※この作品はR-18です。

ポケモンSV二次エロ小説(タイトル仮)   作:火野荒シオンLv.X-ビリオン

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はい、というわけで今回は前回の話の続きからとなります。因みに今回もエロは残念ながら無しです


第72話 親睦の食事と夢

「この度はうちの主人がすいません…!」

「誠に申し訳ない…!」

「い、いえいえ…大丈夫ですから…その…頭を上げて…というか身体を上げてください…」

 

それから暫くして…現在ハルトの自宅前ではアオイの母親、そしてアオイの父親がハルトの両親に向かって深々と謝罪していた

特にアオイ父の方はハルト父に向かって胸ぐらを掴みかかるという事をしたのもあってか土下座までしており、ハルト父は動揺しながら頭を上げるように告げていた

その傍らでハルトとアオイ、そしてハルトの母親が困ったように眺めており、アオイ父は顔を上げながら申し訳なさそうにハルト父に襲い掛かった理由を話し始める

 

「いやはや、うちの娘がシチューのルーだけを買いに行った割には帰ってくるのがあまりにも遅いと思って、居ても立ってもいられなくて…」

「私は止めたんですけど、主人が全然言う事を聞かず…」

「それで町の人に私の居場所聞いてここまで来たってわけ…?心配しなくていいって言ってたでしょ…」

 

父親の話を聞き、アオイはため息をつきながらアオイ父に向かって告げる

…その傍らでハルトはというと、普段アオイが様々なことに巻き込まれているのもあってか何処となく理解できるという表情をしており、それに気付いたアオイが互いの両親に気付かれないよう小声で睨みを利かせていた

 

(ちょっと、何よその目は)

(い、いや、別に…)

「しかし昼間助けてもらった坊主がまさかアオイの友達とはなぁ…なのに助けてくれた坊主の親父さんに手ェ出しちまった…マジで済まねぇ!!」

「そ、そんな頭を下げられても…」

 

再度土下座をしながら謝るアオイ父にハルト父はあたふたしながら話しかける

その一方で一通りの話を聞き終えたハルト母が父親たちの間に入ると、とある提案をしてきていた

 

「まぁまぁ。特に大事にならなかったからよかったことですよ。そうだ!折角の機会だし、親睦もかねて皆でお食事しましょうよ」

「「えっ?」」

「あら。それはいいですね」

 

ハルト母の言葉を聞きハルトとアオイは思わず声を揃えて驚くも、アオイ母も互いに親睦を深めた方が丸く収まると考えたのか彼女の言葉に同意する

そしてハルト母が「そうと決まったらいっぱい作らなきゃね」と言いながら家へと向かい、アオイ母も「食材足りないならうちから持ってきますよ」と母親同士で打ち合わせを始め出し…その光景を子供たち二人はポカンと眺めていた…

 

 

