ガチャ……
自宅のカギをそーっと開ける。
深夜にもかかわらず、カンナは寝ずに待っていてくれた。
「お疲れ様です 先生 ええ…今日は映画を見る約束でしたからね…起きてましたよ」
カンナは耳の先端をピンと伸ばしたり畳んだりと、嬉しそうな仕草が溢れ出している。
相変わらず事務的な口調だが、弾むようなハスキーボイスは少しだけ上ずっていた。
カンナは前髪を気にしながら期待を込めた視線をしきりに向けくる。
それもその筈、‘‘映画を見る日‘‘は同時に‘‘そういう行為‘‘という暗黙の了解があったからだ。
「私は軽食と飲み物の準備をしてきます 手を洗って着替えたらリビングに来てください」
カンナと同棲して数ヵ月、一応‘‘映画を見る‘‘という体裁は保っているが────
彼女は靴を脱ぐ私の背中に抱き付いた。
部屋着の袖からバニラのような甘い香りが舞い、火照った体温が背中へ広がると同時に……
かぷ────
「………今日は覚悟してくださいね…♥」
カンナは耳元で囁くと、私のうなじに甘噛みした。
帰りが遅くなり、お預けをくらった狂犬が恐ろしい事は知っている。
彼女は毛玉の付いた黒タイツのつま先を弾ませながらリビングへ向かう。
私は素早く支度をし、首元のヨレたスウェットに着替え、彼女の待つ部屋へ向かった。
「……先生はソファに…私はここです」
ソファが狭くなる程カンナがぴったりとくっつく。
こちらの肩に寄り掛かったカンナの欠けた耳が映画にぴょこぴょこと移り込み、愛くるしいハプニングシーンのようだった。
春が近づき、カンナはブランケットを使わなくなった。
お蔭で彼女の興奮した手の所作がよく分かる。
映画の濡れ場になると、特に顕著に表れた。
「……!………っ!」
カンナは興奮を悟られないようにトレーナーの袖に指を隠すが、油断したつま先がせわしなく動くのを見逃さない。
太ももを擦り合わせ、タイツに包まれた足指を握ったり開いたりを繰り返す。
彼女はクッションを握り締めながら、発情しきった瞳をこちらに向けてくる。
「……その…もう……我慢できないのですが……よろしいでしょうか…」
カンナはこちらの手の甲を握り、互い違いに指を絡めながら顔を近づける。
少し垂れた目尻が特徴的な瞳から興奮と好意が溢れ出す。
仕事で遅くなってしまい、おあずけをくらっていた彼女は我慢の限界だったようだ。
ゆっくりうなずくと、間髪を容れずにカンナに唇を奪われた。
「…んっっ!!んむぅ……っむ…」
カンナの深い口づけに沈んでいく。
彼女のやわらかな唇が様々な角度からキスの雨を降らす。
たわわな胸が押し当てられ、カンナの両腕が私の肩と背中を固定し、ゆっくりとソファに押し倒されていく。
幸福な重みを感じながらカンナを抱き寄せ、互いの温度を確かめるように絡み合う。
昂った彼女の息遣いはみるみるヒートアップしていき、貪るような深いキスになっていく。
カンナの長い舌が口内を縦横無尽に駆け回り、こそばゆい感覚と共にココアのあまい香りが広がった。
「んっっむっ……すみません………」
カンナは謝りながらこちらの下腹部に手を伸ばし、スウェット越しに手のひらを擦り付けてきた。
既に膨張しているた肉棒が彼女の指に絡め捕られ、思わず腰が飛び跳ねる。
上下する指の関節が竿の先端から裏筋を撫で、緩急をつけながら何度も往復していく。
カンナの手淫は徐々に熱を帯び始め、スウェットの中へ手を潜り込ませ、直に肉棒を擦られる。
ちゅっくっちゅっく……
カンナは溢れたカウパーをローションのように扱い、手を筒状にし丁度良い圧力で上下にシェイクする。
キスをしながらの激しく愛の籠った手淫の連続に、パチパチと頭の中に火花が飛び散るような感覚だった。
鼓動が高揚し、視界が夢のようにボヤけていく。
唐突にキスが中断され、スウェットを脱がされる。
カンナはパンパンに膨張した竿の根元にキスをし、舌先で裏筋からつ~~~っとなぞりながら先端に唇を添わせた。
彼女は一瞬の間を置き、一気に肉棒を丸々咥えてきた。
ちゅぶ…ぐじゅぶむぶっ!
「んぐぅっっ……♥」
竿全体がカンナの温かい口内に包まれ、手淫の余熱と合さる口淫の刺激に、腰が抜けるような気持ち良さが押し寄せる。
先程までの狂おしい摩擦から一転、とろとろと柔らかな餅に覆われたようだ。
ぴったりと竿に沿った唇の弾力を感じながら、口腔内の滑りと温度に浸っていく快感。
カンナは下腹部に顔を埋めたまま、発情した瞳をこちらへ向けながらゆっくり舌を動かした。
ちゅくっ…くちゅぷちゅくちゅっ……
カンナの発情した舌遣いにぞりゅぞりゅと亀頭を磨き上げられる。
唾液とベロが絡まり、激しくなっていく摩擦の抵抗を減らしながら‘‘気持ち良い‘‘感覚だけが叩きつけられていく。
彼女は咥えたまま動かず、じぃ~~っとこちらを見つめたまま肉棒を舌と頬だけでしごきあげた。
ちゅぷくちゅっ……くちゅちゅくくくぷちゅちゅくっっッッ!!
