かれた上で特殊攻撃に弱かったのかゾウドウは一撃で倒れてしまい、その光景を傍から見ていたアオイがシュウメイに向かってブーイングを上げる
「ちょっとー!今私のところからでも聞こえたけど、技を忘れたとか嘘付いたワケー!?」
「済まぬな、不届き者よ…我も守るものがある故、欺くようなことをしてしまったでござる…」
アオイの言葉にシュウメイはそう告げながら、真剣な表情でハルトに視線を向ける
…彼がこのバトルに敗北した場合、ボスの座を降ろされてしまう…それ故に彼もこの戦いに必死でいるのであろう…
それを悟ったのかハルトはシュウメイの戦い方を否定せず、その上で彼に向かって勝つという意志を見せていた
「…いえ、あっさり騙された僕が悪いので…」
「!怒らぬのでござるか…?」
「だって、僕との戦いで負けたら、ボスをやめないといけないんですよね?そのために必死になってるって考えたら…でも、だからといって僕もそう簡単に負けるつもりはありません…!」
真っすぐな目でそう告げられシュウメイはというと…彼の志に響くものがあったのか、真っ向から挑むと叫んでいた
「…ユーのその誉れ高き精神、しかと受け取った……故に誓おう!以降は先程のような騙し討はなしだと!さぁ、掛かってくるがいい!」
「は、はい…!お願い、ケンタロス!」
「ブモォ!!」
ハルトは次のポケモンとしてケンタロスを繰り出し、〈アクアジェット〉で突撃させる
対するシュウメイはスカタンクに〈ふいうち〉を指示し、ケンタロスに向かって走っていく
「ケンタロス、相手の〈どくどく〉に気をつけながら〈アクアジェット〉!」
「スカタンク!〈ふいうち〉で確実にダメージを与えるでござる!!」
「ブピッ…!」
「ブモォォォ!!」
「ブピッ!?ブピィィィ!?」
「スカタンク!」
しかしスカタンクの攻撃が届くより先にケンタロスの攻撃が命中し、スカタンクは大きく吹っ飛ぶ
既に体力の限界を迎えそうになっているのかスカタンクはふらついており、シュウメイはせめて猛毒を入れようと考えたのか〈どくどく〉を指示する
「ムゥ!〈どくどく〉をばら撒くように吐き捨てるでござる!」
「ブピ…」
「ケンタロス!交わして〈にどげり〉!!」
「ブモォォォ!!」
「ブピッ…ブピィィィィ!!?」
ばら撒かれるように吐き捨てられる毒を避けながらケンタロスはスカタンクに後ろ脚による二度蹴りを叩き込む
その攻撃を受けたスカタンクは積み重なってたダメージも相まり戦闘不能となっていた
スカタンクを倒したことにハルトはガッツポーズをしながら喜び、シュウメイはというとスカタンクに礼を告げながら次のポケモンとしてヘドロの塊のようなを繰り出す
「…よくやったでござる、スカタンク。次のポケモンはこうは行かぬでござるぞ…行けぃ、ベトベトン!!」
「ベトォー…」
「ベトベトン…確かベトベターの進化系…なら…!ケンタロス、〈しねんのずつき〉!!」
「ブモォォォ!!」
ベトベトンと呼ばれるヘドロの塊のようなポケモンを見たハルトは、弱点である〈しねんのずつき〉を指示し、ケンタロスを突っ込ませる
…が、シュウメイはベトベトンに〈ちいさくなる〉という技を指示し、その指示を受けたベトベトンは突然体を小さくしぼませ、ケンタロスの攻撃を回避していた
「甘いでござる!ベトベトン、〈ちいさくなる〉でござるよ!!」
「ベトォー…」
「ブモッ!?」
「なっ…小さくなって回避した!?」
「今が好機!〈ヘドロウェーブ〉でござる!!」
「ベドォー…!」
「!ブモォォォォ!!?」
「ケンタロス!」
予想外の回避の仕方にハルトは驚くも、その隙を突かれ逆にケンタロスに攻撃が叩き込まれてしまう
幸いそこまでダメージも受けておらず、毒状態にもなってないのかハルトは安堵しながらベトベトンの方を見つめる
「体を小さくさせて攻撃を回避するなんて…」
「弱点を突けるからと甘く見てはいけないでござるよ…ベトベトン!〈どろかけ〉で相手の視界を奪うでござるよ!!」
「ベートォー…!」
「!かわして!!」
しかしそう休ませてくれる余裕もなく、シュウメイの指示に従いベトベトンが泥をケンタロスに向けて放つ
攻撃事態は回避できたものの、このままケンタロスで突っ込んでも先程のように回避されるのが関の山…
そう考えたハルトは一度ケンタロスを戻し、別のポケモンを繰り出す
「む、交代するでござるか…」
「お願い、キルリア!」
「キルッ!」
ボールから出て来たのはキルリアと呼ばれるバレリーナを彷彿とさせる人型のポケモンであり、キルリアは気合十分と言わんばかりの鳴き声を上げる
一方でシュウメイはというとキルリアのタイプを思い出しているのか、念には念をとベトベトンに身を守るように指示を行う
「(キルリアは確かエスパーとフェアリー。弱点を突けると同時に弱点を突かれる…しかしここで出してきたからには策を講じている…?〈ちいさくなる〉で回避してもいいところでござるが、〈ねんりき〉などを持っていたらこちらが危うい。慎重に攻め立てるでござるか…)ベトベトン、周囲に〈どくガス〉を放つでござる!」
「ベトォー…」
「〈どくガス〉…なら〈ねんりき〉でガスを払って!!」
「キルリッ!」
ベトベトンが自身の身の回りに毒のガスを放ち、無暗に近づけないようにしながらじわじわと毒ガスの範囲を広げていく
…が、ハルトはキルリアにその毒ガス処理させており、それを見たシュウメイが真っ向から攻撃を放つしかないと考え攻撃に切り替える
「ぐぬぬ…攻撃に使わずにガスを晴らす方に使うとは…やはりエスパーは苦手でござる…ならば真っ向から〈ヘドロウェーブ〉を撃つでござるよ!」
「〈サイケこうせん〉で迎え撃って!!」
「ベートォー…!」
「キル…キルーッ!!」
ベトベトンの攻撃に対しキルリアは不思議な色合いをした光線を放ち、その場で攻撃を相殺する