 

~~~

 

 

 

「ほぉー、そりゃまたどでけぇIT企業だなぁ!」

「そちらこそ、リーグ関係の建設業者って中々なお仕事じゃないですか…」

「アオイー、ちゃんと野菜も食べなさい」

「ハルト、ちゃんとおかわりの分も作ってるから遠慮せず食べなさいねー」

 

そして夜となり…現在ハルト宅では、父親同士が酒を飲みながら話を弾ませ、母親たちは作った料理を次々と台所に置いていた

そこから少し離れた場所では自分たちのポケモンたちとペットのホシガリスが仲良く食事をしており、思ってもいなかった状況にハルトとアオイは食事をしながら小声で話し合っていた

 

(な、なんか…成り行きで凄いことになったわね…)

(そ、そうだね…まぁでも、お父さんたちも話が弾むぐらいには仲良くなったみたいだし…)

「にしても息子さんがパルデアに入学するためにわざわざこっちに来るたぁ、なかなか大変だったんだろ?」

「えぇ…ある日突然ハルトが『オレンジアカデミーに通いたい!』って言いだして…」

 

アオイの言葉にハルトが頷いていると、突然ハルト父から放たれた言葉を聞いてハルトはその場でむせ返してしまう

そして水を飲んで落ち着かせると恥ずかしそうにしながら父を止めようとしていた

…その直後にアオイからその話を聞きたいという言葉が飛び交っていたが…

 

「ちょっ!?お父さん、その話は恥ずかしいから…!」

「えー!私聞きたいんだけどー」

「アオイちゃんなんてこと言うの!?」

「そうだね…あれはまだハルトが9歳の頃…」

「わーっ!?わーっ!!?」

 

突然アオイから刺されたことにハルトは驚くも、ハルト父が話し始めようとして彼は慌てて父親を止めようとする

しかしハルトの制止も空しく、ハルト父はハルトがオレンジアカデミーに入学したがってた話を語り始めていた

 

「当時のハルトには前にいた地方の学校に通わせていたんだけどね…ハルトは一際気の弱い子で、先生からも一人でよく本を読んでばかりだったって聞いてたよ」

「ッ~!」

「そのせいか友達も全然いなかったみたいで…ポケモンも10歳になってから与えるつもりだったから、ずっと独りぼっちだったんだよね」

「へぇー…(そういや初対面の時かなり人見知り発揮してたわね…)」

 

ハルト父の話を聞き、アオイはサラダを食べながらハルトと入学初日に会った時のことを思い返す

その一方でハルトはというと顔をひたすら真っ赤にしており、なおも話を続けようとする父親にか細い声でストップをかけていた

 

「そんなある日、ハルトが一冊の雑誌本を持って…」

「お父さん…もうストップ…本当に恥ずかしいからやめて…」

「ははっ、ごめんごめん」

(うわぁ…めっちゃ顔真っ赤…)

 

顔を真っ赤にするハルトを見てアオイはそんなに話されるのが恥ずかしかったのだろうかと考える

するとハルト父がアオイ父に対して逆に彼女がハルトと同じタイミングで入学したのは何か理由があるのかと尋ねていた

 

「そういうお宅の娘さんはハルトと同じタイミングで入学したみたいですけど…確かオレンジアカデミーって早い年齢でも入学できるんじゃ…」

「おうよ。幅広い年齢層にも入学できるようになってるのが売りだってな。後昔は24時間体制だったらしいが、労基やらなんやらで夜以降の授業はしなくなったっつー聞いてるが」

「でしたら何故…」

 

ハルト父は疑問を浮かべながら彼に尋ねるも、アオイ父はというと何とも気まずそうな表情をしながら言葉を詰まらせる

すると彼の代わりにと言わんばかりに食事の準備を終えたアオイ母が椅子に座りながら、その事を話していた

 

「あー…それはアオイが…その…」

「うちの娘、小さい頃からちょっと目を離したらすぐどっかに行ったり、何らかのトラブルに巻き込まれることが多くて…」

「ちょっ!?ママたち恥ずかしいからやめてよ!?」

「…あー……」

「ちょっと、何よその納得したみたいな表情は」

「なんで当初は反対したんでさ。ぜってー何か巻き込まれるからもう少し大きくなってからにしろってよ」

 

アオイの両親の話を聞き、ハルトは思い当たる節々が多すぎたのもあってか納得したような声を思わず出してしまう

…その直後にアオイに凄い形相で睨まれてしまい、彼は思わず怯えたような声を上げていた

 

(…うん、巻き込まれたりしてるね…ひっ…!?)

(ハルト、明日覚えてなさいよ…)