カンナがゆっくりと顔を上下に動かし始めると、たまらない快楽が駆け上る。
彼女の吐息と髪にさらりと下腹部を撫られ、思わず背筋を仰け反らせてしまう。
舌の動きは相変わらず情熱的で、それに加え密着したリップの刺激に包まれていく。
「んっ……!っむっ!!むぐっ…♥」
ちゅくちゅくと唾液と舌が擦れる音が響く。
カンナの唇はぴったりと竿に吸い付き、包皮をめくり上げながら上下に擦り上げていく。
快楽に腰がビクビクと痙攣し始め呼吸が不規則になる。
彼女は震える私の身体を両腕でギュッと抱え込み、ディープスロートの熱を更に上昇させた。
ぐっぶぢゅっぶぢゅっぶぬっっぶ…!ぢゅっぶぐっちゅにっちゅ!!
カンナのあまりに情熱的な奉仕を受け、精液がドクドクと沸き立つ。
射精が近い事を悟った彼女が舌先で睾丸を刺激し、「ここに出して」と貪欲にしゃぶりつき離さない。
限界を訴えカンナの肩を叩くが、その手を握られ「大人しくしてろ」と命令するように奉仕のスピードを上げた。
「いいんです……んぐっ…せんせぇは……気持ち良く出してくれれば…!むっぐんっぶ!!」
カンナの熱く柔らかい口腔が、竿をしゃぶり尽しながら射精を促す。
ひねりを咥えながら頭部をシェイクさせ、情熱的なディープスロートで竿全体を擦り上げてくる。
先端が喉奥の狭い場所にぐにゅぐにゅと揉み込むように刺激されると、腰が刺激で勝手に浮き上がってしまう。
ベロのざらつきが亀頭を高速で行き来し、隙間なく密着した唇が包皮を上下させ、徹底的に射精へ導いていく。
指先が震え、ピンと伸びたつま先がソファにぶつかる。
脳内の快楽神経が異常なアドレナリンを溢れさせ、抗えない絶頂が込み上げてきた。
水がコップに限界まで注がれ、あと少しで零れるような感覚。
効率的で愛情の籠ったカンナのディープスロートを前に、我慢など無意味だった。
────出る
びゅぐッ!!!ぼビュるりゅりゅびゅるりゅリュッッ!!!
カンナの口内で射精した。
竿の中を熱い精液が突き抜け、欲望のままに排出する気持ち良さ。
脳から身体の隅々まで多幸感が染み渡り、自分でも信じられない量のザーメンが溢れ出す。
「んぶぅ!!?んっ……♥っふぅ~~~っ……」
彼女はじっとこちらを見つめたまま下腹部に顔を密着させ、最後の一滴まで搾り取るつもりだ。
咽頭筋に亀頭を挟まれ、太い血管をベロで撫でられていく。
男の欲求を全て肯定するようなカンナの表情と息遣いに、追加のザーメンがびゅぐびゅぐと漏れる。
幸福な虚脱感に包まれながら、なんとか呼吸を整える事しか出来ない。
「~~~っはぁっっっッ!! 随分…溜まってたようですね…♥」
カンナはうっとりとした表情のまま、口元をティッシュで拭きとった。
彼女はあれだけの射精を終えても興奮状態が治まらない肉棒を眺め、舌なめずりをする。
「…………まだできますよね?」
カンナは部屋着を脱ぎ、紺色の下着姿になる。
引き締まっていながらも、豊満で女性的な曲線が素晴らしかった。
彼女は起き上がろうとする私を押さえ込み、こちらの大腿部にのしかかる。
二の腕に挟まれたカンナの胸は官能的な谷間を演出していた。
整った形の巨乳が目の前で揺れ、思わず視線が吸い込まれてしまう。
しなやか且つ強靭な腹直筋が描くウエストラインは、欲情を抑えきれない様子で悶えていた。
カンナのボディラインを前に、自分の下腹部がドクドク沸き上がるのを感じる。
「見過ぎですよ……」
カンナは呆れながらタイツを太ももまで下ろし、肉棒を秘所に押し当てた。
ちゅぷ……
すっかり発情しきったそこに亀頭が擦れ、淫靡な水温が鳴る。
カンナはゆっくりと腰を下ろし、膣内へ肉棒を挿入した。
ずぐちゅんっっ────
竿の根元までカンナの膣内に包まれていく快感。
彼女の性欲に火照った体温が直に伝わるナカが蠢き、肉棒に少しずつフィットしていく。
とろとろとした柔らかく締め付ける膣の刺激は、気を抜けばすぐに果ててしまいそうな程強烈だった。
ぱんっ……ぱんっぱちゅっっぱぢゅっ!!