その際攻撃同士がぶつかり合った影響か軽く爆発が起こり、シュウメイはその爆風の風を軽く浴びながらどうにか攻撃を当てようと模索しようとする
「(くっ…やはり弱点故あちらの火力が上でござるか…せめて一矢報いりたいでござるが…)…!」
…が、爆発の煙が晴れると、そこにはキルリアの姿があらず、シュウメイとベトベトンは慌てて周囲を見渡す
「キルリアの姿がござらぬ…何処へ…」
「キルリア!〈サイケこうせん〉!!」
「―――キルリーッ!!」
「ベトォ…!?」
「!?上からでござるか!?」
するとハルトの指示と共に上空から〈サイケこうせん〉が降り注ぎ、不意を突かれるようにベトベトンに命中する
上からの奇襲にシュウメイは思わず声を張り上げるが、キルリアが地面に着地すると同時にハルトが再度攻撃を指示する
「もう一度〈サイケこうせん〉!」
「ベトベトン、〈どろかけ〉でござる!!」
「ベトッ…!」
「キルッ!?…キルーッ!!」
「ベトォォ!?」
「ベトベトン!」
キルリアから攻撃が放たれる寸前にベトベトンが飛ばした泥がキルリアの顔に命中し、キルリアは一瞬怯む
しかしキルリアは何とか攻撃を放ち、あまり機敏に動けないのかベトベトンはキルリアの攻撃を避けれずその場で命中してしまっていた
先程の不意の一撃で相当の痛手を負っていたのもあってかベトベトンはそのまま気絶してしまい、シュウメイは焦りを見せ始める
「ベトベトンもよくやったでござる…が、このままでは…」
「よし、キルリアの体力も温存出来てるし、流れを掴んできてる…!」
「ハルトー!頑張れー!!」
バトルの流れが自身に向き始めていることを感じ取るハルトと、そんな彼を応援するアオイ
…しかしシュウメイもこれ以上は負けられないという意志を、彼らに見せつける
「…否、我はまだ己が使命を全うしなくてはならぬ…!」
「使命…?」
「左様…今の我らボスたちは、【マジボス】殿の帰りを、ただ待つこと…そのためにも、ここで果てるわけにはいかぬ…!ゆけぇ!!ブロロローム!」
彼はそう告げると、今度はブロロロームを繰り出す
彼が今乗っているスターモービルの方とは違い、本来のブロロロームが繰り出され、ハルトは警戒心を高める
「あ、あれが本来のブロロローム…」
「ハルトー!そいつは毒と鋼タイプだからキルリアだと危険よー!後めっちゃ早いんだってー!!」
「わ、分かった!キルリア〈かげぶんしん〉で様子見だよ!!」
「キルッ!」
ハルトは様子見でキルリアに〈かげぶんしん〉を指示し、キルリアは一瞬にして自身の分身を作る
それを見たシュウメイが何故か褒めるも、ブロロロームに〈じならし〉を指示し、分身を一瞬にして消し去ってしまう
「オォウ、〈かげぶんしん〉とはユーは中々にナイスな技を入れてるでござるな…しかし、我の前では無力!ブロロローム、先ずは〈じならし〉でござるよ!!」
「ブロロロォォン!!」
「キルッ…!?」
「キルリア!」
「足元を掬われたでござるな!〈アイアンヘッド〉でござるよ!!」
キルリアが姿勢を崩したのを見たシュウメイがブロロロームに指示をすると、凄まじい速さでキルリアの元へと走り出す
そのあまりにもの速さにハルトは驚きながらキルリアに攻撃を回避するように指示するが、キルリアの回避よりも先にブロロロームの攻撃が命中してしまっていた
「(速い!?)キルリア!〈テレポート〉で回避して!」
「キル…キルリーッ!?」
「キルリア!?」
「ブロロロームの速さを侮ってはいかぬでござるよ!今度は〈ヘドロこうげき〉でござる!!」
「ッ!〈ねんりき〉で攻撃を逸らして!!」
攻撃を受けたキルリアに追い打ちをかけるようにヘドロが放たれ、キルリアは指示に従って攻撃を逸らす
…が、ヘドロの攻撃を逸らした瞬間再びブロロロームが走り出し、キルリアに容赦なく〈アイアンヘッド〉を命中させていた
弱点を突かれたキルリアは大きく吹っ飛びながら地面に倒れるとそのまま気絶してしまう…
「お疲れ…ゆっくり休んでて…」
「フハハハハハ!このブロロロームの速さの前に手も足も出なかったでござるな!このまま押し切って見せるでござるよ!!」
「ッ…ケンタロス!お願い!!」
ハルトがキルリアをボールに戻すと、シュウメイが高笑いを上げながらハルトの方を見る
それに対しハルトはというと、まだ手の内を明かさないためにケンタロスを再度繰り出していた
「ムゥ…まだ手の内を完全に見せないというつもりでござるか…ならば距離を取って〈ヘドロこうげき〉でござるよ!」
「ブロロロロォン!!」
「かわして〈しねんのずつき〉!!」
「ブモォ!!」
シュウメイはケンタロス相手に近接で相手しないよう距離を取らせながら攻撃を支持するが、ケンタロスは攻撃をかわした上でブロロロームのスピードに食い下がっており、ブロロロームに〈しねんのずつき〉叩き込もうとする
しかし攻撃が命中する寸前で避けられてしまい、攻撃は地面へと命中してしまう
が、ケンタロスがブロロロームの速さに対応していることにシュウメイは驚き、ならばと別の攻撃を行う
「ムムッ!?我のブロロロームのスピードに食らいつけるとは中々でござるな…!ならば〈じならし〉でござる!」
「ブロロロォン!!」
「ジャンプでかわして!」
「ブモォ!!」
ブロロロームの〈じならし〉に対しハルトはケンタロスにジャンプで回避するように指示し、ケンタロスは勢い良くジャンプする
それを見たシュウメイが空中なら身動きできないと判断し攻撃を行おうとするも、技名を言い切る前にハルトが攻撃を支持し、ケンタロスはそのまま〈アクアジェット〉でブロロロームに突っ込んでいた
「飛んだのでござるなら好機!〈ヘドロ〉…」
「させない!〈アクアジェット〉!!」
「ブモォォォ!」
「ブロロッ!?」
「なぬっ!?」
そのまま突っ込んできたことにシュウメイはおろかブロロロームも驚き、そんなブロロロームにケンタロスの攻撃が命中する