「それなのに学校行きたいーって駄々こねてよ。そこで母さんがちゃんという事を聞きつつ家の手伝いをしっかりしてくれるなら考えてあげてもいいって条件を付けてな。それから3か月ほど必死に言うこと聞いて、本気で行きたがってるのを見て、渋々俺も許可したんだ」

「た、大変だったんですね…」

 

アオイ父の言葉に対しハルト父は自身が襲い掛かられたのも娘を心配してとのことを知ったのか、同情するように声を掛ける

そんな彼に「分かってくれるか」とアオイ父は呟きながら、ここ最近オレンジアカデミーの生徒が何かしらの被害に遭っていることをアオイを心配そうに見つめながら話していた

…その被害のいくつかに遭ったことがあるアオイは思わずむせ返していたのだが…

 

「なんかここ最近学校の生徒が色んな被害に遭ってるって聞いてるし、うちの娘も被害に遭ってないかって毎回心配してよぉ…」

「!?げほっ、げほっ!?」

「うおっ!?どうしたアオイ!?」

「の、喉に軽く詰まらせただけだから!ていうか心配し過ぎだってば!!」

(ごめんアオイちゃん。こればかりはアオイちゃんのお父さんが正解だと思う…)

 

なんとか誤魔化しながらも必死に心配いらないと答えるアオイ

その傍らでハルトはというと、彼女の父親の言葉に深く賛同しながら、彼に向けて苦労しているんだろうという視線を送っていた

その直後アオイはこれ以上この会話を続けるとまずいと考えたのか慌てて料理を食べ、食事を素早く終わらせる

 

「ご、ご馳走さまでした!!」

「あら、もういいの?」

「あ、はい!ご飯とてもおいしかったです!!」

「あ、僕ももう十分食べ終わったから…ご馳走さま」

 

そんな彼女に続いてハルトも思った以上に腹が満たされたのか、二人はその場で食事を終わらせる

…が、食事を終えたとはいえ特にすることもなく、アオイは暇そうに呟いていた

 

「食べ終わったはいいけど、それはそれで暇だなぁ…」

「あ、じゃあ僕の部屋でなんかゲームして遊ぶ?」

「アンタ、ゲームとかやってるんだ」

「アオイちゃんは僕をなんだと思ってるの…?」

 

意外と言わんばかりに見られてることにハルトは困惑するも、二人は彼の部屋でゲームをすることになる

 

「そういうわけで、部屋でゲームしてくるね」

「帰るときは呼んでねー」

「はいはい。仲良く遊びなさいよー」

 

そうして二人はハルトの部屋へと向うため二階へ向かう階段を上っていく

…そんな二人をアオイ父は眺めながら、ハルト父に話しかけていた

 

「…なぁ、アンタ、どう思う?」

「え?何がでしょうか?」

「あの二人の関係だよ…友達にしてはやけに距離感が近いようだが…」

「えぇ…年頃の子供の距離感ってあんなもんじゃないでしょうか…?」

 

どうやらアオイ父はハルトたちの距離感がやけに近しいことを気にかけているらしく、ハルト父にその事をどう思うかを尋ねる

しかしハルト父からは年頃の子供だしあんなものなのではと言われ、アオイ父は自分の勘違いかと考え始めていた

 

「そ、そうか…いや、もしかしたらあの二人、付き合ってるとかじゃねぇのかって思ったが…やっぱちげぇのか…?」

「いやいや、いくらなんでもそこまで飛躍してないかと…単純に友達として接してるみたいですし…」

「そうよ貴方、考え過ぎよ」

「いや、でも…うーん…」

 

ハルト父はおろか、アオイ母にも同じように言われ、アオイ父はどうにも納得できないと言わんばかりの表情でをする

 

「第一、何をそんなに心配してるのよ」

「いや、もしもあの二人がそう言った関係だった場合、流石にお宅の息子が優しい人間だったとしても、うちの娘を任せるには早すぎるというか…」

「俗にいう『娘はお前にやらん!』みたいな感じですか?」

「まぁ、なんだ。そんな感じだな…」

「なんとなくその気持ちは分かりますね…僕も今のハルトは昔より人付き合いがよくなったみたいだけど、恋愛とかまでは大丈夫かなーって思いますし…」

「何ならうちの娘自体ワガママなところが目立つから…そこも踏まえて任せられるやつにしか…」

「そういうところ、貴方居そっくりですもんね」

「Σ母さん!?」

 

突然アオイ母に横から刺されアオイ父は驚きながら彼女の方を見る

そんな二人を見てハルトの両親たちは軽く笑いながら、互いに話しながら食事を続けていた

 

 

 