「────っ!!っくぅっ……!」
興奮したカンナの騎乗位は激しかった。
私にのしかかり、包み込むように抱き締め、密着したまま腰を打ち付けていく。
やわらかな胸が押し当てられ、首筋に何度もキスをされる。
カンナは擦り付けるような腰遣いで最奥へ挿入し、ずぢゅずぢゅとお尻をスライドさせ様々な角度で肉棒を搾り取る。
隙間なく竿に密着した膣壁は細かく振動しながら愛液と絡まり、僅かに動くだけでも視界が歪む程の快楽がたまらない。
「っふ……っく………はぁっ!」
カンナのぬくもりが、肌と膣内の双方から伝わる。
とろけきった粘膜に亀頭が擦れると、電流のようなエクスタシーが下腹部から脳天まで突き抜けていく。
肉棒へ血流が集中し、感度が上昇した影響で膣内の凹凸やうねった形状まで鮮明に染み込んでくるようだ。
ナカがぴったりと竿へ吸い付くだけで、ストロークの快楽は桁違いに跳ね上がる。
こんな状態でピストンをくらってしまえば…
ぢゅっぷ♥くっちゅちゅっぷにっちゅ!!
カンナのナカがきゅっと収縮し、肉棒のグラインドを愛液が補助し積極的に射精へ導いてくる。
生物の本能的な欲求が満たされ、危険な程の多幸感が脳からダダ漏れになってしまう。
繋ぎとめようとする理性はカンナのハグによって吹き飛んだ。
「先生っっ!!! ここに出してください…!」
ぱんぱんっ!とカンナの尻肉が腰に当たる乾いた音が響き、同時ににちゅっと淫靡な粘音が混ざっていく。
抱き合った状態で互いの心音が高鳴るのを感じながら、夢中で行為の気持ち良さに浸るしかない。
麻薬のような陶酔感が頭のてっぺんから爪先まで湯水のように溢れ出す。
カンナの奉仕に本能が剥き出しになった瞬間。
カンナは腰をくちゅくちゅと細かく動かした。
肉棒が揉み解され、摩擦で洗われていくような感覚に射精を堪える事など不可能だ。
踏みしめられたホースのようにエクスタシーが膨れ上がり、決壊寸前の限界が膨れ上がる。
────もうダメだっ!!
びゅぐっぶびゅっ!!
「んっ!!!」
どぼびゅぢゅっりゅびゅりゅびゅりゅぢゅびゅっっ!!
「~~~~~~っ!!!♥♥」
カンナと抱き合ったまま、快楽に身を任せて精液を解き放った。
彼女の体温を、重みを、息遣いを、香りを、全てを感じながら中出しする。
どぶびゅぢゅりゅりゅびゅりゅぢゅっっッ!!!
睾丸から込み上がる熱い精液が肉棒を通りカンナへ注がれていく。
お互い本能に従ったオーガズムを貪るだけの、卒倒するほどの充足感。
一向に止まる気配のない射精に身を任せ、細胞に染み渡る絶頂に首まで浸った。
カンナは声も出せず、小刻みに震えながら脱力していく。
じっと見つめ合い、心と体が満たされる気持ち良さを共有する。
シャボン玉のような余韻が部屋に浮かんでは弾けた。
無言の時が流れて数分、カンナが口を開く。
「……すいません…腰が抜けてしまいました……っ…先にシャワーを浴びて下さい…」
絶頂で脱力したカンナからゆっくり抜け出し、ソファから立ち上がる。
彼女はうつ伏せでピクピクと痙攣していた。
カンナの乳房はソファに潰れ、横からもちっとはみ出ている。
ヴァルキューレの狂犬と呼ばれる姿とのギャップを前に、血流が下腹部へ集っていく。
「…………まだする気ですか…?」
うつ伏せで寝ているカンナの背中に乗り、丸いヒップラインに亀頭を押し込んだ。
ゆっくりと腰を押し込み、彼女の手の甲を握り挿入する。
「ひゃうんっっ!」
ちゅぶ……ずぶぢゅっっ!!
「……今のは聞かなかったことにして下さい…!」
寝バックの体位で挿入し獣のように腰を振った。
欲情を吐き捨てるような勢いで、利己的なピストンを打ち付ける。
カンナから漂う桃のような甘い香りを吸い込みながら。
「はぁっっ……!せんっ……せ…」
カンナの真っ赤な耳吸いながら、胸を揉み、首筋にむしゃぶりつく。
腰が当たる度に波打つ尻肉や、綺麗な背中の窪みや曲線を目に焼き付ける。
奥に亀頭を擦り付け、悶えるカンナの消え入りそうな声を楽しんだ。
「んんン゛っ!!!」
カンナが連続で絶頂し、足をパタパタと悶えさせた。
この後、復活したカンナに徹底的に搾られるとも知らずに────