そして攻撃を受けて怯んだ隙を狙ってハルトは追い打ちを仕掛け、ケンタロスはそのままブロロロームに突っ込んでいく
「そのまま〈しねんのずつき〉!!」
「ブモォォォォ!!」
「(〈ヘドロこうげき〉は間に合わぬ…せめてダメージを…!)ブロロローム〈アイアンヘッド〉でござるよ!!」
「ブロッ…ブロロロロォォォン!!」
しかしシュウメイも負けじと〈アイアンヘッド〉を指示し、ケンタロスの攻撃とブロロロームの攻撃が同時にぶつかり合う
互いに押しつ押されつつといった攻防が繰り広げられるものの、ケンタロスの方の力が強いのか、少しずつブロロロームが後ずさりしていく…
そして…ケンタロスがそのまま押し切り、その場でブロロロームを吹っ飛ばしていた
吹っ飛ばされたブロロロームは地面に倒れると、そのまま気絶してしまい、それを見たシュウメイは悔しそうな声を出しながらブロロロームをボールに戻す
「くっ…よく頑張ったでござるよ、ブロロローム…」
「ケンタロス、大丈夫?」
「ブモォ…」
「今回復させてあげるから待ってて…」
一方でハルトはというとまだ次があるかもしれないと考え、ケンタロスに傷薬を吹き掛けて傷を出来る限り癒し始める
…彼の予想は的中したのか、シュウメイはまだ諦めてないと言わんばかりにハルトの方を見つめており、【奥の手】を繰り出していた
「メロコ殿の戦いを耳にしていたものの、まさかここまでの実力があるとは思わなかったでござる…だが、我にはまだ奥の手が…」
「!まさか…」
「―――ポイズン食らわば皿まで…シュウメイこの命、最期まで!!頼んだでござるよ!!シー・スターモービル!!」
「―――ブロロロロロロァァァァァァ!!」
シュウメイは奥の手―――ブロロローム・シー・スターモービルを繰り出す
前回同様改造されたブロロロームを繰り出してきたことにアオイは叫び、予想はしていたものの再びスターモービルと戦うことになったハルトは戸惑いを隠せずにいた
「うわっ、また改造ブロロロームだ!?」
「なんとなく予想はしてたけど、またこれの相手をするなんて…」
「フフフ…言っておくが、メロコ殿と戦ったシェダル・スターモービルとは違うでござるよ…!まずは〈スモッグ〉でござる!!」
「ブロロロロロ…!!」
彼らの言葉に対しシュウメイはメロコの時とは違うと言い、その力を見せつけんとばかりにブロロロームに指示を出す
指示を受けたブロロロームは全身から黒い煙のようなものを噴出しており、その範囲はあまりにも凄まじく、少し離れた場所で見学していたアオイの元まで広がっていく
「ちょっ、こっちにも煙みたいなの来てるんだけど…!?」
「は、範囲が広すぎて避けれない…だったら突っ込むしか…ケンタロス、〈しねんのずつき〉!!」
「ブモッ!ブモォォォォ!!」
あまりにもの範囲の広さにハルトはケンタロスを突っ込ませるしかないと判断したのか、ケンタロスに攻撃を指示する
ケンタロスは苦しそうな表情をしながらもブロロロームに突っ込み攻撃を叩き込み、ブロロロームは苦しそうな表情をする
…その際ブロロロームから何かが飛び出し、それらが地面に散らばるのが見え、ハルトはそれに気付く
(今、何かばら撒かれて…)
「ブモッ…ブモッ、ブモッ…!」
「!ケンタロス!?」
「〈スモッグ〉は稀に毒らせる技…無暗に突っ込んだ結果、毒ってしまったでござろうよ…故に我にとって好機!〈ニトロチャージ〉で素早さを上げるでござるよ!!」
「ブロロロロァァァァ!!」
するとケンタロスは〈スモッグ〉の影響で毒になってしまい、ケンタロスへ追い打ちを掛けるべく攻撃を指示する
毒の影響でケンタロスは動きが鈍っていたのか攻撃を避けられず、更にそこからブロロロームに追い打ちを掛けられていた
「ケンタロス、しっかり!?」
「ブ、モォ…」
「トドメでござるよ!秘技〈ポイズンアクセル〉!!」
「ブロロロロロァァァァァ!!」
「!ブモォ!?」
立て続けに攻撃を受けたケンタロスは戦闘不能になってしまい、ハルトはケンタロスをボールに戻しながらスターモービルの強さを再度噛み締める
「ありがとう、ケンタロス…ッ…やっぱり強い…!」
「残るポケモンは恐らく二体…このまま推して参る…!」
「(一応残りの二体は弱点を突ける…けど…何処まで行けるか…)…とりあえずお願い、スナヘビ」
「シャー…!」
ハルトは残り二体のうち、スナヘビと呼ばれる砂のような色合いをした蛇のポケモンを繰り出す
…が、スナヘビがボールから出て地に体を付けた瞬間…突然スナヘビは苦しそうな表情をしていた
「シャー…!?」
「ど、どうしたのスナヘビ…」
「フッフッフ…どうやら先程ばら撒かれた毒びしが効いているようでござるな」
「毒びし…!?」
「左様。スターモービルは通常のブロロロームとは別の特性になるように改造しているのでござる…そしてこのシー・スターモービルは【どくげしょう】という、攻撃を受けると同時に踏んでしまったら毒らせてしまうまきびしをばら撒くのでござるよ」
「じゃあさっき微かに見えたのは…」
シュウメイの言葉を聞き、ハルトは先程見えたものが毒びしであることを理解する
「浮いているポケモンであれば踏まずに済んだものの…隙を与えて解毒されるよりも先に攻めさせていただくでござるよ!!〈ポイズンアクセル〉でござる!!」
「ブロロロロロロァァァァ!!」
「ッ…!だったら…スナヘビ、〈へびにらみ〉!!」
「シャー…!」
「ブロッ!?」
シュウメイはそう叫びながらブロロロームを走らせるも、ハルトはスナヘビにすぐさま指示を行い、スナヘビはブロロロームを鋭く睨む
鋭く睨んでくるスナヘビを見たブロロロームはというと思わず身体を硬直させてしまい、その場で動きを止めてしまっていた
「ムム…〈へびにらみ〉は確か、麻痺状態にさせる技…これは不味いでござる…!」
「スナヘビ、これ食べて一旦毒を回復して!!」
「今度はモモンの実…ならばもう一度毒らせるまででござる!〈スモッグ〉でござるよ!!」