~~~

 

 

 

それから暫くして…ハルトの部屋で現在、ハルトは真剣そうにゲームをプレイしていた

 

『全問正解!パーフェクトですね!!』

「よし!久しぶりにプレイしたけど全問正解した!!」

「…」

 

…が、彼がプレイしているゲームはクイズ系のゲームのようで、全問正解をして喜ぶ彼の隣でアオイは戸惑いの表情を浮かべていた

 

「次はアオイちゃんの番…あれ、どうしたのアオイちゃん?」

「いや、アンタさ、ゲームで脳トレ系とかクイズ系ばっかりって…他にないの…?」

「ないけど…」

「いやいや、普通マ〇カとかス〇ラとかあるでしょ!?なんでないのよ!?」

「だって対戦系とかやらないし…」

「だったらそれはそれでなんでどう〇みたいな生活系すらやってないのよ!?」

「やったらハマってそのまま何時間もやってしまいそうで…」

「…パーティゲームとかは…」

「その辺も持ってないなぁ…お父さん普段忙しいし…」

 

アオイは有名どころのゲームはないのかと尋ねるも、ハルトはあらゆる理由を述べながらその手のゲームはやってないと答える

それを聞いたアオイは驚きと困惑が混ざったかのような表情をしながら、思わずため息をついていた

 

「はぁー…アンタ、ゲームを使ってまで勉強してるとは思ってなかったわ…ていうかここまで勉強バカだったなんて思わなかったわ」

「その言い分酷くない…?」

「ていうか、なんでこう言うクイズ系のばっかりなのよ」

「あー…それは元々、アカデミーに入学するために、もっと学力をつけようと思って…」

「…アンタのパパさんが突然アカデミーに行きたいって話してきたって言ってたけど、そんなにオレンジアカデミーに入学したかった理由って何なのよ」

 

ハルトの言葉を聞き、アオイは何がそこまで彼がオレンジアカデミーに入学したがったのかを尋ねる

それに対しハルトはというと、何処となく恥ずかしそうにしながらそんなに聞きたいと彼女に尋ねていた

 

「…聞きたいの…?」

「うん」

「…どうしても…?」

「うん」

 

どうしても彼からその話を聞きたいのか、アオイはひたすらうんと答え続ける

そんな彼女を見てハルトは困った表情をしながらも、観念したのかゆっくりと口を開き始めていた

 

「…ご飯の時にパパが話してた通り、僕はオレンジアカデミーに入学する前は、アオイちゃんと初めて会った時みたいに、人と話すのがかなり苦手で…それで友達も全然いなくて…前の学校では本当に本ばっかり読んでたんだ…」

「なんで本ばっかり?」

「単純に読むのが好きだったから。と言っても、特に当てもなく本を読んでばっかりだったんだけどね。普通に絵本読んだり、雑誌や小説、たまになんか古事記みたいなの読んだり…そんな感じの日々を毎日過ごしてた。…そんなある日、たまたま置かれてた雑誌を見て…」

「雑誌?」

「うん。その日も何となくで読んでたんだけど…ある部分を見て、思わず目が止まっちゃって…」

「その部分って?」

「…オーリム博士がインタビューを受けたっていう、貴重なやつ」

 

そう語るハルトは恥ずかしそうにしながら、オーリムの名前を口にする

以前彼は彼女を知ってこのアカデミーに入学したと答えたのをアオイは思い出すが、それが何の関係があるのかと疑問を抱き、そのインタビュー内容を彼に問う

 

「そのインタビューになんて書かれてたの?」

「若くしてパルデアの大穴の調査員になってたことだったかな。そのインタビューに不思議と目が行って…その時、オーリム博士がこんなことを答えてたらしいんだ…『私は今、かねて夢だったパルデアの大穴の研究に携わることが出来た。そして今はポケモンが結晶化する現象を調べている。現段階で判明したのは、その結晶化で元のタイプと変わること。それを自在に引き出せるようにできれば、きっとポケモンたちに更なる可能性を見出せる』」

 

相当熟知しているのか、ハルトはその時のインタビューを思い出しながら彼女に話し続ける

 

「『幼い頃にとある本に魅入られた私は、その夢を叶えるために、オレンジアカデミーに入学した。その過程で元々人付き合いが悪かった私は、あらゆる者たちと関わりを得たことで、自身の成長への糧へとすることが出来た』」

「…」

「『この経験は私にとっては大きな進歩であると感じ、同時に研究の進歩を進めるための糧にもなるだろうと考えている。後数年もすれば、きっとポケモンの結晶化のメカニズムについても解明できるであろう。人は夢を持てば、変わることが出来る。その理念を元に、今後も研究を進めていくつもりだ』…って」

「…なんか難しい話ね…」

「僕も最初はそう思ったよ。けど…オーリム博士が自分自身を成長することが出来たって聞いて、不思議と思ったんだ…こんな僕でも、何か夢や目標を持てば、変わることが出来るのかな、って…」

 

話を聞き終えたアオイは何処となく難しい話だと答え、それに対しハルトも同じように同意する

しかし彼はオーリムのインタビューにあった『夢を叶えるためにアカデミーに入学し、そこで自身を成長させることが出来た』という言葉に惹かれたのであろう…

彼自身その言葉に惹かれ、自身を変えようと考えたらしく、そのために出来る限りの努力をしたと答える

 

「そこからは何とか頑張って…少なくともアオイちゃんと会うまでの間には、ほんのちょっとだけ前の学校のクラスメイト達と話すことは出来たよ。って言っても、ほんのちょっとだけなんだけど」

「…それだけでも十分凄いじゃないの?」

「いや…これでもまだまだだよ。アカデミーに入学してからは、アオイちゃんを始めとして他の人とも喋れるようにはなったけど、それでもまだまだ人付き合いは苦手だし…でも、それでも少しずつ自分の中で何かが変わっているのは確か、かな…現にあんな出会いしたり色々あったアオイちゃんと、こうして普通に話し合えるぐらいにはなったしね」

 

そう話しながらハルトはまだまだだと否定的に答え、同時に少しずつ変わっているのは確かだと話す

そんな彼の話を聞いたアオイは何故そんなにオーリムの事に熱心になっているのかと尋ねていた

 

「まぁハルトがオレンジアカデミーに入学するきっかけは分かったけど、それはそうと何でオーリム博士の事そんなに好きなの?」

「ふぇっ!?そ、それは…あのインタビュー雑誌を見た後、色々調べていくうちに…なんか自然とそうなった…」

「ふーん…あ、パルデアの図鑑を完成させるって夢については?」

「それについては入学初日に言ったでしょ…ポケモン博士に憧れて、その目標として完成させてみたい、って」

「あー、言ってたわね…あれ、じゃあポケモン博士になりたいってのが本当の夢ってことだよね?そっちに関しては……」

 

そこまで呟いた瞬間、アオイはハルトの『博士になるという夢』の意味を改めて理解する

…恐らく彼はオーリムの情報を追っかけて行くうちに、自身も憧れのオーリムと同じ博士になりたいという考えに至ったのであろう…

 

「なーるほどねー…」

「な、なんでそんなにやけるのさ…!?」

「いやだって、今のハルトの話聞いたら自然と分かるもん。概ねオーリム博士を追っかけてくうちに自分も博士になって見たいーってことなんでしょ?」

「ッ~!?」

「別に恥ずかしがらなくていいじゃーん。私なんて単純に学園生活を送ってみたいと思ったから入学したんだし。少なくともちゃんと夢を持ってるアンタの方が数倍マシよマシ」

 

それに気付いたアオイは彼の真っすぐな思いに思わずにやけながらも彼の夢を肯定していた

そんな彼女の言葉にハルトが顔を真っ赤にして恥ずかしそうにしていると、アオイの母の声が下から聞こえてくる

 

「―――アオイー、帰るわよー」

「あっ、ママが呼んでる…ていうか結局ゲームできてないわね」

「アオイちゃんもやったらよかったのに…」

「嫌だよゲームでも勉強なんて。それじゃあまた明日から宝探し再開ね。集合場所どうする?」

「あ、じゃあ南一番エリアのところで…」

 

二人は明日からまた宝探しを再開するため集合場所を決め合う

一通り明日の予定を決めた後、二人は一階へ降りてくる

そしてアオイはハルトにじゃあねと告げながら、両親たちと共にハルトの家から出ていき、ハルトと彼の両親は笑顔で彼女たちを見送っていた

 

 