ブロロロームの動きを止めた隙にハルトはモモンの実をスナヘビに投げ、スナヘビの毒を解毒させる
それを見たシュウメイは再度スナヘビを毒状態にさせるべく〈スモッグ〉で攻撃を行わせる
…が、〈スモッグ〉がスナヘビに命中すると同時に、スナヘビが口から大量の砂を吐き出し…突如として周囲の天候が砂嵐になっていた
「ブシャー!」
「こ、これは…砂、でござるか…?」
「スナヘビの特性【すなはき】です…さっき貴方のブロロロームが攻撃を受けたとき、毒びしをばら撒くって言ってましたよね…?それと似た感じで、攻撃を受けたら砂を吐き出して、天候を【すなあらし】にするんです…!」
突然天候が変わったことにシュウメイが驚いていると、ハルトが先程の意趣返しと言わんばかりにスナヘビの特性を説明する
―――【すなあらし】はその名の通り、天候が砂嵐になる【ひでり】と同じ天候系の現象で、岩や地面、鋼タイプといった一部のタイプを除くタイプのポケモンに砂によるダメージを与えるとされている
その天候を攻撃を受けないといけないとはいえ引き起こせることにシュウメイは驚きと厄介さを見出すも、ここまで来て負けてられないとブロロロームに指示を行う
「ムムゥ…本来の特性なら【すなあらし】によるダメージは防げたものの…しかしここで負けるわけにはいかぬでござる…!ブロロローム、〈ホイールスピン〉でござる!!」
「ブロロロロァァァ!!」
「(麻痺させても動いてくる…!)スナヘビ、〈あなをほる〉で地面に逃げて!!」
「シャー…!」
しかしハルトは冷静な判断でスナヘビに指示を行い、スナヘビは地面に潜る
地面に逃げられたブロロロームは攻撃を外した後その場でおろおろし、そんなブロロロームの下からスナヘビが勢いよく飛び出て攻撃を与えていた
攻撃による衝撃にシュウメイが手すりに手を掴みながら、再度〈スモッグ〉を周囲に放つように指示を行う
「ぐぬぅ…もう一度毒を入れなければ…!ブロロローム、周囲に〈スモッグ〉を放つでござる!!」
「ブロロロロァァァァ!!」
「もう一度〈あなをほる〉で地面に逃げて!!」
…が、またしても地面に逃げられてしまい、ブロロロームは再度おろおろし始める
そして煙が晴れると同時にスナヘビが再度地面から顔を出し、ブロロロームに攻撃を与えていた
弱点且つ相手に有効打がないと判断したのか、ハルトは再度〈あなをほる〉を指示する
「このまま削っていくよ!もう一度〈あなをほる〉!」
「シャー…!」
「これ以上好き勝手させぬでござる!ブロロローム、今度は穴の中に〈スモッグ〉を放つでござるよ!!」
「なっ…!?」
しかし流石に同じ技は何度も通用しないのか、ブロロロームがスナヘビが潜った穴に向けて〈スモッグ〉を吹き込み始める
その攻撃が効いたのかスナヘビは苦しそうにしながら地面から力なく出て来ており、それを見たシュウメイがすかさず攻撃を叩き込みに来る
「シャ、シャー…」
「藪から蛇ならぬ地面からスナヘビでござるな!〈ホイールスピン〉でござる!」
「ブロロロロァァァァ!!」
「!シャア!?」
「スナヘビ!」
逃げ場がない場所で〈スモッグ〉を受けた影響でまともに動けないスナヘビはブロロロームの攻撃を受け、そのまま戦闘不能となってしまう
スナヘビが倒されたハルトは残り一匹のポケモンに全てを託そうとするが、そんな彼にシュウメイがある話をしてくる
「ありがとう、スナヘビ…ここまで削ってくれたら、後はなんとか勝てるはず…!」
「その油断が命取りでござるよ…先程【どくげしょう】と毒びしの話はしたでござろう…?あれには続きがあるのでござるが、毒びしのばら撒かれた量が多いとそれを踏んづけてしまったポケモンは毒状態ではなく猛毒状態になるでござる…」
「そんな…!」
「先程は隙を突かれて回復されてしまったでござるが、次はそうはいかぬでござるよ…猛毒と猛攻の前に力尽きるか、それよりも早くシー・スターモービルを倒すか…勝負でござる!」
毒びしの更なる効果を聞いたハルトは思わずたじろぐも、彼もここまで来て引くことが出来ないと理解し、覚悟を決めて最後のポケモンを繰り出す
…その見た目はディグダとほぼ全く一緒だが、その数は1体から3体に増えており、そのポケモン―――濁度リオを繰り出したハルトは同時にテラスタルオーブを取り出す
「…お願い、ダグトリオ!!」
「「「ダグダグダグ!」」」
「そして…!」
「!ユーのそれは…!!」
テラスタルオーブを見たシュウメイは驚いた表情でそれを見ており、一方でハルトはダグトリオに向けてテラスタルオーブを投げテラスタルさせる
…そのテラスタルジュエルの見た目は地面の断層のようなものを表しており、地面テラスと呼ばれるそれになったのを見たシュウメイは覚悟を決めながらブロロロームに攻撃を指示していた
「あれは確か地面のテラスタルでござったか…?非常に不味いでござるが…、ブロロローム、ここが正念場でござるよ!!〈ホイールスピン〉でござる!!」
「ブロロロロァァァァ!!」
「ダグトリオ!〈じならし〉!!」
「「「ダグダグダグダグ!!」」」
突っ込んでくるブロロロームに対しダグトリオは〈じならし〉で攻撃を与える
地面テラスにより威力が上がっているのもあってかブロロロームは苦しそうな表情をするが、それに耐えながら突っ込んでいく…
…しかし先程スナヘビがばら撒いた砂嵐がダグトリオの姿を絶妙に隠したのか、ギリギリのところで攻撃を逸らしてしまっていた
それどころか攻撃が逸れると同時に先程の〈へびにらみ〉による麻痺がブロロロームの動きを鈍らせ始め、シュウメイはマスクの下で焦りの表情を見せる
(ムゥゥ!?【すなあらし】が邪魔で攻撃が当たらぬ…しかもここに来て麻痺が猛威を振るい始めてるでござる…!!)
(猛毒が回ってきているのか、体力の消費が激しくなってる…けど、ここで毒を回復させる隙もない…やるしかない…!)
その一方でハルトの方もダグトリオが猛毒で体力を削られているのを感じ取り、同時に回復が間に合わないと考え、ここで一気に勝負を決めようとする
それに気付いたシュウメイも覚悟を決め、ブロロロームに攻撃を指示していた
「ダグトリオ!力を振り絞って〈じならし〉だぁぁぁぁぁ!!」
「「「ダグゥゥゥゥゥ!!」」」
「!…ブロロローム!〈ポイズンアクセル〉でござるぅぅぅぅ!!」
「ブロロロァァァァ!!」
〈じならし〉を受けながらも先程同様ブロロロームはそれに耐えながら、必死にダグトリオに攻撃しようと走ってくる…
その姿を見たハルトはこれ以上は無理なのかと一瞬頭の中によぎった瞬間…ブロロロームの動きが突然ピタリと止まる
そして……攻撃が届く寸前、ブロロロームの方が先に限界を迎えたのか、その場でバタンと激しい音を立てながらブロロロームは戦闘不能となっていた
「ブ、ロォ…」
「ブロロローム、動かなくなっちゃった…てことは…」
「……や、った…勝てたぁ…!」
「「「ダ、グゥ…」」」
「!ダグトリオ!今回復するから待ってて!?」
ギリギリバトルに勝てたことにハルトは喜ぶも、猛毒で苦しんでいるダグトリオを見てすぐさまモモンの実を食べさせる
そして解毒した後シュウメイの方を見ると…シュウメイはバトルに負けてしまったことに頭を抱えながら、この場にいない仲間たちに対して必死に謝っていた
「あ、ぁあ…みんな、すまぬぅ…!」
「…シュウメイさん…」
そんな彼を見たハルトは一瞬心が痛みながら、彼に話しかける
彼に話しかけられたシュウメイはハッとして彼を見ると、何とか心を落ち着かせ始める…
そして一通り心を落ち着かせたのか、取り乱したことを謝罪しながら自身の敗北を認めていた
「…取り乱して済まぬ…。…全身全霊とて、抗えぬ定め、でござるか…」
「…」
「…定めは、掟…掟故、これらを……ユーに託すでござる…」
シュウメイはそう告げると、ハルトにダンバッジと技マシンを渡してくる
技マシンも渡されたことにハルトは思わず困惑するも、自身に勝った証として共に受け取ってほしいとシュウメイが答えていた
「え、っと…技マシンの方は…」
「それは我の毒を前にしても、ユーは耐え忍び、勝った証としてそのカラクリも受け取るでござるよ…」
「あ、ありがとうございます…」
ダンバッジと技マシンを受け取ったハルトがそれらをしまっていると、シュウメイが彼に話しかけてくる
「…ユー…ハルト殿との戦いは…不思議と恨みも辛みも浮かばぬほど、鮮やかな完敗であった……」
「そんな…僕なんかまだまだですよ…それに、シュウメイさんの戦いも、技の特徴を生かし切った戦いで…本当にギリギリで勝てたのが奇跡だと思うぐらいです…」
「…しかし、それでも我は後一歩、勝利へと届かなかった…それはユーが我より強かった、それだけでござるよ…」
「シュウメイさん…」
「―――シュウメイどのー!!」
すると突然シュウメイを呼ぶ声が聞こえ、ハルトたちはその声の方を見る
…彼らの視線の先には、アジトの入口にいた少年とネルケが走ってきており、シュウメイは驚いた表情で少年を見る
「ど、同胞!?何故ここに…」
「その少年…ヒロノブはどうしてもアンタに会って、直接話がしたかったそうだ」
「シュウメイ殿、このまま不登校を続けたら、退学処分になるって聞いて…同胞のシュウメイ殿を助けなきゃと思って、ここまで来たんだ!」
「………」
どうやら何処かでシュウメイを含めたスター団の退学話を聞いたのか、彼を助けるために来たとヒロノブという名の少年は叫びながらシュウメイに告げる
そんな彼の言葉に対しシュウメイは思わず無言になるも、そんな彼にヒロノブは一生懸命訴えかける
「イジメられっ子だった僕たちが今の学校に通えるようになったのは、スター団たちが頑張った、あの大作戦のお陰なんだ!」
「あの作戦、って…」
「スターなんとか大作戦?だっけ?」
「スター大作戦!…そんな人たちが退学なんて…僕は嫌なんだ!!」
自身の気持ちを訴え、ヒロノブはシュウメイをじっと見つめる
…しかしシュウメイはそれでもアカデミーに戻るつもりはないのか、ヒロノブにすまないと謝っていた
「……すまぬ…同胞のその想いは、ボスをやめた身であっても、まだ受けれぬ…」
「…まだマジボスって人に、連絡付かないの…?」
「マジボス…?」
「そういえば普通のブロロロームを出すときにも言ってたような…」
「うむ。あの日以来…マジボス殿がいなければ、団はなく…団がなければ、ウキウキアカデミーライフはなし!それ故に、我らはマジボス殿がご帰還するまでアジトを守り続ける他なし。…そう、決めたでござるから…」
ヒロノブが口にした【マジボス】という言葉に対し、シュウメイがそのマジボスという人物を待ち続けるために不登校をしてアジトを守り続けていると告げる
そんな彼にハルトとネルケがマジボスという人物について尋ねる
「あのー…そのマジボスって人は、いったい…」
「スター団の設立者…ともいうべき存在でござる」
「えらく信用してるようだが…アンタたちがそこまで信用しているマジボスってのは一体誰なんだ?」
「それについてでござるが…我らもマジボス殿と実際にはお会いしたことはないのだ…」
「えっ、会ったことないの?」
しかしシュウメイはおろかスター団のボスたち全員がそのマジボスと出会ったことはないと答える
一度も会ったことがない人物がボスであることにアオイは驚くも、ネルケがマジボスとはどうやって接触していたのかを尋ねていた
「さっき連絡がどうこう言ってたが…連絡だけでやり取りをしていたってことか?」
「左様。ある日突然、いじめられた我らに連絡をしてきて、スター大作戦を呼びかけたのでござる」
(突然連絡してきて…?)