 

~~~

 

 

 

その帰り道…アオイ父はあれから相当飲んでいたのか、少々フラフラした足取りで歩いており、それをアオイ母が時折支えながら自宅へ帰宅する

その光景を眺めつつアオイはハルトがしっかりとした夢を持ち、その夢を支えに頑張っていることを思い返す

 

(夢、かぁ…考えたことなかったなぁ…私もそのうち、見つかるといいなぁ…)

 

まだ自身には明確な夢を抱いていないというのもあってか、アオイは心の中でそう考えながら、両親たちとともに自宅へ向かって歩いていた…




夢って聞くと真っ先に仮面ライダーファイズの木場さんの言葉が思い浮かんでしまう自分がいる←
そんな72話
まぁいうて今のアオイには夢という夢は特にないのですが…

前回のラストから無事誤解が解けたのか非礼を詫びるアオイの両親たち
特にアオイ父は相当心配症だった模様でアオイは思わず呆れてしまうのですが…まぁ、うん…←
そんなこんなでひとまず事態は終息したのですが、このままでは後味が悪いとでも思ったのかハルト母が共に食事しようと提案
アオイ母もそれに乗り気となり、まさかの食事会を開くことになります

そうして食事会を開いた結果、父親同士は会話が弾み、無事円満になった模様
その一方でハルトとアオイは流されるままに現在に至ったせいか困惑気味な様子…しかし仲がよさそうな父親たちを見て一安心します
すると突然ハルト父がハルトがオレンジアカデミーに通うことになった時の話をし始めようとし、それを聞いたハルトは慌てて止めに掛かります
しかし彼の抵抗も空しく、なかなか気になるラインまで語られてしまう羽目に…

と思っていたらアオイの方へも流れ弾が飛び、当初はアオイをアカデミーに通わせるには色々まだ早いと思われていたことを明かされてしまいます。そしてそれを聞いて納得すると同時に睨まれるハルトである
その上で追い打ちの如く最近学生が様々な被害を受けていると聞き、もろ当事者の一人であろうアオイは思わずむせてしまいます
アオイはそれを誤魔化しつつ早急に食事を終え、そんな彼女に釣られてハルトもおなかいっぱいという理由で食事を終わらせると、ハルトの部屋でゲームをすることに

そうして二階に遊びに行った二人をアオイ父は思うところがあるようで…
一応アオイ父から見てハルトはギリ問題ない判定のようですが、それでもまだお付き合いするには早いと思っている模様。なお実際は恋人関係ではなくそれ以上にヤバい関係であるという←
娘を思うあまりにアオイ父はその辺がとても心配しているとのことで、ハルト父も流石にハルトには恋愛はちょっと早いと思われている様子。…これ二人の関係性バレたら相当ヤバそう←←

一方であらぬ予想をされているハルトたちですが…ハルトが持っているというゲームがどれもクイズや脳トレ系列ばっかりでアオイは凄まじく戸惑っていました
しかもよくあるパーティゲーム系列とかすらもないと聞き、アオイはハルトに対しゲームですら勉強する勤勉人間だったと評する始末…いやほんとパーティゲームすらやらずにその手のゲームばっかりは言われてもしょうがないと思うんだ…
そんな彼の勤勉っぷりにアオイはそうまでしてアカデミーに入った理由は何かとハルトに問いかけ、それを聞いたハルトは渋々と話し始めます

今となってはそんな雰囲気が感じられない初期のおどおどしたハルトですが、そんな彼が昔オーリムが受けたというインタビュー雑誌を見たことがきっかけと話します
あ、オーリムのインタビュー記事のやつは二次創作で生やしたやつです。一応あれでも有名な博士らしいのでインタビューの一つか二つぐらい受けてるでしょって理由で作りました
因みに某やべー先生の授業でテラスタルオーブが発明されたのはゲーム本編より10年前らしいのでそれより少し古いものとなってます。ペパーの年齢が15~18歳課程として5歳前後の頃の話という認識でOKです
そんなオーリムのインタビューの言葉に心が惹かれたのか、ハルトは自身も変わることが出来るのか、むしろ変わってみたいと思ったようで、その第一歩として彼女が通っていたというオレンジアカデミーで踏み出していきたいと思い、入学を決めたと彼は語ります

思ってた以上にちゃんとした理由に感心しつつ、同時に彼がオーリムに憧れている理由などを察し、にやけながらも肯定してあげるアオイ
そんな彼女の表情にハルトが恥ずかしがりながら訴えかけていると、親たちも談笑を終えたのかアオイは自宅へ帰ることに
次の日の集合場所を決めた二人はそのまま別れるのですが、帰りの道中でアオイは自身の夢を考えたことがないことを思い出し、いつか自分も見つけたいと思いふける…と言ったところで次回へ続きます

そんなこんなで前回と合わせて家族との交流会、そしてハルトがオレンジアカデミーに通おうと思った理由判明回でしたー
本当は一話にまとめようかと思ったけど普段から長くなりがちなので今回は分割しました
一応エロも頑張れば作れそうかなーとは思ったけどほぼ初対面の父親たちがビックリする(特にアオイ父)ので今回は見送りました
今のところ二回目の家族とともに交流する回は予定してないけど余裕があったら書きたい所。やるとしたらお泊り回的なの

後はハルトが何故オーリムに憧れているのかなどと言う掘り下げ的なのを書きました
既に書いてる通りなので特にこれ以上話すことはないのですが…うん…←

そんなこんなで次回ですが、個人的にサブタイトルが安直すぎてクソって思うエロ回です。ついでにとあるポケモンが出ます
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