「本人曰く、引きこもりとのこと……我ら同様、いじめが発端らしいのだが……」
「その人もいじめられてたんだ…かわいそう…」
シュウメイの話にヒロノブがポツリとそう呟く
…彼の話とメロコの話を照らし合わせると、そのマジボスという人物がスター団を設立し、いじめに対抗しようとしたのだろう…
その立役者であるマジボスに声を掛けられたシュウメイたちは自分たちと同じいじめられっ子であることもあってか、そのマジボスがスター団に戻ってくるまで待つつもりだったと、シュウメイは力なく答えていた
「真の名も姿も知らぬが…我らの輩であることには変わりはない……故に我らはただ、マジボス殿がカムバックするのを、アジトで待ち続けるのみ!…そのつもりでござったよ…」
「……あの、だったら、待っててもいいんじゃないですか…?」
「「「!」」」
すると彼の話を聞いたハルトが突然そのようなことを告げ、周囲は驚いた表情で彼を見る
「えっ、ちょっとハルト、アンタ何言って…」
「別にボスを下ろされたからって、ここにいつまでもいないといけない理由にはならないですよね?メロコさんはアジトから出ていっちゃったみたいだけど…」
「しかし……ホントにいいのでござるか…?」
「そこは…正直僕としても何とも言えないですけど…ちゃんとアカデミーに行ったりするなら、きっと先生たちもそこまで文句は言わないんじゃないでしょうか…?ね、ネルケさん」
「えっ、あっ、あぁ…少々風当たりがきついだろうが…今スター団について調べ回ってる教師がいるとは聞いてるし、しっかり事情を話せばそれぐらいの融通は何とか効くかもしれないな…」
不意に自身に投げ掛けられたネルケは慌てながら、融通は何とか効くかもしれないと何処か困った口調で答える
さらりとネルケにとって笑えないであろうことを投げかけたハルトをアオイは引き気味に見つめるが、それと同時にシュウメイがアカデミーに行くつもりはまだないと告げる
「…ありがたい話であるものの、言っておくでござるが、まだ我はアカデミーに行くつもりはないでござる…」
「少しずつでもいいと思いますよ。そんないきなり毎日通ってくださいってしてくることはないでしょうし…それに…」
しかしその言葉に対してもハルトは少しずつでいいのではと答えながら、ヒロノブの方に視線を向ける
「…シュウメイ殿が待ち続けるって言うなら、僕も待ち続けるよ…だから忘れないで!シュウメイ殿には、スター団以外にも、僕という同胞がいるんだってのを!!」
「……同胞…かたじけない…」
ヒロノブの言葉を聞いたシュウメイは思わず涙を流しながら、彼に向けて礼を告げる
そんな彼らを見たネルケはというと、クラベルの時の口調に戻りながら、自身がスター団の実態に気付けていなかったことを嘆いていた
「いじめ…不登校…また一歩、真相に近づけはした…が、生徒たちが抱いている問題や行動理由……そして大事な絆…全く感知できてなかった自分が恥ずかしいです……」
(また口調が戻ってる…)
「…フフッ…スター団のみが、至宝だと信じていたのだが……誤りだったやも、知れぬな…」
そしてシュウメイはというと…何処となく付き物が取れたような表情でヒロノブを見つめながら、ポツリとそう呟いていた…
~~~
それからネルケたちと別れたハルトとアオイはアジトの入口から出てくる
その瞬間彼のスマホロトムに通話が届き、通話をオンにするとカシオペアの声が聞こえてきていた
『ハルト…シュウメイからダンバッジを貰ったようだな。確認させてもらおう』
「は、はい…」
『……確かに、確認できた…シュウメイ……』
ダンバッジの確認を終えたカシオペアは何処か悲しげそうな声でシュウメイの名を告げる
…が、すぐさまに気を取り直したのか、ハルトに報酬のLPを渡した後、技マシンの素材を補給班が届けると告げ通話を切っていた
『すまない、また考え事をしていた。…ともかく、これでチーム・シーは解散するだろう…それでは報酬を渡そう。前回同様ハルトのスマホロトムにLPをチャージしておいた』
「わわっ!?なんか前回より1000ぐらい多い!?」
『同時に技マシンマシンによる製作可能な技マシンも増やしておいたぞ。後は少ししたら補給班が物資を届けてくるだろう。ではまた…』
「あっ…またすぐ切りやがった…聞きたいことあったのに…」
「…脅迫の件はやっぱり警察に話した方が早いんじゃ…」
「そっちじゃないわよ!いやそっちも念のためもう一度頼み込みたかったけども!」
その際アオイが何かをカシオペアに尋ねようとしていたらしいが、そんな彼女にハルトが優しく話しかける
そんな彼にアオイは思わず怒りながら叫んでいると、少し離れた場所に見覚えのある人物が歩いてくる
その人物はボタンで、前回同様ハルトに報酬を届けに来たのであろう…ボタンがは話しかけハルトがそれに返答する……瞬間だった
「ど、どもー…補給班でーす……」
「あ、ボタンさん。どう…」
「―――アギャス!!」
突然ボールからコライドンが飛び出し、ハルトとアオイ、そしてコライドンを初めて見たのであろうボタンがその場で驚いていた
ボタンはコライドンに驚きながらこの生き物は何かを問い掛けようとするが…そんな彼女に対しコライドンは何故か彼女の匂いを嗅ぎ始める
「「!?」」
「うわっ!?何なんこの生き物…って、何して…」
「スンスンスン…アギャア!」
「!?ちょ、やめ…!?」
「!?コライドン、何してるの!?駄目だよそんなことしたら!?」
そして…何を思ったのか突然ボタンの顔をべろりと舐め、更にそこから身体の至る所を舐め始め出していた
突然の行動にハルトはコライドンを止めようとするがそれでもコライドンはボタンを舐めるのをやめようとしない
…それどころか服の至る所の隙間などから身体を舐め始めようとしており、挙句の果てには彼女のパーカーに顔を突っ込ませる始末となっていた
「ちょ、そんなとこ舐めんな…ひゃう!?やめ、やめろぉ!?」
「うわぁ…なんか知らないけどめっちゃ舐め回してる…」
「アギャ!アギャア!!」
「マジでやめろって…やめ……た、助けてぇーー……!!?」
「ごめんなさい今助けますから!!あぁ、ボールに戻そうにも絶妙にかわされる…アオイちゃん手伝っ…あぶしっ!?」
(…うわぁ…これ止められなさそう…)
それから数十分後…一通りボタンを舐めるのに満足したのか、コライドンはその場で昼寝を始めていた
その一方でボタンはというと……体中コライドンの涎にまみれており、服も所々涎でねちゃついていた…
「うぅ…涎で体中べとべと…あんなところまで舐め回してくるなんて…」
「ほんっとうにごめんなさい…!!」
「まったくだよ…ていうか、マジで何なん、アレ…?」
「えぇー…と…コライドン、っていう…凄い力を持った謎のポケモン…?」
「ぇ……よく分からんポケモン連れてるとかドン引きなんだが……」
「モトトカゲっぽいけどマジでよく分かんないんだよねぇ…」
コライドンの行動に対し必死に謝るハルトに対しコライドンについて尋ね、ドン引きするボタン
そんな彼女の言葉に肯定するようにアオイは眠っているコライドンの頭をポンポンと叩きながら起こそうと試みていた
そんな光景を見つめていると、ボタンが報酬の存在を思い出し、涎に塗れた手で手渡してくる
「…あ、忘れるとこだった。これ、報酬ね」
「あ、どうも…」
報酬を受け取ったハルトは礼を告げながら、涎をティッシュで拭き取り始める
…するとそんな彼にボタンが突然スター団と戦ってどう思っているのかを尋ねてきていた
「えと…ハルト、だったよね…」
「は、はい…」
「え、と…スターダスト大作戦の戦闘班のハルトから見て……スター団ってどうなん?」
「(なんか戦闘班扱いされてる…)え、っと……それって戦ってどう思うかってことですかね…?だとしたら、かなり強いと思います…けど…あの強さが引き出せられているのは、皆自分たちの居場所を守りたいから、なのかなー…って…」
「…ふーん…」
ハルトの返答を聞いたボタンはそこはかとなく頷きながら、彼にとある話を行い始める
「…知ってる…?…スター団って、噂だと根っからの不良じゃないんだって…大半がいじめられてたり、人付き合いが苦手なだけ…そんな連中が集まって、スター団が結成された……一人で立ち向かえない、いじめに打ち勝つために…」
「…それ、何処で知ったの…?私たちは事前にメロコさんからそのことを聞いたけど、こ…ネルケさんが聞いた噂ってどれもスター団がヤバいってのばっかりだって言ってたし…」
「あ、そ、それは…生徒たちのSNSハッキングして突き止めた情報…そういう悪い噂の方が目立っちゃってたみたいで…何でも、五人のボスを集めて、団を作ったっていう真の黒幕がいるとかなんとか…」
「それって、シュウメイさんが言ってたマジボスの事なんじゃ…」
「!」
ボタンの話を聞いたハルトはというと、彼女の言う団を作った黒幕はマジボスなのではと呟く
…その瞬間ボタンは何故か驚いた表情をしており、それを見たハルトは戸惑いながらどうしたのかと尋ねる
「あ、あの…どうかしました…?」
「い、いや…ただちょっと、喋りすぎて喉が…叫んだのもあったし…」
「本当にさっきの件はごめんなさい!」
「あ、いや…許すかどうかで言われるとあれだけど…別に謝らなくていいから…」
「…」
ボタンの言葉に対しハルトは先程の件を再び謝り、ボタンは謝らなくていいと彼に話しかける
…その一方でアオイはというと、ボタンを見つめながら何かを考えており、同時にメモ用紙のようなものを取り出すと何かを書き始めていた
そして…ハルトになんとか謝らせるのをやめさせたボタンはその場を後にしていた
「え、と…残りの団のアジトも頑張って…」
「は、はい…」
「はぁ…さっさと帰って、涎拭き取らないと…」
(本当にごめんなさい…!)
去り際に聞こえてくる言葉にハルトは心の中で再び謝罪するも、彼女の姿が見えなくなったのを見て自身のポケモンたちを回復させに行こうと考える
「…とと、ポケモンたちを回復しなきゃ…?アオイちゃん?」
その際彼はアオイの方を見ようとするが……先程までコライドンの傍にいた彼女の姿は何処にもなく、同時にコライドンの近くにメモ用紙のようなものが置かれているのに気付く
メモ用紙にはアオイの文字が書かれており、その内容は少しの間別行動を取るという内容だった
「『先にポケモン回復させに行ってて。ちょっとだけ別行動する。用が済んだらすぐ戻るけど、何かあったらスマホロトムが連絡してくれるからその時はよろしく』…また勝手な行動して……普通に嫌な予感するけど、先にポケモンたちを回復させないと…!」
また勝手に行動していることにハルトは頭を悩ませ、直ぐにアオイを探しに行こうと考える
しかし以前彼女を助けに行ったときにポケモンを回復し忘れて大変な目に遭ったことを思い出し、ハルトはアオイを探したい気持ちをぐっと抑えながらポケモンたちを回復させに向かっていた
もう別行動してるだけで何か起こるんじゃないかと思われ始めるアオイェ。そんな67話
開幕早々、弱点をつけれるコダックでスカタンクを攻撃しようとするハルト
しかし毒タイプに弱点をつけられるエスパー技が全く効かず、動揺した隙を逆に攻められてしまいます
その後図鑑で調べたアオイの情報を頼りになんとかコダックで応戦するものの、スカタンクの特性や猛毒などの攻撃にコダックが倒されてしまいました
なんとかスカタンクを突破しようと今度は毒を向こうにする鋼タイプを持つゾウドウを繰り出し応戦するのですが、騙し討ちともいえるシュウメイの攻撃によりゾウドウもあっけなく倒されてしまいます。技覚えてないと虚勢報告するとは流石忍者汚い
その攻撃方法にアオイは意見を物申すのですが、シュウメイ側にとってはボスの座をかけているのもあり引くに引けない故の行動と答えます
一方でハルトはその言葉を聞き、あっさり騙された自分が悪いと答え、その上で真正面から挑み戦うと伝えます
そんな彼の精神に感化されたのか、以降は騙し討ちじみた戦いを控えると宣言してきました
互いに士気を高め、ハルトはケンタロスを繰り出すとそのままスカタンクと交戦
ケンタロス自身素早いのもあってか被弾もせず、そのままスカタンクを突破します
スカタンクを倒され、シュウメイが次に繰り出したのはベトベトン
弱点をつける技で一気にゴリ押そうと考えたハルトはそのままケンタロスを突っ込ませますが、〈ちいさくなる〉で躱された挙げ句カウンターをもらってしまいました
物理的に姿を小さくできる相手に分が悪いと考えてハルトはケンタロスを一度戻しキルリア呼び出し
警戒されたのか〈どくガス〉をばら撒かれますが、〈ねんりき〉で冷静に対処し、そのまま攻めにかかります
一方で小細工が通じないと判断したシュウメイはなんとか攻撃を与えようとしますが、互いのポケモンの攻撃が相殺した結果起きた爆発を利用され、ベトベトンは手痛い攻撃を受けてしまいます
そのまま最後っ屁を与えた上でベトベトンは倒されてしまうのですが、少しずつ追い詰められているシュウメイは氏名があると告げながら三体目のポケモンとして本来のブロロロームを繰り出してきます
そのスピードはとても早く、攻撃を与える暇もなくキルリアを突破されてしまったハルトは、シュウメイの控えがまだいる可能性を考慮して再びケンタロスを選出
互いに素早さでダメージを狙いつつ、最終的に頭と頭のぶつかり合いに…
結果、ケンタロスの力が勝ったのかブロロロームは倒れ、シュウメイは奥の手としてシー・スターモービルブロロロームを出してきました
二度目となるスターモービルとの戦い、先手として〈スモッグ〉を広げ始めるシュウメイ
その範囲の広さにたじろぐも、突っ込まないと攻撃できないと判断したハルトはケンタロスを突っ込ませます
…が、その結果ケンタロスは毒状態になってしまい、毒で苦しんでいる間にブロロロームの猛攻によって倒されてしまいます
残り二体になってしまったハルトはそのうちの一体としてスナヘビを繰り出すのですが…ケンタロスが倒れる前にブロロロームに攻撃を与えた際ばら撒かれた毒びしによりスナヘビは毒状態になってしまいました
出したばかりで毒というハンデを受けるハルトですが、先手必勝と言わんばかりに攻撃を仕掛けたブロロロームに対し〈へびにらみ〉で麻痺らせ、何とか早急に毒を回復させることに成功します
それを見たシュウメイはもう一度毒にさせようと考え〈スモッグ〉を放つのですが、攻撃を受けたスナヘビの特性により天候が砂嵐になり、徐々にスナヘビに有利な状況になり始めます
それでも攻撃が止まらないブロロロームに対しハルトはスナヘビの〈あなをほる〉で回避と攻撃を同時に行い、徐々に削っていく作戦に
しかし何度も繰り返しているうちにシュウメイも対処法を編み出したのか、掘った穴に〈スモッグ〉を放たれてしまい、攻撃にやられて穴から出て来たところを攻撃されスナヘビは倒されてしまいました
残る一体となったハルトは最後のポケモンを選出…する前にシュウメイから毒びしがよりばら撒かれたことにより今度は猛毒になると告げられプレッシャーを与えられます
その言葉にハルトは一瞬だけたじろぐも、覚悟を決めダグトリオを選出、そして地面テラスタルを行い、ブロロロームに向けて強化された地面技を放ちます
元々弱点でもあるためブロロロームは大ダメージを受け、その火力の高さにシュウメイは早めに終わらせようと考え攻撃を仕掛けるのですが…スナヘビが撒いた麻痺と砂嵐により攻撃が思うように当たらず苦戦する形に
一方でハルトの方も猛毒を回復させようにもブロロロームの攻撃が激しすぎて回復できず、ダグトリオが徐々に体力を削られて行くのを悟ります
しかしここに来てお互い引くこともできず、最終的には真正面でのぶつかり合いに…
先に攻撃が命中したのはブロロロームですが、それでもなお突進してくるブロロローム
けれどもダメージの限界が来てしまったのか攻撃が届く前にブロロロームは倒れ…接戦の末ハルトの勝利となりました
バトルに勝利し喜ぶハルト…その反面で負けてしまったことに思わず取り乱すシュウメイ
しかし何とか気持ちを落ち着かせたようで、ハルトにダンバッジと技マシンを渡し、自身の敗北を潔く認めます
するとそこへ前回の少年ことヒロノブとネルケが現れ、ヒロノブがここまで来た理由をシュウメイに伝えてきます
どうやら以前スター団が行ったスター大作戦によって救われた一人であるらしく、必死にシュウメイに退学してはいけないと伝えるヒロノブ
しかしシュウメイはマジボスという人物を待つためにもその想いは聞き入れられないと伝えており、その人物についてハルトとネルケが問い掛けます
けれどそのマジボスという人物に会ったことはないらしく、それでもその人物と再び共にできるまではアジトに居座り続けるつもりでいたようです
しかし今回の戦いでボスの座を下ろされ、無念そうにシュウメイはそう呟きます…
すると彼らの話を聞いたハルトがその人物を待ち続けたいのであれば残ればいいとシュウメイに伝え、その言葉に周りは思わず驚きます
しかし彼の言う通り別にアジトまで立ち去る理由はないのは確か…同時に教師陣も事情を知ればなんとかしてくれるはずだとハルトはネルケに向かって無茶振りじみたことを告げ、ネルケも困惑しながら彼の提案をひとまず聞き入れます。…この後とかの負担ヤバそう…
その提案に妥協してくれたのかシュウメイは無事にスター団のアジトで待つことになり、同時にヒロノブも彼が戻ってくるのを信じると伝え、その想いシュウメイは耐えきれず涙します
その光景を見てネルケはスター団の実態がどのようなものかを改めて知り、その一方でシュウメイもヒロノブとの会話を得て新たに宝物を得たことを実感することに…
そしてネルケたちと別れた直後、カシオペアからボスの撃破の確認を兼ねた業務連絡が入り、後に補給班が来ることを告げさっさと通話を切り終えます
それに対し脅迫のこと以外で別の何かを聞こうとしていたらしいアオイ…脅迫に関しては…うん…
そんな会話をしていると補給班であるボタンが二人の前に登場…した瞬間、何故かコライドンがボールから飛び出て、突然ボタンの体を舐め回すという事態に
しかもとんでもないところまで舐め始めており、一気に阿鼻叫喚となってしまいます
その後一通り舐め終えたのか、暢気に昼寝を始めるコライドンと、そんなコライドンにひたすら舐め続けられたボタンは現状謎のポケモンとして扱われてるコライドンを所持しているハルトに軽くドン引きしてしまいます
が、直後に報酬の事を思い出し、彼に報酬を与えると、ボタンが突然スター団についてどのように考えているのかとハルトに尋ねてきます
突然の質問に対し戸惑いながらも素直に話すハルト…そんな彼の話を聞いたボタンはネットで見かけたという情報を伝えます
しかし二人からしたらその情報は知ってる…どころかスター団がいじめられていたという情報はネルケ曰く聞くこともなかったらしく、アオイはボタンにその事を指摘
その言葉に対し何故か動揺するボタンは同時に真の黒幕がいることを伝える…のですが、その話を聞いたハルトからマジボスという言葉が放たれた瞬間、さらに驚いたような表情を見せてきます
そんな彼女を見てハルトは戸惑うと、何を思ったのか突然髪を取り出し何かを書き始めるアオイ…
そしてボタンと別れ、ポケモンたちを回復させに戻ろうかと考えたハルトはアオイの方を向くのですが…さっきまでコライドンの傍にいたはずのアオイの姿が忽然と消えてしまいました
同時にコライドンの近くにアオイのが置いたメモ用紙があり、内容は少しの間別行動するとのこと…
今までしょっちゅう別行動して大変な目に遭ったのとまた勝手に行動してることにハルトは頭を悩ませるも、ひとまずポケモンたちを先に回復させないと不味いと判断し、彼は一度ポケモンセンターへ向かうことに…といったところで次回へ続きます
はい、というわけで詰め込み過ぎた結果、19000字ちょっとくらいになりました←
いや、自分でもだいぶ詰め込んだなーとは思ってる…思ってるけど…次の回でやりたいこともあったからこんな感じになったんだよなぁ…
今回書く上でシュウメイの技追加したり、ボスの座から降ろされてもシュウメイは残り続けるという形に改変しました
それ以外は特に改変という改変はしてないかな…マジでそんぐらいです
後はシュウメイの恰好が忍者という事で流石汚いな忍者汚い的なネタを入れたぐらいですね
さて、次回はというとちょっとした変化球です。ていうか実質スター団関連です